JP2838958B2 - 空調換気装置 - Google Patents

空調換気装置

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JP2838958B2
JP2838958B2 JP5138305A JP13830593A JP2838958B2 JP 2838958 B2 JP2838958 B2 JP 2838958B2 JP 5138305 A JP5138305 A JP 5138305A JP 13830593 A JP13830593 A JP 13830593A JP 2838958 B2 JP2838958 B2 JP 2838958B2
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chamber
air
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air supply
heat exchange
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吉晴 森
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は床設置タイプの空調換
気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】床設置タイプの従来の空調換気装置は基
本的には次のような構成となっている。即ち、室内空気
を排気する排気風路と室外空気を給気する給気風路とが
本体ケーシング内に構成されている。排気風路の一部と
給気風路の一部とは二系統の作動流体通路を持つ熱交換
素子により構成され、排気風路には排気送風機が、また
給気風路には給気送風機がそれぞれ組込まれ、排気風路
に排気流が、給気風路に給気流がそれぞれ形成される。
本体ケーシングには排気流と給気流の各出入口端となる
4個のダクト接続口が一側に2個、他側に2個配設され
ている。また、例えば実公昭56−32773号公報に
示されているように、熱交換素子とエアーフィルタ及び
各送風機とがそれぞれ一つにパッケージ化され、これら
の組合わせにより空調換気機能を果たすように構成され
ているものもある。
【0003】上記構成の従来の空調換気装置は、外気を
熱交換素子を通じて室内へ供給し、室内空気を熱交換素
子を通じて室外へ排気することができ、室内の温度等の
状態量を大きく変動させずに給排気による換気を行なう
ことができる。特に、上記公報により示された装置で
は、主要機能構成部品がパッケージ化され、これらの組
合わせにより構成されているため、給排気のためのダク
ト接続口が固定的でなくなり、設置場所の条件に応じて
都合の良いダクト接続口の位置を組合わせにより得るこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
調換気装置においては、ダクトを介して室外空気を吸い
込むダクト接続口と、ダクトを介して室内空気を排気す
るダクト接続口とが本体ケーシングの一側に、またダク
トを介して室内空気を吸い込むダクト接続口と、ダクト
を介して室外空気を吹き出すダクト接続口とが本体ケー
シングの他側にそれぞれ配設されているため、たとえ装
置の据え付け向きを工夫し、或いはパッケージ化された
ものの組合わせを調整したとしてもダクトをダクト接続
口付近で曲げないと配管できないことが多く、装置の据
え付け方向によってはあるダクトについては直角に近い
曲げが必要になり、ダクト接続スペースを含めた設置面
積がかなり大きくなり、取り扱いや設置の都合上、加湿
機能や冷暖房機能のための空気質加工部材等を組込むこ
とは断念されていた。
【0005】この発明の第1の目的は、換気機能ばかり
でなく空気質を加工する機能をも持つトータル的な空調
を可能とするコンパクトな床置きタイプの空調換気装置
を提供することであり、第2の目的は、換気機能ばかり
でなく空気質を加工する機能をも持つトータル的な空調
を可能とするコンパクトで低騒音の床置きタイプの空調
換気装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1の発明は、排気送風室と給気チャンバとを横
並びに上部に形成し中間部の中央に排気送風室と給気
チャンバとに連絡する熱交換室を形成し中間部の一方
側に熱交換室に連絡するとともに排気送風室にもバイパ
スにより連絡する排気室中間部の他方側に熱交換室
に連絡するとともに給気チャンバにもバイパスにより連
絡する給気室を形成し、下部に給気室に連絡する給気送
風室を形成し、かつ上面には排気送風室に連絡するダク
ト接続の可能な一つの排気吹出口と、給気チャンバに連
絡するダクト接続の可能な一つの給気吸込口とを設け
一側中間部には排気室に連絡するダクト接続の可能な一
つの排気吸込口を、一側下部には給気送風室に連絡する
ダクト接続の可能な一つの給気吹出口をそれぞれ設けた
箱型の本体ケーシングを備えこの本体ケーシングの
気送風室には排気吹出口に吹出しを向けて排気送風機
を組込み、熱交換室には横並びの並列関係に複数の熱交
換素子をそれらの各二系統の作動流体通路の入口側がい
ずれも本体ケーシングの前側に向くように近接して組込
み、各バイパスにはこれらをそれぞれ開閉するダンパを
それぞれ組付け、給気送風室には給気送風機とその下流
側に温水コイルや加湿器等の空気質加工部材を組込み、
熱交換素子の作動流体通路の入口側で各作動流体が分流
し、出口側で合流するようにする手段を採用する。
【0007】前記目的を達成するために請求項2の発明
は、排気送風室と給気チャンバとを横並びに上部に形成
し、中間部の中央に排気送風室と給気チャンバとに連絡
する熱交換室を形成し、中間部の一方側に熱交換室に連
絡するとともに排気送風室にもバイパスにより連絡する
排気室を、中間部の他方側に熱交換室に連絡するととも
に給気チャンバにもバイパスにより連絡する給気室をそ
れぞれ形成し、下部に給気室に連絡する給気送風室を形
成し、かつ上面には排気送風室に連絡する排気吹出口
と、給気チャンバに連絡する給気吸込口とを設け、一側
中間部には排気室に連絡するダクト接続の可能な排気吸
込口を、一側下部には給気送風室に連絡するダクト接続
の可能な給気吹出口をそれぞれ設けた箱型の本体ケーシ
ングを備え、この本体ケーシングの排気送風室には排気
吹出口に吹出し側を向けて排気送風機と、この排気送風
機の吸込空気を整流するエアーガイドとを組込み、熱交
換室には横置きに熱交換素子を組込み、給気送風室には
給気送風機と、この給気送風機の吸込空気を整流するエ
アーガイドと、加湿器とを設け、この加湿器は本体ケー
シング厚に対して斜めに配置する手段を採用する。
【0008】前記目的を達成するために請求項3の発明
は、請求項2に係る前記手段における本体ケーシングの
給気吹出口と排気吸込口のダクトとの接続スペース内に
加湿器への給水部分やドレン排出口や電気配線接続口を
設ける手段を採用する。
【0009】
【作用】請求項1の発明においては、ダクトにより室外
に連絡させる排気吹出口と給気吸込口とがいずれも上面
にあり、これらに対するダクト接続を本体ケーシングの
投影平面内において行なうことができ、空調機能部品が
階層的に本体ケーシングに形成された室に組込まれてい
るので、空気質加工部材を組込んでも設置平面積は広が
らず全体がコンパクトになるうえ、熱交換素子を並列に
組込み、その作動流体通路の入口側を前面にし入口側で
各作動流体が分流し、出口側で合流するようしたため、
熱交換素子に装着するエアーフィルタの脱着も前面から
でき、複数の吹出口や吸込口を構成しなくても済む。
【0010】請求項2の発明においては、必要風量の大
きい機種や小さい機種に対する対応が加湿器の積段によ
り可能になり、排気送風機も給気送風機も吸込み空気が
エアーガイドにより整流されるため吸込みの圧力損失が
改善され、騒音が低減する。
【0011】請求項3の発明においては、請求項2に係
る前記作用とともに加湿器への給水部分やドレン排出口
や電気配線接続口を給気吹出口と排気吸込口のダクトと
の接続スペースを利用して設けることができる。
【0012】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例を示す空調換気装置
の正面図、図2は同じく平面図、図3は同じく内部構造
を示した分解斜視図で、いずれの図においても、矢印イ
は給気流の流れを、矢印ロは排気流の流れを、矢印ハ及
び矢印ニは排気バイパス流の流れと給気バイパス流の流
れをそれぞれ示したものである。
【0013】この実施例の空調換気装置は、箱型の本体
ケーシング1を備えている。この本体ケーシング1の上
面にはそれぞれダクト接続の可能な排気吹出口2と給気
吸込口3とが横並びに配設され、図1における左側面中
間部には排気吸込口4が、また左側面下部には給気吹出
口5がそれぞれ上下縦並びに配設されている。
【0014】この本体ケーシング1内は水平方向仕切部
材6により3階の階層構造に構成され、最下段は一室
に、中段は縦方向仕切部材7により中央と左右の三室
に、最上段は縦方向仕切部材7により左右二室にそれぞ
れ区分されている。即ち、最上段に排気送風室8と給気
チャンバ9とが横並びに形成され、中間部の中央に熱交
換室10が形成され、中間部の一方側(図1における左
側)に排気室11が、中間部の他方側(図1における右
側)に給気室12がそれぞれ形成され、最下段に給気送
風室13が形成されている。
【0015】排気送風室8は、右寄りの背後側において
熱交換室10の上側に区分形成された背後側通風路に連
絡し、左側寄りにおいて排気室11の上部とバイパス1
4により連絡している。排気室11は、熱交換室10の
下側に区分形成された前面側通風路に下部において連絡
している。給気チャンバ9は、左寄りの前面側において
熱交換室10の上側に区分形成された前面側通風路に連
絡し、右側寄りにおいて給気室12の上部とバイパス1
5により連絡している。給気室12は、熱交換室10の
下側に区分形成された背後側通風路に下部側において連
絡し、下端において給気送風室13の右側側に連絡して
いる。
【0016】この本体ケーシング1の排気送風室8には
排気吹出口2に吹出し側を向けて排気送風機16が組込
まれ、熱交換室10には横並びの並列関係に二個の全熱
交換型の熱交換素子17、18が組込まれ、各バイパス
14、15にはこれらをそれぞれ開閉するダンパ19が
それぞれ組付けられている。また、給気送風室13には
給気室12との連絡側に高性能フィルタ20が係脱可能
に取り付けられ、そこから給気吹出口5までの間に横並
びに給気送風機21と温水コイル22と加湿器23とが
それぞれ組込まれている。
【0017】熱交換室10に組込まれた熱交換素子1
7、18はいずれも、二系統の作動流体通路の入口側が
本体ケーシング1の前面に向くように組込まれ、それら
の作動流体通路の入口側にはそれぞれ本体ケーシング1
の前面からの操作で係脱できるようにエアーフィルタ2
4が装着されている。熱交換室10における熱交換素子
17、18の二系統の作動流体通路に通ずる空間は前面
側も背面側も系統別に仕切部材で区分されている。各熱
交換素子17、18の作動流体通路はいずれも横方向に
向き、一つは入口側が角度を以て中央で向き合い拡散状
に斜め後方に至る。他の一つは両側側に離れて入口があ
り、集合状態に斜め後方中央に至る。
【0018】排気送風機16は排気流を形成し、その排
気流は、排気吸込口4から熱交換室10の各熱交換素子
17、18の図3における中央前方からそれぞれ斜め後
方に向かう一方の各作動流体通路を通って排気送風室8
において合流し、排気送風機16を経て排気吹出口2か
ら吹き出される。また給気送風機21は給気流を形成
し、その給気流は、給気吸込口3から熱交換室10の各
熱交換素子17、18の図3における前面左右方向から
斜め後方中央に向かう他方の各作動流体通路を通って合
流し、給気室12から高性能フィルタ20を経て給気送
風機21に吸い込まれ、温水コイル22及び加湿器23
を経て給気吹出口5から吹き出される。
【0019】この排気流と給気流を通す排気風路と給気
風路とには、それぞれ熱交換素子17、18の作動流体
通路を全く経ずに排気吸込口4から排気送風室8に、ま
た給気チャンバ9から給気室12にそれぞれ連絡するバ
イパス14、15が構成されていて、各バイパス14、
15をダンパ19により開放すれば圧損の少ない大風量
の給排気換気が実施でき、春秋等の中間期に好都合であ
る。
【0020】この空調換気装置は、排気吹出口2にダク
トを接続して、これをダクトを介して室外(多くは屋外
である)に連絡させ、給気吸込口3にダクトを接続し
て、これをダクトを介して室外(多くは屋外である)に
連絡させ、排気吸込口4及び給気吹出口5にダクトを接
続して、これをダクトを介して室内に連絡させることに
より給排気間で熱交換を伴う熱交換換気(空調換気)を
行なわせることができる。
【0021】また、温水コイル22を動作させれば給気
を加温加工したりすることもでき、さらに加湿器23の
動作により給気を加湿することもできる。いずれにしろ
室内へ供給される外気は高性能フィルタ20により清浄
度の高い快適なものであり、トータル的な空調機能を果
たすことができる。
【0022】さらに、この空調換気装置では階層構造に
よる特徴として全体の設置平面積が大きくならずに済む
ことであり、しかもダクトにより室外に連絡させる排気
吹出口2と給気吸込口3とが本体ケーシング1の上面に
あり、ダクトにより室内に連絡させる排気吸込口4と給
気吹出口5とが本体ケーシング1の側面に配設されてい
ることで、これによりダクトの接続工事がし易くなり、
しかも室外側と連絡させるダクトについてはそれらの接
続スペースが本体ケーシング1の投影平面内に収まるの
で、余分なスペースがいらず、全体の設置面積がこれま
でより小さくて済む。排気吹出口2と給気吸込口3につ
いては接続するダクトを曲げる必要があっても、曲げ部
分も本体ケーシング1の投影平面内に収めることができ
る。また熱交換素子17、18を並列に組み込むことに
より、熱交換能力の低下を招くことなく装置全体の縦寸
法を小さくすることができる。
【0023】実施例2.図4はこの発明の実施例2を示
す外形図、図5は同じく給気室内の加湿器の配置を示す
図、図6は同じく給気流の流れを示す外形図、図7は同
じく排気流の流れを示す外形図、図8は同じく排気流の
バイパス時の流れを示す外形図である。なお、図中矢印
イ〜ロ、1〜13、16、17、および23は上記実施
例1と同一または相当部分を示す。
【0024】この実施例2の空調換気装置は、箱型の本
体ケーシング1を備えている。この本体ケーシング1の
上面にはそれぞれダクト接続の可能な給気吸込口3と排
気吹出口2とが横並びに配設され、図4における左側面
中間部には排気吸込口4が、また左側面下部には給気吹
出口5がそれぞれ上下縦並びに配設されている。この本
体ケーシング1内は水平方向仕切部材6により3階の階
層構造に構成され、最下段は一室に、中段は縦方向仕切
部材7により中央と左右の三室に、最上段に排気送風室
8と給気チャンバー9と制御回路収納部30の三室にそ
れぞれ区分されている。
【0025】最下段の給気送風室13は透湿膜からなる
加湿器31が給気送風機21の下流側にて図5に示すよ
う本体ケーシング1厚に対して斜めに配置してある。こ
の加湿器に隣設するとともに、給気吹出口5の下部に位
置する水供給口33に連結された電磁弁34が位置し、
この電磁弁に連設され加湿器31に設けられた加湿用タ
ンク31aが中段に位置している。そして、給気送風室
13底部にはドレン排出口35が設けられたドレンパン
36が連設され、給気流イの能力を保持するエアガイド
37が設けられている。
【0026】中段は熱交換素子17が横置きにて組み込
まれた熱交換室10、排気吸込口4から熱交換室10を
直接通ることなく、排気送風室8へと排気流を導く排気
バイパス38を設けている。最上段は排気送風室8、給
気チャンバ9、制御回路収納部30および電気配線接続
口39により構成されているものである。
【0027】実施例2における空調換気装置において、
給気作用は図6に示すように給気吸込口3からは入った
外気は、給気チャンバ9内へ入り、エアーフィルタ24
を通り、熱交換素子17の外側の上部を通りエアーガイ
ド37により吸込能力が回復された状態で給気送風室1
3へ入り、加湿器31により加湿され給気吹出口5より
室内へ給気される。この場合、加湿器31への水は水供
給口33より加湿用タンク31aへ供給された後、自然
落差にて加湿器31へ供給され、加湿時はドレン発生が
ないが、加湿器31に水漏れ等の異常があった場合には
ドレン排出口35より排出される。
【0028】また、排気作用の場合は、図7に示すよう
に、排気吸込口4から入った排気はエアーフィルタ24
を通り、熱交換素子17の外側の下部を通ってエアーガ
イド37により整流され排気送風機16に吸込まれる。
【0029】さらに、図8に示すように排気バイパス3
8の流れにおいては、排気吸込口4から入った排気は排
気バイパス38により熱交換時の風路が閉じられ、排気
室11を通り、エアーガイド37により吸込能力が回復
された状態で排気送風室8に入り、排気吹出口2より排
出される。
【0030】さらに、この空調換気装置では、特徴とし
て、風量の大きい機種とする場合は熱交換素子17の横
方向寸法を大きくし、斜め配置の加湿器31の上下方向
の積段を上げれば対応ができ(風量少の場合はその逆)
基準部品の長さ変更および使用個数の変更のみで対応が
可能なため、機種の設計作業が非常にやり易くすること
ができる。
【0031】また、熱交換素子17を横置きに本体ケー
シング1に組み込むことにより、熱交換素子17全体の
風速が均一になり効率を高く維持できるとともに、装着
したエアーフイルタ24は全て前面からの操作で着脱が
可能である。そして、熱交換素子17を本体ケーシング
1に取り付けたままで清掃が可能である。また、製品の
側面部の室内側ダクトの接続スペースに加湿器31への
給水部分、ドレン排出口35および電気回路への電気配
線接続口39を設けたことにより、改めてそのためのス
ペースを確保する必要はない。また、製品の厚みを薄く
するために内部の風路は狭くなるが、内部での静圧損失
分を給気吸込口3のエアーガイド37により回復させる
ことが可能となっている。
【0032】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに、請求項1の発明によればダクトにより室外に連絡
させる排気吹出口と給気吸込口とがいずれも上面にあ
り、これらに対するダクト接続を本体ケーシングの投影
平面内において行なうことができ、空調機能部品が階層
的に本体ケーシングに形成された室に組込まれているの
で、空気質加工部材を組込んでも設置平面積は広がらず
全体がコンパクトになるうえ、熱交換素子を並列に組込
み、その作動流体通路の入口側を前面にし入口側で各作
動流体が分流し、出口側で合流するようにしたため、熱
交換素子に装着するエアーフィルタの脱着も前面からで
き、複数の吹出口や吸込口を構成しなくても済み、トー
タル的な空調を可能とするコンパクトな床置きタイプの
空調換気装置が得られる。
【0033】請求項2の発明によれば、必要風量の大き
い機種や小さい機種に対する対応が加湿器の積段により
可能になり、排気送風機も給気送風機も吸込み空気がエ
アーガイドにより整流されるため吸込みの圧力損失が改
善され、トータル的な空調を可能とするコンパクトな床
置きタイプの低騒音の空調換気装置が得られる。
【0034】請求項3の発明によれば、請求項2に係る
前記効果とともに、給気吹出口と排気吸込口のダクトと
の接続スペースを有効に利用し、コンパクト化を推進で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す正面図である。
【図2】同じくこの発明の実施例1を示す平面図であ
る。
【図3】この発明の実施例1を示し、内部構造を示す分
解斜視図である。
【図4】この発明の実施例2を示す外形図である。
【図5】同じくこの発明の実施例2を示し、給気室内の
加湿器の配置を示す図である。
【図6】同じくこの発明の実施例2を示し、給気流の流
れを示す外形図である。
【図7】同じくこの発明の実施例2を示し、排気流の流
れを示す外形図である。
【図8】同じくこの発明の実施例2を示し、排気流のバ
イパス時の流れを示す外形図である。
【符号の説明】
1 本体ケーシング 2 排気吹出口 3 給気吸込口 4 排気吸込口 5 給気吹出口 8 排気送風室 9 給気チャンバ 10 熱交換室 11 排気室 12 給気室 13 給気送風室 14 バイパス 15 バイパス 16 排気送風機 17 熱交換素子 18 熱交換素子 19 ダンパ 20 高性能フィルタ 21 給気送風機 22 温水コイル 23 加湿器 24 エアーフィルタ 31 加湿器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 1/02 F24F 7/08 101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気送風室と給気チャンバとを横並びに
    上部に形成し、中間部の中央に上記排気送風室と上記給
    気チャンバとに連絡する熱交換室を形成し、中間部の一
    方側に上記熱交換室に連絡するとともに上記排気送風室
    にもバイパスにより連絡する排気室を、中間部の他方側
    に上記熱交換室に連絡するとともに上記給気チャンバに
    もバイパスにより連絡する給気室を形成し、下部に上記
    給気室に連絡する給気送風室を形成し、かつ上面には上
    記排気送風室に連絡するダクト接続の可能な一つの排気
    吹出口と、上記給気チャンバに連絡するダクト接続の可
    能な一つの給気吸込口とを設け、一側中間部には上記排
    気室に連絡するダクト接続の可能な一つの排気吸込口
    を、一側下部には上記給気送風室に連絡するダクト接続
    の可能な一つの給気吹出口をそれぞれ設けた箱型の本体
    ケーシングを備え、この本体ケーシングの上記排気送風
    室には上記排気吹出口に吹出し側を向けて排気送風機を
    組込み、上記熱交換室には横並びの並列関係に複数の熱
    交換素子をそれらの各二系統の作動流体通路の入口側が
    いずれも前記本体ケーシングの前側に向くように近接し
    組込み、上記各バイパスにはこれらをそれぞれ開閉す
    るダンパをそれぞれ組付け、上記給気送風室には給気送
    風機とその下流側に温水コイルや加湿器等の空気質加工
    部材を組込み、上記熱交換素子の作動流体通路の入口側
    で各作動流体が分流し、出口側で合流するようにした
    とを特徴とする空調換気装置。
  2. 【請求項2】 排気送風室と給気チャンバとを横並びに
    上部に形成し、中間部の中央に上記排気送風室と上記給
    気チャンバとに連絡する熱交換室を形成し、中間部の一
    方側に上記熱交換室に連絡するとともに上記排気送風室
    にもバイパスにより連絡する排気室を、中間部の他方側
    に上記熱交換室に連絡するとともに上記給気チャンバに
    もバイパスにより連絡する給気室をそれぞれ形成し、下
    部に上記給気室に連絡する給気送風室を形成し、かつ上
    面には上記排気送風室に連絡する排気吹出口と、上記給
    気チャンバに連絡する給気吸込口とを設け、一側中間部
    には上記排気室に連絡するダクト接続の可能な排気吸込
    口を、一側下部には上記給気送風室に連絡するダクト接
    続の可能な給気吹出口をそれぞれ設けた箱型の本体ケー
    シングを備え、この本体ケーシングの上記排気送風室に
    は上記排気吹出口 に吹出し側を向けて排気送風機と、こ
    の排気送風機の吸込空気を整流するエアーガイドとを組
    込み、上記熱交換室には横置きに熱交換素子を組込み、
    上記給気送風室には給気送風機と、この給気送風機の吸
    込空気を整流するエアーガイドと、加湿器とを設け、こ
    の加湿器は上記本体ケーシング厚に対して斜めに配置し
    たことを徴とする空調換気装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の空調換気装置であっ
    て、本体ケーシングの給気吹出口と排気吸込口のダクト
    との接続スペース内に加湿器への給水部分やドレン排出
    口や電気配線接続口を設けたことを特徴とする空調換気
    装置。
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