JPS6299557A - 建造物の内面工事用足場装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ｉｐ造物、例えば汚泥用卵形消化槽、サイロ
、貯油槽、煙突等の内表面に施工するライニング工事用
の回転足場装置に関する。

［技術的背景と従来技術］ 近年、下水道が普及するにつれて下水処理場に設置する
汚泥の処理装置の開発も盛んに進められている。

汚泥の処理方法としては、一般に嫌気性消化法が採用さ
れているが、この処理法は汚泥を消化槽に導入し、約３
５℃の温度を保って約１か月の長期間攪拌貯留して汚泥
を生物分解して消化するものである。

したがって、この消化槽は生物反応槽であり、構造的に
水密性、気密性、安全性はもちろんのこと、ｎ能的にも
効率的かつ安定した消化反応を達成できるものが必要と
なる。また近年では消化槽はまづます大型化する傾向に
あり、大容量かつ構造的、機能的にすぐれた消化槽が求
められている。

卵形消化槽はこの目的に沿って開発されたものであって
、プレストレストコンクリ−１−Ｉｔで大略卵形の外形
をもつ消化槽である。

この卵形消化槽は大型のものは容量が７，０００ｒｉに
も達し、高さが３０　ｍ以上、最大径が２０ｍを越えて
いる。

このような大型の躯体を持つ消化槽を施工した後にも、
コンクリートの躯体内面にライニング工事を施すような
必要性がある。又配管等を取付ける必要がある。

しかしながら、卵形消化槽のように曲面を持った壁面内
側の足場を壁面に沿って曲面的に設置することは不可能
であり、結果的に消化槽内全断面に足場を設ける必要が
ある。そのため下記の問題点を生じていた。

（１）　施工面以外の消化槽内側全断面にも不要な足場
を設けるため、工期、コスト共大となる。

（２）　足場の組立解体作業量が増えるため、安全性等
で問題がある。

［発明の目的］ したがって、本発明の目的は、かかる従来例の不都合を
解消し、卵形消化槽内面のライニング工事用足場の組立
解体が安全かつ短期間に低コストで作業できる建造物の
内面工事用足場装置を提供することにある。

［発明の構成］ 本発明の建造物の内面工事用足場装置によれば、建造物
の内部に立設したマストと、マス１ル頂部に設けたウィ
ンチによってマストに沿って上下に案内されるアウトマ
ストと、アウトマストの上部に旋回自在に支えられた旋
回台と、旋回台に水平方向に取付けた固定足場と、固定
足場に摺動自在に支持されたスライド足場とから成って
いる。

［発明の作用効果コ 本発明によれば、建造物内に設けたマストを支点として
いるため、下記の作用効果が得られる。

（ｉ）　　回転機構、昇降機構、伸縮機構により、卵形
消化槽内側全断面に足場を設ける必要がなくなり、足場
の組立解体時における作業量の低減がはかれる。

（１１）　　足場部材の一体化ができるため、組立解体
時に安全性が高く、作業性も良い。

（ｉｉｉ　）　　前記各機構により、建造物の内面のラ
イニング作業が連続的に行え、作業効率と品質が向上す
る。

以上により、足場組立解体時の作業量の低減と、安全性
、施工性の向上並びにライニング材施工時の作業効率の
向上と品質向上ができる等の効果を有するものである。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明を卵形消化槽の内面工事用の足場装置と
して実施した場合を示しており、卵形消化槽１はプレス
トレストコンクリート製の躯体構造を有していて、全高
が３３．６ｙｙｔ、最大径が２１．８ｍの寸法を持ち縦
断面形状が大略卵形を形成している。

そしてこの卵形消化槽１の躯体が施工された後に、その
躯体内壁面にはうイニングの施工等の工事を必要とする
が、本発明の足場装置は、このような曲面の内壁面の工
事等に威力を発揮する。

ずなわら、本発明の足場装置は、工事対象の構造物であ
る卵形消化槽１の内部に立設されるマスト１０を備えて
いる。このマストは水平断面が正４辺形をしたトラス構
造を有し、その頂部は消化槽の頂部より突出する寸法を
有している。そして、第２図に示すようにマスト１０の
頂部にはビーム１５が固定され、このビーム１５の上部
に昇降用のウィンチ２０が取付けられている。このウィ
ンチ２０のワイヤーローブ２１はシーブ２２等を介して
吊金具２３を昇降自在に吊下げており、この吊金具２３
からのワイヤーロー１２４は、３本のビーム２５．２６
．２７から成る旋回基台３０を吊下げている。この旋回
基台３０の３本のビームのうち、最上部のビーム２５に
は旋回用のチェーンリング３１が固定され、中央部のビ
ーム２６の外周は円周形の旋回レールを形成している。

　そして、この旋回基台３０に対して第３図および第４
図に示１ように、全体を符号４０で示す水平足場装置が
取付けられる。この水平足場装置の中央部は、旋回台４
１となっていて、旋回台４１に取付けた４個の旋回用ロ
ーラ４２で旋回基台３０の円周レール２６に旋回自在に
支えられている。そして、この旋回台４１の両側には作
業用の足場４５が設けであるとともに、旋回モータ４３
が取付けてあり、旋回台４１を回転させる。

この旋回台４１に対して、ピン係合装置ｌＩ６によって
固定足場５０が取付けられる。そしてこの固定足場５０
にはスライド足場５５が開動自在に支えられている。す
なわちスライド足場にはスライドローラ５３が設けてあ
り、このローラが固定足場５０の下部に設けたレールに
係合していて、スライド伸縮自在に案内する。

この伸縮機構にはチェーンによる手動装置が用いられ、
固定足場５０１．１設けたハンドル６０（第５図参照）
を回動すると、力はチェーン６１を駆動して、第５図に
示ずように配したチェーンによってスライド足場５５は
伸縮動する。

スライド足ｆ！５５の先端には作業台６６が取付けられ
、作業０６８が安全に作業ができるような手ずり等の施
設を有している。

次に旋回基台３０の下方には、第６図に示すようにアウ
トマスト７０が連結され、その下端部には、作業場７１
が形成されている。このアウトマス１−７０は断面が正
４辺形のマスト１０の外側を囲む形状をしていて、この
アウトマスト７０の上下にそれぞれ４個のスライドガイ
ド７２が取付けである。

スライドガイド７２は軸方向に伸縮可能であるとともに
先端部にマスｉ〜に摺接するスライドシューを持ち、ス
プリング等のアクチュエータによってマストに対して押
圧されている。そして旋回基台とともにアウターマスト
がウィンチにより昇降する際に、このスライドガイド７
２によって上下方向に案内される。

次に本実施例装置の作用を説明する。

マスト１０の頂部に取付けた昇降用ウィンチ２０を操作
して吊金具２３を介して旋回基台３０とアウトポスト７
０．全体を上下動させて、所定の高さに設置する。次に
旋回台４１に取ｆ号けた旋回モータ４３を操作して、旋
回台４１を旋回し、足場４０全体の旋回位置を設定する
。足場の旋回位置が決定したら、手動ハンドル６０を回
動してスライド足場５５を伸長して先端の作業場６６を
卵形消化槽１の作業内壁面に対向させる。作業場の位置
決めが完了した後に、クランプを施し、作業口６８によ
り必要な作業を行う。

［まとめ］ 以上述べたように本発明によれば、建造物の内表面に施
工すライニング工事及び配管工事において、建造物内に
マストを設けることにより自由に旋回、昇降、伸縮がで
きる。そして足場組立時の作業ｍの低減と安全性、施工
性の向上が可能となる。また同時にライニング工事及び
配管工事の作業効率の向上も可能となる。したがって建
造物等の構造物全体の工期短縮をはかり、ロス１−ダウ
ンを達成する効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例装置全体を示す正面図、第２図
はマス１ル頂部の詳細を示す正面図、第３図はスライド
足場装置を示ず正面図、第４図は平面図、第５図はけス
ライドチェーン機構を示す説明図、第６図は第３図のＡ
矢視図である。 １・・・卵形消化槽　　１０・・・マスト２０・・・昇
降用ウィンチ　　２３・・・吊金具２６・・・旋回レー
ルビーム　　３０・・・旋回基台　　４０・・・足場装
置　　４１・・・旋回台　　４２・・・旋回ローラ　　
４３・・・旋回モータ　　４６・・・ビン　５０・・・
固定足場　　５５・・・スライド足場　　６０・・・ス
ライド用ハンドル　　６６・・・作業場　　７０・・・
アウトマスト　　７２・・・スライドガイド 、ニー−Ｊ 第１図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 建造物の内部に立設したマストと、マスト頂部に設けた
   ウインチによってマストに沿って上下に案内されるアウ
   トマストと、アウトマストの上部に旋回自在に支えられ
   た旋回台と、旋回台に水平方向に取付けた固定足場と、
   固定足場に摺動自在に支持されたスライド足場とから成
   ることを特徴とする建造物の内面工事用足場装置。