JP2844757B2 - 制電性高強力スエード調人工皮革およびその製造方法 - Google Patents

制電性高強力スエード調人工皮革およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、制電性に優れ、かつ高強力で低伸度である
という特徴をもつスエード調人工皮革およびその製造方
法に関するものである。
[従来の技術] 従来から極細繊維と高分子弾性体とからなる人工皮革
は、その優れた立毛外観、触感、イージーケア性、多色
性と堅牢性、軽さ、加工収率の高さなど多数の優れた特
徴を持ち、いわゆる天然皮革とは一味異なった素材とし
て広く知られている。
また、特開昭62−78281号公報に記載されているよう
な強撚編織物を入れた高強力タイプのものは、カーシー
ト等に利用され好評を得ている。
しかしながら、これらのスエード調人工皮革は、摩擦
等で静電気を発生し、カーシートに用いられる場合など
に静電気の衝撃は強い不快感を与えるという不都合があ
った。
一方、人工皮革に制電性を付与すべく、種々の検討が
なされた結果、特開昭55−51838号公報に示されている
ように、極細繊維に有機導電性繊維を混合(混綿)する
方法が有効であることが知られているが、有機導電性繊
維を均一に混合しなければならないことや品種切換後の
多品種への混入欠点の問題などのために生産性が低下し
てしまう。
また、特開昭56−165075号公報のように、導電性繊維
を含有してなるスクリムを極細繊維と交絡一体化させる
方法では、有機導電性繊維が立毛表面に露出していない
ために有機導電性繊維の制電性能が有効に生かされない
ものであった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、有機導電性繊維を不織布に混綿しよ
うとすると生産性が低下し、また、有機導電性繊維を含
有したスクリムを内部に存在させるだけでは有効な制電
性能が得られないという問題点を解決し、生産性と制電
性能の両者を満足し、かつ高強力なスエード調人工皮革
とその製造方法を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上述した目的を解決するために鋭意研
究をした結果、ついに下記する通りの本発明に到達し
た。
すなわち、本発明の制電性高強力スエード調人工皮革
は、有機導電性繊維と撚数が700T/m以上の強撚糸からな
る編織物と、0.8デニール以下の極細繊維および高分子
バインダーとからなり、かつ前記有機導電性繊維が、一
部立毛綿に露出していることを特徴とする制電性高強力
スエード調人工皮革である。
また、かかる本発明の制電性高強力スエード調人工皮
革において、好ましくは、編織物を構成する強撚糸の撚
数が700T/m以上4000T/m以下のものであり、かつ有機導
電性繊維の撚数が700T/m未満のものであるものである。
また、本発明の制電性高強力スエード調人工皮革の製
造方法は、単繊維繊度0.8デニール以下の極細繊維もし
くは単繊維繊度0.8デニール以下に極細化が可能な繊維
よりなる繊維ウェブと、有機導電性繊維と撚数が700T/m
以上の強撚糸からなる編織物を重ねてニードルパンチ
し、しかる後、バインダー付与処理を行なうことを特徴
とする制電性高強力スエード調人工皮革の製造方法であ
るか、あるいは、単繊維繊度0.8デニール以下の極細繊
維もしくは単繊維繊度0.8デニール以下に極細化が可能
な繊維よりなる繊維ウェブと、有機導電性繊維と強撚糸
からなる編織物を重ねてニードルパンチし、しかる後、
該編織物中の強撚糸の潜在トルク解舒処理を行ない、さ
らに、バインダー付与処理を行なうことを特徴とする制
電性高強力スエード調人工皮革の製造方法である。
また、かかる本発明の制電性高強力スエード調人工皮
革の製造方法において、好ましくは、編織物を構成する
強撚糸が撚数700T/m以上4000T/m以下のものであり、か
つ有機導電性繊維が撚数が700T/m未満のものであるもの
である。
[作用] 以下、本発明について詳細に説明する。
本発明を達成するための具体的な一手段の例として
は、まず0.8デニール以下の極細繊維もしくは極細化が
可能な繊維よりなる繊維ウェブを形成する。このウェブ
と、有機導電性繊維と強撚糸からなる編織物とを重ねて
ニードルパンチし、ウェブ自体の絡合と、ウェブおよび
編織物との絡合を十分に高めて実質的に不離一体化され
た構造を形成するとともに、編織物中の有機導電性繊維
をニードルパンチすることにより切断し、表面に露出さ
せるものである。しかる後、必要に応じて編織物を強撚
糸のトルク除去工程を経た後、バインダー付与工程、極
細繊維化工程の組合せ処理を行うことを骨子とするもの
である。
本発明の不織ウェブを形成する極細繊維の重合体とし
ては特に限定されないが、ポリエチレンテレフタレート
(以下、PETという)、ポリブチレンテレフタレート
(以下、PBTという)、ポリエステルエラストマ等のポ
リエステル系、ナイロン6、ナイロン66、ポリアミドエ
ラストマ等のポリアミド系、ポリウレタン系、ポリオレ
フィン系、アクリロニトリル系などの繊維形成能を有す
る重合体が好適である。この中でもPET、PBT、ナイロン
6、ナイロン66等は、加工した製品の風合および実用性
能の点から特に望ましい。また、海島型繊維のように複
合繊維を構成する一部の重合体を除去または相互に剥離
することによって極細繊維化されるものについては、被
除去成分として、例えばポリスチレンおよびその共重合
体、PVA、共重合ポリエステル、共重合ポリアミド等の
1種または2種を用いることができる。
本発明に用いられる極細繊維の太さは、皮革様物とし
ての性能、すなわち、柔軟性、触感、外観品位、強力特
性などを高めるために0.8デニール以下であることが好
ましい。このような極細繊維は次のような複合繊維から
得られる。すなわち、例えば2種以上の重合体からなる
高分子配列体繊維(特公昭44−18369号公報)、互いに
相溶性の小さい2種の重合体が隣接してなる易分割型複
合繊維(特公昭53−37456号公報)などがある。しか
し、本発明はこれにとらわれるものではなく、その思想
を基に発展的形態の繊維が適用可能である。
本発明で使用する高分子弾性体としては、ポリウレタ
ン、SBR、NBR、ポリアミノ酸、アクリル系の接着剤等の
ゴム状弾性を有する重合体なら何でも使用可能である。
バインド法としては高分子弾性体溶液を塗布あるいは含
浸後凝固する方法、あるいはそれらのエマルジョン、ラ
テックスなどを塗布あるいは含浸して乾燥固着させる方
法等種々の方法が使用できる。
本発明で使用する編織物を構成する有機導電性繊維
は、特公昭52−31450号公報に代表されるように、ポリ
エステル、ナイロン、アクリル等の繊維形成性重合体に
カーボンブラック、沃化第1銅、硫化銅、酸化錫等を混
入させたものであり、その電気比抵抗が106Ω・cm以下
であることが望ましく、より好ましくは10〜106Ω・cm
である。
また、本発明で使用する有機導電性繊維の撚数は、70
0T/m未満が好ましい。700T/m未満であれば、糸を構成す
る単糸どうしのしまりが概して緩く不充分であるため
に、ニードルパンチの際、針のバーブに糸または単糸
(単繊維)がひっかかり、糸または単糸(単繊維)が切
断し人工皮革の立毛毛により露出をしやすいので好まし
いのである。撚数が多すぎると、ニードルパンチをして
もなかなか有機導電性繊維をうまく切断させて立毛面に
露出させることが難しく、またそれでも露出させようと
して無理なニードルパンチを続けると編織物を傷めてし
まい好ましくないものである。
一方、本発明で使用される編織物を構成する強撚糸と
は、撚数が700T/m以上のものを言い、より好ましくは10
00T/m以上、最も好適には1500T/m以上のものである。本
発明者らの各種知見によれば、撚数が700T/m未満のもの
を使用する場合には、ニードルパンチの際、糸が切断あ
るいは損傷されやすいため編織物の組織が壊されやす
く、パンチ数の増加とともに編織物の強力が低下し全体
として布帛構造物の強力低下の著しくなるので、撚数は
700T/m以上とすることが肝要である。
また、撚数が大きすぎても、繊維が硬くなりすぎ、風
合柔軟化、絡合化の点から好ましくなくなるので、4000
T/m以下であることが好ましい。使用する強撚糸の糸種
としては、フィラメントヤーン、紡績糸、革新紡績糸、
フィラメントヤーン/紡績糸などいずれであってもよ
く、特に限定されるものではない。
強撚糸は、ポリエステル、ポリアミド、アラミドなど
の合成繊維、木綿、羊毛、絹などの天然繊維、レーヨン
等の再生繊維、アセテート等の半合成繊維など編織が可
能な繊維ならどのような繊維も使用することができる。
本発明で使用する編織物は、特開昭62−78281号公報
で示されているような、強撚糸からなる編織物に、有機
導電性繊維が代表的には交織あるいは交編により混合使
用されて構成されているものであるが、混合使用の態様
は、かかる交織あるいは交編のみに限定されるものでは
なく、適宜、交撚糸使いや複合糸使いあるいは混織糸使
い等での混合使用によるものであってもよい。
不織ウェブに対する有機導電性繊維を除いた強撚編織
物の重量割合は、70%以下であることが望ましく、最も
好適には10〜50%である。重合割合が70%を越えると不
織布表面に編織物類が露出しやすくなる。
編織物を構成する有機導電性繊維の重量割合は、不織
ウェブに対し、0.05〜20%であることが充分な制電性能
を得る上で望ましく、より好ましくは2〜10%である。
不織ウェブと、有機導電性繊維と強撚糸からなる編織
物類との絡み合わせには、カード、クロスラッパー、ラ
ンダムウェバー等を用いて、シート化した短繊維不織ウ
ェブもしくは長繊維不織ウェブの間あるいは上下に編織
物を積層し、ニードルパンチにより繊維を互いに絡ませ
るのが最もよいが、片面のみでもよい。
ニードルパンチで使用する針の選定に当っては、編織
物との関係で一概には定められない点もあるが、その目
安としては、バーブのスロートデプスは30〜150μm、
好ましくは50〜100μmがよい。また、特にニードルパ
ンチにより強撚糸の損傷をできるだけ避けたい場合は、
針のバーブが編織物と直角に当らないよう斜め向き、例
えば45゜に向けることにより有機導電性繊維のみの切断
に顕著な効果が得られる。このような場合は、バーブの
向きが一方向についた針を使用するのが管理上有利であ
る。この最も好ましい例としては、1バーブのみを有す
る針である。しかし、これにとらわれず通常の針を用い
ても本発明の目的は十分に達成可能である。
極細化可能タイプの繊維で特に海成分を除去する場
合、海成分を除去する方法は、溶剤で抽出する方法、熱
分解させる方法等種々であるが、一般には溶剤で抽出す
る方法が簡単である。この操作は高分子弾性体を付与す
る前、または後で行なう。また、編織物が上下に存在す
る場合はスライスして2枚のシートを得る。バフィング
はサンドペーパーを使用して行なうのが一般的である。
特に、本発明は、バインダー付与後表面あるいは上下
に編織物が存在する場合はスライス面をバフィングする
ことにより良好な立毛となし得る。この場合、ニードル
パンチによる極細繊維と編織物との強固な絡合のため、
耐摩耗性も極めて強く、立毛の脱落も容易なことでは見
られない。
[実施例] 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、本発明における摩擦帯電圧の測定(A)、煙草
灰テスト(B)、引張強伸度(C)の測定は、次のとお
りのものとした。
(A)摩擦帯電圧 約8cm×約5cmの試験片をロータリースタティックテス
ターに取り付け、次の条件で測定する。
大気条件:20℃、30%RH 摩擦布 :木綿織物(金布3号、精練加工品) 張力500g/2.5cm幅 回転数 :400r.p.m 試験片と摩擦布との接圧:2mm 集電距離:12mm (B)煙草灰テスト 20℃、30%RH条件下で木製刺繍枠(直径約12cm)に試
験片を取り付け、試験片の表面を木綿布(金布3号、精
練加工品)で円を描くように強く15回摩擦し、直後に試
験片の摩擦面を煙草灰(10cm×10cmの面積幅にほぼ均一
に散布)に1cmまで近づけた時の灰の吸着の程度を官能
評価する。
◎:全くつかない ○:わずかにつく ×:著しく付着する (C)引張強伸度 JIS−L1079の5.12.1 実施例1 島成分としてポリエチレンテレフタレート、海成分と
してポリスチレンからなる成分比80/20、島数16、複合
繊維のデニール3d、繊維長51mm、捲縮数14山/インチの
海島型複合繊維の原綿を用いて、カード、クロスラッパ
ーの工程を経てウェブを作成し、次いで、プレパンチで
100本/cm2のニードルパンチを行ない、2枚のフェルト
を作成した。その中間に75D−36f、撚数2000T/mのポリ
エステル強撚糸と、25D−5f、撚数300T/mの導電性ポリ
エステル繊維(比抵抗102〜103Ω・cm)を交織した平組
織の織物(総目付量97g/m2;強撚糸分目付量90g/m2、導
電性ポリエステル繊維分目付量7g/m2)を均一に広げて
挿入した。
このようにして得られたシートは、海島繊維シート、
有機導電性繊維(導電性ポリエステル繊維)と強撚糸か
らなる織物、海島繊維シートが重なった三層シートであ
り、目付は、それぞれ180g/m2、86g/m2、90g/m2であっ
た。次に、この三層シートを針深度7mm、バーブの向き
をランダムに植えこんだニードルボードを用い2500本/c
m2ニードルパンチを行なって目付390g/m2の不織布とし
た。かかる加工によって、使用した織物の導電性ポリエ
ステル繊維成分は、ニードルパンチにより切断され、表
面に露出していた。また、強撚糸成分はバーブによる損
傷、ひっかかりなどは認められなかった。
この不織布を98℃の熱水により潜在トルクの解舒処理
を行なった後、PVA溶液を島成分に対し、固形分で35%
付与して乾燥した。
このシートに15%のポリウレタンのDMF溶液を含浸さ
せた後、水中で該ポリウレタンを凝固した。このシート
をさらに熱水中に浸漬、絞液を繰返してPVAおよびDMFを
除去した。このシートをバフ機にかけて立毛を形成させ
た後、分散染料を用いて120℃×60分間液流染色し、厚
さ1.8mm、目付456g/m2、密度0.386g/cm3のスエード調人
工皮革を得た。
得られた皮革様物は、第1表に示すように制電性に優
れ、また第2表に示すように物性にも優れておりカーシ
ート、家具等に好適なものであった。
比較例1 実施例1のプレパンチ上りフェルトの間に積層する織
物を構成する強撚糸の代りに75D−36f、撚数300T/mのポ
リエステル糸を使用し、以下の加工はすべて実施例1と
同様に行なった。得られた皮革様物は、制電性能は優れ
るもののニードルパンチの際、バーブによる織物の損傷
が大きく、強力低下とともに低伸度化が難しく、また、
表面に織物が混在し、品位の悪い外観となった。さら
に、破壊された織物が不織ウェブに絡み、アンカー効果
となり硬い風合のものとなった。
比較例2 実施例1のプレパンチ上りフェルトの間に積層する織
物を構成する有機導電性繊維に2000T/mのヨリをかけた
以外の加工はすべて実施例1と同様に行なった。
得られた皮革様物は、強力は優れるものの、実施例1
と同様のニードルパンチ条件では、導電性ポリエステル
繊維成分の表面への露出は認められず、制電性能は実施
例1のものよりも明らかに劣るものであった。
[発明の効果] 以上述べた通りの本発明によれば、次のような効果が
得られる。
すなわち、有機導電性繊維を不織ウェブに混綿しなく
てもよいために生産性が向上し、かつ制電性と物性の両
方を満足する従来にはないスエード調人工皮革が得られ
る。
本発明の制電性高強力スエード調人工皮革は、上述の
特徴を生かして、カーシート(車輌用座席シート)、家
具などの用途に好適なスエード調人工皮革が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06N 3/00 D04H 1/46

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機導電性繊維と撚数が700T/m以上の強撚
    糸からなる編編物と、0.8デニール以下の極細繊維およ
    び高分子バインダーとからなり、かつ前記有機導電性繊
    維が、一部立毛面に露出していることを特徴とする制電
    性高強力スエード調人工皮革。
  2. 【請求項2】編織物を構成する強撚糸の撚数が、700T/m
    以上4000T/m以下のものであり、かつ有機導電性繊維の
    撚数が700T/m未満であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の制電性高強力スエード調人工皮革。
  3. 【請求項3】単繊維繊度0.8デニール以下の極細繊維も
    しくは単繊維繊度0.8デニール以下に極細化が可能な繊
    維よりなる繊維ウェブと、有機導電性繊維と撚数700T/m
    以上の強撚糸からなる編織物を重ねてニードルパンチ
    し、しかる後、バインダー付与処理を行なうことを特徴
    とする制電性高強力スエード調人工皮革の製造方法。
  4. 【請求項4】編織物を構成する強撚糸が撚数700T/m以上
    4000T/m以下のものであり、かつ有機導電性繊維が撚数
    が700T/m未満のものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第3項記載の制電性高強力スエード調人工皮革の製
    造方法。
  5. 【請求項5】単繊維繊度0.8デニール以下の極細繊維も
    しくは単繊維繊度0.8デニール以下に極細化が可能な繊
    維よりなる繊維ウェブと、有機導電性繊維と強撚糸から
    なる編織物を重ねてニードルパンチし、しかる後、該編
    織物中の強撚糸の潜在トルク解舒処理を行ない、さら
    に、バインダー付与処理を行なうことを特徴とする制電
    性高強力スエード調人工皮革の製造方法。
  6. 【請求項6】編編物を構成する強撚糸が撚数700T/m以上
    4000T/m以下のものであり、かつ有機導電性繊維が撚数
    が700T/m未満のものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第5項記載の制電性高強力スエード調人工皮革の製
    造方法。
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