JP2806516B2 - 栽培兼出荷容器 - Google Patents

栽培兼出荷容器

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JP2806516B2 JP8033413A JP3341396A JP2806516B2 JP 2806516 B2 JP2806516 B2 JP 2806516B2 JP 8033413 A JP8033413 A JP 8033413A JP 3341396 A JP3341396 A JP 3341396A JP 2806516 B2 JP2806516 B2 JP 2806516B2
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  • Hydroponics (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、栽培兼出荷容器、
より詳しくは、培地を用いることなく芽物野菜を栽培す
るための栽培兼出荷容器に関する。
【0002】
【従来の技術】かいわれ大根等の芽物野菜を栽培するた
めに、従来より提案されている栽培容器は、多数の栽培
室が区画に別れて形成されていて、これらの各区画の底
部に発泡ウレタンマット等からなる培地を敷き込み、こ
の培地に種子を蒔いて発芽、育成させるようになってい
た。
【0003】かいわれ大根は、生育するに従って上記培
地に根が絡むために、出荷時には生育したかいわれ大根
の茎部分を単に束掴みして引き抜くだけで、栽培室内の
かいわれ大根が一纏まりとなって取り出され、この纏ま
りを最小単位として出荷および販売が行われる。
【0004】栽培室の底に敷き込まれる培地は、さら
に、育成中に必要な水や液肥等の栽培液を保持する保水
機能をも有するものとなっている。
【0005】このように種々の有効な機能を有する培地
であるが、栽培容器を用いて栽培を行う際には、その都
度新しい培地を敷き込まなければならないので、この培
地の費用が製造原価に付加されて、かいわれ大根の単価
を引き上げる要因となっていた。
【0006】このような難点を解決するために、特開平
5−84026号公報には、栽培容器に区画形成された
各栽培室の底面に、所定水位の保水機能を有する底皿を
それぞれ敷いて、かいわれ大根が互いに根絡みすること
により自立育成することを可能として、培地を不要にし
た栽培容器が記載されている。
【0007】すなわち、該公報に記載の底皿は、繰り返
し用いることが可能であるために、培地に必要であった
費用を不要として、製造原価を引き下げることができる
ものである。そして、底皿は、従来用いられていた培地
に類似する使用法で用いることが可能であり、栽培室の
底面に培地を敷いて用いる代わりに底皿を敷いて用い、
培地が保水を行う代わりに底皿が適量の保水を行い、培
地から芽が育成する代わりに底皿上の根絡みから芽が育
成するものであり、いわば、再利用不可能であった培地
に代って何度も用いることを目的としたものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−84026号公報に記載のものでは、少なくと
も最初に栽培を行う際には、栽培室の底面に底皿を敷く
作業が必要となって面倒であり、これを軽減するために
底皿を複数一体的に連結した構成も提案されているもの
の、やはり同作業が必要であることは同様であった。
【0009】また、底皿は栽培容器と別体で構成されて
いるために、栽培した芽物野菜を取り出す際にその位置
がずれる可能性があり、2度目以降に栽培を行う際に
は、底皿が栽培室の底部の所定位置に敷かれているか否
かチェックする必要があって、作業工程が増加してしま
い製品の単価を引き上げる要因となっていた。
【0010】さらに、従来より提案されている栽培容器
を用いた場合には、かいわれ大根等の芽物野菜を育成し
終わった際に、栽培容器から取り出して出荷容器に移し
替える作業が必要となるために、一層単価の上昇に寄与
することになってしまっていた。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、培地や底皿等を不要とし、栽培容器から出荷容器
への移し替え作業も不要として、コストや作業工程を低
減することができる栽培兼出荷容器を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による本発明の栽培兼出荷容器は、連設
されてなる複数の栽培室と、これら複数の栽培室の底面
部に突設された水位を規定するための所定高さの凸部
と、この凸部により規定された水位を越える量の栽培液
をオーバーフローさせるために該凸部に穿設された通水
孔とを具備し、上記栽培室内において消費の一単位とし
ての芽物野菜を根絡みさせて自立育成させる栽培容器で
あって、商品の流通に供する出荷容器を兼ねたものであ
る。
【0013】また、請求項2による本発明の栽培兼出荷
容器は、上記凸部が上記栽培室の底面部に複数設けられ
ていて、これにより上記芽物野菜の種子の移動を防止す
る機能を備える請求項1に記載のものである。
【0014】
【0015】請求項4による本発明の栽培兼出荷容器
は、上記通水孔が、空気の流通を許容することにより根
ぐされを防止する機能を有する請求項1から請求項3の
1項に記載のものである。
【0016】請求項5による本発明の栽培兼出荷容器
は、上記通水孔が、上記凸部の頂部に穿設されている請
求項1から請求項4の1項に記載のものである。
【0017】請求項6による本発明の栽培兼出荷容器
は、上記凸部には凹部が設けられていて、上記通水孔
は、この凹部に穿設されている請求項1から請求項5の
1項に記載のものである。
【0018】請求項7による本発明の栽培兼出荷容器
は、上記複数の栽培室が隔壁により互いが分別されてな
り、この隔壁には、非栽培時に該栽培兼出荷容器同士が
互いに密着するのを防止するための段差部が設けられて
いる請求項1から請求項6の1項に記載のものである。
【0019】
【0020】請求項9による本発明の栽培兼出荷容器
は、合成樹脂により成型されている請求項1から請求項
8の1項に記載のものである。
【0021】請求項10による本発明の栽培兼出荷容器
は、該栽培兼出荷容器を成型する合成樹脂が、薄膜状で
なる請求項9に記載のものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図3は本発明の第1の実
施形態を示したものであり、図1は栽培兼出荷容器を示
す斜視図、図2は栽培兼出荷容器の底面部の形状を示す
要部拡大平面図、図3は栽培兼出荷容器の底面部に設け
た凸部の形状の(A)一例,(B)他の例を示す拡大断
面図である。
【0023】栽培兼出荷容器1は、例えば合成樹脂によ
り成型されていて、図1に示すように、縦横それぞれに
複数の隔壁1aを設けることにより、消費の一単位とし
ての芽物野菜を栽培するための栽培室2が複数、例えば
3×7列の配列で区画に別れて2次元的に形成されてい
る。
【0024】上記栽培室2の底面部3には、図2に示す
ように、略長円形の凸部5が複数、例えば2×4列に配
設されて一体に成型されていて、この凸部5の高さは、
培地を使用することなく、芽物野菜を根絡みさせること
により栽培するに適した栽培液の液量を確保することが
できる高さに設定されている。
【0025】また、隔壁1aを隔てて互いに隣り合う底
面部3同士においては、凸部5の2×4列の配列が、互
いに90度異なる方向を向くように構成することで、全
体の強度を増すことができるように工夫している。
【0026】上記凸部5には、それぞれ複数の、例えば
2つの円形の通水孔6が穿設されていて、この通水孔6
は栽培液が過剰に供給された際に、その過剰分をオーバ
ーフローさせることにより、常に栽培液を一定の量に保
つためのものである。さらに、該通水孔6は、空気の流
通を許容することにより、芽物野菜の成長を促すととも
に根ぐされを防止するためのものである。
【0027】上記凸部5の形状としては、より詳しく
は、例えば図3(A)に示すように、凸部5の頂部に通
水孔6を穿設することにより設けても良いし、あるいは
図3(B)に示すように、上記凸部5に凹部5aを設け
て、この凹部5aに上記通水孔6を穿設するようにして
も良い。
【0028】なお、凸部5は略長円形に限るものではな
く、また通水孔6は円形に限るものではないことはいう
までもない。
【0029】次に、上述のような栽培兼出荷容器1を用
いてかいわれ大根等の芽物野菜を栽培する方法について
説明する。
【0030】栽培兼出荷容器1に形成された各栽培室2
に均等になるように適切な量の種子を蒔く。このとき
に、上述のように凸部5を底面部3に複数突設している
ために、種子が転がるのを防止することができる。
【0031】続いて、栽培液を各栽培室2内に適量散布
する。なお、種子が栽培兼出荷容器1の底面部3に偏っ
て蒔かれたとしても、散布した栽培液の表面張力により
均等に散らばるために問題はない。
【0032】そして、凸部5の上面以上に栽培液が供給
された場合には、通水孔6から該栽培兼出荷容器1の外
部に溢れ出して、常に適切な液量に保たれる。
【0033】こうして、種子が発芽して成長すると、互
いの根が絡み合って基台となり、自立成長することがで
きる。このときに、上記通水孔6を介して外部との空気
の流通が行われるために、根に必要な空気が供給され
て、根ぐされをおこすことはない。
【0034】上述のような栽培液の散布は、例えばかい
われ大根の場合には1日に3〜4回程度行われるが、芽
物野菜の成長が出荷可能な状態に達した場合には、輸送
中の液漏れ等を防ぐために、栽培液の散布を停止して、
栽培室2内の栽培液を芽物野菜に吸収させる。上記凸部
5の高さは、散布停止後に、芽物野菜が栽培液を全て吸
収することができるような高さになっている。
【0035】そして、芽物野菜が出荷可能な状態になっ
た場合には、段ボール箱やあるいはリンク用コンテナな
どに入れることで、該栽培兼出荷容器1をそのまま商品
として出荷して流通に供し、小売店等へ運送することが
できる。
【0036】さらに、小売店においては、栽培兼出荷容
器1のまま店頭に陳列しておき、消費者が購入しようと
する際に、栽培室2内の芽物野菜の茎部分を束掴みして
引き上げることにより一纏まりとなって取り出され、こ
れをビニール袋等に入れることでそのまま家庭まで持ち
帰ることができる。このような販売形態をとれば、包装
が簡易となって、省資源に寄与することができてよい。
【0037】加えて、小売店等において芽物野菜を取り
出した後の栽培兼出荷容器1は、回収した後に洗浄や消
毒をすることで、続いて芽物野菜の栽培に用いることも
可能である。このような手段をとれば、さらに省資源に
寄与して地球環境に優しいものとなる。なお、上述のよ
うな方法で栽培兼出荷容器1を繰り返して用いる場合に
は、栽培兼出荷容器1を耐久性の高いものに形成すると
よい。
【0038】このような第1の実施形態によれば、培地
や底皿等を不要とし、栽培容器から出荷容器への移し替
え作業も不要として、コストや作業工程を低減すること
ができる。
【0039】図4から図6は本発明の第2の実施形態を
示したものであり、図4は栽培兼出荷容器を示す(A)
正面図,(B)平面図、図5は栽培兼出荷容器を示す
(A)右側面図,(B)底面図、図6は上記図4のA−
A拡大断面図である。
【0040】この第2の実施形態において、上述の第1
の実施形態と同様である部分については説明を省略し、
主として異なる点についてのみ説明する。
【0041】この第2の実施形態の栽培兼出荷容器11
は、例えば薄膜状の合成樹脂により成型されていて、図
示のように、縦横それぞれに複数の隔壁11aを設ける
ことにより、消費の一単位としての芽物野菜を栽培する
ための栽培室12が4×5列の配列で2次元的に形成さ
れている。この栽培兼出荷容器11の寸法は、芽物野菜
としてかいわれ大根を栽培する場合には、例えば4列側
が略308mm、5列側が略385mm、高さが略64
mmとなっていて、栽培室12の1つ当たりの寸法が略
76mmとなっている。
【0042】上記栽培室12の底面部13には、略長円
形の凸部15が2×4列の配列で一体に成型されてい
て、この凸部15の高さは、培地を使用することなく、
芽物野菜を根絡みさせることにより栽培するに適した栽
培液の液量を確保することができる高さに設定されてい
る。すなわち、かいわれ大根を栽培する場合には、凸部
15は、その長手方向寸法が略22mm、幅が略7m
m、高さが略2mm(0.5〜3mm程度のものを許容
する。)となっている。
【0043】上記凸部15には、それぞれ1つの円形の
通水孔16が穿設されていて、この通水孔16は栽培液
が過剰に供給された際に、その過剰分をオーバーフロー
させることにより、常に栽培液を一定の量に保つための
ものである。さらに、該通水孔16は、空気の流通を許
容することにより、芽物野菜の成長を促すとともに根ぐ
されを防止するためのものである。このような機能を果
たす通水孔16の寸法としては、かいわれ大根を栽培す
る場合には、例えば直径が略2.7mm(0.5〜3m
m程度のものを許容する。)で、底面部13における一
内側壁からの距離が略27mmとなる位置に穿設されて
いる。なお、この通水孔16は、かいわれ大根の種子が
3.5〜4mm程度の大きさであるために、あまり大き
すぎると種子が脱落し、一方、小さすぎると水の表面張
力により排水性が低下するために、上述のような寸法に
規定されたものである。
【0044】また、上記隔壁11aの一側部には、該隔
壁11aの上端よりも下方に突出されてなる段差部11
bが形成されていて、この段差部11bは、非栽培時に
栽培兼出荷容器11を複数積み重ねたときに、それぞれ
の栽培兼出荷容器11が密着して分離し難くなるのを防
ぐためのものである。上述のように栽培兼出荷容器11
は薄膜状の合成樹脂で形成されていて互いが密着し易い
ために、上記段差部11bは、この密着を防止するため
の極めて有効な手段となっている。
【0045】すなわち、栽培兼出荷容器11は、非栽培
時に積み重ねる場合には、図4(B)の平面図におい
て、図示の状態の栽培兼出荷容器11と、この栽培兼出
荷容器11を180°回転させた状態のものとを、互い
違いに積層するようになっている。これにより、上側に
なった栽培兼出荷容器11の段差部11bの底面側が、
下側になった栽培兼出荷容器11の隔壁部11aの上端
部に当接して、所定の間隔が構成されるようになってい
る。
【0046】そして、かいわれ大根を栽培するための上
述のような寸法に形成された栽培兼出荷容器11の場合
には、該栽培兼出荷容器11の底面から上記段差部11
bの底面までの寸法が例えば略45mm、該段差部11
bの幅が例えば略6mm、また、上記隔壁11aの底面
側における幅が例えば略8mmとなっている。
【0047】なお、この実施形態の栽培兼出荷容器11
においても、全体の強度を増すために、隔壁11aを隔
てて互いに隣り合う底面部13の凸部15の2×4列の
配列が、極力、互いに90度異なる方向を向くようにし
ているが、上述のような栽培兼出荷容器11の積み重ね
方を考慮して、180°回転させたときに対向する位置
となる栽培室12の凸部15の2×4列の配列が、互い
に一致するような対称性をもった構成としている。
【0048】次に、上述のような栽培兼出荷容器11を
用いてかいわれ大根等の芽物野菜を栽培する方法は、上
述の第1の実施形態とほぼ同様であるが、本実施形態の
栽培兼出荷容器11は、上述のように、例えば薄膜状の
合成樹脂により成型されているために、そのまま栽培に
用いると強度的にやや足りない可能性がある。そこで、
本実施形態の栽培兼出荷容器11は、栽培液を排出する
機能を有する箱体等に入れた状態で栽培を行うと良い。
なお、上述の第1の実施形態の栽培兼出荷容器1を、栽
培液を排出する機能を有する箱体等に入れて栽培しても
よいことはいうまでもない。
【0049】このような第2の実施形態によれば、上述
の第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、
栽培兼出荷容器を非栽培時に複数積み重ねたときに、そ
れぞれが密着して分離し難くなるのを防ぐことができ
て、作業性が向上する。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の栽培兼出荷
容器によれば、培地や底皿等を不要とし、栽培容器から
出荷容器への移し替え作業も不要として、コストや作業
工程を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の栽培兼出荷容器を示
す斜視図。
【図2】上記第1の実施形態の栽培兼出荷容器の底面部
の形状を示す要部拡大平面図。
【図3】上記第1の実施形態の栽培兼出荷容器の底面部
に設けた凸部の形状の(A)一例,(B)他の例、をそ
れぞれ示す拡大断面図。
【図4】本発明の第2の実施形態の栽培兼出荷容器を示
す、(A)正面図,(B)平面図。
【図5】上記第2の実施形態の栽培兼出荷容器を示す、
(A)右側面図,(B)底面図。
【図6】上記図4のA−A拡大断面図。
【符号の説明】 1,11…栽培兼出荷容器 2,12…栽培室 3,13…底面部 5,15…凸部 5a…凹部 6,16…通水孔 1a,11a…隔壁 11b…段差部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−187181(JP,A) 特開 平5−84026(JP,A) 特開 昭62−22523(JP,A) 特開 昭60−176522(JP,A) 実開 平7−7398(JP,U) 実開 昭62−89968(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01G 9/00 A01G 31/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連設されてなる複数の栽培室と、 これら複数の栽培室の底面部に突設された水位を規定す
    るための所定高さの凸部と、 この凸部により規定された水位を越える量の栽培液をオ
    ーバーフローさせるために該凸部に穿設された通水孔
    と、 を具備し、上記栽培室内において消費の一単位としての
    芽物野菜を根絡みさせて自立育成させる栽培容器であっ
    て、商品の流通に供する出荷容器を兼ねたことを特徴と
    する栽培兼出荷容器。
  2. 【請求項2】 上記凸部は上記栽培室の底面部に複数設
    けられていて、これにより上記芽物野菜の種子の移動を
    防止する機能を備えることを特徴とする請求項1に記載
    の栽培兼出荷容器。
  3. 【請求項3】 上記通水孔は、空気の流通を許容するこ
    とにより根ぐされを防止する機能を有することを特徴と
    する請求項1又は2項に記載の栽培兼出荷容器。
  4. 【請求項4】 上記通水孔は、上記凸部の頂部に穿設さ
    れていることを特徴とする請求項1から請求項3の1項
    に記載の栽培兼出荷容器。
  5. 【請求項5】 上記凸部には凹部が設けられていて、上
    記通水孔は、この凹部に穿設されていることを特徴とす
    る請求項1から請求項4の1項に記載の栽培兼出荷容
    器。
  6. 【請求項6】 上記複数の栽培室は隔壁により互いが分
    別されてなり、この隔壁には、非栽培時に該栽培兼出荷
    容器同士が互いに密着するのを防止するための段差部が
    設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5
    の1項に記載の栽培兼出荷容器。
  7. 【請求項7】 上記栽培兼出荷容器は、合成樹脂により
    成型されていることを特徴とする請求項1から請求項6
    の1項に記載の栽培兼出荷容器。
  8. 【請求項8】 上記栽培兼出荷容器を成型する合成樹脂
    は、薄膜状でなることを特徴とする請求項7に記載の栽
    培兼出荷容器。
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