JP2849420B2 - 並列運転用直流電源装置の逆流防止回路 - Google Patents
並列運転用直流電源装置の逆流防止回路Info
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- JP2849420B2 JP2849420B2 JP31639389A JP31639389A JP2849420B2 JP 2849420 B2 JP2849420 B2 JP 2849420B2 JP 31639389 A JP31639389 A JP 31639389A JP 31639389 A JP31639389 A JP 31639389A JP 2849420 B2 JP2849420 B2 JP 2849420B2
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- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、共通の負荷への給電路に対して複数の直
流電源装置を並列接続して使用するための並列運転用直
流電源装置に関し、特に、並列接続された他の電源装置
から内部回路への逆流を防止するための逆流防止回路の
改良に関する。
流電源装置を並列接続して使用するための並列運転用直
流電源装置に関し、特に、並列接続された他の電源装置
から内部回路への逆流を防止するための逆流防止回路の
改良に関する。
《従来の技術》 この種の直流電源装置の概略構成を第２図に示してい
る。コンバータ１は制御部２によりコントロールされ、
安定化した電圧V1の直流出力をつくり出す。コンバータ
１の直流出力は逆流防止用ダイオード３を介して負荷４
に繋がる給電路５に接続される。給電路５には同様な構
成の他の電源装置も接続され、複数の電源装置が給電路
５に並列接続された形となり、これら電源装置によって
共通の負荷４へ電力が供給される。
る。コンバータ１は制御部２によりコントロールされ、
安定化した電圧V1の直流出力をつくり出す。コンバータ
１の直流出力は逆流防止用ダイオード３を介して負荷４
に繋がる給電路５に接続される。給電路５には同様な構
成の他の電源装置も接続され、複数の電源装置が給電路
５に並列接続された形となり、これら電源装置によって
共通の負荷４へ電力が供給される。
逆流防止用ダイオード３は、コンバータ１の出力電圧
V1に対して給電路５の電圧V2が異常に高い場合（他の電
源装置が過電圧を出力している）、給電路５側からコン
バータ１に電流が逆流するのを防止するものである。
V1に対して給電路５の電圧V2が異常に高い場合（他の電
源装置が過電圧を出力している）、給電路５側からコン
バータ１に電流が逆流するのを防止するものである。
《発明が解決しようとする課題》 周知のように、ダイオード３には順方向降下電圧Vfが
生じ、並列接続された他の電源装置を考慮しない場合、
コンバータ１の出力電圧V1からダイオード順方向降下電
圧Vfだけ低下した電圧V2が負荷４に印加される。また一
般的なダイオードの電圧／電流特性から分かるように、
順方向降下電圧Vfはダイオード３を流れる電流によって
相当大幅に変化する。そのため出力電圧V1が比較的低く
設定されている場合、V1に占める順方向降下電圧Vfの比
率は小さくなく、Vfの変動による負荷電圧V2の変動が無
視できない程度に大きくなる。つまり順方向降下電圧Vf
の変動により負荷電圧V2の精度が低下する。
生じ、並列接続された他の電源装置を考慮しない場合、
コンバータ１の出力電圧V1からダイオード順方向降下電
圧Vfだけ低下した電圧V2が負荷４に印加される。また一
般的なダイオードの電圧／電流特性から分かるように、
順方向降下電圧Vfはダイオード３を流れる電流によって
相当大幅に変化する。そのため出力電圧V1が比較的低く
設定されている場合、V1に占める順方向降下電圧Vfの比
率は小さくなく、Vfの変動による負荷電圧V2の変動が無
視できない程度に大きくなる。つまり順方向降下電圧Vf
の変動により負荷電圧V2の精度が低下する。
この発明は前述した従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、負荷電圧の精度を低下させないよう
にした並列運転用直流電源装置の逆流防止回路を提供す
ることにある。
ので、その目的は、負荷電圧の精度を低下させないよう
にした並列運転用直流電源装置の逆流防止回路を提供す
ることにある。
《課題を解決するための手段》 そこでこの発明では、逆流防止回路の逆流防止素子と
してダイオードに代えてトランジスタを用い、このトラ
ンジスタのコレクタ・エミッタ間電圧を一定に保つよう
にベース電流を制御するフィードバック制御回路を付加
した。
してダイオードに代えてトランジスタを用い、このトラ
ンジスタのコレクタ・エミッタ間電圧を一定に保つよう
にベース電流を制御するフィードバック制御回路を付加
した。
《作 用》 前記トランジスタは非可逆素子であり、ダイオードと
同様に逆方向の電流を阻止する。このトランジスタでも
やはり順方向の電圧降下（コレクタ・エミッタ間電圧）
は生じるが、前記フィードバック制御回路によってコレ
クタ・エミッタ間電圧が一定に保たれる。
同様に逆方向の電流を阻止する。このトランジスタでも
やはり順方向の電圧降下（コレクタ・エミッタ間電圧）
は生じるが、前記フィードバック制御回路によってコレ
クタ・エミッタ間電圧が一定に保たれる。
《実 施 例》 第１図は本発明の一実施例による逆流防止回路を備え
た並列運転用直流電源装置の概略構成を示している。コ
ンバータ１は制御部２によりコントロールされ、安定化
した電圧V1の直流出力を発生する。コンバータ１の出力
は逆流防止素子としてのPNP型トランジスタ７を介して
負荷４への給電路５に接続されている。この給電路５に
は図示しない他の直流電源装置が当該電源装置と並列に
接続される。
た並列運転用直流電源装置の概略構成を示している。コ
ンバータ１は制御部２によりコントロールされ、安定化
した電圧V1の直流出力を発生する。コンバータ１の出力
は逆流防止素子としてのPNP型トランジスタ７を介して
負荷４への給電路５に接続されている。この給電路５に
は図示しない他の直流電源装置が当該電源装置と並列に
接続される。
逆流防止素子としてのトランジスタ７のベース電流は
演算増幅器８を中心としたフィードバック制御回路によ
って次のように制御される。トランジスタ７のエミッタ
側の電圧（コンバータ１の出力電圧V1）は分圧抵抗R1と
R2を介して検出され、演算増幅器８の一方の入力とな
る。トランジスタ７のコレクタ側の電圧（出力端子６間
の電圧V2）は分圧抵抗R4とR5を介して検出され、演算増
幅器８のもう一方の入力となる。演算増幅器８を中心と
したフィードバック制御回路は、トランジスタ７のコレ
クタ・エミッタ間電圧VCEが予め設定した一定電圧にな
るようにトランジスタ７のベース電流を加減する。
演算増幅器８を中心としたフィードバック制御回路によ
って次のように制御される。トランジスタ７のエミッタ
側の電圧（コンバータ１の出力電圧V1）は分圧抵抗R1と
R2を介して検出され、演算増幅器８の一方の入力とな
る。トランジスタ７のコレクタ側の電圧（出力端子６間
の電圧V2）は分圧抵抗R4とR5を介して検出され、演算増
幅器８のもう一方の入力となる。演算増幅器８を中心と
したフィードバック制御回路は、トランジスタ７のコレ
クタ・エミッタ間電圧VCEが予め設定した一定電圧にな
るようにトランジスタ７のベース電流を加減する。
したがって第１図の電源装置では、給電路５に並列接
続された他の電源装置を考慮しなければコンバータ１の
直流出力はトランジスタ７を介して負荷４に供給され、
V1−VCE＝V2となり、V1は制御部２のコントロールによ
って一定に保たれ、VCEは前述のように演算増幅器８に
よって一定に保たれ、その結果負荷電圧V2は高精度に安
定化する。また、V1に基づいて過電圧、低電圧を正確に
検出することができる。
続された他の電源装置を考慮しなければコンバータ１の
直流出力はトランジスタ７を介して負荷４に供給され、
V1−VCE＝V2となり、V1は制御部２のコントロールによ
って一定に保たれ、VCEは前述のように演算増幅器８に
よって一定に保たれ、その結果負荷電圧V2は高精度に安
定化する。また、V1に基づいて過電圧、低電圧を正確に
検出することができる。
《発明の効果》 以上詳細に説明したように、この発明の並列運転用直
流電源装置の逆流防止回路では、逆流防止素子としてト
ランジスタを用い、このトランジスタのコレクタ・エミ
ッタ間電圧をフィードバック制御により一定に保つよう
に構成したので、他の電源装置からの逆流を確実に防止
することができるとともに、この逆流防止素子による順
方向の電圧降下が一定に保たれ、したがって負荷に印加
される電圧も安定化する。
流電源装置の逆流防止回路では、逆流防止素子としてト
ランジスタを用い、このトランジスタのコレクタ・エミ
ッタ間電圧をフィードバック制御により一定に保つよう
に構成したので、他の電源装置からの逆流を確実に防止
することができるとともに、この逆流防止素子による順
方向の電圧降下が一定に保たれ、したがって負荷に印加
される電圧も安定化する。
第１図は本発明の一実施例による逆流防止回路を備えた
並列運転用直流電源装置の概略構成図、第２図は従来の
並列運転用直流電源装置の概略構成図である。 １……コンバータ、２……制御部 ３……逆流防止用ダイオード（従来） ４……負荷、５……給電路 ６……出力端子 ７……逆流防止用トランジスタ（本発明） ８……演算増幅器（フィードバック制御回路の主要部）
並列運転用直流電源装置の概略構成図、第２図は従来の
並列運転用直流電源装置の概略構成図である。 １……コンバータ、２……制御部 ３……逆流防止用ダイオード（従来） ４……負荷、５……給電路 ６……出力端子 ７……逆流防止用トランジスタ（本発明） ８……演算増幅器（フィードバック制御回路の主要部）
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−72420（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−107460（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−30242（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G05F 1/00 H02M 3/00 - 3/44 H02M 7/50 - 7/40
Claims (1)
- 【請求項１】共通の負荷への給電路に対して複数の直流
電源装置を逆流防止回路を介して並列接続するものにお
いて、前記逆流防止回路の逆流防止素子としてトランジ
スタを用い、このトランジスタのコレクタ・エミッタ間
電圧を一定に保つようにベース電流を制御するフィード
バック制御回路を付加したことを特徴とする並列運転用
直流電源装置の逆流防止回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31639389A JP2849420B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 並列運転用直流電源装置の逆流防止回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31639389A JP2849420B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 並列運転用直流電源装置の逆流防止回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03177908A JPH03177908A (ja) | 1991-08-01 |
| JP2849420B2 true JP2849420B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=18076582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31639389A Expired - Fee Related JP2849420B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 並列運転用直流電源装置の逆流防止回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2849420B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-07 JP JP31639389A patent/JP2849420B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03177908A (ja) | 1991-08-01 |
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Legal Events
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