JP2824359B2 - 推進工法用推進体の構造 - Google Patents

推進工法用推進体の構造

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JP2824359B2 JP4082572A JP8257292A JP2824359B2 JP 2824359 B2 JP2824359 B2 JP 2824359B2 JP 4082572 A JP4082572 A JP 4082572A JP 8257292 A JP8257292 A JP 8257292A JP 2824359 B2 JP2824359 B2 JP 2824359B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の推進管を連結部
を介して屈曲自在に連結し、前記推進管のうちの先端側
のものに取り付ける推進ヘッドに対し、連通接続するホ
ースを内装してある推進工法用推進体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の推進工法用推進体は、地中を推
進させる際に、主として安定した直進性を確保するた
め、前記各屈曲部における屈曲可能な角度を比較的小さ
く設定してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、屈曲角
が小さいと、推進体をドラムに巻き取る場合、大径のド
ラムに巻き取らざるを得ず、そのために、大きいスペー
スを必要として、推進管の保管、運搬、巻取作業等に支
障を来す虞があった。そこで、比較的小さな径のドラム
にでも巻き取ることができるようにするために、各推進
管の長さを短くすることが試みられているが、各推進管
を短くすると、地中を推進させる場合に直進性が保ちに
くいという欠点がある。この欠点を解消するために、隣
接する複数の推進管の間を、地中を推進させるときだけ
固定リングで固定して直進性を補うことも試みられてい
るが、これでは固定すべき屈曲部が多いために手間がか
かりすぎて作業性が悪いという欠点がある。本発明は、
上記従来の欠点を解消し、地中を推進させるときには方
向制御性を良好に確保できるとともに、収納時には比較
的小さなドラムに巻き取ることができ、しかも、上記の
方向制御性を確保した状態と、小さなドラムへの巻き取
りを行うことができる状態との相互間の変換を、できる
だけ手間をかけることなく行うことができる推進工法用
推進体の構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、本発明による推進工法用推進体の構造の特徴構成
は、推進体における一部又は全部の推進管を長手方向に
二分割し、両分割管の突合わせ端部それぞれに、両分割
管同士を連結、分離自在な第2連結部を設け、前記第2
連結部を構成するに、前記両分割管5,6の突合わせ端
面それぞれに、前記両分割管が、それらの軸芯周りに一
体回転するように係合し合う係合部を設けるとともに、
前記両係合部を係合させた状態で、前記両分割管の突合
わせ端部それぞれに外嵌して、前記両分割管を分離不能
に連結する袋ナット形状の連結用筒を、連結解除自在に
設け、分離状態で前記両分割管が相対屈曲できるように
ホースの長さを設定してあることにある。
【0005】
【作用】つまり、推進体における一部又は全部の推進管
を長手方向に二分割し、両分割管の突合わせ端部それぞ
れに、両分割管同士を連結、分離自在な第2連結部を設
けてあり、分離状態で前記両分割管が相対屈曲できるよ
うにホースの長さを設定してあるから、前記両分割管同
士を分離させてから屈曲させると、それらを、従来より
もはるかに大きな屈曲角で屈曲させることができ、その
結果、推進体の最小曲率半径を全体的に小さくできて、
より小径のドラムに推進体を巻取収容することができ
る。さらに、両分割管の突合わせ端面それぞれに、両分
割管が、それらの軸芯周りに一体回転するように係合し
合う係合部を設けるとともに、両係合部を係合させた状
態で、両分割管の突合わせ端部それぞれに外嵌して、両
分割管を分離不能に連結する袋ナット形状の連結用筒
を、連結解除自在に設けて前記第2連結部を構成してあ
るから、例えば、一方の分割管を他方の分割管に外嵌す
るようにして第2連結部を構成した場合に比べると、よ
り大きく両分割管同士を離間させることができ、かつ、
両分割管の肉厚を、連結強度の確保のために必要以上に
厚くしなくてもよくなって内径を大きくとることができ
る。また、前記連結用筒が袋ナット形状に形成してある
から、両分割管どうしの連結操作は、前記連結用筒を両
分割管の連結端部に被さるようにスライドしてねじ込む
だけの簡単な操作によって実施でき、スピーディーに連
結(又は、連結解除)操作を行うことが可能となる。更
には、別部材のボルト・ナットを使用しなくても連結操
作できるから、部品点数を少なくできると共に、一方の
分割管に前記連結用筒を外嵌させておけば、部品の紛失
等も防止し易く、部品管理性を向上させることが可能と
なる。そして、両分割管どうしを管軸芯周りに相対回転
させずに前記連結用筒を回転操作するだけで、両分割管
の連結(又は連結解除)を行なえるから、内部に納めら
れたホースが捩れない状態での連結(又は連結解除)操
作が可能となる。
【0006】
【発明の効果】従って、分割できる推進管を設けていな
い従来の推進体の構造に比べ、分割管を離脱状態で相対
屈曲させることができる分だけ、より小径のドラムに推
進体を巻取収容することができる。又、前記分割管同士
の相対屈曲角は上述のように大きくとることができるの
で、各推進管を短くすることによって単位長さ当りの屈
曲部の数を増やさなければ小径のドラムに巻き取れない
従来の構成よりも、本発明の構成による場合のほうが、
少ない数の屈曲部で効率よく巻取ドラムの小径化ができ
ると共に、地中推進時には比較的少ない前記両分割管同
士を連結状態にして固定するだけの少ない手間で良好な
直進性を保つことができる。さらに、両分割管の内径を
大きくとれるから、管内のホースの収容空間が大きくな
り、管内壁とホースとの摺動に起因するホースの損傷を
防止することができる。つまり、比較的手間をかけず
に、地中を推進させるときには良好な方向制御性を保つ
ことができながら、より小さなドラムに巻き取ることが
できる推進工法用推進体の構造を提供することができ
た。
【0007】
【実施例】以下、図に従って本発明による推進工法用推
進体の構造を説明する。図1、図2、図3に示すよう
に、この推進工法用推進体を構成するに、多数の推進管
TをボールジョイントAによる第1連結部Bを介して屈
曲自在に連結し、前記推進管Tのうちの先端側のものに
取り付ける推進ヘッド(図示せず)に対し連通接続する
ホースHを内装してある。ホースHは推進ヘッドを駆動
制御するためのもので、油圧ホースやエアー供給管、電
線等を束ねたものである。
【0008】前記推進管Tには、構造の異なる2種類の
第1、第2推進管1、2があり、前記推進体において
は、1個の第1推進管1と、互いに連結した3個の第2
推進管2とを交互に配置してある。
【0009】前記第1推進管1は、ボールジョイントA
の球状部20を嵌合させる嵌合受け部21と、ボールジ
ョイントAの第2雄ねじ部22を螺着させる第2雌ねじ
部23と、それら両者の間の第2推進管本体部27とか
らなる。前記第2推進管本体部27を構成する円筒部材
は、長手方向に二分割して、後方の第1分割管5と前方
の第2分割管6との突合わせ端部9,9それぞれに、両
第1、第2分割管5,6同士を連結、分離自在な第2連
結部3を設けてある。
【0010】前記第2連結部3を構成するに、第1、第
2分割管5,6が、それらの軸芯周りに一体回転するよ
うに係合し合う係合突部7と係合凹部8とを両分割管
5,6の突合わせ端面10に各別に設けるとともに、前
記係合突部7と係合凹部8とを係合させた状態で、両分
割管5,6の突合わせ端部9,9それぞれに外嵌して、
前記両分割管5,6を分離不能に連結する連結用外筒
(連結用筒の一例)11を、連結解除自在に設けてあ
る。
【0011】前記係合突部7と係合凹部8とは、両分割
管5,6の突合わせ端面10を切り欠いて形成してあ
る。そのために、それらは、両分割管5,6の周方向に
沿った形状になっている。
【0012】前記連結用外筒11には、一端側の内周部
に第1雌ねじ部12を、他端側の内周部に縮径段部13
をそれぞれ形成してある。また、第1分割管5の突合わ
せ端部9の外周部には、係合突部7と係合凹部8とを係
合させた係合状態で前記第1雌ねじ部12を螺合させる
第1雄ねじ部14を形成してあり、第2分割管6の突合
わせ端部9には、前記係合状態で、第1雌ねじ部12を
第1雄ねじ部14に螺合するに伴って、前記縮径段部1
3によって、螺進方向に押圧される大径部15を形成し
てある。この構成によれば、連結用外筒11の第1雌ね
じ部12を前記第1雄ねじ部14に螺合するに伴って両
分割管5,6同士を容易に引き寄せることができ、螺合
締結することによって、両分割管5,6同士を、軸芯方
向に密着させた状態で、かつ、周方向の相対回転を阻止
した状態で、確実に連結することができる。螺合を解除
していくと、縮径段部13が大径部15から離間してい
き、螺合が完全に解除された時点で、両分割管5,6を
分離できる。なお、連結用外筒11の前記他端側の外周
部は、ローレット切りしてある。
【0013】前記第2推進管2は、蓋部材16、中間筒
部材17、これらの部材よりもやや長めの円筒部材1
8、それに中空ナット部材19を、この順に互いに螺合
連結したもので、ボールジョイントAの球状部20を嵌
合させる嵌合受け部21を前記蓋部材16と中間筒部材
17との2部材内に、また、ボールジョイントAの第2
雄ねじ部22を螺着させる第2雌ねじ部23を前記中空
ナット部材19の一端部にそれぞれ設けてある。
【0014】前記中間筒部材17と中空ナット部材19
とは、それらの一端部外周に形成した第3雄ねじ部24
を、円筒部材18の両端内周部に形成した第3雌ねじ部
25に、各別に螺合することで円筒部材18に連結して
ある。中間筒部材17と中空ナット部材19との前記一
端部は、その内径を円筒部材18の内径よりも小径に形
成してあり、もって、前記円筒部材18内に、ホースH
を弛緩させて収容するための拡径部4を形成してある。
拡径部4は、上記のように複数の部材を連結して形成す
るようにしてあるから、一体部材内に形成する場合に比
べて容易に製作できる。さらに、前記一端部の内面26
は、ボールジョイントA側ほど小径となるようなテ−パ
−面に形成してある。このように構成することによっ
て、推進管内の中空部と拡径部4とをなだらかに結ぶこ
とができ、その結果、拡径部4にホースHが出入りする
際に、ホースHが、拡径部4両端の角部に引っ掛かるこ
とを防止でき、引っ掛かりに起因するホースHの損傷を
防止できる。
【0015】次に、両分割管5,6の連結操作について
説明する。図3に示す分離状態から両分割管5,6を連
結状態にするには、まず、両分割管5,6を軸芯周りに
回転させて係合突部7と係合凹部8との位相を合わせる
とともに、それらを互いに近接させて係合させる。そし
て、連結用外筒11の第1雌ねじ部12を、第1分割管
5の第1雄ねじ部14に螺合する。この螺合に伴って、
第2分割管6の大径部15が、連結用外筒11の縮径段
部13によって、螺進方向に押圧され、連結を確実に行
うことができる。連結状態から分離状態にするには、こ
の逆の操作を行えばよい。
【0016】以上の通り、比較的手間をかけずに、地中
を推進させるときには前記連結状態にして良好な直進性
を保つことができながら、巻取時には例えば図3に略図
で示すように推進管Tを前記離脱状態にすることによっ
て、より小さなドラムに巻き取ることができる推進工法
用推進体の構造が得られた。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】推進工法用推進体の軸方向断面図
【図2】分割管同士の連結部の分割斜視図
【図3】推進体のドラムへの巻取状態を示す図
【符号の説明】
T 推進管 B 第1連結部 H ホース 4 拡径部 5 第1分割管 6 第2分割管 7 係合部 8 係合部 9 突合わせ端部 10 突合わせ端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻本 和則 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会 社クボタ 技術開発研究所内 (72)発明者 山田 幸重 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会 社クボタ 技術開発研究所内 (56)参考文献 特開 平2−194293(JP,A) 実開 昭60−148396(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 9/06 311 F16L 37/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の推進管(T)を第1連結部(B)
    を介して屈曲自在に連結し、前記推進管(T)のうちの
    先端側のものに取り付ける推進ヘッドに対し、連通接続
    するホース(H)を内装してある推進工法用推進体の構
    造であって、前記推進体における一部又は全部の推進管
    (T)を長手方向に二分割し、両分割管(5),(6)の
    突合わせ端部(9),(9)それぞれに、両分割管(5),
    (6)同士を連結、分離自在な第2連結部(3)を設
    け、前記第2連結部(3)を構成するに、前記両分割管
    (5),(6)の突合わせ端面(10),(10)それぞれ
    に、前記両分割管(5),(6)が、それらの軸芯周りに
    一体回転するように係合し合う係合部(7),(8)を設
    けるとともに、前記両係合部(7),(8)を係合させた
    状態で、前記両分割管(5),(6)の突合わせ端部
    (9),(9)それぞれに外嵌して、前記両分割管(5),
    (6)を分離不能に連結する袋ナット形状の連結用筒
    (11)を、連結解除自在に設け、分離状態で前記両分
    割管(5),(6)が相対屈曲できるように前記ホース
    (H)の長さを設定してある推進工法用推進体の構造。
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