JP2809289B2 - 配線モジュール - Google Patents

配線モジュール

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JP2809289B2
JP2809289B2 JP4037903A JP3790392A JP2809289B2 JP 2809289 B2 JP2809289 B2 JP 2809289B2 JP 4037903 A JP4037903 A JP 4037903A JP 3790392 A JP3790392 A JP 3790392A JP 2809289 B2 JP2809289 B2 JP 2809289B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線モジュールに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、工作機、加工機、組立機等におい
ては、人手不足を解消するため急速に自動化が進められ
ている。これらの機械の自動化を図るためには、機械の
各部やその周辺に多数のセンサを配置し、これらのセン
サを入力信号線を介して例えば、シーケンサ、プログラ
マブルコントローラ(以下、PCと略記する)等のコン
トローラに接続し、コントローラに出力信号線を介して
例えば電磁弁のドライバ等を接続するとともに、セン
サ、ドライバ等(以下、これらを個別的に、あるいは総
称的に外部機器という)を駆動する電源と各外部機器と
を電源線で接続する必要がある。
【0003】これらの配線方式としては、例えば図14お
よび図15に示すように、多数のセンサ101から一定の長
さの信号線102aおよび1対の電源線102bを導出し、そ
の導出先端部をコネクタ103を介して中継用信号線104お
よび1対の中継用電源線105に接続し、中継端子台106を
経てコントローラ107や電源108に接続するという方式が
採用されている。図15に示すように、中継用信号線104
および中継用電源線105は、適当な間隔ごとに結束さ
れ、中継端子台106に近付くにつれて次第にその結束線
数は増えてくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記センサ
101等の各外部機器は1箇所に集中して配置されるもの
ではなく、必要なポジションに取付られる。このため、
相当広範囲にわたって分散された各外部機器に接続され
た多数の配線が中継端子台の近傍で集中することにな
る。したがって、従来のこの種の配線では、中継端子台
への接続誤りによる誤配線や、誤配線による機器の故障
や破損が生じ易いという問題がある。
【0005】また、中継端子台の近傍では多数の線が集
中するため、中継端子台への各線の接続に際して配線の
対応関係の確認をする必要があり、作業性が著しく低い
上、配線作業を分業して行うことはできない。さらに、
各外部機器用のリード線の太さは一定ではなく、結束さ
れたところには太い線と細い線とが混在することにな
る。このため、工作機等の内部にリード線等を引き回す
時に断線等が生ずる場合がある。
【0006】しかも、各外部機器は、特殊な場合を除
き、一定の長さのリード線を備えているため、各外部機
器毎にコネクタが必要であり、各外部機器ごとにコネク
タの接続をすることは接続作業の作業性を高めるうえで
不利になるとともに、配線の途中、特に結束部やその近
傍に多数のコネクターが散在することになり、各外部機
器のメンテナンスがやり難くなるとともに、結束部の商
品的美観が著しく損なわれる。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、配線の標準化を図
ること、誤接続による外部機器の故障、破損およびコン
トローラの誤動作を防止すること、配線作業による断線
の防止、配線作業の分業化を図ること、配線の作業性を
高めること等を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の配線モジ
ュールは、上記の目的を達成するため、複数の外部機器
から導出された入力信号線または出力信号線を集結した
外部機器側の中継ケーブルが接続される単数または複数
の外部機器側コネクタと、入力信号線または出力信号線
の合計数と同数以上の線数を備え、コントローラの入力
部に接続される入力信号線またはコントローラの出力部
に接続される出力信号線を集結したコントローラ側の中
継ケーブルを接続するコントローラ側コネクタと、各外
部機器側コネクタの各極をコントローラ側コネクタの各
極に対応させて接続する入力信号回路または出力信号回
路を有するプリント配線板とを備える。
【0009】本発明の第2の配線モジュールは、上記の
目的を達成するため、複数の外部機器から導出された入
力信号線と出力信号線とが混合されている外部機器側の
中継ケーブルが接続される複数の外部機器側コネクタ
と、上記入力信号線数の合計数以上の線数を有し、コン
トローラの入力部に接続される入力信号線を集結したコ
ントローラ側の中継ケーブルを接続するコントローラ側
コネクタと、上記入力信号線数の合計数以上の線数を有
し、コントローラの出力部に接続される出力信号線を集
結したコントローラ側の中継ケーブルを接続するコント
ローラ側コネクタと、各外部機器側コネクタの入力信号
極を入力部に接続されるコントローラ側コネクタの各信
号極に対応させて接続する入力信号回路及び各外部機器
側コネクタの出力信号極を出力部に接続されるコントロ
ーラ側コネクタの各信号極に対応させて接続する出力信
号回路を有するプリント配線板とを備える。
【0010】本発明の第3の配線モジュールは、本発明
の第1の配線モジュールまたは本発明の第2の配線モジ
ュールにおいて、電源配線の共通化を図ることにより上
記目的を一層確実に達成するため、各外部機器側コネク
タが各外部機器への共通電源線を接続する共通電源極を
備え、少なくとも1つのコントローラ側コネクタが電源
に接続される電源極を備えるとともに、プリント配線板
がコントローラ側コネクタの電源極に各外部機器側コネ
クタの各共通電源極を共通に接続する電源回路を有す
る。
【0011】本発明の第4の配線モジュールは、上記の
目的を達成するため、コントローラの入力部に接続され
る入力信号線とコントローラの出力部に接続される出力
信号線との一方または双方および共通電源線を集結した
中継ケーブルが接続されるコントローラ側コネクタを設
け、また、後段の配線モジュールに接続される入力信号
線と出力信号線との一方または双方および共通電源線を
集結した中継ケーブルが接続される外部機器側コネクタ
を設け、さらに、各外部機器の入力信号線または出力信
号線および個別電源線が接続される複数の個別プラグ
と、複数の個別プラグが結合され、各個別プラグに対応
する信号極および個別電源極を備えるソケットとからな
る単数または複数の端末コネクタおよびこれらを接続す
るプリント配線板を備え、プリント配線板が入力信号回
路と出力信号回路との一方または双方および電源回路と
を有し、入力信号回路でコントローラ側コネクタの各入
力信号極がソケットの所定の入力信号極と外部機器側コ
ネクタの所定の入力信号極との一方または双方に分散し
て個別に接続され、出力信号回路でコントローラ側コネ
クタの各出力信号極が端末コネクタの所定の出力信号極
と外部機器側コネクタの所定の出力信号極との一方また
は双方に分散して個別に接続され、電源回路でコントロ
ーラ側コネクタの共通電源極に外部機器側コネクタの共
通電源極および端末コネクタの各個別電源極が共通に接
続される。
【0012】本発明の第5の配線モジュールは、配線モ
ジュールの外部機器側コネクタと配線モジュールのコン
トローラ側コネクタとをフラットケーブルで接続する
と、端末コネクタに一部の信号極が導出される。外部機
器側コネクタには他の一部の信号極が導出される。次
に、この外部機器側コネクタと配線モジュールのコント
ローラ側コネクタとをフラットケーブルで接続すると、
端末コネクタに一部の信号極が導出される。外部機器側
コネクタに他の一部の信号極が導出される。
【0013】さらに、この外部機器側コネクタと配線モ
ジュールのコントローラ側コネクタとをフラットケーブ
ルで接続すると、端末コネクタに一部の信号極が導出さ
れる。このようにして外部機器側コネクタとコントロー
ラ側コネクタとを順次接続していくことにより、全ての
信号極を端末コネクタに導出できる。
【0014】
【作用】本発明の第1の配線モジュールにおいては、配
線がコントローラ側の中継ケーブルと、配線モジュール
と、外部機器側の中継ケーブルとに分けられ、コントロ
ーラ側の中継ケーブルと外部機器側の中継ケーブルとの
接続形態や、配線部品を標準化することができ、また、
配線工事も標準化することができる。
【0015】また、コントローラ側の中継ケーブルが直
接にコントローラに接続される場合には、その接続先が
コントローラの入力部と出力部との何れか一方であるの
で、コントローラ側の中継ケーブルのコントローラへの
接続を誤るおそれが殆どなくなる。さらに、コントロー
ラ側の中継ケーブルがコントローラ側コネクタを介して
配線モジュールのプリント配線板の配線に接続されると
ともに、プリント配線板の配線が外部機器側コネクタを
介して外部機器側の中継ケーブルに接続されるので、コ
ントローラ側の中継ケーブルの各信号線と外部機器側の
中継ケーブルの各信号線との対応関係に誤りが生じなく
なる。
【0016】加えて、コントローラと配線モジュールと
の間、配線モジュールと外部機器との間に入力信号線あ
るいは出力信号線を集結した中継ケーブルを用いるの
で、配線作業時に配線の引き回し時に加えられる力が中
継ケーブル全体に分散され、断線が発生するおそれがな
くなる。本発明の第2の配線モジュールにおいては、配
線がコントローラ側の中継ケーブルと、配線モジュール
と、外部機器側の中継ケーブルとに分けられ、コントロ
ーラ側の中継ケーブルと外部機器側の中継ケーブルとの
接続形態や、配線部品を標準化することができ、また、
配線工事も標準化することができる。
【0017】また、配線モジュールのコントローラ側で
は、コントローラの入力部に接続される中継ケーブルと
コントローラの出力部に接続される中継ケーブルとの2
本の配線にまとめられているので、コントローラ側の中
継ケーブルのコントローラへの接続を誤るおそれが殆ど
なくなる。さらに、コントローラ側の中継ケーブルはそ
れぞれコントローラ側のコネクタを介してプリント配線
板の入力信号回路と出力信号回路に接続され、これら入
力信号回路と出力信号回路がそれぞれ複数の外部機器側
コネクタを介して複数の外部機器側の中継ケーブルに接
続されているので、コントローラ側の中継ケーブルの各
入力信号線と中継ケーブルの各入力信号線との対応関係
およびコントローラ側の中継ケーブルの各出力信号線と
中継ケーブルの各出力信号線との対応関係に誤りが生じ
なくなる。
【0018】加えて、コントローラと配線モジュールと
の間は入力信号線または出力信号線を集結した中継ケー
ブルで接続され、配線モジュールと外部機器との間は入
力信号線と出力信号線とを集結した中継ケーブルを用い
るので、配線作業時に配線の引き回し時に加えられる力
が中継ケーブル全体に分散され、断線が発生するおそれ
がなくなる。
【0019】本発明の第3の配線モジュールによれば、
さらに加えて、電源をコントローラ側コネクタに接続す
ることにより、外部機器側の共通電源線に電力を供給す
ることができ、各外部機器に個別に電力を供給する場合
に比べて電源線の配線数を少なくできる。本発明の第4
の配線モジュールにおいては、配線がコントローラ側の
中継ケーブルと、配線モジュールと、後段の配線モジュ
ールや外部機器接続用コネクタへの外部機器側の配線
と、外部機器を接続する端末ケーブルとに分けられ、接
続の形態や接続部品を標準化することができ、また、配
線工事も標準化することができる。
【0020】また、コントローラ側の中継ケーブルがコ
ントローラ側コネクタを介してプリント配線板の入力信
号回路あるいは出力信号回路に接続され、プリント配線
板の入力信号回路あるいは出力信号回路が外部機器側コ
ネクタの所定の信号極および端末コネクタの所定の所定
の信号極に分散して接続されるので、コントローラ側の
中継ケーブルの入力信号線あるいは出力信号線と外部機
器側コネクタの入力信号線あるいは出力信号線との対応
関係やコントローラ側の中継ケーブルの入力信号線ある
いは出力信号線と端末コネクタの入力信号線あるいは出
力信号線との対応関係を誤るおそれがなくなる。
【0021】さらに、配線コネクタを各外部機器の近傍
に設けることにより、各外部機器と各プラグとの対応関
係を容易に確認できるようになり、外部機器とプラグお
よびプラグとソケットとの対応関係を確認しながら外部
機器を端末コネクタのソケットに確実に対応させながら
接続することができ、外部機器の端末コネクタへの誤接
続をほぼ完全に防止できるようになる。
【0022】加えて、外部機器の入力信号線または出力
信号線と個別電源線とが接続されるプラグを端末配線モ
ジュールのソケットに集中して結合できる。その上、電
源から配線コネクタまでの電源線の配線を共通電源線で
構成するので、電源線の配線数を少なくできる。本発明
の第5の配線モジュールにおいては、配線モジュールの
外部機器側コネクタと配線モジュールのコントローラ側
コネクタとをフラットケーブルで接続すると、端末コネ
クタに一部の信号極が導出され、外部機器側コネクタに
は他の一部の信号極が導出される。
【0023】次に、この外部機器側コネクタと配線モジ
ュールのコントローラ側コネクタとをフラットケーブル
で接続すると、端末コネクタに一部の信号極が導出さ
れ、外部機器側コネクタに他の一部の信号極が導出され
る。このようにして外部機器側コネクタとコントローラ
側コネクタとを順次接続していくことにより、全ての信
号極を端末コネクタに導出できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図13に基
づき具体的に説明する。 〔実施例1〕図1は本発明の一実施例に係る配線モジュ
ールの3面図および結線図であり、この配線モジュール
10は、40極のコントローラ側入力(または出力)コネク
タ(この図ではソケットのみを示し、プラグは示さな
い)11と、2つの20極の外部機器側コネクタ(この図で
はソケットのみを示し、プラグは示さない)12a・12b
と、これらのコネクタ11・12a・12bを固定支持するプ
リント配線板13と、ケーシング14とを備えている。
【0025】コントローラ側コネクタ11は、同図(d) の
0〜9の数字およびA〜Fのアルファベットで示す32極
の信号極と、COM+で示す4極の共通正電源極と、C
OM−で示す4極の共通負電源極を備えている。また、
各外部機器側コネクタ12a・12bはそれぞれ同図(d) の
0〜9の数字およびA〜Fのアルファベットで示す16極
の信号極と、COM+で示す2極の共通正電源極と、C
OM−で示す2極の共通負電源極を備えている。
【0026】上記プリント配線板13は、後述する実施例
2の配線モジュール20と同様にして、ケーシング14のベ
ース部14aに固定され、ベース部14aの上面および前後
左右の4横側面を覆うカバー14bにより覆われる。ま
た、上記各コネクタ11・12a・12bのソケットはそれぞ
れカバー14bの上面に形成した挿通穴を通ってカバー14
bの上方に突出させてある。
【0027】また、上記プリント配線板13には各外部機
器側コネクタ12a・12bの各信号極0〜9,A〜F、共
通正電源極COM+および共通負電源極COM−をコン
トローラ側コネクタ11の各信号極0〜9,A〜F、共通
正電源極COM+および共通負電源極COM−に対応さ
せて接続する回路が形成されている。 〔実施例2〕図2は本発明の他の実施例に係る配線モジ
ュールの3面図および結線図であり、図3はその斜視
図、図4はその分解斜視図である。
【0028】この配線モジュール20は、2個の20極のコ
ントローラ側コネクタ(この図ではソケットのみを示
し、プラグは示さない)21a・21b、2個の20極の外部
機器側コネクタ22a・22b(この図ではそれぞれソケッ
トのみを示し、プラグは示さない)、プリント配線板23
およびケーシング24とを備える。一方のコントローラ側
コネクタ21aには図2(d) の0〜9の数字およびA〜F
のアルファベットで示す16極の入力信号極と、COM+
で示す2極の共通正電源極と、COM−で示す2極の共
通負電源極とが設けられる。
【0029】また、他方のコントローラ側コネクタ21
bには図2(d)の0〜9の数字およびA〜Fのアルフ
ァベットで示す16極の出力信号極と、COM+で示す
2極の共通正電源極と、COM−で示す2極の共通負電
源極が設けられる。図2(d)に示すように、一方の外
部機器側コネクタ22aの各極は左右に並べられ、図に
向かって左側に0〜7の数字で示す8極の出力信号極、
COM+で示す1極の共通正電源極およびCOM−で示
す1極の共通負電源極が、右側に0〜7の数字で示す8
極の入力信号極、COM+で示す1極の共通正電源極お
よびCOM−で示す1極の共通負電源極が設けられる。
【0030】また、他方の外部機器側コネクタ22bの
各極は左右に並べられ、左側に8,9の数字およびA〜
Fのアルファベットで示す8極の出力信号極、COM+
で示す1極の共通正電源極およびCOM−で示す1極の
共通負電源極が、右側に8,9の数字およびA〜Fのア
ルファベットで示す8極の入力信号極、COM+で示す
1極の共通正電源極およびCOM−で示す1極の共通負
電源極が設けられる。
【0031】図4に示すように、プリント配線板23はケ
ーシング24のベース24aにタッピングねじ24bによって
固定され、各コネクタ21a・21b・22a・22bはプリン
ト配線板23に固定される。ケーシング24のカバー24cの
上面には各コネクタ21a・21b・22a・22bを挿通させ
る4つの挿通孔24dが形成され、各コネクタ21a・21b
・22a・22bはそれぞれ対応する挿通孔24dを通ってカ
バー24cの上方に突出させてある。
【0032】また、プリント配線板23には両外部機器側
コネクタ22a・22bの各入力信号極0〜9,A〜Fを一
方のコントローラ側コネクタ21aの各入力信号極0〜
9,A〜Fに同じ符号どうしを対応させて接続する入力
信号回路と、両外部機器側コネクタ22a・22bの各出力
信号極0〜9,A〜Fを他方のコントローラ側コネクタ
21bの各出力信号極0〜9,A〜Fに対応させて接続す
る出力信号回路と、一方の外部機器側コネクタ22aの共
通正電源極COM+および共通負電源極COM−を一方
のコントローラ側コネクタ21aの共通正電源極COM+
および共通負電源極COM−に対応させて接続する電源
回路と、他方の外部機器側コネクタ22bの共通正電源極
COM+および共通負電源極COM−を他方のコントロ
ーラ側コネクタ21bの共通正電源極COM+および共通
負電源極COM−に対応させて接続する電源回路とが形
成されている。 〔実施例3〕図5は本発明の他の実施例に係る配線モジ
ュールの3面図および結線図であり、この配線モジュー
ル30は、1つのコントローラ側入力(または出力、もし
くは混合)コネクタ31、2つの外部機器側コネクタ32a
・32b、プリント配線板33およびケーシング34を備えて
いる。
【0033】コントローラ側入力(または出力、もしく
は混合)コネクタ31は同図(d) に0〜9の数字およびA
〜Fのアルファベットで示す16極の信号極と、COM+
で示す2極の共通正電源極と、COM−で示す2極の共
通負電源極とを備えている。一方の外部機器側コネクタ
32aは、上下2段に配列された20極のうち、同図(d) に
示すように、下段の0〜7で示す8極の信号極とCOM
+で示す1極の共通正電源極と、COM−で示す1極の
共通負電源極とだけに外部機器側の配線が接続される。
【0034】他方の外部機器側コネクタ32bは、上下2
段に配列された20極のうち、同図(d)に示すように、下
段の8,9の数字およびA〜Fのアルファベットで示す
8極の信号極とCOM+で示す2極の共通正電源極と、
COM−で示す2極の共通負電源極とだけに外部機器側
の配線が接続される。上記プリント配線板33は、上記の
実施例2の配線モジュール20と同様に、ケーシング34の
ベース34aに固定され、ベース部34aの上面および前後
左右の4横側面を覆うカバー34bにより覆われる。
【0035】また、上記各コネクタ31・32a・32bのソ
ケットはそれぞれカバー34bの上面に形成した挿通穴を
通ってカバー34bの上方に突出させてある。また、上記
プリント配線板33には、各外部機器側コネクタ32a・32
bの各信号極0〜9,A〜Fをコントローラ側コネクタ
31の各信号極0〜9,A〜Fに対応させ接続する信号回
路と、各外部機器側コネクタ32a・32bの共通正電源極
COM+をコントローラ側コネクタ31の共通正電源極C
OM+に共通に接続する正電源回路と、各外部機器側コ
ネクタ32a・32bの共通負電源極COM−をコントロー
ラ側コネクタ31の共通負電源極COM−に共通に接続す
る負電源回路とが形成されている。 〔実施例4〕図6は本発明のさらに他の実施例に係る配
線モジュールの3面図および結線図であり、図7はその
斜視図であり、図8はその分解斜視図である。
【0036】この中継兼端末モジュール40は、1つのコ
ントローラ側コネクタ41と、1つの外部機器側コネクタ
42と、2つの4連端末コネクタ43a・43bと、プリント
配線板44と、ケーシング45とを備えている。コントロー
ラ側コネクタ41は、図6(d) に0〜9の数字およびA〜
Fのアルファベットで示す16極の信号極と、COM+で
示す2極の共通正電源極と、COM−で示す2極の共通
負電源極とを備えている。
【0037】外部機器側コネクタ42は、上下2段に配列
された20極のうち、図6(d) に示すように、下段の8,
9の数字およびA〜Fのアルファベットで示す8極の信
号極とCOM+で示す2極の共通正電源極と、COM−
で示す2極の共通負電源極とだけに外部機器側の配線が
接続される。一方の端末コネクタ43aは、ソケットに外
部機器に個別に接続された4つのプラグを結合できるよ
うに構成され、各プラグに対応して図6(d) の4〜7の
数字で示される4極の各入力(または出力)信号極と、
各信号極に対してそれぞれ対をなすように設けられたC
OM+で示す4極の個別正電源極と、COM−で示す4
極の個別負電源極とを備えている。
【0038】他方の端末コネクタ43bも同様に、ソケッ
トに外部機器に個別に接続された4つのプラグを結合で
きるように構成され、各プラグに対応して図6(d) の0
〜3の数字で示される4極の各入力(または出力)信号
極と、各信号極に対してそれぞれ対をなすように設けら
れたCOM+で示す4極の個別正電源極と、COM−で
示す4極の個別負電源極とを備えている。
【0039】上記プリント配線板44は、上記の実施例2
と同様にしてケーシング45のベース45aに固定され、カ
バー45bにより覆われる。また、このプリント配線板44
に固定された各コネクタ41・42・43a・43bのソケット
はカバー45bの上面に形成された挿通孔を通ってカバー
45bの上方に突出させてある。
【0040】さらに、上記プリント配線板44には、コン
トローラ側コネクタ41の各信号極を外部機器側コネクタ
42および両端末コネクタ43a・43bの各信号極にそれぞ
れ対応させ接続する信号回路と、コントローラ側コネク
タ41の共通正電源極COM+に外部機器側コネクタ42の
共通正電源極COM+および両端末コネクタ43a・43b
の個別正電源極COM+を共通に接続する正電源回路
と、コントローラ側コネクタ41の共通負電源極COM−
に外部機器側コネクタ42の共通負電源極COM−および
両端末コネクタ43a・43bの個別負電源極COM−を共
通に接続する負電源回路とが形成されている。 〔実施例5〕図9は本発明のもう一つの実施例に係る配
線モジュールの3面図および結線図であり、この配線モ
ジュール50は、1つのコントローラ側入力(または出
力、もしくは混合)コネクタ51と、1つの外部機器側コ
ネクタ52と、1つの4連端末コネクタ53と、プリント配
線板54と、ケーシング55とを備えている。
【0041】コントローラ側入力(または出力、もしく
は混合)コネクタ51は、図9(d) に0〜9の数字および
A〜Fのアルファベットで示す16極の信号極と、COM
+で示す2極の共通正電源極と、COM−で示す2極の
共通負電源極とを備えている。外部機器側コネクタ52
は、上下2段に配列された20極のうち、図9(d) に示す
ように、下段の4〜9の数字およびA・Bのアルファベ
ットおよび上段のC〜Fでアルファベット示す12極の信
号極とCOM+で示す2極の共通正電源極と、COM−
で示す2極の共通負電源極とに外部機器側の配線が接続
される。
【0042】端末コネクタ53は、ソケットに外部機器に
個別に接続された4つのプラグを結合できるように構成
され、各プラグに対応して図6(d) の0〜3の数字で示
される4極の各入力(または出力)信号極と、各信号極
に対してそれぞれ対をなすように設けられたCOM+で
示す4極の個別正電源極と、COM−で示す4極の個別
負電源極とを備えている。
【0043】上記プリント配線板54は、上記の実施例2
と同様にしてケーシング55のベース55aに固定され、カ
バー55bにより覆われる。また、このプリント配線板54
に固定された各コネクタ51・52・53のソケットはカバー
55bの上面に形成された挿通孔を通ってカバー55bの上
方に突出させてある。
【0044】さらに、上記プリント配線板54には、コン
トローラ側入力(または出力、もしくは混合)コネクタ
51の各信号極を外部機器側コネクタ52および両端末コネ
クタ53の各信号極にそれぞれ対応させ接続する信号回路
と、コントローラ側入力(または出力、もしくは混合)
コネクタ51の共通正電源極COM+に外部機器側コネク
タ52の共通正電源極COM+および端末コネクタ53の各
個別正電源極COM+を共通に接続する正電源回路と、
コントローラ側入力(または出力、もしくは混合)コネ
クタ51の共通負電源極COM−に外部機器側コネクタ52
の共通負電源極COM−および端末コネクタ53の各個別
負電源極COM−を共通に接続する負電源回路とが形成
されている。
【0045】なお、これらの実施例に係る配線モジュー
ル10・20・30、中継兼端末モジュールを接続する中継ケ
ーブルとしては、図10(a) に示すように集結された信号
線や電源線がよりあわせによって一体化された多芯ケー
ブル60aや、同図(b) に示すように集結される信号線や
電源線が平行に配置される平帯状の、いわゆる、フラッ
トケーブル60b等が用いられ、これらの両端にはPCの
入力部、出力部、コントローラ側コネクタ11・21a・21
b・31・41・51、外部機器側コネクタ12a・12b・22a
・22b・32a・32b・42・52、外部端子接続用コネクタ
80等に着脱されるプラグpが結合される。 〔配線例1〕次に、本発明に係る配線モジュール10・20
・30・40・50を用いる具体的な配線例を図11〜図13に基
づき説明する。
【0046】図11に示す配線では、PCの入力部Iの各
入力極が38芯のフラットケーブル60bを介して実施例1
の配線モジュール10のコントローラ側コネクタ11の各入
力信号極0〜9,A〜Fにそれぞれ対応させて接続され
るとともに、電源Bから導出された1対の共通電源線70
を該コントローラ側コネクタ11の各共通電源極に正負を
対応させて接続している。
【0047】この配線モジュール10の外部機器側コネク
タ12a・12bにはそれぞれ20芯のフラットケーブル60b
を介して外部機器接続用コネクタ80が接続され、各外部
機器接続用コネクタ80には所要数の外部機器90が接続さ
れる。なお、外部機器接続用コネクタ80から各外部機器
90への配線は、それぞれ信号線と対をなす電源線とから
なり、必要に応じて3芯絶縁線で構成される。
【0048】この配線例においては、配線モジュール10
を用いることにより、配線接続の形態、配線部品および
配線作業を標準化することができるとともに、配線作業
の作業性を高めることができるまた、PCの入力信号側
の配線が出力信号側の配線から独立して形成されるの
で、入力側の配線と出力側の配線とが誤って接続される
おそれがほとんどなくなる。したがって、PC入力側と
出力側とを誤った誤接続による外部機器90の故障や破損
を防止することができる。
【0049】また、コントローラ側のフラットケーブル
60bがコントローラ側コネクタ11を介してプリント配線
13内の回路に接続され、プリント配線板13内の回路が外
部機器側コネクタ12a・12bを介して外部機器側のフラ
ットケーブル60bに接続されるので、コントローラ側の
フラットケーブル60bの各信号線と外部機器側のフラッ
トケーブル60bの信号線との対応関係の誤りがなくな
る。
【0050】したがって、コントローラ側のフラットケ
ーブル60bの各信号線と外部機器側のフラットケーブル
60bの信号線との対応関係の誤りに基づくPCの誤動作
を防止できるとともに、配線モジュール10のコントロー
ラ側の配線作業と外部機器側の配線作業の分業化を図
り、配線作業の作業性を一層高めることができる。ま
た、各外部機器接続用コネクタ80までの電源線は共通電
源線としているので、各外部機器接続用コネクタ80まで
の電源線の配線数を少なくでき、誤接続が発生するおそ
れを一層確実に防止でき、誤接続による外部機器90の故
障や破損、PCの誤動作を一層確実に防止できる。
【0051】また、各外部機器接続用コネクタ80までの
配線をフラットケーブル60bで構成しているので、配線
の引き回し時にフラットケーブル60bの芯線が断線する
おそれはなくなり、断線箇所の探索作業および断線の補
修作業が不要になる。また、外部機器接続用コネクタ80
を用いることにより、各外部機器90の配線を収束させる
収束部を集中させることができ、各外部機器90のメンテ
ナンスがやりやすくなるとともに、結束部の商品的美観
が高められる。 〔配線例2〕図12に示す配線では、PCの入力部Iの各
入力極にそれぞれ18芯のフラットケーブル60bを介して
1対の実施例2の配線モジュール20のコントローラ側コ
ネクタ21aの各入力信号極が接続されるとともに、PC
の出力部Oの各出力極にそれぞれ18芯のフラットケーブ
ル60bを介して1対の実施例2の配線モジュール20のコ
ントローラ側コネクタ21bの各出力信号極が接続される
一方、電源Bから導出された各対をなす共通電源線70を
各コントローラ側コネクタ21a・21bの各共通電源極C
OM+,COM−に正負を対応させて接続している。
【0052】配線モジュール20の各外部機器側コネク
タ22a・22bには上記の一実施例と同様にして、そ
れぞれ20芯のフラットケーブル60bおよび外部機器
接続用コネクタ80を介して所要数の外部機器(センサ
ー)90が接続される。この配線列においては、配線モ
ジュール20を用いることにより、配線接続の形態、配
線部品および配線作業を標準化することができ、配線作
業の作業性を高めることができる。
【0053】また、配線モジュール20のPC側では、P
Cの入力部Iに接続されるフラットケーブル60bとPC
の出力部Oに接続されるフラットケーブル60bとの2本
の配線にまとめられているので、PC側の両フラットケ
ーブルのPCへの接続を誤るおそれは殆どない。さら
に、コントローラ側の両フラットケーブル60bはそれぞ
れコントロール側コネクタ21a・21bを介してプリント
配線板23の入力信号回路と出力信号回路に接続され、こ
れら入力信号回路と出力信号回路がそれぞれ複数の外部
機器側コネクタ22a・22bを介して複数の外部機器側の
フラットケーブル60bに接続されているので、コントロ
ーラ側のフラットケーブル60bの各入力信号線と外部機
器側の両フラットケーブル60bの各入力信号線との対応
関係およびコントローラ側の中フラットケーブル60bの
各出力信号線と外部機器側の両フラットケーブル60bの
各出力信号線との対応関係に誤りが生じなくなる。
【0054】したがって、コントローラ側の両フラット
ケーブル60bのPCへの誤接続による外部機器90の故障
や破損およびコントローラ側の両フラットケーブル60b
と外部機器側の両フラットケーブル60bとの対応関係の
誤りによるPCの誤作動を防止することができる。ま
た、コントローラ側のフラットケーブル60bの各入力信
号線と外部機器側の両フラットケーブル60bの各入力信
号線との対応関係およびコントローラ側の中フラットケ
ーブル60bの各出力信号線と外部機器側の両フラットケ
ーブル60bの各出力信号線との対応関係に誤りが生じな
くなるので、配線モジュール20のコントローラ側の入力
側配線作業、配線モジュール20のコントローラ側の出力
側配線作業、配線モジュール20の外部機器側の各配線作
業の分業化を図り、配線作業の作業性を一層高めること
ができる。
【0055】また、各外部機器接続用コネクタ80までの
電源線は共通電源線としているので、各外部機器接続用
コネクタ80までの電源線の配線数を少なくなり、誤接続
が発生するおそれを一層確実に防止して、誤接続による
外部機器90の故障や破損、PCの誤動作を一層確実に防
止できる。
【0056】また、各外部機器接続用コネクタ80までの
配線をフラットケーブル60bで構成しているので、配線
の引き回し時にフラットケーブル60bの芯線が断線する
おそれはなくなり、断線箇所の探索作業および断線の補
修作業が不要になる。また、外部機器接続用コネクタ80
を用いることにより、各外部機器90の配線を収束させる
収束部を集中させることができ、各外部機器90のメンテ
ナンスがやりやすくなるとともに、結束部の商品的美観
が高められる。
【0057】加えて、外部機器側コネクタ22a・22
bには入力信号線と出力信号線とを集結したフラットケ
ーブル60bが接続されるので、入力信号を出力する外
部機器90と出力信号を入力する外部機器90とが接近
して設けられる場合に1本のフラットケーブルで配線モ
ジュール20からそれらの外部機器90の近傍までの配
線を構成することができ、配線部品を少なくできるとと
もに、配線作業の工数を少なくできる。 〔配線例3〕 図13に示す配線では、配線モジュール10(または2
0)の外部機器側コネクタ12a(または21b)にフ
ラットケーブル60bを介して1つの実施例4の配線モ
ジュール40を接続し、また、この配線モジュール40
の外部機器側コネクタ42にフラットケーブル60bを
介して順次2つの実施例5の配線モジュール50のコン
トローラ側コネクタ51を接続し、さらに、各配線モジ
ュール40・50の4連端末コネクタ43a・43b・
53にそれぞれ必要数の外部機器90を接続している。
【0058】なお、4列端末コネクタ43a・43b・53か
ら各外部機器90への配線は、それぞれ信号線と対をなす
電源線とからなり、必要に応じて3芯絶縁線で構成され
る。この配線例においては、配線モジュール40・50を用
いることにより、配線を配線モジュール10(または20)
よりもコントローラ側の配線部分と、配線モジュール10
(または20)と、配線モジュール10(または20)から配
線モジュール40までの配線部分と、配線モジュール40か
らこれに直接接続された各外部機器までの配線部分と、
配線モジュール40から次の配線モジュール50までの配線
部分と、次の配線モジュール50と、次の配線モジュール
50からそれに直接接続されている各外部機器90までの配
線部部と、次の配線モジュール50からさらに次の配線モ
ジュール50までの配線部分と、さらに次の配線モジュー
ル50からそれに接続されている各外部機器90までの配線
部分とに分けることができ、配線接続の形態、配線部品
および配線作業を標準化して、配線作業の作業性を高め
ることができる。
【0059】また、この配線例においては、コントロー
ラ側のフラットケーブル60bがコントローラ側コネクタ
41・51を介してプリント配線板44・54内の回路に接続さ
れ、プリント配線板44・54内の回路が外部機器側コネク
タ42・52を介して外部配線側のフラットケーブル60bに
接続されるとともに、各配線モジュール40・50の4列端
末コネクタ43a・43b・53を介して各外部機器90に接続
される。
【0060】ここで、各外部機器90の近傍に配線モジュ
ール40・50を配置することにより、各外部機器90とそれ
から導出された配線部分を見ながら各外部機器90を配線
モジュール40・50に接続することができるようになり、
各外部機器90と配線モジュール40・50の4列端末コネク
タ43a・43b・53との対応関係の誤りをほぼ完全に防止
できるようになる。
【0061】したがって、各外部機器90とコントローラ
側のフラットケーブル60bの信号線との対応関係や外部
配線側のフラットケーブル60bの信号線とのコントロー
ラ側のフラットケーブル60bの信号線との対応関係の誤
りをほぼ完全になくすことかでき、対応関係の誤りに基
づく外部機器90の故障や破損、PCの誤動作等を防止で
きる上、各配線モジュール10(または20)・40・50の間
の配線作業、配線モジュール10のコントロール側の配線
作業、および各配線モジュール40・50から外部機器90へ
の配線作業をそれぞれ分業化することができる。
【0062】また、各外部機器接続用コネクタ10・40・
50間の電源線は共通電源線としているので、各外中継コ
ネクタ10・40・50間の電源線の配線数が少なくなり、誤
接続が発生するおそれを一層確実に防止して、誤接続に
よる外部機器90の故障や破損、PCの誤動作を一層確実
に防止できる。また、各外部機器接続用コネクタ80まで
の配線をフラットケーブル60bで構成しているので、配
線の引き回し時にフラットケーブル60bの芯線が断線す
るおそれはなくなり、断線箇所の探索作業および断線の
補修作業が不要になる。
【0063】その上、各外部機器90の配線が各配線モジ
ュール40・50で収束されるので、各外部機器90のメンテ
ナンスがやりやすくなるとともに、結束部の商品的美観
が高められる。なお、この配線例においては、最後の配
線モジュール50に代えて外部機器接続用コネクタ80を用
いてもよい。
【0064】図13の配線例をその結線図よりみてみる
と、外部機器側コネクタ12aの信号極0〜9、A〜Fの
16極は、フラットケーブル60bを介して順次接続してい
くと、全て導出することができる。すなわち、配線モジ
ュール10の外部機器側コネクタ12aと配線モジュール40
のコントローラ側コネクタ41とをフラットケーブル60b
で接続すると、その結線図に示すように、4連端末コネ
クタ43a・43bに一部の信号極0〜7が導出される。外
部機器側コネクタ42には他の一部の信号極8、9、A〜
Fが導出される。
【0065】次に、この外部機器側コネクタ42と配線モ
ジュール50のコントローラ側コネクタ51とをフラットケ
ーブル60bで接続すると、4連端末コネクタ53に一部の
信号極8、9、A、Bが導出される。外部機器側コネク
タ52に他の一部の信号極C〜Fが導出される。さらに、
この外部機器側コネクタ52と配線モジュール50のコント
ローラ側コネクタ51とをフラットケーブル60bで接続す
ると、4連端末コネクタ53に信号極C〜Fが導出され
る。
【0066】このようにして外部機器側コネクタとコン
トローラ側コネクタとを順次接続していくことにより、
全ての信号極を端末コネクタに導出できる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の配
線モジュールによれば、配線をコントローラ側の中継ケ
ーブルと、配線モジュールと、外部機器側の中継ケーブ
ルに分けることができるので、配線の接続形態、配線部
品を標準化できるとともに、配線作業を標準化して配線
作業の作業性を高めることができる。
【0068】また、コントローラ側コネクタに接続され
る中継ケーブルがコントローラに入力部と出力部とを誤
って接続されることをほぼ完全に防止できるとともに、
コントローラ側コネクタに接続される中継ケーブルの各
入力信号線または各出力信号線と、外部機器側コネクタ
に接続される中継ケーブルの各入力信号線または各出力
信号線との対応関係を誤るおそれがないので、誤接続に
よる外部機器の故障や破損およびコントローラの誤動作
を防止できる。
【0069】さらに、コントローラ側コネクタに接続さ
れる中継ケーブルの各入力信号線または各出力信号線
と、外部機器側コネクタに接続される中継ケーブルの各
入力信号線または各出力信号線との対応関係を誤るおそ
れがないので、配線モジュールからコントロール側の配
線作業と外部機器側の配線作業との分業が可能になり、
配線作業の分業化を図ることにより配線の作業性を一層
高めることができる。
【0070】加えて、配線モジュールに接続される配線
が多数の入力信号線あるいは出力信号線を集結した中継
ケーブルで構成されているので、配線作業時の引回しの
力が中継ケーブル全体にわたって分担され、配線の引き
回しによって断線が生じるおそれがなくなる。本発明の
第2の配線モジュールによれば、配線をコントローラ側
の中継ケーブルと、配線モジュールと、外部機器側の中
継ケーブルに分けることができるので、配線の接続形
態、配線部品を標準化できるとともに、配線作業を標準
化して配線作業の作業性を高めることができる。
【0071】また、コントローラ側コネクタに接続され
る中継ケーブルがコントローラに入力部と出力部とを誤
って接続されることをほぼ完全に防止できるとともに、
コントローラ側コネクタに接続される中継ケーブルの各
入力信号線または各出力信号線と、外部機器側コネクタ
に接続される中継ケーブルの各入力信号線または各出力
信号線との対応関係を誤るおそれがないので、誤接続に
よる外部機器の故障や破損およびコントローラの誤動作
を防止できる。
【0072】さらに、コントローラ側コネクタに接続さ
れる中継ケーブルの各入力信号線または各出力信号線
と、外部機器側コネクタに接続される中継ケーブルの各
入力信号線または各出力信号線との対応関係を誤るおそ
れがないので、配線モジュールからコントロール側の配
線作業と外部機器側の配線作業との分業が可能になり、
配線作業の分業化を図ることにより配線の作業性を一層
高めることができる。
【0073】加えて、配線モジュールに接続される配線
が多数の入力信号線と出力信号線との一方または双方を
集結した中継ケーブルで構成されているので、配線作業
のときの引回しの力が中継ケーブル全体にわたって分担
され、配線の引き回しによって断線が生じるおそれがな
くなる。その上、外部機器側コネクタには入力信号線と
出力信号線とを集結した中継ケーブルが接続されるの
で、入力信号を出力する外部機器と出力信号を入力する
外部機器とが接近して設けられる場合に1本の中継ケー
ブルで配線モジュールからそれらの外部機器までの配線
を構成することができ、配線部品を少なくできるととも
に、配線作業の工数を少なくできる。
【0074】本発明の第3の配線モジュールによれば、
上記の効果に加えて、電源をコントローラ側コネクタに
接続することにより、外部機器側の共通電源線に電力を
供給することができ、各外部機器に個別に電力を供給す
る場合に比べて電源線の配線数を少なくできるので、配
線構成が簡単になり配線部品を安価にできるとともに、
配線作業が簡単になり、さらに一層作業性を高めること
ができる。
【0075】また、中継ケーブルに共通電源線を組み込
む場合には、中継ケーブルの芯線数が増加するので、中
継ケーブルの引張強度が高められ、配線引き回しによる
断線を一層確実に防止できる。さらに、電源線の配線数
を少なくできるので、誤接続を一層確実に防止して、誤
接続による外部機器の故障、破損およびコントローラと
誤動作を一層確実に防止できる。
【0076】本発明の第4の配線モジュールによれば、
配線をコントローラ側の中継ケーブルと、配線モジュー
ルと、配線モジュルールから外部機器への接続線と、外
部機器側の中継ケーブルに分けることができるので、配
線の接続形態、配線部品および配線作業を標準化して、
配線の作業性を高めることができる。また、コントロー
ラ側コネクタに接続される中継ケーブルの入力信号線お
よび出力信号線がコントロール側コネクタを介してプリ
ント配線板の入力信号回路および出力信号回路に接続さ
れ、プリント配線板の入力信号回路が外部機器側コネク
タを介して外部機器側の中継ケーブルの入力信号線と端
末コネクタを介して各外部機器の入力信号線に接続され
るとともに、プリント配線板の出力信号回路が外部機器
側コネクタを介して外部機器側の中継ケーブルの出力信
号線と端末コネクタを介して各外部機器の出力信号線に
接続されるので、コントローラ側の中継ケーブルと、各
外部機器および外部機器側中継ケーブルとの対応関係の
誤りをなくせるようになる。
【0077】これにより、誤接続による外部機器の故障
や破損およびコントローラの誤動作を防止できるととも
に、配線モジュールよりもコントローラ側の配線作業
と、配線モジュールと各外部機器との配線作業と、配線
モジュールよりも外部機器側の配線作業との分業が可能
になり、配線作業の分業化を図ってその作業性を一層高
めることができる。
【0078】さらに、電源をコントローラ側コネクタに
接続することにより、外部機器側コネクタの共通電源極
および端末コネクタの各個別電源極に電力を供給するこ
とができるので、電源から各配線モジュールまでの電源
線の配線をコントローラの間近から各外部機器に個別に
電力を供給する場合に比べて電源線の配線数を少なくな
り、配線構成が簡単になるとともに配線部品を安価にで
き、しかも、配線作業が簡単になり、さらに一層作業性
を高めることができる。
【0079】加えて、中継モジュールに接続されるコン
トローラ側の配線と、次段の中継モジュールに接続する
配線が多数の入力信号線と出力信号線との一方または双
方および共通電源線を集結した中継ケーブルで構成され
ているので、配線作業のときの引き回しの力が中継ケー
ブル全体にわたって分担され、配線の引き回しによって
断線が生じるおそれがなくなる。
【0080】その上、各外部機器のリード線が最寄りの
中継モジュールの端末コネクタに集中して接続されるの
で、各端末機器のメンテナンスがやり易くなるととも
に、端末機器のリード線を結束する結束部の商品的美観
が高められる。本発明の第5の配線モジュールによれ
ば、外部機器側コネクタとコントローラ側コネクタとを
順次接続していくことにより、全ての信号極を端末コネ
クタに導出できるので、配線を機械的に行うことがで
き、配線作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る配線モジュールの平
面、正面、側面の3面図および結線図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る配線モジュールの平
面、正面、側面の3面図および結線図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る配線モジュールの斜
視図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る配線モジュールの分
解斜視図である。
【図5】本発明のまた他の実施例に係る配線モジュール
の平面、正面、側面の3面図および結線図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例に係る配線モジュー
ルの平面、正面、側面の3面図および結線図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例に係る配線モジュー
ルの斜視図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例に係る配線モジュー
ルの分解斜視図である。
【図9】本発明のもう一つの実施例に係る配線モジュー
ルの平面、正面、側面の3面図および結線図である。
【図10】中継ケーブルの構成図である。
【図11】配線例1の構成図である。
【図12】配線例2の構成図である。
【図13】配線例3の構成図と結線図である。
【図14】従来の配線例の構成図である。
【図15】従来の配線例の要部の平面図である。
【符号の説明】
A〜F…信号極 COM+…共通正電源極または個別正電源極 COM−…共通負電源極または個別負電源極 0〜9…信号極 10…配線モジュール 11…コントローラ側コネクタ 12a…外部機器側コネクタ 12b…外部機器側コネクタ 13…プリント配線板 20…配線モジュール 21a…コントローラ側コネクタ 21b…コントローラ側コネクタ 22a…外部機器側コネクタ 22b…外部機器側コネクタ 23…プリント配線板 30…配線モジュール 31…コントローラ側コネクタ 32a…外部機器側コネクタ 32b…外部機器側コネクタ 33…プリント配線板 40…配線モジュール 41…コントローラ側コネクタ 42…外部機器側コネクタ 43a…端末コネクタ 43b…端末コネクタ 44…プリント配線板 50…配線モジュール 51…コントローラ側コネクタ 52…外部機器側コネクタ 53…端末コネクタ 54…プリント配線板 90…外部機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野尻 進 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 中島 茂 滋賀県草津市野村三丁目四番1号 不二 電機工業株式会社 草津製作所内 (72)発明者 松井 一晃 滋賀県草津市野村三丁目四番1号 不二 電機工業株式会社 草津製作所内 (56)参考文献 特開 平1−239784(JP,A) 実開 平1−130590(JP,U) 実開 昭59−104484(JP,U) 実開 平1−121287(JP,U) 特公 昭51−37436(JP,B1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントローラの各配線を電源を必要とす
    るセンサなどの外部機器の対応する配線に接続する配線
    モジュールであって、複数の外部機器から導出された入
    力信号線または出力信号線を集結した外部機器側の中継
    ケーブルが接続できる、信号極、共通正電源極および共
    通負電源極を備える複数の外部機器側コネクタと、コン
    トローラの入力部に接続される入力信号線またはコント
    ローラの出力部に接続される出力信号線を集結したコン
    トローラ側の中継ケーブルを接続し、信号極、共通正電
    源極および共通負電源極を備えるコントローラ側コネク
    タと、各外部機器側コネクタの各極をコントローラ側コ
    ネクタの各極に対応させて接続する入力信号回路または
    出力信号回路を有するプリント配線板とを備えることを
    特徴とする配線モジュール。
  2. 【請求項2】 コントローラの各配線を電源を必要とす
    るセンサなどの外部機器の対応する配線に接続する配線
    モジュールであって、複数の外部機器から導出された入
    力信号線と出力信号線とが混合されている外部機器側の
    中継ケーブルが接続できる、信号極、共通正電源極およ
    び共通負電源極を備える複数の外部機器側コネクタと、
    コントローラの入力部に接続される入力信号線を集結し
    たコントローラ側の中継ケーブルを接続し、信号極、共
    通正電源極および共通負電源極を備えるコントローラ側
    コネクタと、コントローラの出力部に接続できる出力信
    号線を集結したコントローラ側の中継ケーブルを接続
    し、信号極、共通正電源極および共通負電源極を備える
    コントローラ側コネクタと、各外部機器側コネクタの入
    力信号極、共通正電源極および共通負電源極を入力部に
    接続できるコントローラ側コネクタの各信号極、共通正
    電源極、共通負電源極に対応させて接続する入力信号回
    路、共通正電源回路、共通負電源回路および各外部機器
    側コネクタの出力信号極、共通正電源極および共通負電
    源極を出力部に接続できるコントローラ側コネクタの各
    信号極、共通正電源極、共通負電源極に対応させて接続
    する出力信号回路、共通正電源回路、共通負電源回路を
    有するプリント配線板と、プリント配線板を固定するケ
    ーシングとを備えることを特徴とする配線モジュール。
  3. 【請求項3】 コントローラの各配線を電源を必要とす
    るセンサなどの外部機器の対応する配線に接続する配線
    モジュールであって、各外部機器側コネクタが各外部機
    器への共通電源線を接続する共通電源極を備え、少なく
    とも1つのコントローラ側コネクタが電源に接続される
    電源極を備えるとともに、プリント配線板がコントロー
    ラ側コネクタの電源極に各外部機器側コネクタの各共通
    電源極を共通に接続する電源回路を有することを特徴と
    する請求項1または2に記載の配線モジュール。
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