JP2822461B2 - Ｓａｗ中間周波フィルタの温度特性補償方式 - Google Patents
Ｓａｗ中間周波フィルタの温度特性補償方式Info
- Publication number
- JP2822461B2 JP2822461B2 JP1184913A JP18491389A JP2822461B2 JP 2822461 B2 JP2822461 B2 JP 2822461B2 JP 1184913 A JP1184913 A JP 1184913A JP 18491389 A JP18491389 A JP 18491389A JP 2822461 B2 JP2822461 B2 JP 2822461B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intermediate frequency
- filter
- signal
- frequency
- saw
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は第１中間周波フィルタとしてSAWフィルタを
用いたダブルスーパーヘテロダイン受信機に関する。
用いたダブルスーパーヘテロダイン受信機に関する。
自動車電話等のダブルスーパーヘテロダイン受信機に
おいては、数十MHzの第１中間周波数を使用しておい、
この周波数帯に適用するSAW（バンド・パス）フィルタ
としては、従来ST−カット水晶上に形成されたものを使
用している。
おいては、数十MHzの第１中間周波数を使用しておい、
この周波数帯に適用するSAW（バンド・パス）フィルタ
としては、従来ST−カット水晶上に形成されたものを使
用している。
上述した従来のSAWフィルタは、その中心周波数の温
度変動が−30℃〜＋65℃の範囲で約100ppmと大きく（第
５図）、このように広い温度範囲でバンド・パス・フィ
ルタとして用いるためには、温度変動を見込んで所要通
過帯域巾と比べて必要以上に広帯域のフィルタを用いる
必要があった。そしてこのSAWフィルタが広帯域である
ために、隣接チャンネル波等からの妨害を受け易いとい
う欠点があった（第４図）。
度変動が−30℃〜＋65℃の範囲で約100ppmと大きく（第
５図）、このように広い温度範囲でバンド・パス・フィ
ルタとして用いるためには、温度変動を見込んで所要通
過帯域巾と比べて必要以上に広帯域のフィルタを用いる
必要があった。そしてこのSAWフィルタが広帯域である
ために、隣接チャンネル波等からの妨害を受け易いとい
う欠点があった（第４図）。
本発明の目的は前記課題を解決したSAW中間周波フィ
ルタの温度特性補償方式を提供することにある。
ルタの温度特性補償方式を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るSAW中間周波
フィルタの温度特性補償方式は第１中間周波フィルタと
してSAWフィルタを用いたダブルスーパーヘテロダイン
受信機において、前記SAWフィルタの中心周波数温度特
性と類似した傾向の発振周波数温度特性を持ち、第１の
局部発振信号を出力する第１局部発振器と、受信波と、
前記第１の局部発振信号とを混合して第１の中間周波数
信号を出力する第１の混合手段と、第２の局部発振信号
を出力する第２の局部発振手段と、前記第１の中間周波
数信号を入力する前記SAWフィルタの出力信号と、前記
第２の局部発振信号とを混合して第２の中間周波数信号
を出力する第２の混合手段と、中心周波数の温度に対す
る影響が少なく、前記第２の中間周波数信号を入力する
第２の中間周波フィルタと、出力周波数の温度変動が小
さく、基準信号を出力する基準発振器と、前記基準信号
と前記第２の中間周波フィルタの出力信号の差に応じた
制御信号を前記第２局部発振器に供給する供給手段と、
を備え、前記第２局部発振器は、前記制御信号により、
前記SAWフィルタの出力周波数の変動を吸収し、前記第
２の中間周波数信号の周波数を一定に保つように制御さ
れることを特徴とする。
フィルタの温度特性補償方式は第１中間周波フィルタと
してSAWフィルタを用いたダブルスーパーヘテロダイン
受信機において、前記SAWフィルタの中心周波数温度特
性と類似した傾向の発振周波数温度特性を持ち、第１の
局部発振信号を出力する第１局部発振器と、受信波と、
前記第１の局部発振信号とを混合して第１の中間周波数
信号を出力する第１の混合手段と、第２の局部発振信号
を出力する第２の局部発振手段と、前記第１の中間周波
数信号を入力する前記SAWフィルタの出力信号と、前記
第２の局部発振信号とを混合して第２の中間周波数信号
を出力する第２の混合手段と、中心周波数の温度に対す
る影響が少なく、前記第２の中間周波数信号を入力する
第２の中間周波フィルタと、出力周波数の温度変動が小
さく、基準信号を出力する基準発振器と、前記基準信号
と前記第２の中間周波フィルタの出力信号の差に応じた
制御信号を前記第２局部発振器に供給する供給手段と、
を備え、前記第２局部発振器は、前記制御信号により、
前記SAWフィルタの出力周波数の変動を吸収し、前記第
２の中間周波数信号の周波数を一定に保つように制御さ
れることを特徴とする。
以下、本発明の一実施例を図により説明する。
第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
図において、１は第１混合器、２は第２混合器、３は
第１中間周波フィルタ（SAW）、４は第２中間周波フィ
ルタ、５は中間周波増幅器、６は第２局部発振器であ
る。また、７は電圧制御発振器、８はプリスケーラ、９
はプログラマブル・カウンタ、10は第１位相比較器、11
は第１低域通過フィルタ、12は第１基準発振器である。
また、13は第２低域通過フィルタ、14は第２位相比較
器、15は第２基準発振器である。
第１中間周波フィルタ（SAW）、４は第２中間周波フィ
ルタ、５は中間周波増幅器、６は第２局部発振器であ
る。また、７は電圧制御発振器、８はプリスケーラ、９
はプログラマブル・カウンタ、10は第１位相比較器、11
は第１低域通過フィルタ、12は第１基準発振器である。
また、13は第２低域通過フィルタ、14は第２位相比較
器、15は第２基準発振器である。
ここに、電圧制御発振器7,プリスケーラ8,プログラマ
ブル・カウンタ9,第１位相比較器10,第１低域通過フィ
ルタ11,第１基準発振器12から第１局部発振器16が構成
され、該第１局部発振器16はSAW中間周波フィルタ３の
中心周波数温度特性と類似した傾向の発振周波数温度特
性をもつ。
ブル・カウンタ9,第１位相比較器10,第１低域通過フィ
ルタ11,第１基準発振器12から第１局部発振器16が構成
され、該第１局部発振器16はSAW中間周波フィルタ３の
中心周波数温度特性と類似した傾向の発振周波数温度特
性をもつ。
SAW中間周波フィルタ３と類似した傾向の発振周波数
温度特性をもつ第１局部発振器16の出力Ｄは受信波Ａと
第１混合器１で混合され第１中間周波Ｂを出力する。受
信波Ａの周波数fRに対して第１局部発振波Ｄの周波数 を大きく設定すれば、第１中間周波Ｂの周波数 と同様の温度変動をすることになり、これは第１中間周
波フィルタ（SAWフィルタ）３の中心周波数温度変動の
傾向と類似する（第３図）。第３図は第１局部発振周波
数、第１中間周波数及びSAW第１中間周波フィルタ中心
周波数の温度特性と、温度変動を補償するために必要と
なる余分な帯域を示す図である。
温度特性をもつ第１局部発振器16の出力Ｄは受信波Ａと
第１混合器１で混合され第１中間周波Ｂを出力する。受
信波Ａの周波数fRに対して第１局部発振波Ｄの周波数 を大きく設定すれば、第１中間周波Ｂの周波数 と同様の温度変動をすることになり、これは第１中間周
波フィルタ（SAWフィルタ）３の中心周波数温度変動の
傾向と類似する（第３図）。第３図は第１局部発振周波
数、第１中間周波数及びSAW第１中間周波フィルタ中心
周波数の温度特性と、温度変動を補償するために必要と
なる余分な帯域を示す図である。
Ａは第１局部発振周波数の偏差 （＝第１基準発振器の周波数偏差）、 Ｂは第１中間周波数の偏差ΔIF1,Cは第１中間周波フ
ィルタ（SAW）の中心周波数偏差ΔＦを示し、 とΔIF1との間には の関係がある。
ィルタ（SAW）の中心周波数偏差ΔＦを示し、 とΔIF1との間には の関係がある。
またΔW1は従来の方式において必要となる温度変動補
償帯域であり、ΔW2,ΔW3は本発明の方式において必要
となる温度変動補償帯域（第２図）である。
償帯域であり、ΔW2,ΔW3は本発明の方式において必要
となる温度変動補償帯域（第２図）である。
第１中間周波フィルタ３を通過した第１中間周波Ｂ′
は第２混合器２で第２局部発振波Ｅと混合され第２中間
周波Ｃを出力する。第２中間周波フィルタ４を通過した
第２中間周波Ｃ′は中間周波増幅器５で増幅された後、
後段へ伝達されるとともに第２位相比較器14へ入力され
る。出力周波数の温度変動が小さい第２基準発振器15の
出力と第２中間周波Ｃ″との位相差に応じた第２位相比
較器14の出力は第２低域通過フィルタ13を通して第２局
部発振器６の発振周波数制御端子に入力され、第２中間
周波数を一定に保つように第２局部発振周波数を制御す
る。
は第２混合器２で第２局部発振波Ｅと混合され第２中間
周波Ｃを出力する。第２中間周波フィルタ４を通過した
第２中間周波Ｃ′は中間周波増幅器５で増幅された後、
後段へ伝達されるとともに第２位相比較器14へ入力され
る。出力周波数の温度変動が小さい第２基準発振器15の
出力と第２中間周波Ｃ″との位相差に応じた第２位相比
較器14の出力は第２低域通過フィルタ13を通して第２局
部発振器６の発振周波数制御端子に入力され、第２中間
周波数を一定に保つように第２局部発振周波数を制御す
る。
また、上記のような温度特性をもつ第１局部発振器16
は、これと同傾向の発振周波数温度特性をもつ第１基準
発振器12を用いたPLLループにより実現される（第３
図）。
は、これと同傾向の発振周波数温度特性をもつ第１基準
発振器12を用いたPLLループにより実現される（第３
図）。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明はSAW第１中間周波フィル
タと類似した周波数温度特性をもつ第１局部発振器を使
用することにより、第１中間周波数を常に第１中間周波
フィルタの帯域中心付近に保ち、その結果、SAWフィル
タを必要以上に広帯域に設計する必要がなくなり、隣接
チャンネル波等の妨害波を効率的に除去できるという効
果がある。また、第１図中間周波数の温度変動は、第２
中間周波数を一定に保つ制御ループを設け、第２局部発
振周波数を変化させることによって吸収でき、第２中間
周波フィルタは従来設計のままでよいという効果を有す
る。
タと類似した周波数温度特性をもつ第１局部発振器を使
用することにより、第１中間周波数を常に第１中間周波
フィルタの帯域中心付近に保ち、その結果、SAWフィル
タを必要以上に広帯域に設計する必要がなくなり、隣接
チャンネル波等の妨害波を効率的に除去できるという効
果がある。また、第１図中間周波数の温度変動は、第２
中間周波数を一定に保つ制御ループを設け、第２局部発
振周波数を変化させることによって吸収でき、第２中間
周波フィルタは従来設計のままでよいという効果を有す
る。
第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
本発明の方式を使った際にSAW第１中間周波フィルタが
必要とする帯域／減衰特性を示す図、第３図は第１局部
発振周波数、第１中間周波数及びSAW第１中間周波フィ
ルタ中心周波数の温度特性と、温度変動を補償するため
に必要となる余分な帯域を示す図、第４図は第１中間周
波フィルタとして用いられる従来のSAWフィルタの減衰
特性を示す図、第５図は通常第１中間周波フィルタとし
て用いられるSAWフィルタの中心周波数温度特性を示す
図である。 １……第１混合器、２……第２混合器 ３……第１中間周波フィルタ（SAW） ４……第２中間周波フィルタ ５……中間周波増幅器、６……第２局部発振器 ７……電圧制御発振器、８……プリスケーラ ９……プログラマブル・カウンタ 10……第１位相比較器 11……第１低域通過フィルタ 12……第１基準発振器 13……第２低域通過フィルタ 14……第２位相比較器、15……第２基準発振器 16……第１局部発振 Ａ……受信波、B,B′……第１中間周波 C,C′,C″……第２中間周波、Ｄ……第１局部発振波 Ｅ……第２局部発振波
本発明の方式を使った際にSAW第１中間周波フィルタが
必要とする帯域／減衰特性を示す図、第３図は第１局部
発振周波数、第１中間周波数及びSAW第１中間周波フィ
ルタ中心周波数の温度特性と、温度変動を補償するため
に必要となる余分な帯域を示す図、第４図は第１中間周
波フィルタとして用いられる従来のSAWフィルタの減衰
特性を示す図、第５図は通常第１中間周波フィルタとし
て用いられるSAWフィルタの中心周波数温度特性を示す
図である。 １……第１混合器、２……第２混合器 ３……第１中間周波フィルタ（SAW） ４……第２中間周波フィルタ ５……中間周波増幅器、６……第２局部発振器 ７……電圧制御発振器、８……プリスケーラ ９……プログラマブル・カウンタ 10……第１位相比較器 11……第１低域通過フィルタ 12……第１基準発振器 13……第２低域通過フィルタ 14……第２位相比較器、15……第２基準発振器 16……第１局部発振 Ａ……受信波、B,B′……第１中間周波 C,C′,C″……第２中間周波、Ｄ……第１局部発振波 Ｅ……第２局部発振波
Claims (1)
- 【請求項１】第１中間周波フィルタとしてSAWフィルタ
を用いたダブルスーパーヘテロダイン受信機において、 前記SAWフィルタの中心周波数温度特性と類似した傾向
の発振周波数温度特性を持ち、第１の局部発振信号を出
力する第１局部発振器と、 受信波と、前記第１の局部発振信号とを混合して第１の
中間周波数信号を出力する第１の混合手段と、 第２の局部発振信号を出力する第２の局部発振手段と、 前記第１の中間周波数信号を入力する前記SAWフィルタ
の出力信号と、前記第２の局部発振信号とを混合して第
２の中間周波数信号を出力する第２の混合手段と、 中心周波数の温度に対する影響が少なく、前記第２の中
間周波数信号を入力する第２の中間周波フィルタと、 出力周波数の温度変動が小さく、基準信号を出力する基
準発振器と、 前記基準信号と前記第２の中間周波フィルタの出力信号
の差に応じた制御信号を前記第２局部発振器に供給する
供給手段と、を備え、 前記第２局部発振器は、前記制御信号により、前記SAW
フィルタの出力周波数の変動を吸収し、前記第２の中間
周波数信号の周波数を一定に保つように制御されること
を特徴とするSAW中間周波フィルタの温度特性補償方
式。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1184913A JP2822461B2 (ja) | 1989-07-18 | 1989-07-18 | Ｓａｗ中間周波フィルタの温度特性補償方式 |
| GB9015768A GB2234127B (en) | 1989-07-18 | 1990-07-18 | Double superheterodyne receiver with arrangement for compensating for temperature-dependent performance characteristics of a surface acoustic wave filter |
| US07/895,141 US5204972A (en) | 1989-07-18 | 1992-06-05 | Arrangement for compensating for temperature dependent performance characteristics of surface acoustic wave filter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1184913A JP2822461B2 (ja) | 1989-07-18 | 1989-07-18 | Ｓａｗ中間周波フィルタの温度特性補償方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0349431A JPH0349431A (ja) | 1991-03-04 |
| JP2822461B2 true JP2822461B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=16161525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1184913A Expired - Lifetime JP2822461B2 (ja) | 1989-07-18 | 1989-07-18 | Ｓａｗ中間周波フィルタの温度特性補償方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2822461B2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59133737A (ja) * | 1983-01-20 | 1984-08-01 | Toshiba Corp | 中間周波ブロツク |
| JPS59191921A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-10-31 | Hitachi Ltd | チユ−ナにおける発振周波数制御回路 |
| JPS62250726A (ja) * | 1986-04-23 | 1987-10-31 | Kinseki Kk | 局部発振装置 |
-
1989
- 1989-07-18 JP JP1184913A patent/JP2822461B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59133737A (ja) * | 1983-01-20 | 1984-08-01 | Toshiba Corp | 中間周波ブロツク |
| JPS59191921A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-10-31 | Hitachi Ltd | チユ−ナにおける発振周波数制御回路 |
| JPS62250726A (ja) * | 1986-04-23 | 1987-10-31 | Kinseki Kk | 局部発振装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0349431A (ja) | 1991-03-04 |
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