JP2838151B2 - レンズシートの製造方法 - Google Patents

レンズシートの製造方法

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雅勇 井上
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビデオプロジエクシヨンテレビのスクリー
ンに用いられるフレネルレンズやレンチキユラーレン
ズ、あるいは集光用のフレネルレンズ等のレンズシート
の製造方法に関するものである。
(従来の技術) フレネルレンズやレンチキユラーレンズ等のレンズシ
ートを製造する場合、そのサイズが比較的小さく大量生
産するときは合成樹脂の射出成形の方法が行われている
が、上述したスクリーン用や集光用で比較的大きなサイ
ズのレンズシートを製作する場合は、平板状のレンズ型
に樹脂板を当接し、これを加熱加圧してレンズ面を転写
して製造するのが一般的である。
ところがこの方法によるときは、加熱−冷却に要する
時間が長くかゝり、生産性を上げられないという難点が
あつた。
このため最近では、レンズ型と透明樹脂基板との間に
紫外線硬化型樹脂液を介在させ、紫外線を照射して硬化
させる方法が提案されている(特開昭61−177215号公報
参照)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の紫外線硬化型樹脂によつてレン
ズ部を形成する場合、透明樹脂基材に対し設定通りの正
確なレンズ部を形成することは困難を伴うことがある。
その一つとして、本来的にあるいは紫外線の照射による
変形によつて、透明樹脂基材が反ることであり、透明樹
脂基材が浮き上つて気泡が入つたり、紫外線硬化型樹脂
が透明樹脂基材側に正確に転写されないことが起るから
である。
本発明はこのような状況に鑑み、紫外線硬化型樹脂に
よるレンズ部が正確に形成されるように、しかも紫外線
照射に対する影響がないように検討し、本発明を完成す
るに至つたものである。
(課題を解決するための手段) すなわち本発明は、上記の課題を達成しようとするも
ので、その要旨とするところは、透明樹脂基材とレンズ
型との間に紫外線硬化型樹脂液を介在させたのち紫外線
を照射して透明樹脂基材の少なくとも一面にレンズ部を
形成するレンズシートの製造方法において、透明樹脂基
材とレンズ型との間に紫外線硬化型樹脂液を介在させた
状態で、紫外線を透過する材料からなる止め部材を用い
て周辺より固定して紫外線を照射することを特徴とする
レンズシートの製造方法にある。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明に使用する透明樹脂基材としては、メタクリル
樹脂板が適しているが、これ以外にもポリカーボネート
樹脂板、塩化ビニル樹脂板やポリスチレン樹脂板等が使
用でき、また樹脂フイルムも使用しうる。
またレンズ型としてはフレネルレンズ、レンチキユラ
ーレンズあるいはフライアイを与える面をもつた金属や
合成樹脂製の型を用いることができる。
さらに紫外線硬化型樹脂としては、特に限定されない
が、一般に用いられているエポキシアクリレート系、ウ
レタンアクリレート系、ポリエステルアクリレート系、
ポリオールアクリレート系等が使用しうる。そして同時
に使用される反応性稀釈モノマーは、1つあるいはそれ
以上の反応性モノ、ジあるいは多官能アクリル系モノマ
ー、例えばペンタエリスリトールトリアクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、ヘキサンジオ
ールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアク
リレート、イソホルニルアクリレート等が使用しうる。
本発明は上記の如き透明樹脂基材を用い、レンズ型と
の間に紫外線硬化型樹脂液を介在させた状態で、紫外線
を透過する材料からなる止め部材により周辺を固定する
ことを特徴とするものであるが、この材料としては無機
ガラス、ポリエステル、ポリメチルペンテン樹脂、メタ
クリル樹脂あるいはシリコーン樹脂等が用いられる。そ
してこの材料の単独または複合して、断面字状等に成
形して止め部材とする。
このような止め部材を用いることにより、透明樹脂基
材に対し紫外線硬化型樹脂液を密接させることができ、
この結果紫外線を照射して硬化させレンズ型の面を正確
に転写させることができる。なお、紫外線硬化型樹脂液
の硬化は一般に行われている方法で行うことができる。
(実施例) 以下、具体的実施例について図面に従つて説明する。
透明樹脂基材(3)として、厚さ3mmのメタクリル樹
脂板「アクリライト000」(三菱レイヨン社製、紫外
線吸収剤を含まないもの)を用い、紫外線硬化型樹脂液
(2)として下記の組成のものを用いた。
・三菱レイヨン社製ウレタンアクリレート「UK−6036」
60重量% ・三菱レイヨン社製ヒドロキシエチルアクリレート「ア
クリエステルHO」 40重量% ・ベンゾフエノン3重量%(上記の2つの和に対して) まずフレネルレンズ面を有するレンズ型(1)上に紫
外線硬化型樹脂液(2)を展延させ、この上に透明樹脂
基材(3)を重ねて第1図のように組んだ。そして次に
予め第3図のように成形した止め部材(4)を周辺より
嵌合し第2図のように固定した。なおこのときの止め部
材(4)は、厚さ5mmの「アクリライト000」を芯材
(4A)とし、この周囲に紫外線透過性シリコーンゴム
東芝シリコーン社製「TSE3032」を被覆(4B)して製作
した。
次にこの透明樹脂基材側から、80Wの高圧水銀灯3灯
で照射距離20cm、移動速度5m/分の条件で紫外線を照射
し、硬化させてレンズ部を一体的に形成した。
得られたフレネルレンズシートは、第4図の如きもの
であり、透明樹脂基材(3)の浮き上りもなく、レンズ
面を正確に転写したものであり、止め部材(4)の部分
の硬化も十分に行われた優れたものであつた。
(発明の効果) 本発明は以上詳述した如き構成からなるものであり、
紫外線を透過する部材からなる止め部材を用いてレンズ
型と透明樹脂基板とを確実に固定した上で紫外線を照射
するものであるから、透明樹脂基材が浮き上つたり、気
泡が入つたりすることがなく、レンズ面を正確に転写す
ることができ、しかも紫外線照射に影響を及ぼすことが
ない利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例の方法を示すもので、第1図は透
明樹脂基材とレンズ型との間に紫外線硬化型樹脂液を介
在させた状態の断面図、第2図は止め部材によつて固定
した状態の斜視図、第3図は止め部材の斜視図、第4図
は得られたレンズシートの断面図である。 (1)……レンズ型 (2)……紫外線硬化型樹脂液 (3)……透明樹脂基材 (4)……止め部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 3/00 G02B 3/08 B29C 39/02 B29C 39/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明樹脂基材とレンズ型との間に紫外線硬
    化型樹脂液を介在させたのち紫外線を照射して透明樹脂
    基材の少なくとも一面にレンズ部を形成するレンズシー
    トの製造方法において、透明樹脂基材とレンズ型との間
    に紫外線硬化型樹脂液を介在させた状態で、紫外線を透
    過する材料からなる止め部材を用いて周辺より固定して
    紫外線を照射することを特徴とするレンズシートの製造
    方法。
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