JP2830535B2 - Cmos型sramおよびその製造方法 - Google Patents

Cmos型sramおよびその製造方法

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JP2830535B2
JP2830535B2 JP3244856A JP24485691A JP2830535B2 JP 2830535 B2 JP2830535 B2 JP 2830535B2 JP 3244856 A JP3244856 A JP 3244856A JP 24485691 A JP24485691 A JP 24485691A JP 2830535 B2 JP2830535 B2 JP 2830535B2
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mos
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thin film
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純司 清野
靖 山崎
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • H10B10/12Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element
    • H10B10/125Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element the MOSFET being a thin film transistor [TFT]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S257/00Active solid-state devices, e.g. transistors, solid-state diodes
    • Y10S257/903FET configuration adapted for use as static memory cell

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  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOS型SRAMお
よびその製造方法に関し、特にフリップフロップ型メモ
リセルの負荷トランジスタがpチャネル型の薄膜MOS
トランジスタによって構成されている完全CMOS型S
RAMおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】完全CMOS型SRAMのメモリセル構
造は、「信学技報 Vol.90、No.48 pp.
7−13(SDM90−25)」、「特開平1−166
554号公報」、「特開平1−202858号公報」等
により公知である。その代表例を図6、図7を参照して
説明する。図6の(a)、(b)は、ボトムゲート型の
pチャネルMOS型薄膜トランジスタ(以下、p−TF
Tと記す)を負荷素子としてもつ完全CMOS型SRA
Mの平面図であり、図7はそのA−A線断面図である。
【0003】この従来例では、半導体基板上には4層の
薄膜導体層および1層のAl配線層が形成されており、
それぞれは下層から、駆動用MOSトランジスタのゲー
ト電極、駆動用MOSトランジスタのソースに接続され
ているGND配線、p−TFTのボトムゲート電極、p
−TFTのソース・ドレイン・チャネルおよび電源供給
配線、ビット線を構成している。
【0004】以下、より具体的に説明する。フリップフ
ロップ回路の駆動用MOSトランジスタは、共通のソー
スを形成しているn+ 不純物領域1f、ドレインを形成
しているn+ 不純物領域1e、1dおよびゲート電極3
b、3cにより構成されている。そして、ゲート電極3
b、3cは、コンタクトホール2b、2cを介して互い
に相手側トランジスタのドレインとなる不純物領域1
e、1dに交差接続されている。
【0005】また、フリップフロップに接続されるnチ
ャネル転送用MOSトランジスタはソースとなるn+
純物領域1c、1d、ドレインとなるn+ 不純物領域1
a、1bおよびワード線を形成する共通のゲート電極3
aにより構成されている。このうち、不純物領域1dは
駆動用MOSトランジスタのドレインと共通の領域であ
り、また不純物領域1cはコンタクトホール2a、2b
およびゲート電極3bを介して駆動トランジスタのドレ
インを形成するn+ 不純物領域1eと接続されている。
そしてこれらの不純物領域1e、1dと、これらの不純
物領域に接続されたゲート電極、不純物領域とによりメ
モリセルの記憶ノードが構成される。
【0006】上記n+ 不純物領域1a、1bはコンタク
トホール16a、16bを介してAl配線であるビット
線17a、17bに接続されている。さらに、駆動用M
OSトランジスタの共通ソースを形成するn+ 不純物領
域1fにはコンタクトホール4を介して第2層配線によ
り形成される接地配線層5が接続されている。
【0007】また、ボトムゲート型のTFTである負荷
素子は、コンタクトホール6a′、6b′を介して駆動
用MOSトランジスタのゲート電極3b、3cと接続さ
れたゲート電極7a、7bと、その上にゲート絶縁膜8
を介して形成された半導体薄膜9a、9bにより構成さ
れる。ここで、半導体薄膜9a、9bは、TFTのドレ
イン領域10a、10b、ソース領域12a、12b、
チャネル領域14a、14b、オフセット領域15a、
15bを構成するとともに、メモリセルに給電する電源
配線層13a、13bを構成している。
【0008】TFTのドレイン領域10a、10bは、
コンタクトホール11a、11bを介してゲート電極7
a、7bと接続され、このゲート電極、駆動用MOSト
ランジスタのゲート電極3b、3cおよびn+ 不純物領
域1c〜1dとともに記憶ノードを構成している。ま
た、TFTのソース領域12a、12bは、電源配線層
13a、13bと接続されている。さらに、TFTのカ
ットオフ特性の向上のため、すなわちオフ電流の低減の
ため、チャネル領域14a、14bとドレイン領域10
a、10bとの間に不純物のドープされていないオフセ
ット領域15a、15bが設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】CMOS型SRAMセ
ルの安定性を高めるためには、フリップフロップの接地
電位を低インピーダンスで供給することが重要である
が、従来のセル構造では微細なセルサイズを実現しよう
とする場合、レイアウト上の制約で接地配線層5の幅を
広くとれず、接地線の低抵抗化が困難である。すなわ
ち、従来のセル構造では、接地配線層の幅がコンタクト
ホール6a′、6b′の位置により決定され、これらの
コンタクトホールとの間にマージンをとる必要もあるこ
とからその幅を広くすることができなかった。
【0010】また、負荷となるTFTのオフ電流はTF
Tのドレイン端の電界強度に強く影響を受けることが知
られている。ところが従来のセル構造ではTFTのオフ
セット領域15a、15bの下部に駆動用MOSトラン
ジスタのゲート電極3b、3cが配置されている。その
ため、下部のゲート電極電位によりTFTのドレインに
対する電界強度に変動が生じ、オフ電流特性が不安定に
なるという構造上の問題があった。
【0011】さらに、メモリセルの耐α線強度を向上さ
せるためには、記憶ノード部に十分な容量を付加する必
要があるが、従来例では、前述した接地配線層のレイア
ウト上の制約から接地配線に対する記憶ノード容量を十
分大きくとることができなかった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のCMOS型SR
AMは、半導体基板の主表面に形成された、フリップフ
ロップ型メモリセルの駆動トランジスタを構成する第1
導電型チャネルの駆動用MOS型トランジスタと、前記
半導体基板上に設けられた、前記フリップフロップ型メ
モリセルの負荷トランジスタを構成する第2導電型チャ
ネルのMOS型薄膜トランジスタと、前記半導体基板の
主表面に形成され、前記駆動用MOS型トランジスタの
ドレインにソースが接続され、ドレインが引き出し電極
を介してビット線に接続された転送用MOS型トランジ
スタと、前記駆動用MOS型トランジスタおよび前記転
送用MOS型トランジスタと前記MOS型薄膜トランジ
スタとの間に延在し、前記駆動用MOS型トランジスタ
−前記MOS型薄膜トランジスタ間を接続するためのコ
ンタクトホール部、および、前記転送用MOSトランジ
スタのドレインと前記引き出し電極とを接続するための
コンタクトホール部に開孔が形成された、固定電位電源
に接続された導電性薄膜と、を具備するものである。そ
して、前記MOS型トランジスタと前記MOS型薄膜ト
ランジスタとを接続するためのコンタクトホールは、前
記導電性薄膜に形成された前記開孔と自己整合されて形
成されている。
【0013】そして、その製造方法は、半導体基板の主
表面にフリップフロップ型メモリセルの駆動トランジス
タを構成する第1導電型チャネルの駆動用MOS型トラ
ンジスタおよび該MOS型トランジスタのドレインにソ
ースが接続された転送用MOS型トランジスタを形成す
る工程と、前記駆動用MOS型トランジスタおよび前記
転送用MOS型トランジスタ上に第1の絶縁膜、導電性
薄膜および第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の
絶縁膜、前記導電性薄膜および前記第1の絶縁膜に選択
的にエッチングを施して、前記フリップフロップ型メモ
リセルの記憶ノードの表面と、前記転送用MOS型トラ
ンジスタのドレインの表面をそれぞれ露出させる第1お
よび第2の開孔を形成する工程と、前記第1および第2
の開孔の内壁に絶縁物のサイドウォールを形成して、前
記記憶ノード上および前記転送用MOS型トランジスタ
のドレイン上にそれぞれ第1および第2のコンタクトホ
ールを形成する工程と、前記第1のコンタクトホールを
介して前記記憶ノードに接続された、前記フリップフロ
ップ型メモリセルの負荷トランジスタを構成する第2導
電型チャネルのMOS型薄膜トランジスタ、および前記
第2のコンタクトホールを介して前記転送用MOS型ト
ランジスタのドレインと接続された引き出し電極を形成
する工程と、前記引き出し電極に接続されたビット線を
形成する工程と、を備えている。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。[参考例] 図1の(a)、(b)は、本発明の前提となった参考例
を示す平面図であって、図1の(a)には、拡散層領
域、MOSトランジスタ、接地配線層、ビット線および
ビット線コンタクトホールが、また、図1の(b)には
p−TFTおよび電源配線層が示されている。また、図
2は、図1のA−A線断面図である。
【0015】図2に示されるように、nチャネル駆動用
MOSトランジスタおよびnチャネル転送用MOSトラ
ンジスタは、n型シリコン基板内に形成されたpウェル
18上に形成されており、転送用MOSトランジスタ
は、ドレインとなるn+ 不純物領域1a、1b、ソース
となるn+ 不純物領域1c、1d、共通のゲート電極3
aにより構成され、また駆動用MOSトランジスタは、
ドレインとなるn+ 不純物領域1e、1d(領域1dは
転送用MOSトランジスタのソースを兼ねる)、共通の
ソースとなるn+ 不純物領域1fおよびゲート電極3
b、3cにより構成されている。
【0016】ゲート電極3b、3cはコンタクトホール
2b、2cを介して、それぞれ相手側トランジスタのド
レインであるn+ 不純物領域1e、1dに交差接続され
ている。またn+ 不純物領域1cは、コンタクトホール
2a、ゲート電極3bおよびコンタクトホール2bを介
してn+ 不純物領域1eに接続されている。
【0017】転送用MOSトランジスタのドレイン(1
a、1b)は、コンタクトホール16a、16bを介し
て、Al配線層であるビット線17a、17bと接続さ
れている。
【0018】駆動用MOSトランジスタの共通のソース
(1f)は、コンタクトホール4を介し、第2層目の導
電膜よりなる接地配線層5に接続されている。この接地
配線層は、コンタクトホール16a、16b形成部およ
び記憶ノード(1e、1d)と、p−TFTのゲート電
極とを接続するためのコンタクトホール部6a、6bを
除き、メモリセル部全面を覆う構造となっている。
【0019】p−TFTはボトムゲート構造であって、
そのゲート電極7a、7bは、接地配線層5に開孔され
たコンタクトホール部6a、6bに対し自己整合的に形
成されたコンタクトホールを介して、駆動用MOSトラ
ンジスタのゲート電極3b、3cに接続されている。
【0020】p−TFTのゲート電極7a、7b上には
ゲート絶縁膜8を介してTFTのドレイン領域10a、
10b、ソース領域12a、12b、チャネル領域14
a、14b等を構成する、アモルファスシリコンからな
る半導体薄膜9a、9bが形成されている。また、ソー
ス領域12a、12bと接続される電源配線層13a、
13bおよびドレイン領域10a、10bとチャネル領
域14a、14bとの間に形成された、TFTのカット
オフ特性を向上させるためのオフセット領域15a、1
5bも半導体薄膜9a、9bにより形成されている。
【0021】TFTのドレイン領域10a、10bは、
それぞれコンタクトホール11a、11bを介して相手
側トランジスタのゲート電極7a、7bに交差接続され
ている。
【0022】前述したように、接地配線層5は、所定の
部分を除きメモリセル部をほぼ全域に渡り覆う構造とな
っているので、低い接地インピーダンスを与えるととも
に、駆動用MOSトランジスタのゲート電極およびTF
Tのゲート電極との間に、従って、メモリセルの記憶ノ
ードとの間に大きな静電容量を持つ。また、接地配線層
5はTFTのオフセット領域の直下に延在しこれをシー
ルドする構成となっているので、下層の駆動用MOSト
ランジスタのゲート電極の電位変化によりTFTのオフ
電流が影響を受けることはなくなる。
【0023】次に、本参考例の工程断面図である図3を
参照して、本参考例の製造方法について説明する。ま
ず、n型シリコン基板の主表面にpウェル18を形成
し、その表面にLOCOS法により、素子分離領域19
を形成する。次に、ゲート絶縁膜20を介し、ポリサイ
ド構造の駆動用MOSトランジスタおよび転送用MOS
トランジスタのゲート電極3a、3cを形成する。この
際に、2個の駆動用MOSトランジスタのゲート電極と
ドレイン領域を交差接続するため、ポリサイド電極材料
を被着する前にゲート絶縁膜20の所定の場所にコンタ
クトホール2cを形成しておく、そして、ゲート電極形
成時にポリサイドからコンタクトホール2cを介してリ
ンを拡散せしめ、n型拡散領域21を形成する。
【0024】次に、公知のイオン注入工程、サイドウォ
ール22の形成工程等を経てLDD構造のn+ 不純物領
域1b、1d、1fを形成する。続いて、全面にLPC
VD法でシリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜23を被着
し、フォトリソグラフィ技術を用いて駆動用MOSトラ
ンジスタのソースの表面を露出させるコンタクトホール
4(図示せず)を形成する。次に、WSixよりなる第
2層導電膜を被着し、フォトレジスト24をマスクとし
たエッチングによりセル部のビット線コンタクト形成部
を除去して接地配線層5を形成する[図3の(a)]。
この際、メモリ装置周辺回路部の配線層も同時に形成す
る。
【0025】全面にLPCVD法によりシリコン酸化膜
を被着して層間絶縁膜25を形成し、TFTのボトムゲ
ートをメモリセル記憶ノードに接続するためのコンタク
トホール形成個所を規定するフォトレジスト26を設
け、層間絶縁膜25、接地配線層5、層間絶縁膜23の
3層を異方性エッチングにより除去し、コンタクトホー
ル部6bを形成する[図3の(b)]。
【0026】次に、全面に再びLPCVD法でシリコン
酸化膜を被着し、異方性エッチングによりエッチバック
を行い、前述のコンタクトホール部6bの側壁にシリコ
ン酸化膜のサイドウォール27を残存せしめて、接地配
線層5のパターンに自己整合したコンタクトホールを形
成する[図3の(c)]。
【0027】その後、ポリシリコン層を被着し、n型不
純物をドープした後、所定のパターンにエッチングして
負荷TFTのゲート電極7a、7bを形成する。続い
て、LPCVD法によりシリコン酸化膜よりなるTFT
のゲート絶縁膜8を被着し、p−TFTのゲート電極と
ドレイン領域の交差接続のためのコンタクトホール11
bを形成した後、モノシランを用いた520℃のLPC
VDにより膜厚100〜800Åのアモルファスシリコ
ン層を被着する。
【0028】その後、約600℃で8〜96時間の低温
長時間アニールを行い、アモルファスシリコン層の結晶
化を進め、さらに、TFTのスレッショルド電圧(V
T )を制御するため、リン(P)をドーズ量1×1012
〜2×1013cm-2程度イオン注入する。その後公知のフ
ォトエッチング法によりTFTのソース・チャネル・ド
レイン領域および電源配線層のパターンにこの半導体薄
膜を加工する。
【0029】次に、p−TFTのソース・ドレイン領域
および電源配線部に選択的にp型不純物をドープするた
めにフォトレジスト28を設け、BF2 +を、加速エネル
ギー:30keV、ドーズ量:1×1014〜5×1015
cm-2程度でイオン注入する。この際、TFTのチャネル
領域14bとドレイン領域10bの間にp型不純物のド
ープされないオフセット領域15bを0.3〜0.6μ
mの長さに設け、TFTのオフ特性の改善を図る[図3
の(d)]。
【0030】次に、全面にLPCVD法でシリコン酸化
膜およびBPSG膜を被着し熱処理によりリフローさせ
て表面の平坦化を図る。ビット線引き出しのためビット
線コンタクトホール16bを形成し、Alよりなるビッ
ト線17bを形成すると、図2に示す装置が得られる。
【0031】[実施例] 図4の(a)、(b)は、本発明の実施例を示す平面
図であり、図5はそのA−A線断面図である。この実施
例の先の参考例と相違する点は、接地配線層5を転送用
MOSトランジスタ上にも延在させ、転送用MOSトラ
ンジスタのドレインとビット線17a、17bとの接続
を引き出し電極30a、30bを介して行なっている点
である。
【0032】引き出し電極30a、30bは、接地配線
層5および接地配線層を挟む層間絶縁膜23、25に開
孔されたコンタクトホール部29a、29bの内壁にサ
イドウォールを設けることによって形成されたコンタク
トホール介して、即ち、接地配線層5に形成された開孔
に自己整合されたコンタクトホールを介してn+ 不純物
領域1a、1bと接続される。このコンタクトホール部
29a、29bおよびそこに形成されるコンタクトホー
ルは、p−TFTのゲート電極7a、7bを下層の記憶
ノードと接続するためのコンタクトホール部6a、6b
およびそこに形成されるコンタクトホールと同時に形成
される。したがって、引き出し電極30a、30bは、
ゲート電極7a、7bと同一の半導体薄膜を用いて同時
に形成される。この引き出し電極30a、30bにはコ
ンタクトホール16a′、16b′を介してAlよりな
るビット線17a、17bが接続される。
【0033】この構造により、メモリセル領域内で接地
配線に切れ目がなくなり、接地配線の一層の低インピー
ダンス化が実現でき、より安定なメモリ動作が達成でき
る。さらに、引き出し電極を用いたことにより、ビット
線コンタクト部での段差が緩和されるので、コンタクト
部におけるAl配線のカバレッジは大幅に改善される。
【0034】以上の実施例では、負荷としてpチャネル
ボトムゲート型のTFTを用いるものについて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、トップゲ
ート型TFTあるいはTFTのチャネル領域の上下にゲ
ート電極を設けたデュアルゲート型TFTを用いるもの
であってもよい。
【0035】また、実施例では、オフセット領域をもつ
TFTに関して説明したが、これに代えてオフセットを
有しない構造のTFTを用いてもよい。さらにオフセッ
ト部に低濃度でp型不純物がドープされたLDD構造の
TFTを用いるものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、負荷T
FTのゲート電極を記憶ノードに接続するためのコンタ
クトホールを、接地配線層に形成された開孔に自己整合
させて形成し、接地配線層をメモリセル内のほぼ全域に
切れ目なく設けたものであるので、本発明によれば、メ
モリセルへ接地電位を低インピーダンスで供給すること
ができるようになり、メモリセルの動作安定化が実現で
きる。この効果は、メモリセルの縮小化が進行した際お
よびメモリセルを低電圧で動作させる場合に特に大き
い。
【0037】また、基板に形成したMOSトランジスタ
のゲート電極と負荷TFTのゲート電極の間に接地配線
層を介在させることにより、これらゲート電極の対接地
容量を増大させることができ、メモリセルの記憶ノード
の容量値を増加させアルファ粒子によるソフトエラーに
対する耐力を向上させることができる。
【0038】さらに、負荷TFTと駆動用MOSトラン
ジスタとの間に接地配線層を介在せしめたことにより、
下層のMOSトランジスタの電極の電位変動によるTF
Tのオフ電流への影響が抑制され、TFT負荷型SRA
Mの動作を安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の前提となった参考例の平面図。
【図2】 図1のA−A線断面図。
【図3】 本発明の参考例の製造工程を示す工程断面
図。
【図4】 本発明の実施例を示す平面図。
【図5】 図4のA−A線断面図。
【図6】 従来例の平面図。
【図7】 図6のA−A線断面図。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、1e、1f…n+ 不純物領域 2a、2b、2c…コンタクトホール 3a、3b、3c…nチャネルMOSトランジスタのゲ
ート電極 4…コンタクトホール 5…接地配線層 6a、6b…コンタクトホール部 6a′、6b′…コンタクトホール 7a、7b…TFTのゲート電極 8…TFTのゲート絶縁膜 9a、9b…半導体薄膜 10a、10b…TFTのドレイン領域 11a、11b…コンタクトホール 12a、12b…TFTのソース領域 13a、13b…電源配線層 14a、14b…TFTのチャネル領域 15a、15b…TFTのオフセット領域 16a、16b、16a′、16b′…ビット線コンタ
クトホール 17a、17b……ビット線 18…pウェル 19…素子分離領域 20…n型MOSトランジスタのゲート絶縁膜 21…n型拡散領域 22…サイドウォール 23、25…層間絶縁膜 24、26、28…フォトレジスト 27…サイドウォール 29a、29b…コンタクトホール部 30a、30b…引き出し電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/8244 H01L 27/11

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主表面に形成された、フリ
    ップフロップ型メモリセルの駆動トランジスタを構成す
    る第1導電型チャネルの駆動用MOS型トランジスタ
    と、 前記半導体基板上に設けられた、前記フリップフロップ
    型メモリセルの負荷トランジスタを構成する第2導電型
    チャネルのMOS型薄膜トランジスタと、前記半導体基板の主表面に形成され、前記駆動用MOS
    型トランジスタのドレインにソースが接続され、ドレイ
    ンが引き出し電極を介してビット線に接続された転送用
    MOS型トランジスタと、 前記駆動用MOS型トランジスタおよび前記転送用MO
    S型トランジスタと前記MOS型薄膜トランジスタとの
    間に延在し、前記駆動用MOS型トランジスタ−前記M
    OS型薄膜トランジスタ間を接続するためのコンタクト
    ホール部、および、前記転送用MOSトランジスタのド
    レインと前記引き出し電極とを接続するためのコンタク
    トホール部に開孔が形成された、固定電位電源に接続さ
    れた導電性薄膜と、 を具備するCMOS型SRAM。
  2. 【請求項2】 前記MOS型トランジスタと前記MOS
    型薄膜トランジスタとを接続するためのコンタクトホー
    ルは、前記導電性薄膜に形成された前記開孔と自己整合
    されて形成されている請求項1記載のCMOS型SRA
    M。
  3. 【請求項3】 半導体基板の主表面にフリップフロップ
    型メモリセルの駆動トランジスタを構成する第1導電型
    チャネルの駆動用MOS型トランジスタおよび該MOS
    型トランジスタのドレインにソースが接続された転送用
    MOS型トランジスタを形成する工程と、 前記駆動用MOS型トランジスタおよび前記転送用MO
    S型トランジスタ上に第1の絶縁膜、導電性薄膜および
    第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜、前記導電性薄膜および前記第1の絶
    縁膜に選択的にエッチングを施して、前記フリップフロ
    ップ型メモリセルの記憶ノードの表面と、前記転送用M
    OS型トランジスタのドレインの表面をそれぞれ露出さ
    せる第1および第2の開孔を形成する工程と、 前記第1および第2の開孔の内壁に絶縁物のサイドウォ
    ールを形成して、前記記憶ノード上および前記転送用M
    OS型トランジスタのドレイン上にそれぞれ第1および
    第2のコンタクトホールを形成する工程と、 前記第1のコンタクトホールを介して前記記憶ノードに
    接続された、前記フリップフロップ型メモリセルの負荷
    トランジスタを構成する第2導電型チャネルのMOS型
    薄膜トランジスタ、および前記第2のコンタクトホール
    を介して前記転送用MOS型トランジスタのドレインと
    接続された引き出し電極を形成する工程と、 前記引き出し電極に接続されたビット線を形成する工程
    と、 を具備するCMOS型SRAMの製造方法。
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