JP2826688B2 - 回転検出装置 - Google Patents
回転検出装置Info
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- JP2826688B2 JP2826688B2 JP7552592A JP7552592A JP2826688B2 JP 2826688 B2 JP2826688 B2 JP 2826688B2 JP 7552592 A JP7552592 A JP 7552592A JP 7552592 A JP7552592 A JP 7552592A JP 2826688 B2 JP2826688 B2 JP 2826688B2
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- elastic member
- rotation
- sealing
- rotation detection
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、相対回転する軸受部の
回転検出装置に関し、具体的には自動車のアンチロック
ブレーキシステムにおける前後の車輪回転を検出する回
転検出装置に関する。
回転検出装置に関し、具体的には自動車のアンチロック
ブレーキシステムにおける前後の車輪回転を検出する回
転検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車のスキッドを防止するため
のアンチスキッド用回転数検出装置としては次のような
構造が多く用いられている。すなわち、前記回転検出装
置は歯付ローターと感知センサーからなっており、その
際軸受けを密封するシール装置よりそれぞれ離間させて
配置し、一つの独立した回転検出装置を構成しているも
のが一般的である。以下、図面を参照しつつ詳述する。
のアンチスキッド用回転数検出装置としては次のような
構造が多く用いられている。すなわち、前記回転検出装
置は歯付ローターと感知センサーからなっており、その
際軸受けを密封するシール装置よりそれぞれ離間させて
配置し、一つの独立した回転検出装置を構成しているも
のが一般的である。以下、図面を参照しつつ詳述する。
【０００３】このような従来例を示すと、図４のように
回転軸（５）に嵌合された歯付ローター（６）をハブ
（７）に取付られた回転数検出センサー（８）で感知検
出する構造を示している。ここで軸受（９）はその側部
に独立して設けられたシール装置（Ａ）によって水分あ
るいは異物の侵入から守られている。
回転軸（５）に嵌合された歯付ローター（６）をハブ
（７）に取付られた回転数検出センサー（８）で感知検
出する構造を示している。ここで軸受（９）はその側部
に独立して設けられたシール装置（Ａ）によって水分あ
るいは異物の侵入から守られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな回転数検出装置の構造は、該歯付ローター（６）及
び回転数検出センサー（８）を取り付ける専用のスペー
スを必要とし、さらにシール装置（Ａ）の併設配置など
複雑構造にならざるを得ないものであり、従って振動あ
るいは振れ等に弱く、また、その検出精度の確保からそ
の圧入部の精密な研磨仕上げを要する。本発明はこのよ
うな欠点に鑑み、装着スペースを削減せしめ感知性能を
飛躍的に向上せしめた車輪回転を検出する回転検出装置
を提供することを目的としている。
うな回転数検出装置の構造は、該歯付ローター（６）及
び回転数検出センサー（８）を取り付ける専用のスペー
スを必要とし、さらにシール装置（Ａ）の併設配置など
複雑構造にならざるを得ないものであり、従って振動あ
るいは振れ等に弱く、また、その検出精度の確保からそ
の圧入部の精密な研磨仕上げを要する。本発明はこのよ
うな欠点に鑑み、装着スペースを削減せしめ感知性能を
飛躍的に向上せしめた車輪回転を検出する回転検出装置
を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明を図面に基づいて
説明すると、図１に示すように、軸受部の密封をなすシ
ール（１ａ）あるいは図３に示すようにスリンガー（１
ｂ）等の密封部材（１）に取り付け配置され、該軸受の
回転運動を検出するための回転検出装置であって、前記
密封部材（１）に図２の如く合成ゴムあるいは合成樹脂
等からなる弾性部材（２）を等間隔をもって周状に配設
せしめ、該密封部材（１）と弾性部材（２）へ超音波発
・受信装置からなる回転検出センサー（３）を近接せし
めて形成したことを特徴としている。
説明すると、図１に示すように、軸受部の密封をなすシ
ール（１ａ）あるいは図３に示すようにスリンガー（１
ｂ）等の密封部材（１）に取り付け配置され、該軸受の
回転運動を検出するための回転検出装置であって、前記
密封部材（１）に図２の如く合成ゴムあるいは合成樹脂
等からなる弾性部材（２）を等間隔をもって周状に配設
せしめ、該密封部材（１）と弾性部材（２）へ超音波発
・受信装置からなる回転検出センサー（３）を近接せし
めて形成したことを特徴としている。
【０００６】
【作用】本発明は、上記した構造をもって下記に示す優
れた作用をなす。すなわち、回転する軸に固定された密
封部材（１）、例えば図１に示すような複数の部材が組
合されたシール（１ａ）、あるいは図３のようなスリン
ガー（１ｂ）等の径方向部に、合成ゴム等の弾性部材
（２）を等間隔をもって周状に焼付け装着せしめるか、
あるいは図３に示す如く、前記弾性部材（２）にスリッ
ト（４）を設けて等間隔をもって焼付け形成せしめ、図
２に示すようにシール（１）と弾性部材（２）を感知可
能な固定部に取付られる回転検出センサー（３）によっ
てその回転を感知せしめる。この回転検出センサー
（３）は、超音波の発・受信を行なうことによりその反
射の強弱、位相の差を検出して測定される。
れた作用をなす。すなわち、回転する軸に固定された密
封部材（１）、例えば図１に示すような複数の部材が組
合されたシール（１ａ）、あるいは図３のようなスリン
ガー（１ｂ）等の径方向部に、合成ゴム等の弾性部材
（２）を等間隔をもって周状に焼付け装着せしめるか、
あるいは図３に示す如く、前記弾性部材（２）にスリッ
ト（４）を設けて等間隔をもって焼付け形成せしめ、図
２に示すようにシール（１）と弾性部材（２）を感知可
能な固定部に取付られる回転検出センサー（３）によっ
てその回転を感知せしめる。この回転検出センサー
（３）は、超音波の発・受信を行なうことによりその反
射の強弱、位相の差を検出して測定される。
【０００７】
【実施例】本発明を実施するに、密封部材（１）に配設
した弾性部材（２）は軸受（９）に面する側あるいはそ
の反対側等いずれに設けてもよく、また、図１に示した
ようなシール（１ａ）の円周方向に弾性部材（２）を設
ける他、前記シール（１ａ）を軸方向に延設可能であれ
ば該軸方向部（図示しない）に設けて回転検出センサー
（３）を周方向から配向しても差し支えない。なお、前
記シール（１ａ）は図１では複数の部材が組合された組
シール構造を表わしたが、例えばシールリップに補強環
を取り付けた単体シール（図示していない）であっても
良い。
した弾性部材（２）は軸受（９）に面する側あるいはそ
の反対側等いずれに設けてもよく、また、図１に示した
ようなシール（１ａ）の円周方向に弾性部材（２）を設
ける他、前記シール（１ａ）を軸方向に延設可能であれ
ば該軸方向部（図示しない）に設けて回転検出センサー
（３）を周方向から配向しても差し支えない。なお、前
記シール（１ａ）は図１では複数の部材が組合された組
シール構造を表わしたが、例えばシールリップに補強環
を取り付けた単体シール（図示していない）であっても
良い。
【０００８】また、前記弾性部材（２）を図３に示すよ
うに、振切り・遮断作用を有するスリンガー（１ｂ）に
設ける場合、求められるスリンガー（１ｂ）の前記作用
からしてその径方向部に設けることが好ましい作用効果
を見せる。
うに、振切り・遮断作用を有するスリンガー（１ｂ）に
設ける場合、求められるスリンガー（１ｂ）の前記作用
からしてその径方向部に設けることが好ましい作用効果
を見せる。
【０００９】また、前記弾性部材（２）を設ける際、図
３に示したようなスリット（４）を配して等間隔をもっ
て焼付け形成せしめると、密封部材（１）の他部分、例
えば嵌合部分等にも弾性材料を周り込み配設可能とな
り、シール機能を向上させることも嵌合力を高めること
もできるので有利な構造となる。
３に示したようなスリット（４）を配して等間隔をもっ
て焼付け形成せしめると、密封部材（１）の他部分、例
えば嵌合部分等にも弾性材料を周り込み配設可能とな
り、シール機能を向上させることも嵌合力を高めること
もできるので有利な構造となる。
【００１０】
【発明の効果】本発明によると、弾性部材（２）に超音
波の発・受信を行なう回転検出センサー（３）を配設せ
しめたことによりその反射の強弱、位相の差を正確に検
出して確実な回転検出が実現される。また、従来用いら
れていた高精度の必要な歯付ローター（６）を、密封部
材（１）で代用せしめることができ、しかもこれを成型
の容易な弾性部材（２）でなさしめるものであり、得ら
れる精度と省スペース性において極めて有用な効果をも
たらす。もちろん、その取付においてもシール装置
（１）の装着完了によって正確に配置されるから取付工
程そのものを減じせしめる。
波の発・受信を行なう回転検出センサー（３）を配設せ
しめたことによりその反射の強弱、位相の差を正確に検
出して確実な回転検出が実現される。また、従来用いら
れていた高精度の必要な歯付ローター（６）を、密封部
材（１）で代用せしめることができ、しかもこれを成型
の容易な弾性部材（２）でなさしめるものであり、得ら
れる精度と省スペース性において極めて有用な効果をも
たらす。もちろん、その取付においてもシール装置
（１）の装着完了によって正確に配置されるから取付工
程そのものを減じせしめる。
【００１１】
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】本発明の作用を示す略図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す斜視断面図である。
【図４】本発明を使用しない従来例を示す断面図であ
る。
る。
【００１２】
１ 密封部材 １ａ シール １ｂ スリンガー ２ 弾性部材 ３ 回転検出センサー ４ スリット
Claims (1)
- 【請求項１】 軸受部の密封をなすシール（１ａ）ある
いはスリンガー（１ｂ）等の密封部材（１）に取り付け
配置され、該軸受の回転運動を検出するための回転検出
装置において、前記密封部材（１）に合成ゴムあるいは
合成樹脂等からなる弾性部材（２）を等間隔をもって周
状に配設せしめ、該弾性部材（２）及び密封部材（１）
へ超音波発・受信装置からなる回転検出センサー（３）
を近接せしめて形成したことを特徴とした回転検出装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7552592A JP2826688B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 回転検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7552592A JP2826688B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 回転検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05232128A JPH05232128A (ja) | 1993-09-07 |
| JP2826688B2 true JP2826688B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=13578736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7552592A Expired - Fee Related JP2826688B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 回転検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2826688B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP7552592A patent/JP2826688B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05232128A (ja) | 1993-09-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |