JP2804691B2 - 印刷装置の給紙装置 - Google Patents
印刷装置の給紙装置Info
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- JP2804691B2 JP2804691B2 JP5038161A JP3816193A JP2804691B2 JP 2804691 B2 JP2804691 B2 JP 2804691B2 JP 5038161 A JP5038161 A JP 5038161A JP 3816193 A JP3816193 A JP 3816193A JP 2804691 B2 JP2804691 B2 JP 2804691B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は印刷装置の給紙装置に関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】本出願人が先に出願した特願平５ー３３
７１０号の印刷装置においては、製版済みのマスタが印
刷ドラムにクランパーによりクランプされ、印刷ドラム
がモータにより一定の速度でメカ駆動部を介して回転駆
動されている。印刷ドラムにはプレスローラが押圧さ
れ、用紙が給紙台から給紙されてレジストローラにより
所定のタイミングで印刷ドラムとプレスローラとの間に
送出される。マスタは印刷ドラムの内部からインキ供給
機構によりインキが供給され、用紙は印刷ドラムとプレ
スローラとの間を通過する際にマスタの穿孔部からイン
キが転移されて印刷が行われる。また、印刷ドラムの両
側端には同一の位相位置にカムフランジ対が設けられ、
クランパーとプレスローラとが印刷中に接触しないよう
にプレスローラの中心軸両端に設けた一対のカムフォロ
アがカムフランジ対の大径凸状部にそれぞれ選択的に係
合する。
７１０号の印刷装置においては、製版済みのマスタが印
刷ドラムにクランパーによりクランプされ、印刷ドラム
がモータにより一定の速度でメカ駆動部を介して回転駆
動されている。印刷ドラムにはプレスローラが押圧さ
れ、用紙が給紙台から給紙されてレジストローラにより
所定のタイミングで印刷ドラムとプレスローラとの間に
送出される。マスタは印刷ドラムの内部からインキ供給
機構によりインキが供給され、用紙は印刷ドラムとプレ
スローラとの間を通過する際にマスタの穿孔部からイン
キが転移されて印刷が行われる。また、印刷ドラムの両
側端には同一の位相位置にカムフランジ対が設けられ、
クランパーとプレスローラとが印刷中に接触しないよう
にプレスローラの中心軸両端に設けた一対のカムフォロ
アがカムフランジ対の大径凸状部にそれぞれ選択的に係
合する。
【０００３】また、実開昭６１ー１５２４６３号公報に
は、版胴の回転位相を検出する位相検出手段と、この位
相検出手段の出力信号に基づいて版胴が所定の回転位相
に位置したときに印刷用紙を給紙せしめる給紙手段とを
備えた印刷装置が記載されている。実開昭６２ー１１３
１４２号公報には、送りローラと給紙ローラとの中間部
に用紙の先端を検出するセンサを設けると共に、各セン
サの信号に基づいて送りローラの回転を制御する制御手
段を設けた印刷装置が記載されている。さらに、特開平
２ー１４４３３５号公報には、用紙がレジストローラへ
到達した後に入力手段により入力されたデータに基づい
て給紙ローラの駆動量を制御する制御手段を設けた印刷
装置が記載されている。
は、版胴の回転位相を検出する位相検出手段と、この位
相検出手段の出力信号に基づいて版胴が所定の回転位相
に位置したときに印刷用紙を給紙せしめる給紙手段とを
備えた印刷装置が記載されている。実開昭６２ー１１３
１４２号公報には、送りローラと給紙ローラとの中間部
に用紙の先端を検出するセンサを設けると共に、各セン
サの信号に基づいて送りローラの回転を制御する制御手
段を設けた印刷装置が記載されている。さらに、特開平
２ー１４４３３５号公報には、用紙がレジストローラへ
到達した後に入力手段により入力されたデータに基づい
て給紙ローラの駆動量を制御する制御手段を設けた印刷
装置が記載されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記印刷装置では、ク
ランパーとプレスローラとが印刷中に接触しないように
印刷ドラムの両側端には同一の位相位置にカムフランジ
対が設けられ、プレスローラの中心軸両端に設けた一対
のカムフォロアがカムフランジ対の大径凸状部にそれぞ
れ選択的に係合するので、印刷ドラムはモータによりメ
カ駆動部を介して駆動されることによって一定の速度で
回転駆動しようとするが、プレスローラの中心軸両端に
設けた一対のカムフォロアがカムフランジ対の大径凸状
部に乗り上げ、または乗り降りる時に印刷ドラムにはか
なりの負荷変動が生じて回転変動が生ずる。その負荷変
動が起こる要因としては、メカ駆動部から印刷ドラムに
駆動力を伝えているギアのバックラッシュがあるためと
考えられる。本来であれば合致しなければならない印刷
ドラムと用紙との位置関係が印刷ドラムの回転変動によ
りずれて印刷画像の位置ずれが生じ、いわゆるレジスト
ずれとなる。また、印刷ドラムの回転変動は、毎回、ギ
アのバックラッシュ、印刷ドラム内のインキの量などの
要因により変動し、毎回画像のレジストが変動するとい
う不具合が発生する。
ランパーとプレスローラとが印刷中に接触しないように
印刷ドラムの両側端には同一の位相位置にカムフランジ
対が設けられ、プレスローラの中心軸両端に設けた一対
のカムフォロアがカムフランジ対の大径凸状部にそれぞ
れ選択的に係合するので、印刷ドラムはモータによりメ
カ駆動部を介して駆動されることによって一定の速度で
回転駆動しようとするが、プレスローラの中心軸両端に
設けた一対のカムフォロアがカムフランジ対の大径凸状
部に乗り上げ、または乗り降りる時に印刷ドラムにはか
なりの負荷変動が生じて回転変動が生ずる。その負荷変
動が起こる要因としては、メカ駆動部から印刷ドラムに
駆動力を伝えているギアのバックラッシュがあるためと
考えられる。本来であれば合致しなければならない印刷
ドラムと用紙との位置関係が印刷ドラムの回転変動によ
りずれて印刷画像の位置ずれが生じ、いわゆるレジスト
ずれとなる。また、印刷ドラムの回転変動は、毎回、ギ
アのバックラッシュ、印刷ドラム内のインキの量などの
要因により変動し、毎回画像のレジストが変動するとい
う不具合が発生する。
【０００５】本発明は、上記欠点を改善し、印刷画像の
位置ずれを防止することができる印刷装置の給紙装置を
提供することを目的とする。
位置ずれを防止することができる印刷装置の給紙装置を
提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の発明は、マスタが巻き付けられる印
刷ドラムと、この印刷ドラムに押圧されるプレスローラ
とを有し、前記印刷ドラムを印刷スピードの設定値に応
じた速度で回転させ、前記印刷ドラムと前記プレスロー
ラとの間に用紙を送って用紙に印刷を行う印刷装置の給
紙装置において、用紙が積載される給紙台と、この給紙
台から最上位の１枚の用紙を分離して搬送する給紙コロ
と、この給紙コロから搬送された用紙を前記印刷ドラム
と前記プレスローラとの間へ送出するレジストローラ
と、このレジストローラを回転させるモータと、前記印
刷ドラムの回転を検出してパルスを発生する回転検出手
段と、前記印刷ドラムが所定の回転位置になったことに
よりオンする回転位置センサと、この回転位置センサが
オンしてから前記回転検出手段からのパルスを設定印刷
スピードに応じた前記レジストローラの始動タイミング
に相当するカウント数までカウントし、そのカウント値
を時間に換算して理論値と比較し、その比較結果に応じ
て前記モータの動作パターンを速度の異なる動作パター
ンに変えるレジストローラ制御手段とを備えたものであ
る。請求項２記載の発明は、マスタが巻き付けられる印
刷ドラムと、この印刷ドラムに押圧されるプレスローラ
とを有し、前記印刷ドラムを印刷スピードの設定値に応
じた速度で回転させ、前記印刷ドラムと前記プレスロー
ラとの間に用紙を送って用紙に印刷を行う印刷装置の給
紙装置において、用紙が積載される給紙台と、この給紙
台から最上位の１枚の用紙を分離して搬送する給紙コロ
と、この給紙コロから搬送された用紙を前記印刷ドラム
と前記プレスローラとの間へ送出するレジストローラ
と、このレジストローラを回転させるモータと、用紙が
前記レジストローラに達したことを検知する用紙センサ
と、前記印刷ドラムの回転を検出してパルスを発生する
回転検出手段と、前記印刷ドラムが所定の回転位置にな
ったことによりオンする回転位置センサと、この回転位
置センサがオンしたことにより、前記給紙コロを回転さ
せて前記給紙台から最上位の１枚の用紙を搬送させ、前
記用紙センサからの検知信号により用紙が前記レジスト
ローラの手前にてたわんだ状態で停止するように前記給
紙コロを停止させる給紙制御手段と、前記回転位置セン
サがオンしてから前記回転検出手段からのパルスを設定
印刷スピードに応じた前記レジストローラの始動タイミ
ングに相当するカウント数までカウントし、そのカウン
ト値を時間に換算して理論値と比較し、その比較結果に
応じて前記モータの動作パターンを速度の異なる動作パ
ターンに変えるレジストローラ制御手段とを備えたもの
である。請求項３記載の発明は、請求項１又は２記載の
印刷装置の給紙装置において、前記モータの回転開始タ
イミングを天地移動量の設定値に応じて変えることによ
り用紙上の画像印刷位置を天地方向に変える天地移動量
制御手段を備えたものである。
め、請求項１記載の発明は、マスタが巻き付けられる印
刷ドラムと、この印刷ドラムに押圧されるプレスローラ
とを有し、前記印刷ドラムを印刷スピードの設定値に応
じた速度で回転させ、前記印刷ドラムと前記プレスロー
ラとの間に用紙を送って用紙に印刷を行う印刷装置の給
紙装置において、用紙が積載される給紙台と、この給紙
台から最上位の１枚の用紙を分離して搬送する給紙コロ
と、この給紙コロから搬送された用紙を前記印刷ドラム
と前記プレスローラとの間へ送出するレジストローラ
と、このレジストローラを回転させるモータと、前記印
刷ドラムの回転を検出してパルスを発生する回転検出手
段と、前記印刷ドラムが所定の回転位置になったことに
よりオンする回転位置センサと、この回転位置センサが
オンしてから前記回転検出手段からのパルスを設定印刷
スピードに応じた前記レジストローラの始動タイミング
に相当するカウント数までカウントし、そのカウント値
を時間に換算して理論値と比較し、その比較結果に応じ
て前記モータの動作パターンを速度の異なる動作パター
ンに変えるレジストローラ制御手段とを備えたものであ
る。請求項２記載の発明は、マスタが巻き付けられる印
刷ドラムと、この印刷ドラムに押圧されるプレスローラ
とを有し、前記印刷ドラムを印刷スピードの設定値に応
じた速度で回転させ、前記印刷ドラムと前記プレスロー
ラとの間に用紙を送って用紙に印刷を行う印刷装置の給
紙装置において、用紙が積載される給紙台と、この給紙
台から最上位の１枚の用紙を分離して搬送する給紙コロ
と、この給紙コロから搬送された用紙を前記印刷ドラム
と前記プレスローラとの間へ送出するレジストローラ
と、このレジストローラを回転させるモータと、用紙が
前記レジストローラに達したことを検知する用紙センサ
と、前記印刷ドラムの回転を検出してパルスを発生する
回転検出手段と、前記印刷ドラムが所定の回転位置にな
ったことによりオンする回転位置センサと、この回転位
置センサがオンしたことにより、前記給紙コロを回転さ
せて前記給紙台から最上位の１枚の用紙を搬送させ、前
記用紙センサからの検知信号により用紙が前記レジスト
ローラの手前にてたわんだ状態で停止するように前記給
紙コロを停止させる給紙制御手段と、前記回転位置セン
サがオンしてから前記回転検出手段からのパルスを設定
印刷スピードに応じた前記レジストローラの始動タイミ
ングに相当するカウント数までカウントし、そのカウン
ト値を時間に換算して理論値と比較し、その比較結果に
応じて前記モータの動作パターンを速度の異なる動作パ
ターンに変えるレジストローラ制御手段とを備えたもの
である。請求項３記載の発明は、請求項１又は２記載の
印刷装置の給紙装置において、前記モータの回転開始タ
イミングを天地移動量の設定値に応じて変えることによ
り用紙上の画像印刷位置を天地方向に変える天地移動量
制御手段を備えたものである。
【０００７】
【作用】請求項１記載の発明では、用紙が給紙台に積載
され、この給紙台から最上位の１枚の用紙が給紙コロに
より分離されて搬送される。レジストローラはモータに
より回転されて給紙コロから搬送された用紙を前記印刷
ドラムと前記プレスローラとの間へ送出し、用紙センサ
は用紙が前記レジストローラに達したことを検知する。
回転検出手段は前記印刷ドラムの回転を検出してパルス
を発生し、回転位置センサは前記印刷ドラムが所定の回
転位置になったことによりオンする。レジストローラ制
御手段は、前記回転位置センサがオンしてから前記回転
検出手段からのパルスを設定印刷スピードに応じた前記
レジストローラの始動タイミングに相当するカウント数
までカウントし、そのカウント値を時間に換算して理論
値と比較し、その比較結果に応じて前記モータの動作パ
ターンを速度の異なる動作パターンに変える。請求項２
記載の発明では、用紙が給紙台に積載され、この給紙台
から最上位の１枚の用紙が給紙コロにより分離されて搬
送される。レジストローラはモータにより回転されて給
紙コロから搬送された用紙を前記印刷ドラムと前記プレ
スローラとの間へ送出し、用紙センサは用紙が前記レジ
ストローラに達したことを検知する。回転検出手段は前
記印刷ドラムの回転を検出してパルスを発生し、回転位
置センサは前記印刷ドラムが所定の回転位置になったこ
とによりオンする。給紙制御手段は、回転位置センサが
オンしたことにより、前記給紙コロを回転させて前記給
紙台から最上位の１枚の用紙を搬送させ、前記用紙セン
サからの検知信号により用紙が前記レジストローラの手
前にてたわんだ状態で停止するように前記給紙コロを停
止させる。レジストローラ制御手段は、前記回転位置セ
ンサがオンしてから前記回転検出手段からのパルスを設
定印刷スピードに応じた前記レジストローラの始動タイ
ミングに相当するカウント数までカウントし、そのカウ
ント値を時間に換算して理論値と比較し、その比較結果
に応じて前記モータの動作パターンを速度の異なる動作
パターンに変える。請求項３記載の発明では、請求項１
又は２記載の印刷装置の給紙装置において、天地移動量
制御手段が前記モータの回転開始タイミングを天地移動
量の設定値に応じて変えることにより用紙上の画像印刷
位置を天地方向に変える。
され、この給紙台から最上位の１枚の用紙が給紙コロに
より分離されて搬送される。レジストローラはモータに
より回転されて給紙コロから搬送された用紙を前記印刷
ドラムと前記プレスローラとの間へ送出し、用紙センサ
は用紙が前記レジストローラに達したことを検知する。
回転検出手段は前記印刷ドラムの回転を検出してパルス
を発生し、回転位置センサは前記印刷ドラムが所定の回
転位置になったことによりオンする。レジストローラ制
御手段は、前記回転位置センサがオンしてから前記回転
検出手段からのパルスを設定印刷スピードに応じた前記
レジストローラの始動タイミングに相当するカウント数
までカウントし、そのカウント値を時間に換算して理論
値と比較し、その比較結果に応じて前記モータの動作パ
ターンを速度の異なる動作パターンに変える。請求項２
記載の発明では、用紙が給紙台に積載され、この給紙台
から最上位の１枚の用紙が給紙コロにより分離されて搬
送される。レジストローラはモータにより回転されて給
紙コロから搬送された用紙を前記印刷ドラムと前記プレ
スローラとの間へ送出し、用紙センサは用紙が前記レジ
ストローラに達したことを検知する。回転検出手段は前
記印刷ドラムの回転を検出してパルスを発生し、回転位
置センサは前記印刷ドラムが所定の回転位置になったこ
とによりオンする。給紙制御手段は、回転位置センサが
オンしたことにより、前記給紙コロを回転させて前記給
紙台から最上位の１枚の用紙を搬送させ、前記用紙セン
サからの検知信号により用紙が前記レジストローラの手
前にてたわんだ状態で停止するように前記給紙コロを停
止させる。レジストローラ制御手段は、前記回転位置セ
ンサがオンしてから前記回転検出手段からのパルスを設
定印刷スピードに応じた前記レジストローラの始動タイ
ミングに相当するカウント数までカウントし、そのカウ
ント値を時間に換算して理論値と比較し、その比較結果
に応じて前記モータの動作パターンを速度の異なる動作
パターンに変える。請求項３記載の発明では、請求項１
又は２記載の印刷装置の給紙装置において、天地移動量
制御手段が前記モータの回転開始タイミングを天地移動
量の設定値に応じて変えることにより用紙上の画像印刷
位置を天地方向に変える。
【０００８】
【実施例】図１は本発明を応用した印刷装置の一例を示
し、図２はその一部を示す。印刷ドラム１は製版済みの
マスタ２が図示しないクランパーによりクランプされて
巻き付けられ、印刷ドラム１にはプレスローラ３が図示
しない機構により押圧される。また、印刷ドラム１の両
側端にはクランパーとプレスローラ３とが印刷中に接触
しないように同一の位相位置にカムフランジ対４が設け
られ、プレスローラ３の中心軸両端に設けた一対のカム
フォロア(図示せず)がカムフランジ対４の大径凸部４ａ
にそれぞれ選択的に係合する。なお、図１においては、
カムフランジ対４の一方のみを図示し、他方の図示を省
略している。
し、図２はその一部を示す。印刷ドラム１は製版済みの
マスタ２が図示しないクランパーによりクランプされて
巻き付けられ、印刷ドラム１にはプレスローラ３が図示
しない機構により押圧される。また、印刷ドラム１の両
側端にはクランパーとプレスローラ３とが印刷中に接触
しないように同一の位相位置にカムフランジ対４が設け
られ、プレスローラ３の中心軸両端に設けた一対のカム
フォロア(図示せず)がカムフランジ対４の大径凸部４ａ
にそれぞれ選択的に係合する。なお、図１においては、
カムフランジ対４の一方のみを図示し、他方の図示を省
略している。
【０００９】操作部５は複数の印刷スピードの設定や天
地移動量の設定などに用いられ、制御部６は操作部５か
らの入力信号に応じて印刷スピードの設定や天地移動量
の設定等を行う。給紙台７は複数枚の印刷用紙８が積載
され、レジストローラ９は一対のローラ９ａ，９ｂから
なる。下側のローラ９ａはパルスモータからなる駆動源
１０により回転駆動され、上側のローラ９ｂがローラ９
ａに連れ回りする。
地移動量の設定などに用いられ、制御部６は操作部５か
らの入力信号に応じて印刷スピードの設定や天地移動量
の設定等を行う。給紙台７は複数枚の印刷用紙８が積載
され、レジストローラ９は一対のローラ９ａ，９ｂから
なる。下側のローラ９ａはパルスモータからなる駆動源
１０により回転駆動され、上側のローラ９ｂがローラ９
ａに連れ回りする。
【００１０】図３及び図４はこの実施例の動作を示すタ
イミングチャート及びフローチャートである。制御部６
は予めレジストローラ９ａの始動タイミングに相当する
カウント値及び、パルスモータ１０の動作パターンがメ
モリに記憶されており、これらは複数の印刷スピードに
応じて複数組用意されている。制御部６は印刷指令を出
してモータからなる駆動源１１を印刷スピードの設定値
に応じた速度で回転させ、このモータ１１の回転により
図示しない駆動部が印刷ドラム１を図示矢印方向へ回転
させる。印刷ドラム１の側面には遮蔽板１２が固定さ
れ、センサ１３は所定の固定位置にて印刷ドラム１が１
回転する毎に光が遮蔽板１２により遮断される回転位置
センサである。
イミングチャート及びフローチャートである。制御部６
は予めレジストローラ９ａの始動タイミングに相当する
カウント値及び、パルスモータ１０の動作パターンがメ
モリに記憶されており、これらは複数の印刷スピードに
応じて複数組用意されている。制御部６は印刷指令を出
してモータからなる駆動源１１を印刷スピードの設定値
に応じた速度で回転させ、このモータ１１の回転により
図示しない駆動部が印刷ドラム１を図示矢印方向へ回転
させる。印刷ドラム１の側面には遮蔽板１２が固定さ
れ、センサ１３は所定の固定位置にて印刷ドラム１が１
回転する毎に光が遮蔽板１２により遮断される回転位置
センサである。
【００１１】制御部６は、センサ１３の出力信号を監視
することで印刷ドラム１の回転位置が所定の回転位置に
なってセンサ１３が遮蔽板１２により遮光されてオンし
たことを監視し、センサ１３がオンしたならば、直ぐに
モータ１１に付属していてモータ１１と連結されている
エンコーダの出力パルスのカウントを開始すると同時
に、給紙コロ１４を駆動するための給紙信号を出力す
る。ここに、エンコーダは、印刷ドラム１の回転を検出
してパルスを発生する回転検出手段を構成している。
することで印刷ドラム１の回転位置が所定の回転位置に
なってセンサ１３が遮蔽板１２により遮光されてオンし
たことを監視し、センサ１３がオンしたならば、直ぐに
モータ１１に付属していてモータ１１と連結されている
エンコーダの出力パルスのカウントを開始すると同時
に、給紙コロ１４を駆動するための給紙信号を出力す
る。ここに、エンコーダは、印刷ドラム１の回転を検出
してパルスを発生する回転検出手段を構成している。
【００１２】この給紙信号により図示しない電磁クラッ
チが通電状態となり、この電磁クラッチはモータ１１の
回転力を給紙コロ１４に伝えて給紙コロ１４を回転させ
る。したがって、給紙台７上に積載されている用紙８の
うちで最上位の１枚の用紙が給紙コロ１４により分離さ
れてレジストローラ９へ搬送される。用紙先端センサ１
５は用紙の先端がレジストローラ９に達したことを検知
する用紙センサであり、制御部６は用紙先端センサ１５
からの用紙検知信号により上記電磁クラッチをオフさせ
ることによって給紙コロ１４を停止させる。このため、
用紙は先端部がレジストローラ９のニップまで送られて
たわんだ状態で停止する。このように、制御部６は、セ
ンサ１３がオンしたことにより、給紙コロ１４を回転さ
せて給紙台７から最上位の１枚の用紙を搬送させ、用紙
先端センサ１５からの検知信号により用紙がレジストロ
ーラ９の手前にてたわんだ状態で停止するように給紙コ
ロ１４を停止させる給紙制御手段を構成している。
チが通電状態となり、この電磁クラッチはモータ１１の
回転力を給紙コロ１４に伝えて給紙コロ１４を回転させ
る。したがって、給紙台７上に積載されている用紙８の
うちで最上位の１枚の用紙が給紙コロ１４により分離さ
れてレジストローラ９へ搬送される。用紙先端センサ１
５は用紙の先端がレジストローラ９に達したことを検知
する用紙センサであり、制御部６は用紙先端センサ１５
からの用紙検知信号により上記電磁クラッチをオフさせ
ることによって給紙コロ１４を停止させる。このため、
用紙は先端部がレジストローラ９のニップまで送られて
たわんだ状態で停止する。このように、制御部６は、セ
ンサ１３がオンしたことにより、給紙コロ１４を回転さ
せて給紙台７から最上位の１枚の用紙を搬送させ、用紙
先端センサ１５からの検知信号により用紙がレジストロ
ーラ９の手前にてたわんだ状態で停止するように給紙コ
ロ１４を停止させる給紙制御手段を構成している。
【００１３】制御部６は、エンコーダの出力パルスのカ
ウントを継続しており、そのカウント値が設定印刷スピ
ードに応じたレジストローラ９ａの始動タイミングに相
当するカウント数（設定値）に達したか否かを監視す
る。制御部６は、エンコーダの出力パルスのカウント値
が設定印刷スピードに応じたレジストローラ９ａの始動
タイミングに相当するカウント数（設定値）に達してこ
れらが一致したならば、そのカウント値を時間に換算し
た後にこの換算時間を予め理論的に算出してある時間値
（理論値）と比較し、その比較の結果、換算時間が理論
値より速い時間である場合には、その後の印刷ドラム１
の回転が遅くなることを予測して予めメモリに記憶して
あるパルスモータ１０の回転動作の遅いパターンを選択
し、この動作パターンにてパルスモータ１０を回転させ
てレジストローラ９ａを回転させることにより、用紙を
レジストローラ９によって印刷ドラム１とプレスローラ
３との間に送出する。
ウントを継続しており、そのカウント値が設定印刷スピ
ードに応じたレジストローラ９ａの始動タイミングに相
当するカウント数（設定値）に達したか否かを監視す
る。制御部６は、エンコーダの出力パルスのカウント値
が設定印刷スピードに応じたレジストローラ９ａの始動
タイミングに相当するカウント数（設定値）に達してこ
れらが一致したならば、そのカウント値を時間に換算し
た後にこの換算時間を予め理論的に算出してある時間値
（理論値）と比較し、その比較の結果、換算時間が理論
値より速い時間である場合には、その後の印刷ドラム１
の回転が遅くなることを予測して予めメモリに記憶して
あるパルスモータ１０の回転動作の遅いパターンを選択
し、この動作パターンにてパルスモータ１０を回転させ
てレジストローラ９ａを回転させることにより、用紙を
レジストローラ９によって印刷ドラム１とプレスローラ
３との間に送出する。
【００１４】また、制御部６は、換算時間が理論値より
遅い時間である場合には、その後の印刷ドラム１の回転
が速くなることを予測して予めメモリに記憶してあるパ
ルスモータ１０の回転動作の速いパターンを選択し、こ
の動作パターンにてパルスモータ１０を回転させてレジ
ストローラ９ａを回転させることで、用紙をレジストロ
ーラ９によって印刷ドラム１とプレスローラ３との間に
送出する。また、制御部６は、換算時間が理論値と同じ
時間である場合には、予めメモリに記憶してあるパルス
モータ１０の回転動作の理論値通りのパターンを選択
し、この動作パターンにてパルスモータ１０を回転させ
てレジストローラ９ａを回転させることで、用紙をレジ
ストローラ９によって印刷ドラム１とプレスローラ３と
の間に送出する。このように、制御部６は、センサ１３
がオンしてからエンコーダからのパルスを設定印刷スピ
ードに応じたレジストローラ９の始動タイミングに相当
するカウント数までカウントし、そのカウント値を時間
に換算して理論値と比較し、その比較結果に応じてモー
タ１０の動作パターンを速度の異なる動作パターンに変
えるレジストローラ制御手段を構成している。なお、制
御部６はパルスモータ１０の回転開始タイミングを天地
移動量の設定値に応じて変えることにより用紙上の画像
印刷位置を天地方向に変え、パルスモータ１０の動作パ
ターンの選択を設定印刷スピードに応じて行う。従っ
て、制御部６は、モータ１０の回転開始タイミングを天
地移動量の設定値に応じて変えることにより用紙上の画
像印刷位置を天地方向に変える天地移動量制御手段を構
成している。
遅い時間である場合には、その後の印刷ドラム１の回転
が速くなることを予測して予めメモリに記憶してあるパ
ルスモータ１０の回転動作の速いパターンを選択し、こ
の動作パターンにてパルスモータ１０を回転させてレジ
ストローラ９ａを回転させることで、用紙をレジストロ
ーラ９によって印刷ドラム１とプレスローラ３との間に
送出する。また、制御部６は、換算時間が理論値と同じ
時間である場合には、予めメモリに記憶してあるパルス
モータ１０の回転動作の理論値通りのパターンを選択
し、この動作パターンにてパルスモータ１０を回転させ
てレジストローラ９ａを回転させることで、用紙をレジ
ストローラ９によって印刷ドラム１とプレスローラ３と
の間に送出する。このように、制御部６は、センサ１３
がオンしてからエンコーダからのパルスを設定印刷スピ
ードに応じたレジストローラ９の始動タイミングに相当
するカウント数までカウントし、そのカウント値を時間
に換算して理論値と比較し、その比較結果に応じてモー
タ１０の動作パターンを速度の異なる動作パターンに変
えるレジストローラ制御手段を構成している。なお、制
御部６はパルスモータ１０の回転開始タイミングを天地
移動量の設定値に応じて変えることにより用紙上の画像
印刷位置を天地方向に変え、パルスモータ１０の動作パ
ターンの選択を設定印刷スピードに応じて行う。従っ
て、制御部６は、モータ１０の回転開始タイミングを天
地移動量の設定値に応じて変えることにより用紙上の画
像印刷位置を天地方向に変える天地移動量制御手段を構
成している。
【００１５】このように、制御部６は、エンコーダの出
力パルスをセンサ１３がオンしてから設定印刷スピード
に応じたレジストローラ９ａの始動タイミングに相当す
るカウント数（設定値）になるまでカウントし、そのカ
ウント値を時間に換算して理論値と比較し、その結果に
応じてパルスモータ１０の動作パターンを変えるので、
プレスローラ３の中心軸両端に設けた一対のカムフォロ
ア(図示せず)がカムフランジ対４の大径凸部４ａに乗り
上げ、または乗り降りる時に印刷ドラム１の負荷変動が
生じて印刷ドラム１の回転変動が生じても、この回転変
動による印刷ドラム１と用紙との位置関係のずれが補正
される。
力パルスをセンサ１３がオンしてから設定印刷スピード
に応じたレジストローラ９ａの始動タイミングに相当す
るカウント数（設定値）になるまでカウントし、そのカ
ウント値を時間に換算して理論値と比較し、その結果に
応じてパルスモータ１０の動作パターンを変えるので、
プレスローラ３の中心軸両端に設けた一対のカムフォロ
ア(図示せず)がカムフランジ対４の大径凸部４ａに乗り
上げ、または乗り降りる時に印刷ドラム１の負荷変動が
生じて印刷ドラム１の回転変動が生じても、この回転変
動による印刷ドラム１と用紙との位置関係のずれが補正
される。
【００１６】レジストローラ９により送出された用紙
は、印刷ドラム１とプレスローラ３との間を通過する際
に、いままでカムフランジ対４の大径凸部４ａにより下
がっていたプレスローラ３が持ち上がることにより、印
刷ドラム１に巻き付けられている製版済みのマスタ２に
押し付けられ、印刷ドラム１の内部からインキ供給機構
によりインキがマスタ２に供給されてマスタ２の穿孔部
からインキが用紙に転移されて印刷が行われる。
は、印刷ドラム１とプレスローラ３との間を通過する際
に、いままでカムフランジ対４の大径凸部４ａにより下
がっていたプレスローラ３が持ち上がることにより、印
刷ドラム１に巻き付けられている製版済みのマスタ２に
押し付けられ、印刷ドラム１の内部からインキ供給機構
によりインキがマスタ２に供給されてマスタ２の穿孔部
からインキが用紙に転移されて印刷が行われる。
【００１７】ここに、上述のような上記換算時間と理論
値との比較結果によりパルスモータ１０の動作パターン
を変えることで印刷ドラム１の回転にレジストローラ９
の動作タイミングを合わせるので、印刷ドラム１の回転
変動による印刷ドラム１と用紙との位置関係のずれが補
正され、製版済みのマスタ２の画像は用紙の決められた
位置に印刷される。用紙は、印刷ドラム１とプレスロー
ラ３との押圧・回転により排紙台１５の方向へ押出さ
れ、排紙爪１６により印刷ドラム１から剥がされてロー
ラ１７を介して排紙台１５へ排出される。
値との比較結果によりパルスモータ１０の動作パターン
を変えることで印刷ドラム１の回転にレジストローラ９
の動作タイミングを合わせるので、印刷ドラム１の回転
変動による印刷ドラム１と用紙との位置関係のずれが補
正され、製版済みのマスタ２の画像は用紙の決められた
位置に印刷される。用紙は、印刷ドラム１とプレスロー
ラ３との押圧・回転により排紙台１５の方向へ押出さ
れ、排紙爪１６により印刷ドラム１から剥がされてロー
ラ１７を介して排紙台１５へ排出される。
【００１８】以上のように本実施例では、エンコーダの
出力パルスをセンサ１３がオンしてからレジストローラ
９ａの始動タイミングに相当するカウント数（設定値）
になるまでカウントし、そのカウント値を時間に換算し
て理論値と比較し、その結果に応じてパルスモータ１０
の動作パターンを動作の遅いパターン，理論値通りのパ
ターン，動作の速いパターンのいずれかに変えることで
レジストローラ９の動作タイミングを印刷ドラム１の回
転に合わせて補正するので、プレスローラ３の中心軸両
端に設けた一対のカムフォロアがカムフランジ対４の大
径凸部４ａに乗り上げ、または乗り降りる時に印刷ドラ
ム１の負荷変動が生じて印刷ドラム１の回転変動が生じ
ても、この回転変動による印刷ドラム１と用紙との位置
関係のずれを補正することができ、印刷画像の位置ずれ
を防止することができる。これは、印刷スピードを変え
たり天地移動量を変えたりした場合でも同様である。
出力パルスをセンサ１３がオンしてからレジストローラ
９ａの始動タイミングに相当するカウント数（設定値）
になるまでカウントし、そのカウント値を時間に換算し
て理論値と比較し、その結果に応じてパルスモータ１０
の動作パターンを動作の遅いパターン，理論値通りのパ
ターン，動作の速いパターンのいずれかに変えることで
レジストローラ９の動作タイミングを印刷ドラム１の回
転に合わせて補正するので、プレスローラ３の中心軸両
端に設けた一対のカムフォロアがカムフランジ対４の大
径凸部４ａに乗り上げ、または乗り降りる時に印刷ドラ
ム１の負荷変動が生じて印刷ドラム１の回転変動が生じ
ても、この回転変動による印刷ドラム１と用紙との位置
関係のずれを補正することができ、印刷画像の位置ずれ
を防止することができる。これは、印刷スピードを変え
たり天地移動量を変えたりした場合でも同様である。
【００１９】
【発明の効果】以上のように請求項１記載の発明によれ
ば、マスタが巻き付けられる印刷ドラムと、この印刷ド
ラムに押圧されるプレスローラとを有し、前記印刷ドラ
ムを印刷スピードの設定値に応じた速度で回転させ、前
記印刷ドラムと前記プレスローラとの間に用紙を送って
用紙に印刷を行う印刷装置の給紙装置において、用紙が
積載される給紙台と、この給紙台から最上位の１枚の用
紙を分離して搬送する給紙コロと、この給紙コロから搬
送された用紙を前記印刷ドラムと前記プレスローラとの
間へ送出するレジストローラと、このレジストローラを
回転させるモータと、前記印刷ドラムの回転を検出して
パルスを発生する回転検出手段と、前記印刷ドラムが所
定の回転位置になったことによりオンする回転位置セン
サと、この回転位置センサがオンしてから前記回転検出
手段からのパルスを設定印刷スピードに応じた前記レジ
ストローラの始動タイミングに相当するカウント数まで
カウントし、そのカウント値を時間に換算して理論値と
比較し、その比較結果に応じて前記モータの動作パター
ンを速度の異なる動作パターンに変えるレジストローラ
制御手段とを備えたので、印刷画像の位置ずれを防止す
ることができる。また、請求項２記載の発明によれば、
マスタが巻き付けられる印刷ドラムと、この印刷ドラム
に押圧されるプレスローラとを有し、前記印刷ドラムを
印刷スピードの設定値に応じた速度で回転させ、前記印
刷ドラムと前記プレスローラとの間に用紙を送って用紙
に印刷を行う印刷装置の給紙装置において、用紙が積載
される給紙台と、この給紙台から最上位の１枚の用紙を
分離して搬送する給紙コロと、この給紙コロから搬送さ
れた用紙を前記印刷ドラムと前記プレスローラとの間へ
送出するレジストローラと、このレジストローラを回転
させるモータと、用紙が前記レジストローラに達したこ
とを検知する用紙センサと、前記印刷ドラムの回転を検
出してパルスを発生する回転検出手段と、前記印刷ドラ
ムが所定の回転位置になったことによりオンする回転位
置センサと、この回転位置センサがオンしたことによ
り、前記給紙コロを回転させて前記給紙台から最上位の
１枚の用紙を搬送させ、前記用紙センサからの検知信号
により用紙が前記レジストローラの手前にてたわんだ状
態で停止するように前記給紙コロを停止させる給紙制御
手段と、前記回転位置センサがオンしてから前記回転検
出手段からのパルスを設定印刷スピードに応じた前記レ
ジストローラの始動タイミングに相当するカウント数ま
でカウントし、そのカウント値を時間に換算して理論値
と比較し、その比較結果に応じて前記モータの動作パタ
ーンを速度の異なる動作パターンに変えるレジストロー
ラ制御手段とを備えたので、用紙がレジストローラの手
前にてたわんだ状態で停止することにより、用紙スキュ
ー、用紙不送り等を無くすことができ、レジストローラ
をモータで回転させることにより、レジストローラ駆動
部のメカ機構を簡略化することができる。また、請求項
３記載の発明によれば、請求項１又は２記載の印刷装置
の給紙装置において、前記モータの回転開始タイミング
を天地移動量の設定値に応じて変えることにより用紙上
の画像印刷位置を天地方向に変える天地移動量制御手段
を備えたので、用紙上の画像印刷位置の天地移動量を簡
単に且つ任意に設定することができる。
ば、マスタが巻き付けられる印刷ドラムと、この印刷ド
ラムに押圧されるプレスローラとを有し、前記印刷ドラ
ムを印刷スピードの設定値に応じた速度で回転させ、前
記印刷ドラムと前記プレスローラとの間に用紙を送って
用紙に印刷を行う印刷装置の給紙装置において、用紙が
積載される給紙台と、この給紙台から最上位の１枚の用
紙を分離して搬送する給紙コロと、この給紙コロから搬
送された用紙を前記印刷ドラムと前記プレスローラとの
間へ送出するレジストローラと、このレジストローラを
回転させるモータと、前記印刷ドラムの回転を検出して
パルスを発生する回転検出手段と、前記印刷ドラムが所
定の回転位置になったことによりオンする回転位置セン
サと、この回転位置センサがオンしてから前記回転検出
手段からのパルスを設定印刷スピードに応じた前記レジ
ストローラの始動タイミングに相当するカウント数まで
カウントし、そのカウント値を時間に換算して理論値と
比較し、その比較結果に応じて前記モータの動作パター
ンを速度の異なる動作パターンに変えるレジストローラ
制御手段とを備えたので、印刷画像の位置ずれを防止す
ることができる。また、請求項２記載の発明によれば、
マスタが巻き付けられる印刷ドラムと、この印刷ドラム
に押圧されるプレスローラとを有し、前記印刷ドラムを
印刷スピードの設定値に応じた速度で回転させ、前記印
刷ドラムと前記プレスローラとの間に用紙を送って用紙
に印刷を行う印刷装置の給紙装置において、用紙が積載
される給紙台と、この給紙台から最上位の１枚の用紙を
分離して搬送する給紙コロと、この給紙コロから搬送さ
れた用紙を前記印刷ドラムと前記プレスローラとの間へ
送出するレジストローラと、このレジストローラを回転
させるモータと、用紙が前記レジストローラに達したこ
とを検知する用紙センサと、前記印刷ドラムの回転を検
出してパルスを発生する回転検出手段と、前記印刷ドラ
ムが所定の回転位置になったことによりオンする回転位
置センサと、この回転位置センサがオンしたことによ
り、前記給紙コロを回転させて前記給紙台から最上位の
１枚の用紙を搬送させ、前記用紙センサからの検知信号
により用紙が前記レジストローラの手前にてたわんだ状
態で停止するように前記給紙コロを停止させる給紙制御
手段と、前記回転位置センサがオンしてから前記回転検
出手段からのパルスを設定印刷スピードに応じた前記レ
ジストローラの始動タイミングに相当するカウント数ま
でカウントし、そのカウント値を時間に換算して理論値
と比較し、その比較結果に応じて前記モータの動作パタ
ーンを速度の異なる動作パターンに変えるレジストロー
ラ制御手段とを備えたので、用紙がレジストローラの手
前にてたわんだ状態で停止することにより、用紙スキュ
ー、用紙不送り等を無くすことができ、レジストローラ
をモータで回転させることにより、レジストローラ駆動
部のメカ機構を簡略化することができる。また、請求項
３記載の発明によれば、請求項１又は２記載の印刷装置
の給紙装置において、前記モータの回転開始タイミング
を天地移動量の設定値に応じて変えることにより用紙上
の画像印刷位置を天地方向に変える天地移動量制御手段
を備えたので、用紙上の画像印刷位置の天地移動量を簡
単に且つ任意に設定することができる。
【図１】本発明を応用した印刷装置の一例を示す断面図
である。
である。
【図２】同印刷装置の一部を示す概略図である。
【図３】同印刷装置の動作を示すタイミングチャートで
ある。
ある。
【図４】同印刷装置の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
１ 印刷ドラム ２ 製版済みのマスク ３ プレスローラ ４ カムフランジ ６ 制御部 ７ 給紙台 ８ 用紙 ９ レジストローラ １０ パルスモータ １２ 遮蔽板 １３ センサ １４ 給紙コロ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B41L 13/04 B41F 33/06 B41F 33/14 B65H 9/14
Claims (3)
- 【請求項１】マスタが巻き付けられる印刷ドラムと、こ
の印刷ドラムに押圧されるプレスローラとを有し、前記
印刷ドラムを印刷スピードの設定値に応じた速度で回転
させ、前記印刷ドラムと前記プレスローラとの間に用紙
を送って用紙に印刷を行う印刷装置の給紙装置におい
て、用紙が積載される給紙台と、この給紙台から最上位
の１枚の用紙を分離して搬送する給紙コロと、この給紙
コロから搬送された用紙を前記印刷ドラムと前記プレス
ローラとの間へ送出するレジストローラと、このレジス
トローラを回転させるモータと、前記印刷ドラムの回転
を検出してパルスを発生する回転検出手段と、前記印刷
ドラムが所定の回転位置になったことによりオンする回
転位置センサと、この回転位置センサがオンしてから前
記回転検出手段からのパルスを設定印刷スピードに応じ
た前記レジストローラの始動タイミングに相当するカウ
ント数までカウントし、そのカウント値を時間に換算し
て理論値と比較し、その比較結果に応じて前記モータの
動作パターンを速度の異なる動作パターンに変えるレジ
ストローラ制御手段とを備えたことを特徴とする印刷装
置の給紙装置。 - 【請求項２】マスタが巻き付けられる印刷ドラムと、こ
の印刷ドラムに押圧されるプレスローラとを有し、前記
印刷ドラムを印刷スピードの設定値に応じた速度で回転
させ、前記印刷ドラムと前記プレスローラとの間に用紙
を送って用紙に印刷を行う印刷装置の給紙装置におい
て、用紙が積載される給紙台と、この給紙台から最上位
の１枚の用紙を分離して搬送する給紙コロと、この給紙
コロから搬送された用紙を前記印刷ドラムと前記プレス
ローラとの間へ送出するレジストローラと、このレジス
トローラを回転させるモータと、用紙が前記レジストロ
ーラに達したことを検知する用紙センサと、前記印刷ド
ラムの回転を検出してパルスを発生する回転検出手段
と、前記印刷ドラムが所定の回転位置になったことによ
りオンする回転位置センサと、この回転位置センサがオ
ンしたことにより、前記給紙コロを回転させて前記給紙
台から最上位の１枚の用紙を搬送させ、前記用紙センサ
からの検知信号により用紙が前記レジストローラの手前
にてたわんだ状態で停止するように前記給紙コロを停止
させる給紙制御手段と、前記回転位置センサがオンして
から前記回転検出手段からのパルスを設定印刷スピード
に応じた前記レジストローラの始動タイミングに相当す
るカウント数までカウントし、そのカウント値を時間に
換算して理論値と比較し、その比較結果に応じて前記モ
ータの動作パターンを速度の異なる動作パターンに変え
るレジストローラ制御手段とを備えたことを特徴とする
印刷装置の給紙装置。 - 【請求項３】請求項１又は２記載の印刷装置の給紙装置
において、前記モータの回転開始タイミングを天地移動
量の設定値に応じて変えることにより用紙上の画像印刷
位置を天地方向に変える天地移動量制御手段を備えたこ
とを特徴とする印刷装置の給紙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5038161A JP2804691B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 印刷装置の給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5038161A JP2804691B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 印刷装置の給紙装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06247586A JPH06247586A (ja) | 1994-09-06 |
| JP2804691B2 true JP2804691B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=12517687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5038161A Expired - Lifetime JP2804691B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 印刷装置の給紙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2804691B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4008990B2 (ja) * | 1997-06-03 | 2007-11-14 | 東北リコー株式会社 | 印刷装置 |
| JP4057115B2 (ja) * | 1997-06-09 | 2008-03-05 | 東北リコー株式会社 | 印刷装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2506640B2 (ja) * | 1985-08-20 | 1996-06-12 | 松下電器産業株式会社 | 証紙印刷機の紙送り制御装置 |
| JP3093431B2 (ja) * | 1992-04-30 | 2000-10-03 | 株式会社リコー | 画像形成装置の給紙装置 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP5038161A patent/JP2804691B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06247586A (ja) | 1994-09-06 |
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Legal Events
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