JP2803168B2 - カメラの露出演算装置 - Google Patents

カメラの露出演算装置

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JP2803168B2 JP1142029A JP14202989A JP2803168B2 JP 2803168 B2 JP2803168 B2 JP 2803168B2 JP 1142029 A JP1142029 A JP 1142029A JP 14202989 A JP14202989 A JP 14202989A JP 2803168 B2 JP2803168 B2 JP 2803168B2
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カメラに関し、特に分割測光方式のカメラ
の露出演算装置に関するものである。
[従来の技術] 従来この種の装置は、第6図に示すように画面(すな
わち被写界)を中央部測光領域C1と4個の周辺部測光領
域C2〜C5との5個の測光領域に分割して測光するもので
あった。そして、外部スイッチ等により分割測光モード
が選択された時には、5個の測光領域から出力される5
個の輝度情報を用いて露出値を算出し、また中央部重点
測光モードが選択された時には、中央部測光領域C1から
出力される輝度情報を用いて露出値を算出していた。
[発明が解決しようとする課題] 近年、オートフォーカス機構内蔵のカメラが主流にな
りつつあり、これにともなってカメラが主要被写体を識
別しやすくなってきている。そこで画面中央部に設けら
れた測距フレームに合わせて、その近傍(例えば24mm×
35mmの画面においてφ3のスポット)の測光情報を得る
ことは適正露出値を得る上で大変重要になってきた。
ところが、そのような狭い領域の測光は、第5図に示
すようにそもそも絶対光量が少ない為、測光低輝度限界
値が高い値(例えば50mm F1.4のレンズでBV−1)にな
ってしまう。近年主流となりつつあるズームレンズで
は、開放F値がF4程度の為、この値はもっと上がってBV
2程度になってしまう。中央部重点測光では、おおよそ
画面のφ12(第6図C1領域)を重点的に測光し、仕様上
BV−5(50mm F1.4)程度までは測光可能としたいが、
φ12の円の中央φ3部分がBV−1までしか測光できない
為、第1図に示すようにスポット領域A1とその周辺領域
A2とに分割して素子を形成した場合には、結局全体の測
光可能範囲もBV−1(50mm F1.4)までとなってしまう
(第5図参照)。
本発明は、この様な問題に鑑みてなされたもので、中
央部重点測光の重点的に測光するエリア内に小面積のス
ポット部分を設けた場合にも、BV−5(50mm F1.4)程
度の低輝度まで測光できるカメラを提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 上記問題点を解決する為に本発明では、被写界を中央
部測光領域と周辺部測光領域の複数の測光領域に分割し
て測光する測光手段と、中央部重点測光モードを選択可
能な測光モード選択手段とから成るカメラの露出演算装
置において、 該中央部測光領域をスポット部分と該スポット部分の
外側に位置する環状部分とに分け、 該中央部重点測光モードが選択された時に、該スポッ
ト部分の測光値と所定値とを比較する比較手段と、 該比較手段により該スポット部分の測光値が所定値以
上であると判断されたときに、該スポット部分の測光値
と該環状部分の測光値から露出値を算出する第1の中央
重点測光値算出手段と、 該比較手段により該スポット部分の測光値が所定値未
満であると判断されたときに、該環状部分の測光値のみ
から露出値を算出する第2の中央部重点測光値算出手段
とを設けた。
[作用] 本発明においては、スポット部分の測光値を比較手段
により所定値と比較し、所定値以上の場合には、スポッ
ト部分と、該スポット部分の外側に位置する環状部分と
の測光値から中央部重点測光モードの露出値を決定する
手段(第1の中央部重点測光値算出手段)と、所定値よ
りも小さい場合には、環状部分のみの測光値から中央部
重点測光モードの露出値を決定する手段(第2の中央部
重点測光値算出手段)とを設けたことにより、通常の仕
様上測光可能としたい低輝度側の明るさ(BV−5程度
(50mm F1.4))まで測光可能となる。
例えば、被写界を第6図のように分割し、中央部分C1
から得られる輝度値をBVC1とする。また、被写界を第1
図に示すように第6図のC1部分に相当する部分をスポッ
ト部分A1と円環部分A2に分割し、A1及びA2部分から得ら
れるそれぞれの輝度値BVA1,BVA2の差の絶対値を|BVA2
BVA1|とする。
いま同一のシーンを、第1図及び第6図の測光系で同
時に測光し、そのシーンに対するBVC1と|BVA2−BVA1|の
組合せを約700シーンに対し測定した。そして、その約7
00のデータを、横軸にBVC1[BV]、縦軸に|BVA2−BVA1|
[BV]をとりプロットしたところ、第4図に示すような
相関が得られた。
この結果から、BV5以下の暗い被写体においては、C1
部分内の輝度差(すなわち、|BVA2−BVA1|[BV])は極
めて小さな量になる場合が多いことがわかった。従っ
て、スポット部分A1の測光値が所定値以下の場合は、円
環部分A2のみの測光値から中央部重点測光モードの露出
値を決定しても、一般に問題ないことがわかる。このこ
とは、経験的にも知りうることであり、BV5以下のシー
ンは一般に夕景、夜景等、そもそも被写界全体でも輝度
差が小さい場合が多いためである。従って、このような
シーンでは、スポット部分A1の露出を最重要視する場合
がほとんどなく、円環部分A2のみの測光値だけを用いて
もさしつかえないことがわかる。
[実施例] 以下図面を参照して本発明による実施例を説明する。
第1図は、本発明による6分割受光素子のパターンを示
している。この受光素子は、中央の受光部がスポット部
分A1と円環部分A2からなりその回りに4個の受光部A3
A6を有する。第2図は、本発明の実施例のブロック図で
ある。撮影レンズ3のレンズ1、及び絞り2を通過した
被写界からの光束は、6分割受光素子4の各セル(A1
A6)によって受光される。なお、6分割受光素子4は、
カメラの撮像面にほぼ共役な位置関係にある為、分割形
状は、おおむね撮影の対象となる被写界と同形状である
と考えてよい。各セルA1〜A6から出力される光電流は測
光回路5に入力され、ここで、撮影レンズの絞り値AV0
とから、輝度値BV1〜BV6に変換される。露出演算手段8
は、比較手段10と、第1の中央部重点測光値算出手段11
と、第2の中央部重点測光値算出手段12と、AMPアルゴ
リズム処理部13とからなる。また、露出演算手段8は、
スポット部A1のみを用いたスポット測光モードによるス
ポット測光値算出も可能であるが、スポット測光モード
については既に良く知られているので説明を省略する。
この露出演算手段8に、測光回路5から各セルA1〜A6
対応した輝度値BV1〜BV6、撮影レンズ3から絞り値A
V0、測光低輝度限界値出力手段6から基準レンズ(f=
50mm F1.4)の測光低輝度限界値UL1が各々入力され、
さらにモード設定手段7からは中央部重点測光モード
(CW)あるいはマルチパターン測光モード(AMP)のい
ずれか一方が選択され入力される。そして、中央部重点
測光モードCWが選択された場合には、後述する手順に従
って、露出値を算出し、露出制御手段9へ出力する。
次に、第3図を用いて、本発明による露出演算装置の
説明を行なう。まず、不図示のレリーズボタンが半押し
されると、露出演算手段8が演算を開始する(S1)。露
出演算手段8は、撮影レンズ3の絞り2の開放絞り値AV
0を読み込み(S2)、測光低輝度限界値出力手段6から
基準レンズを装着したとした場合のスポット部分A1の測
光低輝度限界値(アンダフロー値)UL1を読み込み(S
3)、実際に装着されている撮影レンズ3のアンダフロ
ー値BVUF-1を、次式の BVUF-1=AV0−1+UL1 によって計算する(S4)。例えばAV0=3(F2.8)、UL1
=−1[BV]の時、BVUF-1=3−1−1=1[BV]とな
る。
次に、露出演算手段8は、測光回路5で計算された各
セルA1〜A6に対応した各輝度値BV1〜BV6を読み込み(S
5)、モード設定手段7によりマルチパターン測光モー
ドAMPが選択されている時はAMPアルゴリズム(S7)へ、
中央部重点測光モードCWが選択されている時は比較手段
10(S8)へ演算を進める(S6)。
AMPアルゴリズム(S7)では、AMPアルゴリズム処理部
13によりBV1〜BV6の輝度値から、最大輝度値と最大輝度
差を求め、この2つのパラメータによってシーンの類別
を行なって露出値を算出する。このようなAMPアルゴリ
ズムはすでに特開昭55−114916、特開昭57−42026,7に
開示されており、本発明には直接関係しないので、詳細
な説明は省略する。
比較手段10(S8)は、スポット部分A1の輝度値BV1
アンダフロー値BVUF-1との比較を行ない、BV1≧BVUF-1
の時、すなわち、第5図に示すようにスポット部分A1
輝度値BV1を測定可能な場合は第1の中央部重点測光値
算出手段11(S9)に進み、スポット部分A1と円環部分A2
の輝度値BV1とBV2から央部重点測光値CWを求める。CWは
A1とA2の受光素子の面積比をそれぞれ乗じて加算された
値であり、例えば、面積比がA1:A2=1:15の場合は、 で与えられる。
また、BV1<BVUF-1の時、即ち、第5図に示すように
スポット部分A1が輝度値BV1を測定不可能な場合は、第
2の中央部重点測光値算出手段12(S10)に進み、円環
部分A2の輝度値BV2から中央部重点測光値CWを求める。B
V1<BVUF-1の低輝度の被写界について中央部重点測光値
CWを円環部分A2の輝度値BV2のみから求める妥当性につ
いては、第5図に示すように、このような低輝度におい
ては、スポット部分A1の光電流出力が十分得られず精度
がないこと、円環部分A2の光電流出力がこのような低輝
度においても直線性を有し十分な精度を保っているこ
と、及び、第4図に示すように、このような低輝度にお
いては、一様に暗いことからスポット部分A1と円環部分
A2の輝度差が小さくなりスポット部分A1の輝度を重要視
する必要がなくなることから明らかである。
第1の中央部重点測光値算出手段11(S9)または第2
の中央部重点測光値算出手段12(S10)で算出された中
央部重点測光値CWは、共に露出制御手段9に出力されて
(S11)、露出演算を終了する(S12)。
本発明による露出演算装置を図面を参照して説明して
きたが本発明は、上記実施例に限定して解釈されるべき
ではなく、その趣旨を損ねない範囲において適宜変更、
改良が可能であることはもちろんである。
[発明の効果] 以上の様に本発明によれば、スポット部分の測光値を
比較手段により所定値と比較し、所定値以上の場合に
は、スポット部分と環状部分との測光値から、従来方式
とほぼ等価な中央部重点測光モードの露出値を決定する
ことができる。また、スポット部分の測光値が所定値よ
りも小さい場合には、シーンの分類上、環状部分の測光
値をもって、中央部重点測光モードの露出値として代表
させてもさしつかえない為、環状部分の測光値から、露
出値を決定し、これにより、通常の仕様上測光可能とし
たい低輝度側の明るさ(BV−5程度(50mm F1.4))ま
で測光可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の6分割受光素子のパターン図、 第2図は、本発明によるカメラの露出演算装置のブロッ
ク図、 第3図は、本発明によるカメラの露出演算装置のフロー
チャート図、 第4図は、中央部重点測光値BVC1に対するその内部輝度
差|BVA2−BVA1|の相関を表わす図、 第5図は、輝度BVに対するスポット部分A1と円環部分A2
の光電流出力を示す図、 第6図は、従来の5分割受光素子のパターン図である。 [主要部分の符号の説明] 3……撮影レンズ 4……6分割受光素子 5……測光回路 6……測光低輝度限界値出力手段 7……モード設定手段 8……露出演算手段 9……露出制御手段 10……比較手段 11……第1の中央部重点測光値算出手段 12……第2の中央部重点測光値算出手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写界を中央部測光領域と周辺部測光領域
    の複数の測光領域に分割して測光する測光手段と、中央
    部重点測光モードを選択可能な測光モード選択手段とか
    ら成るカメラの露出演算装置において、 スポット部分と該スポット部分の外側に位置する環状部
    分とから成る該中央部測光領域と、 該中央部重点測光モードが選択された時に、該スポット
    部分の測光値と所定値とを比較する比較手段と、 該比較手段により該スポット部分の測光値が所定値以上
    であると判断されたときに、該スポット部分の測光値と
    該環状部分の測光値から露出値を算出する第1の中央部
    重点測光値算出手段と、 該比較手段により該スポット部分の測光値が所定値未満
    であると判断されたときに、該環状部分の測光値のみか
    ら露出値を算出する第2の中央部重点測光値算出手段と
    を有することを特徴とするカメラの露出演算装置。
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