JP2837884B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JP2837884B2
JP2837884B2 JP1238887A JP23888789A JP2837884B2 JP 2837884 B2 JP2837884 B2 JP 2837884B2 JP 1238887 A JP1238887 A JP 1238887A JP 23888789 A JP23888789 A JP 23888789A JP 2837884 B2 JP2837884 B2 JP 2837884B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、固体撮像素子の前面に横ストライプ状の色
分離用フィルタを設けた面順次方式の撮像手段を備えた
電子内視鏡装置に関する。
[従来技術] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することによって
体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて処置具チャン
ネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処置のできる
内視鏡が広く用いられている。また、挿入部先端部に撮
像手段として電荷結合素子(以下、CCDと略記す。)等
の固体撮像素子を設け、画像情報を光電変換された電気
信号として取り出す方式の電子内視鏡も種々提案されて
いる。
第1の従来例の内視鏡装置は、第19図に示すように、
電子内視鏡1を備えている。この電子内視鏡1は、細長
で例えば可撓性の挿入部2を有し、この挿入部2の後端
に太径の操作部3が連設されている。前記操作部3の後
端部からは側方に可撓性のユニバーサルコード4が延設
され、このコード4の先端部にコネクタ5が設けられて
いる。前記電子内視鏡1は、前記コネクタ5を介して、
光源装置及び信号処理回路が内蔵されたビデオプロセッ
サ6に接続されるようになっている。さらに、前記ビデ
オプロセッサ6には、モニタ7が接続されるようになっ
ている。
前記挿入部2の先端側には、硬性の先端部9及びこの
先端部9に隣接する後方側に湾曲可能な湾曲部10が順次
設けられている。また、前記操作部3に設けられた湾曲
操作ノブ11を回動操作することによって、前記湾曲部10
を左右方向あるいは上下方向に湾曲できるようになって
いる。また、前記操作部3には、前記挿入部2内に設け
られた処置具チャンネルに連通する挿入口12が設けられ
ている。
第20図に示すように、電子内視鏡1の挿入部2内に
は、照明光を伝達するライトガイド14が挿通されてい
る。このライトガイド14の先端面は、挿入部2の先端部
9に配置され、この先端部9から照明光を出射できよう
になっている。また、前記ライトガイド14の入射端側
は、ユニバーサルコード4内に挿通され、その端部に設
けたコネクタ5に接続されている。また、前記先端部9
には、対物レンズ系15が設けられ、この対物レンズ系15
の結像位置に、固体撮像素子16が配設されている。この
固体撮像素子16は、可視領域を含め紫外領域から赤外領
域に至る広い波長域で感度を有している。前記固体撮像
素子16には、信号線26,27が接続され、これら信号線26,
27は、前記挿入部2及びユニバーサルコード4内に挿通
されて前記コネクタ5に接続されている。
一方、ビデオプロセッサ6内には、紫外光から赤外光
に至る広帯域の光を発光するランプ21が設けられてい
る。このランプ21としては、一般的なキセノンランプや
ストロボランプ等を用いることができる。前記キセノン
ランプやストロボランプは、可視光のみならず紫外光及
び赤外光を大量に発光する。このランプ21は、電源部22
によって電力が供給されるようになっている。前記ラン
プ21の前方には、モータ23によって回転駆動される回転
フィルタ24が配設されている。この回転フィルタ24に
は、通常観察用の赤(R),緑(R),青(B)の各波
長領域の光を透過するフィルタが、周方向に沿って配列
されている。
また、前記モータ23は、モータドライバ25によって回
転が制御されて駆動されるようになっている。
前記回転フィルタ24を透過し、R,G,Bの各波長領域の
光に時系列的に分離された光は、更に、前記ライトガイ
ド14の入射端に入射され、このライトガイド14を介して
先端部9に導かれ、この先端部9から出射されて、観察
部位を照明するようになっている。
この照明光による観察部位からの戻り光は、対物レン
ズ系15によって、固体撮像素子16上に結像され、光電変
換されるようになっている。この固体撮像素子16には、
前記信号線26を介して、前記ビデオプロセッサ6内のド
ライバ回路31からの駆動パルスが印加され、この駆動パ
ルスによって読み出し、転送が行われるようになってい
る。この固体撮像素子16から読み出された映像信号は、
前記信号線27を介して、前記ビデオプロセッサ6内また
は電子内視鏡1内に設けられたプリアンプ32に入力され
るようになっている。このプリアンプ32で増幅された映
像信号は、プロセス回路33に入力され、γ補正及びホワ
イトバランス等の信号処理を施され、A/Dコンバータ34
によって、デジタル信号に変換されるようになってい
る。このデジタルの映像信号は、セレクト回路35によっ
て、例えば赤(R),緑(G),青(B)の各色に対応
する3つのメモリ36a,メモリ36b,メモリ36cに選択的に
格納されるようになっている。前記メモリ36a,メモリ36
b,メモリ36cは、同時に読み出され、D/Aコンバータ37に
よって、アナログ信号に変換され、R,G,B色信号として
出力されると共に、エンコーダ38に入力され、このエン
コーダ38からNTSCコンポジット信号として出力されるよ
うになっている。
そして、前記R,G,B色信号または、NTSCコンポジット
信号が、カラーモニタ7に入力され、このカラーモニタ
7によって、観察部位がカラー表示されるようになって
いる。
また、前記ビデオプロセッサ6内には、システム全体
のタイミングを作るタイミングジェネレータ42が設けら
れ、このタイミングジェネレータ42によって、モータド
ライバ25、ドライバ回路31の各回路間の同期が取られて
いる。
この第1の従来例では、R,G,B3色の照明光で順次照明
したもとでそれぞ撮像した3色の撮像信号からカラー映
像信号を生成するため、動く被写体を撮像した場合、色
ずれが生じ易い。
このため、特開昭58−46926号公報の第2の従来例で
は、固体撮像素子の前面に、モザイク状あるいは縦スト
ライプ状に、シアン及びイエローの色透過フィルタを配
設して、グリーン及び白色光で照明することにより、カ
ラー映像信号を得られるようにしている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記特開昭58−4926号公報の第2の従来例によれば、
第1の従来例よりも色ずれが生じることを少くできる。
しかしながら、この第2の従来例ではモザイク状ある
いは縦ストライプ状フィルタを用いているので、モアレ
とか偽色信号が生じ易く、そのために光学的ローパスフ
ィルタをさらに配設することが必要になる。
というのは、縦方向の方が一般的に横方向に比べて解
像度が高いので、上記のようなモザイク状あるいは縦ス
トライプ状のフィルタを用いた場合には縦方向の配列成
分がモアレとか偽色信号を生じる原因となる。従って、
モアレとか偽色信号を除去するためには、光学的ローパ
スフィルタ等を設けることが必要になる。
従って、内視鏡先端部の光学系の構成要素が増え、先
端部を小細化とか短くすることに支障が生じる。
本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、偽
色が生じにくく、且つ色ずれも少くできる電子内視鏡装
置を提供することを目的とする。
[問題点を解決する手段及び作用] 本発明では、2色の照明光で時系列的に照明する手段
と、固体撮像素子の前面に2種類以上の横ストライプ状
フィルタを配設することにより、光学的ローパスフィル
タを必要としないで、色ずれが少く、且つ水平方向の偽
色信号の生じにくいようにしている。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は第1実施例の全体構成図、第2図は回転フィルタ
の名フィルタを示す正面図、第3図は固体撮像素子の前
面に設けた横ストライプ状フィルタを示す正面図、第4
図は第1実施例の動作説明図である。
尚、第1図における主要部となる回転フィルタ53以外
の構成要素については、第20図で示したものと同一名称
のものは同符号で示す。
第1図に示す第1実施例の電子内視鏡装置51におい
て、光源装置52内の回転フィルタ53は第2図に示すよう
に、グリーン透過フィルタ53G及び全色透過フィルタ53W
で構成されている。従って、モータ23が1回転すること
により、グリーン(G)及びホワイト(W)の照明光を
出射する。
一方、電子内視鏡1の固体撮像素子16の前面には、横
ストライプフィルタ54が配設されている。この横ストラ
イプフィルタ54は、第3図に示すようにイエロ(Yl)及
びシアン(Cy)の波長領域の光をそれぞれ透過する横ス
トライプ状色フィルタ54Yl,54Cyを交互に配設した構成
であり、各横ストライプ状色フィルタ54Yl,54Cyは横方
向の各画素列を覆うように配設してある。
上記回転フィルタ53によって、ランプ21の白色光は時
系列的にグリーン及びホワイトの各波長域の光にされ、
ライトガイド14の一方の端面に照射され、先端部9側の
他方の端面から観察部位側に出射される。
上記時系列的な各波長域の照明光による観察部位から
の戻り光は、対物レンズ系15によって、横ストライプフ
ィルタ54を通して、固体撮像素子16に結像され、光電変
換される。この光電変換された信号は、信号処理回路55
を構成するドライバ31のドライブ信号で読み出され、プ
リアンプ32、プロセス回路33、A/Dコンバータ34を通っ
てセレクト回路35に入力する。このセレクト回路35によ
って、回転フィルタ53の色透過フィルタ53G,53Wの各々
に合ったタイミングで各色に対応する2つのメモリ36a,
36bに選択的に記憶される。
つまり、メモリ36aには回転フィルタ53のグリーン透
過フィルタ53Gによるグリーン照明光のもとで、固体撮
像素子16の前面の横ストライプフィルタ54、つまり色フ
ィルタ54Yl,54Cyを透過した情報、この場合色フィルタ5
4Yl,54Cyはそれぞれグリーン及びレッド波長領域と、グ
リーン及びブルーの波長領域の光を通すので、全画素グ
リーン(G)信号情報が蓄えられる。
一方、上記メモリ36bには、回転フィルタ53のフィル
タ53Wによるホワイト照明光のもとで固体酸像素子16の
前面の色フィルタ54Yl,54Cyを透過した情報、つまり線
順次のイエロ(Yl)信号と、シアン(Cy)信号とが得ら
れる。
上記メモリ36a,36bに記憶された信号データは同時に
読み出される。この時の信号タイミングを第4図に示
す。
第4図(a)はメモリ36aの出力を示し、同図(b)
はメモリ36bの出力を示す。
メモリ36bの出力は、1H遅延線56に入力され、第4図
(c)に示すように1H期間、つまり1ライン分だけ遅延
される。
メモリ36bの出力及び1H遅延線56の出力は、スイッチ5
7によって、1H期間毎に接点A側と接点B側とが切り換
えられ、、第4図(d),(e)に示すように同時化さ
れたYl信号とCy信号とが出力される。つまり、第4図に
おいて、一方の1H期間1H−Aにはスイッチ57は接点Aと
導通し、他方の1H期間1H−Bにはスイッチ57は接点Bと
導通する。
上記同時化されたYl信号とCy信号とは、引算器58,59
に入力され、それぞれYl信号からメモリ36aのG信号が
引算され、Cy信号からメモリ36aのG信号が引算され、
それぞれR信号とB信号とが生成される。
上記メモリ36aのG信号、引算器57,58のR信号、B信
号は、D/Aコンバータ37によって、アナログ信号に変換
されてRGB3原色信号として出力されると共に、エンコー
ダ38によってコンポジットビデオ信号としても出力され
る。
この第1実施例によれば、G情報は全画素で得られ、
R,B情報は線順次に得られる。R,B情報に関しても横スト
ライプフィルタ54を用いているため、水平画素情報では
G情報と同様となり、水平解像度に関しては、R,G,B信
号情報は同等となる。ここで輝度信号情報を得るために
支配的な情報はG信号といえ、実際、R信号、B信号の
垂直方向の情報が少しばかり劣化しても観察上の解像度
はそれほど劣化しない。したがって、第1の従来例のよ
うにR,G,Bの3つのカラーフィルタを用いた面順次式電
子内視鏡装置とほぼ等価な解像度が得られる。
又、面順次照明用のフィルタが2種類であるため、色
ずれも少くできる。
又、第2の従来例に対して、第1実施例では固体撮像
素子16の前面に横ストライプフィルタ54を設けているの
で、カラーチップ固体撮像素子において問題となる水平
方向の偽色信号を発生せず、水平方向の色解像度の劣化
もない。従って、固体撮像素子前面に水晶フィルタ等の
光学フィルタを設ける必要がなく、先端部を小型化する
ことを実現できることになる。
第5図は本発明の第2実施例の内視鏡装置61のブロッ
ク図を示す。
第1実施例では、回転フィルタ53の全色透過フィルタ
53Wは実質透明フィルタであるので、実質的には緑透過
フィルタ53G、1色であるのに対し、この第2実施例は
第6図に示すように、緑及びマゼンタの各色透過フィル
タ53G,53Mg、2色からなる回転フィルタ53が用いてあ
る。
従って、この回転フィルタ53によって、緑と、赤及び
青の光が透過されることになる。
一方、固体撮像素子16の前面では、第1実施例と同様
に、第3図に示すフィルタ54Yl,54Cyからなる横ストラ
イプフィルタ54が配設されている。
この場合も第1実施例と同様に上記回転フィルタ53の
フィルタ53G,53Mgにより、G,Mgの各波長領域の光に時系
列的に分離された光によって照明された被写体からの戻
り光は、フィルタ54を通して固体撮像素子16上に結像さ
れ光電変換される。この光電変換された信号は第1実施
例と同様に回転フィルタ53のフィルタ53G,53Mgに対応し
たタイミングでそれぞれ2つのメモリ36a,36bに選択的
に記憶される。ここでメモリ36aには回転フィルタ53の
色フィルタ53Gおよび固体撮像素子16の前面のフィルタ5
4を通過した情報つまり全画素G信号情報が得られる。
一方、他方のメモリ36bは回転フィルタ53のフィルタ53M
gおよび固体撮像素子16前面のフィルタ54を通過した情
報つまりフィルタ54YlによりMgとYlの共通透過領域とし
てR信号情報がフィルタ54CyによりMgとCyの共通透過領
域としてB信号情報が蓄えられる。従って、メモリ36に
R信号情報とB信号情報が線順次に蓄えられる。
これらメモリ36a,36bは同時に読み出される。この時
は第7図(a),(b)に示すように、メモリ36aより
G信号、メモリ36bよりR信号、B信号の線順次信号が
得られる。ここでメモリ36bの出力は1H遅延線56に入力
し、1ラインだけ遅延され、第7図(c)に示すように
なる。メモリ36b出力および1H遅延線56の出力はスイッ
チ57によって1H毎に切り換えられ、第7図(d),
(e)に示すように同時化されたR信号、B信号が出力
される。このようにG信号、R信号、B信号が得られ、
第1実施例と同様に所定の処理を施されて出力される。
第1実施例、第2実施例ともインターレース走査をし
ない撮像素子(例えばライン転送)についての例であ
り、回転フィルタ53の各フィルタに対する周期は例えば
1フィールド毎でもよいし、1フィールドで2フィルタ
撮像を行ってもよい。ここで回転フィルタ53の各フィル
タに対する周期が1フィールド毎の場合、第8図に示す
ように第1図又は第5図に比べてメモリを1つ減らすこ
とができる。第8図は第5図の第2実施例の変形例の装
置61′として示す。
第8図においてメモリ36は、1フィールド遅延線とし
て働く。固体撮像素子16で撮像され、A/Dコンバータ34
を経た出力信号は、第9図(a),(b)に示すように
1フィールド(一方のフィルード期間を1V−A、他方の
フィールド期間を1V−Bで示してある。)毎にG信号、
R/B線順次信号が切り換わるものであり、該G信号、R/B
線順次信号はメモリ36及びフィールドスイッチ62に入力
する。メモリ36から読出された信号は、該メモリ36に記
憶されないで(つまりA/Dコンバータ34から)出力され
る信号に対し、第9図(b)に示すように1フィールド
分だけ遅延されて出力される。このメモリ出力信号およ
びA/Dコンバータ34の出力信号は、フィールドスイッチ6
2によって1フィールド毎にAとBとに切り換えられ、
第9図(c),(d)に示すフィールド毎で同時化され
たG信号およびR/B線順次信号が得られる。得られたG
信号、R/B信号は、第1実施例と同じ処理をされ出力さ
れる。
第2実施例及びその変形例は、第1実施例とほぼ同様
の効果を有する。
第10図に本発明の第3実施例のブロック図を示す。
本実施例は、2線同時読出し固体撮像素子(16′で表
わす)を用いたものである。
ここで回転フィルタ53は第5図の第2実施例と同じグ
リーン透過フィルタ53Gと、レッド及びブルー、つまり
マゼンタ透過フィルタ53Mgで構成されている。
一方、固体撮像素子16′の前面には、第11図に示すよ
うに画素に対し、全色透過フィルタ54W、イエロ透過フ
ィルタ54Yl、シアン透過フィルタ54Cyからなる横ストラ
イプフィルタ54が配設されている。
つまり全色透過フィルタ54Wは1つおきの画素ライン
ごとに配設され、イエロ透過フィルタ54Yl及びシアン色
透過フィルタ54Cyは3画素ラインおき、つまり4画素ラ
インを周期として配設されている。
本実施例の場合も第2実施例と同様に、回転フィルタ
53のフィルタ53G,53Mgの各波長領域の光に時系列的に分
離された光によって照明された被写体からの戻り光はフ
ィルタ54を通して固体撮像素子16′上に結像され、第2
実施例と同様に回転フィルタ53のフィルタ53G,53Mgに対
応したタイミングでそれぞれ2つのメモリ36a,メモリ36
bに選択的に記憶される。ここで回転フィルタ53は1フ
ィールド周期に1回転し、各1/2フィールドでフィルタ5
3G及び53Mgそれぞれの光に対する撮像を行う。一方、固
体撮像素子16′側は各フィルタ53G,53Mgに対してAフィ
ールドでは第11図a,a′のライン、Bフィールドでは第1
1図b,b′のラインが読み出され、読み出される時に第11
図の同じ数字のラインが加算され出力される。ここで、
各フィールドで回転フィルタ53はフィルタ53G及び53Mg
と2色あるため、固体撮像素子16′の読み出しは各フィ
ールドで2回づつ行われることになる。
回転フィルタ53のフィルタ53Gが光路上にある時は、
各ラインともG信号情報が得られ、一方、回転フィルタ
53のフィルタ53Mgが光路上にある時は、固体撮像素子1
6′前面のフィルタ54が全色透過フィルタ54Wのラインは
Mg、つまりR+B信号情報が得られ、イエロフィルタ54
YlのラインはR信号、シアンフィルタCyのラインはB信
号が得られる。
従って、フィルタ53Mgによる照明光のもとで撮像した
場合には、Aフィールドでは、第11図a,a′のラインが
読み出されて加算されるため、第11図の奇数で示す信号
線からは、(R+B)+R、つまり2R+B信号、偶数で
示す信号線からは(R+B)+B、つまりR+2B信号が
得られる。又、Bフィールドについても第11図のb,b′
のラインが読み出されて加算されるため、Aフィールド
と同様に第11図の奇数で示す信号線からは2R+B信号、
偶数で示す信号線からはR+2B信号が得られる。
つまり、回転フィルタ53のフィルタ53Gによる照明光
のもとで撮像した場合には、Aフィールド、Bフィール
ドともに各信号線からG信号情報を出力する。従って、
Aフィールド、Bフィールドでそれぞれ読み出したG信
号がインタレース的に一方のメモリ36aに記憶される。
一方、回転フィルタ53のフィルタ53Mgによる照明光の
もとで撮像した場合には、奇数信号線は2R+B、偶数信
号線はR+2B信号情報と(2R+B)/(R+2B)信号情
報が線順次に得られ、メモリ36bにインタレース走査を
行うようにして記憶される。
メモリ36aに記憶されたG信号と、メモリ36bに記憶さ
れた(2R+B)/(R+2B)信号は同時に読み出され、
(2R+B)/(R+2B)信号は1H遅延線56及びスイッチ
57に入力する。
メモリ36b及び1H遅延線56の出力は第1実施例と同様
に同時化され、スイッチ57からは同時化された2R+B,B
+2R信号が出力される。
上記同時化された2R+B,B+2R信号は、2倍に増幅す
る増幅器72a,72bでそれぞれ2倍にされた後、それぞれ
引算器73a,73bに入力される。引算器73a,73bはそれぞれ
2倍に増幅した2(2R+B),2(R+2B)信号からそれ
ぞれR+2B,2R+B信号を引算し、引算した後に係数器7
4a,74bによって1/3にそれぞれ減衰させる。つまり、 {2(2R+B)−(R+2B)}/3 (=R) {2(R+2B)−(2R+B)}/3 (=B) の演算を行って、それぞれR,B信号を生成する。
以上のようにして得られたR,G,B信号は、第1実施例
と同様にD/A変換され、所定の処理が施されて出力され
る。
この実施例は第1実施例と同様の効果を有する。
第12図に本発明の第4実施例のブロック図を示す。
本実施例は、第13図に示すように回転フィルタ53は、
全色透過(W)およびマゼンタ透過(Mg)のフィルタ53
W,53Mgが配置されている。一方、固体撮像素子16前面は
第1実施例と同様にイエロ透過フィルタ54Yl、シアン透
過フィルタ54Cyからなる横ストライプフィルタ54が配置
されている。
本実施例も第1実施例と同様に、回転フィルタ53の各
色に対応したタイミングで、固体撮像素子16より信号が
読み出され、回転フィルタ53のフィルタ53Wによるホワ
イト照明のもとで撮像した時は、メモリ36a、フィルタ5
3Mgによるマゼンタの時はメモリ36bに情報が蓄えられ
る。ここでメモリ36aには回転フィルタ53はフィルタ53W
によるホワイト照明光のもとで、固体撮像素子前面フィ
ルタ54を透過した信号、つまりYl,Cyの線順次信号が蓄
えられ、メモリ36bには回転フィルタ53のフィルタ53Mg
によるマゼンタ波長域と固体撮像素子前面フィルタ54の
共通透過信号、つまり第2実施例と同様にR/B線順次信
号が蓄えられる。
上記メモリ36a,メモリ36bは同時に読み出され、第12
図に示すようにメモリ36aの情報からメモリ36bの情報が
引算器75で引算される。ここで Yl−R=G Cy−B=G であるので、引算された出力はG信号となる。
上記の様に得られたG、およびR/B信号は、第2実施
例と同様な処理をされて出力される。
この実施例は第1実施例と同様の効果を有する。
第14図は本発明の第5実施例を示す。
この装置81では、回転フィルタ53は、第15図に示すよ
うに線透過フィルタ53Gとマゼンタ透過フィルタ53Mgで
構成され、第2実施例と同様である。
一方、固体撮像素子16の前面の横ストライプフィルタ
54は、第16図に示すようにシアン透過フィルタ54Cyと全
色透過フィルタ54Wで構成されている。
この実施例では、回転フィルタ53がフィルタ53Gによ
る緑の照明光のもとで撮像する場合には、固体撮像素子
16前面のいずれのフィルタ54Cy,54Wを用いた場合にも緑
を透過するので、全画素からG信号が得られる。
一方、回転フィルタ53が、マゼンタフィルタ54Mgの場
合には、固体撮像素子16前面のストライプ状フィルタ54
GyからはB信号が、ストライプ状フィルタ54WよりMg信
号が得られる。つまり、回転フィルタ53がフィルタ53Mg
の時には、固体撮像素子からはB/Mg線順次信号が出力さ
れる。
第2実施例と同様にG信号はメモリ36aに記憶され、B
/Mg線順次信号(第2実施例ではR/B線順次信号である)
はメモリ36bに記憶される。
上記B/Mg線順次信号は、1H遅延線56、スイッチ57を経
て、同時化されたB,Mg信号となり、引算器82によりMg信
号からB信号が引算されてR信号が生成される。その後
は第1実施例と同様にR,G,B信号はD/Aコンバータ37側に
出力されることになる。
この実施例の効果は第1実施例と同様である。
第17図は本発明の第6実施例の装置81′を示す。
この第6実施例は、第14図の第5実施例において、固
体撮像素子16前面の横ストライプフィルタ54が第18図に
示すように、イエロ透過フィルタ54Ylと全色透過フィル
タ54Wとで構成されている。回転フィルタ53は、第14図
と同じ(従って第2実施例とも同じ)である。その他の
構成も第14図と同様である。
この実施例では、回転フィルタ53がフィルタ53Gの時
には、全画素G信号が得られる。
一方、回転フィルタ53がフィルタ53Mgの時には、固体
撮像素子16前面のストライプ状フィルタ54YlからはR信
号が、ストライプ状フィルタ54WからはMg信号が得られ
る。
つまり、回転フィルタ53がフィルタ53Mgの時には、固
体撮像素子16からはR/Mg線順次信号が得られる。
この場合、第14図の実施例と同様に処理されることに
より、メモリ36aからはG信号、メモリ36bからはR/Mg線
順次信号が出力され、1H遅延線56、スイッチ57によって
同時化されたR,Mg信号となる。しかして、引算器82によ
り、Mg信号からR信号が引算されてB信号が生成され
る。この後は、第1あるいは第2実施例と同様である。
この実施例の効果は第1実施例と同様である。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、固体撮像素子の前
面に横ストライプ状フィルタを配設し且つ2色の照明光
で時系列的に照明するようにしているので、色ずれを少
くできると共に、水平方向の偽色信号が発生しないの
で、偽色信号防止用の光学フィルタを必要とせず、先端
部を小型化できる。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第4図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は第1実施例の内視鏡装置の構成を示すブロック図、
第2図は回転フィルタを示す正面図、第3図は横ストラ
イプフィルタを示す正面図、第4図は第1実施例の動作
説明図、第5図は本発明の第2実施例の構成を示すブロ
ック図、第6図は第2実施例における回転フィルタを示
す正面図、第7図は第2実施例の動作説明図、第8図は
本発明の第3実施例の構成を示すブロック図、第9図は
第3実施例の動作説明図、第10図は本発明の第4実施例
の構成を示すブロック図、第11図は第4実施例における
横ストライプフィルタを設けた固体撮像素子からの読出
し動作の説明図、第12図は本発明の第5実施例の構成を
示すブロック図、第13図は第5実施例における回転フィ
ルタを示す正面図、第14図は本発明の第6実施例の構成
を示すブロック図、第15図は第6実施例における回転フ
ィルタを示す正面図、第16図は第6実施例における横ス
トライプフィルタの正面図、第17図は本発明の第7実施
例の構成を示すブロック図、第18図は第7実施例におけ
る横ストライプフィルタの正面図、第19図は従来例の内
視鏡装置の全体を示す外観図、第20図は従来例の構成を
示すブロック図である。 1……電子内視鏡、6……ビデオプロセッサ 14……ライトガイド、16……固体撮像素子 21……ランプ、23……モータ 52……光源装置、53……回転フィルタ 54……横ストライプフィルタ 55……信号処理回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体像を光電変換する固体撮像素子を備
    えた撮像手段と、前記固体撮像素子出力信号に対する映
    像信号を処理する映像信号処理手段と、波長域が異る2
    つの照明光で時系列的に照明する照明手段とを備えた面
    順次式電子内視鏡装置において、 前記固体撮像素子の前面に異る波長域を透過する2種類
    以上の横ストライプ状フィルタを設けたことを特徴とす
    る電子内視鏡装置。
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