JP2849230B2 - 経路探索方法 - Google Patents

経路探索方法

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JP2849230B2 JP8832691A JP8832691A JP2849230B2 JP 2849230 B2 JP2849230 B2 JP 2849230B2 JP 8832691 A JP8832691 A JP 8832691A JP 8832691 A JP8832691 A JP 8832691A JP 2849230 B2 JP2849230 B2 JP 2849230B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はナビゲ−ション装置の経
路探索方法に係わり、特に経路探索範囲を狭めて経路探
索に要する時間を短縮する経路探索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ナビゲーション装置は、大量の
地図データを記憶するCD−ROM等の大容量記憶装
置、ディスプレイ装置、自動車の現在地を測定する現在
地検出装置等を有し、自動車の現在地に応じた地図デー
タをCD−ROMから読み出し、該地図データに基づい
て地図をディスプレイ画面に描画すると共に、自動車位
置マ−ク(ロケ−ションカ−ソル)をディスプレイ画面
の一定位置(例えばディスプレイ画面の中心位置)に固
定表示し、自動車の移動に応じて地図をスクロ−ル表示
する。
【0003】CD−ROMに記憶されている地図は縮尺
レベルに応じて適当な大きさの経度幅、緯度幅の地域に
区切られており、道路等は経緯度で表現された頂点(ノ
−ド)の座標集合で示され、これらの描画は各ノ−ドを
順に直線で接続することにより行われる。尚、2以上の
ノ−ドを連結する部分は道路リンクと呼ばれる。
【0004】かかるナビゲ−ション装置には、出発地点
から目的地点まで最短距離となるように誘導経路を探索
して運転者を誘導する経路探索機能があり、実際の運転
に際して、誘導経路を他の道路と識別可能に表示し、あ
るいは自動車位置マ−クの前方に案内マ−クを表示して
運転者を該誘導経路に沿って目的地まで誘導するように
なっている。
【0005】出発地から目的地までの最短経路を求める
方法にはダイクストラ法と称せられる方法が提案されて
いる。このダイクストラ法は出発地と目的地を結ぶ直線
を半径とする領域、あるいは該領域より大きめの領域内
に存在する全交差点を考慮して出発地から目的地迄の最
短経路を探索するものである。図12はダイクストラ法
の概略説明図で、道路を直線、交差点を直線の交点とし
てグラフ化したものであり、各交差点間の距離は既知
で、STPは出発地(交差点)、DSPは目的地(交差
点)である。
【0006】ダイクストラ法においては、出発地STP
に隣接する1次交差点A1〜A4を求め、各1次交差点
A1〜A4に対応させて0次の交差点(出発地)及び出
発地からの距離を記憶する。ついで、各1次交差点A1
〜A4について2次交差点Bijを求め、各2次交差点に
対応させて1次交差点及び出発地からの距離を求める。
例えば、1次交差点A2については3つの2次交差点B
11,B12,B13が求まり、各2次交差点B11,B12,B
13に対応させて、 B11:1次交差点A2と出発地からの距離d11 B12:1次交差点A2と出発地からの距離d12 B13:1次交差点A2と出発地からの距離d13 ・・(a) を記憶する。又、1次交差点A3について3つの2次交
差点B21,B22,B23が求まり、各2次交差点B21,B
22,B23に対応させて、 B21:1次交差点A3と出発地からの距離d21 ・・(b) B22:1次交差点A3と出発地からの距離d22 B23:1次交差点A3と出発地からの距離d23 を記憶し、他の1次交差点A1,A4についても同様に
2次交差点を求めて所定のデータを記憶する。ところ
で、交差点B13とB21は同一の交差点である。このよう
に、デ−タを記憶すべき交差点が重複すると、出発地か
らの距離d13とd21の大小を比較し、小さい方のデータ
のみを記憶する。たとえば、d13>d21であれば、交差
点B13(=B21)のデータとして(b)のデータが最終的に
記憶される。
【0007】以後、同様に、各2次交差点について3次
交差点Cijを求め、各3次交差点に対応させて2次交差
点及び出発地からの距離を求めて記憶し、一般に各第i
次交差点について第(i+1)次交差点を求め、各第
(i+1)次交差点に対応させて第i次交差点と出発地
からの距離を求めて記憶してゆけば、最終的に目的地D
SPに到達する。
【0008】目的地DSPに到達すれば、該目的地(m
次の交差点とする)に対応させて記憶してある(m−
1)次の交差点、該(m−1)次の交差点に対応させて
記憶してある(m−2)次の交差点、・・・、2次の交
差点に対応させて記憶してある1次交差点、該1次交差
点に対応させて記憶してある0次の交差点(出発地)を
順次結んでなる経路が最短経路となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ダイクストラ法によれ
ば、グラフ理論的に最短経路が求まるが、出発地と目的
地を結ぶ直線を半径とする領域、あるいは該領域より大
きめの領域内に存在する全交差点を考慮して出発地から
目的地迄の最短経路を探索しなければならないため、考
慮すべき交差点数が非常に多くなり、最短経路を求める
のに長時間を要する問題があった。
【0010】以上から本発明の目的は、最短経路を求め
るに際して考慮すべき交差点数を減少して、最短経路探
索時間を短縮する経路探索方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1図は本発明の原理図
である。上記課題は、本発明によれば、交差点に対応さ
せて、該交差点が含まれる地図の図葉番号とユニットコ
−ド、及び該交差点に隣接する交差点とその間の距離を
少なくとも有する交差点ネットリストと、設定された出
発地と目的地が含まれる地図のユニットを求める手段
と、出発地と目的地が含まれる地図のユニットを対角ユ
ニットとする矩形領域より大きい矩形領域を探索範囲と
して決定する手段と、決定された矩形領域内のユニット
に存在しない交差点を経路探索の対象から排除する手段
により達成される。
【0012】
【作用】交差点に対応させて、該交差点が含まれる地図
の図葉番号とユニットコ−ド、及び該交差点に隣接する
交差点とその間の距離を少なくとも有する交差点ネット
リストを設け、設定された出発地と目的地が含まれる地
図のユニットを求め、これらユニットを対角ユニットと
する矩形領域より大きい矩形領域を探索範囲として決定
し、交差点ネットリストを参照して交差点が該決定され
た矩形領域内のユニットに存在するか調べ、存在しない
場合には該交差点を経路探索の対象から排除して経路探
索を行う。このように、最短経路探索範囲を狭めたか
ら、最短経路を求めるに際して考慮すべき交差点数を減
少して、経路探索時間を短縮することができる。
【0013】
【実施例】全体の構成 図1は本発明の実施例構成図であり、11は道路地図を
記憶するCD−ROM(地図データ記憶部)である。地
図データは、(1) ノ−ドテ−ブル、隣接ノ−ドリスト、
道路リスト、交差点構成ノ−ドリスト、交差点ネットリ
ストからなる道路レイヤと、(2) 地図上のオブジェクト
を表示するための背景レイヤと、(3) 市町村名や国道名
などを表示するための文字レイヤなどから構成されてい
る。
【0014】12は自動車の現在地に応じた地図や自動
車位置マ−ク、経路探索機能により探索された誘導経路
等を描画するディスプレイ装置(CRT)、13は走行
中の自動車の走行距離と方位に基づいて現在地を算出す
る現在地検出部である。現在地検出部13は、図示しな
いが、自動車の進行方位を検出する方位センサや走行距
離を検出する車速センサ、方位や走行距離に基づいて自
動車の現在地(経度、緯度)を算出する位置計算用CP
Uを有している。
【0015】14は地図検索キー、地図スクロ−ルキ
ー、経路探索モ−ドキー、セットキー、探索開始キー等
を備えた操作部、15は地図表示制御装置であり、地図
データに基づき現在地周辺の地図画像を発生すると共
に、自動車位置マ−クや誘導経路画像を発生する。
【0016】地図表示制御装置 地図表示制御装置15において、15aは現在地データ
に基づき、現在地周辺で画面表示範囲より広い範囲の地
図データ(例えば9画面分の地図データ)をCD−RO
M11から読出し、該地図データに基づいてドットイメ
−ジの地図画像を発生する地図画像描画部である。
【0017】15bは誘導経路探索処理により得られた
出発地から目的地までの誘導経路データに基づいて誘導
経路画像を発生する誘導経路描画部、15cは地図画像
及び誘導経路画像を記憶するビデオRAMである。地図
画像描画部15aはディスプレイ画面の表示範囲がビデ
オRAM15cの画像範囲を越えないように、自動車の
走行に従って、随時、ビデオRAM15cを書き替え、
また誘導経路描画部15bも自動車の走行に応じて誘導
経路画像を発生してビデオRAM15cに記憶するよう
になっている。
【0018】15dは自動車現在地がディスプレイ画面
の中心に位置するようにビデオRAM15cから1画面
分の地図画像を読み出す読出制御部であり、読出し位置
は地図画像描画部から指示される。15eはディスプレ
イ画面の中心に自動車位置マ−クを表示するための自動
車位置マ−ク発生部、15fは経路探索部であり、経路
探索モード時に出発地と目的地が入力されると地図デー
タに含まれる道路レイヤ情報に基づいて、出発地から目
的地迄の最短経路を誘導経路として算出する。15gは
出発地から目的地迄の誘導経路を構成するノ−ドを順次
記憶する誘導経路記憶部である。
【0019】15hは合成部であり、ビデオRAM15
c、自動車位置マ−ク発生部15eからそれぞれ読出さ
れた地図画像及び誘導経路画像、自動車位置マ−ク画像
を合成してCRT12に出力して表示する。
【0020】地図データ CD−ROM11に記憶されている地図は、縮尺が異な
る複数段階の階層構造を有し、例えばレベル9からレベ
ル0まで縮尺の異なる階層構造を有している。そして、
レベル0の地図には表示エリアが異なるビューセット
(以後、ユニットという)A,B,Cがある。ユニット
Aはある基準縮尺(例えば5万分の1縮尺)の1画面分
の地図データ、ユニットBはユニットAで表示される区
域の1/4の区域を拡大表示するための(2万5千分の
1縮尺の)1画面分の地図データ、ユニットCはユニッ
トBで表示される区域の更に1/4の区域を拡大表示す
るための1画面分の地図データであり、各ユニットAi
,Bi ,Ci によりそれぞれ1画面に表示される範囲
の関係は図2(a)〜(c)に示す通りである。ユニッ
トA5 (図2(a)参照)に着目すると、ユニットA1
〜A4 ,A6 〜A9 がユニットA5 により表示される区
域の隣接地図データとなり、B1 〜B4 が拡大地図(子
図葉)データとなる。又、ユニットB1 (図2(b)参
照)に着目すると、ユニットA5 が縮小地図(親図葉)
データとなり、C1 ,C2 ,C5 ,C6 が拡大地図(子
図葉)データとなる。
【0021】図3及び図4はCD−ROMに記憶される
地図を管理する地図管理情報(図葉管理情報)の説明図
である。尚、各縮尺の地図は図葉と呼ぶ矩形区域(所定
経度幅、所定緯度幅の区域)に分割されて管理される。
【0022】CD−ROM11にはディスクラベルLB
があり、このディスクラベルLBにはディスク名、製作
者名、製作日の他に図葉管理情報が記憶された場所を示
すポインタP1が記録されている。図葉管理情報MCIは
各図葉の図葉管理レコ−ドを記憶する場所を示すポイン
タP21,P22,P23,・・・を図葉枚数分並べたものであり、
図葉レベル(縮尺レベル)の高いものから順に並べられ
ている。
【0023】ポインタPijにより指示される図葉管理レ
コ-ドMRDは、(1)縮尺レベル、(2)図葉番号、(3)子図
葉枚数及び子図葉番号、(4)隣接図葉の番号、(5)ユニッ
ト管理情報VSAのアドレス(ポインタP3)、(6)図葉
の左端、右端の経度、並びに上端、下端の緯度データ等
を含んでいる。
【0024】ユニット管理情報VSAは、上層ユニット
へのポインタPu ,下層ユニットへのポインタPd,隣接
ユニットへのポインタPn1〜Pn8,地図データを記憶す
るアドレスを示す地図アドレス情報U1 ,U2 ,..等
を有している。ユニットAi ,Bi ,Ci の関係は、図
2に示すように、ユニットAi のポインタPd によりユ
ニットBi の先頭アドレスが指示され、ユニットBi の
ポインタPd によりユニットCi の先頭アドレスが指示
され、ユニットCi のポインタPu によりユニットBi
の先頭アドレスが指示され、ユニットBi のポインタ
Pu によりユニットAi の先頭アドレスが指示され
る。尚、下層ユニットや上層ユニットが存在しない場合
にはポインタPd ,Pu はそれぞれ特定値(例えばオ−
ル1)になる。
【0025】地図アドレス情報U1 ,U2 ,..は地図
データを記憶するCD−ROMアドレスを示す。すなわ
ち、地図データが多い場合には、所定の大きさの記憶域
に記憶できないから、いくつかのサブユニットに分割さ
れて記憶されるが、各サブユニットの地図データ記憶域
が地図アドレス情報により指示される。
【0026】図5はユニットコ−ドの説明図であり、1
枚の図葉は必要に応じて順次4分割され、図葉と同一の
大きさのユニットAにはユニットコ−ド0000が付け
られ、図葉(ユニットA)を4分割したユニットBには
ユニットコ−ド1000、2000、3000、400
0が付され、ユニットBを4分割したユニットCには1
100、1200、1300、1400が付され、以下
同様にユニットCにはユニットコ−ドが付される。
【0027】尚、地図画像描画部15aがCD−ROM
11から、自動車位置に応じた地図データを読み出すに
は、(1)自動車が存在する図葉の図葉管理レコ−ドを求
め、(2)該図葉管理レコ−ドのポインタP3が指示するア
ドレスからユニットAの地図アドレス情報を求め、Aレ
ベルにおける地図がCRTに表示されている場合には、
その地図アドレス情報が示すアドレスから順次地図デー
タを読み取り、(3)Bレベルにおける地図がCRTに表
示されている場合には、ユニットAのポインタPd が指
示するユニットBの管理情報を求め、その地図アドレス
情報が示すアドレスから順次地図データを読み取り、
(4)Cレベルにおける地図がCRTに表示されている場
合には、ユニットBのポインタPd が指示するユニット
Cの管理情報を求め、その地図アドレス情報が指示する
アドレスから順次地図データを読み取る。
【0028】道路レイヤ 地図データに含まれる道路レイヤは図6に示すデータ構
造を有している。このうち、道路リストRDLTは該当
道路リンクの属性情報を与えるもので、リンク上の全ノ
−ド数、リンクを構成する各ノ−ド、道路の種別(国
道、高速道路、幅員、その他の別)等のデータより構成
されている。又、交差点ノ−ド構成リストCRLTは地
図上の各交差点毎に、該交差点に連結するリンク上の交
差点に最も近いノ−ド(交差点構成ノ−ドという)の集
合であり、ノ−ドテ−ブルNDTBは地図上の全ノ−ド
のリストであり、ノ−ド毎に位置情報(経度、緯度)、
該ノ−ドが交差点であるか否かの交差点識別フラグ、交
差点であれば交差点データを指し、交差点でなければ該
ノ−ドが属するリンクを指すポインタ、隣接ノ−ドを指
すポインタ等で構成されている。
【0029】隣接ノ−ドリストNNLはノ−ドが属する
図葉番号、ユニットコ−ド、ノ−ドテ−ブル上の自分の
ノ−ドを指すポインタ等で構成され、交差点ネットリス
トCRNLは図7に示すように、交差点毎に (1) 該交差点が含まれる地図の図葉番号 (2) ユニットコ−ド (3) ユニットにおける交差点シ−ケンシャル番号 以上、交差点ID (4) 交差点構成ノ−ド数 (5) 各隣接交差点のシ−ケンシャル番号 (6) 各隣接交差点までの距離 (7) 各隣接交差点までの道路の属性(道路種別、幅員) 等を有し、経路探索処理において用いられる。尚、交差
点ネットリストCRNLは以上のように、予め道路レイ
ヤとしてCD−ROM11に記憶してもよいが、CD−
ROMに記憶しておかず、経路探索処理に際して、必要
な交差点のみについてソフト的に道路レイヤ情報(道路
リストRDLT、交差点ノ−ド構成リストCRLT、ノ
−ドテ−ブルNDTB、隣接ノ−ドリストNNL)を用
いて作成するようにしてもよい。
【0030】経路探索制御 以下、図8、図9に示す流れ図に従って本発明の経路探
索制御を説明する。尚、交差点ネットリストCRNLは
予めCD−ROM11に記憶されているものとする。
【0031】経路探索に際して、操作部14上の経路探
索キーを用いて経路探索モ−ドにする。ついで、地図検
索キーを操作し、地図画像描画部15aにより出発地、
目的地それぞれについて所定の地図をディスプレイ画面
に表示し、しかる後、地図スクロ−ルキーを用いて自動
車位置マ−クを出発地、目的地に位置決めし、これら出
発地、目的地を設定する(ステップ101)。
【0032】出発地STPと目的地DSPが設定される
と、経路探索部15fは出発地と目的地が属する地図の
図葉番号MNo.とユニットコ−ドUCDを求め、これ
ら図葉番号とユニットコ−ドより経路探索の対象となる
探索範囲を決定する(ステップ102)。例えば、図1
0に示すように、出発地STPと目的地DSPをそれぞ
れ含むユニットUNS,UNEを対角ユニットとする矩
形領域R1あるいは該矩形領域より大きめの矩形領域R
2を探索範囲として決定する。大きめの矩形領域R2
は、例えばユニットUNS,UNEに外側斜め方向に隣
接するユニットUNS′、UNE′を求め、これら2つ
のユニットを対角ユニットとする矩形領域として求め
る。尚、探索範囲の具体的な求め方は、ユニットUNS
とユニットUNEを対角ユニットとするように、ユニッ
トUNSに水平方向に隣接するユニットの図葉番号とユ
ニットコ−ドを求め、しかる後各ユニットに垂直方向に
隣接するユニットの図葉番号とユニットコ−ドを求める
ことにより行う。この場合、ユニットには大きさの違い
があるため、図11に示すように正確に矩形領域となら
ない場合があるが本発明ではこれらを含めて矩形領域と
定義する。
【0033】経路探索範囲を決定すれば、経路探索部1
5fは検索次数iを0にし(0→i、ステップ10
3)、第i次交差点に隣接する交差点が存在するか交差
点ネットリストCRNLを参照して調べる(ステップ1
04)。尚、0次交差点は出発地である。
【0034】存在すれば、該隣接交差点が属するユニッ
トの図葉番号とユニットコ−ドを交差点ネットリストC
RNLから求め、該ユニットがステップ102で求めた
探索範囲内のユニットに含まれるか調べ(ステップ10
5)、含まれなければステップ104に戻り、着目して
いる第i次交差点に隣接する交差点が、なお残存するか
調べて以降の処理を繰り返す。
【0035】ステップ105において隣接交差点が、探
索範囲内のユニット内に存在すれば、、出発地から該隣
接交差点までの累計距離Dを計算する(ステップ10
6)。出発地から第i次交差点までの距離d1は後述す
るように、該第i次交差点に対応させて図示しない記憶
部に記憶してあり、また第i次交差点から隣接交差点ま
での距離d2は交差点ネットリストCRNLに記憶して
あるから、次式d1+d2→Dにより出発地から該隣接交
差点までの累計距離Dが求まる。
【0036】ついで、隣接交差点の検索次数が(i+
1)かチェックし(ステップ107)、(i+1)でな
ければ、隣接交差点に対応させて、以下のデータ (1) 現在着目している第i次交差点のシ−ケンシャル番
号、 (2) 出発地から隣接交差点までの累計距離、 (3) 隣接交差点の検索次数(i+1) を記憶部に記憶し(ステップ108)、以後、ステップ
104に戻り着目している第i次交差点に隣接する交差
点が、なお残存するか調べて以降の処理を繰り返す。
【0037】一方、ステップ107において、隣接交差
点の次数が(i+1)の場合には、換言すれば、該隣接
交差点が別の第i次交差点に隣接する交差点として参照
されていれば(ステップ108で既に上記(1)〜(3) の
データが記憶されていれば)、該隣接交差点に対応して
記憶してある出発地からの累計距離D′とステップ10
6で求めた距離Dの大小を比較する(ステップ10
9)。
【0038】D<D′であれば、当該隣接交差点に対応
して記憶してある、第i次交差点のシ−ケンシャル番号
を現在着目している第i次交差点のシ−ケンシャル番号
で置き換えると共に、距離D′をDで書き替え(D→
D′,ステップ110)、以後、ステップ104に戻
り、着目している第i次交差点に隣接する交差点が、な
お残存するか調べて以降の処理を繰り返す。又、D≧
D′の場合には、当該隣接交差点に対応して記憶してあ
る内容を変更せずステップ104に戻る。
【0039】一方、ステップ104において、着目して
いる第i次交差点に隣接する交差点が存在しなくなれ
ば、別の第i次交差点が存在するか調べ(ステップ11
1)、存在すれば、該別の第i次交差点を対象第i次交
差点として(ステップ112)、ステップ104以降の
処理を繰り返す。
【0040】ステップ111において、別の第i次交差
点が存在しなければ、目的地に到達したかチェックし、
換言すれば第(i+1)次の交差点に目的地が含まれて
いるかチェックし(ステップ113)、含まれていなけ
れば検索次数を1つ歩進し(i+1→i,ステップ11
4)、ステップ104以降の処理を繰り返す。
【0041】しかし、目的地に到達すれば、該目的地
(m次の交差点とする)に対応させて記憶してある(m
−1)次の交差点、該(m−1)次の交差点に対応させ
て記憶してある(m−2)次の交差点、・・・、2次の
交差点に対応させて記憶してある1次交差点、該1次交
差点に対応させて記憶してある0次の交差点(出発地)
を順次結んで最短経路を決定し(ステップ115)、経
路処理を終了する。
【0042】以上では、交差点ネットリストがCD−R
OMに予め記憶されている場合であるが、CD−ROM
に記憶せず、経路探索範囲内のユニットが求まった時点
で、道路レイヤ情報を用いて経路探索範囲内のユニット
に含まれる全交差点を求め、該交差点について交差点ネ
ットリストCRNLを作成してRAMに記憶するように
構成することもできる。
【0043】
【発明の効果】以上本発明によれば、交差点に対応させ
て、該交差点が含まれる地図の図葉番号とユニットコ−
ド、及び該交差点に隣接する交差点とその間の距離を少
なくとも有する交差点ネットリストを設け、設定された
出発地と目的地が含まれる地図のユニットを求め、これ
らユニットを対角ユニットとする矩形領域より大きい矩
形領域を探索範囲として決定し、交差点ネットリストを
参照して交差点が該決定された矩形領域内のユニットに
存在するか調べ、存在しない場合には該交差点を経路探
索の対象から排除して経路探索を行うように構成したか
ら、経路探索範囲を狭めることができ、従って、最短経
路を求めるに際して考慮すべき交差点数を減少でき、経
路探索時間を短縮することができる。又、本発明によれ
ば、経路探索領域を広げることにより、最適経路を確実
に見つけることができる。又、本発明によれば、地図図
葉をさらに細分化した地図ユニットを単位として探索範
囲を決定しているので、必要とする探索範囲をより狭め
ることができ、経路探索時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例構成図である。
【図2】ユニットの説明図である。
【図3】第1の地図管理情報の説明図である。
【図4】第2の地図管理情報の説明図である。
【図5】ユニットコ−ドの説明図である。
【図6】道路レイヤ説明図である。
【図7】交差点ネットリスト説明図である。
【図8】経路探索処理の第1の流れ図である。
【図9】経路探索処理の第2の流れ図である。
【図10】探索範囲の説明図である。
【図11】探索範囲内のユニット説明図である。
【図12】ダイクストラ法の説明図である。
【符号の説明】
11・・地図データ記憶部 12・・ディスプレイ装置(CRT) 13・・現在地検出部 15・・地図表示制御装置 15a・・地図画像描画部 15f・・経路探索部 15g・・誘導経路記憶部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車位置に応じた地図を表示すると共
    に、地図上の交差点を考慮して出発地から目的地迄の最
    短経路を探索し、ドライバを誘導するナビゲ−ション装
    置の経路探索方法において、 交差点に対応させて、該交差点が含まれる地図の図葉番
    号とユニットコ−ド、及び該交差点に隣接する交差点と
    その間の距離を少なくとも有する交差点ネットリストを
    設け、 設定された出発地と目的地が含まれる地図のユニットを
    求め、 これらユニットを対角ユニットとする矩形領域より大き
    い矩形領域を探索範囲として決定し、 交差点ネットリストを参照して交差点が該決定された探
    索範囲内のユニットに存在するか調べ、 存在しない場合には該交差点を経路探索の対象から排除
    することを特徴とする経路探索方法。
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