JP2838093B2 - スリットを有する積層紙の製造方法 - Google Patents
スリットを有する積層紙の製造方法Info
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- JP2838093B2 JP2838093B2 JP2037051A JP3705190A JP2838093B2 JP 2838093 B2 JP2838093 B2 JP 2838093B2 JP 2037051 A JP2037051 A JP 2037051A JP 3705190 A JP3705190 A JP 3705190A JP 2838093 B2 JP2838093 B2 JP 2838093B2
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- adhesive layer
- slit
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J2301/00—Additional features of adhesives in the form of films or foils
- C09J2301/10—Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the structural features of the adhesive tape or sheet
- C09J2301/18—Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the structural features of the adhesive tape or sheet characterized by perforations in the adhesive tape
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- Paper (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、タック紙やラベル等の形成用材料として
用いられるスリットを有する積層紙の製造方法に関する
ものである。
用いられるスリットを有する積層紙の製造方法に関する
ものである。
表面基材の裏面に粘着剤層を形成し、その粘着剤層に
離型紙を貼り合わせた３層構造の長尺な積層紙を一方向
に移送し、その積層紙を先端より所定の長さに切断して
タック紙を形成し、あるいは表面基材と粘着剤層を所定
の形状に切断してラベルを形成することは従来から普通
に行なわれている。
離型紙を貼り合わせた３層構造の長尺な積層紙を一方向
に移送し、その積層紙を先端より所定の長さに切断して
タック紙を形成し、あるいは表面基材と粘着剤層を所定
の形状に切断してラベルを形成することは従来から普通
に行なわれている。
上記タック紙として、離型紙の剥離を容易とするた
め、第３図に示すように、表面基材１の片面に塗布した
粘着剤層２およびその粘着剤層２を保護する離型紙３に
スリット４を入れたものがある。
め、第３図に示すように、表面基材１の片面に塗布した
粘着剤層２およびその粘着剤層２を保護する離型紙３に
スリット４を入れたものがある。
上記スリット４は、普通、タック紙を形成する前段に
おいて、積層紙に形成され、従来は、次の２つの製造方
法があった。
おいて、積層紙に形成され、従来は、次の２つの製造方
法があった。
第１の方法は、離型紙の片面に粘着剤を塗布し、乾燥
処理して粘着剤層を形成し、この帯状離型紙の粘着剤層
の上に表面基材を貼り合わせた後、この帯状離型紙を剥
がして粘着剤層を表面基材に転写し、さらに、他の離型
紙に長さ方向にスリットを入れて、表面基材に前記粘着
剤層の上から貼り合わせる方法である（例えば、特開昭
59−164584号参照）。
処理して粘着剤層を形成し、この帯状離型紙の粘着剤層
の上に表面基材を貼り合わせた後、この帯状離型紙を剥
がして粘着剤層を表面基材に転写し、さらに、他の離型
紙に長さ方向にスリットを入れて、表面基材に前記粘着
剤層の上から貼り合わせる方法である（例えば、特開昭
59−164584号参照）。
また、第２の方法は、離型紙の片面に粘着剤層を形成
して、この離型紙と表面基材とを貼り合わせる一連の粘
着加工を行なったのち、回転する円形スリッタ刃を用い
て離型紙の裏側より表面基材のみを残して離型紙および
粘着剤層を切断する方法である。
して、この離型紙と表面基材とを貼り合わせる一連の粘
着加工を行なったのち、回転する円形スリッタ刃を用い
て離型紙の裏側より表面基材のみを残して離型紙および
粘着剤層を切断する方法である。
ところが、この第１の製造方法では、先に用いられる
離型紙は剥がして廃棄されるので、無駄であるばかりで
なく、その後に他のスリットを入れた離型紙を貼り合わ
せるので、製造工程も多くなる不都合があった。
離型紙は剥がして廃棄されるので、無駄であるばかりで
なく、その後に他のスリットを入れた離型紙を貼り合わ
せるので、製造工程も多くなる不都合があった。
また、第２の製造方法では、表面基材の厚み精度の不
均一により、表面基材まで切断したり、離型紙に切り残
しが生じるなどの不都合があった。
均一により、表面基材まで切断したり、離型紙に切り残
しが生じるなどの不都合があった。
この第１の製造方法や第２の製造方法の不都合を解消
するための第３の製造方法として、長さ方向に走行する
帯状離型紙の片面に粘着剤を塗布し、乾燥処理して粘着
剤層を形成し、この粘着剤層を有する帯状離型紙に回転
する円形スリッタ刃を用いて長さ方向にスリットを入
れ、このスリットを入れた帯状離型紙の粘着剤層上に表
面基材を貼り合わせる方法に想到した。
するための第３の製造方法として、長さ方向に走行する
帯状離型紙の片面に粘着剤を塗布し、乾燥処理して粘着
剤層を形成し、この粘着剤層を有する帯状離型紙に回転
する円形スリッタ刃を用いて長さ方向にスリットを入
れ、このスリットを入れた帯状離型紙の粘着剤層上に表
面基材を貼り合わせる方法に想到した。
ところが、この第３の製造方法では、円形スリッタ刃
を用いてスリットを入れる離型紙の片面に粘着剤層が露
出しているので、この粘着剤がスリッタ刃の外周に付着
して切れ味を悪くし、また、スリッタ刃に付着した粘着
剤の一部が逆に離型紙側に不規則に転写して汚損する不
都合があり、この不都合を解消しないかぎり実用化は困
難である。
を用いてスリットを入れる離型紙の片面に粘着剤層が露
出しているので、この粘着剤がスリッタ刃の外周に付着
して切れ味を悪くし、また、スリッタ刃に付着した粘着
剤の一部が逆に離型紙側に不規則に転写して汚損する不
都合があり、この不都合を解消しないかぎり実用化は困
難である。
そこで、この発明は、上記の第１の製造方法のように
離型紙の無駄が生ぜず、第２の製造方法のように表面基
材まで切断したり、離型紙に切り残しが生じる不都合が
ない第３の製造方法を改良して、粘着剤がスリッタ刃の
外周に付着して切れ味を悪くしたり、離型紙側に不規則
に転写して汚損する不都合を解消することを課題とす
る。
離型紙の無駄が生ぜず、第２の製造方法のように表面基
材まで切断したり、離型紙に切り残しが生じる不都合が
ない第３の製造方法を改良して、粘着剤がスリッタ刃の
外周に付着して切れ味を悪くしたり、離型紙側に不規則
に転写して汚損する不都合を解消することを課題とす
る。
上記の課題を解決するために、この発明は、長さ方向
に走行する帯状離型紙の片面に粘着剤を塗布し、乾燥処
理して粘着剤層を形成し、この粘着剤層を有する帯状離
型紙に回転する円形スリッタ刃を用いて長さ方向にスリ
ットを入れ、スリットを入れた帯状離型紙の粘着剤層上
に表面基材を貼り合わせる、スリットを有する積層紙の
製造方法であって、前記スリットを入れるとき、前記円
形スリッタ刃の外周に油剤を塗布しつつ前記スリットを
入れる構成を採用した。
に走行する帯状離型紙の片面に粘着剤を塗布し、乾燥処
理して粘着剤層を形成し、この粘着剤層を有する帯状離
型紙に回転する円形スリッタ刃を用いて長さ方向にスリ
ットを入れ、スリットを入れた帯状離型紙の粘着剤層上
に表面基材を貼り合わせる、スリットを有する積層紙の
製造方法であって、前記スリットを入れるとき、前記円
形スリッタ刃の外周に油剤を塗布しつつ前記スリットを
入れる構成を採用した。
粘着剤層を有する離型紙にスリットを入れるとき、円
形スリッタ刃の外周に油剤を塗布しつつ前記帯状離型紙
の前記粘着剤層を有する部分にスリットを入れるので、
粘着剤がスリッタ刃に付着しない。その後このスリット
を入れた離型紙の粘着剤層に表面基材を貼り合わせるこ
とにより、離型紙にスリットを形成した積層紙を得る。
形スリッタ刃の外周に油剤を塗布しつつ前記帯状離型紙
の前記粘着剤層を有する部分にスリットを入れるので、
粘着剤がスリッタ刃に付着しない。その後このスリット
を入れた離型紙の粘着剤層に表面基材を貼り合わせるこ
とにより、離型紙にスリットを形成した積層紙を得る。
以下、この発明の実施例を第１図および第２図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第１図に示すように、ロール体Ｌから引き出された離
型紙３は複数のロール５に案内され、上下一対の貼り合
わせロール６間に挿通される。
型紙３は複数のロール５に案内され、上下一対の貼り合
わせロール６間に挿通される。
上記離型紙３の移送路には、糊付装置10が設けられ、
その糊付装置10によって離型紙３の片面に粘着剤層２が
形成される。
その糊付装置10によって離型紙３の片面に粘着剤層２が
形成される。
糊付装置10として、コンマコーター、リバースコータ
ー、ナチュラルコーター等を採用することができる。こ
こでは、糊バット11内に外周下部を浸漬した糊付ローラ
12を一方向に回転し、その糊付ローラ12の外周に付着す
る粘着剤を絞りローラ13により絞り、膜厚が均一化され
た粘着剤を押えロール14との間に挿通される離型紙３の
片面に転写するリバースコーターが示されている。
ー、ナチュラルコーター等を採用することができる。こ
こでは、糊バット11内に外周下部を浸漬した糊付ローラ
12を一方向に回転し、その糊付ローラ12の外周に付着す
る粘着剤を絞りローラ13により絞り、膜厚が均一化され
た粘着剤を押えロール14との間に挿通される離型紙３の
片面に転写するリバースコーターが示されている。
この場合、粘着剤は、離型紙３の片面全体に塗布して
もよく、あるいは少なくとも一部分を帯状に残して残り
の部分に転写してもよい。粘着剤の無い部分を形成する
場合は、糊付ローラにブレードを押し付けて外周に付着
する粘着剤を帯状に掻き取り、あるいは糊付ローラと離
型紙との接触部間にマスキングテープを挿通し、そのテ
ープ上より離型紙に粘着剤を転写する。
もよく、あるいは少なくとも一部分を帯状に残して残り
の部分に転写してもよい。粘着剤の無い部分を形成する
場合は、糊付ローラにブレードを押し付けて外周に付着
する粘着剤を帯状に掻き取り、あるいは糊付ローラと離
型紙との接触部間にマスキングテープを挿通し、そのテ
ープ上より離型紙に粘着剤を転写する。
上記糊付装置10の下流側には乾燥装置20が設けられて
いる。乾燥装置20は、離型紙３の粘着剤塗布面に向けて
熱風を吹付けるようにしており、その熱風の吹付けによ
って粘着剤層２は乾燥処理される。
いる。乾燥装置20は、離型紙３の粘着剤塗布面に向けて
熱風を吹付けるようにしており、その熱風の吹付けによ
って粘着剤層２は乾燥処理される。
乾燥装置20と貼り合わせロール６間にはスリッタ装置
30が設けられている。スリッタ装置30は円形スリッタ刃
31と受けロール32により成り、そのスリッタ装置30によ
って離型紙３は長さ方向に切断される。この切断に際
し、スリッタ装置30は、離型紙３の粘着剤層２の無い部
分を切断する場合と、粘着剤層２を有する部分を切断す
る場合とがある。
30が設けられている。スリッタ装置30は円形スリッタ刃
31と受けロール32により成り、そのスリッタ装置30によ
って離型紙３は長さ方向に切断される。この切断に際
し、スリッタ装置30は、離型紙３の粘着剤層２の無い部
分を切断する場合と、粘着剤層２を有する部分を切断す
る場合とがある。
粘着剤層２を有する部分を切断する場合、円形スリッ
タ刃31の外周に粘着剤が付着して切れ味が悪くなり、ま
た、スリッタ刃に付着した粘着剤の一部がさらに離型紙
側に不規則に転写して汚損するおそれがあるため、円形
スリッタ刃31の外周に油剤を塗布しておくのがよい。
タ刃31の外周に粘着剤が付着して切れ味が悪くなり、ま
た、スリッタ刃に付着した粘着剤の一部がさらに離型紙
側に不規則に転写して汚損するおそれがあるため、円形
スリッタ刃31の外周に油剤を塗布しておくのがよい。
実施例では、第２図に示すように、円形スリッタ刃31
を支持するホルダー33にシリコーンオイルやマシンオイ
ルを含浸させた不織布等の含油部材34を取付け、その含
油部材34を回転する円形スリッタ刃31の外周に接触させ
るようにしている。
を支持するホルダー33にシリコーンオイルやマシンオイ
ルを含浸させた不織布等の含油部材34を取付け、その含
油部材34を回転する円形スリッタ刃31の外周に接触させ
るようにしている。
スリッタ装置30を通過した離型紙３は、貼り合わせロ
ール６間を通過するとき、そのロール６間に送り込まれ
る表面基材１と貼り合わされて積層紙Ａが形成される。
この積層紙Ａはロール状に巻かれる。
ール６間を通過するとき、そのロール６間に送り込まれ
る表面基材１と貼り合わされて積層紙Ａが形成される。
この積層紙Ａはロール状に巻かれる。
この発明は、従来の第１の製造方法のように離型紙の
無駄が生じたり、第２の製造方法のように表面基材を切
断したり、離型紙に切り残しが生じるおそれはない。ま
た、粘着剤がスリッタ刃の外周に付着して切れ味を悪く
したり、スリッタ刃に付着した粘着剤の一部がさらに離
型紙側に不規則に転写して汚損するおそれがないから、
離型紙に長さ方向のスリットを正確に形成した良好な積
層紙を得ることができる。
無駄が生じたり、第２の製造方法のように表面基材を切
断したり、離型紙に切り残しが生じるおそれはない。ま
た、粘着剤がスリッタ刃の外周に付着して切れ味を悪く
したり、スリッタ刃に付着した粘着剤の一部がさらに離
型紙側に不規則に転写して汚損するおそれがないから、
離型紙に長さ方向のスリットを正確に形成した良好な積
層紙を得ることができる。
第１図はこの発明に係る方法に使用する製造装置の概略
図、第２図は同上の回転する円形スリッタ刃のホルダー
を示す正面図、第３図はスリットを有するタック紙の斜
視図である。 １……表面基材、２……粘着剤層、 ３……離型紙、４……スリット。
図、第２図は同上の回転する円形スリッタ刃のホルダー
を示す正面図、第３図はスリットを有するタック紙の斜
視図である。 １……表面基材、２……粘着剤層、 ３……離型紙、４……スリット。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) D21H 27/00 C09J 7/02 - 7/04 C09F 3/00 B32B 7/06 B32B 9/00
Claims (1)
- 【請求項１】長さ方向に走行する帯状離型紙の片面に粘
着剤を塗布し、乾燥処理して粘着剤層を形成し、この粘
着剤層を有する帯状離型紙に回転する円形スリッタ刃を
用いて長さ方向にスリットを入れ、スリットを入れた帯
状離型剤の粘着剤層上に表面基材を貼り合わせる、スリ
ットを有する積層紙の製造方法であって、前記スリット
を入れるとき、前記円形スリッタ刃の外周に油剤を塗布
しつつ前記スリットを入れる、スリットを有する積層紙
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2037051A JP2838093B2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | スリットを有する積層紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2037051A JP2838093B2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | スリットを有する積層紙の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03241096A JPH03241096A (ja) | 1991-10-28 |
| JP2838093B2 true JP2838093B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=12486781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2037051A Expired - Fee Related JP2838093B2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | スリットを有する積層紙の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2838093B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006206782A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Nof Corp | 平面ディスプレイ貼付用機能性フィルム及びその貼付方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59149098A (ja) * | 1983-02-15 | 1984-08-25 | 住友電気工業株式会社 | 半導体装置 |
| JPS59164584A (ja) * | 1983-03-09 | 1984-09-17 | 株式会社 タカラ | 粘着ラベルの製造方法 |
| JPS6037084A (ja) * | 1983-08-09 | 1985-02-26 | Fujitsu Ltd | 文字認識装置 |
-
1990
- 1990-02-16 JP JP2037051A patent/JP2838093B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03241096A (ja) | 1991-10-28 |
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