JP2807554B2 - 内燃機関の空燃比制御方法 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御方法

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、触媒コンバータの上流側と下流側に各別の
O2センサを備えた自動車等に適用される内燃機関の空燃
比制御方法に関する。
[従来の技術] 排気ガス浄化手段の一つとして広く利用されている三
元触媒は、混合気の空燃比が理論空燃比を中心とした狭
い領域(三元触媒のウィンドウ)内に維持されていない
と、排気ガス中に含まれているCO、HC、NOxの全てを効
率よく浄化することができない。そのため、インジェク
タを備えたエンジンでは、触媒コンバータの上流側に配
置したO2センサの出力電圧が空燃比リッチ状態を示した
場合には、前記インジェクタからの燃料供給量を減少さ
せて、混合気の空燃比を理論空燃比側に変化させるよう
にし、前記出力電圧が空燃比リーン状態を示した場合に
は、燃料供給量を増加させて、混合気の空燃比を理論空
燃比側に変化させるようにしている。
ところが、単一のO2センサを利用して空燃比のフィー
ドバック制御を行うと、O2センサの出力特性のばらつき
や経時変化、インジェクタの燃料噴射量のばらつき等に
より所期の空燃比制御が行われず、空燃比の制御中心が
三元触媒のウィンドウ内からずれてしまうことがある。
また、触媒活性化温度が確保し易いエキゾーストマニホ
ールドに触媒コンバータを連結し、その上流におけるエ
キゾーストマニホールドの集合部にO2センサが配置され
ている場合には、特定の気筒から排出された排気ガスに
よりO2センサの出力電圧が左右されたり、高熱等によっ
て劣化が早められてしまうこともある。
このような不具合を回避するために、本発明の先行技
術として、例えば、特開昭62−29738号公報に示される
ように、触媒コンバータの上流側に配置した第1のO2
ンサの出力電圧に基づいて空燃比のフィードバック制御
を行いつつ、触媒コンバータの下流側に配置した第2の
O2センサの出力電圧に基づいて空燃比の制御中心を三元
触媒のウィンドウ内に補正するようにしたものがある。
すなわち、触媒コンバータの下流側では、それぞれの気
筒から排出された排気ガスが撹拌された状態にあるた
め、第1のO2センサの出力電圧に基づいて調節された混
合気が全体としてリッチ傾向の場合には、第2のO2セン
サの出力電圧がリッチ状態を示す時間が長くなり、混合
気が全体としてリーン傾向の場合には、第2のO2センサ
の出力電圧がリーン状態を示す時間が長くなる。そこ
で、一定のゲート時間毎に第2のO2センサにより排気ガ
ス中の酸素濃度を検出し、その出力電圧が空燃比リッチ
を示している場合には、燃料供給量を減少させて空燃比
の制御中心をリーン側に変化させるようにし、前記出力
電圧が空燃比リーンを示している場合には、燃料供給量
を増加させて空燃比の制御中心をリッチ側に変化させる
ようにしている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前述のように空燃比の制御中心を変化させ
てからその反応が現れるまでの時間は、触媒コンバータ
の劣化状態により異なってくる。すなわち、触媒コンバ
ータが比較的新しい場合は、空燃比制御による反応が第
2のO2センサの出力として現れるまでの時間が長くな
る。したがって、その間は、第6図に概略的に示すよう
に、一定のゲート時間毎に空燃比の制御中心がリッチ側
又はリーン側に刻々と変化していくことになり、空燃比
の制御中心の振れ幅が大きくなる。一方、触媒コンバー
タの劣化が進行すると、その酸化・還元作用等の変化に
より、空燃比制御による反応が現れるまでの時間が短く
なる。そのため、制御による反応速度とゲート時間が適
合していれば、第7図に概略的に示すように、制御中心
の振れ幅を小さくすることができるが、ゲート時間が長
すぎる場合には、制御遅れが生じてしまうことになる。
よって、触媒コンバータの劣化状態に拘らず、一定のゲ
ート時間毎に空燃比を制御していたのでは、長期に亙っ
て排気ガスを浄化効率の高い領域で効率よく浄化するの
に限界があり、エミッションを効果的に改善するのが難
しくなる。
本発明は、このような不具合をことごとく解消するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために、次のような構
成を採用している。
すなわち、本発明にかかる内燃機関の空燃比制御方法
は、排気ガスを浄化する触媒コンバータの上流側に排気
ガス中の酸素濃度を検出する第1のO2センサを配置し、
その出力電圧に基づいて燃焼室に供給する混合気の空燃
比を理論空燃比近傍にフィードバック制御するととも
に、前記触媒コンバータの下流側における排気ガス中の
酸素濃度を第2のO2センサにより所定のゲート時間毎に
検出し、その出力電圧に基づいて空燃比の制御中心を理
論空燃比近傍に変化させるように構成した内燃機関の空
燃比制御方法であって、前記触媒コンバータの劣化状態
を検出し、前記触媒コンバータの劣化が進行するにつれ
て、前記ゲート時間を短縮する方向に変化させるように
したことを特徴とする。
なお、ここで、触媒コンバータの劣化状態は、第1の
O2センサの出力と第2のO2センサの出力との相関係数に
基づいて判別するようにしてもよいし、あるいは、車輌
の走行距離やエンジンの運転期間等に基づいて判別する
ようにしてもよい。
[作用] このような構成によれば、触媒コンバータが比較的新
しい場合には、空燃比制御による反応時間に対応させて
ゲート時間を長くすることになる。しかして、ゲート時
間を長くすれば、第2のO2センサによる空燃比の検出間
隔が長くなるとともに、制御中心が刻々と変化するのが
防止され、制御中心の振れ幅を抑えることが可能にな
る。
他方、触媒コンバータの劣化が進行した場合には、空
燃比制御による反応時間に対応させて前記ゲート時間を
短縮することになる。この場合には、第2のO2センサに
よる空燃比の検出間隔が短縮されるため、その検出結果
に基づいて速やかに空燃比の制御中心が調節されること
になり、空燃比制御の追従性が高められる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図〜第5図を参照して
説明する。
第1図に概略的に示した内燃機関たるエンジンは、自
動車に利用されるもので、インジェクタ1と、クランク
角センサ2と、圧力センサ3と、アイドルスイッチ4
と、水温センサ5と、第1のO2センサたるメインO2セン
サ6と、第2のO2センサたるサブO2センサ7とを具備し
ている。
インジェクタ1は、吸気管8に装着してあり、電磁コ
イル等を内蔵している。そして、電磁コイルに電子制御
装置9から燃料噴射信号aが印加されると、その印加時
間に相当する量の燃料を吸気ポート付近に噴射するよう
になっている。クランク角センサ2は、ディストリビュ
ータ10に内蔵しており、エンジン回転速度に対応してエ
ンジン回転信号bを発生するように構成されたものであ
る。圧力センサ3は、サージタンク11に設けてあり、吸
気圧に比例して吸気圧信号cを出力するようになってい
る。アイドルスイッチ4は、スロットルシャフト12に連
結してあり、スロットルバルブ13が閉じている場合はON
になり、スロットルバルブ13が開弁した場合はOFFにな
るON・OFFスイッチで、スロットル信号dを出力するよ
うになっている。水温センサ5は、例えば、サーミスタ
等を内蔵したもので、エンジン冷却水温に応じて水温信
号eを出力するようになっている。メインO2センサ6
は、触媒コンバータたるマニバータ14の上流側に配置し
てあり、排気ガス中の酸素濃度に対応してフィードバッ
ク信号fを出力するようになっている。具体的には、第
3図に示すように、混合気の空燃比A/Fが理論空燃比近
傍に存在する判定電圧よりもリーン側にあって、排気ガ
ス中の酸素濃度が高い場合には低い電圧を発生し、混合
気の空燃比A/Fが前記判定電圧よりもリッチ側にあっ
て、排気ガス中の酸素濃度が低い場合には高い電圧を発
生し得るように構成されたものである。サブO2センサ7
は、メインO2センサ6と同様な構成のもので、排気ガス
中の酸素濃度に対応してフィードバック信号gを出力す
るようになっている。すなわち、混合気の空燃比が理論
空燃比近傍に存在する判定電圧よりもリーン側にあっ
て、排気ガス中の酸素濃度が高い場合には低い電圧を発
生し、混合気の空燃比が前記判定電圧よりもリッチ側に
あって、排気ガス中の酸素濃度が低い場合には高い電圧
を発生するようになっている。
電子制御装置9は、燃焼室15に供給する混合気の空燃
比を調節する役割を担っており、中央演算処理装置16
と、メモリー17と、入力インターフェース18と、出力イ
ンターフェース19を備えたマイクロコンピュータユニッ
トにより構成されている。入力インターフェース18に
は、少くとも、クランク角センサ2からのエンジン回転
信号bと、圧力センサ3からの吸気圧信号cと、アイド
ルスイッチ4からのスロットル信号dと、水温センサ5
からの水温信号eと、メインO2センサ6からのフィーバ
ック信号fと、サブO2センサ7からのフィードバック信
号gがそれぞれ入力されるようになっている。出力イン
ターフェース19からは、前記インジェクタ1に燃料噴射
信号aが出力されるようになっている。しかして、この
電子制御装置9は、エンジン回転信号bおよび吸気圧信
号c等から吸入空気量を算出し、その吸入空気量に応じ
て基本噴射量TPを決定する。次いで、この基本噴射量TP
を、メインO2センサ6のフィードバック信号fにより決
まる空燃比フィードバック補正係数FAFや、エンジンの
運転状況に応じて決まる各種補正係数K、および、無効
噴射時間TAUVで補正して、インジェクタ1への最終通電
時間Tを次式に基づいて決定し、その時間Tに相当する
量の燃料をインジェクタ1から噴射させる役割を担って
いる。
T=TP×FAF×K+TAUV また、前記電子制御装置9には、第2図に概略的に示
すようなプログラムを内蔵してある。サブO2センサ7に
よるフィードバックの実行条件が成立しているのを前提
に、ステップ51でゲート時間計測ルーチンを処理してス
テップ52に進む。ゲート時間計測ルーチンでは、例え
ば、次のような処理を行う。第4図に概略的に示すよう
に、ゲート時間毎にサブO2センサ7の出力電圧に基づい
て空燃比がリッチか否かを判別する。空燃比がリーンか
らリッチに変化した場合には、燃料供給量を減少させて
空燃比の制御中心をリッチ側からリーン側に変化させ
る。前回の検出時に引き続いて空燃比がリッチである場
合には、制御中心をさらにリーン側へ変化させる。空燃
比がリッチからリーンに変化した場合には、燃料供給量
をスキップ的に増加して制御中心をリーン側からリッチ
側にリッチスキップさせる。空燃比が前回に引き続いて
リーンである場合には、燃料供給量を増加させて制御中
心をさらにリッチ側へ変化させることになる。ステップ
52では、エンジンの定常条件が成立しているか否かを判
別する。例えば、一定時間毎に検出した吸気圧の変化量
が一定範囲内にあって燃料の加速増量が行われていない
場合には、ステップ53に進み、エンジンが定常状態でな
い場合には、ステップ55に進む。ステップ53では、メイ
ンO2センサ6の出力OX1とサブO2センサ7の出力OX2から
相関係数を求めてステップ54に進む。ステップ54では、
相関係数に対するゲート時間を決定する。一般に、マニ
バータ14が比較的新しい場合は相関係数が小さくなり、
マニバータ14の劣化が進行するにつれて、相関係数が大
きくなる。そこで、相関係数が小さな場合はゲート時間
を長くし、相関係数が大きな場合はゲート時間を短く設
定することになる。ステップ55では、前回のゲート時間
を使用する。
次に、メインO2センサ6およびサブO2センサ7による
フィードバック制御を説明する。
先ず、メインO2センサ6による空燃比のフィードバッ
ク制御条件、例えば、エンジン冷却水温が40℃以上であ
る、フューエルカット中でない、パワー増量中でない、
エンジン始動後から所定時間経過している、メインO2
ンサ6が活性中である、圧力センサ3が正常である、等
の条件が全て成立している場合には、メインO2センサ6
の出力電圧に基づいてフィードバック制御が行われる。
具体的には、第3図に示すように、メインO2センサ6の
出力電圧が判定電圧を上まわった場合には、リッチ判定
遅延時間TDR後に空燃比フィードバック補正係数FAFを所
定値RSMだけ減少側にスキップさせ、次にリーン積分KIM
に基づいて一定値づつ徐々に減少させる。このため、イ
ンジェクタ1からの燃料供給量が絞られて、混合気の空
燃比が理論空燃比側に変化することになる。他方、メイ
ンO2センサ6の出力電圧が判定電圧を下まわった場合に
は、リーン判定遅延時間TDL後に空燃比フィードバック
補正係数FAFを所定値RSPだけ増加側にスキップさせ、次
にリッチ積分KIPに基づいて一定値づつ徐々に増加させ
る。その結果、インジェクタ1から供給される燃料の量
が増加して、混合気の空燃比が理論空燃比側に変化する
ことになる。
かかるフィードバック制御中にサブO2センサ7による
フィードバック条件が成立すると、例えば、メインO2
ンサ6による空燃比のフィードバック実行開始から所定
時間経過している、メインO2センサ6が活性になってか
ら所定時間経過している、エンジン冷却水温が70℃以上
である、過渡時の燃料補正量が所定量を下まわってい
る、エンジンがアイドリング状態で車速が0である、又
はエンジンが非アイドリング状態で所定の運転領域にあ
る、等の諸条件が全て成立すれば、サブO2センサ7によ
るフィードバック制御が行われる。サブO2センサ7の出
力電圧が判定電圧を上まわっている場合には、前記リッ
チ積分KIPを減少させ、又はリーン側へのスキップ量RSM
を大きくすることにより、燃料供給量を減少させて制御
中心をリーン側へ変化させる。この場合、リッチ判定遅
延時間TDRを短縮して燃料供給量を減少させるようにし
てもよい。逆に、サブO2センサ7の出力電圧が判定電圧
を下まわっている場合には、前記リッチ積分KIPを増加
させ、又はリーン側へのスキップ量RSMを小さくするこ
とにより、燃料供給量を増加させて制御中心をリッチ側
へ変化させる。この場合、リッチ判定遅延時間TDRを長
くして燃料供給量を増加させるようにしてもよい。
なお、以上の制御は、エンジン運転中に繰り返し実行
されるようになっている。
このような構成によると、メインO2センサ6の出力電
圧に基づいて空燃比のフィードバック制御が行われてい
る場合、空燃比の制御中心がリッチ側又はリーン側にず
れると、サブO2センサ7の出力電圧により空燃比の制御
中心が微細に調節されることになる。すなわち、サブO2
センサ7の出力電圧に基づいて空燃比がリーンよりであ
るのがゲート時間終了時に検出された場合には、燃料供
給量が微少量だけ増量されて制御中心がリッチ側へ変更
されることになる。逆に、サブO2センサ7の出力電圧に
基づいて空燃比がリッチよりであるのがゲート時間終了
時に検出された場合には、燃料供給量が微少量減少され
て制御中心がリーン側へ変更されることになる。
また、マニバータ14が比較的新しい場合には、第4図
に概略的に示すように、各ゲート時間が長くなるため、
サブO2センサ7による空燃比の検出間隔が長くなるとと
もに、その検出結果による制御間隔も長くなる。その結
果、空燃比の制御中心が制御の反応時間に応じた速度で
緩やかに変化することになり、制御中心がリッチ側若し
くはリーン側へ過剰に制御されてしまうようなことはな
く、制御中心の振れ幅が抑えられる。
他方、マニバータ14の劣化が進行した場合には、第5
図に概略的に示すように、前記ゲート時間が短縮され
る。このため、サブO2センサ7による空燃比の検出間隔
が短縮されるとともに、その検出結果に基づいて空燃比
の制御中心が速やかに調節されることになり、制御遅れ
が回避される。
したがって、以上のような構成によれば、メインO2
ンサ6の出力特性のばらつきや経時変化、インジェクタ
1の燃料噴射量のばらつき等により、又は特定の気筒か
ら排出された排気ガスによってメインO2センサ6の出力
電圧が左右され、所定の空燃比制御が得られなくなるよ
うな事態が生じても、サブO2センサ7によるフィードバ
ック制御によって、混合気の空燃比を有効に三元触媒の
ウィンドウ内に収束させて、効率よく排気ガスを浄化さ
せることができる。
また、マニバータ14の劣化状態に対応させて、サブO2
センサ7による空燃比の検出間隔を変化させれば、空燃
比制御の反応時間に応じて制御中心を変化させることが
できるので、制御中心がリッチ側やリーン側へ過剰に制
御されるのを防止することができ、制御中心の振れ幅を
有効に低減することができる。その結果、長期に亙っ
て、排気ガスを浄化効率の高い領域で効率よく浄化する
ことができ、エミッションを長期に亙って効果的に改善
することができる。
なお、触媒コンバータの劣化状態は、車両の走行距離
やエンジンの運転期間等から判別するようにしてもよ
い。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成であるから、混合気の空
燃比が理論空燃比付近からずれるのを有効に防止するこ
とができるとともに、触媒コンバータの機能変化に左右
されることなしに、空燃比の制御中心の振れ幅を有効に
低減して理論空燃比付近に収束させることができる。そ
の結果、長期に亙って排気ガスを浄化効率の高い領域で
浄化することができるとともに、エミッションを長期に
亙って改善することができる制御精度に優れた内燃機関
の空燃比制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本発明の一実施例を示し、第1図は
概略的な全体構成図、第2図は制御手順を概略的に示す
フローチャート図、第3図は制御態様を示すタイミング
チャート図、第4図および第5図は作用説明図である。
第6図は従来例を示す第4図相当の作用説明図、第7図
は従来例を示す第5図相当の作用説明図である。 1……インジェクタ 6……第1のO2センサ(メインO2センサ) 7……第2のO2センサ(サブO2センサ) 9……電子制御装置 14……触媒コンバータ(マニバータ) 15……燃焼室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 41/00 - 45/00 395

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気ガスを浄化する触媒コンバータの上流
    側に排気ガス中の酸素濃度を検出する第1のO2センサを
    配置し、その出力電圧に基づいて燃焼室に供給する混合
    気の空燃比を理論空燃比近傍にフィードバック制御する
    とともに、前記触媒コンバータの下流側における排気ガ
    ス中の酸素濃度を第2のO2センサにより所定のゲート時
    間毎に検出し、その出力電圧に基づいて空燃比の制御中
    心を理論空燃比近傍に変化させるように構成した内燃機
    関の空燃比制御方法であって、前記触媒コンバータの劣
    化状態を検出し、前記触媒コンバータの劣化が進行する
    につれて、前記ゲート時間を短縮する方向に変化させる
    ようにしたことを特徴とする内燃機関の空燃比制御方
    法。
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