JP2809845B2 - 板状フィン付熱交換器の製造方法 - Google Patents

板状フィン付熱交換器の製造方法

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忠善 大橋
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えば冷蔵庫や冷蔵即食品収納用ショー
ケースのエバポレータ等として使用される板状フィン付
熱交換器の製造方法に関する。
従来の技術 従来、この種の熱交換器として、冷媒管が蛇行状に曲
成されると共に、その直管部に板状フィンが所定間隔毎
に貫通状態に装着されたものが既知である。特に、近年
では熱交換効率をより一層向上させるために隣接する直
管部をその並び方向に対して千鳥状に配列したものが注
目を浴びている。かかる熱交換器の製造方法について
は、特開昭和59−229247号公報等に示されるような製造
方法が提案されている。即ち、真っ直ぐな冷媒管の直管
部予定部位に板状フィンを所定間隔毎に貫通状態に装着
した後、該冷媒管をその曲管部予定部位において順次U
字状に折曲せしめることによって全体を蛇行状に曲成し
つつ該曲管部にひねりを加え、あるいは曲成後に各曲管
部にひねりを加えることによって、隣接する直管部どお
しをその並び方向に対して千鳥状に配列する製造する方
法が提案されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、蛇行状に曲成しつつひねりを加える製
造方法によれば、冷媒管の蛇行曲げのための従来の曲げ
加工装置に代えて、曲げ機能と共にひねり付与機能をも
備えた装置を新たに導入しなければならない。一方、蛇
行曲げ後に各曲管部にひねりを加える製造方法による場
合には、従来の曲げ加工装置の他に、別途ひねり付与の
ための装置をも導入しなければならない。
しかも、上記いずれの製造方法による場合であって
も、そのひねり加工に際して単に曲管部にひねりを付与
するだけでは各直管部に装着された板状フィン群もひね
り方向に傾斜してしまうため曲管部のみにひねりを集中
的に加える機能を備えた装置が必要になり、ひいては製
造コストが高くつくという難があった。
課題を解決するための手段 この発明は、上述の問題点に鑑みなされたものであ
り、冷媒管が蛇行状に曲成されると共にその各直管部ど
おしがそれらの並び方向に対して千鳥状に配列された板
状フィン付熱交換器を、特殊なひねり付与装置を使用す
ることなく容易に得ることができる製造方法を提供する
ことを目的としてなされたものである。
而して、この発明にかかる熱交換器の製造方法は、真
っ直ぐな冷媒管に板状フィンを装着した段階で該パイプ
の曲管部予定部位に段付け加工を施した後、従来どおり
の蛇行曲げ加工を施すようにしたものである、 即ち、この発明は、冷媒管が蛇行状に曲成されると共
に、その各直管部に板状フィンが所定間隔ごとに貫通状
態に装着され、かつ上記各直管部がそれらの並び方向に
対して千鳥状に配列された板状フィィン付熱交換器を製
造する方法において、 真っ直ぐな冷媒管に、その曲管部予定部位をさけて板
状フィンを所定間隔毎に貫通状態に装着し、次いで該冷
媒管の各直管部予定部位が長さ方向に対して千鳥状配置
となるように上記各曲管部予定部位に段付け加工を施し
た後、該段付け加工の施された曲管部予定部位をその両
側の直管部予定部位が互いに平行状となるようにU字状
に曲成することを特徴とする、板状フィン付熱交換器の
製造方法を要旨とするものである。
実施例 以下、この発明を図示実施例に基づいて説明する。
この実施例にかかる製造方法により得られる熱交換器
(A)は、第3図に示すように、蛇行状に曲成された一
対の冷媒管(1)と、その各直管部(1a)に所定間隔毎
に貫通状態に配設された多数枚の板状フィン(2)とで
構成され、上記直管部(1a)どおしがそれらの並び方向
に対して千鳥状に配列されたものである。
以下、その製造方法について説明する。
先ず、従来の製造方法と同様に、第1図に示すように
所定間隔を隔てて平行状に配置された1対の真っ直ぐな
冷媒管(1)(1)の直管部予定部位(1a′)すなわち
曲管部予定部位(1b′)をさけた部位に、矩形状の板状
フィン(2)を所定間隔毎に貫通状に装着することによ
って、上記冷媒管(1)に複数個のフィン群(3)が相
互間に所定間隔を隔て、かつ隣接するものどおしがそれ
らの並び方向に対して千鳥状に配置された組立体(B)
を作成する。
かかる組立体(B)を製造するには、板状フィン
(2)として、第5図に示すように、その長さ方向の一
端側に一対の冷媒管挿通孔(2a)が偏在状態に穿設され
たものを用い、これらフィン(2)を各挿通孔(2a)が
一直線上に並ぶようにフィン群(3)毎に上下反転状態
に配列する。そしてそのように配列させた状態で各フィ
ン(2)の挿通孔(2a)に冷媒管(1)を挿通させ、然
る後、該冷媒管(1)に拡管加工を施すことによって該
冷媒管(1)にフィン(2)を固定させることによって
行われるものである。なお、上延のように冷媒管挿通孔
(2a)(2a)が穿設された板状フィン(2)に代えて、
第6図に示すように、軸方向の一側縁より中央部に至る
冷媒管嵌入用溝(12a)(12a)が形成された板状フィン
(12)を用い、これを冷媒管(1)(1)に嵌合させる
ようにしても良い。このように板状フィン(2)(12)
として、冷媒管挿通孔(2a)ないし同嵌入用溝(12a)
が偏在状態に穿設されたものを用い、かつ後述のように
これらが装着された冷媒管(1)の直管部(1a)をそれ
らの並び方向に対して千鳥状配列することによって、熱
交換器の厚さを薄いものとすることができるものであ
る。
次いで、上述のようにして得られた組立体(B)に、
第2図に示すように、その各フィン群(3)の長手方向
の暗縁が真っ直ぐに揃うように、冷媒管(1)の曲管部
予定部位(1b′)に段付け加工を施す。このように段付
け加工の施された組立体(B′)にあっては、各フィン
(2)が真っ直ぐに一列に揃った状態に配列される一
方、各フィン群(3)の属する冷媒管(1)の各直管部
予定部位(1a′)が長さ方向に対して千鳥乗配置となさ
れている。
そしてこのような段付け加工の施された組立体
(B′)に、従来の製造方法と同様に蛇行曲げ加工を施
す。即ち、第2図に一点破線で示すように、先ず最先端
のフィン群(3)がその隣接するフィン群(3)に並列
状態に配置されるように、両フィン(3)(3)間にお
ける冷媒管(1)の曲管部予定部位(1b′)をU字状に
曲げる。更に、このように並列状に配置された上記両フ
ィン群(3)(3)がそれらに隣接するフィン群(3)
に並列状態に配置されるように曲管部予定部位(1b′)
において逆方向にU字状に曲げ加工を施す。同様に曲げ
加工を順次施し、前記組立体(B′)の全体を蛇行状に
曲成する。これによって第3図に示すような熱交換器
(A)が完成する。
このようにして得られた熱交換器(A)は、特に第4
図に示すように、その冷媒管(1)の隣接する直管部
(1a)がそれらの並び方向に対して千鳥状配列となされ
ている。従って、同図に矢印で示す方向に流入する空気
と、冷媒管(1)の各直管部(1a)との直接接触面積が
増大され、熱交換効率が向上されるものとなされる。
なお、上記実施例においては、2本の冷媒管(1)
(1)を平行状に配置してこれを蛇行状に曲成したもの
を示したが、勿論、1本の冷媒管のみからなるものとし
ても良い。また、熱交換器(A)の厚さを薄くするため
には上記実施例のようにフィン(2)(12)として冷媒
管挿通孔(2a)ないしは同嵌入用溝(12a)が一端側に
偏在配置されたものを用い、各直管部(1a)を並び方向
に千鳥状に配列した状態において各フィン(2)(12)
が同一高さ位置となるように設定することが望ましい
が、そのようなフィン(2)(12)を用いることなく隣
接するフィン群(3)どおしも冷媒管(1)の直管部
(1a)と同様にそれらの並び方向に対して千鳥状に配列
されるようにしても良い。
発明の効果 上述のとおり、直管状の冷媒管を蛇行状に曲成するに
先立って、該冷媒管の各直管部予定部位が長さ方向に対
して千鳥状配置となるように曲管部予定部位に段付け加
工を施すようにしたものであるから、従来の蛇行曲げ用
の装置に加えて、上述のように段付け加工を施すための
簡単な装置を追加するだけで足りる。従って、冷媒管を
蛇行状に曲成しつつ曲管部にひねりを加える従来の製造
方法のように蛇行曲げ機能のみを備えた装置に代えて、
曲げ機能と共にひねり付与機能をも備えた装置を新たに
導入しなければならないとか、蛇行曲げ後にひねりを加
える製造方法による場合のように、従来の蛇行曲げ用の
装置の他に、別途ひねり付与のための装置をも導入しな
ければならないというような不都合もない。しかも、上
述のように蛇行曲げに先立って単に段付け加工を施すだ
けで足りるので、曲管部にひねりを付与する従来の製造
方法による場合のようにそのひねり加工に際して直管部
に配設固定された板状フィン群のひねり方向への傾斜を
避けるために曲管部のみにひねりを集中的に加える機能
を備えた特殊な装置が必要になるというような不都合を
解消し得る。従って、本発明にかかる製造方法によれ
ば、従来の蛇行曲げ用の装置に簡単な段付け用の加工装
置を追加するだけで、所期する板状フィン付熱交換器を
容易かつ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すものであり、第1図は真
っ直ぐな冷媒管に板状フィンを装着した状態を示す斜視
図、第2図は冷媒管の曲管部予定部位に段付け加工を施
した状態を示す斜視図、第3図は完成状態における熱交
換器の全体斜視図、第4図は第3図IV−IV線の断面図、
第5図は板状フィンの正面図、第6図は板状フィンの変
形例を示す正面図である。 (1)……冷媒管、(1a)……直管部、(1a′)……直
管部予定部位、(1b)……曲管部、(1b′)……曲管部
予定部位、(2)……板状フィン、(A)……熱交換
器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒管(1)が蛇行状に曲成されると共
    に、その各直管部(1a)に板状フィン(2)が所定間隔
    ごとに貫通状態に装着され、かつ上記各直管部(1a)が
    それらの並び方向に対して千鳥状に配列された板状フィ
    ン付熱交換器を製造する方法において、 真っ直ぐな冷媒管(1)に、その曲管部予定部位(1
    b′)をさけて板状フィン(2)を所定間隔毎に貫通状
    態に装着し、次いで該冷媒管(1)の各直管部予定部位
    (1a′)が長さ方向に対して千鳥状配置となるように上
    記各曲管部予定部位(1b′)に段付け加工を施した後、
    該段付け加工の施された曲管部予定部位(1b′)をその
    両側の直管部予定部位(1a′)が互いに平行状となるよ
    うにU字状に曲成することを特徴とする、板状フィン付
    熱交換器の製造方法。
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