JP2819497B2 - 除湿装置 - Google Patents

除湿装置

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JP2819497B2 JP8214938A JP21493896A JP2819497B2 JP 2819497 B2 JP2819497 B2 JP 2819497B2 JP 8214938 A JP8214938 A JP 8214938A JP 21493896 A JP21493896 A JP 21493896A JP 2819497 B2 JP2819497 B2 JP 2819497B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はダクト配管工事を
必要とせずに設置が可能な除湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来空気中の水分を除湿する除湿装置と
しては、例えば特願平6−324015号で出願された
ものがある
【0003】この出願の除湿装置は、図1及び図2に示
すようにファンaにより本体b内に吸入した除湿すべき
空気の一部を、本体b内に回転自在に設けられた吸湿ロ
ータcへ送って吸湿ロータcにより吸湿後本体b外へ排
出すると共に、吸入空気の残りは、本体b内に設けられ
た顕熱交換器eの一方の通路fよりヒータgを経て上記
吸湿ロータcへ送ることにより吸湿ロータcを再生し、
吸湿ロータcの再生により高湿となった空気を上記顕熱
交換器eの他方の通路hへ送り込むことにより顕熱交換
器eに結露を発生させ、この結露水を回収をするように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の除湿
装置では、次のよう問題点があった。
【0005】(問題点1)吸湿ロータcを使用する除湿
装置では、吸湿ロータcの加熱再生時に発生した高湿空
気は、顕熱交換器eの通路h内において本体b周辺の空
気により冷却されて露点温度以下となるため、通路hの
出口の空気温度は周辺温度より若干高く、またその相対
湿度は100 %となって、通路h出口の空気は本体bの周
辺空気より多くの湿気を含んでいる。
【0006】このため上記出願の除湿装置のように、顕
熱交換器eで冷却された空気をそのまま本体b外へ排出
するのでは除湿効率がよくないと共に、この高湿の空気
を排出しないで、ファンaより吸い込んで再利用して
も、高湿空気はファンaにより本体bの周辺空気と混合
希釈され、除湿効率を高めることができないなどの不具
合がある。
【0007】(問題点2)上記出願の除湿装置は、吸湿
ロータcの周辺に4つの室を有していて、これら室間を
完全に密閉することは実用上困難である。特に吸湿ロー
タcを自重により自動回転させる方式では、吸湿ロータ
cに生じる回転力が弱いため、吸湿ロータcと本体bの
間に隙間が必要となる。
【0008】また上記出願の除湿装置では、ファンaに
より吸入された空気は2つに分かれ吸湿ロータcと顕熱
交換器eに送られるので、吸湿ロータcの通路k入口
と、顕熱交換器eの通路f入口の圧力はほぼ同じであ
り、またその圧力は本体b周辺より高い。顕熱交換器e
の通路fに流入した空気は順次、ヒータg、吸湿ロータ
cの通路i、顕熱交換器eの通路hを通過し、圧力は低
下し、排気された時点で圧力は本体b周辺と同じにな
る。従って吸湿ロータcの通路i出口の圧力は、吸湿ロ
ータcの通路k入口よりも低い。このため、吸湿ロータ
cの通路k入口付近の空気は吸湿ロータcの通路i出口
へ流れて行き、吸湿ロータc本体で発生した高湿空気は
温度湿度共に低下し、除湿量も低下する不具合がある。
【0009】さらに吸湿ロータcの通路kから出た空気
は、直ちに本体b外へ排気されるので、吸湿ロータcの
通路k出口付近の圧力は、本体b外の圧力とほぼ等し
い。従って吸湿ロータcの通路i入口の圧力は、吸湿ロ
ータcの通路k出口よりも高い。このため吸湿ロータc
の通路i入口付近のヒータgにより加熱された空気の一
部は、吸湿ロータcの通路k出口へ流れて行き、吸湿ロ
ータcで発生する高湿空気量は低下し、除湿量も低下す
る不具合がある。
【0010】この発明は、かかる従来の不具合を改善す
るためになされたもので、一度本体内で発生させた高湿
空気を無駄にすることなく、かつ吸湿ロータと本体の間
隙内の空気の移動により除湿量の低下が引き起こること
のない除湿装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、除湿すべき空気を本体内へ吸入
し、かつこの空気を顕熱交換器の一方の通路を経て、回
転自在な吸湿ロータへ送り、吸湿ロータで除湿された空
気を本体外へ排出する第1ファンと、ヒータにより加熱
さた空気を上記吸湿ロータへ送って吸湿ロータの水分を
蒸発させることにより吸湿ロータを再生し、かつ高湿と
なった空気を上記顕熱交換器の他方の通路へ送って顕熱
交換器内で結露を発生させた後、再びヒータを経て吸湿
ロータへ循環させる第2ファンと、上記顕熱交換器内に
結露した結露水を回収する手段とを具備したものであ
る。
【0012】上記構成により、吸湿ロータを再生して高
湿となった空気は、顕熱交換器により水分が除去された
後、再びヒータを経て吸湿ロータへ循環されるため、高
湿空気が本体外へ排出されることがない。また除湿する
空気を吸湿ロータへ送るファンと、吸湿ロータへ再生す
るための空気を送るファンを別にしたことから、吸湿ロ
ータの前後に設けられた室の圧力をほぼ同じにでき、こ
れによって除湿すべき空気と再生用の空気が混ざり合う
ことがないため、除湿量が向上する。
【0013】上記目的を達成するため請求項2の発明
は、吸湿ロータを、吸湿した水分の重量を利用して自転
させるようにしたものである。
【0014】上記構成により、吸湿ロータに駆動源を設
ける必要がないため、構成が簡単になると共に、消費電
力も低減できる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図3な
いし図5に示す図面を参照して詳述する。図3は除湿装
置の一部切欠斜視図、図4は図3のA−A線に沿う断面
図、図5は作用説明図である。
【0016】図3において1は除湿装置の本体で、箱形
をなすケース1aの内底部に、結露水を収容する容器2
が設けられている。上記容器2上にはファンモータ3に
より同時に回転される2基の第1,第2ファン4,5が
設置されていて、第1ファン4により本体1内に取り込
まれた本体1周辺の空気は、容器2の上方に設置された
顕熱交換器6の通路6a及び室7を通ってダクト8へ取
り込まれ、吸湿ロータ9へ送られるようになっている。
【0017】上記吸湿ロータ9は、円盤状をなしてい
て、筒状の吸湿ロータケース10内に回転自在に収容され
ており、吸湿ロータケース10の前後面には、互いに対向
する位置に半円形の室12,13が設けられている。上記吸
湿ロータ9は、塩化カルシウム、塩化リチウム、シリカ
ゲル、モレキューラシーブス等の湿気を吸収あるいは吸
着する物質を含浸またはコーティングした多数の通路9
a,9bが前後面を貫通するように設けられていて、中
心部に設けられた軸9cが吸湿ロータケース10に回転自
在に支承されていると共に、上記室12,13の一方12にダ
クト8が接続されていて、ダクト8より室12内に流入さ
れた空気は、吸湿ロータ9の通路9bを通過する際、空
気中の水分が除湿されるようになっている。
【0018】また吸湿ロータ9の通路9bを通過した空
気は、反対側に設けられた室13よりダクト14を介して第
1ファン4へ吸入された後、図示しない空気排気口より
本体1外へ排気されるようになっている。
【0019】一方上記第2ファン5より送り出された空
気は、ダクト15より上記顕熱交換器6の別の通路6bへ
送られ、通路6bを通過した空気は、ヒータ16が設けら
れた室17に送られてヒータ16で加熱されるようになって
いる。そして室17を通過した空気は、ダクト18を経て上
記吸湿ロータケース10の前後面に設けられた室19,20の
一方19へ流入される。
【0020】上記室19,20は別の室12,13より小さくな
っていて、一方の室19へ送り込まれた空気は吸湿ロータ
9の通路9aを通過した後、他方の室20に達するように
なっている。室20に達した空気は、ダクト22により顕熱
交換器6の上部に設けられた室23を経て顕熱交換器6の
通路6cへ送り込まれ、通路6cを通過した空気は、上
記顕熱交換器6の下部に設置されたドレンパン24の室25
に達し、さらにダクト26により第2ファン5へ送られ
て、再び上記経路を循環されるようになっている。
【0021】また上記ドレンパン24の内底部には、図4
に示すように水抜き孔24aが開口されていて、この水抜
き孔24aにフロート弁27が設けられている。このフロー
ト弁27は水抜き孔24aを開閉する弁体27aと、この弁体
27aの上部に取り付けられたフロート27bとより構成さ
れていて、ドレンパン24内に結露水が溜まると浮力によ
り開放して、ドレンパン24内の結露水を下側の容器2内
へ排水するようになっている。
【0022】なお上記顕熱交換器6は、通路6a,6
b,6cを有していて、これら通路6a,6bと通路6
cを流通する空気の間で互いに熱交換を行うように構成
されている。
【0023】次に上記構成された除湿装置の作用を説明
すると,いま除湿を開始すべく図示しない電源スイッチ
をオンにすると、ファンモータ3が運転し第1ファン4
及び第2ファン5が回転し、ヒータ16に通電される。第
1ファン4により図示しない空気吸込口から吸入された
空気は、顕熱交換器6の通路6aを経て吸湿ロータ9へ
達し、吸湿ロータ9の通路9bを通過する際、空気中の
水蒸気が吸収され除湿が行われる。そして除湿されて乾
燥した空気は第1ファン4から図示しない空気排気口よ
り排出されると共に、吸湿ロータ9は空気中の水蒸気を
吸収することにより、室12及び室13の側が重くなり、こ
れによって矢印方向へ自力回転する。
【0024】一方第2ファン5により送出された空気
は、顕熱交換器6の通路6bを経てヒータ16に達し、ヒ
ータ16で高温に加熱された後、吸湿ロータ9の通9aに
達する。室19,20側の通路9aは室12,13側で空気中の
水蒸気を吸収して高湿となった通路9bが吸湿ロータ9
の自力回転によりこの位置にきており、この高湿となっ
た通路9a内にヒータ16により加熱された高温空気が流
入するため、水蒸気が発生して通過した空気は高温高湿
となる。吸湿ロータ9は水分を奪われることで再生さ
れ、再び水蒸気を吸収できる状態となって室12,13側に
自力回転して行く。
【0025】そして、上記高温高湿空気は顕熱交換器6
に達し通路6cを通過する。この際、高温高湿空気は顕
熱交換器6の通路6b,6cを通過する空気により冷却
され、通路6cの表面に結露が発生する。通路6cから
出た空気の温度は通路6aを通過する空気の温度以下に
なることはなく、また相対湿度は100 %なので、本体1
周辺の空気の絶対湿度よりも高い。この高湿空気は第2
ファン5に吸い込まれた後、本体1外へ排出されること
なく再びダクト15へ吹き出され、上記経路内を循環す
る。
【0026】顕熱交換器6の通路6c内に発生した結露
水は、ドレンパン24へ集められる。ドレンパン24底部の
水抜き孔24aは、空気が流通しないようにフロート弁27
で閉鎖されているが、ドレンパン24内に結露水が溜まる
と、フロート27bが浮き上がって弁体27aが開放するた
め、結露水は水抜き孔24aより容器2内へ排出され、容
器2内に溜められる。
【0027】容器2内に溜められた水分量がこの除湿装
置の除湿量となり、適当に溜まったところで本体1より
容器2を取り出して排出することにより除湿が行える。
上記構成により第2ファン5を有する経路は室20が入
口、室19が出口となり、これらの室の圧力は室12,13と
ほぼ同じになる。従って室19,20と室12,13間の吸湿ロ
ータケース10と吸湿ロータ9の間隙が小さい或いは室1
9,20と室12,13間の距離が十分に大きけれは、室19に
流入した空気は室12,13内の空気と混ざり合うことなく
室20へ吸い込まれ、従来の除湿装置のような除湿効率の
低下は起きない。
【0028】なお、上記実施の形態では除湿ロータ9を
円盤状としたのが、多角筒状や直方体状などであっても
よい。また、上記実施の形態では吸湿ロータ9を回転自
在に支承して、吸湿した水蒸気の重量で自力回転させる
ようにしたが、動力伝達手段によりファンモータ3と連
動させてもよい。さらに上記実施の形態ではヒータ16を
有する室17へ流入する空気を顕熱交換器6の通路6bを
通過させ高温高湿空気を冷却する際に熱回収を行ってい
るが、熱回収は行わなくてもよい。
【0029】一方吸湿ロータ9を自重で回転させる除湿
装置では、吸湿ロータ9とその両側に位置する隔壁の間
に隙間を設けないと、吸湿ロータ9が円滑に回転しな
い。このため従来の除湿装置では、吸湿ロータ9と隔壁
の間に1mmの隙間を設けているが、この隙間を1mm広げ
る毎に除湿量が10%程度減少し、除湿効率が低下する原
因となっている。
【0030】しかしこの発明の実施の形態になる除湿装
置では、吸湿ロータ9と吸湿ロータ10間の隙間を4mmま
で拡大しても、除湿量はほとんど減少しなかった。従っ
てこの発明の除湿装置によれば、量産時の寸法公差が大
きくとれるので、製作及び組立が容易となる上、吸湿ロ
ータ9と吸湿ロータケース10の間に塵埃などが侵入した
ため、吸湿ロータ9が回転不能になるなどの不具合を生
じることはない。
【0031】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、吸湿ロ
ータが吸湿した水分を、ヒータにより加熱した空気に蒸
発させて、吸湿ロータを再び吸湿できるように再生する
ようにしたことから、除湿効果が長期間維持できると共
に、吸湿ロータより蒸発した水蒸気を含んだ空気を顕熱
交換器を経て再び循環させるようにしたことから、従来
の水蒸気を含んだ高湿となった空気を本体外へ排気して
いたものに比べて、除湿効果が大幅に向上する。
【0032】またこの発明では、除湿する空気を送風す
るファンと、吸湿ロータを再生するファンを別にして、
吸湿ロータを再生する空気を循環させるようにしたこと
から、吸湿ロータの前後に設けられた各室の圧力はほぼ
同程度となる。これによって吸湿ロータと吸湿ロータケ
ースとの隙間を大きくしても、空気が互いに混ざり合う
ことがないため、従来の吸湿ロータで発生した高湿空気
が混ざり合って除湿量が低下したり、顕熱交換器へ送ら
れて水分が除去される高湿空気が減少して除湿量が減少
するなどの不具合を解消することができる。
【0033】さらに、吸湿ロータと吸湿ロータケースの
間の隙間を大きくできるため、量産する際の寸法公差を
大きくすることができ、これによって製作及び組立が容
易となるため安価に提供できると共に、吸湿ロータと吸
湿ロータケースの隙間に塵埃などが侵入して、吸湿ロー
タの回転が不能になるなどの不具合も生じることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の除湿装置の一部切欠斜視図である。
【図2】従来の除湿装置の作用説明図である。
【図3】この発明の一実施形態になる除湿装置の一部切
欠斜視図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】この発明の一実施の形態になる除湿装置の作用
説明図である。
【符号の説明】
1 本体 4 第1ファン 5 第2ファン 6 顕熱交換器 6a 通路 6b 通路 9 吸湿ロータ 16ヒータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除湿すべき空気を本体1内へ吸入し、か
    つこの空気を顕熱交換器6の一方の通路6aを経て、回
    転自在な吸湿ロータ9へ送り、吸湿ロータ9で除湿され
    た空気を本体1外へ排出する第1ファン4と、ヒータ16
    により加熱された空気を上記除湿ロータ9へ送って吸湿
    ロータ9の水分を蒸発させることにより吸湿ロータ9を
    再生し、かつ高湿となった空気を上記顕熱交換器6の他
    方の通路6cへ送って顕熱交換器6内で結露を発生させ
    た後、再びヒータ16を経て吸湿ロータ9へ循環させる第
    2ファン5と、上記顕熱交換器6内に結露した結露水を
    回収する手段とを具備したことを特徴とする除湿装置。
  2. 【請求項2】 吸湿ロータ9を、吸収した水分の重量を
    利用して自転させるようにしてなる請求項1記載の除湿
    装置。
JP8214938A 1996-07-29 1996-07-29 除湿装置 Expired - Lifetime JP2819497B2 (ja)

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JPH1047705A JPH1047705A (ja) 1998-02-20
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KR100419562B1 (ko) * 1998-01-26 2004-05-31 간쿄 가부시키가이샤 공기탈습방법및장치
JP3445790B1 (ja) * 2002-05-10 2003-09-08 株式会社カンキョー 除湿機
WO2009087779A1 (ja) * 2008-01-10 2009-07-16 Sanfat Electric Manufacturing Co., Ltd. 除湿装置

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