JP2851479B2 - 圧延機 - Google Patents

圧延機

Info

Publication number
JP2851479B2
JP2851479B2 JP12935792A JP12935792A JP2851479B2 JP 2851479 B2 JP2851479 B2 JP 2851479B2 JP 12935792 A JP12935792 A JP 12935792A JP 12935792 A JP12935792 A JP 12935792A JP 2851479 B2 JP2851479 B2 JP 2851479B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
rolls
rolling mill
sleeve
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12935792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05293510A (ja
Inventor
正一 橋本
寛治 林
哲雄 梶原
和夫 森本
享 金子
俊二 鎌田
忠司 古賀
祐司 加賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP12935792A priority Critical patent/JP2851479B2/ja
Publication of JPH05293510A publication Critical patent/JPH05293510A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2851479B2 publication Critical patent/JP2851479B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールクロス装置とス
リーブロール式バックアップロールとを具備した圧延機
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のクロスロール式圧延機の
一例の概念を示すものであり、上下のワークロール11
及びバックアップロール21をロール軸方向の中央部を
中心に上下逆方向に回動して互いにクロスさせ、このク
ロス角を調整して圧延材Sの板クラウンを制御するもの
である。
【0003】また、図4は従来のスリーブロール式圧延
機の一例のバックアップロールを破断したものであり、
このバックアップロール10は、中央偏心部2、中間偏
心部3及び両端偏心部4が設けられて回動するロール支
持軸1と、軸方向に5分割され、各々の偏心部2、3、
4に、それぞれ転がり軸受5を介して回転自在に嵌装さ
れた外輪、すなわち分割ロール7、8、9と、この各々
の分割ロール7、8、9を収納し、ワークロール11の
回転に従って、各分割ロール7、8、9と共に回転する
スリーブ6とから構成されている。
【0004】図5は、図4に示す各分割ロールにおける
ロール支持軸1の軸心C1に対する各偏心部2、3、4
の中心C2、C3、C4の偏心状態及び各分割ロール
7、8、9の回転軌跡を示していて、その各回動角度に
おけるワークロール11のクラウンパターンは図6に示
すようになる。
【0005】そして、ロール支持軸1を適切な角度に回
動してワークロール11を圧下し、圧延材Sの板形状を
制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来技術のうち、図3に示す従来のクロスロール式圧延
機では、ロールベンデイングによるワークロールのV状
クラウンに相当する、上下ワークロール間のギャップ調
整によって圧延材の単純な中伸びまたは端伸び等の板ク
ラウンは制御できるが、中伸び、中間伸び、端伸び等が
混在する複合伸びは制御できない不具合がある。
【0007】また、図4〜図6で説明したスリーブロー
ル式圧延機では、ワークロールにV、W、∧、M状のク
ラウンを形成して、前記複合伸びを制御することが可能
であるが、クラウンパターンを大きくするために、各々
の分割ロールの偏心量を大きくしすぎると、各々の転が
り軸受けが負担する荷重が増大し、転がり軸受け及びス
リーブの寿命が低下する不具合がある。
【0008】本発明は上記各不具合点を解消できるとと
もに圧延効率が高く、しかも、圧延品質を向上できる
延機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の構成として、本発明の圧延機は、上、下ワークロール
の軸心を圧延板面に平行な面内で互いにクロスさせると
ともにこのクロス角を調節可能として、該ワークロール
間で金属板材を圧延するロールクロス装置を具備する圧
延機であり、かつ、少なくとも一方の前記ワークロール
直接周接して、ロールを軸方向に少なくとも3個以上
に分割し、該複数個のロールを回動角度調節可能な1本
のロール支持軸に対してそれぞれ偏心させて回転自在に
装着し、かつ該複数個のロールをすべて1個のスリーブ
の中に収納したスリーブロール式バックアップロールを
配設具備し、前記圧延板面に対する前記バックアップロ
ールのクロス角を調節可能としたことを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】本発明の圧延機によれば、金属板材の圧延に際
し、ワークロールに直接周接するスリーブロール式バッ
クアップロールのロール支持軸を適切な角度の回動して
圧下することによってワークロールにクラウンパターン
を形成し、更に、上、下ワークロールを互いにクロスさ
せて、そのクロス角を調節し、前記クラウンパターンに
V状クラウンを付加するとともに、スリーブロール式バ
ックアップロールの圧延板面に対するクロス角を調節す
ることによって、ワークロールに最適なクラウンパター
ンを形成し、板クラウンと複合伸び等の複雑な板形状不
良とを同時に制御する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面によって具体
的に説明する。なお、従来技術の装置と同一の部材及び
部位には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0012】図1は、ロールクロス装置及びスリーブ
ール式バックアップロールを具備した本発明の圧延機の
要部を示す破断側面図、図2は図1の破断正面図であ
る。
【0013】これらの図において、12は上下のワーク
ロールチョックであり、上下のワークロール11をそれ
ぞれ支持している。
【0014】上下ワークロール11の軸心は圧延板材の
板面に平行な面内で互いにクロスするよう配置されてあ
る。
【0015】13は、上下バックアップロールチョック
であり、ワークロール11と直接周接する上下のバック
アップロール10のロール支持軸1をそれぞれ支持して
いる。
【0016】本実施例の場合、バックアップロール10
もワークロール11と同様にその軸心は互いにクロスす
るよう配置している。
【0017】ワークロールチョック12及びバックアッ
プロールチョック13は、ハウジング20の両内側に、
ライン方向に摺動自在に埋設された各々のクロスヘッド
14に、上下方向に摺動自在に嵌装されている。
【0018】15は、油圧シリンダであり、ハウジング
20の両外側にそれぞれ固設され、そのロッド部16
は、ハウジング20を貫通して各々のクロスヘッド14
に連結されている。
【0019】17は、上下のロール支持軸1にそれぞれ
嵌着されたウオームホイール、18は図示しない駆動装
置によって回動するウオームである。
【0020】バックアップロール10は、図4に示す従
来装置と同様に中央偏心部2、中間偏心部3及び両端偏
心部4が設けられて回動するロール支持軸1と、軸方向
に5分割され、各々の偏心部2、3、4にそれぞれ転が
り軸受5を介して回転自在に嵌挿された外輪すなわち分
割ロール7、8、9と、この各々の分割ロール7、8、
9を収納し、ワークロール11の回転に従って各分割ロ
ール7、8、9と共に回転するスリーブ6とから構成さ
れている。7は中央分割ロール、8は中間分割ロール、
9は両端分割ロールである。スリーブ6はワークロール
11に直接周接する。
【0021】次に本装置の作用について説明する。圧延
材Sの圧延に際し、軸心を互いにクロスさせ配置した上
下のワークロール11を駆動回転し、上下のバックアッ
プロール10のロール支持軸1をウオーム18及びウオ
ームホイール17によって適切な角度で回動して上下ワ
ークロール11にそれぞれクラウンパターンを形成す
る。
【0022】このクラウンパターンのV状クラウンが不
足していれば、さらに上下のワークロール11及びバッ
クアップロール10をその軸方向中央部を中心に、油圧
シリンダ15によって上下で互いにクロスさせ、このク
ロス角を調節して圧延材Sの板クラウン及び複合伸び等
の板形状不良を制御する。しかも、こうした制御におい
て、バックアップロール10をワークロール11に直接
周接させたから、複数の分割ロール7〜9によるクラウ
ンパターンのワークロール11への伝播に減衰がなくな
り、高効率で板形状不良を制御できるとともに、バック
アップロール10は複数の分割ロール7〜9を収納して
ワークロール11に直接周接するスリーブ6を有してい
るので、各分割ロール7〜9の境界部を原因とする縞状
のマークがワークロール11を介して圧延板面に転写さ
れることが防止され、したがって、縞状のマークが付か
ない高品質な圧延を行なうことができる。
【0023】なお、本発明の他の実施例としては、スリ
ーブロール式バックアップロールを上下いずれか一方だ
けに配置してもよい。
【0024】
【0025】以上、本発明のいくつかの実施例につき縷
々説明したが、本発明は上記各実施例に限定されるもの
でなく、本発明の技術思想の範囲内において種々設計変
更し得るものである。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明の圧延機は、
ークロールにV状クラウンを与えるロールクロス装置
と、ワークロールにスリーブを直接周接してV、W、
∧、M状の各クラウンパターンを与えるスリーブロール
式バックアップロールとを併設したことにより、V状ク
ラウンにV、W、∧、M状の各クラウンパターンを付加
して多様なクラウンパターンを得ることができるので、
板クラウンと複合伸び等の複雑な板形状不良とを同時に
制御することができる。しかも、ワークロールにバック
アップロールのスリーブを直接周接させたから、スリー
ブ内の複数個のロールの偏心度に応じて与えられるV、
W、∧、M状の各クラウンパターンのワークロールへの
伝播効率が高く、圧延効率を向上できるとともに、バッ
クアップロールが備える複数個のロールの境界部等を原
因とする縞状のマークが金属板材に付くことが防止さ
れ、圧延される製品の品質を高めることができる。
【0027】また、各分割ロールの偏心量を大きくしな
くても、板形状を充分制御できるようになり各分割ロー
ルを支持する転がり軸受の寿命を長くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係わる圧延機の要部を示す
破断側面図である。
【図2】図1の圧延機の破断正面図である。
【図3】従来のクロスロール式圧延機の一例の概念を示
す側面図である。
【図4】従来のスリーブロール式圧延機の一例の要部を
示す破断正面図である。
【図5】図4の各分割ロールの支持軸に対する偏心状態
を示す説明図である。
【図6】図4の示す従来のスリーブ式圧延機におけるク
ラウンパターンを示す説明図である。
【符号の説明】
1 ロール支持軸 2 中央偏心部 3 中間偏心部 4 両端偏心部 5 転がり軸受 6 スリーブ 7 中央分割ロール 8 中間分割ロール 9 両端分割ロール 10 バックアップロール 11 ワークロール 12 ワークロールチョック 13 バックアップロールチョック 14 クロスヘッド 15 油圧シリンダ 16 ロッド部 17 ウオームホイール 18 ウオーム 20 ハウジング S 圧延材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶原 哲雄 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三 菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 森本 和夫 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三 菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 金子 享 茨城県鹿島郡鹿島町大字光3番地 住友 金属工業株式会社鹿島製鉄所内 (72)発明者 鎌田 俊二 茨城県鹿島郡鹿島町大字光3番地 住友 金属工業株式会社鹿島製鉄所内 (72)発明者 古賀 忠司 茨城県鹿島郡鹿島町大字光3番地 住友 金属工業株式会社鹿島製鉄所内 (72)発明者 加賀 祐司 茨城県鹿島郡鹿島町大字光3番地 住友 金属工業株式会社鹿島製鉄所内 (56)参考文献 特開 昭50−125953(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 1/22,13/14,31/16,37/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上、下ワークロールの軸心を圧延板面に
    平行な面内で互いにクロスさせるとともにこのクロス角
    を調節可能として、該ワークロール間で金属板材を圧延
    するロールクロス装置を具備する圧延機であり、かつ
    少なくとも一方の前記ワークロールに直接周接して、ロ
    ールを軸方向に少なくとも3個以上に分割し、該複数個
    のロールを回動角度調節可能な1本のロール支持軸に対
    してそれぞれ偏心させて回転自在に装着し、かつ該複数
    個のロールをすべて1個のスリーブの中に収納したスリ
    ーブロール式バックアップロールを配設具備し、前記圧
    延板面に対する前記バックアップロールのクロス角を調
    節可能としたことを特徴とする圧延機。
JP12935792A 1992-04-23 1992-04-23 圧延機 Expired - Fee Related JP2851479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12935792A JP2851479B2 (ja) 1992-04-23 1992-04-23 圧延機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12935792A JP2851479B2 (ja) 1992-04-23 1992-04-23 圧延機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05293510A JPH05293510A (ja) 1993-11-09
JP2851479B2 true JP2851479B2 (ja) 1999-01-27

Family

ID=15007600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12935792A Expired - Fee Related JP2851479B2 (ja) 1992-04-23 1992-04-23 圧延機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2851479B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05293510A (ja) 1993-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0773731B2 (ja) ロールクロスミル
JP2851479B2 (ja) 圧延機
EP0647486B1 (en) Rolling mill
JPH10175006A (ja) 圧延機のロールクロス機構
KR960016455B1 (ko) 압연기
JP3067387B2 (ja) 圧延機
JP3021206B2 (ja) スリーブ式補強ロール及びそのスリーブ研削装置
SU1547900A1 (ru) Устройство дл регулировани планшетности и разнотолщинности прокатываемых полос
JP2836843B2 (ja) 圧延機の分割型ロール
JPH10175002A (ja) 段数切替え多段圧延機
JP2004174552A (ja) 圧延機
JPH01205805A (ja) 分割バックアップロール式多段圧延機
SU1514435A1 (ru) Многовалковая прокатная клеть
JP2984500B2 (ja) スリーブ式分割ロール
JPH05237522A (ja) クロスロール圧延機
JPS5912361B2 (ja) 圧延機の圧延方法
JPS6032881Y2 (ja) クロスロ−ル圧延機
JPH09271809A (ja) 分割バックアップロール式圧延機
JPH0671601B2 (ja) 圧延方法
JPS63140705A (ja) タンデム圧延機
JPH0663609A (ja) 板材の圧延方法
JPH05104106A (ja) クロスロール式クラスタ圧延機
JPS61103606A (ja) 圧延機における圧延荷重支持方法及び装置
JPS60257903A (ja) 巻付け圧延機
JPS60145207A (ja) 圧延機用ロ−ルベンダ−装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981013

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees