JP2801098B2 - 溶接結合体の溶接方法 - Google Patents

溶接結合体の溶接方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二つの金属部材間に金
属板材を介装し、この金属板材を介して前記二つの金属
部材を一体的に溶接結合する溶接結合体の溶接方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用部品には、ナット部材
やカラー部材等の二つの金属部材間に金属板材(母材)
を介装し、この金属板材を介して前記二つの金属部材を
同軸的かつ一体的に溶接結合して構成されるものが種々
使用されている。この種の部品を溶接する際には、一般
的にプロジェクション溶接が行われており、例えば、ワ
ークの溶接接合面にリング状の突起が設けられ、このリ
ング状の突起を介して溶接作業を行うものが提案されて
いる(特開昭60−143218号公報、実開昭55−
122983号公報等参照)。さらに、基本母材の各面
に対し、補強母材および補助母材の溶接突起の位置を相
互にずらせた状態で当接させ、各溶接突起を介して三枚
重ね状態の溶接作業を行う方法が提案されている(特公
平3−24311号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、ワークに予めリング状または複数の突起
を設けなければならず、この種のワークの製造コストが
高騰するという問題が指摘されている。しかも、プロジ
ェクション溶接では、溶接電流が突起に集中することに
よりこの突起先端部から溶融が開始されて溶接作業が行
われるため、突起の高さが不揃いとなると、金属部材が
母材に対して傾斜した状態で溶接される場合が多く、こ
のため、突起を高精度に管理する必要があり、作業が煩
雑となる不具合が生ずる。
【0004】特に、母材の両側にナット部材やカラー部
材を溶接する際に、このナット部材とカラー部材とを同
軸的に維持することが困難となるという問題が指摘され
ている。さらに、母材に対してナット部材やカラー部材
が傾斜して溶接されると、ボルトの締め付け力が低下す
る、所謂、トルクダウンが発生し易い。すなわち、図1
1に示すように、金属板材(母材)1の両側にナット部
材2とカラー部材3とが溶接された溶接結合体4におい
て、この金属板材1とナット部材2との間に隙間Lが形
成されていると、ボルト5を介して取付部材6が固定さ
れた後に時間の経過に伴って金属板材1に歪みが生ず
る。このため、ボルト5の締め付け力が弱まり、トルク
ダウンが発生してしまう。
【0005】そこで、基本母材の両面にそれぞれ母材を
当接させ、通電と休止を繰り返すことにより、まず板厚
の薄い母材と基本母材とを溶接し、次に板厚の厚い母材
とこの基本母材とを溶接する三枚重ねプロジェクション
溶接方法が提案されている(特公平3−24309号公
報、特公平3−24310号公報参照)。ところが、こ
の種の従来技術では、各母材に溶接突起が設けられてお
り、この溶接突起の高さが不揃いである場合には上述し
た不具合を解消することができない。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、二つの金属部材およびその間に介装される金属板
材に予めプロジェクション溶接用突起を設ける必要がな
く、しかも溶接作業を容易かつ高精度に遂行することが
可能な溶接結合体の溶接方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、第1金属部材と第2金属部材との間に
金属板材を介装する過程と、前記第1および第2金属部
材を互いに近接する方向に第1加圧力で押圧する過程
と、前記第1および第2金属部材を前記第1加圧力より
大きな第2加圧力で押圧し、該第1および第2金属部材
の少なくとも一方に設けられた角部を前記金属板材に係
合させる過程と、前記第2加圧力を付与した状態で、前
記角部をプロジェクション溶接用突起として第1溶接電
流を供給し、前記第1および第2金属部材と金属板材と
の接合部分を軟化させる過程と、前記第1溶接電流供給
後に、前記第2加圧力を付与した状態で、該第1溶接電
流より大きな第2溶接電流を供給して前記第1および第
2金属部材を前記金属板材を介して一体的に溶接結合す
る過程とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の本発明に係る溶接結合体の溶接方法で
は、第1および第2金属部材を第2加圧力で押圧するこ
とにより、この第1および第2金属部材の少なくとも一
方に設けられた角部が金属板材に係合してプロジェクシ
ョン溶接用突起として機能するため、この角部に溶接電
流を供給することによって前記第1および第2金属部材
が前記金属板材を介して一体的に溶接結合される。その
際、第2加圧力を付与した状態で、最終的な溶接に必要
な第2溶接電流よりも小さな第1溶接電流が予め付与さ
れることにより、第1および第2金属部材と金属板材と
の溶接部分が軟化されてこの第1および第2金属部材を
同軸的に位置補正することができ、次いでこれらが一体
的に溶接結合されることになる。
【0009】
【実施例】本発明に係る溶接結合体の溶接方法について
実施例を挙げ、添付の図面を参照して以下に説明する。
【0010】図1および図2において、参照符号10
は、本実施例に係る溶接方法を実施するための溶接結合
体を示す。この溶接結合体10は、金属製ナット部材
(第1金属部材)12と、金属製カラー部材(第2金属
部材)14と、このナット部材12およびカラー部材1
4の間に介装されてこれらを同軸的かつ一体的に溶接結
合するための金属板材16とを備える。
【0011】このナット部材12の端部には、大径なフ
ランジ部18が設けられ、このフランジ部18の金属板
材16の一方の面と接する平坦部分20には、その内方
に円板状に切り欠いて内側角部22が形成される。カラ
ー部材14には、金属板材16の他方の面と接する平坦
部分24の外方に外側角部26が設けられる。この外側
角部26の外径φBが、内側角部22の内径φAと同等
以下の寸法に設定される。具体的には、図1に示すよう
に、内側角部22と外側角部26との間隙Dが、金属板
材16の板厚tに対して、0≦D≦1.1tの関係を有
している。
【0012】カラー部材14の中央部には貫通孔28が
形成されるとともに、金属板材16に、この貫通孔28
に対応して孔部29が形成されている。
【0013】図2に、溶接結合体10に溶接処理を施す
ための溶接装置30が示されている。この溶接装置30
は、カラー部材14の端部が配置される下側電極32
と、ナット部材12を下方に押圧する上側電極34とを
備え、この下側電極32内に形成された開口部36に、
位置決め部材38が進退自在に配設される。
【0014】次に、このように構成される溶接結合体1
0を溶接する方法について、図3および図4を用いて説
明する。
【0015】まず、図2に示すように、下側電極32に
カラー部材14が配置されるとともに、この下側電極3
2の開口部36およびカラー部材14の貫通孔28に位
置決め部材38が挿入される。カラー部材14の平坦部
分24に金属板材16がその孔部29を貫通孔28に対
応して配設され、この金属板材16上にナット部材12
が配設される。このナット部材12は、位置決め部材3
8を介してカラー部材14と同軸的に位置決めされる。
【0016】次いで、上側電極34が、ナット部材12
のフランジ部18に当接し、この上側電極34と下側電
極32とが、互いに近接する方向に所定の第1押圧力
(加圧力)P1で予備加圧される(図3aおよび図4
中、(a)参照)。さらに、上側電極34と下側電極3
2とが、所定の第2押圧力(加圧力)P2で本加圧され
ると、内側角部22と外側角部26とに間隙Dが形成さ
れているため、この内側角部22および外側角部26
が、金属板材16の両面側からこの金属板材16に食い
込む(図3bおよび図4中、(b)参照)。
【0017】この状態で、下側電極32と上側電極34
との間に、溶接に必要とされる溶接電流A2よりも小さ
な溶接電流A1が時間T1だけ供給されると(図3cお
よび図4中、(c)参照)、内側角部22と外側角部2
6とがプロジェクション溶接用突起としての機能を有す
るため、内側角部22および外側角部26と金属板材1
6との当接部分が軟化する。このため、第2押圧力P2
の作用下に位置決め部材38を介してナット部材12と
カラー部材14とが同軸的に位置補正されることにな
る。そして、この位置決め部材38が退動され、通電を
時間T2だけ休止して冷却した後、溶接電流A2が時間
T3だけ供給され、内側角部22および外側角部26と
金属板材16とが溶融して互いに溶接される(図3dお
よび図4中、(d)参照)。
【0018】なお、具体的実施例としては、ナット部材
12のフランジ部18の外径φE=28mm、このナッ
ト部材12の内側角部22の内径φA=24mm、カラ
ー部材14の外径φB=23mm、金属板材16の板厚
t=1.6mmに設定される。さらに、予備加圧用の第
1押圧力P1=200kgf、本加圧用の第2押圧力P
2=800kgfとし、溶接電流A1=1000Aが時
間T1=0.04秒間だけ供給され、時間T2=0.1
秒間の休止の後に、溶接電流A2=30000Aが時間
T3=0.2秒間だけ供給される。
【0019】この場合、本実施例では、ナット部材12
とカラー部材14とで金属板材16を挟持した状態で第
2押圧力P2が付与される際に、このナット部材12に
形成された内側角部22とカラー部材14に形成された
外側角部26とが、この金属板材16の両面側に食い込
んで、実質的にプロジェクション溶接用突起としての機
能を有する。このため、従来のように、予めプロジェク
ション溶接用のリング状突起や複数の突起を設けるもの
に比べ、各溶接部材であるナット部材12およびカラー
部材14の製造作業が一挙に簡素化し、溶接結合体10
全体の製造コストを有効に下げることができるという効
果が得られる。
【0020】しかも、ナット部材12とカラー部材14
とに第2押圧力P2が付与された状態で、小電流である
溶接電流A1が供給されるため、内側角部22および外
側角部26が僅かに溶融軟化する。従って、本溶接前に
内側角部22および外側角部26と金属板材16との溶
接部分が変形し易く、第2押圧力P2の作用下に位置決
め部材38を介してナット部材12とカラー部材14と
を同軸的に位置補正することができる。これにより、従
来、突起自体の精度が溶接後の製品精度に影響を及ぼし
ていたために、この突起を高精度に管理する必要があっ
たのに比べ、本実施例では、この種の精度管理を不要に
して溶接結合体10全体を容易かつ高精度に溶接するこ
とが可能になるという効果が得られる。
【0021】なお、間隔Dが1.1tより大きくなる
と、第2押圧力P2が付与される際に内側角部22と外
側角部26とにより金属板材16に破損が生じ易くなっ
てしまう。
【0022】また、本実施例では、ナット部材12のフ
ランジ部18の水平な平坦部分20に内側角部22を設
ける一方、カラー部材14の水平平坦部分24に外側角
部26が設けられているが、図5に示すように、フラン
ジ部18の傾斜部分50に内側角部22を設け、カラー
部材14の傾斜部分52に外側角部26を設けることが
できる。この傾斜部分50は、金属板材16の一方の側
面に対して角度θ1だけ傾斜する一方、傾斜部分52
は、この金属板材16の他方の側面に対して角度θ2だ
け傾斜している。この角度θ1およびθ2は、好適に
は、それぞれ0°乃至5°の範囲に設定される。
【0023】次に、他の実施例に係る溶接結合体100
について説明する。なお、上記溶接結合体10と同一の
構成要素には、同一の参照符号を付してその詳細な説明
は省略する。
【0024】図6に示すように、この溶接結合体100
を構成するナット部材12の端部には、大径なフランジ
部18が設けられ、このフランジ部18の金属板材16
の一方の面と接する平坦部分20には、その内方に円錐
台状に切り欠いて前記金属板材16から離間する方向に
傾斜するテーパ部位102が形成される。カラー部材1
4には、金属板材16の他方の面と接する平坦部分24
の外方に外側角部104が設けられ、この外側角部10
4の位置は、テーパ部位102の範囲H内に対応してい
る。
【0025】この溶接結合体100を溶接する方法は、
前述した溶接結合体10の溶接方法と略同様であり、概
略的に説明すると、ナット部材12とカラー部材14と
が第1押圧力P1で加圧された後(図7a参照)、この
ナット部材12およびカラー部材14が第2押圧力P2
で加圧される。その際、テーパ部位102と金属板材1
6との間に間隙が形成されているため、この金属板材1
6が変形してテーパ部位102が金属板材16の一方の
面に係合するとともに、外側角部26がこの金属板材1
6の他方の面側に食い込む(図7b参照)。
【0026】従って、下側電極32と上側電極34とに
溶接電流A1、A2が供給されると(図7c参照)、外
側角部104がプロジェクション溶接用突起としての機
能を有することになり、このテーパ部位102、外側角
部104および金属板材16が溶融して互いに溶接され
る(図7d参照)。
【0027】この場合、本実施例の溶接結合体100
は、上述した溶接結合体10と同様の効果を有する他、
外側角部104の位置をテーパ部位102の範囲H内に
対応して設定するだけで、テーパ部位102が外側角部
104の受けとして機能し、金属板材16の破損を有効
に阻止することができる。
【0028】次に、他の実施例に係る溶接結合体100
a乃至100cが、図8乃至図10に示されている。な
お、上述した溶接結合体100と同一の構成要素には、
同一の参照数字に符号a乃至cを付してその詳細な説明
は省略する。
【0029】図8に示すように、溶接結合体100aで
は、ナット部材12aのフランジ部18aの端部に平坦
部分を設けることなく、テーパ部位102aが直接形成
されている。
【0030】図9に示す溶接結合体100bでは、溶接
結合体100aと同様にナット部材12bのフランジ部
18bの端部からテーパ部位102bが直接設けられる
とともに、カラー部材14bの金属板材16bと接する
端部に平坦部分を設けることなく、外側角部104bか
ら傾斜部分106が形成されている。
【0031】さらに、図10に示す溶接結合体100c
では、上記の溶接結合体10、100、100aおよび
100bとは異なり、ナット部材12cの外径がカラー
部材14cの外径よりも小さく設定されている。このた
め、ナット部材12cの外周部に金属板材16cに接す
る外側角部108が設けられるとともに、カラー部材1
4cの金属板材16cに接する端部に、内方に向かって
傾斜するテーパ部位110が形成される。
【0032】このように構成される溶接結合体100a
乃至100cを溶接する方法は、前述した溶接結合体1
00の場合と同様であり、またそれぞれの効果も同様で
ある。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る溶接結合体の溶接方法によ
れば、以下の効果が得られる。
【0034】第1および第2金属部材の間に金属板材が
介装された後、押圧力が付与されると、この第1および
第2金属部材の少なくとも一方に設けられた角部が金属
板材に係合してプロジェクション溶接用突起として機能
することになる。このため、従来のように、金属部材に
予めプロジェクション溶接用突起を設ける必要がなく、
精度管理が容易となるとともに溶接結合体全体の製造作
業が一挙に簡素化し、製造費を有効に削減することがで
きる。
【0035】しかも、第1および第2金属部材に第2加
圧力を付与した状態で、最終的な溶接に必要な第2溶接
電流よりも小さな第1溶接電流が予め付与されることに
より、第1および第2金属部材と金属板材との溶接部分
を軟化させてこの第1および第2金属部材を同軸的に位
置補正することができ、次いで行われる本溶接によって
前記第1および第2金属部材が同軸的かつ一体的に溶接
結合される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施例に係る溶接結合体の一部縦
断説明図である。
【図2】前記溶接結合体および溶接装置の縦断面図であ
る。
【図3】前記溶接結合体の溶接方法の概略説明図であ
る。
【図4】前記溶接方法の加圧と通電タイミングの説明図
である。
【図5】前記溶接結合体の変形例の一部縦断説明図であ
る。
【図6】本発明の他の実施例に係る溶接結合体の一部縦
断説明図である。
【図7】前記他の実施例に係る溶接結合体の溶接方法の
概略説明図である。
【図8】別の実施例に係る溶接結合体の一部縦断説明図
である。
【図9】さらに別の実施例に係る溶接結合体の一部縦断
説明図である。
【図10】さらにまた別の実施例に係る溶接結合体の一
部縦断説明図である。
【図11】従来の溶接方法により溶接された溶接結合体
の説明図である。
【符号の説明】
10…溶接結合体 12、12a〜12c…ナット部材 14、14a〜14c…カラー部材 16、16a〜16c…金属板材 18、18a〜18c…フランジ部 22…内側角部 26…外側角部 30…溶接装置 100、100a〜100c…溶接結合体 102、102a、102b…テーパ部位 104、104a、104b、108…外側角部 110…テーパ部位

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1金属部材と第2金属部材との間に金属
    板材を介装する過程と、 前記第1および第2金属部材を互いに近接する方向に第
    1加圧力で押圧する過程と、 前記第1および第2金属部材を前記第1加圧力より大き
    な第2加圧力で押圧し、該第1および第2金属部材の少
    なくとも一方に設けられた角部を前記金属板材に係合さ
    せる過程と、 前記第2加圧力を付与した状態で、前記角部をプロジェ
    クション溶接用突起として第1溶接電流を供給し、前記
    第1および第2金属部材と金属板材との接合部分を軟化
    させる過程と、 前記第1溶接電流供給後に、前記第2加圧力を付与した
    状態で、該第1溶接電流より大きな第2溶接電流を供給
    して前記第1および第2金属部材を前記金属板材を介し
    て一体的に溶接結合する過程とを有することを特徴とす
    る溶接結合体の溶接方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の溶接方法において、第1金
    属部材は、金属板材の一方の面と接する部分の内方に内
    側角部を有するとともに、 第2金属部材は、前記金属板材の他方の面と接する部分
    の外方に前記内側角部の内径と同等以下の外径寸法に設
    定された外側角部を有し、 第2加圧力が付与されることにより、前記内側角部と外
    側角部とで前記金属板材の両面側を挟持させる過程を有
    することを特徴とする溶接結合体の溶接方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の溶接方法において、第1金
    属部材は、金属板材の一方の面と接する部分の内方に前
    記金属板材から離間する方向に傾斜するテーパ部位を有
    するとともに、 第2金属部材は、前記金属板材の他方の面と接する部分
    の外方にあって、前記テーパ部位の範囲内に対応する位
    置に設定された外側角部を有し、 第2加圧力が付与されることにより、前記テーパ部位と
    外側角部とで前記金属板材を挟持させる過程とを有する
    ことを特徴とする溶接結合体の溶接方法。
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