JP2836566B2 - 波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置 - Google Patents

波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は波長安定化狭帯域エ
キシマレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の波長安定化狭帯域エキシマレーザ
装置として、例えば特開平2−110985号公報に
は、フロントミラーおよびリアミラーを有する光共振器
内の波長選択素子を配設しこの波長選択素子の選択波長
を調整してレーザ光のスペクトルおよび波長が安定する
ように波長制御を行う狭帯域エキシマレーザ装置におい
て、装置側にミラーの調整だけで出力レーザ光のパワー
の回復と、出力レーザ光の光軸ずれの補正とを同時に、
簡単に、しかも高精度に、短時間で自動的に行うことが
できる狭帯域発振エキシマレーザ装置における光軸補正
装置が提案されており、図10にこの装置の概略構成を
示す。
【0003】図10を参照して、この従来の波長安定化
狭帯域エキシマレーザ装置は、レーザガスを封入した放
電管1、全反射ミラー4、レーザ光の狭帯域化を行うエ
タロン(波長選択素子)21、22、出力ミラー7、部
分反射ミラー8〜10、分光器11、出力検出器23、
位置検出器12、CPU(中央演算処理装置)13と、
から構成されている。
【0004】出力(フロント)ミラー7から出射される
レーザ光は部分反射ミラー(ビームスプリッタ)8、9
を介して分光器11に導かれレーザ光の発振中心波長お
よび中心波長パワーが検出される。CPU(中央演算処
理装置)13は、分光器11の出力に基づいて波長選択
素子のドライバ(駆動装置)(不図示)を介して波長選
択素子21、22の姿勢角、温度、圧力等を変化させ、
レーザ光の中心波長の強度が最大に且つ発振波長を固定
するように波長制御を行う。なお、2個のエタロンを透
過したレーザ光は、これらの各エタロンのAND条件を
満たした波長成分のものであり、これらの重ね合わせ状
態が発振波長の単一化やレーザの高出力化に大きな影響
を及ぼす。
【0005】そして、図10に示す従来の波長安定化狭
帯域エキシマレーザ装置では、波長の安定化とレーザ出
力光軸の安定化と共振器の最大出力条件を同時に維持す
るために、分光器11、位置検出器12、および出力検
出器23により出力光を観測し、変動を生じた場合に
は、出力ミラー7、全反射ミラー4、および波長選択素
子21、22を非常に複雑な方法で制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ装置にお
いては、放電管におけるガス循環ファンなどの振動や装
置雰囲気の気象状況により、光学素子の姿勢がずれ、波
長変化、光軸ずれが発生し、これを安定化させるため
に、分光器、位置検出器、および出力検出器を必要と
し、さらに出力ミラー、全反射ミラー、および波長選択
素子を互いに絡み合った条件の下で制御しなければなら
ず、制御方法が複雑になるという問題点を有している。
【0007】従って、本発明は、上記従来技術の問題点
を鑑みてなされたものであって、その目的は、振動等に
よる光軸ずれの発生を防ぎ、さらに波長安定化のための
制御を簡単にした波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置
を提供することにある。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の波長安定化狭帯
域エキシマレーザ装置は共振器を構成する出力ミラーと
全反射ミラーとの間に、1又は複数のプリズムとエタロ
ンを有する波長選択手段を備える波長安定化狭帯域エキ
シマレーザ装置であって、前記エキシマレーザ装置のレ
ーザ出力光の一部を分岐するための光分岐手段と、分岐
したレーザ出力光の中心波長を測定する分光器と、前記
レーザ出力光の出射方向を測定するビーム位置検出手段
と、前記エタロンのレーザ光透過角度を調整する駆動手
段と、前記全反射ミラーの角度を調整する駆動手段と、
前記分光器で検出された波長の変化に応じて前記エタロ
ンの駆動手段を制御し、前記ビーム位置検出手段で検出
されたレーザ出力光の出射方向の変化に応じて前記全反
射ミラーの駆動手段を制御する制御手段とを備えること
を特徴とする。
【0010】さらに本発明の波長安定化狭帯域エキシマ
レーザ装置は共振器を構成する出力ミラーと全反射ミラ
ーとの間に、1又は複数のプリズムとエタロンを有する
波長選択手段を備える波長安定化狭帯域エキシマレーザ
装置であって、前記エキシマレーザ装置のレーザ出力光
の一部を分岐するための光分岐手段と、分岐したレーザ
出力光の中心波長を測定する分光器と、前記レーザ出力
光の出射方向を測定するビーム位置検出手段と、前記エ
タロンのレーザ光透過角度を調整する駆動手段と、前記
出力ミラーの角度を調整する駆動手段と、前記分光器で
検出された波長の変化に応じて前記エタロンの駆動手段
を制御し、前記ビーム位置検出手段で検出されたレーザ
出力光の出射方向の変化に応じて前記出力ミラーの駆動
手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】そして本発明の波長安定化狭帯域エキシマ
レーザ装置は共振器を構成する出力ミラーと全反射ミラ
ーとの間に、1又は複数のプリズムとエタロンを有する
波長選択手段を備える波長安定化狭帯域エキシマレーザ
装置であって、前記エキシマレーザ装置のレーザ出力光
の一部を分岐するための光分岐手段と、分岐したレーザ
出力光の中心波長を測定する分光器と、前記レーザ出力
光の出射方向を測定するビーム位置検出手段と、前記エ
タロンのレーザ光透過角度を調整する駆動手段と、前記
エタロンと全反射ミラーとの相対位置を変えずに姿勢角
を調整する駆動手段と、前記分光器で検出された波長の
変化に応じて前記エタロンの駆動手段を制御し、前記ビ
ーム位置検出手段で検出されたレーザ出力光の出射方向
の変化に応じて前記エタロンと全反射ミラーとの相対位
置を変えずに前記エタロンと全反射ミラーの姿勢角を調
整する駆動手段を制御する制御手段とを備えることを特
徴とする。
【0012】また本発明の波長安定化狭帯域エキシマレ
ーザ装置は共振器を構成する出力ミラーと全反射ミラー
との間に、1又は複数のプリズムとエタロンを有する波
長選択手段を備え、前記プリズムはプリズムのみで狭帯
域化したときのスペクトル広がりが、前記エタロンのF
SR(フリースペクトラルレンジ)の2倍程度である波
長安定化狭帯域エキシマレーザ装置であって、前記エキ
シマレーザ装置のレーザ出力光の一部を分岐するための
光分岐手段と、分岐したレーザ出力光の中心波長を測定
する分光器と、前記エタロンのレーザ光透過角度を調整
する駆動手段と、前記全反射ミラーの角度を調整する駆
動手段と、前記分光器で検出されたスペクトル波長のメ
インロープ波長の変化に応じて前記エタロンの駆動手段
を制御し、さらに前記分光器によりサイドロープのメイ
ンロープに対する強度比を検出し、検出した強度比の
化に応じて前記全反射ミラーの駆動手段を制御する制御
手段とを備えることを特徴とする。
【0013】さらに本発明の波長安定化狭帯域エキシマ
レーザ装置は共振器を構成する出力ミラーと全反射ミラ
ーとの間に、1又は複数のプリズムとエタロンを有する
波長選択手段を備え、前記プリズムはプリズムのみで狭
帯域化したときのスペクトル広がりが、前記エタロンの
FSR(フリースペクトラルレンジ)の2倍程度である
波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置であって、前記エ
キシマレーザ装置のレーザ出力光の一部を分岐するため
の光分岐手段と、分岐したレーザ出力光の中心波長を測
定する分光器と、前記エタロンのレーザ光透過角度を調
整する駆動手段と、前記出力ミラーの角度を調整する駆
動手段と、前記分光器で検出されたスペクトル波長のメ
インロープ波長の変化に応じて前記エタロンのレーザ光
透過角度を調整し、さらに前記分光器によりサイドロー
プのメインロープに対する強度比を検出し、検出した強
度比の変化に応じて前記出力ミラーの駆動手段を制御す
る制御手段とを備えることを特徴とする。
【0014】そして本発明の波長安定化狭帯域エキシマ
レーザ装置は共振器を構成する出力ミラーと全反射ミラ
ーとの間に、1又は複数のプリズムとエタロンを有する
波長選択手段を備える波長安定化狭帯域エキシマレーザ
装置であって、前記エキシマレーザ装置のレーザ出力光
の一部を分岐するための光分岐手段と、分岐したレーザ
出力光の中心波長を測定する分光器と、前記エタロンの
レーザ光透過角度を調整する駆動手段と、前記エタロン
と全反射ミラーとの相対位置を変えずに前記エタロンお
よび全反射ミラーの姿勢角を調整する駆動手段と、前記
分光器で検出されたスペクトル波長のメインロープ変化
に応じて前記エタロンのレーザ光透過角度を調整し、さ
らに前記分光器によりサイドロープのメインロープに対
する強度比を検出し、検出した強度比の変化に応じて前
記エタロンと全反射ミラーとの相対位置を変えずに姿勢
角を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0015】また前記光分岐手段は部分反射ミラーある
いは光ファイバであることを特徴とする。
【0016】
【0017】次に、装置雰囲気の気象変化が生じると波
長選択素子に以下に挙げる影響を及ぼす。エタロンでは
素子内の屈折率の微小変化により選択波長が変化する。
そして、プリズムでは素子の屈折率変化によりエタロン
と全反射ミラーで選択された波長のレーザ光の進行方向
を変化させる。
【0018】ここで、請求項1に係る発明によれば、分
光器で検出した許容範囲内からの波長ずれを元に戻すた
めにエタロンの角度を調整し、ビーム位置検出器で検出
した許容範囲内からの出力光の出射方向の位置ずれを元
に戻すために全反射ミラーの角度を調整することによっ
て、装置雰囲気の気象変化に対しても波長ずれ、および
光軸ずれを許容範囲内に納めることができる。
【0019】ただし、請求項1に係る発明では、出力光
の出射方向のずれを戻すために全反射ミラーの角度を調
整するため、エタロンと全反射ミラーで決まる波長がず
れ、さらにエタロン角度を調整し、その後再度出力方向
調整のため全反射ミラーを調整するという操作が続くと
いう問題がある。
【0020】請求項2に係る発明はこの問題を解消した
ものであり、分光器で検出した許容範囲内からの波長ず
れを元に戻すためにエタロンの角度を調整し、ビーム位
置検出器で検出した許容範囲内からの出力光の出射方向
の位置ずれを元に戻すために出力ミラーの角度を調整す
ることによって、装置雰囲気の気象変化に対しても波長
ずれ、および光軸ずれを許容範囲内に納めることがで
き、かつそれぞれの調整操作はそれぞれ独立にできる。
【0021】しかしながら、請求項2に係る発明では、
出力光の出射方向のずれを戻すために出力ミラーの角度
を調整するため、装置雰囲気の気象変化が一方向に進ん
だ場合、共振器の光軸が放電管内のレーザ媒質である放
電領域から外れて、出力低下を引き起こすという問題が
ある。
【0022】請求項7に係る発明はこの問題を解消した
ものであり、分光器で検出した許容範囲内からの波長ず
れを元に戻すためにエタロンの角度を調整し、ビーム位
置検出器で検出した許容範囲内からの出力光の出射方向
の位置ずれを元に戻すためにエタロンと全反射ミラーの
角度を同時に同じ量だけ調整することによって、装置雰
囲気の気象変化に対しても波長ずれ、および光軸ずれを
許容範囲内に納めることができ、かつそれぞれの調整操
作はそれぞれ独立しており、さらに放電管をはさんで出
力ミラーと反対側の素子であるエタロンと全反射ミラー
だけを調整しているために共振器の光軸が放電管内のレ
ーザ媒質である放電領域から外れることはない。
【0023】請求項1〜3に係る発明では、エタロン、
全反射ミラー、出力ミラーの角度調整のための制御パラ
メータを分光器、あるいはビーム位置検出手段より得て
いたが、分光器だけを用いる例を以下に示す。
【0024】ビーム位置検出手段の代わりに分光器を用
いて出力光の出射方向の位置ずれを検出するためにプリ
ズムだけで狭帯域化したときのスペクトル広がりをλ
(prism)、エタロンのFSR(フリースペクトラ
ルレンジ)をλ(FSR)とし、 λ(prism)=2×λ(FSR) となるようにプリズム、エタロンを選択する。
【0025】λ(prism)の中心波長にエタロンの
透過波長を合わせた場合、図9の正常時の例として示さ
れているようにレーザ出力光は選択波長(メインロー
プ)の1波長だけとなる。λ(prism)の中心波長
からエタロンの透過波長が外れた場合では、図9の波長
振動時にあるようにレーザ出力はメインロープとλ(F
SR)だけ波長の異なるサイドロープ光が発生して、2
波長が含まれた光となる。
【0026】したがって、サイドロープが発生するかど
うか、あるいはメインロープとサイドロープの比が変化
するかどうかを観測することにより、プリズムとエタロ
ンの関係が適正に保たれているかどうかが判断できる。
【0027】さらに、エタロンが適正に配置されている
かどうかは、プリズムとは関係なくメインロープの波長
を分光器により測定することで判断できる。ゆえに、メ
インロープの波長がずれないでサイドロープが発生した
場合、プリズムだけにおいて波長がずれたと判断でき
る。
【0028】つぎに、波長の調整方法について触れる。
装置雰囲気の気象変化が生じると波長選択素子に以下に
挙げる影響を及ぼす。エタロンでは素子内の屈折率の微
小変化により選択波長が変化する。そしてプリズムでは
素子の屈折率変化によりエタロンと全反射ミラーで選択
された波長のレーザ光の進行方向(角度)を変化させ
る。したがってエタロンでの選択波長を調整する場合に
はエタロン透過光軸の角度を調整し、プリズム配置を適
正に保つためには、プリズムの偏角を調整すること、つ
まり、入射角度あるいは出射角度のどちらか一方を調整
すれば良い。
【0029】請求項4の発明によれば、分光器で検出し
たスペクトル波形の選択波長(メインロープ)の波長の
許容範囲内からの波長ずれを元に戻すためにエタロンの
角度を調整し、また、分光器で検出したサイドロープの
メインロープに対する強度比の許容範囲内からのずれを
元に戻すために全反射ミラーの角度を調整することによ
って、装置雰囲気の気象変化に対しても波長ずれを許容
範囲内に納めることができる。
【0030】ただし、請求項4の発明では、プリズムが
要因となる波長ずれを元に戻すために全反射ミラーの角
度を調整するため、エタロンと全反射ミラーで決まる波
長がずれ、さらにエタロン角度を調整し、その後再度全
反射ミラーを調整するという操作が続くという問題があ
る。
【0031】これを解決するために、請求項5の発明を
用いる。これによれば、分光器で検出したスペクトル波
形の選択波長(メインロープ)の波長の許容範囲内から
の波長ずれを元に戻すためにエタロンの角度を調整し、
また、分光器で検出したサイドロープのメインロープに
対する強度比の許容範囲内からのずれを元に戻すために
出力ミラーの角度を調整することによって、装置雰囲気
の気象変化に対しても波長ずれを許容範囲内に納めるこ
とができ、かつそれぞれの調整操作はそれぞれ独立にで
きる。
【0032】しかし、請求項5の発明では、プリズムが
要因となる波長ずれを戻すために出力ミラーの角度を調
整するため、装置雰囲気の気象変化が一方向に進んだ場
合、共振器の光軸が放電管内のレーザ媒質である放電領
域から外れて、出力低下を引き起こすという問題があ
る。
【0033】これを解決するために、請求項6の発明を
用いる。これによれば、分光器で検出したスペクトル波
形の選択波長(メインロープ)の波長の許容範囲内から
の波長ずれを元に戻すためにエタロンの角度を調整し、
また、分光器で検出したサイドロープのメインロープに
対する強度比の許容範囲内からのずれを元に戻すために
エタロンと全反射ミラーの角度を同時に同じ量だけ調整
することによって、装置雰囲気の気象変化に対しても波
長ずれを許容範囲内に納めることができ、かつ、それぞ
れの調整操作はそれぞれ独立しており、さらに、放電管
をはさんで出力ミラーと反対側の素子であるエタロンと
全反射ミラーだけを調整しているために共振器の光軸が
放電管内のレーザ媒質である放電領域から外れることは
ない。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0035】
【実施形態1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係
る波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置の構成を示す図
である。
【0036】図1において、1は放電管、2は構造物、
3は除振装置、4は全反射ミラー、5はエタロン(波長
選択素子)、6はプリズム、7は出力ミラーを示してい
る。波長選択素子であるエタロン5とプリズム6とは同
一の構造物2(例えば熱膨張率が極めて小さなアンバー
(Invar)ロッド等からなる)に固定され、この構
造物2は除振装置3を介して支持台20に配設されてい
る。このため共振器は振動上独立しており、放電管1の
ガス循環ファンなどによる振動での光学素子の姿勢のず
れは生じない。
【0037】
【実施形態2】図2は、本発明の第2の実施の形態に係
る波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置の構成を示す図
である。図2を参照して、本実施形態においては、図1
に示した前記第1の実施形態に、部分反射ミラー8、
9、分光器11、ビーム位置検出器12、CPU13、
全反射ミラー角調整装置14、エタロン角調整装置15
が追加された構成とされている。
【0038】レーザ出力光の一部が、部分反射ミラー
8、9を介して分光器11およびビーム位置検出器12
へ導入される。分光器11およびビーム位置検出器12
の出力はCPU13に入力され、CPU13からの制御
信号が全反射ミラー角調整装置14およびエタロン角調
整装置15に接続されている。
【0039】装置雰囲気の気象状況の変化により生じる
現象としては、エタロン5では波長変動が、プリズム6
では出力光における出射方向の変化がある。これを許容
範囲内に抑えるために、分岐したレーザ出力光の中心波
長を固定する分光器11で測定した結果に基づきCPU
13の制御のもとエタロン5の角度をエタロン角調整装
置15を介して調整して波長を戻し、ビーム位置検出器
12で測定した結果を基に全反射ミラー4の角度を全反
射ミラー角調整装置14で調整してレーザ出力光の出射
角を戻す。
【0040】
【実施形態3】図3は、本発明の第3の実施の形態に係
る波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置の構成を示す図
である。図3を参照して、本実施形態は、図2に示した
前記第2の実施形態に、さらにCPU13からの制御信
号に基づき出力ミラー7の角度を調整する出力ミラー角
調整装置16が追加された構成とされている。
【0041】レーザ出力光の一部が部分反射ミラー8、
9を介して分光器11およびビーム位置検出器12へ導
入される。
【0042】分光器11で測定した結果に基づきCPU
13の制御のもとエタロン5の角度をエタロン角調整装
置15で調整して波長を戻し、ビーム位置検出器12で
測定した結果を基に出力ミラー7の角度を出力ミラー角
調整装置16で調整してレーザ出力光の出射角を戻す。
【0043】なお、レーザ出力光の波長は全反射ミラー
4とエタロン5の角度で決まるため、出射ビーム方向の
制御と波長制御は干渉し合うことはない。
【0044】
【実施形態4】図4は、本発明の第4の実施の形態に係
る波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置の構成を示す図
である。図4を参照して、本実施形態は、図2に示した
前記第2の実施形態に、エタロン5と全反射ミラーの角
度を互いの相対位置を変えずに同時に同じ量だけ調整す
る全反射ミラーおよびエタロン角調整装置17が追加さ
れた構成とされている。
【0045】レーザ出力光の一部が部分反射ミラー8、
9を介して分光器11およびビーム位置検出器12へ導
入される。
【0046】分光器11で測定した結果を基にエタロン
5の角度を調整しエタロン5の角度を互いの相対位置を
変えずに同時に同じ量だけ全反射ミラーおよびエタロン
角調整装置17で調整してレーザ出力光の出射角を戻
す。
【0047】なお、レーザ出力光の波長は全反射ミラー
4とエタロン5の角度で決まり、出射ビーム方向の制御
は全反射ミラー4とエタロン5を互いの相対位置を変え
ずに同時に同じ角度だけ行うために、このとき波長は変
化しない。
【0048】さらに、放電管1をはさんで出力ミラー7
とは反対側の素子であるエタロン5と全反射ミラー4だ
けを調整しているために、共振器の光軸が放電管1内の
レーザ媒質である放電領域から外れることはない。
【0049】
【実施形態5】図5は、本発明の第5の実施の形態に係
る波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置の構成を示す図
である。
【0050】図5において、1は放電管、2は構造物、
3は除振装置、4は全反射ミラー、5はエタロン(波長
選択素子)、6はプリズム、7は出力ミラーを示してい
る。本実施形態ではプリズム6のスペクトル広がりがエ
タロン7のフリースペクトラルレンジの約2倍となるよ
うに設定されている。波長選択素子であるエタロン5と
プリズム6とは同一の構造物2(例えば熱膨張率が極め
て小さなアンバー(Invar)ロッド等からなる)に
固定され、この構造物2は除振装置3を介して支持台2
0に配設されている。このため共振器は振動上独立して
おり、放電管1のガス循環ファンなどによる振動での光
学素子の姿勢のずれは生じない。
【0051】本実施形態においては、さらに部分反射ミ
ラー8、分光器11、CPU13、全反射ミラー角調整
装置14、エタロン角調整装置15が設けられている。
分光器11の出力はCPU13に入力され、CPU13
からの制御信号が全反射ミラー角調整装置14およびエ
タロン角調整装置15に接続されている。レーザ出力光
の一部が、部分反射ミラー8を介して分光器11へ導入
される。
【0052】装置雰囲気の気象状況の変化により生じる
現象としては、エタロン5では波長変動が、プリズム6
では出力光における出射方向の変化がある。
【0053】波長変動を抑えるために、分岐したレーザ
出力光を分光器11で測定した結果に基づきCPU13
の制御のもとエタロン5の角度をエタロン角調整装置1
5を介して調整して波長を戻す。また、図5に示すよう
に分光器11で検出したサイドロープのメインロープに
対する強度比の変化に応じて、これを許容範囲内に抑え
るために全反射ミラー4の角度を全反射ミラー角調整装
置14で調整する。以上の操作によって、装置雰囲気の
気象変化に対しても波長ずれを許容範囲内に納めること
ができる。
【0054】
【実施形態6】図6は、本発明の第6の実施の形態に係
る波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置の構成を示す図
である。図6を参照して、本実施形態は、図5に示した
前記第5の実施形態に、CPU13からの制御信号に基
づき出力ミラー7の角度を調整する出力ミラー角調整装
置16が追加され全反射ミラーの角度調整装置が省かれ
た構成となっている。
【0055】レーザ出力光の一部が部分反射ミラー8を
介して分光器11へ導入される。
【0056】波長変動を抑えるために、分岐したレーザ
出力光を分光器11で測定し雰囲気の気象状況の変化が
原因で図8に示すように分光器11で検出したスペクト
ル波形の選択波長(メインロープ)の波長がずれた場
合、これを許容範囲内に抑えるために測定結果に基づき
CPU13の制御のもとエタロン5の角度をエタロン角
調整装置15で調整して波長を戻す。
【0057】また、出力光の出射方向の変化については
図6に示すように分光器11で検出したサイドロープの
メインロープに対する強度比が変化を測定し、強度比の
変化に応じて出力ミラー7の角度を出力ミラー角調整装
置15で調整する。以上の操作によって、装置雰囲気の
気象変化に対しても波長ずれを許容範囲内に納めること
ができる。なお、レーザ出力光の波長は全反射ミラー4
とエタロン5の角度で決まるため、出射ビーム方向の制
御と波長制御は干渉し合うことはない。
【0058】
【実施形態7】図7は、本発明の第7の実施の形態に係
る波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置の構成を示す図
である。図7を参照して、本実施形態は、CPU13か
らの制御信号に基づきエタロン5と全反射ミラー4の角
度を同時に同じ量だけ調整する全反射ミラーおよびエタ
ロン角調整装置17が互いの相対位置を変えずに設けら
れている。
【0059】レーザ出力光の一部が部分反射ミラー8を
介して分光器11へ導入される。
【0060】波長変動を抑えるために、分光器11で測
定し装置雰囲気の気象状況の変化が原因で図8に示すよ
うに分光器11で検出したスペクトル波形の選択波長
(メインロープ)の波長がずれた場合、これを許容範囲
内に抑えるためにCPU13の制御のもとエタロン5の
角度をエタロン角調整装置15で調整して波長を戻す。
また、図9に示すように分光器11で検出したサイドロ
ープのメインロープに対する強度比が変化し、強度比の
変化に応じて全反射ミラー4とエタロン5の角度を同時
に同じ量だけ互いに相対位置を変えないように全反射ミ
ラーおよびエタロン角調整装置17で調整する。
【0061】以上の操作によって、装置雰囲気の気象変
化に対しても波長ずれを許容範囲内に納めることができ
る。
【0062】なお、レーザ出力光の波長は全反射ミラー
4とエタロン5の角度で決まり、出射ビーム方向の制御
は全反射ミラー4とエタロン5を同時に同じ角度だけ行
うために、このとき波長は変化しない。
【0063】さらに、放電管1をはさんで出力ミラー7
とは反対側の素子であるエタロン5と全反射ミラー4だ
けを調整しているために、共振器の光軸が放電管1内の
レーザ媒質である放電領域から外れることはない。
【0064】以上、実施形態2〜7の例ではレーザ出力
光の光分岐手段として、部分反射ミラーを用いたがこれ
に限られるものではなく例えば光ファイバで光分岐を行
ってもよい。
【0065】
【0066】
【発明の効果】以上述べたように、本発明(請求項1)
によれば、分光器で検出した許容範囲内からの波長ずれ
を元に戻すためにエタロンの角度を調整し、ビーム位置
検出器で検出した許容範囲内からの出力光の出射方向の
位置ずれを元に戻すために全反射ミラーの角度を調整す
ることによって、装置雰囲気の気象変化に対しても、波
長ずれおよび光軸ずれを所定の許容範囲内に納めること
ができる。
【0067】さらに、本発明(請求項2)によれば、分
光器で検出した許容範囲内からの波長ずれを元に戻すた
めにエタロンの角度を調整し、ビーム位置検出器で検出
した許容範囲内からの出力光の出射方向の位置ずれを元
に戻すために出力ミラーの角度を調整することによっ
て、装置雰囲気の気象変化に対しても波長ずれ、および
光軸ずれを許容範囲内に納めることが可能とされると共
に、それぞれの調整操作は独立に行うことができる。
【0068】そして、本発明(請求項3)によれば、分
光器で検出した許容範囲内からの波長ずれを元に戻すた
めにエタロンの角度を調整し、ビーム位置検出器で検出
した許容範囲内からの出力光の出射方向の位置ずれを元
に戻すためにエタロンと全反射ミラーの角度を同時に同
じ量だけ調整することによって、装置雰囲気の気象変化
に対しても波長ずれ、および光軸ずれを許容範囲内に納
めることが可能とされ、かつそれぞれの調整操作は独立
とされており、さらに放電管をはさんで出力ミラーと反
対側の素子であるエタロンと全反射ミラーだけを調整し
ているために共振器の光軸が放電管内のレーザ媒質であ
る放電領域から外れることはない。
【0069】また、本発明(請求項4)によれば、分光
器で検出したスペクトル波形の選択波長(メインロー
プ)の波長の許容範囲内からの波長ずれを元に戻すため
にエタロンの角度を調整し、また、分光器で検出したサ
イドロープのメインロープに対する強度比の許容範囲内
からのずれを元に戻すために全反射ミラーの角度を調整
することによって、装置雰囲気の気象変化に対しても波
長ずれを許容範囲内に納めることができる。
【0070】また、本発明(請求項5)によれば、分光
器で検出したスペクトル波形の選択波長(メインロー
プ)の波長の許容範囲内からの波長ずれを元に戻すため
にエタロンの角度を調整し、また、分光器で検出したサ
イドロープのメインロープに対する強度比の許容範囲内
からのずれを元に戻すために出力ミラーの角度を調整す
ることによって、装置雰囲気の気象変化に対しても波長
ずれを許容範囲内に納めることができ、かつそれぞれの
調整操作はそれぞれ独立にできる。
【0071】さらに、本発明(請求項6)によれば、分
光器で検出したスペクトル波形の選択波長(メインロー
プ)の波長の許容範囲内からの波長ずれを元に戻すため
にエタロンの角度を調整し、また、分光器で検出したサ
イドロープのメインロープに対する強度比の許容範囲内
からのずれを元に戻すためにエタロンと全反射ミラーの
角度を同時に同じ量だけ調整することによって、装置雰
囲気の気象変化に対しても波長ずれを許容範囲内に納め
ることができ、かつ、それぞれの調整操作はそれぞれ独
立しており、さらに、放電管をはさんで出力ミラーと反
対側の素子であるエタロンと全反射ミラーだけを調整し
ているために共振器の光軸が放電管内のレーザ媒質であ
る放電領域から外れることはない。
【0072】以上の結果、より簡単な構成および制御方
法の波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る波長安定化狭帯
域エキシマレーザ装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る波長安定化狭帯
域エキシマレーザ装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る波長安定化狭帯
域エキシマレーザ装置の構成を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る波長安定化狭帯
域エキシマレーザ装置の構成を示す図である。
【図5】第5の発明の波長安定化狭帯域エキシマレーザ
装置の構成を示す図である。
【図6】第6の発明の波長安定化狭帯域エキシマレーザ
装置の構成を示す図である。
【図7】第7の発明の波長安定化狭帯域エキシマレーザ
装置の構成を示す図である。
【図8】プリズムでの気象変化が原因である場合のスペ
クトル波形の変化を示す図である。
【図9】エタロンでの気象変化が原因である場合のスペ
クトル波形の変化を示す図である。
【図10】従来の波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 放電管 2 構造物 3 除振装置 4 全反射ミラー 5 エタロン 6 プリズム 7 出力ミラー 8、9、10 部分反射ミラー 11 分光器 12 ビーム位置検出器 13 CPU 14 全反射ミラー角調整装置 15 エタロン角調整装置 16 出力ミラー角調整装置 17 全反射ミラーおよびエタロン角調整装置 21、22 波長選択素子 23 出力検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/13 - 3/139 H01S 3/105 - 3/106 H01S 3/086

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振器を構成する出力ミラーと全反射ミラ
    ーとの間に、1又は複数のプリズムとエタロンを有する
    波長選択手段を備える波長安定化狭帯域エキシマレーザ
    装置であって、 前記エキシマレーザ装置のレーザ出力光の一部を分岐す
    るための光分岐手段と、分岐したレーザ出力光の中心波
    長を測定する分光器と、 前記レーザ出力光の出射方向を測定するビーム位置検出
    手段と、 前記エタロンのレーザ光透過角度を調整する駆動手段
    と、前記全反射ミラーの角度を調整する駆動手段と、 前記分光器で検出された波長の変化に応じて前記エタロ
    ンの駆動手段を制御し、前記ビーム位置検出手段で検出
    されたレーザ出力光の出射方向の変化に応じて前記全反
    射ミラーの駆動手段を制御する制御手段とを備えること
    を特徴とする波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置。
  2. 【請求項2】 共振器を構成する出力ミラーと全反射ミラ
    ーとの間に、1又は複数のプリズムとエタロンを有する
    波長選択手段を備える波長安定化狭帯域エキシマレーザ
    装置であって、 前記エキシマレーザ装置のレーザ出力光の一部を分岐す
    るための光分岐手段と、分岐したレーザ出力光の中心波
    長を測定する分光器と、 前記レーザ出力光の出射方向を測定するビーム位置検出
    手段と、 前記エタロンのレーザ光透過角度を調整する駆動手段
    と、前記出力ミラーの角度を調整する駆動手段と、 前記分光器で検出された波長の変化に応じて前記エタロ
    ンの駆動手段を制御し、前記ビーム位置検出手段で検出
    されたレーザ出力光の出射方向の変化に応じて前記出力
    ミラーの駆動手段を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置。
  3. 【請求項3】 共振器を構成する出力ミラーと全反射ミラ
    ーとの間に、1又は複数のプリズムとエタロンを有する
    波長選択手段を備える波長安定化狭帯域エキシマレーザ
    装置であって、 前記エキシマレーザ装置のレーザ出力光の一部を分岐す
    るための光分岐手段と、分岐したレーザ出力光の中心波
    長を測定する分光器と、 前記レーザ出力光の出射方向を測定するビーム位置検出
    手段と、 前記エタロンのレーザ光透過角度を調整する駆動手段
    と、 前記エタロンと全反射ミラーとの相対位置を変えずに姿
    勢角を調整する駆動手段と、 前記分光器で検出された波長の変化に応じて前記エタロ
    ンの駆動手段を制御し、前記ビーム位置検出手段で検出
    されたレーザ出力光の出射方向の変化に応じて前記エタ
    ロンと全反射ミラーとの相対位置を変えずに前記エタロ
    ンと全反射ミラーの姿勢角を調整する駆動手段を制御す
    る制御手段とを備えることを特徴とする波長安定化狭帯
    域エキシマレーザ装置。
  4. 【請求項4】 共振器を構成する出力ミラーと全反射ミラ
    ーとの間に、1又は複数のプリズムとエタロンを有する
    波長選択手段を備え、前記プリズムはプリズムのみで狭
    帯域化したときのスペクトル広がりが、前記エタロンの
    FSR(フリースペクトラルレンジ)の2倍程度である
    波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置であって、 前記エキシマレーザ装置のレーザ出力光の一部を分岐す
    るための光分岐手段と、 分岐したレーザ出力光の中心波長を測定する分光器と、 前記エタロンのレーザ光透過角度を調整する駆動手段
    と、 前記全反射ミラーの角度を調整する駆動手段と、 前記分光器で検出されたスペクトル波長のメインロープ
    波長の変化に応じて前記エタロンの駆動手段を制御し、
    さらに前記分光器によりサイドロープのメインロープに
    対する強度比を検出し、検出した強度比の変化に応じて
    前記全反射ミラーの駆動手段を制御する制御手段とを備
    えることを特徴とする波長安定化狭帯域エキシマレーザ
    装置。
  5. 【請求項5】 共振器を構成する出力ミラーと全反射ミラ
    ーとの間に、1又は複数のプリズムとエタロンを有する
    波長選択手段を備え、前記プリズムはプリズムのみで狭
    帯域化したときのスペクトル広がりが、前記エタロンの
    FSR(フリースペクトラルレンジ)の2倍程度である
    波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置であって、 前記エキシマレーザ装置のレーザ出力光の一部を分岐す
    るための光分岐手段と、分岐したレーザ出力光の中心波
    長を測定する分光器と、 前記エタロンのレーザ光透過角度を調整する駆動手段
    と、 前記出力ミラーの角度を調整する駆動手段と、 前記分光器で検出されたスペクトル波長のメインロープ
    波長の変化に応じて前記エタロンのレーザ光透過角度を
    調整し、さらに前記分光器によりサイドロープのメイン
    ロープに対する強度比を検出し、検出した強度比の変化
    に応じて前記出力ミラーの駆動手段を制御する制御手段
    とを備えることを特徴とする波長安定化狭帯域エキシマ
    レーザ装置。
  6. 【請求項6】 共振器を構成する出力ミラーと全反射ミラ
    ーとの間に、1又は複数のプリズムとエタロンを有する
    波長選択手段を備える波長安定化狭帯域エキシマレーザ
    装置であって、 前記エキシマレーザ装置のレーザ出力光の一部を分岐す
    るための光分岐手段と、分岐したレーザ出力光の中心波
    長を測定する分光器と、 前記エタロンのレーザ光透過角度を調整する駆動手段
    と、 前記エタロンと全反射ミラーとの相対位置を変えずに前
    記エタロンおよび全反射ミラーの姿勢角を調整する駆動
    手段と、 前記分光器で検出されたスペクトル波長のメインロープ
    変化に応じて前記エタロンのレーザ光透過角度を調整
    し、さらに前記分光器によりサイドロープのメインロー
    プに対する強度比を検出し、検出した強度比の変化に応
    じて前記エタロンと全反射ミラーとの相対位置を変えず
    に姿勢角を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
    る波長安定化狭帯域エキシマレーザ装置。
  7. 【請求項7】 前記光分岐手段は部分反射ミラーあるいは
    光ファイバであることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6記載の波長安定化狭帯域エキシマレーザ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記出力ミラー、前記全反射ミラーおよび
    前記波長選択手段が同一の構造部材に固定されると共
    に、前記構造部材は除振手段を介して支持台に固定さ
    れ、前記共振器がレーザガスを封入した放電管から振動
    上独立とされたことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7記載の波長安定化狭帯域エキシマレーザ
    装置。
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