JP2806090B2 - 冷凍装置の運転制御装置 - Google Patents

冷凍装置の運転制御装置

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JP2806090B2 JP3199288A JP19928891A JP2806090B2 JP 2806090 B2 JP2806090 B2 JP 2806090B2 JP 3199288 A JP3199288 A JP 3199288A JP 19928891 A JP19928891 A JP 19928891A JP 2806090 B2 JP2806090 B2 JP 2806090B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチラ―回路の循環液を蒸
発器で冷却するようにした冷凍装置の運転制御装置に係
り、特に蒸発器出口液温の制御精度向上対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開昭49―4004
7号公報に開示される如く、圧縮機,凝縮器,減圧弁及
び蒸発器を順次接続してなる冷媒回路を備え、蒸発器で
チラ―回路の冷却液を冷却するようにした冷凍装置にお
いて、冷媒回路の吐出ラインと減圧弁−蒸発器間の液管
とをバイパス接続するホットガスバイパス路を備えると
ともに、該ホットガスバイパス路に蒸発器の冷媒との熱
交換を行う熱交換器を介設することにより、ホットガス
バイパス量の調節の容易化を図り、もって、全閉型圧縮
機等の低容量型圧縮機を使用した場合にも容量制御を円
滑に行おうとするものは公知の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年ウォ―
タ―チリングユニットは産業用として使用されるにした
がい、その出口水温を高い精度で制御することが求めら
れている。ここで、特に中型ないし大型のユニットで、
複数のアンロ―ドステップを有する圧縮機を搭載したも
のでは、蒸発器出口水温の制御が可能であるが、小型の
全閉型圧縮機を搭載したものでは、アンロ―ドステップ
を増大できないため、出口水温を一定に制御することが
困難であった。
【0004】かかる場合、圧縮機の容量制御によらずに
冷却液の蒸発器出口水温を調節する手段として、例えば
蒸発器出口に冷却液を加熱するヒ―タを設け、いったん
冷却された冷却液の加熱量を調節することにより、蒸発
器出口水温を一定制御することが考えられる。しかし、
その場合、いったん冷却液を過度に冷却し、さらに、ヒ
―タ電力を使用するので、効率が非常に悪くなる。
【0005】そこで、上記従来の公報のもののごとく、
圧縮機の容量の代わりにホットガスバイパスで蒸発器の
能力を調節することが考えられるが、上記公報のもので
は、ホットガスバイパス路における蒸発器の冷媒との熱
交換によりバイパスされる冷媒の過熱度等の冷媒状態を
適正に維持することができても、蒸発器出口の水温を一
定制御するのは困難であるという問題があった。一方、
バイパス路に電動膨張弁を配置するか、あるいはバイパ
ス路との分岐点に三方弁を配置して、冷媒のバイパス量
をPID制御することも考えられるが、コントローラが
高価になる。加えて、チラー回路側の負荷が急激に変動
した場合や、水量が変化した場合などには、PIDの設
定値の変更が必要となるが、自動的にPIDの設定値を
変更させる機能はすぐには対応できないため、温度制御
性が乱れたり、水温が安定しない条件下に陥る虞れがあ
った。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、蒸発器出口水温を指標としてホット
ガスバイパス量を微細に調節する手段を講ずることによ
り、コストの低減を図りつつ、蒸発器出口の水温を高い
精度でかつ高い安定性でもって一定制御することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の講じた手段は、図1に示すように、全閉型圧縮
機(1)、凝縮器(2)、減圧機構(3)及び蒸発器
(4)を順次接続してなる冷媒回路(6)を備え、上記
蒸発器(4)でチラ―回路(10)の循環液を冷却する
ようにした冷凍装置を前提とする。
【0008】そして、上記冷媒回路(6)の吐出ライン
と減圧機構(3)−蒸発器(4)間の液管とをバイパス
接続するホットガスバイパス路(7)と、該ホットガス
バイパス路(7)に介設され、ホットガスバイパス路
(7)の冷媒バイパス量を調節する流量制御弁(8)と
を設けるものとする。
【0009】さらに、冷凍装置の運転制御装置として、
上記チラ―回路(10)の蒸発器(4)出口の液温を検
出する出口温度検出手段(Thw)と、該出口温度検出手
段(Thw)の出力を受け、蒸発器(4)出口の液温をそ
の設定温度と比較して、一定の待機時間毎に、上記流量
制御弁(8)の開度を蒸発器(4)出口の液温が設定温
度よりも低いときには一定開度だけ増大させる一方、蒸
発器(4)の出口液温が設定温度よりも所定温度以上高
いときには一定開度だけ低減するよう制御するととも
に、上記流量制御弁(8)の開度を増大又は低減制御し
た後、上記待機時間よりも短い所定時間内に蒸発器
(4)出口の液温が流量制御弁(8)の開度低減側又は
開度増大側に変化したときには、流量制御弁(8)の開
度を前回の制御で増減した一定開度の半分だけ戻すよう
制御する開度制御手段(20)とを設ける構成としたも
のである。
【0010】
【作用】以上の構成により、発明では、蒸発器(4)
出口の液温が下降して設定温度よりも低くなると、開度
制御手段(20)により、流量制御弁(8)の開度が一
定開度だけ増大するように制御されるので、吐出冷媒の
ホットガスバイパス路(7)側へのバイパス量が増大
し、その結果、圧縮機(1)のロ―ドダウンと同様の効
果により蒸発器(4)の冷却能力が低減する。その後、
蒸発器(4)出口の液温が上昇して、出口水温が設定温
度よりも所定温度以上高くなると、流量制御弁(8)の
開度が一定開度だけ低減するように制御される結果、蒸
発器(4)の冷却能力が増大し、液温が低下して、設定
温度に近づくように制御される。このようにホットガス
バイパス路(7)への冷媒バイパス量を調節すること
で、一定容量型の圧縮機(1)を使用したときにも蒸発
器(4)の能力が調節され、蒸発器(4)出口の液温が
設定温度付近に維持される。
【0011】その場合、全閉型の安価な小型圧縮機で済
むに加えて圧力センサを配置する必要がなく、また、P
ID制御するときのように、チラー回路(10)側の負
荷の急激な変動に対しても高価な設定値変更機能を設け
ることなく対応することが可能になり、コストが低減す
るとともに制御が安定することになる。
【0012】しかも、流量制御弁(8)の開度が増減変
更された後、一定時間よりも短い所定時間内に液温が逆
方向に変化した場合には、前回の制御で増減変更した一
定開度の半分だけ戻すように制御されるので、急激な負
荷の変動等に起因する液温の急激な変化が抑制され、安
定した制御状態が維持される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
き説明する。図1は本発明の実施例に係る液体冷却装置
の冷媒配管系統を示し、該液体冷却装置は、工作機械等
を冷却するためのチリングユニット(B)と、該チリン
グユニット(B)の循環液を冷却するための冷凍装置
(A)とからなる。上記冷凍装置(A)は、全閉型の圧
縮機(1)と、該圧縮機(1)から吐出された冷媒を凝
縮,液化するための凝縮器(2)と、該凝縮器(2)で
液化された冷媒を減圧する減圧機構としてのキャピラリ
チュ―ブ(3)と、該キャピラリチュ―ブ(3)で減圧
された冷媒を蒸発させる蒸発器(4)とを冷媒配管
(5)で順次接続してなる冷媒回路(6)を備えてい
る。さらに、上記冷媒回路(6)の吐出ラインとキャピ
ラリチュ―ブ(3)−蒸発器(4)間の液管との間をバ
イパス接続するホットガスバイパス路(7)が設けられ
ており、このホットガスバイパス路(7)にはその流量
を調節する流量制御弁としてのパルス式電動膨張弁
(8)が設けられている。すなわち、該電動膨張弁
(8)は、パルスモ―タでその開度をパルス信号に応じ
て開閉するようになされていて、この開度制御により、
吐出冷媒のホットガスバイパス路(7)側へのバイパス
量を増減調節するようになされている。
【0014】ここで、上記蒸発器(4)の利用側媒体流
通部には、チリングユニット(B)のチラ―回路(1
0)を循環する冷却液が循環するようになされており、
冷媒回路(6)において凝縮器(2)で付与された冷熱
を蒸発器(4)での熱交換により冷却液に付与し、冷却
液を冷却するようになされている。
【0015】上記チラ―回路(10)の蒸発器(4)出
口には冷却水の蒸発器(4)出口の水温Twoを検出する
出口水温検出手段としての温度センサ(Thw)が配設さ
れており、この温度センサ(Thw)の信号は冷凍装置
(A)の運転を制御するコントロ―ラ(20)に入力可
能になされている。そして、上記コントロ―ラ(20)
により、温度センサ(Thw)の信号に応じて、ホットガ
スバイパス路(7)の電動膨張弁(8)の開度を制御す
るようになされており、上記コントロ―ラ(20)は請
求項1の発明にいう開度制御手段としての機能を有する
ものである。
【0016】次に、上記コントロ―ラ(20)の制御内
容について、図2、図3及び図4に基づき説明する。こ
こで、図2はコントローラ(20)の制御内容を示すフ
ロ―チャ―ト、図3(又は図4)の(a)及び(b)は
それぞれ出口水温TWoの変化(ただし、図中破線は入口
水温Tiの変化を示す)及び電動膨張弁(8)の開度変
化を示す。まず、ステップST1で、上記温度センサ
(Thw)で検出される冷却液の出口水温Twoがその設定
温度Ts 以上か否かを判別し、Two≧Ts であれば、ス
テップST2に進んで、以下の手順により圧縮機(1)
のロードアップつまり電動膨張弁(8)の開度低減制御
を行う。
【0017】まず、ステップST2で、出口水温Twoが
設定温度Ts 以上(n=1)か以下(n=0)かを判別
するためのカウンタnが「1」か否かを判別し、n=1
であればそのままで、n=1でなければステップST3
に進んでカウンタnを「1」にし、ロ―ドアップ用つま
り電動膨張弁(8)の開度低減制御用の第1タイマ(図
示せず)の計時時間t1 をリセットした後、それぞれス
テップST4に進んで、ロ―ドダウン用つまり開度増大
制御用の第2タイマ(図示せず)の計時時間t2 が請求
の発明にいう開度増大制御時の所定時間である第3
設定値ΔT3 (ただしΔT3 <ΔT1 )(ΔT1は後述
の第1設定値)に達していないか否かを判別する。
【0018】そして、ステップST4における判別結果
がt2 <ΔT3 でなければ、つまり所定時間ΔT3 を過
ぎていれば、さらにステップST5で、上記第1タイマ
の計時時間t1 が上記請求項1の発明にいう開度低減制
御時の待機時間である第1設定時間ΔT1 以上になるま
で待機した後、第1設定値ΔT1 が経過すると、ステッ
プST6で、第1タイマの計時時間t1 をリセットし
て、ステップST7で、出口水温Twoと設定温度Ts に
一定温度αを加算した値(Ts +α)とを比較し、Two
≧Ts +αになると、ステップST8に進み、電動膨張
弁(8)の開度Pについて、P=P−ΔP1 (ΔP1 は
請求項1の発明にいう開度低減制御時の一定開度であ
る)とし、電動膨張弁(8)の開度を一定開度ΔP1
(例えば100パルス程度の値)だけ低減する(図3の
(a)及び(b)の時刻m3 及びm4 参照)。
【0019】また、上記ステップST4の判別結果がt
2 <ΔT3 であれば、つまり前回電動膨張弁(8)の開
度を増大制御してから一定時間ΔT3 が経過していなけ
れば、ステップST9に移行して、上記ステップST7
と同様にTwo≧Ts +αか否かを判別し、Two≧Ts +
αになるまでは上記ステップST5に移行する。そし
て、Two≧Ts +αになると、負荷の急激な変化のため
このままでは過制御になる虞れがあると判断して、ステ
ップST10に進んで、P=P−(ΔP2 /2)とし
て、つまり上記開度増大側の一定開度ΔP2 (本実施例
ではやはり100パルス程度の値である)の半分(した
がって、50パルス程度の値)だけ低減する(図4の
(a)及び(b)の時刻m5 及びm6 参照)。
【0020】また、上記ステップST1の判別で、Two
≧Ts でないときには、ステップST11に進んで、カ
ウンタnが水温Twoが設定温度TS 以下であることを示
す「0」か否かを判別し、n=0であれば、圧縮機
(1)のロードダウンつまり開度増大制御を行うべく、
ステップST12に進み、第2タイマの計時時間t2 が
開度増大制御時の一定時間ΔT2 以上になるまで待っ
て、t2 ≧ΔT2 になると、ステップST13に進んで
第2タイマの計時時間t2 をリセットした後、ステップ
ST14で、P=P+ΔP2 (ΔP2 は請求項1の発明
にいう開度増大制御時の一定開度である)とし、電動膨
張弁(8)の開度を一定開度ΔP2 だけ増大する(図3
の(a)及び(b)の時刻m1 及びm2 参照)。
【0021】また、上記ステップST11の判別結果が
n=0でないNOのときには、ステップST15に移行
して、カウンタnを「0」にするとともに第2タイマの
計時時間t2 をリセットし、ステップST16で、第1
タイマの計時時間t1 が請求項の発明にいう開度増大
側の所定時間である第4設定時間ΔT4 (ただし、ΔT
4 <ΔT2 )に達していないか否かを判別し、t1 <Δ
T4 でなければ上記ステップST12の制御に移行する
一方、t1 <ΔT4 であれば、過制御になる虞れがある
と判断して、ステップST17で、P=P+(ΔP1 /
2) として、電動膨張弁(8)の開度を上記一定開度Δ
P1 の半分だけ開くよう制御する(図4の時刻m7 及び
m8 参照)。
【0022】したがって、上記実施例では、例えば図3
の(a)及び(b)に示すように、出口水温Twoが下降
して設定温度Ts よりも所定温度α(例えば2(℃)程
度の温度)だけ高い温度(Ts +α)以下に低下して、
さらに設定温度Ts よりも低くなると、開度制御手段
してのコントロ−ラ(20)により、電動膨張弁(8)
の開度が一定開度ΔP2 だけ増大するように制御される
(図3の時刻m1 及びm2 参照)ので、吐出冷媒のホッ
トガスバイパス路(7)側へのバイパス量が増大し、そ
の結果、圧縮機(1)のロ―ドダウンと同様の効果によ
り蒸発器(4)の冷却能力が低減する。その後、出口水
温Twoが上昇して、出口水温Twoが設定温度Ts よりも
所定温度α以上高くなると、電動膨張弁(8)の開度が
一定開度ΔP1 だけ低減するように制御される(図3の
時刻m3 及びm4 参照)結果、蒸発器(4)の冷却能力
が増大し、水温TWOが低下して、設定温度Ts に近づく
ように制御される。
【0023】すなわち、このようにホットガスバイパス
路(7)への冷媒バイパス量を調節することで、全閉型
のつまり一定容量型の圧縮機(1)を使用しながらも蒸
発器(4)の能力を調節して、出口水温TWOを設定温度
Ts 付近に維持することが可能になる。
【0024】その場合、圧縮機(1)の容量を例えば多
段のアンロードステップを有するもので制御するものに
比べ、全閉型の安価な小型圧縮機で済むに加えて、圧力
センサを配置する必要がないのでコストの低減を図るこ
とができる。また、電動膨張弁や三方制御弁をPID制
御する場合に比べて、チラー回路(10)側の負荷の急
激な変動に対しても高価な設定値変更機能を設けること
なく対応することができ、よって、コストの低減を図り
つつ制御の安定化を図ることができる。
【0025】特に、電動膨張弁(8)の開度を増減変更
後、一定時間(ΔT1 又はΔT2 )よりも短い所定時間
(ΔT3 またはΔT4 )が経過する前に出口水温Twoが
逆方向に変化した場合には、上記一定開度(ΔT3 又は
ΔT4 )の半分だけ前回の制御とは逆向きに変化させる
ことにより、特に、急激な負荷の変動等に起因する出口
水温Twoの急激な変化が抑制され、安定した制御状態が
維持される。よって、著効を発揮することができる。
【0026】なお、上記実施例では開度増大側と開度低
減側の一定開度ΔT1 及びΔT2 の値をいずれも100
パルス程度と等しい値にしたが、両者は等しくなくても
よいことはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、発明によれば、
冷媒回路の蒸発器でチラー回路の循環液を冷却するよう
にした冷凍装置の運転制御装置として、吐出ラインと減
圧機構−蒸発器間の液管とをホットガスバイパス路で接
続し、このホットガスバイパス路の流量制御弁を介設し
ておき、蒸発器出口の液温と設定温度とを比較して、一
定の待機時間ごとに出口液温が設定温度よりも低いとき
には流量制御弁の開度を一定開度だけ増大させて蒸発器
能力を低減させ、出口液温が設定温度よりも所定温度以
上高いときには流量制御弁の開度を一定開度だけ低減さ
せて蒸発器能力を増大させるようにしたので、安価な全
閉型圧縮機を使用することができるとともに、PID制
御のようなコストの増大や、負荷の変動による制御の不
安定を招くことなく蒸発器出口の液温を一定制御するこ
とができ、よって、コストの低減と制御の安定化とを図
ることができる。しかも、流量制御弁の開度を一定開度
だけ増大又は低減させた後、一定の待機時間よりも短い
所定時間内に蒸発器出口の液温が開度低減側又は開度増
大側に変化したときには前回の制御で増大又は低減した
一定開度の半分だけ戻すようにしたので、急激な負荷等
の変化に起因する液温の急激な変化を抑制することがで
るという著効を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る冷凍装置の冷媒配管系統図であ
る。
【図2】コントロ−ラの制御内容を示すフロ―チャ―ト
図である。
【図3】通常条件下における蒸発器出口の水温及び電動
膨張弁開度の変化を示す図である。
【図4】急激な条件変化時における蒸発器出口の水温及
び電動膨張弁開度の変化を示す図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 3 キャピラリチュ―ブ(減圧機構) 4 蒸発器 6 冷媒回路 7 ホットガスバイパス路 8 電動膨張弁(流量制御弁) 10 チラー回路 20 コントロ−ラ(開度制御手段)A 冷凍装置 B チリングユニット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全閉型圧縮機(1)、凝縮器(2)、減
    圧機構(3)及び蒸発器(4)を順次接続してなる冷媒
    回路(6)を備え、上記蒸発器(4)でチラ―回路(1
    0)の循環液を冷却するようにした冷凍装置において、 上記冷媒回路(6)の吐出ラインと減圧機構(3)−蒸
    発器(4)間の液管とをバイパス接続するホットガスバ
    イパス路(7)と、該ホットガスバイパス路(7)に介
    設され、ホットガスバイパス路(7)の冷媒バイパス量
    を調節する流量制御弁(8)とを備えるとともに、 上記チラ―回路(10)の蒸発器(4)出口の液温を検
    出する出口温度検出手段(Thw)と、 該出口温度検出手段(Thw)の出力を受け、蒸発器
    (4)出口の液温をその設定温度と比較して、一定の待
    機時間毎に、上記流量制御弁(8)の開度を蒸発器
    (4)出口の液温が設定温度よりも低いときには一定開
    度だけ増大させる一方、蒸発器(4)出口の液温が設定
    温度よりも所定温度以上高いときには一定開度だけ低減
    するよう制御するとともに、上記流量制御弁(8)の開
    度を増大又は低減制御した後、上記待機時間よりも短い
    所定時間内に蒸発器(4)出口の液温が流量制御弁
    (8)の開度低減側又は開度増大側に変化したときに
    は、流量制御弁(8)の開度を前回の制御で増減した一
    定開度の半分だけ戻すよう制御する開度制御手段(2
    0)とを備えていることを特徴とする冷凍装置の運転制
    御装置。
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