JP2843009B2 - 軽合金ホイール製造装置及び方法 - Google Patents

軽合金ホイール製造装置及び方法

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JP2843009B2
JP2843009B2 JP33382795A JP33382795A JP2843009B2 JP 2843009 B2 JP2843009 B2 JP 2843009B2 JP 33382795 A JP33382795 A JP 33382795A JP 33382795 A JP33382795 A JP 33382795A JP 2843009 B2 JP2843009 B2 JP 2843009B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム合金等の
軽合金を鍛造加工して1ピースホイールを製造するのに
好適の軽合金ホイール製造装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム合金等からなるホイール
(以下、アルミホイールという)は、Fe(鉄)製ホイ
ールに比して軽量であることに加え、ファッション性が
良好である等の理由から、1960年代より自動車用と
して使用され始めた。当初、アルミホイールは、スポー
ツカー等の一部の高級車に対して使用されていたが、近
年、そのファッション性より一般大衆車においても使用
されるようになった。
【0003】アルミホイールは、その構造から、1ピー
スホイール、2ピースホイール及び3ピースホイールの
3種類に分類される。ホイールには、デザイン面である
ディスク面とタイヤを支持するリム部とが存在し、1ピ
ースホイールは、このディスク面とリム部とが一体的に
成形されて得られたものである。1ピースホイールは、
鍛造または鋳造によって製造されている。
【0004】1ピースホイールは、その構造から製造が
容易であると共に、材質的に均一であるため、品質のバ
ラツキが少なく、剛性を確保しやすいという長所があ
る。また、全体が一体的に成形されているため、部品の
欠落及びゆるみ等の不具合が発生する虞れがないという
長所がある。このため、1ピースホイールはアルミホイ
ール全体の約85%を占めている。
【0005】近年、自動車の軽量化が促進され、ホイー
ルにもより一層の軽量化が要望されるようになった。従
来、1ピースホイールは、その殆どが鋳造により製造さ
れてきた。鋳造によって得られる金属組織は、鍛造によ
って得られたものとは異なり、鍛錬されていないことに
加え、シュリンケージ(引け巣)等の欠陥が内在するた
め、ホイールの強度が小さい。このため、必要な強度を
確保しつつ、軽量なホイールを製造することは極めて困
難である。
【0006】一方、鍛造によって得られた1ピースホイ
ールには、鋳造によって得られたものとは異なり、その
内部に欠陥が内在することがない。また、得られた金属
組織は鍛錬されている。このため、1ピースホイールは
極めて高強度なものとなる。これにより、ホイールを容
易に軽量化することができる。
【0007】一般に、鍛造よって1ピースホイールを製
造する場合は、鍛造後ホイールのリム部を所定の形状に
成形するため、スピニング工程を必要とする。鍛造直後
のホイールのリム部は太くて短くなっており、このリム
部にスピニングを施すことによって、リムを所定の長さ
まで伸長させ、所定の形状に成形する。一方、スピニン
グではなく、鍛造時にデザイン面及びリム部を成形し、
その後フレアリングにより、リアリム部を成形する製造
方法が開示されている(特開平6−198382号公
報、特開平6−218481号公報及び特開平6−23
8390号公報)。
【0008】図3乃至8は、フレアリングによるアルミ
ホイールの製造方法を工程順に示す図である。図3に示
すように、先ずアルミニウム合金の鋳塊を所定の大きさ
に切断して、ビレット51を得る。
【0009】次に、図4に示すように、つぶし金型61
a及び61bを使用して、ビレット51をつぶし加工
し、1次加工材52を得る。このつぶし加工において、
1次加工材52の突出部52aの肉厚及び長さを完成品
ホイールにおけるリム部の肉厚及び長さと略等しくす
る。
【0010】次に、図5に示すように、鍛造金型62a
及び62bを使用して、1次加工材52に鍛造加工(荒
打ち)を施し、2次加工材53を得る。この荒打ちによ
り、2次加工材53のディスク面53a及び突出部52
aの形状が、完成品のものに近づく。その後、図6に示
すように、鍛造金型63a及び63bを使用して2次加
工材に鍛造加工(仕上加工)を施し、3次加工材54得
る。この3次加工により、ディスク面54aは略製品形
状となる。図7は、この3次加工材を拡大して示す図で
ある。
【0011】次に図8に示すように、図7に示す突出部
52aの先端をフレアリングにより曲げ加工して、リム
部52bを成形する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術には、以下に示す問題点がある。即ち、鋳造に
よる1ピースホイールは、安価で製造することができる
ものの、鋳造組織であるため、強度が低く、ホイールの
軽量化が困難であるという問題点がある。
【0013】鍛造後の加工材にスピニングを施してホイ
ールのリム部を成形する方法では、鍛造により組織が鍛
錬され、強度が向上するため、軽量なホイールを得るこ
とができるものの、スピニングに多大な時間を要するた
め、得られたホイールの価格が極めて高価になるという
問題点がある。このため、このようなホイールは極めて
限定された車種にしか適用することができない。
【0014】鍛造後の加工材にフレアリングを施してホ
イールのリム部を成形する方法では、スピニングを施し
てリム部を成形する方法に比して、コストをより一層抑
制することが可能である。しかし、フレアリングを実施
するために、鍛造時に突出部52aが長くなるように成
形する必要がある。このため、図7に示すように、加工
材54から金型を取り出せるよう、突出部52aと金型
63bとの間に抜き勾配αの隙間64を設ける必要があ
る。このため、フレアリング後の機械加工において、リ
ム部52bの加工しろが多くなり、材料の歩留りが悪く
なるという欠点がある。
【0015】近年、デザインを重視した少量多品種のホ
イールが要求されている。これらのホイールの多くは、
機械加工でディスク面等を加工し、意匠面を成形するこ
とにより、同一のホイールから得られたものである。こ
のようなホイールを製造するためには、先ずディスク面
等にデザインが施されていない1ピースホイールを用意
する。この1ピースホイールをスピニング又はフレアリ
ングを施して製造した場合は、製造コストが高いため、
ホイールを機械加工し意匠面を形成すると、得られた1
ピースホイールは採算が合わないものとなる。
【0016】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、高強度な1ピースホイールを低コストで製
造することができる軽合金ホイール製造装置及び方法を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る軽合金ホイ
ール製造装置は、素材を鍛造加工して軽合金ホイールを
製造する軽合金ホイール製造装置において、前記ホイー
ルのディスク部外面を成形する下型と、前記ホイールの
リム部外面を成形すると共に前記下型に接触し実質的に
水平の方向に進出退避移動する複数個の横型と、前記下
型の上方に設置され前記ディスク部内面及び前記リム部
内面を成形する上型とを有し、前記上型の外縁に前記横
型を外側から規制する横型支持部が形成されていること
を特徴とする。
【0018】この場合に、前記横型は、第1の横型と第
1の横型に対向する第2の横型とに分割されているもの
であってもよい。
【0019】前記下型は、中央部に凹部が形成され前記
横型を支持する第1下型と、前記凹部内に設置された第
2下型とから構成されるものであってもよい。
【0020】前記上型の外縁に前記横型を外側から規制
する横型支持部が形成されていることが好ましい。
【0021】前記横型の進出退避移動を案内すると共に
前記横型の上方向の移動を規制する横型案内部が前記下
型に設けられていることが好ましい。
【0022】本発明に係る軽合金ホイールの製造方法
は、ホイールのディスク部外面を成形する下型と、前記
ホイールのリム部外面を成形すると共に前記下型に接触
し実質的に水平の方向に進出退避移動する複数個の横型
と、下型の上方に設置され前記ホイールのディスク部内
面及びリム部内面を成形する上型とを使用し、前記下型
上に素材を載置し、先ず、前記横型を相互に接近移動さ
せて所定のリム形状を成形する工程と、次いで前記上型
を前記下型に接近移動させて所定のディスク形状を成形
する工程と、を有し、前記横型及び上型の1回の移動に
より、素材を所定のホイール形状に一体的に押圧して鍛
造することを特徴とする。
【0023】
【作用】本発明に係る軽合金ホイール製造装置において
は、素材を下型に配置した後、複数個の横型を下型中央
部に向かって移動させ、各横型を素材に当接させると共
に、上型を下降させて素材に当接させ、下型、上型及び
横型により素材を一体的に押圧して鍛造する。そうする
と、下型と上型とによりホイールのディスク部が成形さ
れることに加え、横型が下型及び上型と共に素材を押圧
し、ホイールのリム部が成形される。このように、本発
明の軽合金ホイール製造装置においては、上型及び下型
に加え、横型が設けられているため、素材を実質的に水
平の方向から押圧することができる。このため、上型と
下型とにより素材を上下方向に鍛錬することができるこ
とに加え、素材を水平の方向から鍛錬することができ
る。即ち、上下方向の鍛錬によってホイールのディスク
部が成形されると共に、水平方向の鍛錬によって、必要
とされる強度を付与しつつ、、ホイールのリム部を成形
することができる。これにより、ホイールのディスク部
に加えリム部が鍛造工程で成形されるため、得られたホ
イールにスピニング又はフレアリングを施す必要がな
く、リム部の加工しろを最低限に抑制することができ
る。また、ホイール製造工程を短縮し、製造コストを低
減することができる。
【0024】横型は鍛造時に素材を下型に水平の方向か
ら押圧して、円筒状のリム部を成形する。このため、素
材を横型で覆うためには、横型の個数は2個以上である
ことが必要であるが、通常、2個の横型を互いが対向す
るように配置し、素材を鍛造することによって、均一な
リム部を得ることができる。
【0025】上述の下型は第1下型と第2下型とにより
構成されるものでもよい。このような下型においては、
第2下型を取り替えることにより、ホイールに種々の形
状のディスク面を形成することができる。
【0026】また、外縁に横型支持部が形成された上型
を使用することができる。そうすると、鍛造時に横型を
下型に水平の方向に退避させようとする圧力が発生する
が、横型はこの横型支持部により外側から規制されるた
め、この圧力により横型が退避することがない。これに
よりリム部が高精度で成形され、高品質のホイールを得
ることができる。
【0027】更に、鍛造時の圧力によって、横型を持ち
上げるモーメントが発生するが、下型に横型案内部を設
けることによって、横型が上昇することを防止しつつ、
素材に鍛造を施すことができる。
【0028】本発明に係る軽合金ホイール製造方法にお
いては、ホイールのディスク部外面を成形する下型と、
ホイールのリム部外面を成形する複数個の横型と、ホイ
ールのディスク部内面形状及びリム部内面を成形する上
型とにより、素材を一体的に押圧して鍛造する。そうす
ると、上述の軽合金ホイール製造装置と同様に、鍛造に
よりホイールのディスク部及びリム部を成形することが
できるので、得られたホイールにスピニング又はフレア
リングを施す必要がなく、リム部の加工しろを最低限に
抑制することができる。また、ホイール製造工程を短縮
し、製造コストを低減することができる。
【0029】本発明の素材の材質として、アルミニウム
合金及びマグネシウム合金等を挙げることができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付の図面
を参照して具体的に説明する。図1は本発明の実施例に
係る軽合金ホイール製造装置及び方法を示す図である。
図1(a)は鍛造前の各金型を示す図であり、(b)は
素材が鍛造される様子を示す図である。図1(a)に示
すように、第1下型1の上面中央部には凹部2が形成さ
れており、凹部2には第2下型3が嵌められている。第
2下型3の下面中央部の第1下型1には、貫通孔4aが
設けられており、この貫通孔4aに押出棒4が挿入され
るようになっている。そして、鋳造後に、この押出棒4
を突き上げることにより、第2下型3を第1下型1から
取り外せるようになっている。第2下型3の上方には上
型16が配置されている。第1下型1の両端に、シリン
ダー保持部材6がボルト7により固定されている。シリ
ンダー保持部材6の上部に、油圧シリンダー5がシリン
ダー取付板8を介して設置されている。図1(b)に示
すように、油圧シリンダー5のシリンダーロッド9の先
端には、ホースシュープレート10が設置されており、
このホースシュープレート10は横型12のホースシュ
ープレート取付板11に接続されている。ホースシュー
プレート10の端辺には凹部が設けられており、この凹
部がシリンダーロッド9に嵌まるようになっている。ま
た、横型12には溝が形成されており、この溝にホース
シュープレート10の端辺が嵌まるようになっている。
これにより、鍛造時に油圧シリンダー5はシリンダーロ
ッド9、ホースシュープレート10及びホースシュープ
レート取付板11を介して横型12を上型16に押圧す
ることができる。油圧シリンダー5の上方には、リミッ
ター13が設けられており、リミッター13のロッド1
4は取付金具15を介して、ホースシュープレート取付
板11に取り付けられている。リミッター13は、横型
12の位置を検出する。上型16の外縁には横型支持部
16aが設けられている。鍛造時の素材の変形により、
横型12を後方に押し戻そうとする圧力が発生する。油
圧シリンダー5の力量ではこの圧力に打ち勝つことがで
きないため、横型12の後方移動を防止することができ
ない。そこで、鍛造時に横型12の移動を横型12の外
側から規制するために、上型16には横型支持部16a
が設けられている。また、余分な素材を排出するため、
鍛造時に横型12と第1下型1との間には隙間17aが
形成されるように、各金型の形状を整えてある。同様
に、鍛造時に横型12と上型16との間には隙間17b
が形成されるように、各金型の形状を整えてある。隙間
17bにより、鍛造時に横型12が変形し、鍛造終了後
に上型16が上昇できなくなることを防止する。また、
横型12の内面形状は、ホイールのリム部に数mm程度
の余肉(加工しろ)が形成されるような形状となってい
る。
【0031】図2は図1(a)のA−A′面を示す断面
図である。図2及び図1(a)の隠れ線部分に示すよう
に、第1下型1の端辺には、横型12の移動方向に沿っ
て、ガイド部材1aが設けられている。また、第1下型
1の中央部には横型12の移動方向に沿ってV字状のガ
イド部(2段シャンク)1bが設けられている。横型1
2の側部にはガイド部材1aに案内される凸部12aが
設けられており、横型12の底面にはガイド部1bに案
内される下板12bが設置されている。このガイド部材
1a及びガイド部1bにより横型12の移動方向は一方
向に規制されると共に、横型12が第1下型1から外れ
ることが防止される。また、ガイド部材1aの上部に
は、突出部1cが設けられている。この突出部1cとV
字状のガイド部1bとにより、鍛造時に横型12に内圧
が加わり、この内圧により横型12にモーメントが発生
し、このモーメントにより横型12が持ち上がることが
防止される。
【0032】このように構成された製造装置において、
加熱された素材21を第2下型3上に配置した後、油圧
シリンダー5により横型12を素材21に押圧する。横
型12の位置をリミッター13により検出し、横型12
の位置が所定の位置となった場合に、上型16を下降さ
せて下型1及び3、上型16並びに横型12により素材
21を押圧する。この場合に、素材21の変形によって
内圧が生じ、この内圧により横型12が後退しないよう
に、上型16の横型支持部16aにより横型12の外側
から横型12の移動を規制しつつ、鍛造する。そうする
と、第2下型3と上型16とにより、素材は上下方向に
鍛錬されてディスク面22が成形されると共に、横型1
2が、第1下型1及び上型16と共に、素材を水平方向
に鍛錬し、必要な強度が付与され、リム部21が成形さ
れる。次に上型16を上昇させ、横型12の位置をリミ
ッター13により検出しつつ、横型12を後方に移動さ
せ、横型12の位置が所定の位置となった場合に、得ら
れたホイールを取り出す。ディスク面22が成形される
と共に、所定の形状及び強度を有するリム部23が成形
されているため、得られたホイールのリム部23にスピ
ニング又はフレアリングを施す必要がない。このため、
リム部23の加工しろを最小限にすることができると共
に工程を削減し、ホイールの生産コストを大幅に削減す
ることが可能となる。なお、本実施例においては、形状
の異なる第2下型3を使用することにより、種々の形状
のディスク面22を成形することができる。
【0033】本実施例における鍛造工程により、ホイー
ルの概略形状を成形することができるが、この工程数は
1回であってもよく、また、ホイールのデザインに応じ
て複数回とし、素材21を徐々に目的の形状に成形して
もよい。通常、このようにして得られたホイールは、熱
処理後、機械加工され、製品として供される。また、第
1下型1と第2下型3とは一体のものであってもよい。
【0034】次に、本実施例により実際にアルミニウム
ホイールを製造した結果について、その比較例と比較し
て説明する。実施例のホイールは図1及び2に示す製造
装置を使用して製造した。
【0035】比較例1のホイールは鍛造後スピニングを
施して製造した。また、比較例2のホイールは図3乃至
8に示すように鍛造後フレアリングを施して製造した。
得られた結果を下記表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】上記表1に示すように、実施例の歩留りは
約50%と、比較例1の約40%及び比較例2の約35
%に比して、極めて良好である。実施例では、鍛造時に
リム部を含むホイールの概略形状が成形されるため、余
肉が不要である。一方、比較例1及び2ではスピニング
又はフレアリングによってリム部が成形されるため、余
肉が必要であり、歩留りが低下した。
【0038】また、実施例の鍛造サイクルタイム(鍛造
に要するホイール1個当たりの時間)が比較例に比して
短いため、低コストで鍛造ホイールを製造することがで
きる。
【0039】更に、実施例の鍛造回数は1回であり、比
較例1及び3の3回に比して少ないため、生産効率が著
しく向上する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
横型が下型及び上型と共に素材を一体的に押圧するた
め、鍛造でホイールのリム部を成形することができるの
で、リム部の加工しろが最小限に抑制されると共にホイ
ール製造工程が短縮され、ホイールの製造コストを低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る軽合金ホイール製造装置
及び方法を示す図である。
【図2】図1のA−A′面を示す断面図である。
【図3】従来の鍛造によるアルミホイールの製造方法の
一工程を示す斜視図である。
【図4】同じくその製造方法の一工程を示す断面図であ
る。
【図5】同じくその製造方法の一工程を示す断面図であ
る。
【図6】同じくその製造方法の一工程を示す断面図であ
る。
【図7】同じくその製造方法の一工程を示す断面図であ
る。
【図8】同じくその製造方法の一工程を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1;第1下型 1a;ガイド部材 1b;ガイド部 2;凹部 3;第2下型 4;押出棒 4a;貫通孔 5,13;油圧シリンダー 6;シリンダー保持部材 7;ボルト 8;シリンダー取付板 9;シリンダーロッド 10;ホースシュープレート 11;ホースシュープレート取付板 12;横型 12a;凸部 12b;下板 13;リミッター 14;ロッド 15;取付金具 16;上型 16a;横型支持部 17a,17b;隙間 21;素材 22;ディスク面 23;リム部 51;ビレット 52;1次加工材 52a;突出部 52b;リム部 53;2次加工材 53a,54a;ディスク面 54;3次加工材 61a,61b;つぶし金型 62a,62b,63a,63b;鍛造金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 篤実 三重県員弁郡大安町大字梅戸字東山1100 番 株式会社神戸製鋼所大安工場内 (56)参考文献 特開 平7−16691(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21K 1/32 B21K 1/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材を鍛造加工して軽合金ホイールを製
    造する軽合金ホイール製造装置において、前記ホイール
    のディスク部外面を成形する下型と、前記ホイールのリ
    ム部外面を成形すると共に前記下型に接触し実質的に水
    平の方向に進出退避移動する複数個の横型と、前記下型
    の上方に設置され前記ディスク部内面及び前記リム部内
    面を成形する上型とを有し、前記上型の外縁に前記横型
    を外側から規制する横型支持部が形成されていることを
    特徴とする軽合金ホイール製造装置。
  2. 【請求項2】 前記横型は、第1の横型と第1の横型に
    対向する第2の横型とに分割されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の軽合金ホイール製造装置。
  3. 【請求項3】 前記下型は、中央部に凹部が形成され前
    記横型を支持する第1下型と、前記凹部内に設置された
    第2下型とから構成されることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の軽合金ホイール製造装置。
  4. 【請求項4】 前記横型の進出退避移動を案内すると共
    に前記横型の上方向の移動を規制する横型案内部が前記
    下型に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の軽合金ホイール製造装置。
  5. 【請求項5】 ホイールのディスク部外面を成形する下
    型と、前記ホイールのリム部外面を成形すると共に前記
    下型に接触し実質的に水平の方向に進出退避移動する複
    数個の横型と、下型の上方に設置され前記ホイールのデ
    ィスク部内面及びリム部内面を成形する上型とを使用
    し、前記下型上に素材を載置し、先ず、前記横型を相互
    に接近移動させて所定のリム形状を成形する工程と、次
    いで前記上型を前記下型に接近移動させて所定のディス
    ク形状を成形する工程と、を有し、前記横型及び上型の
    1回の移動により、素材を所定のホイール形状に一体的
    に押圧して鍛造することを特徴とする軽合金ホイール製
    造方法。
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