JP2820242B2 - 接着用樹脂組成物 - Google Patents

接着用樹脂組成物

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JP2820242B2 JP1204508A JP20450889A JP2820242B2 JP 2820242 B2 JP2820242 B2 JP 2820242B2 JP 1204508 A JP1204508 A JP 1204508A JP 20450889 A JP20450889 A JP 20450889A JP 2820242 B2 JP2820242 B2 JP 2820242B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、金属と熱可塑性樹脂との間に優れた接着性
を付与する接着用樹脂組成物に関し、さらに詳しくは、
ラミネートシースケーブルにおけるシース樹脂と金属と
を接着するのに好適な接着用樹脂組成物に関する。
発明の技術的背景 ケーブルの遮蔽材料として要求される諸特性は高度化
し、単一素材ではカバーしきれない面が出てきた。この
ためケーブルコアの外側に金属テープによる遮蔽層を設
け、その外側に樹脂シースを設けたラミネートシースケ
ーブルが開発された。このラミネートケーブルは機械特
性、防食性、防湿性等の諸性質に優れているので、近来
広く使用されてきた。このラミネートケーブルにおい
て、遮蔽層に使用される金属テープとしては、アルミニ
ウム、銅等で作られたものが、またシース樹脂として
は、低密度ポリエチレンが主として用いられているが、
両者の接着が困難であるため、その中間に融着用樹脂を
配して両者の接着を行なっている。
融着用樹脂としては、従来からエチレン−酢酸ビニル
共重合体(以下、EVAと称することもある)、スチレン
系重合体(以下、PSと称することもある)および無水マ
レイン酸グラフト変性ポリエチレンの3成分からなる混
合物が使用され、金属−樹脂シース層間の良好な接着性
が得られていた。
ラミネート金属テープの製造にあたっては、一般に金
属とシース樹脂との押出しラミネート法、または金属
層、融着用樹脂層およびシース樹脂層の各フィルム層を
貼合わせる方法などが採られている。しかしながら、従
来の融着用樹脂では、ラミネートする融着用樹脂層にス
ジがしばしば発生して、金属とシース樹脂との接着性を
悪くするという問題点があった。
このスジは、融着用樹脂層の局部的厚みの変化により
発生し、商品の外観を損なうばかりでなく、融着用樹脂
層の薄い部分では亀裂が生じ製品の機能までも低下させ
る。
本願出願人に係る特開昭61-296044号公報には、上記
のような融着用樹脂層のスジの発生を防止することので
きる融着用樹脂として、エチレン−酢酸ビニル共重合体
97〜45重量部、スチレン系重合体樹脂30〜1重量部、不
飽和カルボン酸またはその誘導体グラフト変性ポリエチ
レン15〜1重量部およびモノビニル芳香族炭化水素・オ
レフィンブロック共重合体エラストマー30〜1重量部か
らなる熱可塑性樹脂組成物が開示されている。しかしな
がら、この熱可塑性樹脂組成物を融着用樹脂として用い
てラミネート金属テープを製造する場合、融着用樹脂層
にスジは発生しないものの、金属−樹脂シース層間の接
着性は必ずしも充分でなかった。
したがって、融着用(接着用)樹脂層のスジの発生が
なく、しかも金属−樹脂シース層間に優れた接着性を付
与することができるような接着用樹脂組成物の出現が望
まれていた。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決
しようとするものであって、融着用樹脂層のスジの発生
がなく、しかも金属−熱可塑性樹脂シース層間に優れた
接着性を付与することができるような接着用樹脂組成物
を提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係る接着用樹脂組成物は、 (a)エチレン−酢酸ビニル共重合体:96〜45重量部、 (b)スチレン系重合体樹脂:30〜1重量部、 (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラフト変
性されたグラフト変性ポリエチレン:15〜1重量部、 (d)モノビニル芳香族炭化水素・オレフィンブロック
共重合体エラストマー:20〜1重量部、および (e)エチレン・α−オレフィン共重合体:20〜1重量
部 (ただし、(a)成分、(b)成分、(c)成分、
(d)成分および(e)成分の合計量は、100重量部と
する) からなることを特徴としている。
発明の具体的説明 以下、本発明に係る接着用樹脂組成物について具体的
に説明する。
(a)エチレン−酢酸ビニル共重合体 本発明で用いられる(a)エチレン−酢酸ビニル共重
合体は、公知のエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)
であって、本発明では、通常、メルトフローレート[MF
R(E):ASTM D 1238,E]が0.1〜50g/10分、好ましくは
1〜30g/10分、酢酸ビニル含有量が5〜30重量%、好ま
しくは8〜11重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体が
用いられる。MFR(E)が上記のような範囲にあるエチ
レン−酢酸ビニル共重合体を用いると、押出成形性およ
び接着性に優れた接着用樹脂組成物が得られる。
本発明では、(a)エチレン−酢酸ビニル共重合体
は、(a)エチレン−酢酸ビニル共重合体、(b)スチ
レン系重合体樹脂、(c)グラフト変性ポリエチレン、
(d)モノビニル芳香族炭化水・素オレフィンブロック
共重合体エラストマーおよび(e)エチレン・α−オレ
フィン共重合体の合計量100重量部に対して96〜45重量
部、好ましくは85〜50重量部の量で用いられる。
(b)スチレン系重合体樹脂 本発明で用いられる(b)スチレン系重合体樹脂は、
スチレン単独重合体のほか、クロルスチレン、ジクロル
スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、α−メ
チルスチレン等、スチレンおよびスチレンの核置換体ま
たは不飽和結合のα位置換体を主構成成分とする重合体
または共重合体であって、本発明では、通常、メルトフ
ローレート[MFR(G):ASTM D 1238,G]が0.1〜50g/10
分、好ましくは1〜40g/10分のスチレン系重合体が用い
られる。MFR(G)が上記のような範囲にあるスチレン
系重合体樹脂を用いると、押出成形性に優れた接着用樹
脂組成物が得られる。
本発明では、(b)スチレン系重合体樹脂は、(a)
エチレン−酢酸ビニル共重合体、(b)スチレン系重合
体樹脂、(c)グラフト変性ポリエチレン、(d)モノ
ビニル芳香族炭化水素・オレフィンブロック共重合体エ
ラストマーおよび(e)エチレン・α−オレフィン共重
合体の合計量100重量部に対して30〜1重量部、好まし
くは25〜5重量部の量で用いられる。
(c)グラフト変性ポリエチレン 本発明で用いられる(c)グラフト変性ポリエチレン
は、ポリエチレンに不飽和カルボン酸またはその誘導体
から選ばれるモノマーをグラフト反応することによって
得られ、本発明では、不飽和カルボン酸またはその誘導
体のグラフト変性量が通常0.01〜10重量%、好ましくは
0.1〜5重量%のグラフト変性ポリエチレンが用いられ
る。ここでポリエチレンは、エチレンの単独重合体もし
くはエチレンと少量の他の炭素数3〜20のα−オレフィ
ンたとえばプロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−
ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセンな
どとの共重合体であって、低密度、中密度および高密度
のものを含む。
ポリエチレンと不飽和カルボン酸またはその誘導体と
の反応は、溶媒の存在下または不存在下、ラジカル開始
剤を用い、または単に加温することによって行なわれる
のが一般的である。何れの方法を採用するにしても、本
発明では、ゲル含量10重量%以下(135℃におけるデカ
リン不溶分の測定)のグラフト変性ポリエチレンが接着
性に優れているため好ましく用いられる。ゲル含量が上
記のような範囲にあるグラフト変性ポリエチレンを用い
ると、金属との接着性に優れる接着用樹脂組成物が得ら
れる。
また、本発明では、通常、メルトフローレート[MFR
(E):ASTM D 1238,E]が0.1〜50g/10分、好ましくは
0.5〜10g/10分のグラフト変性ポリエチレンが用いられ
る。
本発明で上記のようなポリエチレンをグラフト変性す
る際に用いられる不飽和カルボン酸またはその誘導体と
しては、具体的には、アクリル酸、マレイン酸、フマー
ル酸、テトラヒドロフタル酸、イタコン酸、シトラコン
酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ナジック酸(商標
名、エンドシス−ビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−エン
−2,3−ジカルボン酸)などの不飽和カルボン酸、また
はその誘導体、たとえば酸ハライド、アミド、イミド、
無水物、エステルなどが挙げられ、具体的には、塩化マ
レニル、マレイミド、無水マレイン酸、無水シトラコン
酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、グリ
シジルマレエートなどが用いられる。これらの中では、
不飽和ジカルボン酸またはその酸無水物が好適であり、
特にマレイン酸、ナジック酸(商標名)またはこれらの
酸無水物が好ましく用いられる。
本発明では、(c)グラフト変性ポリエチレンは、
(a)エチレン−酢酸ビニル共重合体、(b)スチレン
系重合体樹脂、(c)グラフト変性ポリエチレン、
(d)モノビニル芳香族炭化水素・オレフィンブロック
共重合体エラストマーおよび(e)エチレン・α−オレ
フィン共重合体の合計量100重量部に対して15〜1重量
部、好ましくは10〜2重量部の量で用いられる。
(d)モノビニル芳香族炭化水素・オレフィンブロック
共重合体エラストマー 本発明で用いられる(d)モノビニル芳香族炭化水素
・オレフィンブロック共重合体エラストマーは、一般式
(A-B)n、(A−BA′、もしくは(A−B
(ただし、式中、AおよびA′はモノビニル芳香族炭化
水素重合体ブロック、Bはオレフィン重合体ブロック、
nは1〜5の整数、mは2〜7の整数、Xはm価の多官
能性化合物を表わす)で表わされる直鎖構造または分岐
構造からなる少なくとも片末端がモノビニル芳香族炭化
水素重合体ブロックであるブロック構造を有する重合体
である。好ましいモノビニル芳香族炭化水素としては、
スチレンおよびα−メチルスチレンであり、特にスチレ
ンが好ましい。オレフィンとしては、ブタジエン、イソ
プレン等の共役ジオレフィン、エチレン、プロピレン、
1−ブテン等のα−オレフィンが挙げられる。また、共
役ジオレフィンを重合した重合体ブロックは水素添加し
てもよい。さらに、ブロックBはオレフィン単位が優勢
である限り、ブタジエン、イソプレン等とスチレン、α
−メチルスチレンとの共重合体であってもよい。本発明
では、(d)モノビニル芳香族炭化水素・オレフィンブ
ロック共重合体エラストマーは、モノビニル芳香族炭化
水素重合体ブロックの量が通常8〜55重量%、好ましく
は10〜35重量%であり、両末端がモノビニル芳香族炭化
水素重合体ブロックであることが好ましい。これらのブ
ロック共重合体は、たとえばカリフレックスTR、クレイ
トンG(いずれも商標名、シェル化学(株)製)として
製造販売されている。
本発明では、(d)モノビニル芳香族炭化水素・オレ
フィンブロック共重合体エラストマーは、(a)エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、(b)スチレン系重合体樹
脂、(c)グラフト変性ポリエチレン、(d)モノビニ
ル芳香族炭化水素・オレフィンブロック共重合体エラス
トマーおよび(e)エチレン・α−オレフィン共重合体
の合計量100重量部に対して20〜1重量部、好ましくは1
8〜3重量部の量で用いられる。
(e)エチレン・α−オレフィン共重合体 本発明で用いられるエチレン・α−オレフィン共重合
体は、エチレンとα−オレフィンとがランダムに共重合
しており、下記のような特性を有している。
メルトフローレート[MFR(E):ASTM D 1238,E]:0.
1〜50g/10分好ましくは0.3〜30g/10分 密度:0.850〜0.900g/cm3好ましくは0.850〜0.890g/cm
3 エチレン含有量:75〜95モル%好ましくは75〜90モル
% X線による結晶化度:30%未満好ましくは25%未満。
上記のような特性値の範囲にあるエチレン・α−オレ
フィン共重合体を用いると、接着性に優れた接着用樹脂
組成物が得られる。
このエチレン・α−オレフィン共重合体を構成するα−
オレフィンとしては、炭素数3〜20のα−オレフィンが
用いられ、具体的には、プロピレン、1−ブテン、1−
ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、
1−デセン、1−テトラデセン、1−オクタデセンなど
が用いられ、これらのα−オレフィンは単独または2種
以上の混合物として用いられる。
このようなエチレン・α−オレフィン共重合体は、そ
の融点(ASTM D 3418)が通常100℃以下である。
本発明では、(e)エチレン・α−オレフィン共重合
体は、(a)エチレン−酢酸ビニル共重合体、(b)ス
チレン系重合体樹脂、(c)グラフトポリエチレン、
(d)モノビニル芳香族炭化水素・オレフィンブロック
共重合体エラストマーおよび(e)エチレン・α−オレ
フィン共重合体の合計量100重量部に対して20〜1重量
部、好ましくは18〜3重量部の量で用いられる。
本発明の接着用樹脂組成物は、上記(a)成分ないし
(e)成分を上記のような範囲の量で種々公知の方法、
たとえばヘンシェルミキサー、V−ブレンダー、リボン
ブレンダー、タンブラーブレンダー等で混合する方法、
さらには混合後一軸押出機、二軸押出機、ニーダー、バ
ンバリーミキサー等で溶融混合後、造粒あるいは粉砕す
る方法により製造することができる。
本発明の接着用樹脂組成物には、耐熱安定剤、耐候安
定剤、帯電防止剤、滑剤、スリップ剤、核剤、染料ある
いは顔料、炭化水素油等の可塑剤等の通常、熱可塑性樹
脂に添加される配合剤を、本発明の目的を損なわない範
囲で添加することもできる。
本発明の接着用樹脂組成物を用いてアルミニウム、
銅、鉄等の金属と、ポリアミド、エチレン・酢酸ビニル
共重合体鹸化物、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル
共重合体、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエス
テル等の熱可塑性樹脂とを積層するには、予め10〜200
μm厚の接着用樹脂組成物のフィルムを成形した後、こ
のフィルムを被着体である金属と熱可塑性樹脂との間に
セットして融着させることによって積層を行なう方法、
接着用樹脂組成物と被着体である熱可塑性樹脂とを各々
別個の押出機で溶融した後、多層ダイより押出して積層
を行なう方法などの方法がある。
発明の効果 本発明に係る接着用樹脂組成物は、(a)エチレン−
酢酸ビニル共重合体と、(b)スチレン系重合体樹脂
と、(c)グラフト変性ポリエチレンと、(d)モノビ
ニル芳香族炭化水素・オレフィンブロック共重合体エラ
ストマーと、(e)エチレン・α−オレフィン共重合体
とを特定の割合で含んで構成されているので、押出成形
の際にスジの発生もなく良好な外観を有する融着用(接
着用)フィルムが得られ、しかも金属−熱可塑性樹脂シ
ース層間に優れた接着性を付与することができる。
したがって、本発明に係る接着用樹脂組成物は、ラミ
ネートシース用積層体、各種包装用フィルムなどの融着
用樹脂として好適に使用することができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、
これら実施例により限定されるものではない。
実施例1 高密度ポリエチレン[三井石油化学工業(株)製、ハ
イゼックス、MFR(E):5.5g/10分]と無水マレイン酸
との反応により、無水マレイン酸含量0.5重量%、MFR
(E):3.0g/10分、ゲル含量0.1%以下のグラフト変性
ポリエチレンを得た。
得られたグラフト変性ポリエチレン5重量部に、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量:10重量
%、MFR(E):9.0g/10分、以下EVAと称する)60重量
部、ポリスチレン(商標名、デンカスチロールGP 200、
電気化学工業(株)製、MFR(G):25g/10分、以下PSと
称する)20重量部、ポリスチレン−ポリブタジエン−ポ
リスチレンブロック共重合体のポリブタジエンブロック
水素添加物(商標名、クレイトンG 1652、シェル化学
(株)製、スチレン含有量:29重量%)10重量部、およ
びエチレン−プロピレン共重合体[MFR(E):1.0g/10
分、エチレン含量:80モル%、X線による結晶化度5
%、密度0.870g/cm3]5重量部を加え、40mmφのダルメ
ージスクリューを備えた押出機を用いて溶融混練造粒
し、組成物(1)を得た。
得られた組成物(1)を200℃で溶融し、圧縮成形機
で厚さ3mmのプレスシートを作成した。そのプレスシー
ト物性(MFR、密度)を表1に示す。
次いで、30mmφのTダイ成形機を用いて組成物(1)
から厚さ50μmの融着用フィルムを成形し、単体フィル
ムでのスジの発生の有無を観察した後、この融着用フィ
ルムを用いて下記の条件でアルミニウム箔とポリエチレ
ンシートを接着させて積層体を得た。
[構 成]Al箔/組成物(1)フィルム/ポリエチレ
ンシート Al箔:厚さ200μm、幅10mm、長さ15cm 組成物(1)フィルム:厚さ50μm、幅25mm、長さ15cm ポリエチレンシート:厚さ2mm、幅25mm、長さ15cm [接着条件] 温 度:200℃ 圧 力:6kg/cm2 時 間:3分 続いて、この積層体から幅10mm、長さ15cmの接着強度
測定用試験片をナイフで切り出して、剥離速度200mm/分
で180°剥離強度を測定した。
結果を表2に示す。
実施例2 実施例1で用いた無水マレイン酸グラフト変性高密度
ポリエチレン5重量部に、EVA 70重量部、PS 10重量
部、クレイトンG 10重量部およびエチレン−プロピレン
共重合体5重量部を加え、実施例1と同様にして溶融混
練造粒し、組成物(2)を得た。
得られた組成物(2)のプレスシート物性(MFR、密
度)を表1に示す。
さらに、実施例1と同様にして、組成物(2)から厚
さ50μmの融着用フィルムを成形してスジの発生の有無
を観察するとともに、該フィルムを用いてアルミニウム
箔とポリエチレンシートを接着させて積層体を得、180
°剥離強度を測定した。
結果を表2に示す。
実施例3 実施例1で用いた無水マレイン酸グラフト変性高密度
ポリエチレン10重量部に、EVA 60重量部、PS 15重量
部、クレイトンG 5重量部およびエチレン−プロピレン
共重合体10重量部を加え、実施例1と同様にして溶融混
練造粒し、組成物(3)を得た。
得られた組成物(3)のプレスシート物性(MFR、密
度)を表1に示す。
さらに、実施例1と同様にして、組成物(3)から厚
さ50μmの融着用フィルムを成形してスジの発生の有無
を観察するとともに、該フィルムを用いてアルミニウム
箔とポリエチレンシートを接着させて積層体を得、180
°剥離強度を測定した。
結果を表2に示す。
実施例4 実施例1で用いた無水マレイン酸グラフト変性高密度
ポリエチレン5重量部に、EVA 65重量部、PS 15重量
部、クレイトンG 10重量部、エチレン−ブテン共重合体
[MFR(E):3.5g/10分、エチレン含量:85モル%、結晶
化度15%、密度:0.885g/cm3]5重量部を加え、実施例
1と同様にして溶融混練造粒し、組成物(4)を得た。
得られた組成物(4)のプレスシート物性(MFR、密
度)を表1に示す。
さらに、実施例1と同様にして、組成物(4)から厚
さ50μmの融着用フィルムを成形してスジの発生の有無
を観察するとともに、該フィルムを用いてアルミニウム
箔とポリエチレンシートを接着させて積層体を得、180
°剥離強度を測定した。
結果を表2に示す。
比較例1 実施例1で用いた無水マレイン酸グラフト変性高密度
ポリエチレン5重量部に、EVA 80重量部およびPS 15重
量部を加え、実施例1と同様にして溶融混練造粒し、組
成物(5)を得た。
得られた組成物(5)のプレスシート物性(MFR、密
度)を表1に示す。
さらに、実施例1と同様にして、組成物(5)から厚
さ50μmの融着用フィルムを成形してスジの発生の有無
を観察するとともに、該フィルムを用いてアルミニウム
箔とポリエチレンシートを接着させて積層体を得、180
°剥離強度を測定した。
結果を表2に示す。
比較例2 実施例1で用いた無水マレイン酸グラフト変性高密度
ポリエチレン5重量部に、EVA 70重量部、PS 15重量部
およびクレイトンG 10重量部を加え、実施例1と同様に
して溶融混練造粒し、組成物(6)を得た。
得られた組成物(6)のプレスシート物性(MFR、密
度)を表1に示す。
さらに、実施例1と同様にして、組成物(6)から厚
さ50μmの融着用フィルムを成形してスジの発生の有無
を観察するとともに、該フィルムを用いてアルミニウム
箔とポリエチレンシートを接着させて積層体を得、180
°剥離強度を測定した。
結果を表2に示す。
比較例3 実施例1で用いた無水マレイン酸グラフト変性高密度
ポリエチレン5重量部に、EVA 70重量部、PS 15重量部
およびエチレン−プロピレン共重合体10重量部を加え、
実施例1と同様にして溶融混練造粒し、組成物(7)を
得た。
得られた組成物(7)のプレスシート物性(MFR、密
度)を表1に示す。
さらに、実施例1と同様にして、組成物(7)から厚
さ50μmの融着用フィルムを成形してスジの発生の有無
を観察するとともに、該フィルムを用いてアルミニウム
箔とポリエチレンシートを接着させて積層体を得、180
°剥離強度を測定した。
結果を表2に示す。
比較例4 実施例1で用いた無水マレイン酸グラフト変性高密度
ポリエチレン5重量部に、EVA 60重量部、PS 15重量
部、クレイトンG 10重量部および高密度ポリエチレン
[MFR(E):8.2g/10分、密度:0.965g/cm3、結晶化度:8
1%]10重量部を加え、実施例1と同様にして溶融混練
造粒し、組成物(8)を得た。
得られた組成物(8)のプレスシート物性(MFR、密
度)を表1に示す。
さらに、実施例1と同様にして、組成物(8)から厚
さ50μmの融着用フィルムを成形してスジの発生の有無
を観察するとともに、該フィルムを用いてアルミニウム
箔とポリエチレンシートを接着させて積層体を得、180
°剥離強度を測定した。
結果を表2に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09J 123:26 125:00 151:06 153:00) (C08L 23/08 23:16 23:26 25:00 51:06 53:00) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09J 123/08 - 123/26 C09J 125/00 - 125/18 C09J 151/06 C09J 153/00 - 153/02 C08L 23/08 - 23/26 C08L 25/00 - 25/18 C08L 51/06 C08L 53/00 - 53/02 H01B 7/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)エチレン−酢酸ビニル共重合体:96
    〜45重量部、 (b)スチレン系重合体樹脂:30〜1重量部、 (c)不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラフト変
    性されたグラフト変性ポリエチレン:15〜1重量部、 (d)モノビニル芳香族炭化水素・オレフィンブロック
    共重合体エラストマー:20〜1重量部、および (e)エチレン・α−オレフィン共重合体:20〜1重量
    部 (ただし、(a)成分、(b)成分、(c)成分、
    (d)成分および(e)成分の合計量は、100重量部と
    する) からなることを特徴とする接着用樹脂組成物。
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