JP2822452B2 - 日の出/日の入り時刻表示制御装置 - Google Patents

日の出/日の入り時刻表示制御装置

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JP2822452B2
JP2822452B2 JP1135094A JP13509489A JP2822452B2 JP 2822452 B2 JP2822452 B2 JP 2822452B2 JP 1135094 A JP1135094 A JP 1135094A JP 13509489 A JP13509489 A JP 13509489A JP 2822452 B2 JP2822452 B2 JP 2822452B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は世界各都市の日の出/日の入り時刻を表示
できる日の出/日の入り時刻表示制御装置に関する。
[従来の技術] 最近、スポーツ,釣り等の野外活動のために当日にお
ける日の出/日の入り時刻を知りたいという要望が高ま
っている。例えば、ナイター設備のないグランドで野球
する場合、日の入り時刻が分かれば夕方の何時までプレ
ーできるかを知ることができる。また、釣りをする場合
は日の出時刻と日の入り時刻に魚の喰いつきがよいの
で、何時ごろに釣りを開始すればよく釣れるかを知るこ
とができる。また、現在居る地域の日の出/日の入り時
刻だけでなく、世界各都市の日の出/日の入り時刻、及
び各都市の日の出/日の入り時刻と各都市の現在時刻と
の関係を、知ることができれば、例えば電等で時候のあ
いさつをするとき等に非常に便利であり、世界各都市の
日の出/日の入り情報を簡単にわかりやすく表示できる
装置が要望されている。
[発明が解決しようとする課題] この発明は、世界各都市の現在時刻と、日の出/日の
入り情報とを、簡単な操作で効率良く表示できる日の出
/日の入り時刻表示制御装置を提供することを目的とす
る。
[問題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するために、複数の都市の
地球上の位置データを記憶する位置データ記憶手段と、
前記複数の都市を順次選択的に指定する都市指定スイッ
チと、時刻/日付データを得る時刻計数手段と、この時
刻計数手段で得られた時刻/日付データに基づいて前記
都市指定スイッチで選択指定された都市の現在時刻/日
付データを求める選択都市時刻演算手段と、この選択都
市時刻演算手段で得られた都市の現在時刻/日付データ
を表示させる第1の表示制御手段と、日の出/日の入り
時刻表示スイツチと、前記第1の表示制御手段により前
記選択指定されている都市の現在時刻/日付データが表
示されているときに、前記日の出/日の入り時刻表示ス
イッチが操作された際に、前記都市選択指定スイッチに
より選択指定された都市の位置データ及び前記日付デー
タに基づいて、前記選択指定された都市の日の出/日の
入り時刻データを計算する日の出/日の入り時刻演算手
段と、この日の出/日の入り時刻演算手段で求められた
日の出/日の入り時刻データを表示させる第2の表示制
御手段と、を具備したことを特徴とする。
[発明の作用] この発明によれば、都市指定スイッチにより都市を指
定すると、その都市の現在時刻がすぐに表示される。そ
して、指定した都市の現在時刻が表示されている状態
で、日の出/日の入り時刻表示スイッチを操作すると、
指定した都市の日の出/日の入り時刻が計算されて表示
される。従って、使用頻度が高い各都市の現在時刻はす
ぐに表示できると共に、使用頻度が低く計算に時間がか
かる各都市の日の出/日の入り時刻の計算は、必要なと
きのみ行なわれ、操作性がよく、使い勝手が非常によい
装置が得られる。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。
外観構成 第1図は、この発明を適用した電子腕時計の外観を示
す正面図である。なお、この電子腕時計は世界の各都市
の時刻を表示する世界時計機能を備えている。同図にお
いて、10は例えば液晶表示装置により構成された表示部
であり、腕時計ケース20内部に組み込まれている。腕時
計ケース20には、表示部10を保護するために時計ガラス
30が設けられている。また、腕時計ケース20の左側面部
にはスイッチS1,S2、右側面部にはスイッチS3が夫々設
けられている。
スイッチS1は、時刻表示モードでは世界の各都市にお
ける時計表示を順次切換えると共に、時刻修正モードで
は修正する桁を更新するスイッチである。スイッチS
2は、時刻表示モードと時刻修正モードとを交互に切換
えるスイッチである。スイッチS3は時刻表示モードと月
状態データ表示モードとを交互に切換えると共に、時刻
修正モードでは選択された桁を修正するスイッチであ
る。
表示構成 第2図は、液晶表示装置により構成された表示部10の
セグメント構成を示す図である。表示部10は2つの表示
部に分割されており、上半分はネガティブ表示の液晶表
示装置により構成され、月状態データとして月相を図形
的に表示する図形表示部11であり、下半分はポジティブ
表示の液晶表示装置により構成され、月状態データとし
て月齢を数値で表示すると共に現在時刻を表示する数値
表示部12である。
図形表示部11には、新月,上弦,満月,下弦等の各種
月相を表示するための月相表示体11a1〜11a9および日の
出/日の入り表示体11b1,11b2が設けられ、これらの表
示体は黒色の背景に対して白ヌキで表示される。また、
月相表示体11a1〜11a9の周辺にある多数の星状の表示体
は星が輝いている状態を表示するものであり、例えば1
秒毎に任意の表示体が選択的に点滅表示される。
数値表示部12には7セグメントタイプの数値表示体か
らなる時刻表示体12a,12bと、ドットマトリクス表示体1
2cと、表示体12cに月齢(MOON AGE)データが表示され
た時に表示されるシンボル表示体12dとが設けられ、こ
れらの表示体は白色の背景に対して黒色で表示される。
回路構成 第3図は、上記電子腕時計の回路構成を示すブロック
図である。同図において、1はクロックパルスを発生す
る発振回路、2は発振回路1から発生された上記クロッ
クパルスを分周する分周回路、3は上記クロックパルス
に基づいて各種タイミング信号を発生するタイミング信
号発生回路である。分周回路2の分周出力およびタイミ
ング信号発生回路3から発生されたタイミング信号は制
御部(CPU)4に入力される。
制御部4はマイクロプロセッサを内蔵し、各種処理を
実行すると共に回路全体の動作を制御するもので、プロ
グラムROM5、データROM6、キー入力部7、RAM8、および
デコーダ・ドライバ回路9が接続されている。
プログラムROM5は、制御部4が各種処理を実行するた
めのマイクロプログラムと、後述する月齢計算を実行す
るための演算プログラムとを予め記録したROMである。
データROM6は、各種数字あるいは文字のキャラクタ情
報と、グリニッジ標準時(GMT)と各都市との時差を表
わす時差データと、各都市の緯度および経度を示す位置
情報とを予め記憶したROMである。
キー入力部7は、第1図に示したスイッチS1〜S3によ
り構成され、スイッチ操作に応じたキー入力信号を制御
部4に出力する。
RAM8は各種データを記憶するもので、制御部4の制御
によりデータの書込みおよび読み出しが行なわれる。RA
M8のメモリ構成については第5図により後述する。
デコーダ・ドライバ回路9は制御部4から出力される
RAM8の表示データに基づいて表示駆動信号を発生し表示
部10に供給するものである。
データROM6構成 第4図は、データROM6に記憶された時差データの構成
を示す図である。この時差データは、GMTとの時差と、
これに対応する都市名(略号)とを夫々記憶したもので
ある。同図に示すように、例えばニューヨークの時差は
「−05(時間)」であり、都市名(略号)は「NYC」で
ある。また、図示しないがデータROM6には各都市に対応
して、その都市の位置を示す緯度データおよび経度デー
タが夫々記憶されている。
RAM8構成 第5図は、RAM8のメモリ構成を示す図である。同図に
示すように、RAM8はデコーダ・ドライバ回路9に送られ
る表示データを記憶する表示レジスタX、都市を指定す
るための都市No.を記憶する都市レジスタC、月齢デー
タを記憶する月齢レジスタY、年月日を含む現在時刻デ
ータを計数して記憶する現在時刻レジスタT、データの
修正中を示す修正中フラグを記憶するフラグレジスタ
F0、月齢データの表示中を示す月齢表示フラグを記憶す
るフラクレジスタF1、日の出時刻データを記憶する日の
出時刻レジスタL、日の入り時刻データを記憶する日の
入り時刻レジスタM、および演算用の多数のレジスタZo
〜Znとから構成される。この演算用レジスタZo〜Znは後
述する月齢計算、日の出/日の入り計算で用いられる
他、都市レジスタCに記憶された都市に対応して、ROM6
から読み出されたGMTとの時差データ、緯度(Latitud
e)データ、および経度(Longitude)データを一時記憶
するレジスタとして用いられる。
動 作 次に、第6図乃至第12図を参照して上記実施例の動作
を説明する。ここで、第6図は月齢(0日〜29.5日)に
対応した月相と、月齢に応じて選択されて表示される表
示部10の月相表示体11a1〜11a9との関係を示したもので
ある。また、第7図は全体の動作を示すフローチャー
ト、第8図は第7図における月齢計算処理の動作を示す
フローチャート、第9図は第7図における表示処理の動
作を示すフローチャート、第10図は第7図における日の
出/日の入り時刻計算処理の動作を示すフローチャート
である。そして、第11図および第12図は夫々スイッチ操
作に伴う表示状態の変化を示す図である。
時刻表示モード 通常、上記電子腕時計は第11図(B)に示すように、
例えば表示部10では都市レジスタCと時刻レジスタTと
の内容に従って「NYC 6−26 P10:58 50」と表示し、ニ
ューヨークの現在時刻(1989年6月26日、午後10時58分
50秒)を示している。この状態は時刻表示モードであ
り、フラクレジスタF0,F1の内容は共に「0」である。
このとき、制御部4は第7図のフローチャートにおける
ステップA1ないしA3,A5の処理を繰返し実行している。
すなわち、タイミング信号発生回路3から16Hzの計時信
号が出力されるまでは、制御部4はHALT(待ち)状態に
あり、ステップA1に留まっている。
そして、上記計時信号が出力された場合はステップA1
で計時タイミングとなり、ステップA2に進む。ステップ
A2において、制御部4は現在時刻レジスタTの内容を進
行する計時処理を実行し、ステップA3に進む。
ステップA3では上記計時処理により日付が更新され
て、日キャリーが有ったか否かが判断される。この場
合、日付はまだ更新されないのでNO(図では単にNと記
載する。以下同じ)と判断されステップA5の表示処理に
進む。
この表示処理の詳細は第9図に示すとおりである。ま
ず、ステップC1ではフラグレジスタF0の内容が「0」が
否かが判断される。いま、フラグレジスタF0の内容は
「0」なのでYESとなりステップC2に進む。ステップC2
においては、フラグレジスタF1の内容が「0」か否かが
判断される。フラグレジスタF1の内容も「0」のためYE
Sと判断されステップC3に進む。ステップC3では、都市
レジスタCの内容「7」に基づいてデータROM6から都市
名「NYC」が読み出されて表示レジスタXに記憶される
と共に、現在時刻レジスタTの日付データおよび時刻デ
ータが読み出されて表示レジスタXに記憶される。ま
た、後述する月齢レジスタYの内容「22.4」に基づき、
月相表示体11a7を選択する表示データが表示レジスタX
に記憶される。そして、表示レジスタXの内容に基づく
表示データがデコーダ・ドライバ回路9に送出され、表
示部10で表示される。すなわち、数値表示部12では都市
名「NYC」がドットマトリクス表示体12cで表示され、現
在時刻「P10:58 50」が時刻表示体12aにより表示され、
現在日付「6−26」が時刻表示体12bにより表示され
る。また、図形表示部11では、月齢「22.4」に対応する
月相(下弦の月)が月相表示体11a7により表示される。
このステップC3の実行後は第9図の処理を終了し、第7
図のステップA1に戻る。
日付が更新されたとき 時刻表示モードにおいて、上記ステップA2の計時処理
により日付が更新され、ステップA3で「日キャリー有」
と判断されると、ステップA4の月齢計算処理が実行され
る。
この月齢計算処理の詳細は第8図に示すとおりであ
る。この実施例では表示された都市の正午時刻における
月齢および月相を表示するものである。そのために、ま
ずステップB1では現在時刻レジスタTの内容に基づい
て、その日の正午の時刻をグリニッジ時刻(グリニッジ
における現在時刻)に換算し演算用レジスタZ0に記憶す
る。例えば、東京が1989年9月9日の場合では正午の時
刻は1989年9月9日午後12時00分であり、東京の時差は
グリニッジ標準時(GMT)に対して+9時間なので、グ
リニッジ時刻は1989年9月9日午前3時00分となる。
次のステップB2において、演算用レジスタZ0に記憶さ
れたグリッジ時刻により変数tを算出し演算用レジスタ
Z1に記憶する。この変数tは次の式により求められる。
t=(西暦2000年1月1日までの基準日数−現在日付
までの基準日数)÷100年間の日数(36525日) ここで、基準日数とは基準日(例えば1900年1月1
日)を起算日として計数した日数をいう。
続くステップB3では、月の視黄経Aを算出して演算用
レジスタZ2に記憶する。月の視黄経A[deg]は次の式
により求められる。
月の視黄経A=481267.9×t+218.3 +6.3×cos(45+477200×t) +1.3×cos(11+413300×t) このステップB3の実行後はステップB4が実行される。
ステップB4において、太陽の視黄経Bを算出して演算
用レジスタZ3に記憶する。太陽の視黄経B[deg]は次
の式により求められる。
太陽の視黄経B=36000.8×t+280.5 +1.9×cos(268+36000×t) 次に、ステップB5では月と太陽の離角θを算出して演
算用レジスタZ4に記憶する。月と太陽の離角θ[deg]
次の式により求められる。
離角θ=月の視黄経A−太陽の視黄経B =Z2−Z3 すなわち、演算用レジスタZ2の内容から演算用レジス
タZ3の内容を減算した演算結果を演算用レジスタZ4に記
憶するものである。
続いてステップB6において、月齢を算出して月齢レジ
スタYに記憶する。月齢は次の式により求められる。
月齢=平均的朔望月周期×(離角θ÷360) =29.53×(Z4÷360) しかして、ステップB6の実行後は第8図の月齢計算処
理を終了し、第7図のステップA5(すなわち、第9図に
示す表示処理)に進む。
上述と同様に、いまF0,F1=0なのでステップC1,C2で
は夫々YESと判断されてステップC3に進む。ステップC3
では上記ステップA4の月齢計算処理により計算された月
齢に対応する月相表示体11a1〜11a9が選択され表示部10
の図形表示部11で表示される。このステップC3の実行後
は、第9図の表示処理を終了し、ステップA1に戻る。
スイッチS1を操作したとき 次に、第11図(B)に示す時刻表示モードにおいてス
イッチS1を操作すると、第7図のステップA1でキー有り
と判断されステップA6に進む。ステップA6ではスイッチ
S1が操作されたか否かが判断される。この場合、YESと
判断されてステップA7に進む。ステップA7において、フ
ラグレジスタF0の内容が「0」か否かが判断される。い
ま、「F0=0」であるからYESとなり、ステップA8が実
行される。ステップA8ではフラグレジスタF1の内容が
「0」か否かが判断される。いま、「F1=0」であるか
らYESとなり、ステップA9が実行される。ステップA9に
より、都市レジスタCの内容が+1されて「8」とな
り、ステップA10が実行される。ステップA10では現在時
刻レジスタTの内容が「+1時間」される。このステッ
プA10の実行後は上記ステップ1Aに戻る。これにより、
都市レジスタCが+1され、現在時刻レジスタTの内容
が「+1時間」されたので、ステップA5の表示処理では
第11図(C)に示すように、カラカス(CARACAS)の時
刻が表示部10で表示される。
なお、上記ステップA7でNO(「F0=1」)と判断され
た場合は、修正モードなのでステップA11により修正さ
れる桁が更新される。
スイッチS2を操作したとき 第12図は、特に時刻表示モードにおける表示状態の変
化を示すもので、第12図(A)は第11図(B)と同じ現
在時刻表示モード、第12図(B)は第11図(D)と同じ
月状態データ表示モード、第12図(C)ないし第12図
(G)は時刻/位置データ修正モードである。
第12図(A)に示す現在時刻表示モードにおいて、ス
イッチS2を操作すると第7図のステップA1でキー有りと
判断されステップA6に進む。ステップA6ではスイッチS2
が操作されたので、NOと判断されてステップA12が実行
される。ステップA12において、スイッチS2が操作され
たか否かが判断される。この場合、YESと判断されてス
テップA13に進む。ステップA13では、フラグレジスタF1
の内容が「0」か否かが判断される。いま、「F1=0」
であるからYESとなり、ステップA14が実行される。な
お、上記ステップA13でNOと判断された場合はスイッチS
2の操作は無効となり、ステップA1に戻る。
ステップA14ではフラグレジスタF0の内容が「0」か
否かが判断される。いま、「F0=0」であるからYESと
なり、ステップA15が実行される。ステップA15により、
ンフラグレジスタF0に「1」が書込まれて時刻/位置デ
ータ修正モードが設定される。なお、上記ステップA14
でNO、すなわち「F0=1」と判断された場合は、ステッ
プA17に進んでフラグレジスタF0に「0」が書込まれ
る。この結果、時刻/位置データ修正モードから時刻表
示モードに変更される。ステップA17の実行後はステッ
プA4に進み、上述と同様に月齢計算処理が実行される。
ステップA15の実行後はステップA16に進み、表示され
ている現在時刻データのうち秒桁が選択されて修正可能
状態になる。ステップA16の実行後はステップA1に戻
る。以下、上述と同様にステップA1ないしA3を実行し、
ステップA5の表示処理を実行したとき、第9図のステッ
プC1でNO、すなわち「F0=1」と判断され、ステップC5
が実行される。ステップ5Cにおいては、年月日時分秒の
計時データが表示レジスタに記憶されて表示部10に表示
されると共に、ステップA16で選択された秒桁がフラッ
シング表示に設定される。この結果、第12図(C)に示
すように時刻表示体12aの秒桁がフラッシング表示され
る。ステップC5の実行後は第9図の処理を終了し、第7
図のステップA1に戻る。
この状態でスイッチS1を操作すると、第7図のステッ
プA1でキー有りと判断されステップA6に進む。ステップ
A6ではスイッチS1が操作されたか否かが判断される。こ
の場合、YESと判断されてステップA7に進む。ステップA
7において、フラグレジスタF0の内容が「0」か否かが
判断される。いま、時刻/位置データ修正モードが設定
されており、「F0=1」であるからNOと判断され、ステ
ップA11が実行される。ステップA11では、修正される桁
が更新されて分桁が選択される。すなわち、時刻/位置
データ修正モードにおいてスイッチS1を操作すると、修
正される桁が秒→分→時→日→月→年と順次更新され
る。第12図(D)は年桁が選択されて秒表示に換わって
点滅表示されている状態を示している。
しかして、第12図(D)の状態でスイッチS1を操作す
ると、今度は時差データの修正状態になり、第12図
(E)に示すようにニューヨークの時差データ「GMT −
5」がフラッシング表示される。
さらに、第12図(E)の状態でスイッチS1を操作する
と、経度(Longitude)データの修正状態になり、第12
図(G)に示すように経度データ「W74゜(西経74
度)」がフラッシング表示される。
そして、第12図(G)の状態でスイッチS1を操作する
と、緯度(Latitude)データの修正状態になり、第12図
(F)に示すように緯度データ「N41゜(北緯41度)」
がフラッシング表示される。従って、使用者は任意の位
置データ、即ち経度、緯度データを設定できる。なお、
第12図(F)の状態でスイッチS1を操作すると、第12図
(C)に示すように再び秒桁の修正状態となる。
スイッチS3を操作したとき 次に、第11図(B)に示す時刻表示モードを月状態デ
ータ表示モードに変更したい場合は、スイッチS3を操作
する。この操作により、第7図のステップA1でキー有り
と、判断されステップA6に進む。以下上述と同様に、ス
テップA6,A12で夫々NOと判断されてステップA18に進
む。ステップA18において、フラグレジスタF0の内容が
「1」か否かが判断される。いま、「F0=0」であるか
らNOとなり、ステップA20が実行される。なお、上記ス
テップA18でYESと判断された場合は時刻修正モードなの
でステップA19により修正桁の修正が実行される。
ステップA20では、フラグレジスタF1の内容が「0」
か否かが判断される。いま、「F1=0」であるからYES
となり、ステップA21が実行される。ステップA21におい
ては、フラグレジスタF1に「1」が書込まれて月データ
表示モードが設定されステップA22に進む。なお、上記
ステップA20でNO、すなわちF1=1」と判断された場合
は、ステップA23に進んでフラグレジスタF1に「0」が
書込まれる。この結果、月データ表示モードから時刻表
示モードに変更される。ステップA23の実行後はステッ
プA1に戻る。
ステップA22では、日の出/日の入り時刻計算が実行
される。この日の出/日の入り時刻計算の詳細は第10図
に示すとおりである。
まず、ステップS1において、都市レジスタCに記憶さ
れた都市(ニューヨーク)とグリニッジとの時差によ
り、現在時刻レジスタTに記憶された「年、月、日、
時」をグリニッジにおける「年、月、日、時」をグリニ
ッジにおける「年、月、日、時」に換算し演算用レジス
タZ0に記憶する。例えば、ニューヨークが1989年6月26
日午後10時58分の場合、ニューヨークの時差はグリニッ
ジ標準時(GMT)に対して「−5時間」なので、グリニ
ッジ時刻は1989年6月27日午前3時58分で翌日の日付と
なる。従って、演算用レジスタZ0には年月日データ「19
89062703」が記憶される。
次に、ステップS2では演算用レジスタZ0に記憶された
年月日データ「1989,06,27,03」に基づき、日の出/日
の入り時刻計算のための計算変数αを計算する。この計
算変数αは、入力年月日の1月1日から入力年月日まで
の日数を示すもので、次の式により求められる。ここ
で、年=YE、月=MN、日=DAとする。この場合、YE=19
89、MN=6、DA=27となる。
W=(YE−1900)/4 F=FRAC(W) A=INT(1461×W) B=INT[(MN+7)/10] C=INT(1−F) D=INT[0.44×(MN+4.4)] Y=A+31×MN+DA+(B−1)×C −B×D W=(YE−1900)/4 F=FRAC(W) A=INT(1461×W) B=INT[(1+7)/10] C=INT(1−F) D=INT[0.44×(1+4.4)] YY=A+31+(B−1)×C−B×D 計算変数α=Y−YY この計算変数αは演算用レジスタZ1に記憶される。
ステップS3では、演算用レジスタZ0に記憶された年月
日データ「1989,06,27,03,」に基づき、日の出/日の入
り時刻計算のための計算変数sを計算する。この計算変
数sは、次の式により求められる。ここで、年=YE、月
=MN、日=DA、時=HOとする。この場合、YE=1989、MN
=6、DA=27、HO=3となる。
W=(YE−1900)/4 F=FRAC(W) A=INT(1461×W) B=INT[(MN+7)/10] C=INT(1−F) D=INT[0.44×(MN+4.4)] Z=A+31×MN+DA+(B−1)×C −B×D+HO/24 計算変数s=(Z−36556.)/36525 この計算変数αは演算用レジスタZ2に記憶される。
続くステップS4において、演算用レジスタZ1に記憶さ
れた計算変数αに基づき均時差KJS[秒]を計算する。
均時差KJSは、次の式により求められる。
A=(α−80.5)×360/365.25 B=(α−4.5)×360/365.25 C=−460.64×SIN(B)−4.82× SIN(2×B) D=592.32×SIN(2×A) −12.7 6×SIN(4×A) 均時差KJS=C+D [秒] この均時差KJSは演算用レジスタZ3に記憶される。
次に、ステップS5では経度、GMT時差、および均時差K
JSにより正中時(地方平均太陽時)を計算する。ここ
で、経度データおよびGMT時差データは各都市に対応し
てデータROM6に記憶されているので、データROM6からニ
ューヨークの経度データおよびGMT時差データを読み出
す。正中時は次の式により求められる。
正中時=12−経度/15゜=GMT時差−均時差/3600
[時] なお、経度の符号は東経では「+」であり、西経では
「−」である。
そして、ステップS6において、変数sにより太陽の視
赤緯δを計算する。
太陽の視赤緯δは次の式により求められる。
太陽の視赤緯δ=23.26×cos(36001×s+190) +0.39×cos(2×s+13)+0.39×cos(72000×s+1
88) +0.16×cos(108002×s+211) +0.01×cos(72003×s+34) +0.01×cos(144001×s+209) この太陽の視赤緯δは演算用レジスタZ5に記憶され
る。
次に、ステップS7では緯度φと太陽の視赤緯δにより
日出没時求数を計算する。日出没時求数は次の式により
求められる。
A=TAN(φ)×TAN(δ) B=−0.017/COS(φ)×COS(δ) 日出没時求数={arcCOS(B−A)}/15゜ [時] この日出没時求数は演算用レジスタZ6に記憶される。
最後に、ステップS8において、演算用レジスタZ6に記
憶された正中時と演算用レジスタZ6に記憶された日出没
時求数により、日の出時刻および日の入り時刻を計算す
る。日の出時刻および日の入り時刻は夫々次の式により
求められる。
日の出時刻=正中時−日出没時求数 [時] 日の入り時刻=正中時+日出没時求数 [時] そして、日の出時刻は日の出時刻レジスタLに記憶さ
れ、日の入り時刻は日の入り時刻レジスタMに夫々記憶
される。このステップS8の実行後は第10図の日の出/日
の入り時刻計算処理を終了し、第7図のステップA1に戻
る。上述と同様に、ステップA1ないしA3を実行し、ステ
ップA5の表示処理を実行したとき、第9図のステップC2
で「F1=1」と判断されてステップC4が実行される。ス
テップC4においては、日の出時刻レジスタLに記憶され
たニューヨークの日の出時刻、例えば「5:25am」が読み
出されて表示レジスタXに書込まれると共に、日の入り
時刻レジスタMに記憶された日の入り時刻、例えば「8:
35pm」が読み出されて表示レジスタXに書込まれる。ま
た、月齢レジスタYの内容「22.4」が表示レジスタXに
記憶されると共に、日の出/日の入りマークが表示レジ
スタXに記憶される。また、月齢レジスタYの内容「2
2.4」に基づき、月相表示体11a7を選択する表示データ
が表示レジスタXに記憶される。そして、表示レジスタ
Xの内容に基づく表示データがデコーダ・ドライバ回路
9に送出され、デコーダ・ドライバ回路9は表示部10に
表示駆動信号を出力する。
この結果、第11図(D)に示すように、数値表示部12
ではニューヨークにおける日の出時刻「5:25am」が時刻
表示体12bにより表示され、日の入り時刻「8:35pm」が
時刻表示体12aにより表示され、および月齢「22.4」が
ドットマトリクス表示体12cにより数値表示されると共
に、月齢(MOON AGE)を示すシンボル表示体12dが表示
される。また、図形表示部11では月齢に対応する月相
(下弦の月)が月相表示体11a7で表示されると共に、日
の出/日の入り表示体11b1,11b2が表示される。ステッ
プC4の実行後は第9図の処理を終了し、第7図のステッ
プA1に戻る。
なお、上記実施例ではこの発明を世界時計機能付電子
時計に適用した例を示したが、このような世界時計機能
を持たない電子時計においても適用でき、また、現在時
刻の計時機能を有しないものであっても、即ち時計でな
くても年月日データ、時差,位置データ等を入力するキ
ー入力手段を設け、入力された日付の日の出/日の入り
時刻を演算して表示するようにしてもよい。
また、上記実施例では当日における日の出/日の入り
時刻を表示させるようにしたが、日付データをスイッチ
操作により「+1日」または「−1日」して任意の日付
データとし、その日における日の出/日の入り時刻を表
示させるようにしてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば、都市指定ス
イッチにより都市を指定すると、その都市の現在時刻が
表示されるので、使用頻度が高い各都市の現在時刻はす
ぐに表示でき、そして、指定した都市の現在時刻が表示
されている状態で、日の出/日の入り時刻表示スイッチ
を操作すると、日の出/日の入り時刻を計算して表示す
るので、使用頻度が低く、計算に時間がかかる日の出/
日の入り時刻の計算は、必要なときのみ行われるので、
操作性がよく、使い勝手が非常によい装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第12図はこの発明の一実施例を示すもの
で、第1図は外観構成を示す正面図、第2図は表示部10
の構成を示す図、第3図は回路構成を示すブロック図、
第4図はデータROM6のデータを示す図、第5図はRAMの
構成を示す図、第6図は月齢と月相の関係を示す図,第
7図〜第10図は動作を示すフローチャート、第11図およ
び第12図は表示状態の変化を示す図である。 1……発振回路、2……分周回路、3……タイミング信
号発生回路、4……制御部、5……プログラムROM、6
……データROM、7……キー入力部、8……RAM、9……
デコーダ・ドライバ回路、10……表示部、11……図形表
示部、11a1〜11a9……月相表示体、11b1,11b2……日の
出/日の入り表示体、12……数値表示部、12a,12b……
時刻表示体、12c……ドットマトリクス表示体、12d……
シンボル表示体、20……腕時計ケース、30……時計ガラ
ス。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の都市の地球上の位置データを記憶す
    る位置データ記憶手段と、 前記複数の都市を順次選択的に指定する都市指定スイッ
    チと、 時刻/日付データを得る時刻計数手段と、 この時刻計数手段で得られた時刻/日付データに基づい
    て前記都市指定スイッチで選択指定された都市の現在時
    刻/日付データを求める選択都市時刻演算手段と、 この選択都市時刻演算手段で得られた都市の現在時刻/
    日付データを表示させる第1の表示制御手段と、 日の出/日の入り時刻表示スイツチと、 前記第1の表示制御手段により前記選択指定されている
    都市の現在時刻/日付データが表示されているときに、
    前記日の出/日の入り時刻表示スイッチが操作された際
    に、前記都市選択指定スイッチにより選択指定された都
    市の位置データ及び前記日付データに基づいて、前記選
    択指定された都市の日の出/日の入り時刻データを計算
    する日の出/日の入り時刻演算手段と、 この日の出/日の入り時刻演算手段で求められた日の出
    /日の入り時刻データを表示させる第2の表示制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする日の出/日の入り時刻表示
    制御装置。
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