JP2851652B2 - フランジボルトナットの締緩装置 - Google Patents

フランジボルトナットの締緩装置

Info

Publication number
JP2851652B2
JP2851652B2 JP1264691A JP26469189A JP2851652B2 JP 2851652 B2 JP2851652 B2 JP 2851652B2 JP 1264691 A JP1264691 A JP 1264691A JP 26469189 A JP26469189 A JP 26469189A JP 2851652 B2 JP2851652 B2 JP 2851652B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
flange
tightening
bolt
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1264691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03131434A (ja
Inventor
晋 柴田
久司 宮川
誠 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO ENJINIARINGU KK
Original Assignee
TOYO ENJINIARINGU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOYO ENJINIARINGU KK filed Critical TOYO ENJINIARINGU KK
Priority to JP1264691A priority Critical patent/JP2851652B2/ja
Priority to GB9021603A priority patent/GB2236824B/en
Publication of JPH03131434A publication Critical patent/JPH03131434A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2851652B2 publication Critical patent/JP2851652B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B29/00Accessories
    • B25B29/02Bolt tensioners

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、一般産業界で数多く使用されているボル
ト締め円形フランジなどを締結するフランジボルトナッ
トの複数個ないし全数同時締緩装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、円形フランジのボルトナットの締緩はスパナな
どの工具を使用して人手によって一つ一つ行われてい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
フランジには通常複数のボルトが均等に配置されてお
り、これに対応するナットを締め付ける作業は手間のか
かる単調な力仕事であり、また締め付け力は作業員の勘
にたよっているためその大きさが不均一になってしまう
という問題点があった。
この問題点を解決する方法として、ボルトに張力を与
える装置(英国特許第2193459A号明細書及び特開昭55−
6076号公報)を応用して、これをフランジと同様に円周
状に配置したフランジボルト引張装置(Nuclear Engine
ering International Nov.1987 45〜47頁記載)を使用
すれば締め付け力を均一にすることは容易であるが、ボ
ルトを引っ張った状態でナットを回転する作業は作業員
が一本づつ工具を使用して行っており、かつボルトを引
っ張ってナットを締める作業を何回も繰り返すため手間
がかかるという問題点は依然として残っている。
また、ナット締めに工具を使用しない方法としてナッ
トにギヤの付いたソケットをはめて歯車によりナットを
回転させる機構が考案されたが、全てのナットの回転数
が同一ではないために1つの駆動装置で回転させること
ができず依然手間のかかるという問題点が残っている。
更に、原子力発電所の蒸気発生器のような大型フラン
ジ用にはボルトナットの自動回転装置の付いたフランジ
ボルト引張装置(特公昭63−15109号公報)が開発され
ているが、これは各ボルトナットに個別に駆動装置を設
けているだけに高価であり、かつ小型化が困難であるた
め大型フランジだけにしか適用できないという欠点があ
った。
本発明の目的は上述した不具合を解消して、小型フラ
ンジにも適用でき、かつ、1つの駆動装置で全てのボル
トナットを同時に締め付けたり緩めたりできるボルトナ
ットの同時締緩装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成する本発明のフランジボルトの同時締
緩装置は、フランジボルト引張装置内のナットに接する
位置に支持されて摩擦によってナットを回転させるロー
ラーと、少なくとも1つの駆動装置により駆動されて複
数個好ましくは全てのローラーを同時に回転させる駆動
輪とを具えている。即ち、ボルト引張装置を使用してフ
ランジのボルトナットの締め付け及び緩めを行う装置に
おいて、複数個設置されているナットを回転させるため
のローラーと、このローラーの自由回転を保つ支持機構
と、全てのローラーと接触してローラーを回転させる駆
動輪と、駆動輪を回転させる駆動装置とからなるフラン
ジボルトナットの締緩装置である。
〔作用〕
本発明の応用に際し併用された方がよいフランジボル
ト引張装置等によって好ましくは所望の一定状態に引っ
張られた状態にあるボルトにかみ合っているナットは、
駆動輪で回転されたローラーによって同時に回転する。
締め付けの場合は締め付けが完了したナットは必要回転
トルクが増加するためにナットとローラーの間あるいは
ローラーと駆動輪の間でスリップ現象が発生して当該ナ
ットの締め付けが完了する。これがフランジの複数のナ
ットに順次又は同時に発生して全てのナットの締め付け
が1つの操作すなわち1つの駆動輪の回転で行われる。
また、緩めの場合は全てのナットにボルトの伸び以上の
回転移動を与えれば良いわけであり、同一回転数だけナ
ットを回転させることにより全てのナットの緩めが1つ
の操作で行われる。
本発明に於てローラーと駆動輪の設置場所は、小型反
応容器の平板フランジのようにボルトナット列の内側の
スペースが使える場合には内側とし、凸状又は配管のフ
ランジのような場合には外側とし、駆動輪は必要に応じ
外周でなく内周によりローラーを駆動する形式とするこ
とにより同等の作用を得ることができる。
本発明に用いる駆動輪の駆動源には電気モータ、エア
モータ、油圧モータ等が用いられる。
〔実施例〕
以下、本発明の1例を図面により詳細に説明するが本
発明はこれに限定されない。
本実施例のフランジボルトナットの同時締緩装置は、
実験室などで使用されている小型反応器の円形フランジ
a、bに円周上に等間隔で配置されている多数の締付ボ
ルトcがフランジボルト引張装置kによって引っ張られ
ている状態において、ボルトcに噛み合っているナット
dを締緩するものである。
本フランジボルトナットの同時締緩装置は、主要構成
部材として、フランジボルト引張装置kの内側でナット
dに接する位置に支持軸11と固定部材12で回転自在に支
持されている硬質ゴム製のローラー13と、フランジボル
ト引張装置kの上に載せる固定部材14に固定されている
駆動機15の駆動軸16に結合されている駆動輪17からなる
駆動装置とを有している。
まず締め付け作業であるが、準備作業として、フラン
ジaの上にブランジbがありボルトcが突き出た状態
で、別途設置してある汎用ロボット(図示せず)などの
ナット等取付手段でボルトへのナットの取り付けを行っ
た後に、ローラー13を取り付けてあるフランジボルト引
張装置kを前述の汎用ロボット等でフランジbの上に取
り付け、その上から固定部材14に固定されている駆動機
15の駆動軸16に結合されている駆動輪17をもつ駆動装置
を前述の汎用ロボット等で取り付ける。尚、ここで使用
したナットは汎用ロボットでの取扱とローラーとの接触
を考慮して円形ナットを使用している。
この例では、油圧で作用するフランジボルト引張装置
kに作動油を供給してボルトを引っ張るとナットdとフ
ランジbの間に隙間ができ、ここで駆動機15で動力を供
給すると駆動輪17が回転してローラー13が回転し、ロー
ラー13の回転によりナットdをナットdとフランジbの
間の隙間がなくなるまで回転させる。隙間がなくなって
ナットdを回転するのに必要なトルクが増加するとナッ
トdとローラー13の間あるいはローラー13と駆動輪17の
間でスリップ現象が発生してそのナットの締め付けは完
了となるが、スリップ現象を利用しているため全てのナ
ットが締め付けられるまで駆動輪は回転を続けることが
でき、実用上駆動輪を一定時間回転することで全てのナ
ットの締め付けができる。全てのナットの回転が終了し
た後にフランジボルト引張装置kの作動油を抜いて1回
目のナットの締め付け即ち両フランジの密接が完了す
る。フランジボルト引張装置を使用する場合において、
ボルトとナットの噛み合っているネジ部で弾性変形のた
めにボルトに加えた引っ張り力がやや緩和されるので更
に2回一連の締め付け作業を繰り返して締め付け作業を
完了した。この作業にかかる時間と人手は、1人のオペ
レータで15分でよい。
また、通常の六角ナットを使用して実施例と同様の作
業を実施して、六角ナットでも略同様に使用できること
を確認した。
なおローラー数は所要ナット数と同数であるのが通常
最も好ましいが、通常駆動輪の円周上に等間隔で複数個
配置し適宜繰り返し使用するのがこれに次ぎ、また例え
ば非常に大径のフランジに対する場合等は必要に応じて
少なくとも1個を用意してナット全数を順次締め付け又
は緩めることもできる。2個のローラーを好ましくは対
角配置すれば、偶数である全数個の締め付けは順次1個
づつ締緩する場合の半分の回転で済む。
また、、実施例では駆動輪を一定時間回転したが、駆
動機にかかるトルクの増加を検知してナットの回転の完
了を検出して駆動輪を停止することもできる。
比較例として従来の人手による作業を実施すると、こ
の作業にかかる時間と人手は、2人の作業員であっても
少なくとも20分を要する。
なおこれらの例ではボルトの数は12本である。
本装置においてローラーまたはローラーの表面および
/または駆動輪または駆動輪の表面を摩擦係数の高い弾
性材料で構成するのが望ましい。
〔発明の効果〕
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本発明に
よれば、フランジボルトナットの締緩作業を自動化する
ことができ、従来人間の作業に頼っていた小型フランジ
のボルトナットの自動締緩が可能となり、作業員の削減
が図れ、且つ作業効率が向上する。また、遠隔操作によ
って従来人間が立ち入れなかった場所でのフランジボル
トナットの締緩が可能となるばかりでなく、自動移載装
置との組合せによって無人化も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す側断面図(第2図のC−
C矢視相当図)、第2図は本発明の実施例を示す平面図
(第1図のB−B矢視相当図)及び断面図(第1図のA
−A矢視相当図)である。 図面中、 11は支持軸、 12は固定部材、 13はローラー、 14は固定部材、 15は駆動機、 16は駆動軸、 17は駆動輪、 を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−96900(JP,A) 特開 昭47−36072(JP,A) 実開 昭60−22206(JP,U) 実開 昭61−144914(JP,U) 実開 昭57−23940(JP,U) 特公 昭63−15109(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 19/06 B23B 39/16 B23B 47/30 B23B 39/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルト引張装置を使用してフランジのボル
    トナットの締め付け及び緩めを行う装置において、複数
    個設置されているナットを回転させるためのローラー
    と、このローラーの自由回転を保つ支持機構と、全ての
    ローラーと接触してローラーを回転させる駆動輪と、駆
    動輪を回転させる駆動装置とからなるフランジボルトナ
    ットの締緩装置。
  2. 【請求項2】ローラーの個数が、ナットと同数個である
    請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】ローラーまたはローラーの表面および/ま
    たは駆動輪または駆動輪の表面が、摩擦係数の高い弾性
    材料からなる請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】駆動装置の制御を遠隔操作できる機能をも
    つ請求項1に記載の装置。
JP1264691A 1989-10-11 1989-10-11 フランジボルトナットの締緩装置 Expired - Lifetime JP2851652B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1264691A JP2851652B2 (ja) 1989-10-11 1989-10-11 フランジボルトナットの締緩装置
GB9021603A GB2236824B (en) 1989-10-11 1990-10-04 Tightening-loosening apparatus for flange bolts and nuts

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1264691A JP2851652B2 (ja) 1989-10-11 1989-10-11 フランジボルトナットの締緩装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03131434A JPH03131434A (ja) 1991-06-05
JP2851652B2 true JP2851652B2 (ja) 1999-01-27

Family

ID=17406856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1264691A Expired - Lifetime JP2851652B2 (ja) 1989-10-11 1989-10-11 フランジボルトナットの締緩装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2851652B2 (ja)
GB (1) GB2236824B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4408873C2 (de) * 1994-03-16 1999-02-11 Westfalia Nukleartechnik Gmbh Schraubenspannvorrichtung, insbesondere für Deckelverschraubungen, wie vor allem bei Reaktordruckbehältern
JPH10249654A (ja) * 1997-03-11 1998-09-22 Kuriharanto:Kk 多数のボルト・ナットの均一締付方法および装置
NL1005891C2 (nl) * 1997-04-24 1998-10-27 Allseas Group Sa Werkwijze en inrichting voor het onder water verbinden van leidingstukken en bout daarvoor.
DE10226961A1 (de) * 2002-06-17 2004-01-08 As Tech Industrie- Und Spannhydraulik Gmbh Hydraulische Spannvorrichtung und deren Verwendung
BRPI0907698B1 (pt) 2008-05-02 2019-12-10 Dale Francis sistema de chave de torque para multiparafuso ou porca, método para instalar uma coluna de riser a partir de uma plataforma e método para remover uma coluna de riser de uma plataforma
JP5466275B1 (ja) * 2012-09-25 2014-04-09 株式会社康和工業 フランジナット取外機
KR102532318B1 (ko) * 2016-12-30 2023-05-12 뉴스케일 파워, 엘엘씨 볼트 설치 및 텐션 시스템
DE102019111185A1 (de) * 2019-04-30 2020-11-05 Frank Hohmann Spannvorrichtung für eine Schraubverbindung
CN112743488B (zh) * 2020-12-30 2022-10-21 中核武汉核电运行技术股份有限公司 一种核电厂圆形法兰下端面螺母的自动拆装方法及装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8505825D0 (en) * 1985-03-06 1985-05-15 Bunyan T W Multi-stud tensioners

Also Published As

Publication number Publication date
GB2236824B (en) 1992-12-09
GB2236824A (en) 1991-04-17
GB9021603D0 (en) 1990-11-21
JPH03131434A (ja) 1991-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2851652B2 (ja) フランジボルトナットの締緩装置
US4008773A (en) Tightening system
US4008772A (en) Tightening system
GB1578232A (en) Apparatus for and method of tightening fasteners
US3848485A (en) Valving machine
US4178817A (en) Powered pipe wrench
CN211639672U (zh) 一种轮毂紧固扳手
JPS61288945A (ja) ボルト締緩用エンドエフエクタ
JPS5838609A (ja) ロ−ラレベラ駆動装置
JP6315857B1 (ja) フライホイールの締結構造
JPH0420090B2 (ja)
CN218698905U (zh) 一种可定位卡装的机械手安装机构
CN219235180U (zh) 一种适用于长螺杆电动开口扳手
JP3021307B2 (ja) マニピュレータアーム案内式ボルト自動締緩装置
JPH0536196B2 (ja)
SU1521585A1 (ru) Способ сборки и разборки групп крупных резьбовых узлов фланцевых соединений и устройство дл его осуществлени
CN211589913U (zh) 紧固装置
SU1151393A1 (ru) Зажимное устройство к зубообрабатывающему станку
JPH072641U (ja) 回転軸末端への部品の固定機構
JPH081781Y2 (ja) ボルト締緩機構の回転速度可変装置
US20220381282A1 (en) Self tightening nut and bolt system
CN2524973Y (zh) 螺栓螺母组合拧紧机变位机构
JPS6327982Y2 (ja)
JPH11285982A (ja) ねじ締め装置
JPH07328945A (ja) ボルト,ナット等の取扱い具および取扱い方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071128

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101128

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 14