JP2835421B2 - 立吊用クランプ装置 - Google Patents

立吊用クランプ装置

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JP2835421B2
JP2835421B2 JP32973093A JP32973093A JP2835421B2 JP 2835421 B2 JP2835421 B2 JP 2835421B2 JP 32973093 A JP32973093 A JP 32973093A JP 32973093 A JP32973093 A JP 32973093A JP 2835421 B2 JP2835421 B2 JP 2835421B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板やH型鋼を把持し
て、その移送に用いる立吊用クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下端に二股状咬着口を備えた連結基板
の、該咬着口の一側顎端に、鋸歯状咬着片を回動可能に
枢支し、かつ連結基板の上端に、揚上装置に接続される
吊持リング片の、その径方向に連成した連結杆部を挿通
し、前記連結杆部の下端を鋸歯状咬着片の偏心した位置
にリンクにより連結してなり、前記鋸歯状咬着片の鋸歯
状と、咬着口の他側顎部とで移送物を咬着する立吊用ク
ランプ装置は、種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の立吊用クランプ
装置は、重量の大きな鋼板やH型鋼を把持して、クレー
ン等により移送する際の把持装置として用いられる。
【0004】ところで、図9に示すように、立吊用クラ
ンプ装置aはクレーン等の揚上装置に支持されたロープ
の下端に吊持リング片cを接続して連結されるものであ
り、常に揺動した状態となるため、該クレーンの運転ミ
スにより、近傍に置かれているH型鋼等の大重量の移送
物wに連結基板bの上端が係合し、クレーンの強力な揚
上力により、移送物wの片側を持ち上げて、その支持位
置から落下させてしまうことがあり、人身事故を誘発す
る場合があって、作業環境上大きな問題となっていた。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決することを
目的とするものである、
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、連結基板の上
端に挿通される吊持リング片に、前記連結基板の上端を
覆い、かつ上縁に下方へ拡がる傾斜案内面を備えた案内
カバー体を固定したことを特徴とする立吊用クランプ装
置である。
【0007】
【作用】吊持リング片に案内カバー体が固定されている
ため、近傍に置かれている移送物wに連結基板の上端が
当接しても、該案内カバー体の傾斜案内面により、クラ
ンプ装置が側方へ逃げて、移送物wの落下事故が回避さ
れる。
【0008】
【実施例】添付図面について本発明の一実施例を説明す
る。
【0009】図1〜4は、本発明の一実施例の立吊用ク
ランプ装置1aを示す。
【0010】ここで、2は下端に二股状咬着口4を備え
た連結基板であって、側板3,3を間隙sを生じさせて
連結することにより構成される。前記咬着口4の一側顎
部5には、鋸歯状咬着片8が軸9に支持されて回動可能
に枢支されている。この鋸歯状咬着片8の周面にあっ
て、前記軸9よりも上方位置を支点とする円弧面に鋸歯
10が形成され、該鋸歯10を他側顎部6の内面に対向
させている。このため、該鋸歯状咬着片8は、軸9を中
心として時計方向へ回動した位置(図1)では、前記鋸
歯10の最前縁が退避して前記咬着口4内での有効口幅
tが大きくなり、図4のように鋸歯状咬着片8を反時計
方向へ回転させると、鋸歯10の最前縁が他側顎部6側
へ進出して有効口幅tが小さくなる。
【0011】一方、前記クランプ装置1aの上部で、間
隙sには、吊持リング片15の、その径方向に連成した
連結杆部16が挿通されている。そして、前記鋸歯状咬
着片8の外側縁から延出した端部と、前記連結杆部16
の下端間にリンク18を差し渡して、両端を軸19,2
0で回動可能に枢支している。また前記吊持リング片1
5は図1鎖線で示すように、軸19を中心として傾動可
能となっている。
【0012】さらには、前記連結基板2の一側縁には間
隙s内で、軸22により、回動保持片21が固定されて
いる。この回動保持片21は側縁に固着した規制ピン2
3により、図4の位置までの揺動を可能としている。そ
して、前記連結基板2の延出端部と前記回動保持片21
の延出端部間に発条24を掛渡している。而して、前記
回動保持片21及び発条24により鋸歯状咬着片8のス
トッパー機構を構成している。
【0013】次に本発明の要部について説明する。前記
吊持リング片15の連結杆部16の基端部には、案内カ
バー体30aが固定されている。この案内カバー体30
aは連結杆部16の表裏で当接するカバー片31a,3
1aにより構成され、前記連結杆部16の基部を三点支
持により挟持する三本の連結ピン32,32,32によ
り該カバー片31a,31a相互を固着して取付けられ
ている。
【0014】この案内カバー体30aは図1,4で示す
ように正面を台形状として、その両側を下方へ拡がる傾
斜側縁33としている。またその上縁には、図3で示す
ように、本発明の要部に係る下方へ拡がる傾斜案内面3
4,34が形成されている。そして、さらに下部に薄肉
状で、かつ前記連結基板2の上端を前後で覆う垂下部3
5,35を連成している。この案内カバー体30aは連
結基板2側とは非連結となっており、前記吊持リング片
15の傾動に伴って連結基板2の上縁部を覆いながら傾
動することとなる。
【0015】かかる構成にあって、鋼板等の移送物wを
搬送する場合には、前記クランプ装置1aの咬着口4を
移送物wの上縁に外嵌する。このときクランプ装置1a
は図1で示すように、回動保持片21を横臥した位置に
して発条24の付勢力を解除し、鋸歯状咬着片8は反時
計方向へ回動した位置としており、咬着口4内の有効口
幅tが移送物wの肉厚以上となっていることから、該外
嵌作業を容易に行なうことができる。
【0016】そして図4で示すように、前記回動保持片
21を手操作により持ち上げて起立状態とし、規制ピン
23に規制された位置とする。この位置で、発条24の
中心線は軸22を内方へ越えることとなって、その復動
が阻止されてストッパー作用を生ずる。またこの位置で
は、前記発条24の付勢力により前記鋸歯状咬着片8は
反時計方向へ回転し、その鋸歯10の最前縁が他側顎部
6側へ前進し、これにに伴って、該移送物wは他側顎部
6と鋸歯10で挟持される。またこの状態で、前記発条
24の付勢力は、規制ピン23が回動保持片21側縁に
固着する方向へ作用する。そして移送物wを咬着してク
ランプ装置1aをクレーンにより持ち上げると、移送物
wの荷重により、鋸歯状咬着片8は反時計方向へ回動す
るようにさらに付勢され、従ってかかる荷重により、鋸
歯10によりさらに強く移送物wの上端は挟持されるこ
ととなる。
【0017】かかる構成にあって、立吊用クランプ装置
1aはクレーン等の揚上装置に支持されたロープの下端
に吊持リング片15を接続して連結されるものであり、
揺動し易く、近傍に置かれているH型鋼等の大重量の移
送物w等の周辺機材に連結基板2の上端が当接する場合
がある。しかるに連結基板2の上端には、吊持リング片
15に案内カバー体30が固定されているため、該案内
カバー体30の傾斜案内面34,34により、図3矢線
で示すようにクランプ装置1aが側方へ逃げて、移送物
wの落下事故が回避される。尚、傾斜側縁33,33も
案内カバー体30の側面に周辺機材が当接した場合に
は、逃げ作用を生ずる。
【0018】図5〜8は、他のクランプ装置1bを示す
ものであり、クランプ装置1aとは異なった構成のスト
ッパー機構40が付装されている。このストッパー機構
40は公知でありかかる構成の詳細な説明は省略する。
【0019】この構成にあって、案内カバー体30bを
構成するカバー片31b,31bは図8で示すように、
平面コ字状をしており、その両側部に当接端縁41,4
1が形成され、連結杆部16の基端部で前記カバー片3
1b,31bを跨がせて、連結ピン42,42により該
当接端縁41,41相互を固着して吊持リング片15に
取付けられる。さらに前後面の傾斜案内面34,34は
円弧状となっている。この案内カバー体30bは図7の
矢線で示すように、連結杆部16に対して移動可能であ
り、これにより、前記ストッパー機構40の作動を邪魔
しないようにしている。その他、案内カバー体30bの
基本作用は同一であり、同一符合を付して説明を省略す
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は、連結基板2の上端に挿通され
た吊持リング片15に、前記連結基板2の上端を覆い、
かつ上縁に下方へ拡がる傾斜案内面34を備えた案内カ
バー体30a,30bを固定したから、近傍に置かれて
いる移送物wにクランプ装置1a,1bの上端が当接し
ても、該案内カバー体30a,30bの傾斜案内面34
の作用により、クランプ装置1a,1bが側方へ逃げ、
このため周辺の移送物wを持ち上げて、その載置位置か
ら落下させる等の事故が未然に回避され、作業の安全性
を確保し得る等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランプ装置1aの正面図である。
【図2】クランプ装置1aの案内カバー体30aを除い
た状態の平面図である。
【図3】クランプ装置1aの側面図である。
【図4】クランプ装置1aの咬着状態を示す正面図であ
る。
【図5】クランプ装置1bの正面図である。
【図6】クランプ装置1bの側面図である。
【図7】クランプ装置1bの咬着状態を示す正面図であ
る。
【図8】案内カバー体30bの平面図である。
【図9】クランプ装置aの作業の問題点を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1a,1b クランプ装置 2 連結基板 4 咬着口 8 鋸歯状咬着片 9 軸 10 鋸歯 5 吊持リング片 6 連結杆部 30a,30b 案内カバー体 31a,31b カバー片 33 傾斜側縁 34 傾斜案内面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端に二股状咬着口を備えた連結基板の、
    該咬着口の一側顎部に、鋸歯状咬着片を回動可能に枢支
    し、かつ連結基板の上端に、揚上装置に接続される吊持
    リング片の、その径方向に連成した連結杆部を挿通し
    て、前記連結杆部の下端を鋸歯状咬着片の偏心位置にリ
    ンクにより連結してなり、前記鋸歯状咬着片の鋸歯状
    と、咬着口の他側顎部とで移送物を咬着する立吊用クラ
    ンプ装置において、 前記吊持リング片に、前記連結基板の上端を覆い、かつ
    上縁に下方へ拡がる傾斜案内面を備えた案内カバー体を
    固定したことを特徴とする立吊用クランプ装置。
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DE102014013017A1 (de) * 2014-09-02 2016-03-03 Carl Stahl Gmbh Hebevorrichtung zum Anheben, Transportieren und Absetzen einer Last
TWI600508B (zh) * 2016-08-30 2017-10-01 甲舜企業有限公司 軟性薄片體的夾具結構
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