JP2841068B2 - プラスチツク光フアイバの製法 - Google Patents

プラスチツク光フアイバの製法

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JP2841068B2 JP62322796A JP32279687A JP2841068B2 JP 2841068 B2 JP2841068 B2 JP 2841068B2 JP 62322796 A JP62322796 A JP 62322796A JP 32279687 A JP32279687 A JP 32279687A JP 2841068 B2 JP2841068 B2 JP 2841068B2
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鶴義 松本
勝彦 島田
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光フアイバ中心軸から外側に向つて屈折率が
変化している屈折率分布型プラスチツク光フアイバの製
法に関するものである。 〔従来の技術〕 透明棒状体の中心より外周へ向つて屈折率が変化して
いる棒状レンズが市販されており、複写器の画像伝送体
として有用に活用されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、これらの棒状レンズは剛直であり、原稿と受
光面との距離が長くなると、その取扱い性が極めて悪く
なり、現状においては電機的、機械的な手法によりこの
難点を解決しているが、画像伝送距離が長くなると更
に、その難しさが倍増する傾向があり、このような難点
のない、可撓性の良好な画像伝送体の開発が要望されて
いる。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで本発明者等は上述した要望を満たし得る屈折率
分布型光フアイバを開発することを目的として検討した
結果本発明を完成した。 本発明の要旨とするところは、硬化後の屈折率がn1
ある未硬化の物質を芯とし、硬化後の屈折率がn2(但
し、n1>n2とする)である未硬化の物質を鞘として複合
紡糸した後、鞘成分を芯成分中へ拡散処理すると共に、
芯成分を鞘成分中へ拡散処理した後、硬化処理すること
を特徴とする屈折率分布型プラスチツク光フアイバの製
法にある。 本発明によつて得られる前述した如くプラスチツク系
光フアイバはその軸からその外周に向つて屈折率が低下
していることが大きな特徴となつており、このような特
性を有するものを作るには未硬化状態で透明であり、硬
化物の屈折率がn1なるものと、未硬化状態で透明であ
り、硬化物の屈折率がn2なるものとをn1>n2となるよう
に組合せることが必要であり、このような硬化物を作り
得る未硬化物としてはメチルメタクリレート(n=1.4
9)、スチレン(n=1.59)、クロルスチレン(n=1.6
1)、酢酸ビニル(n=1.47)、フツ化ビニリデン(n
=1.42)、110−フルオロプロピレン(n=1.34)、CH2
=C(CH3)COORf(n=1.37〜1.40)なる化合物類で、
Rfとしては(CH2(CF2nH,−C(CF33,CF2CF2CH
FCF3,CH2CF(CF32,CH2=CHCOOR′(n=1.37〜1.4
0)なる化合物類で、R′としては−(CH2(C
F2nH,−CH2CF2CHFCF3,−CH(CF32,CH2=CFCOOR″
(n=1.37〜1.42)なる化合物、n=1.43〜1.62なるメ
タクリレート類、アクリレート類、例えばエチル(メ
タ)アクリレート、フエニル(メタ)アクリレート、ベ
ンジル(メタ)アクリレート、ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレート、アルキレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパンジ又はトリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ、トリ又は
テトラ(メタ)アクリレート、ジグリセリンテトラ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレートなどの他ジエチレングリコールビスア
リルカーボネート、フツ素化アルキレングリコールポリ
(メタ)アクリレートなどを挙げることができる。これ
ら硬化性液状物に紡糸に供する未硬化物の粘度調整及び
得られる糸条物中の中心から外側へ向い屈折率分布をも
たせるため、上記硬化性液状物に溶解しうるポリマーを
併用することが好しく例えばポリメチルメタクリレート
(n=1.49)、ポリメチルメタクリレート系コポリマー
(n=1.47〜1.50)、ポリ−4−メチルペンテン−1
(n=1.46)、エチレン/酢酸ビニルコポリマー(n=
1.46〜1.50)、ポリカーボネート(n=1.50〜1.57)、
ポリ弗化ビニリデン(n=1.42)、弗化ビニリデン/テ
トラフルオロエチレンコポリマー(n=1.42〜1.46)、
弗化ビニリデン/テトラフルオロエチレン/ヘキサフル
オロプロペンコポリマー(n=1.40〜1.46)、ポリ弗化
アルキル(メタ)アクリレートポリマーなどを挙げるこ
とができる。 本発明を実施するに際して用いる未硬化物はその粘度
が103〜105ポイズで硬化性のものであることが好まし
く、この粘度が103ポイズよりも小さいものであるとき
は、紡糸により糸切れが生ずるようになり糸条物の形成
が難しく、一方、この粘度が105ポイズより大きいとき
はやはり紡糸操作性が不良となり径斑の少ない糸条物を
得ることが難しくなる。 本発明により屈折率分布型光フアイバを作るには、例
えば第1図に示す如き糸成型装置を用いて行なうことが
できる。第1図中11はシリンダー部、12は硬化性の未硬
化状物混練部、13は粘度調整を行なうためのヒーター、
14はピストン、15は紡糸ノズル部、16は押出された未硬
化状の糸条物、17は糸条に屈折率分布を与えるための処
理部、18は未硬化物を硬化させるための処理部、20は引
取りローラー、22は本発明により作られた屈折率分布型
プラスチツク光フアイバ、21は撓取部である。 本発明を実施するに際しては、高屈折率成分を芯と
し、低屈折率成分を鞘として共押し出しし、低屈折率成
分を芯成分中へ拡散せしめると共に高屈折率成分を鞘成
分中に拡散せしめる処理を施すことによつて屈折率分布
型糸状物とした後硬化処理することにより、本発明の目
的とする屈折率分布型光フアイバを作ることができる。 未硬化状の糸条物を硬化するには糸条物中に熱硬化触
媒及び/又は光硬化触媒を介在せしめておき、熱処理な
いし光照射処理する方法をとるのがよい。 熱硬化触媒としては通常用いられているパーオキサイ
ド系触媒を用いることができ、光重合触媒としてはベン
ゾフエノン、ベンゾインアルキルエーテル、4′−イソ
プロピル−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフエ
ノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフエニルケトン、
ベンジルメチルケタール、2,2−ジエトキシアセトフエ
ノン、クロロチオキサントン、チオキサントン系化合
物、ベンゾフエノン系化合物、4−ジメチルアミノ安息
香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、
N−メチルジエタノールアミン、トリエチルアミンなど
を挙げることができる。 本発明によつて得られる屈折率分布型光フアイバには
更に低屈折率の被覆層を設けることもでき、トリフルオ
ロアルキルアクリレート、ペンタフルオロアルキルアク
リレート、ヘキサフルオロアルキルアクリレート、フル
オロアルキレンジアクリレート、1,1,2,2−テトラハイ
ドロヘプタデカフルオロデシルアクリレート、ヘキサン
ジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
トなどを適宜混合し、必要によりこれら樹脂組成物の塗
工性及び屈折率を調節するために前記弗素含有アクリレ
ート又はメタクリレートの重合体を混合し、更に、この
組成物に前記光重合開始剤を加えたものを用いるのがよ
い。 光重合に用いる光源としては150〜600nmの波長の光を
発する炭素アーク灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、低圧
水銀灯、ケミカルランプ、キセノンランプ、レーザ光等
を用いることができる。 〔本発明の効果〕 本発明によると可撓性良好な屈折率分布型プラスチツ
ク系光フアイバを連続的に効率よく作ることができ、そ
の工業的メリツトは極めて大きいものである。 以下実施例により本発明を更に詳細に説明する。 実施例1 ポリメチルメタクリレート45重量部、メチルメタクリ
レート55重量部、1−ヒドロキシシクロヘキシルフエニ
ルケトン0.1重量部、ハイドロキノン0.1重量部を芯成分
とし、これを80℃に加熱し、混練部を通し第2図の同心
円状の複合紡糸ノズルの芯成分供給ライン(24)から押
し出した。ポリ−(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル
メタクリレート)(nD1.40、〔η〕3.0(メチルエチル
ケトン中25℃で測定))50重量部、2,2,3,3−テトラフ
ルオロプロピルメタクリレート50重量部、1−ヒドロキ
シシクロヘキシルフエニルケトン0.1重量部、ハイドロ
キノン0.1重量部を鞘成分とし、これを80℃に加熱して
混練部を通し第2図の同心円状の複合紡糸ノズルの鞘成
分供給ライン(23)から芯成分と同時に押し出した。こ
の押し出し時の粘度は、芯成分が2.5×104ポイズ、鞘成
分が4.0×104ポイズであった。この押し出し物を80℃に
保たれた保温筒内を約10分かけて通過させた。 ついで6本の円状に等間隔に設置された400W高圧水銀
灯の中心にフアイバを通過させ、約5分間光を照射し、
20cm/分の速度でニップローラーで引き取った。このよ
うにして芯−鞘構造を有し、芯部、鞘部ともに屈折率分
布のついたプラスチツク光フアイバを得た。この光フア
イバの直径は1mmであった。芯成分の中心の屈折率は1.4
85、鞘成分との界面付近の屈折率は1.466、鞘成分の芯
成分との界面付近の屈折率は1.423、周辺部の屈折率は
1.405であった。 この光フアイバの光伝送損失は、590nmにおいて591dB
/Km、650nmにおいて622dB/Kmであった。 比較例1 保温筒内を通過させないことを除いて、実施例1と同
様にして光フアイバを得た。得られた光フアイバは、芯
−鞘構造を有するプラスチツク光フアイバであり、芯成
分の屈折率は1.490、鞘成分の屈折率は1.400であった。
またこの光フアイバの光伝送損失は、590nmにおいて569
dB/Km、650nmにおいて613dB/Kmであった。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の屈折率分布型プラスチツク光伝送繊維
の製造法を実施するに際して用いる紡糸装置の一例を示
す模式図であり、第2図は複合紡糸を行なう場合に用い
るノズルの一例である。 11……シリンダ、12……混練部、13……ヒータ、14……
ピストン、15……複合紡糸ノズル、16……ストランドフ
アイバ、17……揮発部、18……活性光線照射部、19……
ガス導入孔、20……ニツプローラ、21……巻取ドラム、
22……光伝送繊維、23……鞘成分供給ライン、24……芯
成分供給ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三品 義彦 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイ ヨン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−215204(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.硬化後の屈折率がn1である未硬化の物質を芯とし、
    硬化後の屈折率がn2(但し、n1>n2とする)である未硬
    化の物質を鞘として複合紡糸した後、鞘成分を芯成分中
    へ拡散処理すると共に、芯成分を鞘成分中へ拡散処理し
    た後、硬化処理することを特徴とする屈折率分布型プラ
    スチツク光フアイバの製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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