JP2830143B2 - 光ケーブル - Google Patents

光ケーブル

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JP2830143B2
JP2830143B2 JP1220321A JP22032189A JP2830143B2 JP 2830143 B2 JP2830143 B2 JP 2830143B2 JP 1220321 A JP1220321 A JP 1220321A JP 22032189 A JP22032189 A JP 22032189A JP 2830143 B2 JP2830143 B2 JP 2830143B2
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は例えば金属パイプ等の外部シース内に光ファ
イバ等の光ユニットを収納してなる光ケーブルに関す
る。
<従来の技術> 従来より、例えば金属パイプ等の保護部材内には、光
ファイバ素線を複数本下撚りした光ユニットを収納して
なる光ケーブルが知られている。この光ケーブルはそれ
を敷設する際に、光ファイバに過度な張力をかけないた
めに、高引張弾性率を有するいわゆるストレングスメン
バを外部シース内の軸方向に添って配している。
この従来の光ケーブルの代表的な一例を第4図〜第6
図に示す。
先ず第4図に示す光ケーブル100においては、光ケー
ブル100の中心に鋼線やFRP棒からなるストレングスメン
バ101を配置し、その外周に光ファイバ102、クッション
層103、内部シース104を設け、シワ付鋼テープ105で縦
添巻きし、これら一体となったものを外部シース106で
覆っている。
一方の第5図に示すルースチューブ型光ファイバ用の
光ケーブル110においては、光ケーブル110の中心に上記
ストレングスメンバ111を配すると共に、光ファイバ112
を配した外周にも例えばケブラー,ヤーン等の繊維状ス
トレングスメンバ113を設けて光ファイバ112に過度な張
力をかけないように保護している。
また、第6図に示す、光ケーブル120においては、光
ファイバ121を中心に配するようにしたため、高引張弾
性率を有する2本のストレングスメンバ122を軸方向と
同方向に縦添えして光ファイバを保護している。
これら光ケーブル100,110,120に用いられている光フ
ァイバ等を束ねるために縦添え巻きする鋼テープは、常
にシワが付いているためストレングスメンバの役目を果
していない。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、従来の光ケーブルは以下のような問題
がある。
第4図で示した光ケーブル100における中心にスト
レングスメンバを設けた場合では、ストレングスメンバ
を太くして強度を高めるため、ケーブル外径が大きくな
ったり、剛性が強く曲げにくい等の問題がある。
第5,6図で示した光ケーブル110,120においても、ス
トレングスメンバの外径もしくは、繊維層の厚みの為に
ケーブルの外径が大きくなったり、又ストレングスメン
バ用に複数の高価なサプライ装置が必要であるという問
題がある。
また、光ケーブルの径が大径であるので、ハンドリ
ングしずらいという欠点がある。
本発明は以上述べた事情に鑑み、細径で曲げやすく、
直埋にも適した経済的な光ケーブルを提供することを目
的とする。
<課題を解決するための手段> 前記目的を達成する本発明の第1の光ケーブルは、外
部シースの内側に光ファイバとストレングスメンバとを
配してなる光ケーブルであって、前記ストレングスメン
バの少なくとも一部が波付けされていない縦添えされた
テープ状物であり、該テープ状物の少なくとも片面に接
着層を設けてあることを特徴とする。
第2の光ケーブルは、外部シースの内側に光ファイバ
とストレングスメンバとを配してなる光ケーブルであっ
て、前記ストレングスメンバの少なくとも一部が波付け
されていない縦添えされたテープ状物である光ケーブル
において、プラスチックパイプと前記外部シースの中間
に接着層を介して前記テープ状物を配したことを特徴と
する。
第3の光ケーブルは、外部シースの内側に光ファイバ
とストレングスメンバとを配してなる光ケーブルであっ
て、前記ストレングスメンバの少なくとも一部が波付け
されていない縦添えされたテープ状物である光ケーブル
において、前記テープ状物が超延伸された合成樹脂から
なることを特徴とする。
第4の光ケーブルは、第3の光ケーブルにおいて、前
記超延伸された合成樹脂は、ポリエチレン、ポリアセタ
ール、ポリエステルであることを特徴とする。
第5の光ケーブルは、外部シースの内側に光ファイバ
とストレングスメンバとを配してなる光ケーブルであっ
て、前記ストレングスメンバの少なくとも一部が波付け
されていない縦添えされたテープ状物である光ケーブル
において、前記テープ状物は、鋼テープであることを特
徴とする。
第6の光ケーブルは、外部シースの内側に光ファイバ
とストレングスメンバとを配してなる光ケーブルであっ
て、前記ストレングスメンバの少なくとも一部が波付け
されていない縦添えされたテープ状物である光ケーブル
において、前記テープ状物は、両面にポリマーコーティ
ングされた鋼テープと超延伸された合成樹脂からなるテ
ープを備えることを特徴とする。
第7の光ケーブルは、外部シースの内側に光ファイバ
とストレングスメンバとを配してなる光ケーブルであっ
て、前記ストレングスメンバの少なくとも一部が波付け
されていない縦添えされたテープ状物である光ケーブル
において、前記テープ状物は、両面にポリマーコーティ
ングされたことを特徴とする。
<作用> 前記構成の光ケーブルにおいては、光ファイバがテー
プ状物により縦添されているため、ケーブルを引張った
とき、該テープ状物がストレングスメンバとして働き、
光ファイバを保護する。
<実 施 例> 以下、本発明の好適な一実施例を詳細に説明する。
第1図は本実施例にかかる光ケーブルの構成図であ
る。同図に示すように、防湿混和物10と光ファイバ11を
有するプラスチックパイプ12の外周に、高弾性率のテー
プ状物を接着性樹脂層14を介して縦添して設け、テープ
層13を形成すると共に、このテープ層13の外周に両面に
ポリマーコーティングを施した鋼テープ15を接着性樹脂
層14を介して設けてなり、この鋼テープ15の外周に保護
部材としての外部シース16の被覆を施し、光ケーブルと
した。
尚、中心に配する光ファイバはプラスチックパイプ12
内に配するものでなくとも、他の構成の光ファイバを保
持するものであればいずれのものでもよい。
また、テープ状物からなるテープ層13と鋼テープ15と
の積層順序を逆にして、プラスチックパイプ12の外周に
鋼テープ15を縦添し、その後鋼テープ15の外周にテープ
状物を縦添してテープ層13を形成するようにしてもよ
い。
本実施例において上記テープ状物とは、超延伸された
例えばポリエチレン(PE)等の付加重合系プラスチッ
ク、例えばポリアセタール等の開環重合系プラスチッ
ク、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等の重
縮合系プラスチック等の合成樹脂をいい、その引張弾性
率が1〜30×103kg/mm2とするのがよい。
上記テープ状物は従来の細径のストレングスメンバと
併用してもよい。
またテープ状物とともに縦添される鋼テープはその両
面に合成樹脂等のポリマーコーティングを施したもので
あると共に、波付けされているものではないため、光ケ
ーブルを引張った際、該鋼テープの有する引張弾性率に
応じた伸びを示し、光ファイバを保護するストレングス
メンバの役目を担っている。また、テープ状物の代わり
に上記鋼テープのみをストレングスメンバとして用いて
も良いことは云うまでもない。
尚、超延伸されたテープ状物の強度には限りがあるた
め、必要であれば複数枚のテープを縦添え巻きするよう
にすることにより、所望の強度を得ることができる。
<試 験 例> 第2図に示す構成の光ケーブル20を用いて光ケーブル
の伸びと引張強度との関係について試験を行った。
光ケーブル20を形成法は、弾性体10を介して保持され
る六芯の光ファイバ11を内部に有するプラスチックパイ
プ(外径約4mm)12の外周に、接着剤14を介して、高弾
性率のテープ状物(厚0.1mm×幅18mm)を縦添してテー
プ層13を形成すると共に、接着剤14を介して、両面にポ
リマーコーティングを施したシワのない鋼テープ(厚0.
15mm×幅28mm)15を縦添し、その後保護部材としてのポ
リエチレン製の外部シース16を施す。得られた光ケーブ
ルの幅は9.0mmであった。
上記テープ状物は10×103kgf/mm2の引張弾性率のもの
を用いた。
得られた光ケーブルを用いてケーブルの伸びと引張強
度との関係を調べた。その結果を第3図に示す。同図に
示すようにケーブルの伸びと引張荷重は計算値にほぼ等
しい比例関係が得られた。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明にかかる光ケーブルは、
ストレングスメンバの少なくとも一部が縦添えされたテ
ープ状物としたので、従来と同様の強度を保ったままで
大幅に光ケーブルを細径化でき、経済的であると共に、
細径であるためハンドリングしやすいという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す光ケーブルの構成図、第
2図は試験例にかかる光ケーブルの構成図、第3図はケ
ーブルの伸びと引張荷重との関係を表すグラフ、第4図
〜第6図は従来例にかかる光ケーブルの構成図である。 図面中、 10は防湿混和物、 11は光ファイバ、 12はプラスチックパイプ、 13はテープ状物を縦添してなるテープ層、 14は接着性樹脂層、 15は鋼テープ、 16は外部シースである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/44 366

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部シースの内側に光ファイバとストレン
    グスメンバとを配してなる光ケーブルであって、 前記ストレングスメンバの少なくとも一部が波付けされ
    ていない縦添えされたテープ状物であり、該テープ状物
    の少なくとも片面に接着層を設けてあることを特徴とす
    る光ケーブル。
  2. 【請求項2】外部シースの内側に光ファイバとストレン
    グスメンバとを配してなる光ケーブルであって、前記ス
    トレングスメンバの少なくとも一部が波付けされていな
    い縦添えされたテープ状物である光ケーブルにおいて、 プラスチックパイプと前記外部シースの中間に接着層を
    介して前記テープ状物を配したことを特徴とする光ケー
    ブル。
  3. 【請求項3】外部シースの内側に光ファイバとストレン
    グスメンバとを配してなる光ケーブルであって、前記ス
    トレングスメンバの少なくとも一部が波付けされていな
    い縦添えされたテープ状物である光ケーブルにおいて、 前記テープ状物が超延伸された合成樹脂からなることを
    特徴とする光ケーブル。
  4. 【請求項4】請求項3記載の光ケーブルにおいて、 前記超延伸された合成樹脂は、ポリエチレン、ポリアセ
    タール、ポリエステルであることを特徴とする光ケーブ
    ル。
  5. 【請求項5】外部シースの内側に光ファイバとストレン
    グスメンバとを配してなる光ケーブルであって、前記ス
    トレングスメンバの少なくとも一部が波付けされていな
    い縦添えされたテープ状物である光ケーブルにおいて、 前記テープ状物は、鋼テープであることを特徴とする光
    ケーブル。
  6. 【請求項6】外部シースの内側に光ファイバとストレン
    グスメンバとを配してなる光ケーブルであって、前記ス
    トレングスメンバの少なくとも一部が波付けされていな
    い縦添えされたテープ状物である光ケーブルにおいて、 前記テープ状物は、両面にポリマーコーティングされた
    鋼テープと超延伸された合成樹脂からなるテープを備え
    ることを特徴とする光ケーブル。
  7. 【請求項7】外部シースの内側に光ファイバとストレン
    グスメンバとを配してなる光ケーブルであって、前記ス
    トレングスメンバの少なくとも一部が波付けされていな
    い縦添えされたテープ状物である光ケーブルにおいて、 前記テープ状物は、両面にポリマーコーティングされた
    ことを特徴とする光ケーブル。
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