JP2815673B2 - 光情報記録媒体 - Google Patents
光情報記録媒体Info
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- JP2815673B2 JP2815673B2 JP2123952A JP12395290A JP2815673B2 JP 2815673 B2 JP2815673 B2 JP 2815673B2 JP 2123952 A JP2123952 A JP 2123952A JP 12395290 A JP12395290 A JP 12395290A JP 2815673 B2 JP2815673 B2 JP 2815673B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- track
- recording medium
- information recording
- tracks
- depth
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- Expired - Lifetime
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Description
媒体に関するものである。
媒体の構成を示す断面図である。第2図において、1は
基板で、例えばポリカーボネート等のプラスチック基板
から構成されている。2は基板1上に形成された記録膜
で、例えばTbFeCo光磁気記録膜から構成される。gは各
トラックtr間に形成された案内溝である。
m、深さが約0.1μmに設定されている。また、各トラ
ックtrのピッチは内外周を問わず各トラック均一に1.6
μmに設定されている。
クの中心(内周側)で右側が外周側となっている。
い光ヘッドによる集光径約1.5μmのビームスポット
が、任意のトラックtrの記録膜2上に照射されて、情報
の記録等が行われる。
度を高くし大容量化を目的としてトラックピッチを挟め
た場合、光ヘッドの集光径が約1.5μmのため、隣接ト
ラックのクロストークが増大してしまう。また、現状に
おける光記録は原理的に熱記録であるため、トラックピ
ッチを狭くするとトラックtr間の熱干渉が生じる。
化が阻害され、大容量化が困難であるという欠点があっ
た。
その目的は、高トラック密度化に伴うクロストーク並び
にトラック間熱干渉の低減を図れ、大容量化を実現でき
る光情報記録媒体を提供することにある。
記録される複数のトラックを有するとともに、各トラッ
ク間に案内溝を有するディスク状をなした光情報記録媒
体において、内周側から外周側に向かってトラックピッ
チが狭くなるとともに、案内溝の深さが増大するように
構成した。
てトラックピッチが徐々に狭くなるとともに、案内溝の
深さが徐々に増大するように構成した。
クに光ビームを照射した場合、案内溝の深さが深くなっ
ているため、隣接トラックへの熱伝導距離が大きく、隣
接トラック間の熱干渉が緩和される。
射ビームの回折角が増大し、目的トラックに隣接するト
ラックからの信号光が光ヘッド内に帰還せず、クロスト
ークが低減される。
付くに従い案内溝部分によるトラック間熱干渉並びにク
ロストークの低減が顕著となる。
示す断面図である。
スク媒体、11は基板で、ポリカーボネート等のプラスチ
ック基板から構成されている。12は記録膜で、TbFeCo光
磁気記録膜から構成されている。
れるトラックで、光ディスク媒体10の内周側から外周側
に近付くに従い、各トラック…TRn-1〜TRn+4のピッチP
n-1〜Pn+4が下記(1)式に示す大小関係を満足する如
く、徐々に狭くなるように構成されている。
形成されたトラックサーボ信号検出用の案内溝で、光デ
ィスク媒体10の内周側から外周側に近付くに従い、換言
すれば、トラックピッチPn-1〜Pn+4が狭くなる(例えば
1.6μm以下)に従い、その深さDGn-1〜DGn+3が下記
(2)式に示す大小関係を満足する如く、徐々に深くな
るように構成されている(例えば、0.1μm以上)。
Gの形成方法について、第3図を用いて説明する。な
お、第3図において、111はガラス原盤、112はフォトレ
ジスト、113は溝形成用レーザ、114はレンズである。
かれたガラス原盤111上に感光材料であるフォトレジス
ト112を塗付して感光膜を形成する。次いで、この感光
膜にレーザ113によるレーザビームを照射して露光す
る。
せ、レーザビームを連続照射しながらビームをディスク
の内周から外周にかけて走査速度を減少させ、矢印xで
示す方向に走査すると同時に、レーザの露光量を増大さ
せる。
内周部から外周部に近付くに従ってトラックピッチが狭
くなり、かつ、深さが増大する溝をもつ雌型が成形され
る。
を有する雄型を成型し、この突状面をプラスチック基板
に押し当てて、第1図の基板11が形成される。
録動作等を行った場合の信号劣化率とクロストークにつ
いて考察する。
ークの案内溝深さ依存性を示すグラフである。第4図に
おいて、横軸は溝深さを表し、縦軸左側は、ある基準ト
ラックに書き込まれた信号レベルに対するその隣接トラ
ックで消去動作を行った後の基準トラック上の信号レベ
ルとの比を表している。また、縦軸右側は、基準トラッ
クに書き込まれた信号に対してその隣接トラックで再生
を行ったときのクロストークを表している。
クロストーク特性をそれぞれ表している。
ク媒体の溝深さである0.1μm以下の場合は、信号レベ
ル比の劣化が著しいが、0.1μm以上になると、案内溝
の深さによる影響を顕著に受け、信号レベル比の劣化が
抑制されている。これは、案内溝の深さとともに隣接ト
ラックへの熱伝導率が増加し、隣接トラック間の熱干渉
が低減されるためであると考えられる。
大とともに、クロストークが著しく低下している。これ
は、案内溝の深さとともに、ディスク媒体による反射ビ
ームの回折角が増大し、隣接トラックの信号光が光ヘッ
ドに帰還しないためであると考えられる。
さは、ディスク全体で均一な0.1μmであるが、さらに
溝深さを、0.12μmから0.14μmとすることによりトラ
ックピッチを狭めることが可能である。これにより、光
ディスク媒体の高トラック密度化を実現できる。
クサーボ信号レベルが低下することが考えられるが、い
わゆるV溝で深さが0.14μmでは、溝深さが0.1μmに
比べて約10%〜15%の低下に止まるため、十分に良好な
レベルのトラックサーボ信号が得られる。
外周側に近付くに従って、徐々にトラックピッチを狭く
し、かつ、これに応じて溝深さを増大させているので、
特に各トラックにおけるビットピッチ等に対する制約の
大きい内周側のトラックに、さらに無理な制約を加える
ことなく最適な状態で高トラック密度化が可能である。
実施例のように全トラックピッチ及び溝深さが内周側か
ら外周側に徐々に小さくなるように構成することなく、
所定の領域の複数本のトラックを同一ピッチ、同一溝深
さに設定し、ピッチ、溝深さの値をそれぞれ代えたもの
を数段階に分けて構成する等、種々の態様が可能である
ことはいうまでもない。
周側に向かってトラックピッチが狭くなるとともに、案
内溝の深さが増大するように構成したので、トラック数
を増やしても隣接トラック間の熱干渉並びにクロストー
クの増大を抑制することができる。従って、高トラック
密度化を図れ、大容量化を実現できるディスク状の光情
報記録媒体を提供できる利点がある。
断面図、第2図は従来例の断面図、第3図は本発明に係
る光ディスク媒体のトラック及び案内溝の形成方法の説
明図、第4図は本発明に係る光ディスク媒体を用いて実
験的に得られた信号劣化率及びクロストークの溝深さ依
存性を示すグラフである。 図中、10……光ディスク媒体、11……基板、12……記録
膜、TRn-1,TRn〜TRn+4……トラック、Gn-1,Gn〜Gn+4…
…案内溝。
Claims (2)
- 【請求項1】情報が記録される複数のトラックを有する
とともに、各トラック間に案内溝を有するディスク状を
なした光情報記録媒体において、 内周側から外周側に向かってトラックピッチが狭くなる
とともに、案内溝の深さが増大するように構成した ことを特徴とする光情報記録媒体。 - 【請求項2】情報が記録される複数のトラックを有する
とともに、各トラック間に案内溝を有するディスク状を
なした光情報記録媒体において、 内周側から外周側に向かってトラックピッチが徐々に狭
くなるとともに、案内溝の深さが徐々に増大するように
構成した ことを特徴とする光情報記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2123952A JP2815673B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 光情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2123952A JP2815673B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 光情報記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0419837A JPH0419837A (ja) | 1992-01-23 |
JP2815673B2 true JP2815673B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14873409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2123952A Expired - Lifetime JP2815673B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 光情報記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2815673B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6829212B1 (en) | 1995-12-05 | 2004-12-07 | Nikon Corporation | High density optical disk and a method of high density recording |
TW200306561A (en) * | 2002-03-15 | 2003-11-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacturing method of optical recording medium mother disc and manufacturing apparatus |
US6934243B2 (en) | 2002-03-29 | 2005-08-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical information recording medium, recording/reproducing apparatus and recording /reproducing method for the same, and method for manufacturing optical information recording medium |
-
1990
- 1990-05-14 JP JP2123952A patent/JP2815673B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0419837A (ja) | 1992-01-23 |
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