JP2813501B2 - 温水暖房システムにおける温水循環判定装置 - Google Patents

温水暖房システムにおける温水循環判定装置

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JP2813501B2 JP34461691A JP34461691A JP2813501B2 JP 2813501 B2 JP2813501 B2 JP 2813501B2 JP 34461691 A JP34461691 A JP 34461691A JP 34461691 A JP34461691 A JP 34461691A JP 2813501 B2 JP2813501 B2 JP 2813501B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温水暖房システムを設
置した際、各放熱器内に正常に温水が循環するようにな
っているか否かの判定を行う温水循環判定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】温水暖房システムを設置した際、システ
ムが正常に運転されるか否かの判定(検査)を行うこと
が必要である。例えば、配管の接続ミスや放熱器の故障
等の判定である。従来、このような判定作業は、システ
ムを運転し、あとは個々の放熱器の所に行って夫々の操
作を行いながら、放熱状況を見て判定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
夫々の放熱器の所に行って判定する方法は、熱源機と各
放熱器との距離は離れているのが普通であり、家に4〜
5台の放熱器が設置される例が多いことから、この判定
に多くの時間と手数を要しているのが現状である。勿
論、熱源機の出側と戻り側の温度を検出し、この温度下
降勾配で放熱器側の循環を判定することは可能である
が、温度下降の大きさが、放熱器の種類や気温によって
異なるため、放熱量の小さな放熱器を夏期のような気温
の高い条件で運転した場合の正常時と、冬期のように気
温の低い条件で運転した場合の不正常時との区別ができ
ない。
【0004】本発明の目的は熱源機側に取り付けた判定
回路を用いてすべての放熱器についてその温水の循環状
況を簡単に判定できる装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る温水循環判
定装置の構成は次のとおりである。
【0006】熱源機の全ての放熱器をバイパスするバイ
パスラインが戻りラインに合流した後に戻り温度検出セ
ンサを取り付け、先ず全ての放熱器の水制御弁を閉じ、
給水弁を開いて熱源機及び温水往きライン、バイパスラ
イン、戻りライン内に水を満たし、循環ポンプを駆動
し、次に熱源機のガスバーナに点火して燃焼量を一定に
し、バイパスラインだけによる温水循環の温度上昇パタ
ーンを前記戻りラインに取り付けた戻り温度検出センサ
により検出して不正常時のパターンとして記録し、この
値より正常判定レベルを時間と温度条件にて設定し、次
にガスバーナを消火し、次に判定対象放熱器の水制御弁
を開き、給水弁を開いて判定対象放熱器を含む系内に水
を満たし、循環ポンプを駆動し、再びガスバーナに点火
して前回と同一燃焼量で運転し、次に温度検出センサに
より戻り温度の上昇パターンを検出し、この上昇パター
ンのレベルが前記正常判定レベルの条件を満たしている
ときに当該放熱器に温水が正常に循環しているものと判
定し、順次別の放熱器に移行して同様の判定を行う判定
回路を設けて成る温水暖房システムにおける温水循環判
定装置。
【0007】
【作用】システムの設置が終了したなら、先ず各放熱器
側の水制御弁を閉じておき、給水弁を開いて熱源機(熱
交換器)内及びバイパスラインを経由する循環系路内に
水を満たし、循環ポンプを駆動し、ガスバーナに点火し
て燃焼量を一定にした運転を行う。この際、始めの温度
例えば18℃の水温度から所定の暖房温度である85℃
〜90℃まで温度上昇する上昇パターンを戻り温度検出
センサで検出し、不正常時のパターンとして記録し、こ
の値から正常に温水が循環した場合の正常時判定レベル
を時間と温度条件にて設定し、これを記録する。
【0008】次に、ガスバーナを消火し、次に判定対象
放熱器の水制御弁を開き、給水弁を開いて熱源機内及び
判定対象放熱器を含む系内に水を満たし、循環ポンプを
駆動し、ガスバーナに点火し、前回と同一燃焼量で運転
し、戻り温度検出センサにより温度上昇パターンを検出
し、この上昇パターンのレベルが先に設定した条件例え
ば「20℃から10℃上昇する時間がバイパスラインだ
けによる温水循環時の1.5倍以上」という条件を満た
すときに放熱器内には正常に温水が循環していると判定
し、同じようにしてすべての放熱器について検査を行
う。低温放熱器についても、同じようにして判定する。
【0009】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。1は熱源機、
2は熱交換器、3はガスバーナ、4は高温放熱器、5は
低温放熱器、6は熱交換器2から出た温水が高温放熱器
往きライン7に至る温水往きライン、8は高温放熱器往
きライン7の途中に設けた水制御弁、9は高温放熱器4
を出た温水が熱源機1まで至る高温放熱器戻りラン、1
0は高温放熱器戻りライン9からの温水がタンク11、
循環ポンプ12を経由して熱交換器2に至る戻りライン
である。13は前記温水往き管6から分岐され、逆止弁
14、水制御弁15を経由して低温放熱器5に至る低温
放熱器往きライン、16は低温放熱器5から出た温水が
前記温水戻りライン10に至る低温放熱器戻りラインで
ある。
【0010】17は戻りライン10に取り付けられた戻
り温度検出センサ、18は温水往きライン6と戻りライ
ン10に結んだバイパスライン、19は低温放熱器5の
低温放熱器往きライン13に熱交換器2をバイパスして
低温水を混入させて温水の温度を60℃に調整する温度
調整バイパスラインである。
【0011】20は給水弁21を経由してタンクに給水
を行うバルブ21付の給水管、22は判定回路にして、
次の如き手順でシステム設置後の温水循環判定を行う。
【0012】システムの設置が終了したなら、先ず各放
熱器4、5側の水制御弁8、15を閉じておき、給水弁
21を開いて熱源機(熱交換器)1内及びバイパスライ
ン18を経由する循環系路内に水を満たし、循環ポンプ
12を駆動し、ガスバーナ3に点火し燃焼量を一定にし
て運転を行う。この際、点火してからの系内の温度例え
ば18℃から暖房温度である85℃〜90℃まで温度上
昇する上昇パターンを戻り温度検出センサ17で検出
し、不正常時のパターンとして記録し放熱器に温水が循
環した場合の正常時判定レベルを時間と温度条件にて設
定し、これを記録する。
【0013】次に、ガスバーナ3を消火し、次に高温放
熱器4の水制御弁8を開き、給水弁21を開いて熱源機
1内及び高温放熱器4を含む系内に水を満たし、循環ポ
ンプ12を駆動し、ガスバーナ3に点火して前回と同一
燃焼で運転し、戻り温度検出センサ17により温度上昇
パターンを検出し、この上昇パターンのレベルが先に設
定した条件例えば20℃から10℃上昇する時間がバイ
パスライン18だけによる温水循環時の1.5倍以上と
いう条件を満たすときに放熱器4は正常に作動すなわ
ち、温水が正常に放熱器内を循環していると判定し、同
じようにして他のすべての高温放熱器について検査を行
う。
【0014】低温放熱器5の場合は、水制御弁8を閉
じ、水制御弁15を開き、同じようにして判定する。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように、バイパスライン
だけによる温水循環時と各放熱器運転時の温度上昇パタ
ーンを作り、この温度上昇パターンの比較を行うことに
より、正常、不正常を判定するので、放熱器を温水が循
環せずバイパスラインだけにより循環している場合につ
いても正常と判定できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る温水循環判定装置の説明図。
【符号の説明】
1 熱源機 2 熱交換器 3 ガスバーナ 4 高温放熱器 5 低温放熱器 6 温水往きライン 7 高温放熱器往きライン 8 高温放熱器戻りライン 10 温水戻りライン 12 循環ポンプ 13 低温放熱器往きライン 16 低温放熱器戻りライン 17 温水戻り温度検出センサ 22 制御器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源機の全ての放熱器をバイパスするバ
    イパスラインが戻りラインに合流した後に戻り温度検出
    センサを取り付け、先ず全ての放熱器の水制御弁を閉
    じ、給水弁を開いて熱源機及び温水往きライン、バイパ
    スライン、戻りライン内に水を満たし、循環ポンプを駆
    動し、次に熱源機のガスバーナに点火して燃焼量を一定
    にし、バイパスラインだけによる温水循環の温度上昇パ
    ターンを前記戻りラインに取り付けた戻り温度検出セン
    サにより検出して不正常時のパターンとして記録し、こ
    の値より正常判定レベルを時間と温度条件にて設定し、
    次にガスバーナを消火し、次に判定対象放熱器の水制御
    弁を開き、給水弁を開いて判定対象放熱器を含む系内に
    水を満たし、循環ポンプを駆動し、再びガスバーナに点
    火して前回と同一燃焼量で運転し、次に温度検出センサ
    により戻り温度の上昇パターンを検出し、この上昇パタ
    ーンのレベルが前記正常判定レベルの条件を満たしてい
    るときに当該放熱器に温水が正常に循環しているものと
    判定し、順次別の放熱器に移行して同様の判定を行う判
    定回路を設けて成る温水暖房システムにおける温水循環
    判定装置。
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