JP2834619B2 - ガス漏れ警報装置 - Google Patents
ガス漏れ警報装置Info
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Description
する。
イクロプロセッサ(以下、CPUと記す)を搭載したも
のが製品化されている。CPUを内蔵すれば、本来のガ
ス漏れ警報機能に加えて、例えばガス検出素子の寿命管
理など、より高度な機能を加えることができる。このよ
うなCPU内蔵型のガス漏れ警報装置では、停電時に内
部の記憶データが消失するのを防止するためにバックア
ップ電池を備えるのが一般的である。
なバックアップ電池には一定の寿命があり、寿命の到来
後に停電が生じると内部データは消失し、その後の動作
が保証されないという問題点があった。具体的には、装
置本体の寿命管理を行うガス漏れ警報装置にあっては、
それまでの通算使用日数データが消滅して、再び初日か
らの日数起算を開始する等の問題点があった。しかし、
バックアップ電池の寿命は装置の外観から判断すること
はできず、さらに、停電がなければ一見正常な動作を示
すことも相俟って、バックアップ電池の寿命の尽きたガ
ス漏れ警報装置がそのまま継続使用されることが多いと
いう問題点があった。
で、バックアップ電池の寿命が到来した場合に、それを
報知するとともに、装置本体の動作を強制的に停止する
機能を有するガス漏れ警報装置を提供することを目的と
している。
なされた本発明は、ガス検出素子と、該ガス検出素子の
使用日数を示す積算値を記憶した記憶手段と、前記ガス
検出素子からの検出信号と所定の警報濃度に対応する電
圧との比較結果によりガス漏れの有無を判断すると共
に、1日の経過毎に前記記憶手段に記憶している前記積
算値に1を加えて更新し、前記積算値と所定の寿命日数
とを比較して前記積算値が前記寿命日数を越えたとき、
ガス漏れ警報装置の寿命を報知すると共にガス漏れ警報
装置の機能を停止させるマイクロプロセッサと、前記記
憶手段のデータを保持すると共に前記マイクロプワセッ
サを動作するために常時使用している商用電源が停電に
より供給されなくなったとき該商用電源に代わって、前
記記憶手段のデータを保持する電源を供給するバックア
ップ電池とを備えたガス漏れ警報装置において、前記バ
ックアップ電池の電圧を所定の放電終止電圧と比較し、
前記バックアップ電池の電圧が前記放電終止電圧を下回
ったことを検出する仕較手段を更に備え、前記マイクロ
プロセッサは、前記比較手段により前記バックアップ電
池の電圧が前記放電終止電圧を下回ったことを検出した
ときに、ガス漏れ警報装置の寿命を報知すると共にガス
漏れ警報装置の機能を停止させることを特徴とするガス
漏れ警報装置に存する。
は、マイクロプロセッサが、ガス検出素子からの検出信
号と所定の警報濃度に対応する電圧との比較結果により
ガス漏れの有無を判断すると共に、1日の経過毎に記憶
手段に記憶している積算値に1を加えて更新し、積算値
と所定の寿命日数とを比較して積算値が寿命日数を越え
たとき、ガス漏れ警報装置の寿命を報知すると共にガス
漏れ警報装置の機能を停止させるようになっている。ま
た、ガス検出素子の使用日数を示す積算値を記憶した記
憶手段のデータを保持すると共にマイクロプロセッサを
動作するために常時使用している商用電源が停電により
供給されなくなったとき商用電源に代わって、記憶手段
のデータを保持する電源を供給するバックアップ電池を
備える。 しかも、比較手段がバックアップ電池の電圧を
所定の放電終止電圧と比較し、バックアップ電池の電圧
が放電終止電圧を下回ったことを検出すると、マイクロ
プロセッサはガス漏れ警報装置の寿命を報知すると共に
ガス漏れ警報装置の機能を停止させるようになってい
る。 したがって、バックアップ電池の放電が進んで電池
の電圧が所定の放電終止電圧にまで低下すると、寿命報
知によりユーザーへガス漏れ警報装置の寿命を知らせ、
同時に機能停止により警報装置本体の動作を強制的に停
止させることができる。
漏れ警報装置の実施例を説明する。図1はガス漏れ警報
装置の回路図である。図において、CPU1はいわゆる
ワンチップマイコンで、ROM、RAMの他、インター
バルタイマ等の機能が1チップ内に納められている。そ
して、CPU1には、外部との入出力を行うためのポー
トP1〜P6が備えられている。P1〜P3は入力ポー
ト、P4〜P6は出力ポートである。次に、各ポートに
接続される回路を説明する。
ける入力ポートである。即ち、ガス検出素子2からの検
出信号と所定の警報濃度に対応する電圧とを比較器3に
より比較して、比較の結果、ガス検出素子2の検出濃度
が所定の警報濃度よりも高い場合にポートP1にHレベ
ルの信号が入力される。
寿命管理を行うための入力ポートである。ここで、バッ
クアップ電池4は長寿命のリチウム電池で、商用交流の
停電中にCPU1の内部RAMの記憶データを保存する
ためのものである。また、ダイオード5は停電中にバッ
クアップ電池4からの電流が電源回路側に逆流するのを
防止するためのもので、ダイオード6は停電時以外の時
に電源回路からバックアップ電池4に充電方向の電流が
流れるのを阻止するためのものである。なお、ダイオー
ド6にはショットキーダイオードを用いて、CPU1に
加わるバックアップ電圧の低下を小さく抑えている。
は、電圧検出器7の両端に印加されて寿命判断がなされ
る。即ち、この電圧検出器7は公知のボルテージディテ
クタICで、両端に加わる電圧が所定の内部設定電圧を
下回ると出力端子(ポートP2へ接続されている端子)
にLレベル信号を出力する。そしてこのときの内部設定
電圧は、バックアップ電池4の放電終止電圧に相当する
2.2Vに設定されている。従って、バックアップ電池
4の寿命の到来はポートP2を介してCPU1に通知さ
れる。
ータからの信号を受け付ける入力ポート、ポートP4は
同じマイコンガスメータに対して信号を出力する出力ポ
ートである。これらは、後述するように、ガス漏れ検知
時に戸外のガスメータを制御してガスを遮断したり、あ
るいは、警備会社等へガス漏れの通報を行う用途に使用
されるものである。また、ポートP5はガス漏れ警報装
置の筐体に設けた表示用のLED8の点灯を行うための
出力ポート、ポートP6は警報用のブザー9を鳴らすた
めの出力ポートである。
ガス漏れ警報装置の動作を示すフローチャート、図3は
ガス漏れ警報装置の動作を示すタイミングチャートであ
る。図において、ステップS1〜S3はガス漏れの検知
と警報制御を行う処理部、ステップS4〜S8はガス漏
れ警報装置の通算使用日数を積算し、所定の有効期限の
管理を行う処理部、ステップS9〜S11はバックアッ
プ電池4の寿命管理を行う処理部となっている。
1の入力信号を調べてガス漏れ発生の有無を判断する。
ガス漏れが検出されれば、ステップS2へ移行して警報
を発する。具体的には、図3のT2のように、LED8
とブザー9とを断続作動させるべくポートP5及びP6
の制御を行う。そして、ガス漏れ検出状態が一定時間以
上継続するとポートP4を介して戸外のマイコンガスメ
ータへ指令を発し、ガスを遮断する(図3のT3〜T
4)。一方、ステップS1でガス漏れが検知されなけれ
ば、ステップS3にて待機状態をとってステップS4へ
進む。
インターバルタイマを利用して24時間毎の日数更新の
時期を判断する。前回の日数更新から24時間以上経過
していれば、ステップS5に進んでRAMに記憶した使
用日数の積算値に1を加えるとともに、インターバルタ
イマをリセットして次回の日数更新に備える。そして、
ステップS6にて、この積算日数と所定の寿命日数との
比較を行う。本実施例のガス漏れ警報装置では有効期間
は5年となっているので、前述の積算日数が、5×36
5日=1825日を越えた時点でステップS7へ進むよ
うになっている。
置の寿命報知を行う。具体的には、図3のT6のよう
に、LED8とブザー9とを断続作動させて寿命の到来
をユーザーに知らせる。このときの断続間隔は前述のガ
ス漏れ警報時とは異なっており、ユーザーが区別できる
ようになっている。そして、外部のマイコンガスメータ
へも指令を発してガス漏れ警報装置の寿命到来を知らせ
る。これにより、マイコンガスメータは所定の表示を行
うので、ガスメータ検針員がユーザーに対してガス漏れ
警報装置の交換を促すことができる。一方、ガス漏れ警
報装置の本体は、ステップS8にて動作を停止し、寿命
の尽きた装置が継続使用されるのを防止する。
の使用日数が有効期間内と判断されるとステップS9に
進む。ステップS9では、前述の電圧検出器7からの入
力信号を調べて、バックアップ電池4の寿命を判断す
る。バックアップ電池4の電圧が低下して寿命の到来と
判断されると、ステップS10に進む。ステップS10
では、図3のT8のように、LED8とブザー9とを断
続作動させて寿命の到来をユーザーに知らせる。このと
きの断続間隔は前述のガス漏れ警報時と異なっており、
ユーザーが区別できるようになっている。そして、外部
のマイコンガスメータへも指令を発してバックアップ電
池4の寿命到来を知らせる。これにより、マイコンガス
メータは所定の表示を行うので、ガスメータ検針員がユ
ーザーに対してガス漏れ警報装置の交換を促すことがで
きる。一方、ガス漏れ警報装置の本体は、ステップS8
にて動作を停止し、寿命の尽きた装置が継続使用される
のを防止する。
警報装置によれぱ、ガス検出素子の使用日数を示す積算
植を記憶しておき、この積算値が寿命日数を越えたとき
だけでなく、記憶データを停電時にバックアップするバ
ックアップ電池の電圧が実際にバックアップ動作を行う
のに必要な放電終止電圧を下回ったときにも、ガス漏れ
警報装置の寿命を報知すると共にガス漏れ警報装置の機
能を停止させるようになっているので、停電時に使用日
数を示す積算値のデータをバックアップすることができ
ない状況にいたったときには、寿命日数に至っていなく
ても、寿命日数に至ったときと同様に、ガス漏れ警報装
置の寿命を報知すると共にガス漏れ警報装置の機能を停
止させることができ、積算植の記憶データをバックアッ
プできないままに停電して記憶データが消失することに
よって、寿命日数を過ぎた信頼性がなくなって誤動作の
恐れのあるガス漏れ警報装置が継続的に使用されること
をなくし、継続的に使用された場合に引き起こされる可
能性のある問題を未然に防ぐことができるようになって
いる。
チャートである。
ングチャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 ガス検出素子と、該ガス検出素子の使用
日数を示す積算値を記憶した記憶手段と、前記ガス検出
素子からの検出信号と所定の警報濃度に対応する電圧と
の比較結果によりガス漏れの有無を判断すると共に、1
日の経過毎に前記記憶手段に記憶している前記積算値に
1を加えて更新し、前記積算値と所定の寿命日数とを比
較して前記積算値が前記寿命日数を越えたとき、ガス漏
れ警報装置の寿命を報知すると共にガス漏れ警報装置の
機能を停止させるマイクロプロセッサと、前記記憶手段
のデータを保持すると共に前記マイクロプロセッサを動
作するために常時使用している商用電源が停電により供
給されなくなったとき該商用電源に代わって、前記記憶
手段のデータを保持する電源を供給するバックアップ電
池とを備えたガス漏れ警報装置において、 前記バックアップ電池の電圧を所定の放電終止電圧と比
較し、前記バックアップ電池の電圧が前記放電終止電圧
を下回ったことを検出する比較手段を更に備え、 前記マイクロプロセッサは、前記比較手段により前記バ
ックアップ電池の電圧が前記放電終止電圧を下回ったこ
とを検出したときに、ガス漏れ警報装置の寿命を報知す
ると共にガス漏れ警報装置の機能を停止させる こ とを特
徴とするガス漏れ警報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4198572A JP2834619B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | ガス漏れ警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4198572A JP2834619B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | ガス漏れ警報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644478A JPH0644478A (ja) | 1994-02-18 |
JP2834619B2 true JP2834619B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=16393416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4198572A Expired - Fee Related JP2834619B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | ガス漏れ警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2834619B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2510096B (en) * | 2012-11-01 | 2015-08-26 | Skanska Uk Plc | Safety equipment |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6042676A (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-06 | Fuji Electric Co Ltd | 放射線線量計 |
JPS61166699A (ja) * | 1985-01-18 | 1986-07-28 | 日本電気株式会社 | 警報送信装置 |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP4198572A patent/JP2834619B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0644478A (ja) | 1994-02-18 |
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