JP2845573B2 - 広帯域型超音波水中レスポンダ - Google Patents

広帯域型超音波水中レスポンダ

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JP2845573B2
JP2845573B2 JP2134208A JP13420890A JP2845573B2 JP 2845573 B2 JP2845573 B2 JP 2845573B2 JP 2134208 A JP2134208 A JP 2134208A JP 13420890 A JP13420890 A JP 13420890A JP 2845573 B2 JP2845573 B2 JP 2845573B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、海中、湖沼中、河川中などの水中における
位置や深さなどを検知するための広帯域型超音波水中レ
スポンダに関するものである。
【従来の技術】 従来、水中における位置や深さなどを船舶で探知する
ため、超音波水中レスポンダが使用されている。 このような超音波水中レスポンダは、ソーナー用送受
波器をケーブルで連結した電源電池や電子回路が組み込
まれたブイを海上に浮遊させ、これとケーブルで連結し
たソーナー用送受波器を水中に没しておく。船舶のソー
ナーから送られた超音波をこの送受波器で受信し、その
超音波に応じた応答超音波を発振して送信する。船舶側
ではこの応答超音波を受信し、自ら送信した超音波との
位相差からソーナー用送受波器の相対位置を演算し、目
標物としての超音波水中レスポンダの位置を知ることが
できる。
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の超音波水中スレポンダでは、複数の
船舶が同時に1つの超音波水中スレポンダと交信しよう
とすると、混乱を生ずることがあった。 例えば第2図に示す例で、船舶Aが超音波水中レスポ
ンダに向かって交信中であるとき、別な船舶Bがその超
音波水中レスポンダに向かって交信を試しようとする。
従来の超音波水中スレポンダは、狭帯域の送受波器であ
るから、船舶Bのソーナーも船舶Aのソーナーと近似し
た周波数の超音波を送信することになる。しかも水中に
おけるソーナーの交信超音波は、ほとんど無指向性であ
る。そのため船舶Bは、すでに交信中の船舶Aの超音波
を受信してしまい、自己の交信波と間違え、混乱するこ
とになる。このような混乱は先に交信中の船舶Aの側で
も起こることになる。 本発明はこのような不都合を解消するためになされた
ものであり、1の船舶と交信中に他の船舶から交信を試
しみられたときにも混乱を生ずることがない超音波水中
レスポンダを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明を、実施例に対応す
る第1図により説明する。 同図に示す本発明の超音波水中レスポンダは、広帯域
型超音波水中レスポンダであり、ソーナー用送受波器1
で受信した超音波からソーナーの発振周波数を検出する
同期検出回路11を有し、同期検出回路11による同期周波
数で発振させた超音波を送信することを特徴としてい
る。
【実施例】
以下、本発明を適用する広帯域型超音波水中レスポン
ダの実施例を図面により詳細に説明する。 本発明の超音波水中レスポンダは、第2図に全体の概
略構成を示すように、海上に浮遊するレスポンダ用ブイ
2内にその主たる電子回路および電源が組み込まれ、レ
スポンダ用ブイ2と海中に没しているソーナー用送受波
器1とはケーブル3で接続されている。レスポンダ用ブ
イ2とロープ4で結ばれたアンテナ用ブイ5にはアンテ
ナ6が取り付けられている。船舶Aには、無線電波によ
り超音波水中レスポンダ側に制御信号を送信するための
無線機を含む制御器8、および超音波sTAを発振し超音
波水中レスポンダに向けて送信し、超音波水中レスポン
ダからの応答超音波sRAを受信するソーナーが搭載され
ている。船舶Bも略同じ機器が搭載されているが、船舶
Aの送信調音波sTAと異なった周波数の送信超音波sTB
送信し、船舶Aの応答超音波sRAと異なった周波数の応
答超音波sRBを受信するソーナーが搭載されている。な
お、このソーナーは、公知の機器が使用されているので
別段の図示、説明を省略する。 第1図には超音波水中レスポンダの概略が示されてい
る。レスポンダ用ブイ2内には、フィルタ像幅部10、同
期信号検出部11、被制御器12周波数切換回路13、発振部
14、電力増幅部15、送受切換スイッチSWが配置されてい
る。 船舶Aが超音波水中レスポンダと交信しようとすると
きは、先ず制御器8から、自己が使用する超音波の周波
数帯を指令するための信号電波を送信する。レスポンダ
用ブイ2内にある被制御器12は、アンテナ6を通じてこ
の電波を受信して指令信号を再生し、周波数切換回路13
に送る。周波数切換回路13は、その信号によりフィルタ
増幅部10が通過する周波数帯域を指定するとともに、発
振部14に周波数帯域の指示をする。 一方、ここで船舶Aのソーナーが超音波sTAを送信す
ると、ソーナー用送受波器1はこれを受信し、フィルタ
増幅部10に送る。フィルタ増幅部10は前記のように周波
数切換回路13により通過周波数帯域を指定されており、
送られてきた超音波sTAの周波数が帯域内であれば増幅
され、通過する。同期信号検出部11では、この周波数の
パルスの立ち上がりと立ち下がりの同期信号を検出して
発振部14に与える一方で、送受切換スイッチSWに与えソ
ーナー用送受波器1を送信側か受信側に切り換える。発
振部14では、同期信号がオフの状態のとき、すなわち受
信超音波がないとき、前記により指定された周波数で発
振する。これが電力増幅部15で増幅され、ソーナー用送
受波器1に電力供給される。 ソーナー用送受波器1は、その周波数で発振し、応答
超音波sRAを送信する。 これで船舶Aと超音波水中レスポンダとの交信が成立
し、船舶A側では、自ら送信した超音波sTAと応答超音
波sRAとの位相差からソーナー用送受波器の相対位置を
演算し、目標物としての超音波水中レスポンダの位置を
知ることができる。 この状態で船舶Bが超音波水中レスポンダとの交信を
しようとした場合、船舶Bが受信する超音波sTBの周波
数と、現在、船舶Aと交信中のために前記により指定さ
れたフィルタ増幅部10の通過周波数帯域が異なっている
ため、同期信号検出部11はパルスの立ち上がりと立ち下
がりを検出できない。そのため超音波水中レスポンダ
は、船舶Bとの間では動作しない。 勿論、超音波水中レスポンダが船舶Aと交信中でなけ
れば、船舶Bが交信しようとするときには前記した船舶
Aの動作と同じようにして交信が可能である。 なお、超音波水中レスポンダの被制御器12に送信機の
機能も付加しておき、超音波水中レスポンダが1つの船
舶と交信中に、他船舶の制御器8からの制御信号電波を
受信したときには、その制御器8に向けて被制御器12か
ら排除信号電波を送信するようにしてもよい。 また、超音波水中レスポンダの被制御器12に送信機の
機能も付加すると同時に、交信可能なソーナーを有する
船舶にモニタ手段を設けておき、超音波水中レスポンダ
が1つの船舶と交信中にはいつも被制御器12から排除信
号電波を送信し、船舶側でこれを受信してモニタするよ
うにしてもよい。
【発明の効果】 以上詳細に説明したように、本発明の超音波水中レス
ポンダは、広帯域型であるため、交信しようとする複数
の船舶の各ソーナーに夫々独自の周波数帯域を割り当て
ることができる。そのため、水中におけるソーナーの交
信超音波はほとんど無指向性であるにもかかわらず、1
の船舶と交信中に他の船舶から交信を試しみられたとし
ても混乱を生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用する超音波水中レスポンダの実施
例のブロック図、第2図は全体構成の該略図である。 1……ソーナー用送受波器 2……レスポンダ用ブイ、3……ケーブル 4……ロープ、5……アンテナ用ブイ 6……アンテナ、8……制御器 10……フィルタ増幅部、11……同期信号検出部 12……被制御器、13……周波数切換回路 14……発振部、15……電力増幅部 SW……送受切換スイッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 15/74

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の船舶側のソーナーで各々異なった周
    波数の発振をして送信された超音波を受信し、夫々対応
    する超音波を発振して送信する広帯域型超音波水中レス
    ポンダであって、ソーナー用送受波器で受信した超音波
    からソーナーの発振周波数を検出する同期検出回路を有
    し、該同期検出回路による同期周波数で発振させた超音
    波を送信することを特徴とする広帯域型超音波水中スレ
    ポンダ。
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