JP2822195B2 - 半導体レーザーの製造方法 - Google Patents

半導体レーザーの製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体レーザー、特にその共振器の反射面
及びレーザー光の出射面が活性層の劈開面によって構成
された端面構造によらず、活性層端面に他の半導体層に
よって覆われたいわゆる窓構造をとる半導体レーザーの
製造方法に係わる。
〔発明の概要〕
本発明は、半導体レーザーの製造方法に係わり、活性
層を有する半導体基板に、その活性層を横切り相対向す
る少くとも一対の両端側面が特定結晶面による逆メサ型
側面とされたリッジ部を設ける工程と、その逆メサ型側
面を有するメサ溝内にクラッド層をエピタキシャル成長
させて逆メサ型側面を埋め込む垂直側面を形成する工程
とを有し、その垂直側面を活性層によるレーザー共振器
の反射面とし、かつレーザー光出射面とするものであ
り、特に光学損傷いわゆるCOD(Catastrophic Opticall
y Damage)レベルの改善を目的とする。
〔従来の技術〕
高出力半導体レーザーを実現させるにはCODレベルの
改善が必要となる。
通常の半導体レーザー例えば埋め込みヘテロ接合(B
H)型半導体レーザーにおいては、そのレーザー共振器
を構成する活性層の面に対して直交する面を、結晶の劈
開面によって形成しこのようにして形成された端面を共
振器の反射面及びレーザー光の出射面とする。ところ
が、このような劈開面をレーザー光の出射面とする半導
体レーザーは、CODに問題があり、高出力半導体レーザ
ーを得る上の隘路となっている。
また、劈開面による出射面を形成する半導体レーザー
構造では駆動回路等の電子回路を組合せて光集積回路化
を行うようにしたいわゆるOEIC(Optoelectronics Inte
grated Circuit)への適応には不適当で、このOEICの実
用化には劈開によることなくいわゆる窓構造の半導体レ
ーザーの開発が望まれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、従前の窓構造による半導体レーザーにおい
て再現性よく特性に優れた共振器を構成することに課題
がある。
本発明はこの課題を解決して再現性よく確実に特性に
優れてCOD小さい、また光集積回路化を容易にすること
ができる窓構造による半導体レーザーを得ることを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、例えば第1図Aに示すような活性層(1)
を有する半導体基板(2)に、第1図Bに示すように、
活性層(1)を横切り、相対向する少くとも一対の両端
側面が特定結晶面による逆メサ型側面(3A)及び(3B)
とされたリッジ部(4)を設ける工程と、その逆メサ型
側面(3A)及び(3B)を有するメサ溝(5)内を含んで
クラッド層(6)を全面的にエピタキシャル成長して逆
メサ型側面(3A)及び(3B)を埋め込んで活性層(1)
の面方向とほぼ直交する垂直側面(7A)及び(7B)を形
成する工程とを有し、その垂直側面(7A)及び(7B)を
活性層(1)によるレーザー共振器の反射面としかつレ
ーザー光出射面とする。
〔作用〕
上述の本発明方法によれば、活性層(1)による共振
器の実質的反射面及びレーザー光の出射面が劈開面によ
らず、クラッド層(6)によって形成した窓構造をとる
ようにしたことによって、光学損傷を小さくすることが
でき、CODレベルの改善がはかられこれによって高出力
化,連続発光化がはかられるものであり、また特に本発
明においてはこの側面(7A)及び(7B)を特定の結晶面
によって形成された逆メサ型側面(3A)及び(3B)への
エピタキシャル成長によるすなわち結晶面によって成長
速度が相違することによる特定された結晶面の現出によ
って構成することができるようにしたので再現性よく確
実にこの垂直側面(7A)及び(7B)の形成を行うことが
できる。
〔実施例〕
図面を参照して本発明による半導体レーザーの製造方
法の一例を説明する。
この場合AlGaAs系のIII−V族化合物半導体レーザー
を得る場合で、まず第1図Aに示すように、1の導電型
例えばn型のGaAsよりなるIII−V族化合物半導体サブ
ストレイト(11)を設ける。このサブストレイト(11)
はその主面(11a)が(100)結晶面を有してなる。そし
て、この主面(11a)上に必要に応じて図示しないがバ
ッファ層を介して第1導電型例えばn型のAlGaAsよりな
る下層のクラッド層(16)をエピタキシャル成長し、続
いてこれよりエネルギーギャップが小で屈折率の高い例
えばGaAs化合物半導体よりなる活性層(1)と、さらに
これの上に他の導電型例えばp型で活性層(1)に比し
エネルギーバンドギャップの大きいすなわち屈折率の小
さい上層のクラッド層(6)を構成する第1のクラッド
層(6A)を順次エピタキシャル成長して半導体基板
(2)を構成する。
第1図Bに示すように、上層の第1のクラッド層(6
A)上にストライプ状のエッチングマスク(8)を選択
的に形成する。このマスク(8)は周知の技術、例えば
フォトレジスト膜の塗布,パターン露光,現像の各処理
によって形成し得る。この場合、紙面に沿う面が(01
1)結晶面に選ばれ、マスク(8)のストライプの延長
方向がこの紙面に沿う方向に選ばれ両端縁がこれと直交
するようにする。
次に、上層のクラッド層(6A)上から、活性層(1)
を横切る深さに結晶学的異方性エッチングを行う。すな
わち、例えば硫酸系エッチング液例えばH2SO4とH2O2とH
2Oとが3:1:1の割合によって混合されたエッチング液を
用いてクラッド層(6A)上よりエッチングを行う。この
ようにしてマスク(8)によって覆われていない部分を
エッチングしてメサ溝(5)を形成し、これによって第
1図Bに示すように両端に(111)A結晶面による逆メ
サ型側面(3A)及び(3B)が形成されたストライプ状の
メサすなわちリッジ部(4)を形成する。
次に、第1図Cに示すように、上層のクラッド層(6
A)と同導電型で同一材料のAlGaAsよりなり第2のクラ
ッド層(6B)をメサ溝(5)内を含んでエピタキシャル
成長して行く。このようにすると逆メサ型側面(3A)及
び(3B)に(110)結晶面が生じた時点でこの〈110〉軸
方向の結晶成長速度が遅いことによって見かけ上一旦こ
の時点でエピタキシャルが停止するのでこの時点でクラ
ッド層(6B)のエピタキシャル成長を止めれば基板
(2)の主面すなわち活性層(1)の面と垂直な側面
(7A)及び(7B)が生ずる。
その後、第1図Dに示すように、続いて例えばp型の
低比抵抗のGaAs化合物半導体層より成るキャップ層(1
2)をエピタキシャル成長する。
次に第1図Eに示すように、キャップ層(12)上にオ
ーミックにコンタクトして第1の電極(21)を被着す
る。また、基板(2)の裏面すなわちサブストレイト
(11)の裏面には、第2の電極(22)をオーミックに被
着して目的とする半導体レーザー(23)を得る。
このようにして得た半導体レーザー(23)は、そのス
トライプ状のメサすなわちリッジ部(4)内の活性層
(1)が動作領域すなわち共振器として作用し、その共
振器のストライプ方向の延長方向の両端面には逆メサ型
側面(3A)及び(3B)上に形成されたクラッド層(6)
((6B))による垂直側面(7A)及び(7B)が形成され
た窓構造の半導体レーザーとなる。この場合活性層
(1)の逆メサ型側面(3A)及び(3B)では活性層
(1)とクラッド層(6B)との各屈折率nは例えば活性
層がn=3.3であるのに比し、クラッド層(6B)がn=
3.2程度の小差であり、またこの側面(3A)及び(3B)
が活性層面に対して斜めであるに比し、これら側面(3
A)及び(3B)に形成されたクラッド層(6B)と外気と
は屈折率差が大であること、またクラッド層(6B)の外
面は活性層(1)の面に対して垂直面(7A)及び(7B)
であることからこの面(7A)及び(7B)が共振器の反射
面として作用することになり、かつこの面(7A)及び
(7B)がレーザー射出面となる。
そして、この場合活性層(1)のストライプ状リッジ
部(メサ)(4)の延長方向と直交する側面に関して
は、第2図に第1図Eの断面とは直交する方向の断面図
を示すように順メサすなわち基部に向って幅広となる形
状をとることができる。
尚、上述した各層が図示の導電型とは逆の導電型に選
定することができるなど上述の例に限らず種々の構成を
とり得る。
〔発明の効果〕
上述の本発明方法によれば、活性層(1)による共振
器の実質的反射面及びレーザー光の出射面が活性層の端
面自体の露出による劈開面によらず、クラッド層(6)
の垂直側面(7A)及び(7B)によって形成した窓構造を
とるようにしたことによって、光学損傷を小さくするこ
とができ、CODの改善がはかられこれによって高出力
化,連続発光がはかられるものであり、また特に本発明
においてはこの側面(7A)及び(7B)を特定の結晶面に
よって形成された逆メサ型側面(3A)及び(3B)へのエ
ピタキシャル成長によるすなわち結晶面によって成長速
度が相違することによる特定された結晶面の現出によっ
て構成するようにしたので再現性よく確実にこの垂直側
面(7A)及び(7B)の形成ができ、安定してすぐれた特
性の半導体レーザーを製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の各工程における略線的断面図、第
2図は本発明方法によって得た半導体レーザーの横断面
図である。 (2)は基板、(1)は活性層、(6),(6A)及び
(6B)はクラッド層、(12)はキャップ層、(4)はリ
ッジ部(メサ)、(3A)及び(3B)は逆メサ型側面、
(7A)及び(7B)は垂直側面である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−143082(JP,A) Proceedings of th e 4th Sony Researc h Forum,pp.270−274 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/18 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サブストレイト上に、少なくとも第1導電
    型のクラッド層と、活性層と、第2導電型の第1クラッ
    ド層とを順次エピタキシャル成長する第1のエピタキシ
    ャル成長工程と、 上記第2導電型の第1クラッド層上から上記活性層を横
    切り、相対向する少なくとも一対の両端側面が特定結晶
    面により逆メサ型側面とされたリッジ部を形成する工程
    と、 上記逆メサ型側面を有するメサ溝内を含んで全面的に上
    記第2導電型の第1クラッド層と同導電型の同一材料よ
    りなる半導体層をエピタキシャル成長させて上記逆メサ
    型側面を埋込んで垂直側面を形成する第2のエピタキシ
    ャル成長工程とを有し、 上記垂直側面を、上記活性層によるレーザー共振器の反
    射面とし、かつレーザー光の出射面としたことを特徴と
    する半導体レーザーの製造方法。
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NL7903197A (nl) * 1979-04-24 1980-10-28 Philips Nv Werkwijze voor het vervaardigen van een elektrolumines- cerende halfgeleiderinrichting en elektroluminescerende halfgeleiderinrichting vervaardigd volgens de werkwijze

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Proceedings of the 4th Sony Research Forum,pp.270−274

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