JP2835749B2 - 送り管への締め付け連結部材を備えた導尿管 - Google Patents
送り管への締め付け連結部材を備えた導尿管Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、特許請求の範囲の請求項1の上位概念部
に記載の導尿管に関する。
に記載の導尿管に関する。
導尿管は、腎臓を膀胱と連結する尿管の、尿の通りを
阻害する疾病の場合に、腎臓からの排尿を確保する役割
を果たす。この導尿管は尿道を通って膀胱に挿入された
内視鏡によって膀胱から尿管を経て腎臓まで挿入され、
通常、脱落を防止するため弯曲して形成された自由端
が、腎臓及び膀胱内に配置されるように構成されてい
る。両端には排尿用の開口が設けられている。導尿管は
直径数ミリの軟らかいホースとして形成される。
阻害する疾病の場合に、腎臓からの排尿を確保する役割
を果たす。この導尿管は尿道を通って膀胱に挿入された
内視鏡によって膀胱から尿管を経て腎臓まで挿入され、
通常、脱落を防止するため弯曲して形成された自由端
が、腎臓及び膀胱内に配置されるように構成されてい
る。両端には排尿用の開口が設けられている。導尿管は
直径数ミリの軟らかいホースとして形成される。
この軟らかいホースは、挿入用に装着された、可撓性
がより少ない心棒(針金もしくはらせん管、又は両者の
組み合わせ)によって、尿管の閉塞の場合も折れる危険
なく確実に挿入できる程度に強化されている。
がより少ない心棒(針金もしくはらせん管、又は両者の
組み合わせ)によって、尿管の閉塞の場合も折れる危険
なく確実に挿入できる程度に強化されている。
その際、尿管の挾窄部位で、適切な貫通道を発見する
ために何度も出し入れする場合に問題が生ずる。
ために何度も出し入れする場合に問題が生ずる。
導尿管の長さは腎臓から膀胱に達する分しかなく、し
たがって挿入の役割を果たす内視鏡を貫いて外部までは
達しないので、同様に心棒上に配設され、導尿管の前進
を可能にする送り管を用いて常に処置しなければならな
い。前述の問題は、内視鏡の外側に引き戻さなければな
らない場合に生じる。送り管を引き戻しても、心棒を引
き戻しても、場合によっては固着状態の導尿管を引き戻
すことができない。したがって従来の技術では、導尿管
は前進させるだけで、引き戻すことができない。
たがって挿入の役割を果たす内視鏡を貫いて外部までは
達しないので、同様に心棒上に配設され、導尿管の前進
を可能にする送り管を用いて常に処置しなければならな
い。前述の問題は、内視鏡の外側に引き戻さなければな
らない場合に生じる。送り管を引き戻しても、心棒を引
き戻しても、場合によっては固着状態の導尿管を引き戻
すことができない。したがって従来の技術では、導尿管
は前進させるだけで、引き戻すことができない。
ドイツ実用新案第8614013.2号によって、送り管がミ
シン目を介して導尿管と連結された構造が公知である。
それによって、導尿管の挿入中の処理の際、送り管との
連結によって導尿管は出し入れが可能になる。導尿管を
正しく装着した後、ミシン目は分離されなければならな
い。そのため、送り管と心棒にて逆方向に引っ張られ、
その際、心棒は閉鎖されていなければならない導尿管の
末端に支えられている。送り管は極めて強く引っ張られ
るので、ミシン目は引き裂かれる。
シン目を介して導尿管と連結された構造が公知である。
それによって、導尿管の挿入中の処理の際、送り管との
連結によって導尿管は出し入れが可能になる。導尿管を
正しく装着した後、ミシン目は分離されなければならな
い。そのため、送り管と心棒にて逆方向に引っ張られ、
その際、心棒は閉鎖されていなければならない導尿管の
末端に支えられている。送り管は極めて強く引っ張られ
るので、ミシン目は引き裂かれる。
ドイツ公開特許公報第3339179号によって導尿管の末
端が開放されていることが可能である類似の構造が公知
である。この場合は内視鏡、すなわち例えば適宜の鉗子
を用いて導尿管が固定され、その後で、送り管はミシン
目が引き裂かれるまで引っ張られる。
端が開放されていることが可能である類似の構造が公知
である。この場合は内視鏡、すなわち例えば適宜の鉗子
を用いて導尿管が固定され、その後で、送り管はミシン
目が引き裂かれるまで引っ張られる。
しかし、この構造は一連の欠点を有している。つま
り、ミシン目を処置中には保持され、しかし引き裂かれ
得るだけ弱く正確に加工することは困難である。加工精
度上の理由からミシン目が強すぎて、損傷する危険のあ
る力をかけずには引き裂かれ得ないことがしばしば起こ
る。更に、膀胱内にある導尿管の基部側の端部で、場合
により、ミシン目部位が平坦でないことが障害となり、
膀胱壁に接した際に刺激を与えてしまうことがある。更
に、公知の装置は、導尿管を支持する鉗子又は、心棒が
支持される導尿管の閉鎖端のいずれかを必要とする。し
たがって、機構上の、又は構造上の制約が生じ、場合に
よってはこれが障害になる。
り、ミシン目を処置中には保持され、しかし引き裂かれ
得るだけ弱く正確に加工することは困難である。加工精
度上の理由からミシン目が強すぎて、損傷する危険のあ
る力をかけずには引き裂かれ得ないことがしばしば起こ
る。更に、膀胱内にある導尿管の基部側の端部で、場合
により、ミシン目部位が平坦でないことが障害となり、
膀胱壁に接した際に刺激を与えてしまうことがある。更
に、公知の装置は、導尿管を支持する鉗子又は、心棒が
支持される導尿管の閉鎖端のいずれかを必要とする。し
たがって、機構上の、又は構造上の制約が生じ、場合に
よってはこれが障害になる。
前述の双方の構造には次のような別の機構上の制約が
ある。すなわち、処置の際に、導尿管と送り管は連結さ
れてはいるが、滑落を防止するため、心棒はその位置に
保持されなければならない。このため、通常は送り管は
その基部側端部でクリップで心棒と連結される必要があ
る。このため、着脱の際に補助操作が必要である。
ある。すなわち、処置の際に、導尿管と送り管は連結さ
れてはいるが、滑落を防止するため、心棒はその位置に
保持されなければならない。このため、通常は送り管は
その基部側端部でクリップで心棒と連結される必要があ
る。このため、着脱の際に補助操作が必要である。
冒頭に述べた種類の導尿管は、その後公開されたドイ
ツ公開特許公報第3714839号に開示されている。これは
前述の従来の技術の問題点を解消している。送り管端部
の突出延長部が、導尿管の末端に挿入され、送り管によ
って導尿管まで前進される心棒に締め付けられる。それ
によって必要な押し戻し操作用に、送り管を導尿管に保
持する十分な締め付け力が生じる。導尿管が身体内に正
しく装着されると、送り管の患者から突出した端部は固
定され、心棒は締め付け部位を越えるまで引き戻され
る。それにより締め付け結合は解かれ、送り管は引き抜
くことができる。
ツ公開特許公報第3714839号に開示されている。これは
前述の従来の技術の問題点を解消している。送り管端部
の突出延長部が、導尿管の末端に挿入され、送り管によ
って導尿管まで前進される心棒に締め付けられる。それ
によって必要な押し戻し操作用に、送り管を導尿管に保
持する十分な締め付け力が生じる。導尿管が身体内に正
しく装着されると、送り管の患者から突出した端部は固
定され、心棒は締め付け部位を越えるまで引き戻され
る。それにより締め付け結合は解かれ、送り管は引き抜
くことができる。
この構造の欠点は勿論、締め付け連結の際の組み立て
作業が困難であることである。この作業は患者の体外
で、好適には工場内で行われて、導尿管は心棒を介して
送り管に締め付けられた完成品として取り扱い可能なユ
ニットとして、医師に供給される。
作業が困難であることである。この作業は患者の体外
で、好適には工場内で行われて、導尿管は心棒を介して
送り管に締め付けられた完成品として取り扱い可能なユ
ニットとして、医師に供給される。
このドイツ公開特許公報第3714839号の構造の場合、
突出延長部は送り管に、ホース・セクタ状に形成され、
管の軸に対して非対称に、片側だけに位置している。締
め付け連結の際は、心棒自体は、その片側は導尿管の内
側に、また別の側は突出延長部に対して位置している。
組み立ての際に突出延長部が導尿管内に挿入され、そこ
で心棒が締め付け連結のために前送りされると、心棒は
片側は突出延長部と摩擦し、しかし別の側は導尿管と摩
擦し、且つ、導尿管内に更に送り込まれると、摩擦によ
って導尿管は前進し、その結果、導尿管は送り管から脱
落してしまう。これを防止するため、導尿管を両手で送
り管に対して固定しなければならず、もう一人の手で心
棒を送り込まなければならない。この組み立て作業は、
一人の人によっては実行が困難である。
突出延長部は送り管に、ホース・セクタ状に形成され、
管の軸に対して非対称に、片側だけに位置している。締
め付け連結の際は、心棒自体は、その片側は導尿管の内
側に、また別の側は突出延長部に対して位置している。
組み立ての際に突出延長部が導尿管内に挿入され、そこ
で心棒が締め付け連結のために前送りされると、心棒は
片側は突出延長部と摩擦し、しかし別の側は導尿管と摩
擦し、且つ、導尿管内に更に送り込まれると、摩擦によ
って導尿管は前進し、その結果、導尿管は送り管から脱
落してしまう。これを防止するため、導尿管を両手で送
り管に対して固定しなければならず、もう一人の手で心
棒を送り込まなければならない。この組み立て作業は、
一人の人によっては実行が困難である。
したがってこの発明の目的は、冒頭に述べた種類の構
造の利点を保ちつつ、患者体内での処置及び締め付け連
結の解除の際に、締め付け連結の取り扱いがより簡単に
できる導尿管を提供することである。
造の利点を保ちつつ、患者体内での処置及び締め付け連
結の解除の際に、締め付け連結の取り扱いがより簡単に
できる導尿管を提供することである。
この目的は、本発明に基づく特許請求の範囲第1項の
特徴部記載の特徴によって達成される。
特徴部記載の特徴によって達成される。
この発明に基づき、突出延長部は締め付け部で心棒を
導尿管の内壁に全面が接触することなく保持する。心棒
を締め付け部に送り込む際には、したがって、心棒は締
め付け部で突出延長部とだけ接触し、突出延長部を押圧
して拡張して導尿管に対して締め付ける。しかし心棒自
体はこの部位では導尿管と接触しないので、心棒はここ
では締め付け力の作用によって導尿管に強く摩擦されて
接触することはない。心棒を締め付け部に押し込むとき
は、強い摩擦力は突出延長部にはかかるが、導尿管には
かからない。導尿管は心棒の押し込みの際、突出延長部
上に位置し、そこに固定しておく必要がない。組み立て
のためにも2つの手だけで充分であり、片手で送り管を
固定し、別の手で心棒を押し込む。それによって、組み
立ては大幅に簡単且つ安価になる。
導尿管の内壁に全面が接触することなく保持する。心棒
を締め付け部に送り込む際には、したがって、心棒は締
め付け部で突出延長部とだけ接触し、突出延長部を押圧
して拡張して導尿管に対して締め付ける。しかし心棒自
体はこの部位では導尿管と接触しないので、心棒はここ
では締め付け力の作用によって導尿管に強く摩擦されて
接触することはない。心棒を締め付け部に押し込むとき
は、強い摩擦力は突出延長部にはかかるが、導尿管には
かからない。導尿管は心棒の押し込みの際、突出延長部
上に位置し、そこに固定しておく必要がない。組み立て
のためにも2つの手だけで充分であり、片手で送り管を
固定し、別の手で心棒を押し込む。それによって、組み
立ては大幅に簡単且つ安価になる。
その際、好適に請求項2に記載の特徴が備わってい
る。この場合、突出延長部は送り管の残りの部分と比較
して径が縮小された管部材として形成されており、これ
が心棒の全面を囲み、そこから導尿管との締め付け用に
拡張されている。
る。この場合、突出延長部は送り管の残りの部分と比較
して径が縮小された管部材として形成されており、これ
が心棒の全面を囲み、そこから導尿管との締め付け用に
拡張されている。
その代替として、請求項3では、突出延長部は有利に
縦分割されたホース・セクタ(扇形分割管)の形状に形
成されており、これは管の軸に対してほぼ対称に配置さ
れ、したがって例えば2つ,3つ又は4つのセクタ(扇形
部)として周囲が区分されている。この場合も、心棒は
突出延長部のホース・セクタ状の条片とのみ接触し、締
め付け部位で導尿管と直接摩擦することはない。
縦分割されたホース・セクタ(扇形分割管)の形状に形
成されており、これは管の軸に対してほぼ対称に配置さ
れ、したがって例えば2つ,3つ又は4つのセクタ(扇形
部)として周囲が区分されている。この場合も、心棒は
突出延長部のホース・セクタ状の条片とのみ接触し、締
め付け部位で導尿管と直接摩擦することはない。
次にこの発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明
する。
する。
第1図乃至第3図及び第4図(A)は、本発明の第1
実施例を示す図である。
実施例を示す図である。
第1図乃至第3図では軸断面で、また第4図(A)〜
(D)では横断面で示した導尿管1は、図示したとおり
基端部、すなわち、外側の端が開放されて切断されてい
る軟らかいプラスチック管として形成されている。第1
図乃至第3図の軸断面図で示されている送り管2は、図
示された末端部に突出延長部3を設けており、この突出
延長部が、第1図乃至第3図に示すように外径及び内径
が送り管2と比較して縮小されている管として形成され
ている。その際、突出延長部3の外径は、導尿管1の内
径よりもわずかに小さいか、または軽く滑動する程度に
適合するように縮小されている。
(D)では横断面で示した導尿管1は、図示したとおり
基端部、すなわち、外側の端が開放されて切断されてい
る軟らかいプラスチック管として形成されている。第1
図乃至第3図の軸断面図で示されている送り管2は、図
示された末端部に突出延長部3を設けており、この突出
延長部が、第1図乃至第3図に示すように外径及び内径
が送り管2と比較して縮小されている管として形成され
ている。その際、突出延長部3の外径は、導尿管1の内
径よりもわずかに小さいか、または軽く滑動する程度に
適合するように縮小されている。
導尿管1への送り管2の取り付けは、第1図の矢印方
向に突出延長部3を導尿管1の軸方向へと挿入して行
う。すなわち、第1図では未だ分離した状態が、また、
第2図では挿入された状態が示されている。突出延長部
3を有する送り管2も、目的に適した可撓性管材からな
っている。
向に突出延長部3を導尿管1の軸方向へと挿入して行
う。すなわち、第1図では未だ分離した状態が、また、
第2図では挿入された状態が示されている。突出延長部
3を有する送り管2も、目的に適した可撓性管材からな
っている。
第2図の挿入状態に達すると、心棒4が送り管2を通
って矢印方向に送り込まれる。心棒4は例えばらせん針
金等のようにやや剛い材料の可撓性材料からなってい
る。その尖端は図示のとおり、適宜に丸く形成されてい
る。
って矢印方向に送り込まれる。心棒4は例えばらせん針
金等のようにやや剛い材料の可撓性材料からなってい
る。その尖端は図示のとおり、適宜に丸く形成されてい
る。
心棒4の外径は導尿管1の内径よりも小さく、突出延
長部3の内径よりも大きい。心棒4が突出延長部3を適
して導尿管1まで、すなわち第3図に示した位置まで押
し込まれると、心棒4は可撓性突出延長部3を拡張し
て、突出延長部3が心棒4と導尿管1との間に締め付け
られるようにされる。
長部3の内径よりも大きい。心棒4が突出延長部3を適
して導尿管1まで、すなわち第3図に示した位置まで押
し込まれると、心棒4は可撓性突出延長部3を拡張し
て、突出延長部3が心棒4と導尿管1との間に締め付け
られるようにされる。
第4図(A)に横断面図で示されているように、心棒
4は締め付け部では決して導尿管1に接触しない。そこ
では突出延長部3と摩擦接触されるだけである。心棒4
が更に押し込まれると、突出延長部3だけに、ひいては
送り管2に対して摩擦力が生じる。押し込むには送り管
2の基端部を手で固定し、別の手で心棒4を押し込む。
心棒4を押し込む際、導尿管1には大きな摩擦力は伝達
されないので、導尿管1を固定しておく必要はない。大
きな摩擦力は突出延長部3だけに生じる。導尿管1が更
に延長した部位では、心棒4はスムーズに、且つ比較的
大きい摩擦力がかからずに滑動できるように充分な縮小
寸法を有している このことは、処置中に心棒4を導尿管1に対して動か
さなければならない場合、特に、頻繁に起こることであ
るが、少し引き戻さなければならない場合にも有利であ
る。それによって、送り管2を患者から突出した端部だ
けでおさえ、これを心棒4に対して幾分引き戻すだけで
よい。このことは、送り管2と導尿管1との間の締め付
け連結を解除せずに、危険なく行うことができる。
4は締め付け部では決して導尿管1に接触しない。そこ
では突出延長部3と摩擦接触されるだけである。心棒4
が更に押し込まれると、突出延長部3だけに、ひいては
送り管2に対して摩擦力が生じる。押し込むには送り管
2の基端部を手で固定し、別の手で心棒4を押し込む。
心棒4を押し込む際、導尿管1には大きな摩擦力は伝達
されないので、導尿管1を固定しておく必要はない。大
きな摩擦力は突出延長部3だけに生じる。導尿管1が更
に延長した部位では、心棒4はスムーズに、且つ比較的
大きい摩擦力がかからずに滑動できるように充分な縮小
寸法を有している このことは、処置中に心棒4を導尿管1に対して動か
さなければならない場合、特に、頻繁に起こることであ
るが、少し引き戻さなければならない場合にも有利であ
る。それによって、送り管2を患者から突出した端部だ
けでおさえ、これを心棒4に対して幾分引き戻すだけで
よい。このことは、送り管2と導尿管1との間の締め付
け連結を解除せずに、危険なく行うことができる。
第3図の構成では組み立てを仕上げた状態で医師に供
給することができる。医師はこの器具を、例えば尿道及
び膀胱を通して尿管から腎臓まで患者の体内に挿入し、
導尿管1の末端は腎臓内に、また、その基端は膀胱内に
位置するようにする。送り管2の基端は患者の外部に留
まる。最終的な位置に達すると、心棒4は引き出され
る。その際に突出延長部3での締め付け連結が解除さ
れ、送り管2は引き抜かれることができ、導尿管1は腎
臓と膀胱の間の排尿連結管として患者の体内に留まる。
医学上の別の用途も可能である。
給することができる。医師はこの器具を、例えば尿道及
び膀胱を通して尿管から腎臓まで患者の体内に挿入し、
導尿管1の末端は腎臓内に、また、その基端は膀胱内に
位置するようにする。送り管2の基端は患者の外部に留
まる。最終的な位置に達すると、心棒4は引き出され
る。その際に突出延長部3での締め付け連結が解除さ
れ、送り管2は引き抜かれることができ、導尿管1は腎
臓と膀胱の間の排尿連結管として患者の体内に留まる。
医学上の別の用途も可能である。
第1図乃至第4図(A)では、突出延長部3は完全な
閉じた管として形成されている。しかし、突出延長部
を、スリット付の、条片に区分された構造にすることも
可能である。
閉じた管として形成されている。しかし、突出延長部
を、スリット付の、条片に区分された構造にすることも
可能である。
第4図(B)は2つの条片5bを有する突出延長部の断
面図を示している。第4図(C)には3つの条片5cを有
する実施例が示され、第4図(D)には4つの条片5dを
有する実施例が示されている。
面図を示している。第4図(C)には3つの条片5cを有
する実施例が示され、第4図(D)には4つの条片5dを
有する実施例が示されている。
第4図(B)乃至第4図(D)の各実施例では、条片
5b,5cもしくは5dは、心棒4の全面が導尿管1に対して
距離を保つように、すなわち、導尿管1と摩擦接触する
ことなく保持されるように、それぞれ管の軸に対してほ
ぼ対称に配置されている。
5b,5cもしくは5dは、心棒4の全面が導尿管1に対して
距離を保つように、すなわち、導尿管1と摩擦接触する
ことなく保持されるように、それぞれ管の軸に対してほ
ぼ対称に配置されている。
第4図(B)乃至第4図(D)に示した突出延長部の
スリット付の実施例は、静止状態では第1図に示した実
施例と同様に、すなわち、外周を縮小した直径で形成す
ることができる。更に、第4図(D)の実施例に基づき
第5図に示されているように、突出延長部は送り管2′
と同じ外径で、且つより大きい内径で形成することも可
能である。条片5dを径方向に圧縮すると、これは第1図
に示した突出延長部3と対応する形状になるので、条片
5dからなる突出延長部は、容易に導尿管1内に挿入可能
である。
スリット付の実施例は、静止状態では第1図に示した実
施例と同様に、すなわち、外周を縮小した直径で形成す
ることができる。更に、第4図(D)の実施例に基づき
第5図に示されているように、突出延長部は送り管2′
と同じ外径で、且つより大きい内径で形成することも可
能である。条片5dを径方向に圧縮すると、これは第1図
に示した突出延長部3と対応する形状になるので、条片
5dからなる突出延長部は、容易に導尿管1内に挿入可能
である。
本発明によれば、突出延長部は締め付け部で心棒を導
尿管の内壁に全面が接触することなく保持するように構
成しているので、締め付け連結の取り扱いが容易な導尿
管が得られる。
尿管の内壁に全面が接触することなく保持するように構
成しているので、締め付け連結の取り扱いが容易な導尿
管が得られる。
第1図は、本発明に係る導尿管と送り管の分離状態を示
す軸断面図、第2図は、送り管の突出延長部を導尿管へ
挿入した状態を示す軸断面図、第3図は、送り管と導尿
管とを連結した状態を示す軸断面図、第4図(A)は、
第3図の4−4線に沿った横断面図、第4図(B)〜
(D)は、本発明の他の実施例における第4図(A)に
対応する横断面図、第5図は、更に他の実施例の突出延
長部を示す軸断面図である。 図において、1は導尿管、2は送り管、3は突出延長
部、4は心棒、5b,5c,5dは条片を示す。
す軸断面図、第2図は、送り管の突出延長部を導尿管へ
挿入した状態を示す軸断面図、第3図は、送り管と導尿
管とを連結した状態を示す軸断面図、第4図(A)は、
第3図の4−4線に沿った横断面図、第4図(B)〜
(D)は、本発明の他の実施例における第4図(A)に
対応する横断面図、第5図は、更に他の実施例の突出延
長部を示す軸断面図である。 図において、1は導尿管、2は送り管、3は突出延長
部、4は心棒、5b,5c,5dは条片を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】断面積が細くされた突出延長部が送り管の
端で導尿管の始端に挿入され、且つ、導尿管内に貫入さ
れた心棒によって固定されるようにして細長の送り管と
取り外し可能に連結された導尿管において、突出延長部
(3,5b,5c,5d)は、心棒(4)の締め付け部が中間に位
置する突出延長部によって全面が導尿管(1)と接触せ
ずに保持されるように形成されたことを特徴とする導尿
管。 - 【請求項2】前記突出延長部が、送り管(2)に対して
内径及び外径が細くされた管(3)として形成されたこ
とを特徴とする請求項1記載の導尿管。 - 【請求項3】前記突出延長部が、縦に分割されて、断面
がホース・セクタ状に形成された条片(5b,5c,5d)から
なっており、これらの条片は管の軸とほぼ対称に配置さ
れたことを特徴とする請求項1又は2に記載の導尿管。
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