JP2818588B2 - インクカートリッジ - Google Patents

インクカートリッジ

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JP2818588B2
JP2818588B2 JP33391696A JP33391696A JP2818588B2 JP 2818588 B2 JP2818588 B2 JP 2818588B2 JP 33391696 A JP33391696 A JP 33391696A JP 33391696 A JP33391696 A JP 33391696A JP 2818588 B2 JP2818588 B2 JP 2818588B2
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ink
chamber
absorber
ink absorber
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Inventor
浩一 田中
Original Assignee
新潟日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクカートリッ
ジ、特に、インクジェットプリンタに用いるインクカー
トリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】インクタンク内にスポンジ等の多孔質部
材を配置したインクカートリッジは、スポンジにインク
を完全に充填することができず、インクカートリッジの
容積の70%程度しかインクが入らず、しかも、スポン
ジに充填されたインクの一部はスポンジに残留していま
い、充填されたインクの80%程度しか使用されないの
で、インクカートリッジの容積の利用効率は50〜60
%程度である。
【0003】インクカートリッジのインクタンク内にス
ポンジを使用せず、利用効率をほぼ100%にできる技
術としては、特開平5−96744号公報に示されるイ
ンク供給機構がある。
【0004】図6は第1の従来例を示す断面図である。
ヘッドカートリッジ部101は、第1の室111と第2
の室115を有し、毛細管114で連結されている。第
2の室115には多孔性部材116が設けられている。
第1の室111は、大気連通口112と2本の連通路1
18が設けられている。インクカートリッジ103をヘ
ッドカートリッジ部101に取り付けると、連通路11
8からカートリッジ内にエアーが供給され、インクが第
1の室111に供給される。インクレベルが連通路の端
部を超えると、圧力平衡によりインク供給が停止され
る。印字によってインクが消費されると、多孔性部材1
16からインクが記録ヘッド102に送られ、多孔性部
材116へは、第1の室111からインクが供給され
る。
【0005】図7は第2の従来例を示す断面図である。
(例えば、特開平7−52404号公報参照) インク吸収体209内のインクが消費され、さらにイン
ク室204内のインクが消費されると、連結路207を
介して空気がインク室204に侵入し、負圧が保たれ
る。この状態で、周囲環境の変化でインク室204の空
気が膨張すると、インク室204のインク203は補償
室206に移行し、インク吸収体209に保持される。
プリントヘッド201へのインクの供給は、補償室20
6のインク供給口205から行われる。そのため、補償
室206に移行したインクも無駄なく使える。また、イ
ンク供給口205がインク吸収体209に覆われている
ので、インク室204内のインクの動きによる圧力変動
の影響を受けず、安定した圧力によるインクの供給が行
なえる。
【0006】特開平8−25644号公報を参照する
と、補償室206の容積とインク室204の容積の比を
1:1以上1:3以下の範囲内とすることが実用上の最
適範囲であり、大気連通口208近傍をインク吸収体2
09が収納されない空気層210とし、空気層210内
に大気連通の管を配設すると、物流姿勢や、環境温度変
化あるいはその双方が重複した条件下においても、イン
ク室204のインクが大気連通口208から漏れること
を防止できると記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した第1の従来例
のインクカートリッジは構造が複雑であり、第2の従来
例のインクカートリッジは、インク吸収体の体積を負圧
が最低限維持できる程度まで減少させ、その分をインク
室の容積増加に振向けているが、まだインク室の容積が
不足であるという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明のインクカー
トリッジは、側面の一部にインクの浸透を阻止する塞孔
層を設けたインク吸収体と、インク室と負圧室との境界
に前記インク吸収体の位置決めをするために設けられ下
部にインクの連通路を有するリブとを含んで構成され
る。
【0009】第2の発明のインクカートリッジは、第1
の発明において、前記インク吸収体の側壁の一面に前記
塞孔層を設ける。
【0010】第3の発明のインクカートリッジは、第1
の発明において、前記インク吸収体の側壁の三面に前記
塞孔層を設ける。
【0011】第4の発明のインクカートリッジは、第1
の発明において、前記インク吸収体の側壁の全面に前記
塞孔層を設ける。
【0012】第5の発明のインクカートリッジは、第1
の発明において、前記インク吸収体の下部に前記塞孔層
の無い部分を残している。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0014】図1(a),(b)は本発明の第1の実施
形態を示す模式断面図である。図1(a),(b)に示
すインクカートリッジは、側面の一部にインクの浸透を
阻止する塞孔層9aを設けたインク吸収体9と、インク
室4と負圧室6との境界にインク吸収体9の位置決めを
するために設けられ下部にインクの連通路12を有する
リブ11とを含んで構成される。
【0015】塞孔層9aは、通常インク室4と負圧室6
との境界に設けられている隔壁の代りをなすものであ
り、ウレタン等のインク吸収体9の側壁を熱プレスする
ことにより、インク吸収体9の表面に存在する微小通孔
を塞ぎ、インク3が負圧室6に浸透しないようにする役
目を果す。インク3は、連通路12を通ってインク吸収
体9の下部に残した塞孔層9aの無い部分9cから、イ
ンク吸収体9の内部に吸収されてゆく。
【0016】インク吸収体9の下部に残した塞孔層9a
の無い部分9b以外の所から、インク3が塞孔層9aと
リブ11との隙間を通って回り込む危険性がある場合
は、両者を接着しておく。
【0017】図2(a),(b)は図1に示すインク吸
収体の第一例を示す側面図および上面図である。塞孔層
9aはインク吸収体9の一面だけに設けられている。
【0018】図3(a),(b)は図1に示すインク吸
収体の第二例を示す側面図および上面図である。塞孔層
91aはインク吸収体9の三面に設けられている。
【0019】図4(a),(b)は図1に示すインク吸
収体の第三例を示す側面図および上面図である。塞孔層
92aはインク吸収体9の全面に設けられている。
【0020】熱プレスで塞孔層9aを形成する場合、ウ
レタン等の材料が熱変形したり、塞孔層9aの厚さ寸法
が大きくなってしまうように問題を生じた際は、高エネ
ルギーのレーザビームを照射する等の手段が考えられ
る。
【0021】図5は本発明の第2の実施形態を示す模式
一部破断上面図である。インク室4a〜4cには、カラ
ーインクが充填される。各カラーインクの消費量には差
があるので、一つのカートリッジにまとめる場合は、イ
ンク室の容積に差を持たせる隔壁13,14はインク室
4a〜4cにあるカラーインクを混合しないようにする
ために必要であり、ことに、第1のインク吸収体91a
(の下部等)から第2のインク吸収体91aに回り込ま
せないためにも必要である。
【0022】
【発明の効果】本発明のインクカートリッジは、インク
室4と負圧室6との境界に設けられている隔壁の代り
に、インク吸収体に隔壁と同様の効果を有する薄い塞孔
層を設けることにより、隔壁を省略できるのでその分だ
けインク室4の容積を増大できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本発明の第1の実施形態を示
す模式断面図である。
【図2】(a),(b)は図1に示すインク吸収体の第
一例を示す側面図および上面図である。
【図3】(a),(b)は図1に示すインク吸収体の第
二例を示す側面図および上面図である。
【図4】(a),(b)は図1に示すインク吸収体の第
三例を示す側面図および上面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す模式一部破断断
面図である。
【図6】第1の従来例を示す断面図である。
【図7】第2の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
3 インク 4 インク室 5 インク供給口 6 負圧室 8 大気連通孔 9 インク吸収体 10 空気層 11 リブ 12 連通路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面の一部にインクの浸透を阻止する塞
    孔層を設けたインク吸収体と、インク室と負圧室との境
    界に前記インク吸収体の位置決めをするために設けられ
    下部にインクの連通路を有するリブとを含むことを特徴
    とするインクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記インク吸収体の側壁の一面に前記塞
    孔層を設けた請求項1記載のインクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記インク吸収体の側壁の三面に前記塞
    孔層を設けた請求項1記載のインクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記インク吸収体の側壁の全面に前記塞
    孔層を設けた請求項1記載のインクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記インク吸収体の下部に前記塞孔層の
    無い部分を残した請求項1記載のインクカートリッジ。
JP33391696A 1996-12-13 1996-12-13 インクカートリッジ Expired - Lifetime JP2818588B2 (ja)

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JP33391696A JP2818588B2 (ja) 1996-12-13 1996-12-13 インクカートリッジ

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JPH10166605A JPH10166605A (ja) 1998-06-23
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JP3809401B2 (ja) * 2001-07-27 2006-08-16 キヤノン株式会社 インクタンク

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JPH10166605A (ja) 1998-06-23

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Effective date: 19980721