JP2826020B2 - 発光装置およびその製造方法 - Google Patents
発光装置およびその製造方法Info
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Description
ライト、ファックス等の光源アレー、各種操作にパネル
の表示用として用いられる発光装置およびその製造方法
に関し、特に表面実装用チップ部品型の発光装置および
その製造方法に係る。
レスタイプのものとしては、近年、絶縁性の基材に立体
配線パターンをメッキ形成し、これに発光素子を搭載す
るものをある。そして、特に出願人は、図2(A)〜
(F)に示す提案例1や、図3(A)〜(E)に示す提
案例2を考えた。これらは、いずれも、リードフレーム
を一切使用せず、絶縁ブロック体1に凹部2を設け、か
つ凹部2の底面にスルーホール3を形成し、これらに立
体配線パターン4を直接形成し、これを基材として発光
素子5(LED)を搭載したものである。
に透光性封止樹脂6が充填されることにより、半田処理
時等の信頼性が確保されている。
おいて、図4の如く、透光性封止樹脂6を凹部2および
スルーホール3に注入する際、スルーホール3から絶縁
ブロック体1の裏面に漏れ出て、効率的な樹脂注入がで
きないおそれがある。
ブロック体1の裏面に、ガラスエポキシ樹脂製等の耐熱
性テープ8を貼りつけて樹脂注入する必要があった。そ
うすると、製造プロセスが一工程増大してしまい、工程
効率化の要請に反する。
光素子5が搭載されている凹部2の底面にスルーホール
3があると、発光素子5からの光の一部がスルーホール
3から逃げてしまい、凹部底面での反射効率、すなわち
発光装置の発光効率が悪くなるという欠点があった。
田付けした際、半田ボール7が電極の下側にもぐり込む
ことがある。そうすると、絶縁ブロック体1が実装基板
9から浮き上がって(半田ブリッジ)不安定となり、場
合によっては電極の接続が断線してしまうことから、信
頼性が低下する。
の効率化、発光効率の向上、信頼性の向上を図り得る発
光装置の提供を目的とする。
題解決手段は、図1(A)〜(F)の如く、絶縁ブロッ
ク体11の上面に凹部12が形成され、該凹部12の底
面から絶縁ブロック体11の裏面にかけてスルーホール
13が形成され、該凹部12およびスルーホール13の
所定部分に複数の配線金属層14,15が形成され、該
配線金属層14,15に発光素子16が搭載および結線
され、前記凹部12が透光性封止樹脂17で樹脂封止さ
れたリードレス型発光装置において、前記絶縁ブロック
体11の裏面からスルーホール13にかけて、前記透光
性封止樹脂17が絶縁ブロック体11の裏面に樹脂漏れ
するのを防止する裏面絶縁層18が形成されたものであ
る。
求項1記載の裏面絶縁層18は、絶縁ブロック体11の
裏面側に一定の厚み寸法で突出形成されたものである。
請求項1記載の裏面絶縁層18として、光反射性の高い
材質が用いられたものである。
絶縁ブロック体11の上面に凹部12を形成し、該凹部
12の底面から絶縁ブロック体11の裏面にかけてスル
ーホール13を形成し、該凹部12およびスルーホール
13の所定部分に複数の配線金属層14,15を形成
し、前記絶縁ブロック体11の裏面からスルーホール1
3にかけて、前記透光性封止樹脂17が絶縁ブロック体
11の裏面に樹脂漏れするのを防止する裏面絶縁層18
を形成し、前記配線金属層14,15に発光素子16を
搭載および結線し、前記凹部12を透光性封止樹脂17
で樹脂封止するものである。
て、凹部12内に発光素子16を搭載後、透光性封止樹
脂17を注入する際、スルーホール13を裏面絶縁層1
8にて塞いでいるため、透光性封止樹脂17が、絶縁ブ
ロック体11の裏面に漏れ出るのを防止できる。
ク体11の裏面の一定の厚みの裏面絶縁層18を外部実
装基板に密接しながら半田付けする。この際、配線金属
層14,15と裏面絶縁層18とは、材質が異なるた
め、半田が配線金属層14,15を伝って流れても、裏
面絶縁層18の裏面にもぐりこむことはない。そうする
と、半田ホールが発生して半田ブリッジが発生するのを
防止できる。
に、光反射効率の良い裏面絶縁層18にて発光素子16
からの光を上方へ反射することで、光反射率を向上す
る。
(A)〜(F)の如く、絶縁ブロック体11の上面に凹
部12が形成され、該凹部12の底面から絶縁ブロック
体11の裏面にかけてスルーホール13が形成され、該
凹部12およびスルーホール13の所定部分に複数の配
線金属層14,15が形成され、該配線金属層14,1
5に発光素子16(LED)が搭載および結線され、前
記凹部12が透光性封止樹脂17で樹脂封止されたリー
ドレス型発光装置において、前記絶縁ブロック体11の
裏面からスルーホール13にかけて、前記透光性封止樹
脂17が絶縁ブロック体11の裏面に樹脂漏れするのを
防止する裏面絶縁層18が形成されている。
〜(F)の如く、例えば、絶縁性の高い液晶ポリマー、
またはポリフェニレンサルファイド(PPS)等が用い
られ、複数個のデバイスが一枚の大型基板で一度に金型
成形され、後述のように素子搭載および樹脂封止後、単
一デバイスごとにダイシング分割される。
の如く、前記絶縁ブロック体11の金型成形時に同時に
形成され、その側壁は、発光素子16からの光を上方へ
効率よく反射すべく、傾斜されている。
(C)(E)(F)の如く、前記凹部12の底部の両端
部に一個づつ合計二個形成されている。
(B)(C)(E)(F)の如く、前記発光素子16を
搭載する搭載用配線部14と、前記発光素子16と金属
細線22を介して結線される結線用配線部15とからな
る。いずれも、マスキング処理等の手法を用いてメッキ
形成されたもので、各スルーホール13を経由し、絶縁
ブロック体11の裏面部まで連続的に形成される。
(E)の如く、前記搭載用配線部14に導電ペースト2
4にて接着され、結線用配線部15に金属細線22で結
線される。
(E)の如く、例えば透明度の高いエポキシ樹脂等が用
いられる。
(F)の如く、絶縁ブロック体11の裏面側に均一な一
定の厚み寸法で突出形成され、前記スルーホール13の
内部にまではいり込み、スルーホール13を裏面からふ
さぐよう形成されている。裏面絶縁層18の材質として
は、発光素子16からの光を上方へ反射するよう、白色
等の光反射性を有するエポキシ樹脂あるいはアクリル樹
脂等が用いられるが、該裏面絶縁層18が凹部12の底
面より上方にもり上がると、金属細線22の配線金属層
15への接着性が悪くなるため、スルーホール13内に
注入する際に凹部12の底面より上方に越えないような
絶縁粘度に設定されている。つまり、絶縁ブロック体1
1の裏面およびスルーホール13内のみに充填されてい
る。
れる。
2を形成し、該凹部12の底面から絶縁ブロック体11
の裏面にかけてスルーホール13を形成する。
所定部分に複数の配線金属層14,15を形成する。
ルーホール13にかけて、透光性封止樹脂17が絶縁ブ
ロック体11の裏面に樹脂漏れするのを防止する裏面絶
縁層18を形成する。
16を搭載および結線し、凹部12を透光性封止樹脂1
7で樹脂封止して、発光装置が完成する。
13内を塞いでいるため、透光性封止樹脂17が絶縁ブ
ロック体11の裏面側に漏れるのを防止できる。したが
って、絶縁ブロック体11の裏面に樹脂漏れ防止用のテ
ープを貼り付けなくても樹脂注入できる。
田実装する際、絶縁ブロック体11の裏面に形成された
一定の厚みの裏面絶縁層18を外部実装基板に密接しな
がら半田付けする。ここで、裏面絶縁層18を、絶縁ブ
ロック体11の裏面側に均一な厚み寸法で突出形成して
いるので、半田が配線金属層14,15を伝って流れて
も、配線金属層14,15と裏面絶縁層18とは材質が
異なるため、裏面絶縁層18の裏面にもぐりこむことは
ない。そうすると、半田ボールが発生して半田ブリッジ
が発生するのを防止できる。
白色等の光反射性の材料を用いることで、発光時の光反
射効率を向上できる。
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
きスルーホールを二個形成していたが、一個でもよく、
また多色化のため等で三個以上形成したタイプにも適用
できる。
求項1,4によると、絶縁ブロック体の裏面からスルー
ホールにかけて裏面絶縁層を形成しているので、樹脂注
入時に、絶縁ブロック体の裏面に樹脂漏れ防止用のテー
プを貼り付けなくても、透光性封止樹脂が絶縁ブロック
体の裏面に樹脂漏れするのを防止できる。したがって、
提案例1,2のように、絶縁ブロック体の裏面に樹脂漏
れ用の耐熱性テープを貼りつける必要がなくなり、その
分、製造効率を向上できる。
ロック体の裏面側に一定の厚み寸法で突出形成している
ので、半田実装時に半田ブリッジが生じることを防ぎ
得、断線を防止して、信頼性を向上できる。
反射性の高い材質を用いているので、発光時の光反射効
率を向上できるといった優れた効果がある。
(A)は平面図、(B)は右側面図、(C)は(A)の
A−A断面図、(D)は正面図、(E)は(A)のB−
B断面図、(F)は底面図
図、(B)は右側面図、(C)は(A)のA−A断面
図、(D)は正面図、(E)は(A)のB−B断面図、
(F)は底面図
図、(B)は右側面図、(C)は(A)のA−A断面
図、(D)は正面図、(E)は(A)のB−B断面図
ルから透光性封止樹脂が裏面側に漏れ出る様子を示す図
に半田ブリッジが発生した状態を示す図
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁ブロック体の上面に凹部が形成さ
れ、該凹部の底面から絶縁ブロック体の裏面にかけてス
ルーホールが形成され、該凹部およびスルーホールの所
定部分に複数の配線金属層が形成され、該配線金属層に
発光素子が搭載および結線され、前記凹部が透光性封止
樹脂で樹脂封止されたリードレス型発光装置において、
前記絶縁ブロック体の裏面からスルーホールにかけて、
前記透光性封止樹脂が絶縁ブロック体の裏面に樹脂漏れ
するのを防止する裏面絶縁層が形成されたことを特徴と
する発光装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の裏面絶縁層は、絶縁ブロ
ック体の裏面側に一定の厚み寸法で突出形成されたこと
を特徴とする発光装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の裏面絶縁層として、光反
射性の高い材質が用いられたことを特徴とする発光装
置。 - 【請求項4】 絶縁ブロック体の上面に凹部を形成し、
該凹部の底面から絶縁ブロック体の裏面にかけてスルー
ホールを形成し、該凹部およびスルーホールの所定部分
に複数の配線金属層を形成し、前記絶縁ブロック体の裏
面からスルーホールにかけて、前記透光性封止樹脂が絶
縁ブロック体の裏面に樹脂漏れするのを防止する裏面絶
縁層を形成し、前記配線金属層に発光素子を搭載および
結線し、前記凹部を透光性封止樹脂で樹脂封止すること
を特徴とする発光装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4240652A JP2826020B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 発光装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4240652A JP2826020B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 発光装置およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0690027A JPH0690027A (ja) | 1994-03-29 |
JP2826020B2 true JP2826020B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=17062681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4240652A Expired - Lifetime JP2826020B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 発光装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2826020B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200181152Y1 (ko) * | 1999-12-17 | 2000-05-15 | 윤순관 | 전자회로기판상에 휘메일 타입의 리드를 형성한 발광다이오드 램프 |
JP4507396B2 (ja) * | 2000-12-01 | 2010-07-21 | 日亜化学工業株式会社 | Ledユニットの製造方法 |
JP4223743B2 (ja) * | 2002-06-26 | 2009-02-12 | 光寶科技股▲分▼有限公司 | カラーセクションディスプレイユニットの製造方法 |
WO2008059650A1 (fr) * | 2006-11-14 | 2008-05-22 | Harison Toshiba Lighting Corp. | Dispositif électroluminescent, son procédé de fabrication et son substrat monté |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP4240652A patent/JP2826020B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0690027A (ja) | 1994-03-29 |
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