JP2800536B2 - 磁気記録再生装置のトラッキング制御装置 - Google Patents

磁気記録再生装置のトラッキング制御装置

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JP2800536B2
JP2800536B2 JP4060856A JP6085692A JP2800536B2 JP 2800536 B2 JP2800536 B2 JP 2800536B2 JP 4060856 A JP4060856 A JP 4060856A JP 6085692 A JP6085692 A JP 6085692A JP 2800536 B2 JP2800536 B2 JP 2800536B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気記録再生装置の
トラッキング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は特公昭55−51256号公報や
特公昭55−51257号公報に示されたトラッキング
制御装置の構成を示し、1は磁気テープであり、ビデオ
信号2と再生トラッキングサーボに使用されるコントロ
ール信号3とが記録されている。4a,4bは回転ヘッ
ドであり、ビデオ信号2を再生する。回転ヘッド4a,
4bは回転ドラム6に装着され、ドラムモータ駆動回路
7によって制御されたドラムモータ8により所定回転数
で定速回転される。5は固定のコントロールヘッドであ
り、コントロール信号3を再生する。
【0003】又、10は回転数に比例した周波数信号
(FG信号)を発生する周波数発電機であり、このFG
信号が加えられるキャプスタンモータ駆動制御回路11
によって駆動制御されるキャプスタンモータ(CPモー
タ)9によりプーリ12、ベルト13及びキャプスタン
14を介して磁気テープ1が矢印15方向に駆動され
る。
【0004】16はコントロール信号3を増幅するコン
トロールアンプ、17はコントロールアンプ16の出力
を一方の入力とする位相比較回路、20は位相調整回路
であり、回転ドラム6に取り付けられたマグネット片1
8を固定の検知ヘッド19により検出して得られる回転
位相信号、即ち回転ヘッド4a,4bの回転角信号の位
相を調整し、位相比較回路17の他方の入力とする。位
相比較回路17の誤差信号はキャプスタンモータ駆動制
御回路11に加えられる。
【0005】21は回転トランス、22はヘッドアンプ
であり、回転ヘッド4a,4bにより再生されたビデオ
FM信号を回転トランス21を介して増幅してエンベロ
ープ検波回路23に加える。24はピークホールド回路
であり、ヘッドアンプ22の出力が加えられ、エンベロ
ープ信号の最大値Vp をホールドする。25はコンパレ
ータであり、エンベロープ検波回路23の出力であるエ
ンベロープ検波信号Ve と上記Vp が入力される。
【0006】26は微分回路であり、コンパレータ25
の出力が印加される。27はフリップフロップ回路であ
り、微分回路26の出力により正負の出力電圧極性を反
転する。28は積分回路であり、フリップフロップ回路
27の出力を積分し、その出力極性に応じて位相調整回
路20の位相を制御する。
【0007】次に、上記構成の動作を説明する。周波数
発電機10により発生されたF信号がキャプスタンモ
ータ駆動制御回路11に加えられるとキャプスタンモー
タ9が駆動制御され、プーリ12、ベルト13及びキャ
プスタン14を介して磁気テープ1が矢印15方向に駆
動される。又、ドラムモータ駆動回路7によりドラムモ
ータ8が所定の回転数で回転される。このとき、コント
ロールヘッド5により再生され、コントロールアンプ1
6により増幅されたコントロール信号は位相比較回路1
7に入力され、位相比較回路17の他方の入力には固定
の検知ヘッド19からの回転位相信号が位相調整回路2
0により位相調整されて入力される。
【0008】位相比較回路17からの誤差信号はキャプ
スタンモータ駆動制御回路11に加えられ、その出力に
より所定速度近傍で駆動されているキャプスタンモータ
9を微細に制御し、磁気テープ1の走行を、回転ヘッド
4a,4bの回転位相とコントロール信号3の再生位相
とが位相調整回路20により定められた位相関係となる
ように制御する。その結果、回転ヘッド4a,4bは位
相調整回路20で定められたビデオ信号2のトラックの
一定相対位置上を走査することになる。
【0009】一方、回転ヘッド4a,4bにより再生さ
れたビデオFM信号は回転トランス21により取り出さ
れ、ヘッドアンプ22により増幅されてエンベロープ検
波回路23に入力され、ここで検波されたエンベロープ
信号Ve がコンパレータ25に入力される。ヘッドアン
プ22の出力はピークホールド回路24にも加えられ、
ピークホールド回路25の出力Vp とエンベロープ検波
回路23の出力Ve がコンパレータ25に加えられる。
コンパレータ25はVp とVe を比較し、その電位差が
適当に設定されたしきい値e0 より大きいか否か判別す
る。
【0010】コンパレータ25の出力は微分回路26に
加えられ、コンパレータ25の出力が反転する毎に正負
のパルスを発生する。この負のパルスによってのみフリ
ップフロップ回路27はトリガされ、正負の出力電圧レ
ベル間を反転する。フリップフロップ回路27の出力は
積分回路28に加えられて積分され、フリップフロップ
回路27の出力電圧極性に応じた増減信号に変えられ、
位相調整回路20の位相を制御する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来装置は上記のよう
に構成されており、一応の自動トラッキング調整機能は
有するが、追従性及び精度が分でなかった。より詳述
すれば、上述の従来装置では、回転ヘッド4a、4bの
出力信号だけを用いてトラッキング制御を行っている。
一方、たとえば、他のVTRで記録したテープである他
己録テープは、通常、自己のVTRで記録したテープで
ある自己録テープとトラック幅およびトラックの直線性
が異なる。また、取付精度上、他のVTRの回転ヘッド
の取付位置は、通常、自己のVTRと微妙に異なる。
たがって、他己録テープを再生すると、回転ヘッド4
a、4bがトラックを確実にトレースすることができ
ず、トラッキング制御を行うのに十分な量のエンベロー
プ信号を得ることができなかった。そのため、トラッキ
ング制御の精度が十分なものではなかった。 また、VH
S HIFI方式のように、 テープ表層にビデオ信号
を、テープ深層にオーディオ信号を記録する方式では、
HIFIオーディオ信号とビデオ信号の最適トラッキン
グ値を求める必要があった。
【0012】即ち、図7(a)は回転ビデオヘッド4と
回転HIFIオーディオヘッド40を有するVTRで記
録した磁気テープ1を同じVTRで再生する場合(自己
録再)を示し、この場合図7(b)に示すようにビデオ
信号のエンベロープlV が最大となるトラッキング値と
HIFIオーディオ信号のエンベロープlA が最大とな
るトラッキング値は共にt0 となるため、原理的には適
用可能である。
【0013】しかしながら、他己録テープを再生する場
合には、上述のように、自己録テープとトラック幅およ
びトラックの直線性ならびにヘッドの取付位置が異なる
ので、ビデオ信号のエンベロープの最大値のトラッキン
グ値とHIFIオーディオ信号のエンベロープの最大値
のトラッキング値とが異なる場合があるより詳述すれ
ば、ビデオトラック幅は、一般に、VHS方式標準モー
(SPモード)は58μm、長時間モード(EPモ
ード)では19μmと定められている。しかし実際に
は、他のVTRでは、SPモードであっても58μm以
のトラック幅で情報を記録していたり、EPモード
おいて用いられるEPヘッドのヘッド幅が19μm以上
であったりする場合がある。また、取付精度上、他のV
TRの回転ビデオヘッド4と回転HIFIオーディオヘ
ッド40の配置段差は、通常、自己のVTRと異なる
ことが多いそのため、他己録テープのトラックを確実
にトレースすることができず、結局、トラッキング制御
に必要な量のエンベロープ信号を得ることができなかっ
た。ゆえに、HIFI方式においても、トラッキング制
御の精度が不十分なものとなっていた。
【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めにされたものであり、他己録テープのようにトラッ
ク幅およびトラックの直線性などが自己録テープと異な
る場合であっても、高精度なトラッキング値を得ること
ができ、これによりトラッキング制御を高精度に行うこ
とができる磁気記録再生装置のトラッキング制御装置を
得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気記録
再生装置のトラッキング制御装置は、回転ビデオヘッ
この回転ビデオヘッドよりも先行するFEヘッドを
含む複数のヘッドからの信号をそれぞれエンベロープ検
波する各エンベロープ検波手段と、各エンベロープ信号
を合成する手段と合成エンベロープ信号に基づいて最
適トラッキング量を演算する手段と、この最適トラッキ
ング量に基づいて磁気テープを走行させるキャプスタン
モータをトラッキング制御する制御手段を設けたもの
である。
【0016】
【作用】この発明においては、回転ビデオヘッド及びF
Eヘッドを含む複数のヘッドからの信号に対応するエン
ベロープ信号を合成した合成エンベロープ信号に基づい
てトラッキング制御が行なわれる。FEヘッドは、回転
ビデオヘッドのヘッド幅よりも広いヘッド幅を有する。
したがって、複数のトラックからの信号を得ることがで
きるので、たとえトラック幅およびトラックの直線性が
異なる他己録テープであっても、トラッキング制御に必
要な量のエンベロープ信号を得ることができる。 しか
も、ヘッド幅が広いので、トラックの直線性の精度によ
ってはエンベロープ信号を確実に検出することが困難な
小さなヘッド幅を有するヘッド(特に長時間モードに用
いられるEPヘッド)と異なり、エンベロープ信号を確
実に検出することができる。 そのため、各ヘッドからの
信号を合成することにより、最適なトラッキング値を得
ることができる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面とともに説明
する。図1はこの実施例による構成を示し、符号1〜1
1、14〜16、21〜23で示す部分は従来と同様で
ある。10aはドラム周波数発電機、106a,106
bは、回転ヘッド4a、4bのヘッド幅よりも広いヘッ
ド幅を有するFE(フライングイレーズ)ヘッドである
FLE/ビデオ共用(消去/再生共用)ヘッド、30は
回転ドラム6とキャプスタン14の双方のサーボ制御回
路を動作させるための基準信号を発生する基準信号発振
器であり、NTSC方式の場合3.58MHz 発振回路3
0aと、この発振信号をカウントダウンするダウンカウ
ンタ30c,30d及びダウンカウンタ・位相補正回路
30bから構成される。
【0018】40a,40bは回転HIFIオーディオ
ヘッド、31は回転ドラム6を正しく1800rpm で回
転させ、相対向して取付けられた回転ヘッド4a,4
b,40a,40bの回転位相も制御するドラムサーボ
制御回路であり、ドラム位相比較回路31a、ドラム周
波数比較回路31b、ドラムフリップフロップ信号作成
回路31c及び比較回路31a,31bの出力を混合し
て平滑する混合フィルタ31dから構成されている。
【0019】32はキャプスタン14を所定速度で回転
させ、磁気テープ1を所定のスピード及びトラッキング
位置で走行させるキャプスタンサーボ制御回路であり、
キャプスタン位相比較回路32a、キャプスタン周波数
比較回路32b及び両比較回路32a,32bの出力を
混合し平滑する混合フィルタ回路32cより構成されて
いる。
【0020】33はドラム位相比較回路31aの基準信
号を遅延させる遅延回路、34はこの遅延信号を基準に
して1/2分周垂直基準信号を作成する1/2分周垂直
信号発生回路であり、この信号はマイクロコンピュータ
49により作成されるトラッキング制御信号の基準とし
て用いられる。35はドラムフリップフロップ信号を遅
延させてHIFI用ヘッドスイッチ信号を作成する遅延
回路である。
【0021】102はドラムフリップフロップ信号を遅
延させてFLE/ビデオ共用ヘッドスイッチ信号を作成
する遅延回路、100はFLE/ビデオ共用ヘッド10
6a,106bでひろったビデオ信号を増幅するビデオ
信号ヘッドアンプ、42はHIFIオーディオ信号を増
幅するHIFIオーディオヘッドアンプ、44はFM信
号化されたHIFIオーディオ信号の振幅を検波するH
IFIオーディオエンベロープ検波回路、101はFL
E/ビデオ共用ヘッドでひろった信号をエンベロープ検
波するビデオ信号エンベロープ検波回路、103はこの
エンベロープ検波したビデオ信号をデジタル変換するA
/D変換回路、46はHIFIオーディオエンベロープ
検波信号をデジタル変換するA/D変換回路、104は
EP再生時にA/D変換回路103でデジタル変換され
た信号を反転する反転回路、105はA/D変換回路1
03の出力又は反転回路104の出力を記憶するメモ
リ、48はA/D変換回路46の出力を記憶するメモ
リ、49はメモリ48,105の出力を加算して合成エ
ンベロープ値を得るとともに、この合成エンベロープ値
と判別値との比較を行ない、かつ制御パルスを作成する
マイクロコンピュータであり、加算器49a、演算器4
9b及びトラッキング制御信号発生回路49cから構成
される。107はA/D変換回路、108はメモリであ
る。
【0022】次に、この実施例の動作を説明する。ま
ず、ドラムモータ8に取り付けられたドラム周波数発電
機(ドラムFC)10aからのFC信号(例えば720
Hz)と、3.58MHz 基準発振信号をカウントダウンした
ダウンカウンタ30cの出力信号とをドラム周波数比較
回路31bで比較する。又、回転ドラム6に取り付けら
れたマグネット片18とドラム位相検知ヘッド19によ
って回転ヘッド4a,4bの回転位相を検知し、このド
ラムPGパルス信号(30Hz)をドラムフリップフロッ
プ回路31cに入力し、その出力信号と3.58MHz 基準
発振信号をカウントダウンし位相補正したダウンカウン
タ位相補正回路30bの出力信号とをドラム位相比較回
路31aで比較する。両比較回路31a,31bの出力
信号は混合フィルタ31dにより平滑混合されてドラム
モータ駆動回路7に加えられ、これによってドラムモー
タ8は速度及び位相を制御されて安定した1800rpm
の回転動作を行なう。
【0023】一方、キャプスタンモータ9に取り付けら
れたキャプスタン周波数発電機10のFC信号(例えば
720Hz)と、3.58MHz 基準発振信号をダウンカウン
タ30dでカウントダウンした出力信号とをキャプスタ
ン周波数比較回路32bで比較する。又、コントロール
ヘッド5により検出され、コントロールアンプ16で増
幅されたコントロール信号と、マイクロコンピュータ4
9で作成されたトラッキング制御信号とをキャプスタン
位相比較回路32aで比較する。この両比較回路32
a,32bの出力信号は混合フィルタ32cにより平滑
混合されてキャプスタンモータ駆動回路11に加えら
れ、キャプスタンモータ9は速度及び位相を制御されて
安定したスピードで駆動される。
【0024】又、ドラムフリップフロップ回路31cの
出力信号は回転ビデオヘッド用ヘッドスイッチ信号とし
てビデオ信号ヘッドアンプ22に加えられ、ビデオヘッ
ド4a,4bからの入力が切換えられる。
【0025】図4に示すように回転ドラム6において、
HIFIオーディオヘッド40a,40bはビデオヘッ
ド4a,4bに対して120°の角度で取付けられてお
り、ドラムフリップフロップ回路31cの出力は遅延回
路35によりHIFIオーディオヘッド40a,40b
に相当する遅延が行なわれてHIFIオーディオヘッド
アンプ42に加えられ、HIFIオーディオヘッド40
a,40bからの入力が切換えられる。こうして、両ヘ
ッドアンプ22,42で増幅されたビデオ信号及びHI
FIオーディオ信号はそれぞれのヘッドの位相に応じて
切換えられ、エンベロープ検波回路23,44により連
続したエンベロープ信号が取り出される。
【0026】ここで、ビデオヘッド4a,4b及びHI
FIオーディオヘッド40a,40bより先行している
FLE/ビデオ共用ヘッド106a,106bを用い、
現行の自動トラッキング制御信号に新たにFLE/ビデ
オ共用ヘッド106a,106bで検波した信号を演
算、加算することにより、高精度な制御を行なうことが
できる。
【0027】回転ドラム6上の各ヘッドの段差配置が図
3のようになっている場合、図5(a)に示すSP再生
のとき実際に再生するビデオヘッド4a,4bよりもF
LE/ビデオ共用ヘッド106a,106bは1フィー
ルド+120°の位置にあり、図5(b)に示すEP再
生の場合にはFLE/ビデオ共用ヘッド106a,10
6bは4フィールド+120°の位置にある。ここで、
FLE/ビデオ共用ヘッド106a,106bのアジマ
スをエンベロープが取り出せるように図4のようにアジ
マスを入れ、FLE/ビデオ共用ヘッド106a,10
6bとする。連続したエンベロープがFLE/ビデオ共
用ヘッド106a,106bから取り出せるように、ド
ラムフリップフロップ回路31cからのフリップフロッ
プ信号を遅延回路102により遅延させ、この信号をビ
デオヘッドアンプ100に入力した後エンベロープ検波
回路101に入力し、エンベロープを得る。
【0028】上記エンベロープをA/D変換回路103
でデジタル変換し、EPの場合には図6(b)に示すよ
うにエンベロープ量のカーブが反転しているので、これ
をさらに反転させるためにこのデジタル値を反転回路1
04に入力する。回路104または105から出力され
たFLE/ビデオヘッド106a,106bのビデオ信
号エンベロープはメモリ105に入力され、他の信号と
同期するように遅延されてマイクロコンピュータ49の
加算器49aに信号Cとして入力される。
【0029】一方、エンベロープ検波回路23,44か
ら出力されたエンベロープ信号はそれぞれA/D変換回
路107,46によりA/D変換され、メモリ108,
48により記憶された後、信号A,Bとして加算器49
aに入力される。このため、加算器49aでは信号A,
B,Cが加算され、図8,9に示すように合成エンベロ
ープの最大値は信号A,Bを加算したときよりも明確に
なり、トラッキング値の最適値が設定し易くなる。又、
このとき標準モードの場合には合成エンベロープ信号A
+B+Cの形により自己録(48μm)、48μm以
上、48μm以下(他己録)の判別ができ、マイクロコ
ンピュータ49の処理により合成エンベロープでの最適
点(他己録の場合、最大点が最良画質、最良音質ではな
い場合がある。)を設定することができる。なお、図8
は自己録の場合、図9はビデオトラックが58μmで書
かれている場合、図10はビデオトラックが45μmで
書かれている場合(他己録)を示す。
【0030】又、上記合成エンベロープ信号により得ら
れた情報に基づきマイクロコンピュータ49により最適
トラッキング値が算出され、これがキャプスタン位相比
較回路32aに加えられ、トラッキング制御を行なう。
【0031】なお、上記実施例においては、VHS方式
HIFIVTR(深層記録方式)について述べたが、V
HS方式非HIFIの再生についても、HIFIエンベ
ロープが検出されないため、ビデオ信号とFLE/ビデ
オ共用ヘッド106a,106bで取り出された信号の
みで動作させ、マイクロコンピュータ49で切換えて演
算させるプログラムを設ければ実現可能である。又、上
記実施例ではVHSフオーマットに従ったが、この方式
に限られるものではない。又、回転ドラム6上にアジマ
ス角が異なる2つのヘッドとFLEヘッドとを設けたV
TRについて説明したが、CVHS方式のような多ヘッ
ドとFLEヘッドを設けたVTRにも応用することがで
きる。
【0032】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、FEヘ
ッドからの信号をトラッキング制御に用いているので、
自己録テープはもちろん他己録テープであっても、最適
なトラッキング値を得ることができる。したがって、ト
ラッキング制御を高精度に行なうことができる。そのた
め、自己録および他己録のいずれの場合であっても、高
品位な再生画および再生音を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明装置の構成図である。
【図2】従来装置の構成図である。
【図3】回転ドラム上の各ヘッドの段差配置図である。
【図4】回転ドラム上の各ヘッドの配置図である。
【図5】ビデオヘッド及びFLE/ビデオ共用ヘッドの
トレース位置を示す図である。
【図6】FLE/ビデオ共用ヘッドにおけるトラッキン
グ値とエンベロープ量との関係を示す図である。
【図7】自己録した場合のビデオヘッドとHIFIオー
ディオヘッドからの再生信号のエンベロープを示す図で
ある。
【図8】この発明装置の自己録の場合の合成エンベロー
プを示す図である。
【図9】この発明装置の58μmのトラック幅で記録さ
れた場合の合成エンベロープを示す図である。
【図10】この発明装置の他己録の場合の合成エンベロ
ープを示す図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 4a,4b 回転ビデオヘッド 5 コントロールヘッド 6 回転ドラム 7 ドラムモータ駆動回路 8 ドラムモータ 9 キャプスタンモータ 11 キャプスタンモータ駆動制御回路 14 キャプスタン 23,44,101 エンベロープ検波回路 30 基準信号発振器 31 ドラムサーボ制御回路 32 キャプスタンサーボ制御回路 40a,40b 回転HIFIオーディオヘッド 49 マイクロコンピュータ 106a,106b FLE/ビデオ共用ヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ビデオヘッド及この回転ビデオヘ
    ッドよりも先行するFEヘッドを含む複数のヘッドから
    の信号をそれぞれエンベロープ検波する各エンベロープ
    検波手段と、 各エンベロープ信号を合成する手段と、 合成エンベロープ信号に基づいて最適トラッキング量を
    演算する手段と、 この最適トラッキング量に基づいて磁気テープを走行さ
    せるキャプスタンモータをトラッキング制御する制御手
    を備えたことを特徴とする磁気記録再生装置のトラ
    ッキング制御装置。
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