JP2845858B2 - 薄型発光体の電極端子構造 - Google Patents
薄型発光体の電極端子構造Info
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- JP2845858B2 JP2845858B2 JP12942997A JP12942997A JP2845858B2 JP 2845858 B2 JP2845858 B2 JP 2845858B2 JP 12942997 A JP12942997 A JP 12942997A JP 12942997 A JP12942997 A JP 12942997A JP 2845858 B2 JP2845858 B2 JP 2845858B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は薄型発光体の電極端
子構造に関し、特に金属製電極端子の熱加圧接着部の機
械的強度向上をはかる構造に関する。
子構造に関し、特に金属製電極端子の熱加圧接着部の機
械的強度向上をはかる構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術として、図５に示すように特
開平０３−１１４１５２号公報に開示された接着・固定
手法を用いた方法がある。即ち、金属製電極端子１２と
薄型発光体本体１１を導電性フィラーを分散させた異方
性導電性接着剤１３およびヒートシールテープ１４を用
いて熱加圧接着するもので、金属製電極端子１２の基板
接続用の露出部分を除いた接着・固定部全体が熱加圧接
着部１５となる。
開平０３−１１４１５２号公報に開示された接着・固定
手法を用いた方法がある。即ち、金属製電極端子１２と
薄型発光体本体１１を導電性フィラーを分散させた異方
性導電性接着剤１３およびヒートシールテープ１４を用
いて熱加圧接着するもので、金属製電極端子１２の基板
接続用の露出部分を除いた接着・固定部全体が熱加圧接
着部１５となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】問題点は、薄型発光体
に外部接続用金属電極端子を上述のような方法で接着し
た場合、金属電極端子を実装対象である基板に接続する
際に、半田ごて等による熱ストレスや機械的ストレスが
加えられると、金属電極端子と熱加圧接着部の間が剥離
しやすく、薄型発光体が発光しなくなるという欠点があ
る。
に外部接続用金属電極端子を上述のような方法で接着し
た場合、金属電極端子を実装対象である基板に接続する
際に、半田ごて等による熱ストレスや機械的ストレスが
加えられると、金属電極端子と熱加圧接着部の間が剥離
しやすく、薄型発光体が発光しなくなるという欠点があ
る。
【０００４】その理由は、異方性導電性接着剤が熱可塑
性であるため、耐熱性と機械的強度を十分に得るには大
きな熱加圧接着面積が必要になるが、実装面積の低減の
ため十分な熱加圧接着面積が得られないためである。
性であるため、耐熱性と機械的強度を十分に得るには大
きな熱加圧接着面積が必要になるが、実装面積の低減の
ため十分な熱加圧接着面積が得られないためである。
【０００５】本発明の目的は、外部接続用金属製電極端
子を導電性フィラーを分散させた異方性導電性接着剤と
ヒートシールテープで熱加圧接着した構造の薄型発光体
において、熱加圧接着面積が十分に広くない場合でも金
属電極端子に半田ごて等による熱ストレスと機械的スト
レスを印加した時に、熱加圧接着部にストレスを伝えに
くく電気的接続を保持できる電極端子構造を提供するこ
とにある。
子を導電性フィラーを分散させた異方性導電性接着剤と
ヒートシールテープで熱加圧接着した構造の薄型発光体
において、熱加圧接着面積が十分に広くない場合でも金
属電極端子に半田ごて等による熱ストレスと機械的スト
レスを印加した時に、熱加圧接着部にストレスを伝えに
くく電気的接続を保持できる電極端子構造を提供するこ
とにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は導電性フィラー
を分散させた異方性導電性接着剤とヒートシールテープ
とを使用して外部接続用の金属製電極端子を熱加圧接着
した薄型発光体の電極端子構造において、前記ヒートシ
ールテープは前記金属製電極端子の薄型発光体本体に接
触していない部分にまで延伸して接着する形状をなし、
この延伸したヒートシールテープに接着されている前記
金属製電極端子の部分の形状をそれ以外の部分よりも面
積を広くしたものである。
を分散させた異方性導電性接着剤とヒートシールテープ
とを使用して外部接続用の金属製電極端子を熱加圧接着
した薄型発光体の電極端子構造において、前記ヒートシ
ールテープは前記金属製電極端子の薄型発光体本体に接
触していない部分にまで延伸して接着する形状をなし、
この延伸したヒートシールテープに接着されている前記
金属製電極端子の部分の形状をそれ以外の部分よりも面
積を広くしたものである。
【０００７】
【０００８】さらに、延伸した前記ヒートシールテープ
２枚により前記金属製電極端子および前記薄型発光体本
体を表裏から挟んで接着してもよい。
２枚により前記金属製電極端子および前記薄型発光体本
体を表裏から挟んで接着してもよい。
【０００９】即ち、本発明の薄型発光体は、外部接続用
の電極端子固定用ヒートシールテープが熱ストレスと機
械的ストレスを吸収する電極端子構造を有するものであ
り、この発明による薄型発光体の電極端子構造は、外部
接続用の金属製電極端子の薄型発光体に接触していない
露出部分にまでヒートシールテープを延伸させて接着す
ることで、金属製電極端子に熱ストレスが加えられた場
合に、外部接続用の金属製電極端子の薄型発光体に接触
していない露出部分にまで延伸して接着されたヒートシ
ールテープ部で熱が発散されて異方性導電性接着剤に熱
が伝わりにくく、電気的接続を保護することができる。
また、金属製電極端子に機械的ストレスが加えられた場
合に、外部接続用の金属製電極端子の薄型発光体に接触
していない露出部分にまで延伸して接着されたヒートシ
ールテープが変形することで機械的ストレスを吸収し、
電気的接続を保護することができる。
の電極端子固定用ヒートシールテープが熱ストレスと機
械的ストレスを吸収する電極端子構造を有するものであ
り、この発明による薄型発光体の電極端子構造は、外部
接続用の金属製電極端子の薄型発光体に接触していない
露出部分にまでヒートシールテープを延伸させて接着す
ることで、金属製電極端子に熱ストレスが加えられた場
合に、外部接続用の金属製電極端子の薄型発光体に接触
していない露出部分にまで延伸して接着されたヒートシ
ールテープ部で熱が発散されて異方性導電性接着剤に熱
が伝わりにくく、電気的接続を保護することができる。
また、金属製電極端子に機械的ストレスが加えられた場
合に、外部接続用の金属製電極端子の薄型発光体に接触
していない露出部分にまで延伸して接着されたヒートシ
ールテープが変形することで機械的ストレスを吸収し、
電気的接続を保護することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１１】図１（ａ）および（ｂ）は本発明の第１の
実施の形態の平面図および側断面図である。
実施の形態の平面図および側断面図である。
【００１２】図１における第１の実施の形態では、薄型
発光体本体１に金属製電極端子２が、導電性フィラーを
分散した異方性導電性接着剤３と、金属製電極端子２の
薄型発光体本体１に接触していない露出部分まで延伸し
て覆われたヒートシールテープ４とによって熱加圧接着
され、電気的に接続されている。即ち、ヒートシールテ
ープ４を薄型発光体本体１の端面からはみ出させて、露
出した金属製電極端子２を覆うように接着した構成とし
ている。
発光体本体１に金属製電極端子２が、導電性フィラーを
分散した異方性導電性接着剤３と、金属製電極端子２の
薄型発光体本体１に接触していない露出部分まで延伸し
て覆われたヒートシールテープ４とによって熱加圧接着
され、電気的に接続されている。即ち、ヒートシールテ
ープ４を薄型発光体本体１の端面からはみ出させて、露
出した金属製電極端子２を覆うように接着した構成とし
ている。
【００１３】このような第１の実施の形態の構成にて、
金属製電極端子２に半田ごて等による熱ストレスが加え
られた場合、金属製電極端子２の薄型発光体本体１に接
触していない露出部分まで覆う形状で接着されたヒート
シールテープ４によって放熱し、熱可塑性の異方性導電
性接着剤３への熱ストレスを緩和し、熱加圧接着部５の
電気的接続を保護することが可能になる。また、金属製
電極端子２に機械的ストレスが加えられた場合、上述の
形状で接着されたヒートシールテープ４が変形すること
で機械的ストレスが分散され、熱加圧接着部５の電気的
接続を保護することが可能になる。
金属製電極端子２に半田ごて等による熱ストレスが加え
られた場合、金属製電極端子２の薄型発光体本体１に接
触していない露出部分まで覆う形状で接着されたヒート
シールテープ４によって放熱し、熱可塑性の異方性導電
性接着剤３への熱ストレスを緩和し、熱加圧接着部５の
電気的接続を保護することが可能になる。また、金属製
電極端子２に機械的ストレスが加えられた場合、上述の
形状で接着されたヒートシールテープ４が変形すること
で機械的ストレスが分散され、熱加圧接着部５の電気的
接続を保護することが可能になる。
【００１４】次に、本発明の第２の実施の形態について
説明する。図２（ａ）および（ｂ）は第２の実施の形態
の平面図および側断面図である。
説明する。図２（ａ）および（ｂ）は第２の実施の形態
の平面図および側断面図である。
【００１５】第２の実施の形態では、薄型発光体本体１
に金属製電極端子６が、導電性フィラーを分散した異方
性導電性接着剤３と、金属製電極端子６の薄型発光体本
体１に接触していない露出部分まで延伸して覆われたヒ
ートシールテープ４とによって熱加圧接着されるが、第
１の実施の形態の構成と異なる点は、金属製電極端子６
の薄型発光体本体１と接触していないで且つ延伸したヒ
ートシールテープ４と接着されている部分が、それ以外
の部分よりも面積が広くなった拡張部６ａとなっている
ことである。
に金属製電極端子６が、導電性フィラーを分散した異方
性導電性接着剤３と、金属製電極端子６の薄型発光体本
体１に接触していない露出部分まで延伸して覆われたヒ
ートシールテープ４とによって熱加圧接着されるが、第
１の実施の形態の構成と異なる点は、金属製電極端子６
の薄型発光体本体１と接触していないで且つ延伸したヒ
ートシールテープ４と接着されている部分が、それ以外
の部分よりも面積が広くなった拡張部６ａとなっている
ことである。
【００１６】このような第２の実施の形態においても、
熱ストレスや機械的ストレスを緩和・分散し、熱加圧接
着部５の電気的接続を保護することが可能であるが、金
属製電極端子６の一部に面積の広い拡張部６ａを設ける
ことにより、熱加圧接着部５の保護効果をさらに高める
ことができる。
熱ストレスや機械的ストレスを緩和・分散し、熱加圧接
着部５の電気的接続を保護することが可能であるが、金
属製電極端子６の一部に面積の広い拡張部６ａを設ける
ことにより、熱加圧接着部５の保護効果をさらに高める
ことができる。
【００１７】次に、本発明の第３の実施の形態について
説明する。図３は第３の実施の形態の側断面図である。
説明する。図３は第３の実施の形態の側断面図である。
【００１８】第３の実施の形態では、図１にて説明した
第１の実施の形態の構成に加えて、さらに金属製電極端
子７の裏面においても、金属製電極端子７の露出部分を
含め薄型発光体本体１の裏面までをヒートシールテープ
８で接着し、即ち金属製電極端子７、異方性導電性接着
剤３および薄型発光体本体１をヒートシールテープ４，
８で挟むように接着する構成となっており、これにより
金属製電極端子７へ熱ストレス・機械的ストレスを加え
た場合の熱加圧接着部５の保護効果をさらに高めること
ができるようになっている。
第１の実施の形態の構成に加えて、さらに金属製電極端
子７の裏面においても、金属製電極端子７の露出部分を
含め薄型発光体本体１の裏面までをヒートシールテープ
８で接着し、即ち金属製電極端子７、異方性導電性接着
剤３および薄型発光体本体１をヒートシールテープ４，
８で挟むように接着する構成となっており、これにより
金属製電極端子７へ熱ストレス・機械的ストレスを加え
た場合の熱加圧接着部５の保護効果をさらに高めること
ができるようになっている。
【００１９】次に、本発明の第４の実施の形態について
説明する。図４は第４の実施の形態の側断面図である。
説明する。図４は第４の実施の形態の側断面図である。
【００２０】第４の実施の形態では、上述した第３の実
施の形態の構成に、さらに図２に示した第２の実施の形
態と同様の構成を加味したものである。即ち、金属製電
極端子７の薄型発光体本体１と接触していないで且つ延
伸したヒートシールテープ４，８により挟まれるように
接着されている部分が、それ以外の部分よりも面積が広
くなった拡張部７ａとなっている。これにより、上述し
たと同様、金属製電極端子７へ熱ストレス・機械的スト
レスを加えた場合の熱加圧接着部５の保護効果がさらに
倍加することは言うまでもない。
施の形態の構成に、さらに図２に示した第２の実施の形
態と同様の構成を加味したものである。即ち、金属製電
極端子７の薄型発光体本体１と接触していないで且つ延
伸したヒートシールテープ４，８により挟まれるように
接着されている部分が、それ以外の部分よりも面積が広
くなった拡張部７ａとなっている。これにより、上述し
たと同様、金属製電極端子７へ熱ストレス・機械的スト
レスを加えた場合の熱加圧接着部５の保護効果がさらに
倍加することは言うまでもない。
【００２１】
【発明の効果】本発明の効果は、熱加圧接着部に熱スト
レスおよび機械的ストレスが伝わりにくくし、電気的接
続を充分に保護することができることである。
レスおよび機械的ストレスが伝わりにくくし、電気的接
続を充分に保護することができることである。
【００２２】その理由は、金属製電極端子の薄型発光体
本体に接触していない露出部分にまでヒートシールテー
プを延伸して接着する構造を付加したためである。
本体に接触していない露出部分にまでヒートシールテー
プを延伸して接着する構造を付加したためである。
【図１】本発明の第１の実施の形態を示し、（ａ）は平
面図、（ｂ）は側断面図である。
面図、（ｂ）は側断面図である。
【図２】本発明の第２の実施の形態を示し、（ａ）は平
面図、（ｂ）は側断面図である。
面図、（ｂ）は側断面図である。
【図３】本発明の第３の実施の形態を示す側断面図であ
る。
る。
【図４】本発明の第４の実施の形態を示す側断面図であ
る。
る。
【図５】従来の薄型発光体の電極端子構造を示す側断面
図である。
図である。
１，１１ 薄型発光体本体 ２，６，７，１２ 金属製電極端子 ３，１３ 異方性導電性接着剤 ４，８，１４ ヒートシールテープ ５，１５ 熱加圧接着部 ６ａ，７ａ 拡張部
Claims (2)
- 【請求項１】 導電性フィラーを分散させた異方性導電
性接着剤とヒートシールテープとを使用して外部接続用
の金属製電極端子を熱加圧接着した薄型発光体の電極端
子構造において、前記ヒートシールテープは前記金属製
電極端子の薄型発光体本体に接触していない部分にまで
延伸して接着する形状をなし、この延伸したヒートシー
ルテープに接着されている前記金属製電極端子の部分の
形状をそれ以外の部分よりも面積を広くしたことを特徴
とする薄型発光体の電極端子構造。 - 【請求項２】 延伸した前記ヒートシールテープ２枚に
より前記金属製電極端子および前記薄型発光体本体を表
裏から挟んで接着したことを特徴とする請求項１記載の
薄型発光体の電極端子構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12942997A JP2845858B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 薄型発光体の電極端子構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12942997A JP2845858B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 薄型発光体の電極端子構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10321365A JPH10321365A (ja) | 1998-12-04 |
| JP2845858B2 true JP2845858B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=15009280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12942997A Expired - Fee Related JP2845858B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 薄型発光体の電極端子構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2845858B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6431485B2 (ja) * | 2013-12-02 | 2018-11-28 | 東芝ホクト電子株式会社 | 発光装置 |
-
1997
- 1997-05-20 JP JP12942997A patent/JP2845858B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10321365A (ja) | 1998-12-04 |
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