JP2848848B2 - スクリーンメッシュの締張方法及び装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、スクリーン型枠にスクリーンメッシュを張
って、スクリーン印刷用のスクリーンを製造するための
スクリーンメッシュの締張方法及び装置に関するもので
ある。

＜従来の技術＞ 従来、スクリーン型枠にスクリーンメッシュを締張し
てスクリーン印刷用のスクリーンを製造するには、通
常、第３図に示すような、数基のエアーストレッチャー
24を対向させて配設したスクリーンメッシュ締張装置１
を提供するか、或いは、間隔調整機構を備えたモーター
ストレッチャーを配設したスクリーンメッシュ締張装置
が用いられていた。

すなわち、第３図に示すような、エアーストレッチャ
ー24を配設したスクリーンメッシュ締張装置１では、圧
縮エアーを導入することによってピストン９を伸縮する
ことができるエアーストレッチャー24を二組以上対向さ
せて配設したものであり、スクリーンメッシュ２の端部
を該エアーストレッチャー24のピストン９の先端部分に
装着されたクランプ部5,5にて挟着した後、該クランプ
部５を支持するピストン９の基端部側に形成されている
エアーシリンダー８のエアータンク14内に圧縮エアーを
供給して、ピストン９を収縮させることによって、スク
リーンメッシュ２を両側から引張り、スクリーンメッシ
ュ２に適度なテンションを加えたところで、これをスク
リーン型枠11に固定することにより、スクリーンメッシ
ュ２をスクリーン型枠11に張るか、或いは、スクリーン
メッシュの端部を挟着するクランプ部の間に駆動用モー
ターを駆動させることによって、両クランプ部の間隔を
調節する間隔調整機構を備えたモーターストレッチャー
を配設したスクリーンメッシュ締張装置を用いて、スク
リーンメッシュを両側から引張り、スクリーンメッシュ
に適度なテンションを与えるところで、これをスクリー
ン型枠に固定することにより、スクリーンメッシュをス
クリーン型枠に張っていた。

＜発明が解決しようとする課題＞ しかしながら、前記エアーストレッチャー24のピスト
ン９の動作速度のバラツキやモーターストレッチャーの
スクリーンメッシュ２の挟着状態のバラツキが生じる
と、該スクリーンメッシュ２のテンションに直接影響を
与えるので、スクリーン型枠11に張られるスクリーンメ
ッシュ２の張られ方によって影響が生じてしまう。

従って、該エアーストレッチャー24のピストン９の作
動状況が、常に正常な状態であるか、或いは、モーター
ストレッチャーの間隔調整機構のスクリーンメッシュの
挟着状態が均等であるかを管理していないと、スクリー
ンメッシュの中央部、周辺部及び四隅の各テンションに
バラツキが生じて、製版後の印刷時において印刷物に歪
みが生じるようになる。

特に、エアーストレッチャー24やモーターストレッチ
ャーは、小さなスクリーン型枠11のものでも４〜８基が
用いられ、大きなスクリーン型枠11のものになると40〜
50基程度のクランプ部５が用いられていることから、こ
れら全てのエアーストレッチャー24やモーターストレッ
チャーを管理して、スクリーンメッシュ２を均等なテン
ションで張ったスクリーンを得ることは容易なことでは
なく、事実上、この様な多数のエアーストレッチャー24
やモーターストレッチャーを全て良好に管理することは
不可能なことであった。

また、この様にして得られた適度なテンションで張ら
れたスクリーンメッシュ２でも、時間の経過と共に、ス
クリーンメッシュ２自体の素材の性質からくる伸長によ
って再び伸び始めるために、テンションに変化が生じ
る。従って、再度スクリーンメッシュ２を引張り直さな
ければならないといったことが生じる。

それ故、このようなテンションの掛け直しはスクリー
ンメッシュ２自体の素材がほぼ完全に伸び終わるまで何
度でも行われることから、その度にテンションを測定し
て引張り直さなければならないことから、この様なスク
リーンメッシュの締張方法は面倒な作業であった。

〔発明の概要〕

＜発明の要旨＞ 本発明者らは、上記問題点に鑑みて鋭意研究を重ねた
結果、モーターストレッチャーのクランプ部の基端部側
にリミットスイッチを装着したエアーシリンダーを設け
て、対向するクランプ部間に設けた間隔調整機構を作動
させて両クランプ部の間隔を広げてスクリーンメッシュ
にテンションを与えた際に、前記エアシリンダー内のエ
アー圧力に抗してスクリーンメッシュスクリーンメッシ
ュ側に移動させられたピストンによりリミットスイッチ
を作動させて、前記間隔調整機構を作動させる駆動用モ
ーターを停止させることにより、スクリーンメッシュに
必要以上の部分的な引張力を与えることを防止すること
ができるとの知見を得て本発明を完成するに至ったもの
である。

すなわち、本発明のスクリーンメッシュの締張方法
は、スクリーン型枠と直角の方向に配設されたモーター
ストレッチャーよりなるストレッチ装置のクランプ部に
てスクリーンメッシュの端部を挟着した後、対向するク
ランプ部の間隔を広げることによって、前記スクリーン
メッシュにテンションを加えた状態でスクリーン型枠に
固定してスクリーン印刷用のスクリーンを製造するスク
リーンメッシュの締張方法において、前記ストレッチ装
置のモーターストレッチャーの駆動用モーターを駆動さ
せることにより前記対向するクランプ部の間隔を広げて
スクリーンメッシュにテンションを加えた際に、該スト
レッチ装置のクランプ部の基端部側に配設したリミット
スイッチを装着した所定圧力の圧縮エアーが蓄えられて
いるエアーシリンダー内のエアー圧力に抗してスクリー
ンメッシュ側に移動させられたピストンによって前記リ
ミットスイッチを作動させて、前記ストレッチ装置のモ
ーターストレッチャーの駆動用モーターの駆動を停止
し、前記スクリーンメッシュに過剰な張力が加えられる
ことを防止して、その後、該スクリーンメッシュのテン
ションが加えられることによる伸長により、前記ピスト
ンがエアーシリンダー内のエアー圧力により押し返され
て、前記リミットスイッチの作動が解除されることによ
り、再びモーターストレッチャーの駆動用モーターを駆
動させて、再度対向するクランプ部の間隔を広げること
によりスクリーンメッシュにテンションを加えることを
特徴とするものである。

また、本発明のもう一つの発明であるスクリーンメッ
シュの締張装置は、スクリーン型枠と直角の方向にて配
設されたモーターストレッチャーよりなるストレッチ装
置と、引張強度調整装置とから構成されており、前記ス
トレッチ装置が、スクリーンメッシュの端部を挟着する
ためのクランプ部、及び、駆動用モーターを備え、前記
クランプ部の間隔を調整するための間隔調整機構を備え
たものであり、前記引張強度調整装置が、前記クランプ
部の基端部側でクランプ部を支持するピストン、該ピス
トンを摺動自在に内包して所定圧力の圧縮エアーが蓄え
られているエアーシリンダー、及び、該エアーシリンダ
ーのクランプ部側に配設されて、前記ストレッチ装置の
駆動モーターを停止させるためのリミットスイッチを備
えたものであることを特徴とするものである。

＜発明の効果＞ このような本発明のスクリーンメッシュの締張方法及
び装置は、第１図に示すように、ストレッチ装置３のモ
ーターストレッチャー3aのクランプ部５の基端部側にリ
ミットスイッチ10を装着したエアーシリンダー８が設け
られていることから、スクリーンメッシュ２にテンショ
ンが掛かるとクランプ部５と連結するピストン９がスク
リーンメッシュ２側に移動し、それによってエアーシリ
ンダー８のエアータンク14内のエアーが圧縮されるの
で、ピストン９はこのエアー圧力に抵抗しながらエアー
シリンダー８内のリミットスイッチ10を作動させ、駆動
用モーター６の駆動を停止して、クランプ部5,5の間隔
ｍをそれ以上広がることを阻止することによって、その
張力の強さにバラツキが生じることを無くしている。

このような張力の強さのバラツキを無くすことによっ
て、スクリーンメッシュ２に部分的な必要以上の過剰な
張力が加えられることを防止しているので、スクリーン
メッシュの張り方を均一なものとすることができる。

従って、ストレッチ装置３のモーターストレッチャー
3aの間隔調整機構７の作動状況を常に作業員が管理して
いなくても、一定なテンションのスクリーンを製造する
ことができる。

また、本発明のスクリーンメッシュの締張装置１を操
作する者は、単に、エアー圧力と締張時間を設定し、ス
クリーンメッシュ２の端部をクランプ部５に挟着して、
電源を入れるだけで、自動的にスクリーンメッシュ２の
締張力を調節して張ってくれることから、操作が簡単
で、熟練を要しない者でも簡単に操作することができる
と言った利点がある。

また、時間が経過して、スクリーンメッシュ２自体の
素材の性質からくる伸長によって、再び伸び始めても自
動的に引張力を調節してくれるので、引張力の変化によ
って再度引張り直さなければならないといったことがな
い。

それ故、省力化が行なえることから極めて有利な方法
である。

〔発明の具体的説明〕

本発明のスクリーンメッシュの締張方法及び装置につ
いて、以下にその一実施例を挙げて、図面に基づき具体
的に説明する。

［Ｉ］スクリーンメッシュ締張装置 （１）概要 第１図は本発明のスクリーンメッシュの締張装置の側
面部の概略断面図であり、第２図は第１図のスクリーン
メッシュ締張装置の平面図である。

本発明のスクリーンメッシュの締張装置１は、第１図
に示すように、スクリーンメッシュ２を挟着してテンシ
ョンを与えるモーターストレッチャー3aよりなるストレ
ッチ装置３の部分と、引張強度を調節する引張強度調整
装置４の部分とから基本的に構成されている。

（２）ストレッチ装置 前記ストレッチ装置３は、スクリーンメッシュ２の端
部を挟着するためのクランプ部５と、駆動用モーター６
によって作動して前記両クランプ部5,5の間隔ｍを広げ
ることができる間隔調整機構７とから構成されているモ
ーターストレッチャー3aより形成されている。

該間隔調整機構７は、駆動用モーター６と、該駆動用
モーター６を駆動させることによって回転するスプロケ
ット又はプーリー18と、該回転を伝達するチェーン又は
ベルト19と、該回転を棒状回転軸21及び軸受部22に伝達
するスプロケット又はプーリー20と、該スプロケット又
はプーリー20と固着する棒状回転軸21及び軸受部22とか
ら形成されており、該棒状回転軸21の回転により軸受部
22に固着されているクランプ部5,5が左右に移動してク
ランプ部5,5の間隔ｍが広げられたり狭められたりし
て、その間隔ｍを調整することができる。

（３）引張強度調整装置 また、引張強度調整装置４は、前記クランプ部５の基
端部側に設けられた圧縮エアーが蓄えられているエアー
タンク14を備えたエアーシリンダー８と、該エアーシリ
ンダー８に内包されて、前記クランプ部５と固着し、該
クランプ部５の引張力によってエアーシリンダー８内を
摺動自在に形成されているピストン９と、該ピストン９
がエアシリンダー８のエアータンク14内のエア圧力に抗
してクランプ部５側の方向に必要以上に過剰に移動させ
られようとした時に、エアシリンダー８内のリミットス
イッチ10が作動して、前記間隔調整機構７の駆動用モー
ター６の駆動を停止させて、クランプ部5,5の間隔ｍを
必要以上に過剰に広げ過ぎないように形成されており、
これによってスクリーンメッシュ２の引張強度を適度な
引張力に調整することができる。

（４）作動 第１図において、11は支持版12上に載置されたスクリ
ーン型枠であり、該スクリーン型枠11の周囲には、第２
図に示すように、スクリーン型枠11と直角の方向に二組
のモーターストレッチャー3aよりなるストレッチ装置３
が配置されている。該モーターストレッチャー3aには基
台13が固着されており、その基台13上には前記スクリー
ン型枠11に平行して、スクリーンメッシュ２の端部を挟
着するための多数のクランプ部５が配設されている。該
クランプ部５の基端部側には該クランプ部５を固着して
エアーシリンダー８内を摺動自在なピストン９が配設さ
れており、更にそのピストン９の基端部側には該ピスト
ン９とエアーシリンダー８によって形成されたエアータ
ンク14が形成されている。該エアシリンダー８内のピス
トン９のスクリーンメッシュ２の側にはピストン９がエ
アシリンダー８内のエア圧力に抗してクランプ部５側の
方向に必要以上に過剰に移動させられようとした時に、
前記モーターストレッチャー3aの駆動用モーター６の駆
動を停止させるための例えば近接スイッチなどのリミッ
トスイッチ10が配設されている。

更に、前記エアーシリンダー８にはエアータンク14に
圧縮エアーを供給する耐圧管15が接続されており、該耐
圧管15の先には圧縮機16及び圧力制御器17が繋げられて
いる。

また、前記ストレッチ装置３のモーターストレッチャ
ー3aには、対向するクランプ部5,5の間隔ｍを駆動用モ
ーター６を駆動させることによって調整するためのスプ
ロケット又はプーリー18、チェーン又はベルト19、スプ
ロケット又はプーリー20、棒状回転軸21及び軸受部22よ
りなる間隔調整機構７が設けられている。

［II］スクリーンメッシュの締張方法 （１）第１回目のテンション このようなスクリーンメッシュ締張装置１を用いて、
スクリーン型枠11にスクリーンメッシュ２を張るには、
先ず、スクリーン型枠11上にスクリーンメッシュ２を載
置し、このスクリーンメッシュ２の端部を複数基のスト
レッチ装置３のモーターストレッチャー3aの先端部に設
けられたクランプ部５によってクランプした後、該クラ
ンプ部５と連結したエアーシリンダー８のエアータンク
14内に供給した圧縮エアーを圧力調整器17により予め定
められた圧力とした後、前記駆動用モーター６を駆動さ
せて、駆動用モーター６の回転軸23の先に取付けられた
スプロケット又はプーリー18の回転をチェーン又はベル
ト19に伝え、このチェーン又はべルト19により、棒状回
転軸21に固着されるスプロケット又はプーリー20が回転
して、棒状回転軸21が回転する。該棒状回転軸21の両端
にはそれぞれ逆向きに形成された螺子部21a、21bが形成
されていることから、この螺子部21a、21bに螺合された
軸受部22を回転させずに棒状回転軸21の長さ方向に互い
に逆方向に移動させて、前記ストレッチ装置３のクラン
プ部５の間隔ｍを広げて、スクリーンメッシュ２にテン
ションを掛ける。

これによって、スクリーンメッシュ２にテンションが
掛かるとエアータンク14内のエアーが圧縮されて、この
エアー圧力に抵抗してピストン９がスクリーンメッシュ
２側に移動してエアーシリンダー８内のリミットスイッ
チ10を作動させて、駆動用モーター６の駆動を停止し、
クランプ部5,5の間隔ｍをそれ以上広げられることを停
止させる。

そして、このままの状態で所定時間維持してスクリー
ンメッシュ２に一定なテンションを与える。

（２）第２回目以降のテンション しかし、暫くすると、スクリーンメッシュ２が長時間
張力がかけられたために、スクリーンメッシュ２自体の
素材の性質からくる伸長によりクランプ部5,5間のテン
ションが緩んで、この張力がエアータンク14内の圧縮力
よりも少なくなるとスクリーンメッシュ２と反対側にピ
ストン９が押し返され、今までピストン９により押圧さ
れていたリミットスイッチ10の作動が解除されると、リ
ミットスイッチ10の作動により停止されていた駆動用モ
ーター６の駆動が再開される。それによってストレッチ
装置３のモーターストレッチャー3aのクランプ部5,5の
間隔ｍを広げて、再びスクリーンメッシュ２にテンショ
ンが加えられる。

そして、再びスクリーンメッシュ２に必要以上の過剰
なテンションが掛けられようとした時に、リミットスイ
ッチ10が作動して、モーターストレッチャー3aの駆動用
モーター６の駆動を停止する。

そして、このテンションを加える動作が繰り返される
ことにより、スクリーンメッシュ２自体の素材の性質か
らくる伸長が殆ど停止した時点でこのスクリーンメッシ
ュ２をスクリーン型枠11に固着する。

従って、作業員は、エアー圧力と締張時間を設定し、
スクリーンメッシュ２の端部をクランプ部5,5に挟着し
て電源を入れるだけで、自動的に、クランプ部5,5の間
隔ｍを調整してスクリーンメッシュ２の締張力を調節し
てくれるので、単に熟練を要しない作業員でも、所定時
間が経過した後に、このスクリーンメッシュ２をスクリ
ーン型枠11に固着すれば、スクリーンメッシュ２を一定
なテンションでスクリーン型枠11に締張することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の締張装置の側面部の概略断面図
であり、第２図は第１図のスクリーンメッシュ締張装置
の平面図であり、第３図は従来のスクリーンメッシュ締
張装置の側面部の概略断面図である。 1:スクリーンメッシュ締張装置 2:スクリーンメッシュ 3:ストレッチ装置 3a:モーターストレッチャー 4:引張強度調整装置 5:クランプ部 6:駆動用モーター 7:間隔調整機構 8:エアーシリンダー 9:ピストン 10:リミットスイッチ 11:スクリーン型枠 12:支持板 13:基台 14:エアータンク 15:耐圧管 16:圧縮機 17:圧力制御器 18:スプロケット又はプーリー 19:チェーン又はベルト 20:スプロケット又はプーリー 21:棒状回転軸 21a、21b:螺子部 22:軸受部 23:回転軸 24:エアーストレッチャー m:間隔。

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】スクリーン型枠と直角の方向に配設された
   モーターストレッチャーよりなるストレッチ装置のクラ
   ンプ部にてスクリーンメッシュの端部を挟着した後、対
   向するクランプ部の間隔を広げることによって、前記ス
   クリーンメッシュにテンションを加えた状態でスクリー
   ン型枠に固定してスクリーン印刷用のスクリーンを製造
   するスクリーンメッシュの締張方法において、前記スト
   レッチ装置のモーターストレッチャーの駆動用モーター
   を駆動させることにより前記対向するクランプ部の間隔
   を広げてスクリーンメッシュにテンションを加えた際
   に、該ストレッチ装置のクランプ部の基端部側に配設し
   たリミットスイッチを装着した所定圧力の圧縮エアーが
   蓄えられているエアーシリンダー内のエアー圧力に抗し
   てスクリーンメッシュ側に移動させられたピストンによ
   って前記リミットスイッチを作動させて、前記ストレッ
   チ装置のモーターストレッチャーの駆動用モーターの駆
   動を停止し、前記スクリーンメッシュに過剰な張力が加
   えられることを防止して、その後、該スクリーンメッシ
   ュのテンションが加えられることによる伸長により、前
   記ピストンがエアーシリンダー内のエアー圧力により押
   し返されて、前記リミットスイッチの作動が解除される
   ことにより、再びモーターストレッチャーの駆動用モー
   ターを駆動させて、再度対向するクランプ部の間隔を広
   げることによりスクリーンメッシュにテンションを加え
   ることを特徴とするスクリーンメッシュの締張方法。
2. 【請求項２】スクリーン型枠と直角の方向にて配設され
   たモーターストレッチャーよりなるストレッチ装置と、
   引張強度調整装置とから構成されており、前記ストレッ
   チ装置が、スクリーンメッシュの端部を挟着するための
   クランプ部、及び、駆動用モーターを備え、前記クラン
   プ部の間隔を調整するための間隔調整機構を備えたもの
   であり、前記引張強度調整装置が、前記クランプ部の基
   端部側でクランプ部を支持するピストン、該ピストンを
   摺動自在に内包して所定圧力の圧縮エアーが蓄えられて
   いるエアーシリンダー、及び、該エアーシリンダーのク
   ランプ部側に配設されて、前記ストレッチ装置の駆動モ
   ーターを停止させるためのリミットスイッチを備えたも
   のであることを特徴とするスクリーンメッシュの締張装
   置。