JP2829588B2 - Atc装置 - Google Patents
Atc装置Info
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- JP2829588B2 JP2829588B2 JP14977096A JP14977096A JP2829588B2 JP 2829588 B2 JP2829588 B2 JP 2829588B2 JP 14977096 A JP14977096 A JP 14977096A JP 14977096 A JP14977096 A JP 14977096A JP 2829588 B2 JP2829588 B2 JP 2829588B2
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
絶縁軌道回路で、かつ軌条絶縁に代わるような共振作用
により境界構成をしない非共振式無絶縁軌道回路におけ
るATC装置、特に列車の運転間隔の短縮化に関するも
のである。
境界に信号波を阻止する機能がないため、隣接区間に送
信した信号波が流入し、その区間の信号波との混信が生
じるため列車検知機能と列車速度制御のための情報伝送
機能を共用にすることは困難である。そこで、例えば図
3に示すように、軌道回路2T,3Tと軌道回路4T,
5T毎に共用の列車検知器6a,6bとATC送信器1
a,1bを設け、常時送信が必要な列車検知波であるT
D信号波は列車検知器6a,6b毎に信号周波数を分離
して区別し、信号混合分離変成器5b,5dを介して軌
道回路2T〜5Tに送信している。また、列車の速度制
御のための情報伝送波であるATC信号波はTD信号波
とは分離した専用の周波数の信号波を送信するようにし
ている。
向に流れるATC信号波の割合は、境界から前後の列車
による車軸短絡位置までの距離に反比例する。したがっ
て先行車2aが在線する軌道回路3Tの後方の軌道回路
2Tに後続車2bが進入したとき、前方の軌道回路3T
を走行する先行車2aの位置が後方の軌道回路2Tとの
境界の近傍にある場合には、後続車2bに送信しようと
したATC信号波の大部分が先行車2aの後尾側に流
れ、後続車2bに十分な信号波が届かないことがある。
このため、列車2が各軌道回路2T〜5Tに進入して在
線しているときだけ切替リレ−7a,7bを切替て該当
する軌道回路に送信し、列車在線区間の後方の一区間を
無信号区間としている。そして列車間隔を短縮するため
に、この無信号区間を常用停止区間とし、制御信号波が
なくても後続列車の進入を許容する方式が採用されてい
る。
が進入したとき、車両雑音や軌道回路を介して変電所に
戻る帰線電流に含まれる帰線あるいは並行する反対線路
からの誘導雑音を受けた場合、その区間の信号波がない
ことから、これらの雑音が疑似信号になりやすく、疑似
信号波と正常信号波との選別が不十分であった。
車が進行できる許容停止区間としており、低速で進入し
た場合には、その区間の入り口付近で停止となり、列車
間隔が短縮されないことになってしまう。
されたものであり、疑似信号波の影響を排除するととも
に列車間隔をより短縮することができるATC装置を得
ることを目的とするものである。
置は、信号波発生部と誤り訂正符号付加部及び送信部を
有するATC送信器と、受信部と符号検定部と符号情報
解読部と速度制御パタ−ン発生部と速度制御部及び速度
制御パタ−ン固定部を有するATC車上装置とからな
り、ATC送信器の信号波発生部は列車の進入位置情報
を符号化し、誤り訂正符号付加部は符号化した進入可能
範囲終端位置情報に誤り訂正符号を付加して符号情報を
生成し、送信部は生成した符号情報を増幅して非共振式
軌道回路の列車進出側の境界点に送信し、ATC車上装
置の受信部は軌道回路に送られている情報を受信し、符
号検定部は受信した符号情報を検定し、受信した情報が
正常な符号情報か無信号であるかを確認し、符号情報解
読部は受信した符号情報を解読し、符号情報速度制御パ
タ−ン発生部は解読した情報により自列車の進入許容位
置までの速度制御パタ−ンを発生し、速度制御部は発生
した速度制御パタ−ンにより列車の速度を制御し、速度
制御パタ−ン固定部は符号検定部で無信号を検出したと
きに、速度制御パタ−ン発生部でそれまでに発生した速
度制御パタ−ンを固定することを特徴とする。
設置されたATC送信器と列車に搭載されたATC車上
装置とを有する。ATC送信器は信号波発生部と誤り訂
正符号付加部と送信部とを有する。信号発生部は先行車
の在線位置に基づき後続車の進入許容位置情報を検定
し、その進入許容終端位置情報を符号化する。誤り訂正
符号付加部は符号化した進入許容位置情報に誤り訂正符
号を付加して符号情報を生成して送信部に送る。送信部
は送られた符号情報を変調してATC信号波として非共
振式軌道回路の進出側の境界点に送り、軌道回路を介し
て後続車に伝送する。このように誤り訂正符号符号を付
加した符号情報を送信するから、送信された情報の信頼
性を高めることができる。
号情報解読部と速度制御パタ−ン発生部と速度制御部及
び速度制御パタ−ン固定部を有する。そして受信部で軌
道回路に送信されている情報を受信すると符号検定部で
受信した符号情報を検定し、受信した情報が正常な符号
情報か無信号であるかを確認する。受信した情報が正常
な符号情報であるときは、符号情報を符号情報解読部に
送る。符号情報解読部は送られた符号情報を解読し進入
許容終端位置情報を速度制御パタ−ン発生部に送る。速
度制御パタ−ン発生部は送られた進入許容終端位置情報
より列車の進入許容終端位置までの速度制御パタ−ンを
発生する。速度制御部は発生した速度制御パタ−ンによ
り列車の速度を制御する。
路の直後の無信号区間である軌道回路に進入すると、後
続車の符号検定部は正常な符号情報が送られずに無信号
になったことを検出する。速度制御パ−ン固定部は符号
検定部の確認結果を常時監視して、ATC信号波が無信
号になったことを検出すると、速度制御パタ−ン発生部
でそのとき以前に発生していた速度制御パタ−ンを固定
する。速度制御部は固定された速度制御パタ−ンにより
無信号区間である軌道回路における後続車の速度を制御
する。このようにして無信号区間においても後続車を進
入許容終端位置まで走行させることができる。
ック図である。図に示すようにATC装置は地上に設置
されたATC送信器1と列車2に搭載されたATC車上
装置3とを有する。ATC送信器1は信号波発生部11
と誤り訂正符号付加部12と送信部13とを有する。信
号波発生部11は例えばLAN等で構成された条件連絡
回路4から送られる列車2の位置条件に応じた進入許容
終端位置情報を符号化する。誤り訂正符号付加部12は
符号化された進入許容終端位置情報に誤り訂正符号(サ
イクリック符号)を付加して符号情報を生成する。送信
部13は生成した符号情報を変調して非共振式の軌道回
路2Tの列車進出側の境界点に信号混合分離変成器5b
を介して送信する。
部32と符号情報解読部33と速度制御パタ−ン発生部
34と速度制御部35及び速度制御パタ−ン固定部36
を有する。受信部31は軌道回路2Tに送信されている
情報を受信する。符号検定部32は受信部31で受信し
た符号情報を検定し、受信した情報が正常な符号情報か
無信号であるかを確認する。符号情報解読部33は受信
した符号情報を解読する。速度制御パタ−ン発生部34
は解読した進入許容位置情報より勾配,曲線条件等の速
度制御条件を加えて列車2の進入許容終端位置までの速
度制御パタ−ンを発生する。速度制御部35は発生した
速度制御パタ−ンにより列車2の速度を制御する。速度
制御パタ−ン固定部36は符号検定部32で無信号を検
出したときに、速度制御パタ−ン発生部34でそれまで
に発生した速度制御パタ−ンを固定する。
ら送信するするATC信号波で列車2の速度を制御する
ときの動作を図2の動作説明図を参照して説明する。
道回路5Tに在線し、後続車2bが軌道回路2Tに在線
するとき、軌道回路2Tの進出側の境界点に設けられた
ATC送信器1の信号発生部11は先行車2aの在線位
置及び連動装置による進路制御結果に基づく後続車2b
の進入許容位置情報を検定し、その進入許容位置情報を
符号化し誤り訂正符号付加部12に送る。誤り訂正符号
付加部12は符号化した進入許容位置情報に誤り訂正符
号を付加して符号情報を生成して送信部13に送る。送
信部13は送られた符号情報を変調してATC信号波と
して軌道回路2Tの進出側の境界点に送り、軌道回路2
Tを介して後続車2bに伝送する。このように誤り訂正
符号を付加した符号情報を送信するから、送信された情
報の信頼性を高めることができる。
軌道回路2Tに送信されている情報を受信すると符号検
定部32で受信した符号情報を検定し、受信した情報が
正常な符号情報か無信号であるかを確認する。そして受
信した情報が正常な符号情報であるときは、符号情報を
符号情報解読部33に送る。符号情報解読部33は送ら
れた符号情報を解読し進入許容位置情報を速度制御パタ
−ン発生部34に送る。速度制御パタ−ン発生部34は
送られた進入許容位置情報より勾配,曲線条件等の速度
制御条件を加えて列車2の進入許容終端位置までの速度
制御パタ−ンを発生する。すなわち図2(a)に示すよ
うに、先行車2aが軌道回路5Tに在線し、後続車2b
が軌道回路2Tに在線するときは、進入許容終端位置で
ある軌道回路4Tまでの速度制御パタ−ン8aを発生す
る。速度制御部35は発生した速度制御パタ−ン8aに
より後続車2bの速度を制御する。
(b)に示すように先行車2aが軌道回路6Tに進入
し、後続車2bが軌道回路3Tに進入すると、後続車2
bの速度パタ−ン発生部34は軌道回路3Tの進出端か
ら送られる進入許容位置情報により進入許容終端位置で
ある軌道回路5Tまでの速度制御パタ−ン8bを発生す
る。そして、図2(c)に示すように、先行車2aが軌
道回路6Tに在線し、後続車2bが軌道回路4Tに進入
すると、上記と同様にして後続車2bの速度パタ−ン発
生部34は軌道回路4Tの進出端から送られる進入許容
位置情報により進入許容位置である軌道回路5Tまでの
速度制御パタ−ン8cを発生する。この状態で後続車2
bが進行して、図2(d)に示すように、先行車2aが
軌道回路6Tに在線しているときに後続車2bが無信号
区間である軌道回路5Tに進入すると、後続車2bの符
号検定部32は正常な符号情報が送られずに無信号にな
ったことを検出する。速度制御パ−ン固定部36は符号
検定部32の確認結果を常時監視して、ATC信号波が
無信号になったことを検出すると、速度制御パタ−ン発
生部36でそのとき以前に発生していた速度制御パタ−
ン8cを固定する。速度制御部35は固定された速度制
御パタ−ン8cにより軌道回路5Tにおける後続車2b
の速度を制御する。したがって無信号区間である軌道回
路5Tにおいても後続車2bを進入許容終端位置まで走
行させることができ、列車の運転間隔を大幅に短縮する
ことができる。
行車2aが軌道回路7Tに進入すると、後続車2bの速
度パタ−ン発生部34は軌道回路5Tの進出端から送ら
れる進入許容位置情報により進入許容終端位置である軌
道回路6Tまでの速度制御パタ−ン8dを発生する。速
度制御部35は発生した速度制御パタ−ン8dにより軌
道回路5Tにおける後続車2bの速度を制御する。
設置されたATC送信器から誤り訂正符号を付加した符
号情報を軌道回路を介して列車に伝送するようにしたか
ら、列車に送信された情報の信頼性を高めることができ
る。
を検定し、雑音の影響を受けずに受信した情報が正常な
符号情報か無信号であるかを確認することができ、AT
C信号を安定して得ることができる。
の無信号区間である軌道回路に後続車が進入すると、後
続車はそのとき以前に発生していた速度制御パタ−ンを
固定し、固定された速度制御パタ−ンにより無信号区間
である軌道回路における後続車の速度を制御するように
したから、無信号区間においても後続車を進入許容終端
位置まで走行させることができ、列車の運転間隔を大幅
に短縮することができ、輸送効率を高めることができ
る。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 信号波発生部と誤り訂正符号付加部及び
送信部を有するATC送信器と、受信部と符号検定部と
符号情報解読部と速度制御パタ−ン発生部と速度制御部
及び速度制御パタ−ン固定部を有するATC車上装置と
からなり、 ATC送信器の信号波発生部は列車の進入位置情報を符
号化し、誤り訂正符号付加部は符号化した進入可能範囲
終端位置情報に誤り訂正符号を付加して符号情報を生成
し、送信部は生成した符号情報を増幅して非共振式軌道
回路の列車進出側の境界点に送信し、 ATC車上装置の受信部は軌道回路に送られている情報
を受信し、符号検定部は受信した符号情報を検定し、受
信した情報が正常な符号情報か無信号であるかを確認
し、符号情報解読部は受信した符号情報を解読し、符号
情報速度制御パタ−ン発生部は解読した情報により自列
車の進入許容位置までの速度制御パタ−ンを発生し、速
度制御部は発生した速度制御パタ−ンにより列車の速度
を制御し、速度制御パタ−ン固定部は符号検定部で無信
号を検出したときに、速度制御パタ−ン発生部でそれま
でに発生した速度制御パタ−ンを固定することを特徴と
するATC装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14977096A JP2829588B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | Atc装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14977096A JP2829588B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | Atc装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09309439A JPH09309439A (ja) | 1997-12-02 |
JP2829588B2 true JP2829588B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=15482360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14977096A Expired - Lifetime JP2829588B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | Atc装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2829588B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3997319B2 (ja) * | 1999-02-17 | 2007-10-24 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 列車制御用デジタル通信システム |
JP5094792B2 (ja) * | 2009-07-15 | 2012-12-12 | 株式会社京三製作所 | 情報伝送装置 |
JP5674458B2 (ja) * | 2010-12-28 | 2015-02-25 | 株式会社京三製作所 | 情報伝送装置及び列車制御装置 |
-
1996
- 1996-05-22 JP JP14977096A patent/JP2829588B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09309439A (ja) | 1997-12-02 |
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