JP2000152985A - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具

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JP2000152985A
JP2000152985A JP10331051A JP33105198A JP2000152985A JP 2000152985 A JP2000152985 A JP 2000152985A JP 10331051 A JP10331051 A JP 10331051A JP 33105198 A JP33105198 A JP 33105198A JP 2000152985 A JP2000152985 A JP 2000152985A
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drainage tube
guide
drainage
guide tube
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JP10331051A
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Masahiro Ishikawa
石川  正宏
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Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/95Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts
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    • A61F2002/9505Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts having retaining means other than an outer sleeve, e.g. male-female connector between stent and instrument
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、ドレナージチューブに特殊な
形状を施さなくても簡便に使用することができると共
に、ドレナージチューブを留置する位置の変更が容易な
内視鏡用処置具を提供することにある。 【解決手段】本発明は、胆道内の狭窄部にドレナージチ
ューブを留置させるための内視鏡用処置具において、上
記ドレナージチューブ1を体腔内に導くためのガイドチ
ューブ5と、上記ガイドチューブ5に装着された上記ド
レナージチューブ1を前方へ押し込むプッシャーチュー
ブ7とを有し、上記ガイドチューブ5の先端部に形成さ
れ係止部6に上記ドレナージチューブ1を保持して上記
ドレナージチューブ1の位置を変更して、上記係止部6
により上記ドレナージチューブ1を適所に留置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の処置具挿
通用チャンネルを通じて体腔内に挿入され、胆道内の狭
窄部にドレナージチューブを留置させるための内視鏡用
処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】特に、高齢者などで、外科手術に耐え得
る体力のない患者にあって、胆道内の狭窄により胆汁が
十二指腸へ排出できずに黄疸で苦しんでいるとき、経内
視鏡的に十二指腸乳頭から胆管内にドレナージチューブ
を挿入し、その狭窄部にドレナージチューブを留置する
ことにより、胆汁の排出通路を確保する治療が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(従来技術の問題点)
経内視鏡的に胆道内の狭窄部にドレナージチューブを留
置する手技としては、まず、ガイドワイヤを経内視鏡的
に胆道内まで挿入し、このガイドワイヤをガイドにして
ガイドチューブを胆道内まで挿入する。この後、ガイド
チューブにドレナージチューブを被嵌し、そのガイドチ
ューブをガイドとし、プッシャーチューブによって、ド
レナージチューブを押し込み、胆道内の狭窄部にドレナ
ージチューブを挿入して留置する。
【0004】この手技において、プッシャーチューブで
ドレナージチューブを押し込む際にドレナージチューブ
を押し込み過ぎると、ドレナージチューブが留置目標の
狭窄部の位置を越えてしまう。この場合、ドレナージチ
ューブを引き戻すことができず、適所に留置し直すため
には既に挿入されているガイドワイヤ、ガイドチュー
ブ、及びプッシャーチューブを一旦、内視鏡から抜去
し、それらの代わりに内視鏡を通じて把持鉗子を挿入
し、押し込み過ぎた位置にあるドレナージチューブの後
端を把持して引き戻す作業を行わなければならない。
【0005】この押し込み過ぎたドレナージチューブを
引き戻す作業を確実に行う方法として、特開平5−22
0227号公報もしくは特開昭57−99940号公報
には把持鉗子によって把持し易い形状の把持部をドレナ
ージチューブの後端部分に設けたものが提案されてい
る。このようなドレナージチューブでは後端部に硬質な
把持部を形成するため、この後端の硬質部分がドレナー
ジチューブの胆道への挿入性を低下させる。また、ドレ
ナージチューブの後端に硬質部分が突出した形状になる
が、この突起部分が胆汁の排出を妨げる新たな原因にな
るという問題があった。さらに胆道内に把持鉗子を導入
する作業もガイドワイヤを抜去した状態で行うため、難
しい作業であり、煩わしいものであった。
【0006】一方、実開平7−303号公報にはガイド
ワイヤを挿入したまま使用できるドレナージチューブ回
収具が提案されている。これは回収具の先端にドレナー
ジチューブの後端に嵌合する先端チップを設けたもので
ある。しかし、ドレナージチューブを体外に回収する場
合にはドレナージチューブを胆道に挿入する際に使用し
たガイドチューブ及びプッシャーチューブを体外に抜去
し、その後、改めて回収具を挿入しなければならないの
で、再度ドレナージチューブを挿入する作業が必要にな
り、かなり手間のかかる煩わしい作業となるものであっ
た。また、ドレナージチューブの後端部分に回収具の先
端チップに嵌合する特殊な形状を施す必要があり、この
特殊な形状を施したドレナージチューブでないと使用す
ることができない。
【0007】また、特公平7−14405号公報には、
ドレナージチューブの後端部分をテーパ状に広げ、これ
にガイドチューブの先端を嵌合して係着するようにした
ものが提案されている。このシステムの場合にあっても
ドレナージチューブの後端部分に特殊な形状を施す必要
があり、後端をストレートに形成した一般的なドレナー
ジチューブを使用することができない。さらに、ガイド
チューブの先端がドレナージチューブの後端までしか達
していないため、ドレナージチューブがガイドワイヤの
みをガイドとして挿入されるので、ドレナージチューブ
を挿入する際、プッシャビリティ不足となり、ドレナー
ジチューブの挿入性が著しく低下するという問題があっ
た。
【0008】(発明の目的)本発明は上記の各問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
ドレナージチューブに特殊な形状を施さなくても簡便に
使用することができると共に、ドレナージチューブの留
置位置の変更作業が容易であり、ドレナージチューブを
胆道内の適所に留置させることができる内視鏡用処置具
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、内視鏡の処置具挿通用チャンネルを通じて
体腔内に挿入され、胆道内の狭窄部にドレナージチュー
ブを留置させるための内視鏡用処置具において、上記ド
レナージチューブの内孔に挿通し、上記ドレナージチュ
ーブを体腔内に導くためのガイドチューブと、上記ガイ
ドチューブに装着された上記ドレナージチューブを前方
へ押し込むプッシャー手段と、上記ガイドチューブ若し
くは上記プッシャー手段の先端部の位置に上記ドレナー
ジチューブを保持する係止手段と、上記係止手段により
保持された上記ドレナージチューブを離脱させる解除手
段とを具備したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1乃至図4を
参照して、本発明の第1実施形態に係る内視鏡用処置具
を説明する。図1はドレナージチューブを装着した内視
鏡用処置具の縦断面図であり、図2乃至図4はその内視
鏡用処置具の使用状態の説明図である。
【0011】(構成)図1において、符号1は、ドレナ
ージチューブであり、このドレナージチューブ1は後述
するドレナージチューブ挿入具としての内視鏡用処置具
2に装着してドレナージチューブ挿入アッセンブリを構
成している。
【0012】上記ドレナージチューブ1は例えばポリエ
チレン製の細長い可撓性管状部材から成り、その先端部
分と基端部分の外周面部にはそれぞれフラップ状の係止
部1a,1bがいずれもドレナージチューブ1の中央部
側へ向かって斜めに突き出して設けられている。このド
レナージチューブ1はプロステーセスとも呼ばれ、管腔
内に留置される意味で、いわゆる留置チューブ(ステン
ト)でもある。また、この実施形態において使用するド
レナージチューブ1は一般的に知られた他の構成のもの
であってもよい。
【0013】上記内視鏡用処置具2は内視鏡のチャンネ
ルを通じて体腔内に導入される細長い管状体のガイドチ
ューブ(ガイドカテーテル)5を備えている。上記ドレ
ナージチューブ1はそのガイドチューブ5の外周に被嵌
し、そのガイドチューブ5に対してスライド自在に装着
されるものである。そして、ガイドチューブ5は経内視
鏡的に胆道までドレナージチューブ1を導入する際のガ
イドとなる。
【0014】上記ガイドチューブ5は例えばポリテトラ
フルオロエチレン製の全長にわたり等しい径のチューブ
によって形成され、その略全長が真っ直ぐであるが、先
端5aの位置から20mm手前の位置までの先端部分
は、例えば蛇行または螺旋状に捩じられた変曲した形状
の係止部6を形成している。この係止部6によって上記
ガイドチューブ5の先端部の位置に上記ドレナージチュ
ーブ1を保持する係止手段を構成している。
【0015】上記ガイドチューブ5の係止部6はその蛇
行または螺旋捩じれの頂部を結ぶ包絡円の径、つまり、
係止部6の最大外径が上記ドレナージチューブ1の内径
と同じ寸法になるように製作されている。また、係止部
6の最大外径はこの部分に上記ドレナージチューブ1が
被嵌した状態で、上記ドレナージチューブ1を適度に係
止する保持性能、及び胆道の狭窄部の適所に位置決めさ
れた後にガイドチューブ5を離脱させる解除性能を考慮
して設定されるが、通常、ドレナージチューブ1の内径
と同一、もしくはドレナージチューブ1の内径の10分
の1以下だけ大きな外径、つまり、ドレナージチューブ
1の内径が2mmであれば、係止部6の最大外径は2m
m〜2.2mmの間に設定することが好ましい。
【0016】上記ガイドチューブ5の内孔にはガイドワ
イヤ4が挿通される。上記ガイドチューブ5はそのガイ
ドワイヤ4に沿ってスライド自在であり、上記ガイドチ
ューブ5はそのガイドワイヤ4に沿って経内視鏡的に胆
道までガイドされる。
【0017】上記ガイドチューブ5の外周には上記ドレ
ナージチューブ1よりも手元側に位置してプッシャーチ
ューブ7がスライド自在に被嵌されている。つまり、ガ
イドチューブ5の外周にはドレナージチューブ1が被嵌
され、このドレナージチューブ1の後端側に位置してプ
ッシャーチューブ7が被嵌される。そして、このプッシ
ャーチューブ7により上記ガイドチューブ5に装着され
た上記ドレナージチューブ1を前方へ押し込むプッシャ
ー手段を構成している。
【0018】上記プッシャーチューブ7の手元側端には
太めの操作つまみ8が設けられている。そして、この操
作つまみ8を把持してプッシャーチューブ7の操作を行
うようになっている。
【0019】(作用)まず、ガイドワイヤ4を、図示し
ない内視鏡のチャンネルを通じて胆道内に挿入し、その
ガイドワイヤ4の先端が狭窄部10を越える位置まで挿
入させる。次に、ガイドワイヤ4に、その手元側からガ
イドチューブ5を被せ、そのガイドワイヤ4をガイドと
してガイドチューブ5を押し進め、その係止部6が胆道
内の狭窄部10を越える位置まで挿入する。続いて、ガ
イドチューブ5に、その手元側からドレナージチューブ
1を被嵌し、その後に、プッシャーチューブ7を被嵌す
る。そして、プッシャーチューブ7で、ドレナージチュ
ーブ1を押し込み、ガイドチューブ5をガイドにして、
ドレナージチューブ1を胆道内に導入し、狭窄部10の
所にドレナージチューブ1を位置させる。
【0020】ここで、ガイドチューブ5の係止部6の所
まで、ドレナージチューブ1を過度に押し込み、図2に
示すように、狭窄部10を越えた所まで押し込んでしま
った場合、このままドレナージチューブ1が留置される
と、狭窄部10により生じる胆汁の排出不良を改善する
ことができず、ドレナージチューブ1の医療器具として
の役目を果たせなくなる。
【0021】そこで、ドレナージチューブ1を狭窄部1
0の適所位置まで引き戻さなければならない。本実施形
態ではガイドチューブ5の先端部付近に係止部6が形成
されており、その係止部6にドレナージチューブ1が嵌
合して係止し、保持されている。つまり、ドレナージチ
ューブ1の内面とその係止部6の外周面の間の摩擦係合
作用により係止部6の外周上にドレナージチューブ1が
係止されている。
【0022】この状態で、ガイドチューブ5を手元側に
引き戻せば、図3に示すように係止部6の外周上に保持
したままドレナージチューブ1を狭窄部10の位置まで
引き戻すことができる。また、プッシャーチューブ7の
先端をドレナージチューブ1の後端に突き当てた状態で
はドレナージチューブ1とプッシャーチューブ7の両者
を一緒に動かすことにより、ドレナージチューブ1を前
進させることもできるので、微妙な位置の修正が可能で
あり、正確な位置決めを容易に行うことができる。
【0023】このようにして狭窄部10の適所にドレナ
ージチューブ1が位置決めされた後、プッシャーチュー
ブ7の先端をドレナージチューブ1の後端に当ててドレ
ナージチューブ1を支え、ドレナージチューブ1及びプ
ッシャーチューブ7を動かさないように固定した状態
で、ガイドチューブ5のみを手元側に強く引き戻す。す
ると、図4に示すように、ドレナージチューブ1はプッ
シャーチューブ7の先端に突き当って動かない状態にあ
るからガイドチューブ5に引かれても追従することな
く、狭窄部10の適所に位置決め固定されたままに残
り、留置される。つまり、解除手段が働き、ガイドチュ
ーブ5のみが、ドレナージチューブ1の内孔から引き抜
かれて離脱する。このような解除手段の動作によりガイ
ドチューブ5の係止部6に保持されていたドレナージチ
ューブ1がガイドチューブ5から離脱して、狭窄部10
の適所の位置にドレナージチューブ1のみが残る。
【0024】以上の操作が終了した後、ガイドチューブ
5、プッシャーチューブ7、及びガイドワイヤ4を内視
鏡と共に体腔内から抜去し、一連の医療作業が終了す
る。 (効果)本実施形態を用いることで、狭窄部10の位置
を過度に越えたところまで、ドレナージチューブ1を押
し込んでしまった場合であっても、わざわざドレナージ
チューブ1の挿入ガイド具であるガイドチューブ5やプ
ッシャーチューブ7を抜去し、その代わりに把持鉗子等
を改めて挿入し直すような面倒な作業を行うことなく、
直ちにドレナージチューブ1を手元側に引き戻し、狭窄
部10の適所に位置決めして留置させる作業を簡単に行
うことができる。従って、狭窄部10を過度に越えて、
ドレナージチューブ1を押し込んでしまった場合の修正
作業が簡単であり、迅速に行うことが可能であるため、
処置の時間を大幅に短縮でき、患者の負担を大幅に軽減
することができる。
【0025】[第2実施形態]図5及び図6を参照して
本発明の第2実施形態に係る内視鏡用処置具を説明す
る。図5はドレナージチューブを装着した内視鏡用処置
具の先端部分の縦断面図であり、図6はその内視鏡用処
置具の使用状態の説明図である。
【0026】(構成)本実施形態は前述した第1実施形
態においてのドレナージチューブ1とガイドチューブ5
との摩擦力を増加させるための係止手段が、糸によって
構成するようにした変形例であり、この他のドレナージ
チューブ1やプッシャーチューブ7については前述した
第1実施形態のものと同様である。
【0027】本実施形態でのガイドチューブ5はその先
端部付近に、糸11を挿通可能な複数の開口12a,1
2bがガイドチューブ5の内孔から外周に向かって貫通
する側孔として形成されている。また、各開口12a,
12bはガイドチューブ5の軸方向の前後に離れて配置
されている。そして、上記糸11の先端がガイドチュー
ブ5の内孔における先端側に位置する開口12aに隣接
する壁部に取着され、糸11の後端側部分は先端側に位
置する開口12aからガイドチューブ5の外へ突き出し
て後端側に位置する開口12bに導かれ、その開口12
bから再びガイドチューブ5の内孔に入り込み、そのガ
イドチューブ5の内孔に収納されると共に、ガイドチュ
ーブ5の内孔を通じて手元側に導かれている。
【0028】このようにガイドチューブ5の先端部外周
には装填された糸11が露出し、この露出した糸11に
よりガイドチューブ5に被嵌されたドレナージチューブ
1との摩擦力を確保する摩擦係合手段を構成する。ま
た、上記ドレナージチューブ1との摩擦を確保するため
に、糸11はドレナージチューブ1の内周とガイドチュ
ーブ5の外周との間にクリアランスがある場合、そのク
リアランスと同じ大きさの直径もしくはそのクリアラン
スの2倍以内の直径を有するものがよい。糸11は十分
なしなやかさと適度な摩擦抵抗を有する材料、例えば絹
によって形成されている。絹の他にも、綿や、ポリアミ
ド、ポリエチレン等の材料を用いるようにしても良い。
【0029】(作用)まず、糸11が先端側に位置する
開口12aからガイドチューブ5の外周に突き出して露
出し、後端側に位置する開口12bから再びガイドチュ
ーブ5の内孔に入り込み、そのガイドチューブ5の内孔
を通じて手元側まで導かれた状態にする。この状態で、
ガイドチューブ5を、図示しない内視鏡のチャンネルを
通じて胆道内に挿入し、ガイドチューブ5の先端部が狭
窄部を越えるまで挿入する。
【0030】続いて、ガイドチューブ5にその手元側か
らドレナージチューブ1を被嵌し、さらに、そのドレナ
ージチューブ1の後の位置にプッシャーチューブ7を被
嵌する。そして、ガイドチューブ5をガイドにしてプッ
シヤーチューブ7によってドレナージチューブ1を先端
側へ押し込み、狭窄部10の適所にドレナージチューブ
1を位置させる。
【0031】ところが、プッシャーチューブ7によって
過度に押し込んでしまうことによりドレナージチューブ
1が狭窄部10を越えた位置まで達してしまった場合に
は次のように処置する。すなわち、ガイドチューブ5お
よびプッシャーチューブ7を手元側に引き戻す。する
と、図5に示すように、糸11の露出部分がドレナージ
チューブ1の内孔に圧入され、そのドレナージチューブ
1をガイドチューブ5に係止させる。
【0032】このようにガイドチューブ5にドレナージ
チューブ1を係止させた状態で、ガイドチューブ5及び
プッシャーチューブ7を手元側に引き戻すことにより、
ドレナージチューブ1を後退させ、狭窄部10の適所ま
で引き戻す。また、プッシャーチューブ7の先端をドレ
ナージチューブ1の後端に突き当てた状態ではドレナー
ジチューブ1とプッシャーチューブ7の両者を一緒に動
かすことにより、ドレナージチューブ1を前進させるこ
ともできるので、微妙な位置の修正が可能であり、正確
な位置決めを容易に行うことができる。
【0033】ドレナージチューブ1が狭窄部10の適所
に位置決めされた後、ガイドチューブ5を動かないよう
に保持しながら、ガイドチューブ5の外に突き出した糸
11の部分を強く引く。すると、ガイドチューブ5の先
端部で外周上に露出していた糸11の先端がガイドチュ
ーブ5の部分から離脱し、開口12aおよび開口12b
を通り抜け、ガイドチューブ5の内孔に引き込まれる。
ドレナージチューブ1とガイドチューブ5の隙間に圧入
されていた糸11が抜去され、ドレナージチューブ1の
保持状態が解除されることにより、ドレナージチューブ
1はガイドチューブ5の外周上を自由に動く状態に復帰
する。
【0034】続いて、図6に示すように、プッシャーチ
ューブ7の先端をドレナージチューブ1の後端に当て付
けた状態として両者が動かないように保持し、ガイドチ
ューブ5のみを手元側に引き戻す。この後、プッシャー
チューブ7も手元側に引き戻す。このことにより、ドレ
ナージチューブ1は狭窄部10の適所に正確に位置決め
されて留置される。
【0035】以上の操作が終了した後、ガイドチューブ
5及びプッシャーチューブ7の両者を内視鏡と共に体腔
内から抜去し、医療作業が終了する。 (効果)第1実施形態のものに比較して本実施形態によ
れば、素早く容易にドレナージチューブ1を胆道内の狭
窄部10の適所に位置決めして留置することができるだ
けでなく、ガイドチューブ5の先端部付近が蛇行してい
ないため、狭窄部10のように本来、チューブ類の挿入
が困難な体腔内部位にでも容易に挿入することができ
る。
【0036】[第3実施形態]図7を参照して本発明の
第3実施形態に係る内視鏡用処置具を説明する。図7は
ドレナージチューブを装着した内視鏡用処置具の使用状
態の説明図である。
【0037】(構成)本実施形態は前述した第1実施形
態においてのドレナージチューブ1とガイドチューブ5
との摩擦力を増加させるための係止手段として、ガイド
チューブ5の先端から50mmの位置の手前の位置まで
ガイドチューブ5の外周にイソプレンゴムの被覆15が
形成されている。ここで、被覆15に使用する材料とし
ては適度な摩擦抵抗を有する材料であれば、他のもので
も使用することができ、例えば、ブタジエンゴム、エチ
レン−プロピレンゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、ニ
トリルゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴムやシリコー
ンゴム等であっても構わない。
【0038】(作用)本実施形態の作用は第1実施形態
の場合とほぼ同様であり、被覆15の部分によりドレナ
ージチューブ1が摩擦力によって係止される点が異な
る。
【0039】(効果)上述した第2実施形態のものと比
較して本実施形態によれば、容易に素早くドレナージチ
ューブ1を胆道内の狭窄部10の適所に位置決めして留
置することができるだけでなく、糸11を使用していな
いため、ガイドチューブ5に係止されたドレナージチュ
ーブ1の離脱操作は単にガイドチューブ5を強く手元側
に引き抜くだけでよく、ドレナージチューブ1を簡単に
離脱することができる。また、ガイドチューブ5の先端
付近外周が柔らかいゴム製の被覆15で覆われているた
めに、体腔内の挿入がソフトに行え、粘膜へのダメージ
が少ないという利点もある。
【0040】[第4実施形態]図8を参照して、本発明
の第4実施形態に係る内視鏡用処置具を説明する。図8
はドレナージチューブを装着した内視鏡用処置具の先端
部付近の縦断面図である。
【0041】(構成)本実施形態は前述した第1実施形
態においてのドレナージチューブ1とガイドチューブ5
との摩擦力を増加させるための係止手段として、ガイド
チューブ5の外周に、その先端から20mm間隔で10
0mmの位置まで5つのX線不透過性を有する白金パイ
プ21がカシメ等により取着されている。ここで、白金
パイプ21の外径はガイドチューブ5の外径と同じ外径
もしくはドレナージチューブ1の内径の10分の1以内
だけ大きく突き出し、ガイドチューブ5と白金パイプ2
1の間に段差22が生じるように構成されている。ま
た、この白金パイプ21の外表面は色別の塗装が施さ
れ、先端から順に赤、白、青、緑、黄色の塗料が施され
ている。
【0042】ここで、白金パイプ21の材料としてはX
線不透過性を有する材料であれば、適応できるものであ
り、例えば、タングステン、タンタル、金、銀、ステン
レス及び、その複合材料を用いても良い。
【0043】(作用)まず、ガイドチューブ5が内視鏡
を通じて胆道内の狭窄部を越えた位置まで挿入される。
ここで、レントゲン装置によって患者の胆道が撮影され
る。このX線映像において、5つの白金パイプ21はX
線不透過性が高いことにより、それぞれの白金パイプ2
1の位置が確認される。これらの白金パイプ21の位置
関係から、十二指腸乳頭から狭窄部10までの長さ、も
しくは狭窄部10の長さが測定される。ここで測定され
た長さをもとに、術者は最適なドレナージチューブ1の
長さを決定し、ドレナージチューブ1を第1実施形態と
同様にガイドチューブ5をガイドに手元側から先端側に
向けて挿入する。
【0044】ドレナージチューブ1が狭窄部10を越え
て挿入された場合には、ガイドチューブ5およびプッシ
ャーチューブ7を手元側に引き戻す。この時、ドレナー
ジチューブ1はガイドチューブ5の先端付近に設けられ
た白金パイプ21がドレナージチューブ1内に圧入さ
れ、ドレナージチューブ1がガイドチューブ5上に係止
される。
【0045】このドレナージチューブ1を係止した状態
で、ガイドチューブ5を手元側に引き戻すことで、ドレ
ナージチューブ1が狭窄部10の適所まで戻り、位置決
めがなされる。
【0046】次に、ガイドチューブ5およびプッシャー
チューブ7を抜去することで、ドレナージチューブ1が
狭窄部10に留置された後、内視鏡を体腔内から抜去し
て医療作業が終了する。また、この他に第3実施形態の
ものと同様の作用・効果が得られる。上述した第3実施
形態のものと比較して、この第4実施形態によれば、ド
レナージチューブ1を挿入する前段階において、5つの
白金パイプ21をX線透視下で確認することで、十二指
腸乳頭から狭窄部10の間での長さが測定でき、必要と
されるドレナージチューブ1の長さを決定できる機能を
有するという利点もある。
【0047】[第5実施形態]図9及び図10を参照し
て本発明の第5実施形態に係る内視鏡用処置具を説明す
る。図9はドレナージチューブを装着した内視鏡用処置
具の先端付近の斜視図であり、図10は図9中のα−β
−γ面での縦断面図である。
【0048】(構成)ここでのドレナージチューブ1も
細長い可撓性管状部材から成り、その先端部分と基端部
分の外周面部にはそれぞれフラップ状の係止部1a,1
bがいずれもドレナージチューブ1の中央部側へ向かっ
て斜めに突き出して設けられた一般的な形状のものであ
り、その材質はフッ素樹脂製である。
【0049】上記ドレナージチューブ1はガイドチュー
ブ5の外周にスライド自在に被嵌される。ガイドチュー
ブ5はパーフロロアルコキシ製のチューブによって形成
されている。ガイドチューブ5はプッシャーチューブ7
に形成した1つの内孔7aにスライド及び挿脱自在に挿
入される。
【0050】ここでのプッシャーチューブ7には上記ガ
イドチューブ5を挿通する上記内孔7a以外に、そのプ
ッシャーチューブ7の全長にわたって貫通する2つの内
孔25a,25bが形成されている。そして、一方の内
孔25a内には紐26が、そのプッシャーチューブ7の
手元端から先端を突き抜けるように挿通され、その紐2
6はドレナージチューブ1の係止部1bに掛けた後、再
度、他方の内孔25b内を通り手元側に戻るように、内
孔25a,25b内にわたり挿脱自在に配置されてい
る。
【0051】ここで、上記紐26はドレナージチューブ
1を保持する係止手段を構成するものであり、これは可
撓性を有する細長い部材であれば、その材料には限定が
ない。本実施形態では、ポリテトラフルオロエチレンを
用いる。その他、紐26に適応できる材料としては、
絹、綿等の繊維でも、ポリエチレンなどの樹脂でも、ス
テンレス製のワイヤーでも適応できる。
【0052】プッシャーチューブ7の手元端には弾性キ
ャップ27が取着され、上記各内孔7a,25a,25
bの開口を覆うようになっている。上記弾性キャップ2
7にはガイドチューブ5及び紐26をそれぞれ液密的に
貫通する複数のスリット28が形成されている。上記弾
性キャップ27はこれを貫通するガイドチューブ5及び
紐26を摩擦により一時的に保持する機能もある。
【0053】(作用)まず、図示しない内視鏡を通じ
て、ガイドチューブ5が、その先端部が胆道内の狭窄部
10を越える位置まで挿入する。次に、プッシャーチュ
ーブ7の内孔25a,25bに通した紐26の中間部を
ドレナージチューブ1の係止部1bに掛け、そのドレナ
ージチューブ1とプッシャーチューブ7の順で、ガイド
チューブ5にその手元側から被せる。そして、上記ガイ
ドチューブ5が体腔内で動かないように止めた状態で、
上記プッシャーチューブ7により、ドレナージチューブ
1を手元側から押し込むと、ドレナージチューブ1がプ
ッシャーチューブ7の先端に押されてガイドチューブ5
をガイドにして胆道内に誘導され、狭窄部10にドレナ
ージチューブ1を位置させることができる。
【0054】ここで、ドレナージチューブ1を過度に押
し込み、そのドレナージチューブ1が狭窄部10を越え
た位置まで押し込まれてしまった場合には狭窄部10の
位置までドレナージチューブ1を引き戻す必要がある。
そこで、ガイドチューブ5及びプッシャーチューブ7の
両方またはプッシャーチューブ7のみを手元側に引き戻
す。このとき、プッシャーチューブ7と共に紐26を引
き、その紐26を係止しておいたドレナージチューブ1
を狭窄部10の位置に引き戻す。また、プッシャーチュ
ーブ7の先端をドレナージチューブ1の後端に突き当て
てドレナージチューブ1とプッシャーチューブ7の両者
を一緒に動かせば、ドレナージチューブ1を前進させる
こともできるので、微妙な位置の修正が可能であり、正
確な位置決めを容易に行うことができる。
【0055】ドレナージチューブ1が狭窄部10の適所
に位置決めされた後、紐26の一端を放し、もう一端を
手元側に引き込むことで、係止部1bに掛かった紐26
が外れる。この後、プッシャーチューブ7を固定させた
状態で、ガイドチューブ5を手元側に強く引き戻す。こ
のとき、ドレナージチューブ1はプッシャーチューブ7
の先端に突き当った状態で固定され、ガイドチューブ5
がドレナージチューブ1の内孔から引き抜かれて離脱
し、ドレナージチューブ1はガイドチューブ5から解除
されて、ドレナージチューブ1が狭窄部10の狭窄位置
に的確に留置される。以上の操作が終了した後、ガイド
チューブ5、プッシャーチューブ7を内視鏡と共に体腔
内から抜去し、医療作業が終了する。
【0056】(効果)本実施形態を用いることで、狭窄
部10を過度に越えてしまったドレナージチューブ1
を、ドレナージチューブ1の挿入具であるガイドチュー
ブ5やプッシャーチューブ7を抜去して把持鉗子等を改
めて挿入し直すことなく、手元側に引き戻し、狭窄部1
0の適所に位置決め、及び留置することができるので、
その操作が煩わしくなく、処置の時間を短縮できるので
患者の負担を軽減できる。それだけでなく、ドレナージ
チューブ1のフラップ状の係止部を使用して、引き戻し
を図るため、ドレナージチューブ1の本体内面を傷つけ
る心配が無く、留置後の胆汁の排出性が高いという利点
がある。
【0057】<付記> 1.内視鏡の処置具挿通用チャンネルを通じて体腔内に
挿入され、胆道内の狭窄部にドレナージチューブを留置
させるための内視鏡用処置具において、上記ドレナージ
チューブの内孔に挿通し、上記ドレナージチューブを体
腔内に導くためのガイドチューブと、上記ガイドチュー
ブに装着された上記ドレナージチューブを前方へ押し込
むプッシャー手段と、上記ガイドチューブ若しくは上記
プッシャー手段の先端部の位置に上記ドレナージチュー
ブを保持する係止手段と、上記係止手段により保持され
た上記ドレナージチューブを離脱させる解除手段とを具
備したことを特徴とする内視鏡用処置具。
【0058】2.上記プッシャー手段は、上記ガイドチ
ューブに上記ドレナージチューブの後方からスライド自
在に装着され、上記ガイドチューブをガイドとして上記
ドレナージチューブを押し込むプッシャーチューブを有
するものであることを特徴とする内視鏡用処置具。
【0059】3.上記ドレナージチューブを保持する係
止手段が、紐を含む細長い糸状の部材を有し、上記糸状
の部材が上記ガイドチューブに被嵌したドレナージチュ
ーブの一部(例えばフラップ状の係止部)に係止し、上
記ドレナージチューブを牽引可能なものであり、上記解
除手段は上記糸状の部材を引き抜くものであることを特
徴とする第1項に記載の内視鏡用処置具。
【0060】4.上記細長い糸状の部材を通す内孔と、
上記ガイドチューブを通す内孔を有したマルチルーメン
チューブを備えてなり、このマルチルーメンチューブが
上記ドレナージチューブを押し込む上記プッシャー手段
を構成することを特徴とする第3項に記載の内視鏡用処
置具。
【0061】5.上記係止手段は、ドレナージチューブ
の内孔に挿通する上記ガイドチューブの先端部に手元側
と比較して上記ドレナージチューブとの摩擦抵抗を増加
させた摩擦係合手段によって構成したことを特徴とする
第1項に記載の内視鏡用処置具。
【0062】6.上記解除手段は、上記ドレナージチュ
ーブの手元側に位置して上記ガイドチューブにスライド
自在に被嵌した、上記ドレナージチューブを押し込むた
めのプッシャーチューブであることを特徴とする第5項
に記載の内視鏡用処置具。
【0063】7.上記ドレナージチューブとの摩擦抵抗
を増加させる摩擦係合手段は、細長い糸状の部材を、上
記ドレナージチューブとガイドチューブの間に位置して
摩擦抵抗を増加させるようにしたことを特徴とする第5
項に記載の内視鏡用処置具。
【0064】8.上記ガイドチューブのドレナージチュ
ーブとの摩擦抵抗を増加させる手段は、ガイドチューブ
の先端部を変曲した(例えば蛇行または螺旋状)の形状
に形成して外径を増すことにより摩擦抵抗を増加させる
ようにしたことを特徴とする第5項、第6項または第7
項に記載の内視鏡用処置具。
【0065】9.上記ドレナージチューブを離脱させる
手段は、上記細長い糸状の部材を引き抜くことにより解
除するようにしたことを特徴とする第7項に記載の内視
鏡用処置具。
【0066】10.上記ガイドチューブとドレナージチ
ューブとの間の摩擦抵抗を増加させる手段は、上記ガイ
ドチューブの先端部の外周部分に形成されたエラストマ
ーの被覆によって構成したことを特徴とする第5項また
は第6項に記載の内視鏡用処置具。
【0067】11.上記ドレナージチューブを離脱させ
る手段は、上記ドレナージチューブの手元側に位置して
上記ガイドチューブに被嵌したスライド自在で上記ドレ
ナージチューブを押し込むためのプッシャーチューブで
あることを特徴とする第10項に記載の内視鏡用処置
具。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ド
レナージチューブを留置する位置の変更が容易であり、
胆道の狭窄部の適所にドレナージチューブを正確に留置
することができる。また、特殊な形状を有するドレナー
ジチューブでなくても用いることができることから簡便
なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る内視鏡用処置具の縦断面
図。
【図2】上記内視鏡用処置具の使用状態の説明図。
【図3】上記内視鏡用処置具の使用状態の説明図。
【図4】上記内視鏡用処置具の使用状態の説明図。
【図5】第2実施形態に係る内視鏡用処置具の先端部分
の縦断面図。
【図6】上記内視鏡用処置具の使用状態の説明図。
【図7】第3実施形態に係る内視鏡用処置具の使用状態
の説明図。
【図8】第4実施形態に係る内視鏡用処置具の使用状態
の説明図。
【図9】第5実施形態に係る内視鏡用処置具の使用状態
の説明図。
【図10】上記内視鏡用処置具の使用状態の縦断面図。
【符号の説明】
1…ドレナージチューブ、2…内視鏡用処置具、4…ガ
イドワイヤ、5…ガイドチューブ、6…係止部、7…プ
ッシャーチューブ、10…狭窄部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の処置具挿通用チャンネルを通じて
    体腔内に挿入され、胆道内の狭窄部にドレナージチュー
    ブを留置させるための内視鏡用処置具において、 上記ドレナージチューブの内孔に挿通し、上記ドレナー
    ジチューブを体腔内に導くためのガイドチューブと、 上記ガイドチューブに装着された上記ドレナージチュー
    ブを前方へ押し込むプッシャー手段と、 上記ガイドチューブ若しくは上記プッシャー手段の先端
    部の位置に上記ドレナージチューブを保持する係止手段
    と、 上記係止手段により保持された上記ドレナージチューブ
    を離脱させる解除手段とを具備したことを特徴とする内
    視鏡用処置具。
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