JP2840904B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料Info
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Description
料(以下感材)とその現像処理方法に関するものであ
り、特に低補充量・迅速処理適性に優れた感材に関する
ものである。
おいて、現像液の補充量を下げることは廃液量を下げる
ことにつながり、環境問題の観点から大きくクローズア
ップされている。しかし従来の感材では補充量を下げた
処理においては十分な感度・階調が得られず実用にたえ
なかった。一方、現像処理の迅速化は大きな問題であ
り、迅速処理可能でかつ補充量が少ない処理システムに
おいても十分な感度の得られる感材の開発が待たれてい
た。
の補充量の少ない処理システムにおいても十分な感度の
得られる感材を提供することであり、特に補充量が少な
く、かつ迅速処理可能な感材の技術を開示するものであ
る。
の補充量が20cc/4切以下である処理液で処理するハ
ロゲン化銀写真感光材料において、少くとも1層の乳剤
層のハロゲン化銀粒子が、セレン化合物またはテルル化
合物により化学増感されており、かつ該ハロゲン化銀の
90モル%以上が臭化銀であり、かつ平均ヨード含量が
0.6モル%以下であることを特徴とするハロゲン化銀
写真感光材料によって達成されることが分かった。
ては、現像液である場合に本発明は特に顕著な効果を示
す。更に本発明の目的は、S×T≦1000なる式を満
たすような条件で、現像処理されることが好ましいこと
が分かった。ここでSとは感材の4切1枚あたりの現像
液の補充量(cc/4切)を表し、TとはDry to
Dryの処理時間(秒)を表す。S×Tの値としては
800以下、特に700以下であることが好ましい。
える。本発明で用いられるセレン増感剤としては、従来
公知の特許に開示されているセレン化合物を用いること
ができる。すなわち通常、不安定型セレン化合物および
/または非不安定型セレン化合物を添加して、高温、好
ましくは40℃以上で乳剤を一定時間攪拌することによ
り用いられる。不安定型セレン化合物としては特公昭4
4−15748号、特公昭43−13489号、特願平
2−130976号、特願平2−229300号などに
記載の化合物を用いることが好ましい。具体的な不安定
セレン増感剤としては、イソセレノシアネート類(例え
ばアリルイソセレノシアネートの如き脂肪族イソセレノ
シアネート類)、セレノ尿素類、セレノケトン類、セレ
ノアミド類、セレノカルボン酸類(例えば、2−セレノ
プロピオン酸、2−セレノ酪酸)、セレノエステル類、
ジアシルセレニド類(例えば、ビス(3−クロロ−2,
6−ジメトキシベンゾイル)セレニド)、セレノホスフ
ェート類、ホスフィンセレニド類、コロイド状金属セレ
ンなどがあげられる。不安定型セレン化合物の好ましい
類型を上に述べたがこれらは限定的なものではない。当
業技術者には写真乳剤の増感剤としての不安定型セレン
化合物といえば、セレンが不安定である限りに於いて該
化合物の構造はさして重要なものではなく、セレン増感
剤分子の有機部分はセレンを担持し、それを不安定な形
で乳剤中に存在せしめる以外何らの役割をもたないこと
が一般に理解されている。本発明においては、かかる広
範な概念の不安定セレン化合物が有利に用いられる。本
発明で用いられる非不安定型セレン化合物としては特公
昭46−4553号、特公昭52−34492号および
特公昭52−34491号に記載の化合物が用いられ
る。非不安定型セレン化合物としては例えば亜セレン
酸、セレノシアン化カリウム、セレナゾール類、セレナ
ゾール類の四級塩、ジアリールセレニド、ジアリールジ
セレニド、ジアルキルセレニド、ジアルキルジセレニ
ド、2−セレナゾリジンジオン、2−セレナオキサゾリ
ジンチオンおよびこれらの誘導体等があげられる。これ
らのセレン化合物のうち、好ましくは以下の一般式
(I)および(II) があげられる。一般式(I)
異なっていてもよく、アルキル基(例えば、メチル基、
エチル基、t−ブチル基、アダマンチル基、t−オクチ
ル基)、アルケニル基(例えば、ビニル基、プロペニル
基)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル
基)、アリール基(例えば、フェニル基、ペンタフルオ
ロフェニル基、4−クロロフェニル基、3−ニトロフェ
ニル基、4−オクチルスルファモイルフェニル基、α−
ナフチル基)、複素環基(例えば、ピリジル基、チエニ
ル基、フリル基、イミダゾタル基)、−NR1(R2)、−
OR3 または−SR4 を表す。R1 、R2 、R3 および
R4 はそれぞれ同じでも異なっていてもよく、アルキル
基、アラルキル基、アリール基または複素環基を表す。
アルキル基、アラルキル基、アリール基または複素環基
としてはZ1 と同様な例が挙げられる。ただし、R1 お
よびR2 は水素原子またはアシル基(例えば、アセチル
基、プロパノイル基、ベンゾイル基、ヘプタフルオロブ
タノイル基、ジフルオロアセチル基、4−ニトロベンゾ
イル基、α−ナフトイル基、4−トリフルオロメチルベ
ンゾイル基)であってもよい。一般式(I)中、好まし
くはZ1 はアルキル基、アリール基または−NR1(R 2)
を表し、Z2 は−NR5(R6)を表す。R1 、R2 、R5
およびR6 はそれぞれ同じでも異なっていてもよく、水
素原子、アルキル基、アリール基、またはアシル基を表
す。一般式(I)中、より好ましくはN,N−ジアルキ
ルセレノ尿素、N,N,N′−トリアルキル−N′−ア
シルセレノ尿素、テトラアルキルセレノ尿素、N,N−
ジアルキル−アリールセレノアミド、N−アルキル−N
−アリール−アリールセレノアミドを表す。一般式(I
I)
じでも異なっていてもよく、脂肪族基、芳香族基、複素
環基、−OR7 、−NR8(R9)、−SR10、−Se
R11、X、水素原子を表す。R7 、R10およびR11は脂
肪族基、芳香族基、複素環基、水素原子またはカチオン
を表し、R8 およびR9 は脂肪族基、芳香族基、複素環
基または水素原子を表し、Xはハロゲン原子を表す。一
般式(II) において、Z3 、Z4 、Z5 、Z7 、Z8 、
Z9 、Z10およびR 11で表される脂肪族基は直鎖、分岐
または環状のアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アラルキル基(例えば、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、t−ブチル基、n−ブチ
ル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ヘキサデシ
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アリル
基、2−ブテニル基、3−ペンテニル基、プロパルギル
基、3−ペンチニル基、ベンジル基、フェネチル基)を
表す。一般式(II) において、Z3 、Z4 、Z5 、
Z7 、Z8 、Z9 、Z10およびR 11で表される芳香族基
は単環または縮環のアリール基(例えば、フェニル基、
ペンタフルオロフェニル基、4−クロロフェニル基、3
−スルホフェニル基、α−ナフチル基、4−メチルフェ
ニル基)を表す。一般式(II) において、Z3 、Z4 、
Z5 、Z7 、Z8 、Z9 、Z10およびR 11で表される複
素環基は窒素原子、酸素原子または硫黄原子のうち少な
くとも一つを含む3〜10員環の飽和もしくは不飽和の
複素環基(例えば、ピリジル基、チエニル基、フリル
基、チアゾリル基、イミダゾリル基、ベンズイミダゾリ
ル基)を表す。一般式(II) において、R7 、R10およ
びR11で表されるカチオンはアルカリ金属原子またはア
ンモニウムを表し、Xで表されるハロゲン原子は、例え
ばフッ素原子、塩素原子、臭素原子または沃素原子を表
す。一般式(II) 中、好ましくはZ3 、Z4 またはZ5
は脂肪族基、芳香族基または−OR7 を表し、R7 は脂
肪族基または芳香族基を表す。一般式(II) 中、より好
ましくはトリアルキルホスフィンセレニド、トリアリー
ルホスフィンセレニド、トリアルキルセレノホスフェー
トまたはトリアリールセレノホスフェートを表す。以下
に一般式(I)および(II) で表される化合物の具体例
を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
ル、エタノールなどの有機溶媒の単独または混合溶媒に
溶解し、または特願平2−264447号、同2−26
4448号に記載の形態にて化学増感時に添加される。
好ましくは化学増感開始前に添加される。使用されるセ
レン増感剤は1種に限られず上記セレン増感剤の2種以
上を併用して用いることができる。不安定セレン化合物
と非不安定セレン化合物を併用してもよい。本発明に使
用されるセレン増感剤の添加量は、用いるセレン増感剤
の活性度、ハロゲン化銀の種類や大きさ、熟成の温度お
よび時間などにより異なるが、好ましくは、ハロゲン化
銀1モル当り1×10-8モル以上である。より好ましく
は1×10-7モル以上3×10-5モル以下である。セレ
ン増感剤を用いた場合の化学熟成の温度は好ましくは4
5℃以上である。より好ましくは50℃以上、80℃以
下である。pAgおよびpHは任意である。例えばpH
は4から9までの広い範囲で本発明の効果は得られる。
セレン増感は、ハロゲン化銀溶剤の存在下で行うことに
は、より効果的である。
溶剤としては、米国特許第3,271,157号、同第
3,531,289号、同第3,574,628号、特
開昭54−1019号、同54−158917号等に記
載された(a)有機チオエーテル類、特開昭53−82
408号、同55−77737号、同55−2982号
等に記載された(b)チオ尿素誘導体、特開昭53−1
44319号に記載された(c)酸素または硫黄原子と
窒素原子とにはさまれたチオカルボニル基を有するハロ
ゲン化銀溶剤、特開昭54−100717号に記載され
た(d)イミダゾール類、(e)亜硫酸塩、(f)チオ
シアネート等が挙げられる。特に好ましい溶剤として
は、チオシアネートおよびテトラメチルチオ尿素があ
る。また用いられる溶剤の量は種類によっても異なる
が、例えばチオシアネートの場合、好ましい量はハロゲ
ン化銀1モル当り1×10-4モル以上1×10-2モル以
下である。本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、化学増感
においてイオウ増感および/または金増感を併用するこ
とによりさらに高感度、低かぶりを達成することができ
る。イオウ増感は、通常、イオウ増感剤を添加して、高
温、好ましくは40℃以上で乳剤を一定時間攪拌するこ
とにより行なわれる。また、金増感は、通常、金増感剤
を添加して、高温、好ましくは40℃以上で乳剤を一定
時間攪拌することにより行なわれる。上記のイオウ増感
には硫黄増感剤として公知のものを用いることができ
る。例えばチオ硫酸塩、チオ尿素類、アリルイソチアシ
アネート、シスチン、p−トルエンチオスルホン酸塩、
ローダニンなどが挙げられる。その他米国特許第1,5
74,944号、同第2,410,689号、同第2,
278,947号、同第2,728,668号、同第
3,501,313号、同第3,656,955号各明
細書、ドイツ特許1,422,869号、特公昭56−
24937号、特開昭55−45016号公報等に記載
されている硫黄増感剤も用いることができる。硫黄増感
剤の添加量は、乳剤の感度を効果的に増大させるのに十
分な量でよい。この量は、pH、温度、ハロゲン化銀粒
子の大きさなどの種々の条件の下で相当の範囲にわたっ
て変化するが、ハロゲン化銀1モル当り1×10-7モル
以上、5×10-4モル以下が好ましい。
数が+1価でも+3価でもよく、金増感剤として通常用
いられる金化合物を用いることができる。代表的な例と
しては塩化金酸塩、カリウムクロロオーレート、オーリ
ックトリクロライド、カリウムオーリックチオシアネー
ト、カリウムヨードオーレート、テトラシアノオーリッ
クアシド、アンモニウムオーロチオシアネート、ピリジ
ルトリクロロゴールドなどが挙げられる。金増感剤の添
加量は種々の条件により異なるが、目安としてはハロゲ
ン化銀1モル当り1×10-7モル以上5×10-4モル以
下が好ましい。化学熟成に際して、ハロゲン化銀溶剤お
よびセレン増感剤またはサレン増感剤と併用することが
できるイオウ増感剤および/または金増感剤等の添加の
時期および順位については特に制限を設ける必要はな
く、例えば化学熟成の初期(好ましくは)または化学熟
成進行中に上記化合物を同時に、あるいは添加時点を異
にして添加することができる。また添加に際しては、上
記の化合物を水または水と混合し得る有機溶媒、例えば
メタノール、エタノール、アセトン等の単液あるいは混
合液に溶解せしめて添加させればよい。
均ヨード含量が銀に対して0.6モル%以下であること
が必要であり、より好ましくは0.3モル%以下であ
る。この沃化銀はハロゲン化銀粒子の内部に存在させて
も表面に存在刺せても良く、またその両方に存在させて
も良い。沃化銀以外の部分は、高感度を達成するために
銀に対して少くとも90モル%以上は臭化銀である必要
がある。より好ましくは沃化銀以外は全て臭化銀である
ことが好ましい。
用いられる。以下に好ましい化合物の具体例を示すが、
本発明はこれに限定されるものではない。
る補充液の量が20cc/4切以下であるという極めて少
ない量であることである。ここで補充液量、特に現像液
の補充液量に関して言うと、従来は25cc/4切以上の
補充である。この領域ではランニングしていったときの
KBr蓄積量の点、ジヒドロキシベンゼン類(例えばハ
イドロキノン)の現像での消費及び空気酸化による消費
の点から従来の写真感光材料でもほぼ一定の写真性を得
ることができる。ところが20cc/4切以下の領域で現
像処理しようとすると従来の感光材料では写真性の変化
が大きすぎる。20cc/4切以下の領域にしていくこと
によってエコロジーの点から及びコストの点から非常に
重要である。逆に本発明の技術的特徴を持った感光材料
が得られるに致って上記目的が達成され得ることとなっ
た。本発明に於てはマット剤として米国特許第2992
101号、同2701245号、同4142894号、
同4396706号に記載の如きポリメチルメタクリレ
ートのホモポリマー又はメチルメタクリレートとメタク
リル酸とのコポリマー、デンプンなどの有機化合物、シ
リカ、二酸化チタン、硫酸、ストロンチウムバリウム等
の無機化合物の微粒子を用いることができる。粒子サイ
ズとしては1.0〜10μm 、特に2〜5μm であるこ
とが好ましい。
には良好な性能を得やすい点で、ジヒドロキシベンゼン
類と1−フェニル−3−ピラゾリドン類の組合せが最も
好ましい。勿論この他にp−アミノフェノール系現像主
薬を含んでもよい。本発明に用いるジヒドロキシベンゼ
ン現像主薬としては特にハイドロキノンが好ましい。本
発明に用いるp−アミノフェノール系現像主薬としては
メチル−p−アミノフェノールが好ましい。現像主薬は
通常0.01モル/リットル〜1.2モル/リットルの
量で用いられるのが好ましい。本発明に用いる亜硫酸塩
の保恒剤としては亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、
亜硫酸リチウム、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリ
ウム、メタ重亜硫酸カリウムなどがある。亜硫酸塩は
0.2モル/リットル以上、特に0.4モル/リットル
以上が好ましい。また、上限は2.5モル/リットルま
でとするのが好ましい。本発明に用いる現像液のpHは
9から13までの範囲のものが好ましい。更に好ましく
はpH10から12までの範囲である。pHの設定のた
めに用いるアルカリ剤には水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、第三リン酸ナ
トリウム、第三リン酸カリウムの如きpH調節剤を含
む。特開昭62−186259号(ホウ酸塩)、同60
−93433号(例えば、サッカロース、アセトオキシ
ム、5−スルホサルチル酸)、リン酸塩、炭酸塩などの
緩衝剤を用いてもよい。
は、臭化ナトリウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如
き現像抑制剤:エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ジメチルホルムアミ
ド、メチルセロソルブ、ヘキシレングリコール、エタノ
ール、メタノールの如き有機溶剤:1−フェニル−5−
メルカプトテトラゾール、2−メルカプトベンツイミダ
ゾール−5−スルホン酸ナトリウム塩等のメルカプト系
化合物、5−ニトロインダゾール等のインダゾール系化
合物、5−メチルベンヅトリアゾール等のベンツトリア
ゾール系化合物などのカブリ防止剤を含んでもよく、更
に必要に応じて色調剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化
剤、特開昭56−106244号記載のアミノ化合物な
どを含んでもよい。特に本発明の如く補充液量を減量し
ても安定した写真性能を維持する為には、現像補充液中
のKBr量は6g/リットル以上であくことが好まし
い。本発明においては現像液に銀汚れ防止剤、例えば特
開昭56−24347号、特公昭56−46585号、
US4254215号、特公昭62−4702号、特公
昭62−4703号、特開昭58−203439号、特
開昭62−56959号、特開昭62−178247
号、US3318701号に記載の化合物を用いること
ができる。本発明における現像処理時間は Dry to Dry
で20〜60秒、特に30〜45秒であることが好まし
い。処理温度としては25〜50℃、特に30〜40℃
であることが好ましい。この内、現像時間としては4〜
10秒であることが好ましい。
をセレン増感又はセレンイオウ増感した本発明のハロゲ
ン化銀感光材料は、支持体上に塗布をした時、その片側
の面のすべての乳剤層及び保護層に含まれる総バインダ
ー量が3.0g/m2以下であることが好ましい。本発明
に好ましく用いられるバインダー量は片面あたり、3.
0g/m2以下1.7g/m2以上である。但し本発明にお
けるバインダーとは、ゼラチン、天然又は合成の親水性
ポリマーの如き親水性コロイド物質を意味する。
種添加剤及び現像処理条件に関するその他の技術に関し
ては特に制限はなく、例えば特開平2−68539号公
報等の以下の該当個所に記載のものを用いることができ
る。 項 目 該 当 個 所 1.ハロゲン化銀乳剤と 特開平2-68539 号公報第8頁右下欄下から6行目か その製法 ら同第10頁右上欄12行目 2.化学増感方法 同第10頁右上欄13行目から同左下欄16行目 3.カブリ防止剤・安定 同第10頁左下欄17行目から同第11頁左上欄7行目及 剤 び同第3頁左下欄2行目から同第4頁左下欄 4.分光増感色素 同第4頁右下欄4行目から同第8頁右下欄 5.界面活性剤・帯電防 同第11頁左上欄14行目から同第12頁左上欄9行目 止剤 6.マット剤・滑り剤・ 同第12頁左上欄10行目から同右上欄10行目。同第14 可塑剤 頁左下欄10行目から同右下欄1行目 7.親水性コロイド 同第12頁右上欄11行目から同左下欄16行目 8.硬膜剤 同第12頁左下欄17行目から同第13頁右上欄6行目 9.支持体 同第13頁右上欄7行目から20行目 10. 染料・媒染剤 同第13頁左下欄1行目から同第14頁左下欄9行目 11. 現像処理方法 特開平2-103037号公報第16頁右上欄7行目から同第 19頁左下欄15行目。及び特開平2-115837号公報第3 頁右下欄5行目から同第6頁右上欄10行目
加し55℃に保った容器中へ攪拌しながら硝酸銀水溶液
37cc(硝酸銀4.00g)と臭化カリウム5.9g
を含む水溶液38ccをダブルジェット法により37秒
間で添加した。つぎにゼラチン18.6gを添加した後
70℃に昇温して硝酸銀水溶液89cc(硝酸銀9.8
g)を22分間かけて添加した。ここで25%のアンモ
ニア水溶液7ccを添加し、そのままの温度で10分間
物理熟成したのち100%酢酸溶液を6.5cc添加し
た。引き続いて硝酸銀153gの水溶液と臭化カリウム
の水溶液をpAg8.5に保ちながらコントロールダブ
ルジェット法で35分かけて添加した。次に硝酸銀水溶
液を用いてpBr2.8に調整した後2Nのチオシアン
酸カリウム溶液15ccを添加した。5分間そのままき
温度で物理熟成したのち35℃に温度を下げた。平均投
影面積直径1.10μm、厚み0.165μm、直径の
変動係数18.5%の単分散純臭化銀平板状粒子を得
た。この後、沈降法により可溶性塩類を除去した。再び
40℃に昇温してゼラチン30gとフェノキシエタノー
ル2.35gおよび増粘剤としてポリスチレンスルホン
酸ナトリウム0.8gを添加し、苛性ソーダと硝酸銀溶
液でpH5.90、pAg8.25に調整した。この乳
剤を攪拌しながら56℃に保った状態で化学増感を施し
た。但しAgI微粒子を化学増感前と中にそれぞれ0.
05%分添加した。まず二酸化チオ尿素0.043mg
を添加し22分間そのまま保持して還元増感を施した。
つぎに4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデン20mgと増感色素
シウム0.83gを添加した。引き続き表2に記載の増
感剤と塩化金酸2.6mgおよびチオシアン酸カリウム
90mgを添加し40分後に35℃に冷却した。こうし
て平板状粒子T−1を調製完了した。
て塗布液とした塗布試料を作製した。 ・ゼラチン(乳剤中のGelも含め) 65.6g ・トリメチロールプロパン 9g ・デキストラン(平均分子量3.9万) 18.5g ・ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(平均分子量60万) 1.8g ・硬膜剤 1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン 膨潤率が230%の値になるように添加量を調整
ように調製準備した。 表面保護層の内容 塗布量 ・ゼラチン 0.966g/m2 ・ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量40万) 0.023 ・4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザ インデン 0.015
でボールミル処理した。
活性剤(TX−200)の6.7%水溶液791mlとを
2リットルのボールミルに入れた。染料20gをこの溶
液に添加した。酸化ジルコニウム(ZrO)のビーズ4
00ml(2mm径)を添加し内容物を4日間粉砕した。こ
の後、12.5%ゼラチン160gを添加した。脱泡し
たのち、濾過によりZrOビーズを除去した。得られた
染料分散物を観察したところ、粉砕された染料の粒径は
直径0.05〜1.15μm にかけての広い分野を有し
ていて、平均粒径は0.37μm であった。さらに、遠
心分離操作をおこなうことで0.9μm 以上の大きさの
染料粒子を除去した。こうして染料分散物D−1を得
た。 (2) 支持体の調製 二軸延伸された厚さ183μm のポリエチレンテレフタ
レートフィルム上にコロナ放電処理をおこない、下記の
組成より成る第1下塗液を塗布量が5.1cc/m2となる
ようにワイヤーバーコーターにより塗布し、175℃に
て1分間乾燥した。次に反対面にも同様にして第1下塗
層を設けた。使用したポリエチレンテレフタレートには
下記構造の染料が0.04wt%含有されているものを用
いた。
下塗層を塗布量が下記に記載の量となるように片側ず
つ、両面にワイヤー・バーコーター方式により150℃
で塗布・乾燥した。 ・ゼラチン 160mg/m2 ・染料分散物D−1(染料固型分として26mg/m2)
出し法により両面に塗布した。片面当りの塗布銀量は
1.75g/m2とした。同様にして、表2に記載のよう
にハロゲン化銀1モル当りのヨード含量および化学増感
における増感剤の種類・量を変化させることにより試料
1〜16を得た。 (写真性能の評価)富士写真フイルム(株)製のXレイ
オルソスクリーンHR−4を使用して両側から0.05
秒の露光を与え感度の評価を行なった。この実験に用い
た自現機は、富士写真フイルム社製自現機FPM−90
00型を改造したものであり、その処理工程は下記表1
の通りである。
た。この容器はパーツ剤A,B,C の各部分容器が容器自身
によって一つに連結されているものである。また、上記
定着液濃縮液も同種の容器に充填した。
54gと臭化カリウム55.5gを含む水溶液300ml
を添加した。上記処理剤入容器を逆さにして自現機の側
面に装着されている処理液ストックタンクの穿孔刃にさ
しこんで、キャップの封止膜を破り、容器内の各処理剤
をストックタンクに充填した。これらの各処理剤を下記
の割合で自現機の現像槽、定着槽に、それぞれ自現機に
設置されているポンプを作動して満たした。ここで現像
・定着の補充は、以下に示す補充液にて行なった。
料No. 4にてツブしランニング処理を行なった。試料N
o. 4の黒化率は35%であった。 現像液補充量 定着液補充量 条件(イ) 25cc/四切 25cc/四切 条件(ロ) 18cc/四切 18cc/四切 条件(ハ) 12cc/四切 12cc/四切 現像・定着液が十分に平衡状態に達したあと、露光され
た試料1〜16の写真性の評価を行なった。ここで感度
は各試料ごとに処理条件(イ)を100とし、カブリ+
1.0の光学濃度を与えるに必要な露光量の比の逆数で
示した。また階調はカブリ+0.25とカブリ+2.0
の傾きで表わした。
て感度低下が少なく、かつ硬調であり好ましい。
ツ剤Cよりグルタルアルデヒドを除去し、処理を行った
ところ同様の結果が得られた。
補充を以下のように変更し、処理時間を45秒として処
理した。 現像液 パートA 水酸化カリウム 28.0g 亜硫酸カリウム 75.0g ジエチレントリアミン五酢酸 2.0g 炭酸ナトリウム 30.0g ハイドロキノン 18.0g 1−(ジエチルアミノ)−エチル−5−メルカプトテ トラゾール 0.1g 臭化カリウム 1.0g 水を加えて 300ml パーツB トリエチレングリコール 6.0g 5−ニトロインダゾール 0.3g 酢酸 40.0g 1−フェニル−3−ピラゾリドン 3.5g 3,3′−ジチオビスヒドロ桂皮酸 0.2g 水を加えて 50ml 水を加えて使用液1リットル(pH10.30に合せる) 補充の比率 パートA 300ml パートB 50ml 水 650ml この状態でCOD約50,000
Claims (2)
- 【請求項1】 処理液の補充量が20cc/4切以下であ
る処理液で処理するハロゲン化銀写真感光材料におい
て、少くとも1層の乳剤層のハロゲン化銀粒子が、セレ
ン化合物またはテルル化合物により化学増感されてお
り、かつ該ハロゲン化銀の90モル%以上が臭化銀であ
り、かつ平均ヨード含量が0.6モル%以下であること
を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 - 【請求項2】 S×T≦1000で表わされる条件で現
像処理されることを特徴とする請求項1に記載のハロゲ
ン化銀写真感光材料。ここでSとは感材の4切1枚あた
りの現像液の補充量(cc/4切)を表し、TとはDr
y to Dryの処理時間(秒)を表す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4260200A JP2840904B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4260200A JP2840904B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06110144A JPH06110144A (ja) | 1994-04-22 |
JP2840904B2 true JP2840904B2 (ja) | 1998-12-24 |
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ID=17344727
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4260200A Expired - Fee Related JP2840904B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
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---|---|---|---|---|
JP2007041376A (ja) | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Fujifilm Holdings Corp | ハロゲン化銀感光材料およびそれを包含する包装体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0478845A (ja) * | 1990-07-20 | 1992-03-12 | Konica Corp | ハロゲン化銀写真感光材料及び処理方法 |
JPH0497343A (ja) * | 1990-08-14 | 1992-03-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法 |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP4260200A patent/JP2840904B2/ja not_active Expired - Fee Related
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