JP2818869B2 - 臭い検出装置 - Google Patents

臭い検出装置

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JP2818869B2 JP1205818A JP20581889A JP2818869B2 JP 2818869 B2 JP2818869 B2 JP 2818869B2 JP 1205818 A JP1205818 A JP 1205818A JP 20581889 A JP20581889 A JP 20581889A JP 2818869 B2 JP2818869 B2 JP 2818869B2
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、監視区域の空気をサンプリングして臭いを
検出する臭い検出装置に関する。
〔従来技術〕
従来、空気中の臭いを検出するための装置は、使用し
ている間に、検出素子の零値の出力、すなわち臭いが全
くない状態での出力が変化して、正確な臭いの量による
出力が得られなくなる。従って定期的に臭いが全くない
状態、例えば活性炭により臭いを取り除いたり、ボンベ
等から清浄な空気を導入したりして、検出素子の零値の
出力を較正していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の零値の出力較正のための状態を作るには、所定
の検出素子較正用の箱に入れるなどの場所を必要とし、
活性炭を使用する場合は、脱臭力の低下時に交換する必
要があり、また、空気中ボンベを使用する場合は、ボン
ベの空気が乾燥しているので、素子の出力が安定するま
で時間がかかるという欠点がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、オゾンに臭いを分解する作用があることに
着目し、オゾンを用いて臭いの量を正確に検出すること
を目的として、監視区域の空気をサンプリングして異常
な臭いを検出する臭い検出装置において、空気中の臭い
を検出する素子部と、オゾンを供給するオゾン供給部
と、素子部に空気を送る吸引部と、各部を制御するとと
もに、マイクロコンピュータを備えて素子部からの出力
値から異常な臭いを判別する異常判別手段を有している
制御部と、を有し、異常判別手段は、オゾン供給部を作
動させたオゾン混入気流中での素子部の出力値を基準と
して、所定の閾値を設定することを特徴とするものであ
る。
また、監視区域の空気をサンプリングして異常な臭い
を検出する臭い検出装置において、空気中の臭いを検出
する素子部と、オゾンを供給するオゾン供給部と、素子
部に空気を送る吸引部と、各部を制御するとともに、マ
イクロコンピュータを備えて素子部からの出力値から異
常な臭いを判別する異常判別手段を有している制御部
と、を有し、異常判別手段は、オゾン供給部の定期的な
作動により、サンプリングされた空気中にオゾンが定期
的に混入され、素子部の出力値の差が所定の値を越える
ときに異常と判別することを特徴とするものである。
〔作 用〕
臭いの全くない状態をオゾンを使って作成するので、
活性炭を用いる場合のように特別な室を必要とせず、ま
た交換する必要がない。清浄な空気のボンベを使用する
場合に比べても、オゾンを使う場合は、測定気流中にオ
ゾンを混入させるので、臭い監視状態と同じ条件で零値
較正が行える。
〔実施例〕
以下に本発明による一実施例を図面により説明する。
第1図は、本発明を実施するための構成を示す一実施例
であり、1は、ポンプ等の吸引装置、2は、通気管、3
は、臭いを検出する素子部、4は、通気管2内の気流に
オゾンを混入させるオゾン供給部、5は、素子部3およ
びオゾン供給部4等を制御するマイクロコンピュータを
有する制御部である。素子部3は、例えば白金線を用い
る熱線抵抗式等の臭い検出素子であり、臭いの濃度によ
り、抵抗値が変化する。オゾン供給部4は、例えば無声
放電オゾン発生器と同様のものであるが、他にボンベ等
を利用したオゾン導入装置、または外部からオゾンを吹
き込んでもよい。制御部5は、臭いの異常を判断し、図
示しない警報部に信号を送り、また臭いの状態を表示す
るような図示しない表示部も制御する。
上記構成の動作について説明すると、監視される各区
域において、または各区域からの空気が吸引装置1によ
り、通気管2へ吸い込まれている。その途中に素子部3
が備えられていて、流通する空気中の臭いの量を検出し
ている。素子部3を臭いのある気流中に晒しておくと、
検出素子表面に臭い分子が付着して、零値の出力値、す
なわち臭いのない状態での出力値が変化するので、正確
な臭いによる出力が得られなくなる。従って定期的に零
値の出力値を較正する必要がある。零値の出力値を較正
する場合は、通気管2内の素子部3の一次側に設けられ
ているオゾン供給部4を起動させて、通気管2を通る気
流中にオゾンを混入させる。すると素子部3へ来る気流
は、オゾンの作用により臭いのない状態となり、更に気
流中に混在するオゾンが素子表面に付着している臭い分
子まで分解し、素子表面の浄化まで行う。従って素子部
3からの出力は、臭いがない状態であるとともに、清浄
な表面での出力が得られ、正確に零値の出力値が設定さ
れる。以上の動作は、制御部5により自動的に行うこと
も可能で零値の出力値の記憶や臭いによる出力の算出等
を制御部5が行っている。
制御部5の構成と動作を示すフローチャートとブロッ
ク回路図を第2図と第3図から説明すると、MPUは、マ
イクロプロセッサ、ROM1は、制御部5の動作に関するプ
ログラム記憶領域、ROM2は、後述する各種の定数の記憶
領域、RAM1は、作業用領域、RAM2は、後述する各数値の
記憶領域、IF1,IF2,IF3およびIF4は、インターフェー
ス、GSは、素子部3、OPは、オゾン供給部4、CLは、時
計、DPは、CRT等の表示部である。制御部5は、通常、
素子部3からのセンサ出力SLVを、例えば、閾値Bと比
較して異常を表示したり、臭いの強さSLV−SLV0を表示
させたりしている(ステップ202,204,205,206)。読み
込んだ時刻が較正時刻であると(ステップ201,203の
Y)、また、そのときに所定量の出力値Aを検出してい
ない場合は(ステップ207のN)、零値の出力値SLV0
較正を開始する。その場合、制御部5は、まずオゾン供
給部4を始動させて臭いのない環境を作り出す(ステッ
プ208,209)。充分零値の出力が落ちついてからセンサ
出力を読み込み、零値の出力値SLV0としてそこへ所定値
L,Kを加え、所定量の出力値Aと閾値Bを設定してオゾ
ン供給部4を停止させる(ステップ201,211,212)。所
定量の出力値Aは、オゾンでの零値の出力値SLV0を設定
しにくい量の臭いが発生している場合であり、従って所
定量の出力値A以上のセンサ出力SLVが得られている場
合は、零値の出力値SLV0の較正を行わずに監視状態を続
ける(ステップ207のY)。ここで所定量の出力値Aを
閾値Bより小さくしておくことにより、閾値を超えてい
る場合は零値の出力値SLV0の較正を行わずに監視状態を
続けることが可能となる。
上記の動作は、素子部3の出力値が閾値を超えたとき
に異常と判別する場合であり、以下にその他の異常判別
手段を用いる場合の動作について第4図に示すフローチ
ャートにより説明する。制御部5は、通常、空気中での
センサ出力SLV1を読み込んだ後(ステップ403)、オゾ
ン供給部4を始動させてオゾン混入気流をしばらく発生
させて(ステップ404,405)、オゾン混入気流中でのセ
ンサ出力SLV2を読み込む(ステップ406)。両出力を比
較して所定の閾値Xよりも差が大きい場合に異常と判別
する(ステップ408のY,409)。オゾン供給部4を停止し
てしばらくしてから(ステップ407,410)、始めに戻っ
てセンサ出力SLV1を読み込む。通常はこれを繰り返して
監視状態を続けるが、読み込んだ時刻Tが較正時刻にな
ると(ステップ401,402のY)、素子部3の浄化状態に
入り(ステップ412,413,414,415)、オゾン供給部4の
動作により、素子表面を浄化する。すなわち監視状態で
のオゾン供給部4の動作では、常に素子表面を完全に浄
化していないので、定期的に浄化を行う。従って浄化状
態でのオゾン供給時の待ち時間T2は、監視状態でのオゾ
ン供給時の待ち時間T1よりも充分長くしておく。また、
この動作でのオゾン供給時の待ち時間は(ステップ410,
415)、監視状態でのオゾン供給時の待ち時間T1と同じ
であるが、オゾン供給時間の方を長くするなど異なる時
間でもよい。両センサ出力の差が閾値Xを超えない場合
(ステップ408のN)、センサ出力SLV2を所定値Yと比
較して超える場合には異常を表示し(ステップ416のY,4
17)、超えない場合は異常の表示を解除する(ステップ
416のN,418)。すなわち異常が表示されていると、素子
部3が汚染されているような不具合が生じているので、
洗浄したり、取り換えたりする必要がある。
本実施例の構成を備える場合、通気管2の図示しない
排気口部分には、オゾンを分解する触媒等を設け、オゾ
ンを完全に分解してから排気することが好ましい。
〔発明の効果〕
本発明による臭い検出装置では、測定気流中にオゾン
を混入させるので、素子部を簡便に臭いのない状態にす
ることができ、正確な零値の出力値を設定できるので確
実な異常判別が行える。
また、監視区域の空気に定期的にオゾンを混入させ、
オゾン発生時とオゾンのない時での出力差から臭いの異
常を判別することにより、素子部の出力が安定するまで
待つ必要がなく、継続的に監視することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による一実施例の構成を示す概略図、
第2図は、第1図の動作を示すフローチャート、第3図
は、制御部を示すブロック回路図、第4図は、第1図の
他の動作を示すフローチャートである。 3……素子部、4……オゾン供給部、5……制御部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視区域の空気をサンプリングして異常な
    臭いを検出する臭い検出装置において、 空気中の臭いを検出する素子部と、オゾンを供給するオ
    ゾン供給部と、前記素子部に空気を送る吸引部と、前記
    各部を制御するとともに、マイクロコンピュータを備え
    て前記素子部からの出力値から異常な臭いを判別する異
    常判別手段を有している制御部と、を有し、 前記異常判別手段は、前記オゾン供給部を作動させたオ
    ゾン混入気流中での前記素子部の出力値を基準として、
    所定の閾値を設定することを特徴とする臭い検出装置。
  2. 【請求項2】監視区域の空気をサンプリングして異常な
    臭いを検出する臭い検出装置において、 空気中の臭いを検出する素子部と、オゾンを供給するオ
    ゾン供給部と、前記素子部に空気を送る吸引部と、前記
    各部を制御するとともに、マイクロコンピュータを備え
    て前記素子部からの出力値から異常な臭いを判別する異
    常判別手段を有している制御部と、を有し、 前記異常判別手段は、オゾン供給部の定期的な作動によ
    り、サンプリングされた空気中にオゾンが定期的に混入
    され、素子部の出力値の差が所定の値を越えるときに異
    常と判別することを特徴とする臭い検出装置。
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