JP2816228B2 - 遠隔撮像装置 - Google Patents

遠隔撮像装置

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JP2816228B2 JP2102384A JP10238490A JP2816228B2 JP 2816228 B2 JP2816228 B2 JP 2816228B2 JP 2102384 A JP2102384 A JP 2102384A JP 10238490 A JP10238490 A JP 10238490A JP 2816228 B2 JP2816228 B2 JP 2816228B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光伝送手段で信号を伝送する遠隔撮像装置に
関する。
[従来技術] 近年、テレビカメラ等の各種の撮像装置に、電荷結合
素子(以下、CCDと略記)等の固体撮像素子が広く用い
られるようになった。
第13図は代表的な固体撮像素子としてのCCD1の内部構
成及び駆動に必要な信号系の概略を示す。
第13図において、格子状に配列した各フォトダイオー
ド2で光学像を光電変換する受光部(電荷蓄積部)を形
成している。縦方向のフォトダイオード列の間に垂直シ
フトレジスタ3が配設され、フォトダイオード2の電荷
を導き、水平シフトレジスタ4に送り出す。この水平転
送レジスタ4は垂直シフトレジスタ3の電荷をアウトプ
ットゲート5まで送り、バッファ6を介してCCD出力信
号CCD OUTとして外部に出力する。
この動作の際に、垂直シフトレジスタ3を動作させる
ために信号φV1〜φV4までの信号が必要であり、水平シ
フトレジスタ4を動作させるために信号φH1,φH2、外
部に出力する際に信号φR,VOG,VLGが必要となる。又、
これらの主電源としてVDDがある。
一般的に信号φV1〜φV4はCCD1の構造上から3値パル
スとして入力され、また信号φH1,φH2についても2値
又は3値にて入力される。
これらの信号φV1〜φV4,VLGをそれぞれ正確にCCD1に
入力したときのみ、CCD1は動作する。
従来、固体撮像素子、その中でも代表的なCCDを遠隔
から駆動するものとして、例えば特願平1−265,9243号
及び特開平1−161943号がある。
これらの内容は、CCDを駆動する各種信号をCCDカメラ
ヘッド11側で無終端で受けるため、第14図に示すように
カメラコントロールユニット部(以下、CCU部と略記)1
2から該各種駆動信号を出力する際、バッファ12aを通し
た後、抵抗R及びコンデンサCで示す並列回路により、
高域成分を強調した波形aとして送り出す方法を採用し
ている。この波形aの駆動信号は、数m〜数十mのケー
ブル13の途中に存在する等価的な容量及び抵抗によっ
て、送り出した高域成分が受端側で相殺され、波形bの
ような整った駆動信号となるようにしている。
尚、CCD10の電源端には、ケーブル13での等価直流抵
抗Zによる電圧降下分αだけ電源電圧VDDより高いVcc
で給電される。又、CCD10の出力信号はバッファ及び抵
抗を介してCCU部12のアンプ15に入力され、増幅された
後、映像信号処理回路16で信号処理され、ビデオ信号に
された後、モニタ(図示せず)に出力されるようになっ
ている。
[発明が解決しようとする問題点] 第14図に示すものは、実用的には数十mまではこれで
CCDカメラヘッド部11への駆動信号の伝送が可能となる
が、長さの異なるケーブルに対してはそれぞれ抵抗R及
びコンデンサCによる強調レベルの度合いを、その都度
変更しなければならない不都合があった。
又、CCD10に電圧VDDの電源を供給してやらなければ
ないが、この時CCU部12の送り出し側ではケーブル13で
各m当り約1Ω程度の直流抵抗を持つので、ケーブル13
の長さ分の等価直流抵抗Zによる電圧降下を加味して、
+α[V]分だけ送り出し側で余分の電圧Vccで供給し
なければならない。このケーブル13で等価直流抵抗Z分
による電圧降下レベルは、該ケーブル13の長さによって
異なるので、長さが異った場合には、その都度受端側の
カメラヘッド部11で最適の電圧VDDとなる様に、送り出
し側で調整しなければならない不都合があった。
又、CCD10の出力信号をバッファを介して数m〜数十
m隔てたCCU部12に送り出す場合、CCU部12側には終端抵
抗を持ち、伝送間での無効損失をなるべく少なくしよう
とするが、この出力信号は約10MHz以上もの高周波信号
であり、ケーブル13の等価容量の増大の影響のため、実
際にはかなり波形がなまってしまい、実用上の限界は数
十mであった。
上記CCD10の出力の伝送に関して特性劣化をなくすた
めに、特願平1−40903号では、CCD出力をA/D変換して
ディジタルな光信号としてCCU部12側に送り出すことが
提案されている。
しかし、この構成ではやはりCCD10に供給するCCU電源
部はケーブル13が長くなれば、その分に応じて補正電圧
を加味して送り出してやらなければならないものとな
り、ケーブル13の長さに応じてCCU部12の送り出し電圧
を調整(補正)しなければならないという不都合があっ
た。
以上、述べたように、駆動波形の強調送出及び電源の
補正送出についての欠点であるが、駆動波形の強調送出
はいくらでも強調すれば良いというものではなく、伝送
ケーブル13の電力容量を超えるものは、もちろん伝送で
きない。又、伝送ケーブル13の絶縁耐圧の制限上からも
制限がある。又、駆動信号の強調のため、高周波信号の
増大を招き、EMI(電磁波妨害)上の制限及びCCU部12の
送り出しバッファ12aの駆動能力の限界と、送り出しバ
ッファ12aでの消費電力の増大により、数十mが実用限
界である。さらに電源の補正送出についても、伝送ケー
ブル13の直流抵抗のドロップ分を補正することは、ケー
ブル13での電力損失を補正することとなるので、CCU部1
2の送り出し電源が大型化となることから制約がでてく
る。さらに、長い伝送ケーブルでは曲げとか環境の変化
により、直流抵抗値変わり、実用上の限界はやはり数十
mとなっている。
さらに数十m以下のケーブル伝送時についても、それ
ぞれのケーブル長に応じた駆動波形の強調または電源圧
の補正送出量を変えてやらなければならず、非常にケー
ブル13の長さに対してのCCU部12装置側の柔軟性がなか
った。
本発明の上述した点にかんがみてなされたもので、駆
動波形の強調と電源電圧の補正送出を必要とせず、長距
離に至るまでの伝送路でも同可能で、ケーブルの長さに
対してCCU部での低消費電力化を可能とする遠隔撮像装
置を提供することを目的とする。
[問題点を解決する手段及び作用] 本発明では、光ファイバケーブルにより伝送された駆
動信号により駆動される固体撮像素子を内蔵したカメラ
ヘッド等の遠隔撮像装置において、固体撮像素子の出力
信号をディジタルデータに変換する変換手段と、この変
換手段からの出力信号を光パルスに変換して、光ファイ
バケーブルの一方の端面に供給し、信号処理装置側に送
信する送信手段と、信号処理装置側と別体で、この遠隔
撮像装置に電源を供給する給電手段とを設けることによ
り、従来の装置における駆動信号の強調とか電源電圧の
補正を不要にし、且つ長距離まで駆動可能にしている。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は第1実施例を含む主要部の構成図、第2図は第1
実施例を含む装置の全体図、第3図は第1実施例の外観
を示す斜視図である。
第2図に示すように撮像装置21は第1実施例の遠隔撮
像装置としてのCCDカメラヘッド部22に駆動信号23(第
1図参照)を送ると共に、カメラヘッド部22から送られ
る信号を受けて信号処理を行うCCD部24と、これらカメ
ラヘッド部22及びCCU部24間の信号の伝送を行う光ファ
イバ伝送路25と、照明光を発生する光源装置26と、前記
CCU部24から出力されるビデオ信号を表示するTVモニタ2
7とから構成される。
上記光ファイバ伝送路は25は、例えば数十m以上であ
り、細径のファイバを例えば17本で構成され、上記光源
26の照明光を伝送するライトガイド28と共に、ケーブル
29(第3図参照)内に挿通されている。このケーブル29
の先端にカメラヘッド部22が取付けられ、第2図に示す
ようにパイプ30内等に挿入して、パイプ内壁等の検査を
行えるようにしてある。
第3図に示すようにこのカメラヘッド部22は、ヘッド
本体の前面に円筒状の太陽電池プレート31を装着できる
構造にしてあり、ライトガイド29の先端面の前に取付け
た照明光学系32によって、太陽電池プレート31の内周面
を一部照明すると共に、前方に照明光を出射できるよう
にしてある。この太陽電池プレート31を照明した光は、
電気エネルギーに変換され、その電極33からカメラヘッ
ド部22に電力を供給する。
又、カメラヘッド部22の前面中央には、観察光学系
(対物光学系)34が取付けられ、この観察光学系34の結
像位置にCCD35が配設され、結像された像を光電変換す
るようになっている。
第1図は遠隔撮像装置21の主要部の構成を示す。
光源装置26は、電源37からの電力で点灯するランプ38
の照明光を集光光学系39によって、ライトガイド28の一
方の端面に照射する。このライトガイド28によって伝送
された照明光は、先端面からさらに照明光学系32を経て
出射される。CCU部24は、図示しない駆動信号生成部に
よって、CCD35を駆動するための駆動信号23を生成す
る。駆動信号23は、水平駆動パルスφh1,φh2、リセッ
トパルスφr、垂直駆動パルスφv1,…,φv5からな
る。
各駆動信号は、それぞれインバータ及び抵抗を経て発
光ダイオード(以下LEDと略記)41を駆動し、パルス状
態に発光させ、電気的駆動信号は光駆動信号にい変換さ
れ、光ファイバ伝送路25を構成する各光ファイバの一方
の端面(送信側端面)に照射される。各光ファイバで伝
送された光パルスは他方の端面、つまり受信側端面から
該端面に対向するフォトトランジスタ42でそれぞれ受光
され、電気信号に変換される。フォトトランジスタ42の
コレクタは、CCD35を駆動するのに必要な各種信号の電
源電圧を生成する電圧発生部43と接続され、エミッタは
抵抗を介してGNDに接地されると共に、CCD35及び3値パ
ルス合成部44に接続される。この3値パルス合成部44は
入力される駆動信号φv1〜φv5からCCD35を駆動する信
号φV1〜φV4を生成し、CCD35に供給される。
尚、上記電圧発生部43は太陽電池プレート31からの電
力によって各種電源電圧を発生する。
上記CCD35は駆動信号φH1,φH2、φR,φV1,…,φV4
より、光電変換された信号電荷が読出され、出力端(CC
D OUT)からバッファ45を経て、A/Dコンバータ46に入力
される。このA/Dコンバータ46によって、例えば8ビッ
トのディジタル信号に変換され、各変換素子から抵抗を
経てLED47に供給され、パルス的に発光させる。この光
パルスは光ファイバ伝送路25を構成する各光ファイバに
伝送され、CCU部24の各フォトトランジスタ48にて光電
変換される。各フォトトランジスタ48で光電変換された
ディジタル信号は、D/Aコンバータ49に入力され、アナ
ログ信号に変換される。このA/Dコンバータ49の変換ク
ロックf ADCLKはインバータ51を介してD/Aコンバータ49
に入力される。また、この変換クロックf ADCLKは、イ
ンバータ、抵抗を介してLED52をパルス的に発光させ、
このパルス光は光ファイバを介して伝送され、カメラヘ
ッド22内のフォトトランジスタ53で光電変換されて電気
パルスに変換された後、A/Dコンバータ46のA/D変換クロ
ックとして使用される。
上記D/Aコンバータ49で変換されたアナログ信号つま
りCCD出力信号は映像信号処理回路54に入力され、映像
信号処理されてビデオ信号となり、外部のTVモニタ27に
出力され、CCD35で撮像した被写体をカラー再生する。
この第1実施例では、光源装置26からの光を光学系39
でライトガイド28の一方の端面に照射して、このライト
ガイド28で他端に伝送し、この他端から出射される光を
光学系32で前方に出射すると共に、その一部を円筒状の
太陽電池プレート31に供給し、照明光エネルギーの一部
を給電エネルギに変換し、この給電エネルギはカメラヘ
ッド部22の電源に使用していることが1つの特徴となっ
ている。(尚、近年の太陽電池の変換効率の進歩は目ざ
ましく、約20%程度までに達している。) 又、CCD部24はCCD駆動信号を光パルスに変換し、光フ
ァイバ伝送路25を介して遠隔のカメラヘッド部22に伝送
し、またCCD35で撮像した信号としてのCCD出力信号も光
パルス変換され、光ファイバ伝送路25を介してCCU部24
に伝送するようにしていることも特徴のと1つとなって
いる。
光ファイバ伝送路25(を構成する各光ファイバ)は、
広帯域伝送特性を有し、光パルスとして変換された例え
ば駆動パルスはCCU部24の送信端と受信端では、ほぼ瞬
時に伝送され、同軸ケーブル等で生じていた群遅延特性
による各種パルスの周波数の違いによるカメラヘッド部
22受信端での時間的ずれは無視できる様になり、波形の
劣化が生じない。従って、駆動波形を光ファイバ伝送路
25の長さに応じて強調する等の処理を必要としない利点
を有するようにしてある。
この第1実施例の動作を以下に説明する。
CCU部24では、駆動信号φh1,φh2,φrとφv1〜φv5
がLED41をそれぞれ発光させ、それぞれ光ファイバを経
てカメラヘッド部22に、信号波形の劣化を殆ど生じない
状態で伝送される。カメラヘッド部22に到達した各種駆
動パルスはフォトトランジスタ42でそれぞれ電気信号に
変換される。
電圧発生部43には太陽電池プレート31からのエネルギ
から生成された電源VMAINにより、CCD35に必要な各種
電圧を発生し、且つ安定化する。各種電圧はCCD35、3
値パルス合成部44、A/Dコンバータ46、フォトトランジ
スタ42に供給され、それぞれを安定した動作状態に保
つ。例えば電圧発生部43で発生した電源電圧Vhは、駆動
パルスφh1,φh2の光パルスを光電変換するフォトトラ
ンジスタ42のコレクタに供給される。このフォトトラン
ジスタ42のエミッタから出力される駆動パルスφH1,φH
2はCCD35に印加される。同様に、駆動パルスφrは光伝
送され、電源電圧Vrがコレクタに供給されたフォトトラ
ンジスタ42を介してCCD35には駆動パルスφRとして印
加される。又、駆動パルスφv1〜φv5も光伝送され、電
源電圧Vvがコレクタに供給されたフォトトランジスタ42
を介して3値パルス合成部44に入力され、電源電圧VH,
VM,VLを用いてそれぞれ合成し、駆動パルスφV1,φV2,
φV3,φV4を生成し、CCD35に入力される。
尚、駆動パルスφH1,φH2,φR,φV1〜φV4の各パルス
は光パルスとして光ファイバ伝送路25を伝搬して処理さ
れているので、各パルスの時間的ずれは生じない。
又、CCD35より出力されるCCD出力信号はバッファ45を
介してA/Dコンバータ46に入力され、ディジタル信号に
変換される。このディジタル信号は、LED47で光パルス
に変換され、光ファイバにて伝搬してCCU部24に戻る。
このCCU部24ではフォトトランジスタ48で光電変換さ
れ、電気パルスにされた後、D/Aコンバータ49に入力さ
れ、アナログ信号に戻される。このアナログ信号、つま
りCCD出力信号は映像処理回路54によって信号処理され
てビデオ信号となり、TVモニタ27で表示される。
この第1実施例によれば、光ファイバを用いた伝送路
で、CCD35への駆動信号及びCCD出力信号のディジタルデ
ータを伝送し、且つカメラヘッド部22のエネルギを自己
の持つ照明光を光電変換したエネルギでまかなうように
してあるので、CCU部24とカメラヘッド部22に連絡する
光ファイバ伝送路25がいかようの長さに変わったもので
あっても、適切なCCD35の駆動及びCCD出力のCCD部24へ
の伝送が可能になる。
また、この構成上のメリットとして、カメラヘッド部
22はCCU部24に対して原理的に絶縁される。また、駆動
信号を必要以上に強調しないので、高調波成分が出るこ
のも少なく、EMI上望ましい。また、CCU部24からの送り
出し用バッファはLED41を駆動するだけで良いので、CCU
部24側を低消費電力化でき、且つ小型化もできる。
さらに電源の送出をCCU部24側から行わなくても良
い。
以上のようにカメラヘッドブ22までの伝送路の長さに
対して、CCU部24側は柔軟性を持った装置が可能とな
る。
又、第1実施例では、CCU部24とカメラヘッド部22の
離せられる距離としては、ライトガイド28が太陽電池プ
レート31に発電可能な光エネルギの供給限界まで可能で
ある。ライトガイド28に光減衰率の低いファイバを用
い、光源装置26のパワーアップを図れば、数百mまでは
可能である。
尚、この第1実施例におけるカメラヘッド部22として
電子内視鏡で構成することもできる。
次に第4図に示す第2実施例を説明する。
この第2実施例は第1実施例の装置21における光源装
置26を有せず、代りに外部照明手段61の照明のもとで使
用する。
第1図と第4図との比較から明らかなように、第1図
の光源装置26及びライトガイド28、照明光学系32以外は
第4図と同一構成要素が用いてあり、その機能も同一で
あり、同一符号で示す。
この実施例では、太陽電池プレート31は、外部照明手
段61による光エネルギを電気エネルギに変換し、カメラ
ヘッド部22に供給するようにしている。
この第2実施例は、第1実施例の相違点として、自己
照明系を持たない。
従って、この実施例では、外部照明手段61により、太
陽電池プレート31が発電し、カメラヘッド部22に電気エ
ネルギを供給する。この第2実施例のカメラヘッド部22
の構成例を第5図に示す。
カメラヘッド部22の円筒状外装部には太陽電池プレー
ト31が設けてあり、また(必要ならば)パワーアップの
ためにも用意した筒状のフードの外側にも太陽電池プレ
ート31が設けてあり、外部照明手段61の照明エネルギを
電気エネルギに変換して電源として使用できる構成にし
ている。
又、第6図にこの第2実施例の使用例を示す。
第6図では、トンネル62内での監視用のカメラとし
て、このカメラヘッド部22が用いられている場合を示
す。災害時などの時に、数百mも細いパイプ内を光ファ
イバ伝送路25を通し、その先端にカメラヘッド部22を通
したものをトンネル内に送って、観察したい場所を観察
できる。この第2実施例では、自己照明系を持たないの
で、(例えばAC電源で発光するランプ62による)外部照
明手段61を必要とする。この様に外部照明手段61が期待
できる環境があるところならば、CCU部24とカメラヘッ
ド部22間の伝送路の長さは約数十kmまで設定することが
できる。
第1実施例では、使用限界の要因は、自己照明系の太
陽電池プレート31までの光エネルギ伝達距離が長くなる
程、太陽電池の発電パワーは少なくなり、太陽電池の起
電力が、カメラヘッド部の消費電力を下まわるところ
が、長さの限界であった。
この第2実施例においては、この要因は存在しない。
この第2実施例での長さの制限要因は、光ファイバ伝送
路25を伝搬する光パルスの光の分散現象(モード分散、
材料分散、構造分散等)によって、高周波成分が減衰
し、光パルスの受け側のフォトトランジスタ48のON/OFF
の動作が正確に行えるか否かが制限要因となる。例えば
ISDN用に用いられる通信用ファイバケーブルででF−32
M及びF−100M方式に使用するグレーテッドインデック
ス型(GI型)光ファイバケーブルの伝送特性は無中継伝
送可能距離が約20〜30kmに及ぶものがでてきた。この様
な伝送路を使えば、CCU部24とカメラヘッド部22とは約2
0〜30kmまで距離をおいて、撮像動作させることが可能
となる。
第7図は第2実施例の他の使用例を示し、家庭用に用
いたものであり、ドアカメラとして用いている。カメラ
ヘッド22は、自己照明系を持たないので、外部照明手段
として昼間は太陽63の光を、夜間は外灯光64をエネルギ
源としている。
太陽電池プレート31(この場合は、平板形状であ
る。)は発電を行わないカメラヘッド部22に給電する。
カメラヘッド部22と屋内に設置されたCCD部24間は建物
内に設置された光ファイバ伝送路25を介して接続されて
いる。この様にホームセキュリティへの応用も可能であ
る。
以上、第2実施例で述べたように、外部照明光を用い
て、太陽電池プレート31からカメラヘッド部22へ給電す
ることによって、CCU部24との光ファイバ伝送路25は約2
0〜30kmまで無中継で可能となるものである。もちろ
ん、この範囲内の光ファイバ伝送路長ならば、第1実施
例と同じく、CCD駆動波形の強調を必要としないので、
伝送路長に左右されない柔軟なリモート撮像装置を実現
できる。
尚、太陽電池(プレート)として、結晶系Si太陽電
池、又はアモルファス系Si太陽電池などを用いることが
できるが、太陽電池ならば何でも良い。又、太陽電池と
して、特公昭58−21827号に示す様な集積型の太陽電池
でも良いし、USP No.4271328に示す様な積層型の太陽電
池でも良い。又、カメラヘッド部22への給電は、外部照
明があるときのみ行う太陽電池からの直接給電ばかりで
なく、蓄電池を併用して太陽電池で発電したエネルギを
1度蓄電池にたくわえてカメラヘッド部22に供給する方
法でも良い。
第8図は本発明の第3実施例を示す。
この第3実施例は第4図に示す第2実施例において、
カメラヘッド22は太陽電池プレート31を有しないで、代
りにバッテリ65を有する構造になっている。その他は第
2実施例と同様である。
上記バッテリ65は、例えば第9図に示すように交換で
きる様になっている。第9図(a)に示すようにカメラ
ヘッド部22の後端部に装着可能な凹部を備えたバッテリ
(パッド)65は前端に電極を備え、同図(b)に示すよ
うに装着することにより、電極を経てカメラヘッド22に
給電する。
この第3実施例では、第8図から分るようにカメラヘ
ッド部22に供給するエネルギは照明光に存在しない。バ
ッテリ65から給電されるエネルギでカメラヘッド部22は
動作する。
使用環境としては、CCD35の最低被写体照度を満たす
に十分な照明のある環境であれば数十分は十分に観察で
きるものである。
第3実施例のCCU部24とカメラヘッド部22間の伝送距
離の制限要因は、第2実施例の中で述べた制限要因と全
く同じであり、光伝送路の分散現象によるもので、第2
実施例と同じく無中継で約20〜30kmまで撮像動作を行う
ことができ、CCU部24とカメラヘッド部22間の距離設定
の柔軟性をもちろん持っている。但し、第3実施例では
バッテリ方式を採用しているので、撮像持続時間に制限
があるが、CCD35の最低被写体照度を満たす様な低照度
の環境でも撮像が可能な点にメリットがある。
又、第1及び第2実施例中で用いている太陽電池プレ
ート31を用いず、カメラヘッド部22を構成しているの
で、ペーパバッテリ等を用いれば小型化したカメラヘッ
ド部を実現できる。
又、第1、第2、第3実施例とも電池を電源としてい
るのでCCD出力のS/Nが従来よりも良くなる。
第10図は本発明の第4実施例を示す。
この実施例は、第3実施例におけるバッテリ65の代わ
りにAC/DCコンバータ71、つまり交換電流を直流電源に
変換するものを用いている。その他は第3実施例と同様
である。
第11図は第4実施例の具体的構成例を示す。
カメラヘッド部22の外周面の適宜位置には、AC/DCコ
ンバータ71から延出されたDC電源ケーブルに取付けた電
源供給プラグ72を装着可能なコネクタが設けてある。
又、AC/DCコンバータ71から延出されたAC電源ケーブル
に取付けたACプラグ73を商用電源コンセントに装着する
ことにより、カメラヘッド部22には所定の電源が供給さ
れる。
又、第12図は第11図の使用例を示し、中央監視センタ
にはCCD部24とモニタ27とが配置され、CCU部24は光ファ
イバ伝送路25を介して各事業所等に配置されたカメラヘ
ッド部22と接続されている。この場合事業所等に設けら
れた商用電源にACプラグ73を接続し、AC/DCコンバータ7
1を介してカメラヘッド部22に所定のDC電源を給電して
いる。
この第4実施例も基本的には、第3実施例と同じであ
り、CCD35の最低被写体照明度以上の照明があれば撮像
でき、且つ第3実施例でバッテリ65の持続時間しか撮像
できない点を改善している。CCU部24とカメラヘッド部2
2との離すことの可能な距離は第3実施例と同様に無中
継で約20〜30kmまでは可能であり、CCU部24とカメラヘ
ッド部22間の距離設定は、その範囲内ならば、CCU部24
側が柔軟性を持ったものとなる。
尚、上述の各実施例を組合わせて異なる実施例を構成
することもできる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、固体撮像素子への
駆動信号と固体撮像素子の出力のA/D変換出力、つまり
ディジタルデータとを光ファイバ伝送手段で伝送し、且
つ遠隔撮像装置側でその電源を得る手段を設けているの
で、信号処理装置側と数10km程度まで離れた場合でも使
用でき、且つケーブル長に依存して電源電圧を補正する
ことを不要とし、省電力化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は第1実施例を含む主要部の構成図、第2図は第1実
施例を含む装置の全体図、第3図は第1実施例の外観
図、第4図ないし第7図は本発明の第2実施例に係り、
第4図は第2実施例の構成図、第5図は第1実施例の外
観図、第6図は第1実施例の使用例を示す説明図、第7
図は第2実施例の他の使用例を示す説明図、第8図及び
第9図は本発明の第3実施例に係り、第8図は第3実施
例の構成図、第9図は第3実施例の外観図、第10図ない
し第12図は本発明の第4実施例に係り、第10図は第4実
施例の構成図、第11図は第4実施例の外観図、第12図は
使用例を示す説明図、第13図はCCDの構造を示す説明
図、第14図は従来例を示す構成図である。 21……撮像装置 22……(CCD)カメラヘッド部 23……駆動信号、24……CCU部 25……光ファイバ伝送路、26……光源装置 27……TVモニタ 31……太陽電池プレート、35……CCD 41,47……LED 42,48……フォトトランジスタ 43……電圧発生部 44……3値パルス合成部 46……A/Dコンバータ 46……D/Aコンバータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体撮像素子への駆動信号を生成する駆動
    信号生成手段と、前記固体撮像素子の出力信号に対する
    信号処理手段とを備えた撮像装置制御装置とにそれぞれ
    光ファイバケーブルで接続可能で、固体撮像素子を内蔵
    した遠隔撮像装置において、前記光ファイバケーブルを
    介して光パルスで伝送された駆動信号により駆動され、
    前記固体撮像素子の出力信号をディジタルデータに変換
    して前記光ファイバケーブルにより前記撮像装置制御装
    置側に送信する送信手段と、前記撮像装置制御装置とは
    別体で、該遠隔撮像装置に電源を供給する電源供給手段
    とを設けたことを特徴とする遠隔撮像装置。
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