JP2844784B2 - 浸漬塗布装置 - Google Patents

浸漬塗布装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、浸漬塗布装置に関し、詳しくは、円筒状の
被塗布物の表面に形成される塗膜上部の膜厚だれの発生
を減少することが可能な浸漬塗布装置に関する。
(従来の技術) 円筒状の被塗布物の表面に、塗布によって感光層やそ
の他の層を形成することは、従来より広く行われてい
る。塗布方法の中でも表面の平滑性が良好であること、
作業性が簡単であること、工程管理が容易であること等
のために浸漬塗布法が優れている。
浸漬塗布法は、膜厚が薄い場合には、均一に塗布する
ことが可能であるが、膜厚が厚い場合には、塗布物の上
部の塗膜にだれが生じて、膜厚が不均一になるという欠
点がある。
この塗膜のだれ現象は、塗膜が乾燥する前に、下方に
ずり落ちることから発生するものであるから、これを防
止するためには、乾燥を速やかにすればよい。一方、乾
燥を遅らせる要因の一つに、塗料からの溶剤の蒸発によ
って、その蒸気が被塗布物の周囲に滞留して蒸気圧が高
くなり、塗膜の乾燥が遅れるという問題がある。
滞留する溶剤をなくすための手段として、特開昭59−
73074号公報には、塗膜に空気整流リングにより、空気
流を当てて乾燥させる方法が記載されており、また、特
開昭60−227261号公報には、円筒状の被塗布物を塗布面
から引き出しつつ、円筒状の被塗布物の周囲に、送風装
置により一様に気流を送り、塗膜を乾燥させる方法が記
載されている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の上記の方法では、塗布面に気流を直接当ててお
り、だれは改善されるものの、ムラを生じやすい欠点が
あった。すなわち、気流を当てる場合、気流の均一性が
極めて重要であり、気流が円筒状の被塗布物の円周方向
で一様でないと、部分的に強く当たる部分と弱く当たる
部分とが生じ、さらに渦巻きを生じるなどして、塗膜の
乾燥にムラが生じ、その結果、被塗布物を引き上げてい
くにしたがって、軸方向に厚い部分(又は薄い部分)が
スジ状に発生するという欠点があった。したがってま
た、気流を当てる装置を極めて高精度で加工しなければ
ならないという不都合があった。
したがって、本発明の目的は、簡便な装置により、塗
膜のダレによる塗布むらを改善できる浸漬塗布装置を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、塗布液を保持する塗布槽と、円筒状の被塗
布物を上下方向に移動して塗布槽内に挿入可能に支持す
る被塗布物支持手段と、塗布槽から回収された塗布液を
保持し、塗布槽に再供給するための塗布液回収部材と、
回収された塗布液を塗布槽に導入するための塗布液循環
手段とを有する浸漬塗布装置において、該塗布槽の上方
に、被塗布物の表面に空気を吹き付ける送風装置を設け
てなり、該送風装置が、複数の羽根を有する気流変向器
を具備し、該気流変向器の複数の羽根が、円筒状の被塗
布物に対して、それぞれ接線の方向に気流を送り出すよ
うに配設されていることを特徴とする。
(作用) 本発明の浸漬塗布装置によって浸漬塗布を行う場合、
円筒状の被塗布物を塗布槽に浸漬した後、引き上げる際
に、塗布槽上方に設けられた送風装置から、空気が被塗
布物表面に吹き付けられる。その際、送風装置には円筒
状の被塗布物の接線方向に向けて気流を吹き出すように
配設された複数の羽根を有する気流変向器が設けられて
いるから、送風装置から吹き付けられる気流は、気流変
向器によって円筒状の被塗布物の接線方向に変向し、円
筒状の被塗布物の周りを円周方向に回転しながら被塗布
物に当たるようになる。したがって、被塗布物上に形成
された塗膜には、気流が均一に接触して、塗膜のだれム
ラの発生が防止するよう作用する。
(実施例) 次に、本発明の実施例を図面を参酌して説明する。
第1図は、本発明の浸漬塗布装置の概略の構成を示す
説明図で被塗布物が浸漬された状態を示し、第2図は第
1図のA−A線断面図である。
図中、1は塗布槽であり、内部に塗布液5が満たされ
てる。この塗布液は、塗布槽下部から導入されるように
構成されている。なお、10は塗布槽上端縁から溢流する
塗布液の流れを緩やかにして、泡の発生を防止するため
の堰である。
塗布槽の外周には、塗布槽上端縁から溢流する塗布液
を保持するための外部槽6が設けられている。外部槽6
の底部には配管7が取り付けられており、ポンプ8及び
フィルター9を介して塗布槽下部に連通している。
塗布槽1の上方で、外部槽6の内側には、送風装置が
配設されている。この送風装置は、気流発生器2と、気
流変向器3とより構成され、そして気流変向器3の内側
には、多数の羽根4が、円筒状と被塗布物の接線方向に
向けて傾斜して取り付けられている。気泡発生器2と被
塗布物14との間隔は、2〜10cm程度であるのが好まし
く、また、気流変向器3と被塗布物14との間隔は、1〜
5cm程度であるのが好ましい。気流発生器2には、気流
噴出のためのリング状ノズルが設けられており、そして
このノズルからの気流の噴出は上向きになるようにする
のがだれ発生防止の観点から好ましい。気流変向器3の
羽根4の取り付け角度及び形状は、任意に変更すること
ができ、また、羽根の数は多い方が好ましい。また、羽
根の厚さは0.5mm以下で、薄い方が好ましい。羽根の材
質は、ステンレス鋼、真鍮、アルミニウム、その他の金
属、プラスチック等、如何なるものでも使用できる。
塗布槽1の上方には、被塗布物14を支持するための支
持部材13が、モーター11とボールねじ12によって上下に
移動できるように取り付けられている。
上記の浸漬塗布装置を用いて被塗布物14を塗布液によ
って被覆するには、モータ11を駆動して被塗布物14を塗
布槽1の塗布液5中に浸漬させる。次いで、所定の速度
で引き上げて浸漬塗布を行う。その際、塗布槽1内の塗
布液5はポンプ8を駆動することによって循環させる。
すなわち、塗布槽上端縁から溢流して外部槽6に回収さ
れた塗布液は、配管7を通り、フィルター9で不純物が
除去された状態で、塗布槽1の下部に導入する。
被塗布物14を引き上げる際に、送風装置の気流発生器
2の内部に、図示されない送風機から加圧空気を送り込
み、気流を発生させる。気流は気流発生器2のリング状
ノズルから噴出し、気流変向器3の羽根4によって変向
され、被塗布物の接線方向に向けて送り出される。その
ため、気流は、円筒状の被塗布物の表面に沿って、円周
方向に流れ、回転しながら塗膜表面と接触するので、塗
膜表面との接触が均一になる。したがって、被塗布物表
面に形成された塗膜は、均一に乾燥され、乾燥にむらが
生じることがなく、まただれの発生による塗布むらが生
じることもない。
(発明の効果) 本発明の浸漬塗布装置は、上記のように送風装置が、
円筒状の被塗布物の接線方向に向けて気流が送り出され
るように配設された複数の羽根を有する気流変向器を具
備するから、被塗布物上に形成された塗膜が、円周方向
に流れる一様な気流と接触することになり、均一に乾燥
される。したがって、塗布むらを生じることが防止され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の浸漬塗布装置の概略の構成図、第2
図は、本発明における気流発生器の断面図である。 1……塗布槽、2……気流発生器、3……気流変向器、
4……羽根、5……塗布液、6……外部槽、7……配
管、8……ポンプ、9……フィルター、10……堰、11…
…モーター、12……ボールねじ、13……支持部材、14…
…被塗布物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05C 3/00 - 3/20 B05D 1/18 B05C 9/08 - 9/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布液を保持する塗布槽と、円筒状の被塗
    布物を上下方向に移動して塗布槽内に挿入可能に支持す
    る被塗布物支持手段と、塗布槽から回収された塗布液を
    保持し、塗布槽に再供給するための塗布槽外周に設けら
    れた塗布液回収部材と、回収された塗布液を塗布槽に導
    入するための塗布液循環手段とを有する浸漬塗布装置に
    おいて、該塗布槽の上方に、被塗布物の表面に空気を吹
    き付ける送風装置を設けてなり、該送風装置が、複数の
    羽根を有する気流変向器を具備し、該気流変向器の複数
    の羽根が、円筒状の被塗布物に対して、それぞれ接線の
    方向に気流を送り出すように配設されていることを特徴
    とする浸漬塗布装置。
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JPH11276961A (ja) 1998-03-27 1999-10-12 Ricoh Co Ltd 浸漬塗工装置
US6921435B2 (en) * 2001-08-10 2005-07-26 Konica Corporation Apparatus and method for coating electro-photographic sensitive members, and electro-photographic sensitive members made thereby

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