JP2851580B2 - 電気スクリーン - Google Patents

電気スクリーン

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JP2851580B2
JP2851580B2 JP8092683A JP9268396A JP2851580B2 JP 2851580 B2 JP2851580 B2 JP 2851580B2 JP 8092683 A JP8092683 A JP 8092683A JP 9268396 A JP9268396 A JP 9268396A JP 2851580 B2 JP2851580 B2 JP 2851580B2
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勝二 寺薗
勝彦 上條
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DAMU SUIGENCHI KANKYO SEIBI SENTAA
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DAMU SUIGENCHI KANKYO SEIBI SENTAA
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B1/00Equipment or apparatus for, or methods of, general hydraulic engineering, e.g. protection of constructions against ice-strains
    • E02B1/006Arresting, diverting or chasing away fish in water-courses or water intake ducts, seas or lakes, e.g. fish barrages, deterrent devices ; Devices for cleaning fish barriers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川や湖沼等に設
けられた取水口に魚類が取り込まれないようにするため
に使用される電気スクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】河川や湖沼から、上水道、灌漑、発電、
工業用水などの水を得る目的で取水を行う場合に、その
取水口に魚類が取り込まれてしまうことがあり、これを
防止する方法としてバースクリーン、ネットスクリー
ン、エアーカーテン、赤色灯、音響装置、電気スクリー
ン等を利用する方法が従来より多数提案されてきた。
【0003】これらの方法のうち、DC(直流)方式の
電気スクリーンは、比較的設備が簡単であって効果も期
待できることから、最近では、実際の取水口に設置され
ているところもある。このDC方式の電気スクリーン
は、正または負に帯電した電極棒を取水口の手前にスク
リーン状に配置して構成され、これに近づいた魚が、水
中で電極棒の正極から負極に流れる電流を感知してこれ
より先に進まないことで、取水口への取り込みが防止さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のDC方式電気スクリーンは、図5および6に示すよ
うに、取水口のゲート11の手前(河川5の一方の岸に
設けた取水路1)に通路用のコンクリート橋6を形成
し、そのコンクリート床板61の裏面に、電極棒31を
つり下げ固定することで取り付けられていた。したがっ
て、取水設備の運用後にこのような電気スクーンを設置
するためには、一度完全に水を抜く必要があって、設置
に手間がかかるとともに、その間取水設備を使用できな
いという問題があった。
【0005】一方、河川や湖沼では、潮の満干、降雨に
よる出水、風の影響など様々な要因で水位が大きく変化
することがある。そして、例えば、水位が極端に低くな
る(図6でL1 →L2 )と電極棒の露出長さ(水面から
出ている部分の長さ)が長くなるため、万が一、人が取
水路内に入った場合には、人が電極棒の露出部分に接触
して感電事故が発生する可能性が高くなるし、風によっ
て電極棒が振り子状に揺れて、電極棒自体が落下したり
損傷したりする恐れもある。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、取水設備の運用後であっ
ても容易に設置可能であるとともに、水位の大きな変化
にも対応して安全性を確保できる電気スクリーンを提供
することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、水路の両岸側に立設する柱と、各柱に沿
って上下方向に移動可能に設けられた案内部材と、電極
棒をつり下げた複数のフロートを直列に配置し、且つ隣
合うフロート間を各電極棒に接続された電線で所定間隔
を開けて接続し、且つ両端の電極棒には他の電極棒に接
続されない電線を接続することにより形成された本体
と、で構成され、この本体の両端の電線を前記案内部材
に係合したことを特徴とする電気スクリーンを提供する
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づき説明する。図1は、本発明の一実施形態に
相当する電気スクリーンの使用状態を示す概略斜視図で
あり、図2は、この電気スクリーンの構成を説明するた
めの拡大図であり、図3は、この電気スクリーンの作用
を説明するための縦断面図である。
【0009】図1に示すように、河川の一方の岸側に設
けられた取水路1の両岸の壁面近くに、向かい合う二対
の柱2(2a〜2d)が立設され、互いに向かい合う柱
2aと2bとの間および2cと2dとの間に、主に電極
棒31とフロート32と電線33とで構成される本体3
(3A,3B)が架け渡されている。また、連結された
電線33の電源への接続によって、河川側の本体3Aの
電極棒31は負に帯電され、取水ゲート11側の本体3
Bの電極棒31は正に帯電されるようになっている。こ
れにより、水中では本体3B側から3A側に電流が流れ
る。
【0010】この本体3の構造は、図2に示すようにな
っており、球を上下方向から潰したような形状のフロー
ト32の下面に、電極棒31を取り付けるための鉤状の
吊り金具32aが取り付けられている。この金具32a
の基部はフロート32内に刺し入れられて、その基部
に、そこから二股に別れるフロート内の内部配線33a
が接続してあり、各内部配線33aはフロート32上面
の楕円の長軸に沿って離れた位置から外部まで延びて、
隣合うフロート32間を接続する電線33となってい
る。また、隣合うフロート32間の下部には、その間隔
を保持して接触を防ぐ棒材34が固定されている。
【0011】このようなフロート32、電線33、およ
びつり下げ金具32aからなる部材は、例えば、つり下
げ金具32aが刺し入れられたフロート32内に、その
上面の各位置から所定長さだけフロート32の外部まで
延ばした状態で内部配線33aを入れて、これをつり下
げ金具32aに接続し、フロート32に気体漏れ防止の
処理を施したものを、電極棒31の設置数だけ用意し
て、隣合うフロート32の外部に延びた配線同士を接続
し、最後に棒材34を固定することにより作製される。
【0012】そして、この部材の各つり下げ金具32a
に電極棒31を取付ける(例えば、電極棒31の上部も
鉤状に形成され、これをつり下げ金具32aに引っ掛け
る)ことにより本体3が形成される。また、前述の作製
方法によれば、本体3の両端部にはフロート32から外
部に延びた所定長さの電線33があるが、これに、フロ
ート35内に一本の内部配線33bを貫通させてその両
端を外部まで延ばした部材の一方の電線33cを接続
し、他方の電線33dは、柱2に沿って上下方向に移動
するローラー(案内部材)4に巻き付けてある。
【0013】なお、フロート間を接続する電線33,3
3cは、本体3の一端から他端まで直列に連結され、各
本体3A,3Bは一端側の電線33dを電源に接続する
ことによって、各本体の全ての電極棒31が負または正
に帯電される。そのため、本体3の一端側の電線33d
は、取水路1の一方の岸の近傍に設置された電源まで延
びる長さ(水位が最低の場合に対応した長さ)をローラ
ー4より上部に有するが、図3に示すように、他端側
(図3の右側)の電線33dはローラー4に巻付ける長
さのみを有し、ローラー4に巻付け固定されている。
【0014】したがって、この本体3とローラー4と柱
2とからなる電気スクリーンは、水を抜かなくても設置
することができるため、取水設備の運用後であっても容
易に設置可能である。また、フロート32の下に電極棒
31が取り付けられているため、図3に示すように、水
位が大きく変化しても(L1 ←→L2 )フロート32が
常に水面にあり、電極棒31は露出しない。そのため、
水位に大きな変化があっても安全性が確保される。な
お、この水位変化時には、ローラー4が柱2に沿って上
下するため、自動的に本体3全体が上下する。
【0015】また、大出水が予想される場合には、電源
を遮断した後、本体3のみを取り外すことによって大災
害を未然に防止することができる。なお、フロート32
に対する電極棒31のつり下げは、前述のように、フロ
ート32の下面に固定したつり下げ金具32aに電極棒
31の上部の鉤部を引っかけることによって行ってもよ
いが、電極棒31を安定的にフロート32につり下げ可
能な構造であればいずれの構造であってもよい。また、
案内部材はローラー4に限定されない。
【0016】また、電極棒31の長さは、設置する場所
の平均的な水位に合わせて選択するが、水位変動に伴っ
て電極棒31の長さが伸縮する構造にしてあることが好
ましい。例えば、図4に示すように、電極棒31を鞘管
7の中に入れた二重構造とし、鞘管7内の上部に電極棒
31の上側への突き抜けストッパ71を設け、鞘管7内
の最下部と中間部に鞘管7の内径を小さくして電極棒3
1が鞘管7の内面に接触しないようにするためのガイド
72を設け、電極棒31の上部には下側への抜けを防止
するストッパ73を設ける。電極棒31の上部にはコイ
ル状に巻かれた電線33Aが接続され、その上端が鞘管
7の上部に固定されたフロート32内の内部配線33に
接続されている。
【0017】このような構造により、水中に設置された
電極棒31は、自重で電線33Aを伸ばして下端が水底
に当たり、水位に応じた長さとなる。ただし、図4のよ
うに電極棒31の上端面がストッパ71に当たった状態
で最短となり、ストッパ73が中間部のガイド72に当
たった状態で最長となる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気スク
リーンによれば、取水設備の運用後であっても容易に設
置可能であるとともに、水位の大きな変化にも対応して
安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に相当する電気スクリーン
の使用状態を示す概略斜視図である。
【図2】図1の電気スクリーンの構成を説明するための
拡大図である。
【図3】図1の電気スクリーンの作用を説明するための
縦断面図である。
【図4】二重構造の電極棒を示す断面図である。
【図5】河川に設けた取水口を示す平面図である。
【図6】従来の電気スクリーンを示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 取水路 2,2a〜2d柱 3,3A,3B本体 4 ローラー(案内部材) 31 電極棒 32 フロート 33 電線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02B 9/04 A01M 29/00 E02B 5/08 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路の両岸側に立設する柱と、各柱に沿
    って上下方向に移動可能に設けられた案内部材と、電極
    棒をつり下げた複数のフロートを直列に配置し、且つ隣
    合うフロート間を各電極棒に接続された電線で所定間隔
    を開けて接続し、且つ両端の電極棒には他の電極棒に接
    続されない電線を接続することにより形成された本体
    と、で構成され、この本体の両端の電線を前記案内部材
    に係合したことを特徴とする電気スクリーン。
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