JP2808141B2 - Rh炉の補修設備 - Google Patents

Rh炉の補修設備

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JP2808141B2 JP1197105A JP19710589A JP2808141B2 JP 2808141 B2 JP2808141 B2 JP 2808141B2 JP 1197105 A JP1197105 A JP 1197105A JP 19710589 A JP19710589 A JP 19710589A JP 2808141 B2 JP2808141 B2 JP 2808141B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、真空脱ガス処理に使用するRH炉の補修設備
に関する。
〔従来の技術〕
RH炉は、上部槽、中間槽、下部槽というように小分割
された各槽と浸漬管とで主要部分が構成され、浸漬管は
周知の通り溶湯の吸入管及び排出管として機能し、溶湯
中に浸漬されるので、スラグ等が付着すると共に溶損
し、早期の補修及び交換を必要としていた。
操業間での浸漬管の補修作業を行う場合には、浸漬管
に付着したスラグを落とすためのスラグカッター装置
や、損傷箇所の補修のための耐火材の吹付け、損傷状況
の把握のための観察などの作業は手作業で行っていた。
そこで、このようなRH炉の補修設備として、浸漬管の
交換を容易にする為の治具やスラグ除去装置(例えば、
実公昭52−50322号公報記載のスラグ除去装置)、ある
いは補修機等が種々提案されていた。
また、以上の作業とは別に浸漬管交換を行う作業があ
るが、この交換は人力では行えず、浸漬管を着脱するた
めの保持機構や昇降装置を備えた設備が真空脱ガス処理
箇所より別の場所に設けられていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記浸漬管の補修作業については、付
着したスラグを除去する装置の他、溶損状況を見て補修
を行う装置や、乾燥装置が必要であり、また浸漬管の交
換を行う装置が別の箇所に設けられていたので、浸漬管
等の補修及び取替作業が複雑化し、更には、作業性が悪
く、かつ時間がかかるという問題点があった。
本発明はこのような事情に鑑みななされたもので、RH
炉の補修及び浸漬管の交換を効率良く行えるRH炉の補修
設備を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的に沿う本発明に係るRH炉の補修設備は、同一
軌道上を走行可能な補修台車と取鍋台車とを有するRH炉
の補修設備であって、前記補修台車には、RH炉と浸漬管
に付着したスラグを除去するスラグカッター装置と、RH
炉の内部の溶損状況を見るテレビカメラ装置と、前記浸
漬管の吹付け補修を行う内外の吹付け装置と、前記浸漬
管の内部を補修する圧入装置と、補修された浸漬管の乾
燥及びRH炉全体の予熱を行うバーナーを用いた予熱乾燥
装置と、パッキング作業用開閉式スライドデッキとが配
置され、前記取鍋台車には、昇降手段を備え、重量物で
あるRH炉の下部槽及び中間槽を載置して昇降可能な作業
デッキ兼受架台装置を有し、しかも、該作業デッキ兼受
架台装置には、前記下部槽に取付けられた対となる前記
浸漬管がその取付けフランジごと嵌入する据え付け孔が
設けられていることを特徴とするRH炉の補修設備。
〔作用〕
本発明に係るRH炉の補修設備は、補修台車に搭載され
ているスラグカッター装置によって浸漬管の下面及び周
囲に付着したスラグを除去する。そして、RH炉の内部を
テレビカメラ装置によって監視するが、この場合、テレ
ビカメラを水冷した容器に収納することによって熱間で
の内部の溶損状況を見ることができる。
そして、浸漬管等の補修を行うのであるが、この場
合、内部及び外部の溶損状況を確認して、吹付け補修に
よって行う場合には、補修台車に載置されている吹付け
装置によって行い、内部の溶損状況が酷く圧入作業によ
って補修する場合には該補修台車に載っている圧入装置
によって行う。
また、外部の局部補修を行う場合はパッチング作業用
開閉式スライドデッキを開いて、下部の作業デッキに降
りて補修材を手作業にて押付けるパッチング作業を行
う。
次に、補修作業によって付着した材料を乾燥する場合
には、バーナーを用いた予熱乾燥装置を使用し、これに
よって補修材料の乾燥が行われると共に、該RH炉を使用
する前に行う予熱も合わせて行うことができる。
前記浸漬管に連接される下部槽及び中間槽の交換を行
う場合には、通常の作業に使用する取鍋台車を使用し、
この取鍋台車の上に作業デッキ兼受架台装置を載せて作
業を行う。
この場合、取鍋台車の昇降手段を使用することによっ
て、浸漬管の取付けられた下部槽及び中間槽の取替作業
を円滑に行うことができ、更にはこの上にリフター等を
配置してRH炉の築炉等を行うことも可能となる。
〔実施例〕
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化
した実施例につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、第1図は本発明に係るRH炉の補修設備の概略
構成図、第2図は同平面配置図、第3図は該RH炉の補修
設備の補修台車の全体平面図、第4図は同側面図、第5
図は下面スラグカッターの正面図、第6図は外周スラグ
カッターの側面図、第7図はテレビカメラ装置と吹付け
装置の側面図、第8図は吹付け装置の概略構成図、第9
図は予熱乾燥装置の正断面図、第10図は同側断面図、第
11図は同平面図、第12図は収納状態の圧入装置の上部に
配置されているパッチング作業用開閉式スライドデッキ
の側面図、第13図は圧入装置の側面図、第14図は取鍋台
車に載置されている作業デッキ兼受架台装置の平面図、
第15図は同側面図、第16図及び第17図は該作業デッキ兼
受架台装置を使用している状態の部分側面図である。
第1図〜第4図に示すように本発明の一実施例に係る
RH炉の補修設備は、スラグカッター装置を構成する下面
スラグカッター11及び外周スラグカッター12と、RH炉の
内部の溶損状況を見るテレビカメラ装置13と、該テレビ
カメラ装置13と同一台車に搭載されている吹付け装置を
構成する外面吹付け装置14と、吹付け装置を構成する内
面吹付け装置15と、これらに吹付け材料を供給する材料
供給装置16と、補修された浸漬管の乾燥及びRH炉全体の
予熱を行う予熱乾燥装置17と、浸漬管の内部に補修用の
耐火物を圧入する圧入装置18と、パッチング作業用開閉
式スライドデッキ74〜79(第12図参照)、これらの装置
が載置された補修台車19と、通常作業に使用され昇降手
段を有する取鍋台車20上に載置された作業デッキ兼受架
台装置21とを有して構成されている。以下、これらにつ
いて詳しく説明する。
前記補修台車19は、第2図、第3図及び第4図に示す
ように通常の作業に使用する取鍋台車20と同一の軌条22
上に走行可能に載置され、側部には電源等を供給するケ
ーブル巻取り機23及びエアホース、水ホースを巻き取る
ホース巻取り機24が設けられている。
この補修台車19に取付けられている下面スラグカッタ
ー11は、第3図、第4図及び第5図に示すように上端に
刃11aが並べられ、前後にガイドが配置された枠体25と
該枠体25を昇降させる両側の電動シリンダー26、27とを
有して構成され、前記枠体25の上端に並設されている刃
11aをRH炉30の浸漬管28、29の下端近傍に一致させて、
補修台車19を前後に往復移動させることによって浸漬管
28、29の下端に付着するスラグを除去するようになって
いる。
前記補修台車19に取付けられてRH炉30の軸心に取付け
られている外周スラグカッター12は第3図、第6図に示
すように浸漬管28、29の外径と略同一の曲率半径に並設
された対向する刃31、33を横方向に拡縮する拡縮駆動手
段31aと、該刃31、32を前記拡縮駆動手段31aと共に昇降
する昇降手段32bと、これら全体を低速で回転させる回
転駆動装置32cとを有してなり、浸漬管28(29も同様)
の丁度中央に配置するように補修台車19を停止し、まず
全体を所定高さまで上昇させた後、浸漬管28の直径に合
わせて刃31、32の間隔を決定し、該刃31、32を浸漬管2
8、29に当該状態で回転及び昇降することによって、浸
漬管28、29の周囲に付着したスラグ33を落とすようにな
っている。
第3図に示すようにこの外周スラグカッター12の左側
には、前記軌条22の進行方向と直行する方向に移動する
台車34が設けられ、該台車34は第7図に示すように電動
シリンダー35によって駆動されて進退し、該台車34には
前記したテレビカメラ装置13と外面吹付け装置14とが取
付けられている。
前記テレビカメラ装置13は台車34に取付けられたガイ
ド柱36にその支持部材37の下端が昇降可能に取付けら
れ、内部にモーターを有する電動昇降装置38によって昇
降回転し、支持部材37の先端部に設けられているテレビ
カメラ装置13によってRH炉30の内部を観察することがで
きるようになっている。なお、テレビカメラ装置13は水
冷された容器に収納され、耐熱ガラスを通じて外の様子
を撮像できる構造となっていると共に、その信号は電波
によって補修台車19外に配置されたテレビ装置によって
映像を見ることができるようになっている。
また、前記台車34に取付けられている外面吹付け装置
14は、第7図に示すようにL字型の治具39の先端に取付
けられた吹付けノズル40と、該治具39を支持する支持部
材41と、前記吹付けノズル40を回転させる回転駆動装置
42と、ガイド柱43に沿って昇降させる電動昇降装置44と
を有してなり、吹付けノズル40を昇降させると共に浸漬
管28又は29の回りに自在に回転できる構造となってい
る。
このテレビカメラ装置13と外面吹付け装置14とは台車
34に取付けられて、台車34を走行させることによって、
何れか一方の装置を浸漬管28、29の軸心と一致させて使
用するようになっている。
そして、補修台車19の中央部には、内面吹付け装置15
が設けられているが、該内面吹付け装置15は図示しない
モーター駆動源によって昇降及び旋回可能な吹付けパイ
プ45の先端に取付けられて先端から吹き出す補修材を浸
漬管28、29の損傷した場所に吹付けることができるよう
になっている。
前記した吹付け装置を構成する外面吹付け装置14と内
面吹付け装置15に付設される材料供給装置16は、第8図
に示すように上部にバタフライ弁46が設けられ内部に補
修材料が収納され下部に材料の切出し装置が設けられた
タンク47を有した周知の構造となって、圧縮空気によっ
て補修材料を搬送し、途中で水を混合して上端の吹付け
ノズル40、48に供給するようになっている。ここで、図
中一次空気は吹付け材料搬送用の空気を、二次空気は補
助的な空気であって吹付けの状態を良くする為に使用す
るものである。
次に、吹付けた補修材料を乾燥する為と、RH炉30の予
熱を行う為に、フード型の予熱乾燥装置17が配置されて
いるが、該予熱乾燥装置17は第3図、第9図に示すよう
に浸漬管28、29が完全に嵌入する耐火物が内張りされた
乾燥フード49が設けられ、この乾燥フード49の中間部に
外部加熱バーナー50が配置され、浸漬管28、29の中心部
に位置する部分には第10図、第11図に示すように内部加
熱バーナー52、51が配置されている。
前記外部加熱バーナー50は通常のオイルバーナーから
なって、浸漬管28、29の中央部に燃焼ガスを吹き出し、
旋回流によって浸漬管28、29の外側を加熱するようにな
っている。
一方、内部加熱バーナー52(51も同様)は第10図に示
すように、支持部材53を支持する昇降台車54に取付けら
れ、該昇降台車54は上下のスプロケット55、56に張設さ
れたチェーンが取付けられ、上部のスプロケット55を回
転駆動する減速モーター57によって、該昇降台車54が昇
降するようになっている。前記スプロケット55、56及び
減速モーター57は、第11図に示すように内部の架台58に
取付けられているが、該架台58は、ガイド59〜62を介し
て外側の固定架台63に昇降自在に設けられ、しかも該架
台58は中心部に設けられている電動シリンダー64によっ
て昇降駆動されるようになっている。
前記乾燥フード49は前記架台58の上部に取付けられて
昇降し、乾燥フード49の上端が浸漬管28、29の取付フラ
ンジ65a、65に当接するまで上昇することができるよう
になっている。この場合、図示しないブロアーに接続さ
れた燃焼用空気を供給するエアパイプ66には伸縮管67が
設けられて、該伸縮管67が伸ばすことによって内部加熱
バーナー51、52にそれぞれ空気を供給することができる
ようになっている。
なお、前記乾燥フード49に浸漬管28、29を装着してお
くことによって、溶湯に浸漬加熱されて浸漬管28、29か
ら発する熱を遮蔽するフードとしても使用することがで
き、これによって浸漬管28、29近傍での作業がより安全
に行なえる。なお、第9図においては内部加熱バーナー
51、52は図示していない。
前記補修台車19の端部には圧入装置18が設けられてい
るが、該圧入装置18は第13図に示すように浸漬管28、29
の内部に挿入する筒体68と、該筒体68を上下する昇降架
台69と、該昇降架台69の昇降する駆動源となる電動シリ
ンダー70と、前記筒体68の内部に配置されてその放出口
が筒体68の外面と一致する材料供給管71、72とを有して
構成され、補修しようとする浸漬管28、29の何れか一方
の下部に軸心を合わせて前記筒体68を配置した後、電動
シリンダー70を操作して昇降架台69を上昇させて、筒体
68の下部のフランジ73を浸漬管28、29の下端に当接させ
た後、図示しないホースによって前記材料供給管71、72
に補修材料を流し込み、先端部から筒体68の外部に排出
して溶損箇所に充填補修を行う。
適当量の補修材料を供給すると、筒体68の上部から溢
れるのでこれを確認して補修材料の供給を止め、接続さ
れたホース等を外して材料を硬化させる。そして、筒体
68を昇降架台69から外して型枠として使用し、材料の硬
化するのを待つことになる。なお、ここで該筒体68は鉄
板を用いて製作し、補修後のRH炉30は該筒体68を取付け
た状態で使用し、浸漬管28、29を流れる溶湯によって溶
かして除去することになる。
この圧入装置18を使用しない場合には、上部を作業台
として使用するが、この場合第12図に示すように上下に
横方向に移動するスライドデッキ74〜79が設けられて、
側部の手巻きウインチ80、81に巻回されているワイヤの
先端に取付けられているフックをそれぞれのスライドデ
ッキ74〜79の前端又は後端に掛止して、該手巻きウイン
チ80、81を操作することによってスライドデッキ74〜79
の開閉を行っている。特に、このスライドデッキ74、75
を開き、一段低い位置にあるスライドデッキ78、79を閉
じた状態で、該スライドデッキ78、79の上に作業者が乗
ってパテ当て作業を行うことができる。
次に、第14図、第15図に示す取鍋台車20に取付けられ
ている作業デッキ兼受架台装置21について説明すると、
昇降手段によって昇降する架台82に作業デッキ兼受架台
装置21が取外し自在に取付けられているが、該作業デッ
キ兼受架台装置21の中央部には下部槽83に取付けられる
浸漬管28、29がその取付けフランジ65a、65ごと嵌入す
る据え付け孔85が設けられている。従って、中間槽86あ
るいは下部槽83を交換する場合には、第17図に示すよう
にまずこの据え付け孔85に浸漬管28、29を嵌入させて下
部槽83の底を座張面87に当接させた状態で取付けフラン
ジのボルトを緩める。これによって下部槽83あるいは中
間槽86は、浸漬管28、29の取付けられた状態で作業デッ
キ兼受架台装置21の上に載ることになるが、浸漬管28、
29が据え付け孔85に嵌入しているので、安定した状態で
搬送することができる。
また、この下部槽83又は中間槽86を交換する場合に
は、交換する下部槽83又は中間槽86を組み立てた状態
で、前記工程と逆の工程を経て上部槽88に取りつける。
以上の工程によって下部槽83、中間槽86の交換が行なえ
ることになる。
次に、この作業デッキ兼受架台装置21を使用してRH炉
30内を補修する場合には、第16図に示すように上部槽88
の下部に集塵フード89と、屑入れ容器90を配置した後、
内部に作業員が入って、耐火物を除去する。これによっ
て発生するダストは集塵フード89に取付けられている図
示しない集塵機によって吸引され、落下する耐火物は下
部の屑入れ容器90に集められる。
これによって周囲の作業環境を悪くすることなく、内
部の耐火物を解体することができる。
次に、このRH炉30内を築炉する場合には、前記作業デ
ッキ兼受架台装置21の上に多段ピストン型のリフターを
配置し、該リフターの軸心とRH炉30の軸心を一致させた
状態で内部の築炉を行う。
本発明の一実施例に係るRH炉の補修設備は以上のよう
に構成されているので、RH炉を使用して脱ガス処理を行
う場合に発生する浸漬管28、29の損傷に対する補修、交
換、及び下部槽83、中間槽86の交換、補修、更にはRH炉
30自体の築炉も能率的に行うことができる。
〔発明の効果〕
本発明に係るRH炉の補修設備は以上の説明からも明ら
かなように、補修台車に、スラグカッター装置、テレビ
カメラ装置、吹付け装置、圧入装置、予熱乾燥装置を有
しているので、損耗状況を観察しながら、必要なRH炉の
浸漬管、下部槽及び中間槽の補修、交換を能率的に行
え、また、RH炉の築炉を能率的に行なえる。
そして、RH炉を使用する前の予熱乾燥を行え、これに
よって熱衝撃を緩和できる。
更には、取鍋台車に設けられている作業デッキ兼受架
台装置を使用して、浸漬管が取付けられた下部槽及び中
間槽の交換を円滑に行うことができる。
特に、重量物である下部層や中間槽は取鍋台車で受け
るようにしているので、補修台車は浸漬管を受けるだけ
の強度で済み、取鍋台車の有効利用が図られると共に、
補修台車を含めて装置全体のコンパクト化及び設備費の
低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るRH炉の補修設備の概略構成図、第
2図は同平面配置図、第3図は該RH炉の補修設備の補修
台車の全体平面図、第4図は同側面図、第5図は下面ス
ラグカッターの正面図、第6図は外周スラグカッターの
側面図、第7図はテレビカメラ装置と吹付け装置の側面
図、第8図は吹付け装置の概略構成図、第9図は予熱乾
燥装置の正断面図、第10図は同側断面図、第11図は同平
面図、第12図は収納状態の圧入装置の上部に配置されて
いるパッチング作業用開閉式スライドデッキの側面図、
第13図は圧入装置の側面図、第14図は取鍋台車に載置さ
れている作業デッキ兼受架台装置の平面図、第15図は同
側面図、第16図及び第17図は該作業デッキ兼受架台装置
を使用している状態の部分側面図である。 〔符号の説明〕 11……下面スラグカッター、11a……刃、12……外周ス
ラグカッター、13……テレビカメラ装置、14……外面吹
付け装置、15……内面吹付け装置、16……材料供給装
置、17……予熱乾燥装置、18……圧入装置、19……補修
台車、20……取鍋台車、21……作業デッキ兼受架台装
置、22……軌条、23……ケーブル巻取り機、24……ホー
ス巻取り機、25……枠体、26、27……電動シリンダー、
28、29……浸漬管、30……RH炉、31、32……刃、31a…
…拡縮駆動手段、32b……昇降手段、32c……回転駆動装
置、33……スラグ、34……台車、35……電動シリンダ
ー、36……ガイド柱、37……支持部材、38……電動昇降
装置、39……治具、40……吹付けノズル、41……支持部
材、42……回転駆動装置、43……ガイド柱、44……電動
昇降装置、45……吹付けパイプ、46……バタフライ弁、
47……タンク、48……吹付けノズル、49……乾燥フー
ド、50……外部加熱バーナー、51、52……内部加熱バー
ナー、53……支持部材、54……昇降台車、55、56……ス
プロケット、57……減速モーター、58……架台、59〜62
……ガイド、63……固定架台、64……電動シリンダー、
65、65a……取付けフランジ、66……エアパイプ、67…
…伸縮管、68……筒体、69……昇降架台、70……電動シ
リンダー、71、72……材料供給管、73……フランジ、74
〜79……スライドデッキ、80、81……手巻きウインチ、
82……架台、83……下部槽、85……据え付け孔、86……
中間槽、87……座張面、88……上部槽、89……集塵フー
ド、90……屑入れ容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴原 吉則 広島県呉市昭和町11番1号 日新製鋼株 式會社呉製鉄所内 (72)発明者 河本 重夫 広島県呉市昭和町11番1号 株式会社河 本築炉工業所呉営業所内 (72)発明者 白岡 紀夫 広島県呉市昭和町11番1号 株式会社河 本築炉工業所呉営業所内 (72)発明者 東島 靖紘 福岡県北九州市八幡東区山王1丁目9番 10号 九築工業株式会社内 (72)発明者 山口 博文 福岡県北九州市八幡東区山王1丁目9番 10号 九築工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−99557(JP,A) 実開 昭63−162855(JP,U) 実開 昭57−108801(JP,U) 実開 昭59−136595(JP,U) 実開 昭60−20556(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21C 7/10 C21C 7/00 F27D 1/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一軌道上を走行可能な補修台車と取鍋台
    車とを有するRH炉の補修設備であって、 前記補修台車には、RH炉の浸漬管に付着したスラグを除
    去するスラグカッター装置と、RH炉の内部の溶損状況を
    見るテレビカメラ装置と、前記浸漬管の吹付け補修を行
    う内外の吹付け装置と、前記浸漬管の内部を補修する圧
    入装置と、補修された浸漬管の乾燥及びRH炉全体の予熱
    を行うバーナーを用いた予熱乾燥装置と、パッチング作
    業用開閉式スライドデッキとが配置され、 前記取鍋台車には、昇降手段を備え、重量物であるRH炉
    の下部槽及び中間槽を載置して昇降可能な作業デッキ兼
    受架台装置を有し、しかも、該作業デッキ兼受架台装置
    には、前記下部槽に取付けられた対となる前記浸漬管が
    その取付けフランジごと嵌入する据え付け孔が設けられ
    ていることを特徴とするRH炉の補修設備。
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