JP2828406B2 - 自動押し当て方法及び装置 - Google Patents

自動押し当て方法及び装置

Info

Publication number
JP2828406B2
JP2828406B2 JP6232897A JP23289794A JP2828406B2 JP 2828406 B2 JP2828406 B2 JP 2828406B2 JP 6232897 A JP6232897 A JP 6232897A JP 23289794 A JP23289794 A JP 23289794A JP 2828406 B2 JP2828406 B2 JP 2828406B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
speed
moving object
control command
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6232897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0897590A (ja
Inventor
健次 三角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Denki Co Ltd
Priority to JP6232897A priority Critical patent/JP2828406B2/ja
Publication of JPH0897590A publication Critical patent/JPH0897590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2828406B2 publication Critical patent/JP2828406B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被移動物を被当接物に
自動で押し当てる自動押し当て方法及び装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子部品を実装した回路基板の被測定部
(測定用電極や半田付け部)に測定用プローブの針状電
極の先端を押し当てて回路の導通試験を自動的に行う自
動インサーキットテスタにおけるプローブの押し当て
や、ロボットのハンドリング動作におけるロボットのハ
ンドの物体への押し当て等に自動押し当ての技術が採用
されている。
【0003】自動押し当て装置は、モータを駆動源とし
て被移動物を移動させる駆動装置と、制御指令発生手段
から入力される制御指令に応じてモータを制御するモー
タ制御装置とを備えている。自動押し当て装置により、
図3(A)に示すような物体(被移動物)aを物体(被
当接物)bに押し当てるためには、物体aを物体bに接
触させるだけでなく、物体aが物体bに接触した後も、
モータに所定のトルクを発生させて物体aを物体bに押
し付ける必要がある。そこで、制御指令発生手段からモ
ータ制御装置に入力される制御指令は、物体aの停止目
標位置を物体bの表面でなく、物体bの表面から更に少
し奥に入った位置に設定することになる。
【0004】例えば、制御指令発生手段から図3(B)
に示すような三角駆動の速度指令パターンP1で速度指
令を出力してモータを駆動すると仮定する。そして物体
aは面積S1に比例する距離だけ移動したT1秒後に、
物体bの表面に達するとする。物体aが物体bに衝突し
た瞬間に、物体aの速度Vaは弾性係数に応じて反転す
るか速度0に落ちることになる。しかしながら速度指令
は物体bの表面よりさらに面積S2に比例する距離だけ
先で物体aが停止するように指令しているため、物体a
が物体bに接触して静止した後も、時間T1からT2の
間に、モータは面積S2に比例するトルクを発生して物
体aを物体bに押し付ける。具体的には、例えば制御さ
れるモータがステッピングモータの場合には、位置ずれ
の角度とトルクの関係より押し付ける力が発生するし、
制御されるモータがサーボモータの場合には制御ブロッ
クを構成する各ゲインに応じて位置ずれを基に電流指令
またはトルク指令を発生して物体aを物体bに押し付け
ることになる。
【0005】このような押し付け動作のなかで問題にな
るのは、物体aが物体bに衝突するときの衝撃の大きさ
と、衝突後に所定のトルクが発生するまでの時間であ
る。衝突時の速度が大き過ぎると、衝突した瞬間に弾性
係数に応じて物体aの速度Vaが反転してしまい、ステ
ッピングモータの場合には脱調する恐れがある。物体a
が衝突したときにその速度が反転しない場合でも、物体
bには大きな衝撃力Iが加わる。物体aが衝突したとき
にその速度が反転しない、即ち瞬時(Δt)の間に物体
aの速度が0まで変化するものとすると、物体aの質量
をmとしたときの、衝突時の衝撃力Iは、 I={m(Va−0)/Δt}={m・Va/Δt} …(1) で表される。つまり物体aの質量mまたは物体aの衝突
時の速度Vaが大きい程、物体aおよび物体bの衝撃は
大きくなり、物体bが傷付いたり衝撃音や振動が発生す
ることになる。衝突時の衝撃力Iを小さくするには、物
体aの質量mと衝突時の時間Δtが一定であると考える
と、物体aの速度Vaを下げるしかない。そこで従来の
方法または装置では、図3(C)に示す速度指令パター
ンP2を用いてモータを制御している。この速度指令パ
ターンP2では、物体aが物体bに衝突するときの速度
をVaからVbまで下げた上で、物体aが物体bに衝突
する直前(時刻T3)までは通常の傾斜(通常は最大限
の減速度)で減速し、それ以降(時刻T3以降)は減速
の傾斜を緩やかにして(減速度を小さくして)、押し付
けに必要なトルク(面積S2に比例するトルク)を得て
いる。この速度指令パターンP2を用いると、物体aが
物体bに衝突するときの速度をVaからVbまで下げる
ため、衝撃力Iを小さくすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来使
われてきた図3(C)の速度指令パターンP2を用いる
と、図3(B)の速度指令パターンを用いる場合に比べ
て、物体aが物体bに衝突するときの衝撃力Iは小さく
できるものの、面積L2に比例した押し付けに必要なト
ルクを得るのに必要な時間(位置決めまでの時間)即ち
時刻T3から時刻T4までの時間が延びてしまう。一回
の押し当て動作だけで見ると、この程度の時間の延びは
影響が無いように思えるが、押し当て動作の回数が多く
なると、この時間の延びが蓄積されて、作業時間を大幅
に遅らせる結果になる。
【0007】本発明の目的は、被移動物が被当接物に衝
突する際の衝撃力を小さくして、しかも押し付けに必要
な力を得るのに必要な時間(位置決めまでの時間)を短
くすることができる自動押し当て方法及び装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、モータ
を用いて被移動物を移動させ、被移動物を被当接物に突
き当てた後、更にモータに所定のトルクを発生させて被
移動物を被当接物に押し当てる自動押し当て方法を改良
の対象とする。
【0009】本発明においては、被移動物が被当接物に
突き当たるまでに被移動物の速度を許容値以下に減速す
る。そして被移動物の速度が許容値以下になると、加速
した後に再度減速して所定のトルクを発生させる。
【0010】ここで「許容値」とは、被移動物を被当接
物に突き当てた際に(即ち衝突させた際に)、被移動物
の速度が反転せず、しかも被移動物及び被当接物のいず
れにも致命的な損傷が発生しないような許容速度を意味
する。衝撃音を低減させることを目的とする場合には、
上記の条件に加えて、この「許容値」には衝撃音が許容
できる程度以下に下がる速度という条件が加わる。
【0011】被移動物が被当接物に突き当たった後の
「加速」及び「再度の減速」の程度は、モータ及び制御
装置の性能によって定まる。所定のトルクを発生するま
での時間(トルク発生時間)を短くするためには、加速
時の加速度及び減速時の減速度は得られる範囲において
最大にすることが好ましい。加速度及び減速度と発生さ
せるトルクの大きさとが定まると、加速時間及び減速時
間は自ずから定まることになる。得ようとする「所定の
トルク」は、主として被当接物の機械的強度によって定
まる。即ちこのトルクが大きくなり過ぎると、被当接物
が損傷を受けたり破損するためである。したがってこの
所定のトルクは、用途に応じて任意定めることになる。
【0012】なお加速または減速といっても、被当接物
が固定されていて、しかも被移動物及び被当接物が変形
しないものであれば、被移動物は移動することがなく、
モータが加速及び減速の動作をしている(実施にはモー
タに供給される電流値または電圧値が変化している)。
【0013】本発明の装置は、モータを駆動源として被
移動物を移動させる駆動装置と、制御指令発生手段から
入力される制御指令に応じて前記モータを制御するモー
タ制御装置とを具備し、制御指令発生手段は被移動物を
被当接物に突き当てた後、更にモータに所定のトルクを
発生させて被移動物を被当接物に押し当てるような制御
指令を発生する押し当て装置を対象とする。本発明にお
いては、制御指令発生手段を、被移動物が被当接物に突
き当たるまでに被移動物の速度を許容値以下に減速し、
被移動物の速度が許容値以下になると加速した後に再度
減速して所定のトルクを発生させる速度指令を出力する
ように構成する。なお制御指令発生手段が発生する制御
指令は、速度指令または位置指令のいずれでもよい。
【0014】制御指令発生手段は、ハードウエアによっ
て構成してもよいが、モータ制御装置がコンピュータを
内蔵していてプログラム制御される場合には、制御指令
発生手段をソフトウエアによって構成することもでき
る。
【0015】
【作用】従来の技術では、減速を開始した後は、加速せ
ずに減速の程度(減速度)を変えることにより所定のト
ルクを得るということが当業者の常識になっていた。こ
れは従来のモータ及び制御装置の応答速度または応答性
能から出てきた常識である。しかしながら最近の技術の
進歩により、モータ及び制御装置の応答速度または応答
性能は飛躍的に向上している。発明者は、このモータ及
び制御装置の応答速度または応答性能の向上に着目し
て、従来の常識を破る発想、即ち減速開始後に加速をす
るという発想を採用するに至ったのである。
【0016】図1(D)の速度指令パターンP3で見る
と、時刻T3で突き当てた後(衝突後)に発生するトル
クは、速度指令パターンP3と時間軸とによって囲まれ
る領域の面積(S3+S4)に比例する。したがって被
移動物が被当接物に衝突した後(時刻T3以後)に、被
移動物を加速した後減速するようにモータを制御する
と、短い時間で必要な面積(S3+S4)即ちトルクを
得ることができる。
【0017】このように本発明においては、被移動物が
被当接物に突き当たる(衝突する)際の速度を許容値以
下にして衝撃力を小さくするが、その後に加速と再減速
をモータに指令することにより、トルク発生時間を従来
よりも短くする。
【0018】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。図1(A)及び(B)は、本発明の自動押
し当て方法及び装置を、電子部品を実装した回路基板の
被測定部(測定用電極や半田付け部)に測定用プローブ
の針状電極の先端を押し当てて回路の導通試験を自動的
に行う自動インサーキットテスタにおけるプローブの押
し当てに適用した実施例の概略図である。この自動イン
サーキットテスタは、モータ取付台1の一方の面上にリ
ニアガイド固定部2を備えている。このリニアガイド固
定部2には、上下方向摺動自在にリニアガイド可動部3
が取り付けられている。リニアガイド可動部3には針支
え4が固定され、針支え4にはプローブの針状電極を構
成する針5が上下方向に移動自在に支持されている。針
5の上部には抜け止め部6が固定され、中間部にはバネ
係止部7が設けられており、このバネ係止部7と針支え
4の下側端面との間にバネ8が挟持されている。モータ
取付台1の一方の面上には、2つのプーリ9及び10が
回転自在に配置されており、これらのプーリ9及び10
にはベルト11が掛けられている。プーリ9は、モータ
固定台1の他方の面側に固定されたモータ12の出力軸
に固定されており、プーリ10はモータ取付部1に固定
された回動軸に固定されている。ベルト11には、リニ
アガイド可動部3が取り付けられていて、ベルト11の
動きに応じてリニアガイド可動部3は上下動する。
【0019】モータ12は、モータ制御装置13の出力
で制御される。モータ制御装置13は、制御指令発生手
段14から入力される制御指令に応じてモータを制御す
るように構成されている。この図においては、制御指令
発生手段14がモータ制御装置13とは別にあるように
図示しているが、モータ制御装置13がマイクロコンピ
ュータ等のCPUを用いて制御を行う場合には、この制
御指令発生手段14はソフトウエアによって実現される
かまたはメモリに記憶されたデータとして存在すること
になるため、制御指令発生手段14は目に見える状態で
は存在しない。モータ制御装置13には、モータ12に
内蔵または外付けされたエンコーダからエンコーダ信号
が入力されており、このエンコーダ信号に基づいてリニ
アガイド可動部3または針支えの速度及び位置を検出
し、検出結果と制御指令発生手段14から出力される制
御指令に応じてモータ12を制御する。
【0020】制御指令発生手段14は、図1(D)に示
すような速度指令パターンP3を出力する。この速度指
令パターンP3は、時刻0から最大の加速度でモータ1
2を加速した後、最大の減速度でモータを減速し、速度
がVb(許容値)になった時刻T3から再度最大の加速
度で加速した後、再度減速して時刻T5で速度が0にな
るようにモータ12を制御するように構成されている。
理想的には、実際の速度が許容値Vbになった時点で、
被移動物の一部を構成する針5の先端が基板CBの上に
被測定部に突き当たるまたは衝突すればよいが、実際に
針5の先端が基板CBの上に被測定部に突き当たる前ま
たは後に速度がVbになったとしても、許容値Vbの設
定に余裕を持たせておけば何等の支障もない。したがっ
て速度がVbになったか否かは、動作時間から判断して
も、またエンコーダの出力から求めた位置から判断して
もよく、実際に速度がVbになったことを検出する必要
はかならずしもない。本実施例のように加速及び減速を
最大の加速度と減速度で実行すると、トルク発生時間を
含む動作時間を最も短くすることができる。
【0021】図1(C)は動作の過程を示す図である。
この図を用いて本実施例の動作を説明する。まず起動さ
れると、モータ12の回転はベルト11を介してリニヤ
の動きに変換され、針支え4は基板CBに向かって移動
する。針5はバネを介して針支え4に接続されているた
め、針5の先端が基板CBに当たるまでは針支え4に同
期して動く。時刻0に針を動かし始め距離L1移動後に
基板CB表面に針5の先端が達し、針5はその位置で停
止する。しかしながら、針支え4はさらに距離L2だけ
移動する。この距離L2移動する間に加速と再減速が実
行される。つまりこの距離L2の間に、バネ8のバネ係
数及び距離L2に比例した力(トルク)が、バネ8を圧
縮して針5を基板CBに押し付ける力として発生する。
【0022】本実施例においては、針5が基板CBに衝
突する際の速度Vbを従来よりも低く抑えることによ
り、CB基板を傷付けることなくプロービング動作をよ
り速く行える。針5と針支え4の動きには若干の違いが
あるため、実際には針5が基板CBに当たる前でも、針
支え4を早めに速度制御するのが好ましい。
【0023】押し当て動作が終了すると、制御指令発生
手段14は針5を基板CBから引き離すための制御指令
をモータ制御装置13に出力し、1回の作業が完了す
る。
【0024】本実施例によれば、針5aが基板CBに当
たる速度Vbをより0に近付けることがことが可能にな
り、衝突する基板CBの表面の損傷を抑えることが可能
になった上、より速い位置決めができるようになった。
その結果、従来方式でかかる位置決め時間T4と当方式
での位置決め時間T5との関係は、衝突する時の速度を
同じVbにした場合、T4>T5になった。
【0025】本発明は、図2に示すよう、モータ12の
回転をボールネジ15を使ってリニヤの動きに変換して
物16を挟む機構の駆動にも適用できる。この例では、
ベース17に両端が回転自在に支持されたボールネジ1
5をモータ12で回転させる。ボールネジ15には雌ネ
ジが形成された移動体18が螺合されており、移動体1
8の端部とベース17の端壁部17aとの間に、物16
を挟持する。移動体18を移動させる場合には、図1
(D)に示した速度指令パターンP3と同様のパターン
でモータ12を駆動する。
【0026】なおこの例では、移動体18が物16に付
き当たる(衝突する)までに、移動体18の速度を許容
値Vb以下にするように速度指令パターンP3を定め
る。物16の大きさが予め判っている場合には、移動体
18が物16に当たったか否かを実際に検出する必要は
なく、移動体18の位置情報をモータによって駆動され
るエンコーダの出力から得て、移動体18が物16に当
たる時期または位置を求めてモータの速度制御をすれば
よい。そして移動体18が物16に付き当たった(衝突
した)以降は、移動体18を実際に移動させることはな
いが、モータ12には加速と再減速の指令を与えて、物
16を挟持するのに必要なトルクを発生させて、物16
を挟持させる。このようにするとより速く対象物を挟
み、位置決めを行うことができる。
【0027】なお物16の大きさが不明な場合には、物
16の端部を検出するセンサまたは物16と移動体18
との間の距離を検出するセンサを設けて、移動体18の
減速を始めるべき位置を検出し、対象物16の表面に接
触する位置を算出してモータ12を制御すれば、予め位
置情報を設定できる場合と同様の効果が得られる。
【0028】上記各実施例ではロータリ式のモータの動
きをリニヤに変換した場合を示しているが、駆動源とし
てリニヤモータを使用してもよい。また上記各実施例の
被移動物(4,5,18)の動きは直線的にであり、ま
た被移動物を被当接物(CB,16)に押し付ける動作
も直線的であるが、これらの動作は必ずしも直線的な動
作である必要はない。
【0029】また上記各実施例で用いるモータとして
は、ステッピングモータやサーボモータ等のように位置
制御可能なモータが好ましい。
【0030】上記各実施例では、制御指令発生手段14
から出力する制御指令として速度指令を用いているが、
制御指令として位置指令を出力するようにしてもよいの
は勿論である。
【0031】また図1(D)の速度指令パターンを実現
する例としては、図1(D)中の(S1+S3)に相当
する移動指令を与えておき、インポジション幅を±S3
に設定しておく。そしてインポジション幅内に被移動物
が到達したのを確認後、S4を移動指令に加算するよう
にしてもよい。ここで(S3+S4)=S2である。こ
の連続動作により被移動物(4,5,18)が被当接物
(CB,16)に接近するのを確認しながら図1(D)
の速度指令を与えることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、被移動物が被当接物に
突き当たる際の速度を許容値以下にするため、衝撃力を
小さくすることができる。その上被移動物が被当接物に
突き当た後に、加速と再減速をモータに指令することに
より、所定のトルクを短い時間で発生させることができ
るので、押し付けに必要な力を得るのに必要な時間(位
置決めまでの時間)を従来よりも短くすることができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は、本発明の自動押し当て方
法及び装置を、電子部品を実装した回路基板の被測定部
(測定用電極や半田付け部)に測定用プローブの針状電
極の先端を押し当てて回路の導通試験を自動的に行う自
動インサーキットテスタにおけるプローブの押し当てに
適用した実施例の概略正面図及び側面図であり、(C)
は動作の過程を示す図であり、(D)は速度指令パター
ンの一例を示す図である。
【図2】本発明を適用できる他の実施例の概略図であ
る。
【図3】(A)は従来の自動押し当て方法を説明するた
めに用いる図であり、(B)及び(C)は従来の自動押
し当て装置で用いていた速度指令パターンの例をそれぞ
れ示す図である。
【符号の説明】
1 モータ取付台 2 リニアガイド固定部 3 リニアガイド可動部 4 針支え 5 針 6 抜け止め部 7 バネ係止部 8 バネ 9,10 プーリ 11 ベルト 12 モータ 13 モータ制御装置 14 制御指令発生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−51836(JP,A) 特開 昭63−174780(JP,A) 特開 平5−243795(JP,A) 特開 平2−224300(JP,A) 特開 平2−256299(JP,A) 特開 平5−104349(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータを用いて被移動物を移動させ、前記
    被移動物を被当接物に突き当てた後、更に前記モータに
    所定のトルクを発生させて前記被移動物を前記被当接物
    に押し当てる自動押し当て方法であって、 前記被移動物が前記被当接物に突き当たるまでに前記被
    移動物の速度を許容値以下に減速し、前記被移動物の速
    度が前記許容値以下になると加速した後に再度減速して
    前記所定のトルクを発生させるように前記モータを制御
    して前記被移動物を前記被当接部に押し当てることを特
    徴とする自動押し当て方法。
  2. 【請求項2】モータを駆動源として被移動物を移動させ
    る駆動装置と、制御指令発生手段から入力される制御指
    令に応じて前記モータを制御するモータ制御装置とを具
    備し、前記制御指令発生手段は前記被移動物を被当接物
    に突き当てた後、更に前記モータに所定のトルクを発生
    させて前記被移動物を前記被当接物に押し当てるような
    制御指令を発生する自動押し当て装置であって、 前記制御指令発生手段は、前記被移動物が前記被当接物
    に突き当たるまでに前記被移動物の速度を許容値以下に
    減速し、前記被移動物の速度が前記許容値以下になると
    加速した後に再度減速して前記所定のトルクを発生させ
    る速度指令を出力することを特徴とする自動押し当て装
    置。
  3. 【請求項3】モータを駆動源として被移動物を移動させ
    る駆動装置と、制御指令発生手段から入力される制御指
    令に応じて前記モータを制御するモータ制御装置とを具
    備し、前記制御指令発生手段は前記被移動物を被当接物
    に突き当てた後、更に前記モータに所定のトルクを発生
    させて前記被移動物を前記被当接物に押し当てるような
    制御指令を発生する自動押し当て装置であって、 前記制御指令発生手段は、前記被移動物が前記被当接物
    に突き当たるまでに前記被移動物の速度を許容値以下に
    減速し、前記被移動物の速度が前記許容値以下になると
    加速した後に再度減速して前記所定のトルクを発生させ
    る位置指令を出力することを特徴とする 自動押し当て装
    置。
JP6232897A 1994-09-28 1994-09-28 自動押し当て方法及び装置 Expired - Lifetime JP2828406B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6232897A JP2828406B2 (ja) 1994-09-28 1994-09-28 自動押し当て方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6232897A JP2828406B2 (ja) 1994-09-28 1994-09-28 自動押し当て方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0897590A JPH0897590A (ja) 1996-04-12
JP2828406B2 true JP2828406B2 (ja) 1998-11-25

Family

ID=16946557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6232897A Expired - Lifetime JP2828406B2 (ja) 1994-09-28 1994-09-28 自動押し当て方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2828406B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112016001005B4 (de) 2015-03-02 2019-02-14 Thk Co., Ltd. Pressvorrichtung

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7182951B2 (ja) * 2018-08-27 2022-12-05 株式会社日本マイクロニクス 検査装置及び検査方法
JP2022038603A (ja) * 2020-08-27 2022-03-10 株式会社日立製作所 ロボットハンド及びピッキングシステム
CN113014177B (zh) * 2021-03-09 2022-11-08 深圳市微秒控制技术有限公司 一种电机位置和转矩控制方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63174780A (ja) * 1987-01-12 1988-07-19 Toshiba Corp 電子部品実装装置
JPH07109956B2 (ja) * 1988-11-15 1995-11-22 三洋電機株式会社 電子部品吸着装置
JPH02256299A (ja) * 1989-03-29 1990-10-17 Far East Eng Kk 電子部品の基板への挿入方法及び装置
JP3263413B2 (ja) * 1991-10-11 2002-03-04 三洋電機株式会社 部品装着装置における衝撃力の制御方法
JPH05243795A (ja) * 1992-02-27 1993-09-21 Sanyo Electric Co Ltd 部品装着装置
JPH0651836A (ja) * 1992-07-31 1994-02-25 Sanyo Electric Co Ltd 往復装置における位置決め制御回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112016001005B4 (de) 2015-03-02 2019-02-14 Thk Co., Ltd. Pressvorrichtung
US10442149B2 (en) 2015-03-02 2019-10-15 Thk Co., Ltd. Pressing device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0897590A (ja) 1996-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2635889B2 (ja) ダイボンディング装置
JPH10126098A (ja) 弾性取付領域を有する電気コンタクトピンをプリント回路基板の孔に挿入する方法
JP3017895B2 (ja) チップ部品マウント装置
JP2828406B2 (ja) 自動押し当て方法及び装置
US20060178763A1 (en) Positioning apparatus and method of controlling positioning apparatus
JP4100741B2 (ja) 部品装着装置、及び方法
JPH0233943A (ja) ワイヤボンディング装置
JP3391617B2 (ja) X−y方式インサーキットテスタのタイミングベルト駆動によるプロービング方法
JP2001062765A (ja) 自動押し当て方法およびその装置
US6871772B2 (en) Wire bonding apparatus
JP3153099B2 (ja) 位置決め装置
JPH0766596A (ja) 搭載機
US5265330A (en) Method of packaging chip on substrate
JP3233053B2 (ja) 電子部品実装装置における移載ヘッドのノズルの高さ計測方法
JP2771814B2 (ja) 電子部品自動装着装置
KR100605080B1 (ko) 고 가속 스핀들 구동 및 이를 사용하는 방법
JP3221191B2 (ja) ボンディング装置及びボンディング方法
JPH0659738A (ja) 位置決め装置
JP2670370B2 (ja) 超音波モータの制御装置
JP2531735B2 (ja) ワイヤボンディング装置
JPH04315553A (ja) 位置決め制御装置
JPH05138564A (ja) ヘツド部駆動方法及び機構
JP3275872B2 (ja) 可動ステージ装置
JP2935296B2 (ja) ワイヤボンディング装置
JP2919646B2 (ja) 位置決め判定方法と該判定方法による位置決め制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980818